JP2001209203A - 電子写真用ohp受像シート - Google Patents

電子写真用ohp受像シート

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JP2001209203A
JP2001209203A JP2000020446A JP2000020446A JP2001209203A JP 2001209203 A JP2001209203 A JP 2001209203A JP 2000020446 A JP2000020446 A JP 2000020446A JP 2000020446 A JP2000020446 A JP 2000020446A JP 2001209203 A JP2001209203 A JP 2001209203A
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Nobuo Ikeuchi
伸穂 池内
Masafumi Hayashi
雅史 林
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色調再現性に優れ、鮮明な画像が得られる電
子写真用OHP受像シートで、OHPの投影画像におい
て、簡便な測定方法にてグレー化を生じないものを見出
すことができることを目的としている。 【解決手段】 本発明の電子写真用OHP受像シート
は、電子写真方式で形成されたイエロー画像の透過濃度
が0〜1.0の範囲で、平行線透過率が50%以上であ
る。または、上記の平行線透過率が透過濃度0〜0.6
で、55%以上である。または上記の平行線透過率が、
透過濃度が0〜0.6で、下式(1)で示される範囲に
ある。これにより、実際のプリンターを用いて、画像形
成したものについて平行線透過率と透過濃度の測定を行
い、簡便な方法により、色調再現性に優れ、鮮明な画像
が得られ、OHPの投影画像において、グレー化を生じ
ない。 Y≧[34/(X+1.2)]+57 ……(1)
[X:透過濃度、Y:平行線透過率]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って形成される画像を記録する受像シートに関して、特
にカラー画像をOHPにて投影した場合に、投影画像の
グレー化を抑えることができる電子写真用OHP受像シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電子写真方式を使用して、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの3色または上記の3色にブラッ
クを加えた4色のトナーの混色によりフルカラー画像の
形成方法が実用化されている。この電子写真方式で用い
られる受像シートは、文字や画像などの記録情報を、確
実に記録保持するため、一般的に、基材上に、受像層を
形成した構成をとっている。この受像シートは、例え
ば、講演会、学校、企業、その他の説明会や展示会など
で使用されている情報伝達手段として、OHP(オーバ
ーヘッドプロジェクター)用で用いられている。
【0003】電子写真方式により形成されたカラー画像
をOHPにて投影した時に、投影画像がグレー化(グレ
ーの色調を示す)し、色調再現の範囲が狭まるという現
象が生じる。これは、受像シートの平滑な受像表面の上
に付着したトナーが、定着時の加熱によって、充分に受
像層に埋め込み、平滑化されずに、粒状に盛り上がって
しまい、OHPの投影時に入射光が散乱され、スクリー
ン上に影を形成するからである。
【0004】このグレー化の問題の解決方法として、例
えば特開平5−88400や特開平5−197184で
は、受像シートの受像面とトナーの定着温度におけるト
ナーとの溶融トナー傾斜角を規定している。しかし、こ
の溶融トナー傾斜角の測定方法は、実際の記録するプリ
ンターにおける定着条件とは異なり、試料としてトナー
のディスクを成形し、ホットプレート上に受像シートと
該ディスクを置いて、指定された測定器で溶融トナー傾
斜角を測定するものであり、成形用部材やホットプレー
ト等の特殊の機器が必要であり、また、上記の測定には
注意力が必要であり、測定値がばらつく等、実用できる
利便性を有しているものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明で
は、上記の問題を解決するために、色調再現性に優れ、
鮮明な画像が得られる電子写真用OHP受像シートで、
OHPの投影画像において、簡便な測定方法にてグレー
化を生じないものを見出すことができることを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子写真用OHP受像シートは、電子写真
方式で形成されたイエロー画像の透過濃度が0〜1.0
の範囲で、該イエロー画像部の平行線透過率が50%以
上であることを特徴とする。また、電子写真用OHP受
像シートにおいて、電子写真方式で形成されたイエロー
画像の平行線透過率が、透過濃度0〜0.6において、
55%以上であることを特徴とする。
【0007】電子写真用OHP受像シートにおいて、電
子写真方式で形成されたイエロー画像の平行線透過率
が、透過濃度が0〜0.6の範囲では、次式(1)の範
囲となることを特徴とする。 Y≧[34/(X+1.2)]+57 ……(1) [X:透過濃度、Y:平行線透過率であり、但し0≦X
≦0.6] また、上記の電子写真用OHP受像シートにおいて、基
材フィルムの少なくとも一方の面に、受像層を設けたこ
とを特徴とすることが好ましい。以上の電子写真用OH
P受像シートにより、上記の課題を解決することができ
た。
【0008】本発明の電子写真用OHP受像シートは、
電子写真方式で形成されたイエロー画像の透過濃度が0
〜1.0の範囲で、該イエロー画像部の平行線透過率
が、50%以上である。または、上記の平行線透過率
が、透過濃度0〜0.6において、55%以上である。
または、上記の平行線透過率が、透過濃度が0〜0.6
の範囲では、上式(1)で示される範囲にある。これに
より、実際のプリンターを用いて、画像形成したものに
ついて平行線透過率の測定(JIS K 7105)と
透過濃度測定(Macbeth TR−924、フィル
ター;statusA blue(ISO 5−3))
とを行い、簡便な方法により、色調再現性に優れ、鮮明
な画像が得られ、OHPの投影画像において、グレー化
を生じないものが得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、電子写真用OHP受像シー
トの具体例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明する。
尚、本発明に関わる受像シートは、静電潜像をトナー現
像して形成した可視像を転写記録するための受像シート
全般を包含しており、電子写真記録用受像シートだけに
限定されるものではない。図面を基に、本発明の実施の
形態について説明する。図3は本発明の受像シートの一
つの実施の形態を表す縦断面図であり、基材フィルム1
の一方の面に、受像層2を設けた受像シートである。
【0010】また、図4、5は、本発明の受像シートの
他の実施の形態を表す縦断面図であり、図4は基材フィ
ルム1の一方の面に、受像層2を設け、その受像層2の
上に抵抗制御層3を設けている。図5は、基材フィルム
1の一方の面に、受像層2を設け、その受像層2の上に
抵抗制御層3を設け、さらに基材フィルム1の他方の面
に抵抗制御層4を設けた構成である。また、本発明の受
像シートは、基材フィルムの一方の面に受像層を設け、
必要に応じて、抵抗制御層を受像面及び/または裏面の
最外層に、また受像層と基材フィルムの間にプライマー
層を設けることができ、また基材フィルムの他方の面に
裏面層を設けることが可能である。
【0011】以下、本発明の電子写真用OHP受像シー
トの各部の構成について順次説明する。 (基材フィルム)本発明の受像シートで用いられる基材
フィルム1としては、受像シートがOHPシート用等で
透過光により記録画像を観察する用途であり、透明性、
耐熱性、寸法安定性、剛性を備えた熱可塑性樹脂により
形成されたものが好ましい。具体的には、ポリエチレン
テレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
スチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、二酢酸セルロース樹
脂、三酢酸セルロース樹脂等の、厚さ10〜250μm
程度、好ましくは50〜150μm程度のフィルム、又
はシートが挙げられる。中でも、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹
脂、三酢酸セルロース樹脂が上記の性能の点でより好ま
しい。
【0012】尚、本発明の受像シートはOHPシート用
等で透過光により記録画像を観察する用途のものであ
り、基材フィルムと受像層、必要に応じて、抵抗制御
層、プライマー層、裏面層等を加えた受像シート全体の
構成で、平行線透過率が70%以上にすることが望まし
い。それによって、優れた透過画像を得ることができ
る。尚、基材フィルム上に形成される層との密着性を向
上させる目的で、基材フィルムの表面にプライマー処理
やコロナ放電処理等の公知の易接着処理を施しても良
い。
【0013】(受像層)基材の少なくとも一方の面に設
ける受像層2は、トナー定着性を有し、カラートナーの
濡れ性に優れた樹脂が用いられる。本発明の電子写真用
OHP受像シートは、基材フィルム自体の上、または基
材フィルムの上に設けられた受像層上に、電子写真画像
を形成するもので、電子写真方式で形成されたイエロー
画像の透過濃度が0〜1.0の範囲で、該イエロー画像
部の平行線透過率が、50%以上である。または、上記
の平行線透過率が、透過濃度0〜0.6において、55
%以上である。または、上記の平行線透過率が、透過濃
度が0〜0.6の範囲では、下記式(1)で示される範
囲にあることで、色調再現性に優れ、鮮明な画像が得ら
れ、OHPの投影画像において、グレー化を生じないも
のが得られる。
【0014】 Y≧[34/(X+1.2)]+57 ……(1) [X:透過濃度、Y:平行線透過率であり、但し0≦X
≦0.6]
【0015】Xを横軸、Yを縦軸として、Y=[34/
(X+1.2)]+57をグラフで示すと、図1の実線
の曲線であり、したがって、上記の式(1)で示される
範囲は、図1の実線部及びその実線よりも上の領域であ
る。
【0016】本発明の受像シートで基材フィルム上に受
像層を形成した場合は、その受像層上に電子写真方式で
イエロー画像を形成した条件で、平行線透過率を測定
し、上記条件を満足するかをチェックするだけで、簡便
な方法により、OHPの投影画像において、グレー化を
生じるかどうかが判別できる。つまり、OHP投影機が
なくても、最終用途であるOHPの投影画像で、上記の
平行線透過率を測定するだけでグレー化を生じるかどう
かが判別できる。但し、本発明で平行線透過率の測定値
は、JIS K 7105で規定した方法により、また
透過濃度の測定値は、Macbeth TR−924、
status A blue フィルター(ISO 5
−3)で計られたものである。
【0017】電子写真方式で形成されたイエロー画像の
透過濃度が0〜1.0の範囲で、該イエロー画像部の平
行線透過率が、50%未満であると、色調再現性に劣
り、画像の鮮明性がなくなり、OHPの投影画像に、グ
レー化が生じてくる。また、電子写真方式で形成された
イエロー画像の平行線透過率が、透過濃度0〜0.6に
おいて、55%未満であっても、上記と同様に色調再現
性に劣り、画像の鮮明性がなくなり、OHPの投影画像
に、グレー化が生じてくる。また、電子写真方式で形成
されたイエロー画像の平行線透過率が、透過濃度が0〜
0.6の範囲で、下記式(2)で示される範囲にある
と、色調再現性に劣り、画像の鮮明性がなくなり、OH
Pの投影画像に、グレー化が生じてくる。
【0018】 Y<[34/(X+1.2)]+57 ……(2) [X:透過濃度、Y:平行線透過率であり、但し0≦X
≦0.6]
【0019】電子写真方式で形成されたイエロー画像の
平行線透過率が特許請求の範囲に記載したようにするに
は、受像層を形成する樹脂としては、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸エステル、
ポリスチレン等のビニル樹脂、ビスフェノール骨格やア
ルキレン骨格を有するジオールと、2価のカルボン酸あ
るいは3価のカルボン酸が縮重合してなるポリエステル
樹脂やその変性物、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロ
ピレン等のポリオレフィンと他のビニルモノマーとの共
重合体、アイオノマー、エチルセルロース、酢酸セルロ
ース等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられる。
【0020】これらの受像層のバインダー樹脂は、軟化
点が30℃以上200℃以下のものが用いられる。軟化
点が30℃未満のものは、保存性の点で好ましくなく、
受像シートを積み重ねた時に受像層が接触面と接着す
る、いわゆるブロッキングが生じやすい。また、軟化点
が200℃を越えると、画像形成(定着)時に多量のエ
ネルギーを必要とするため好ましくない。トナーの結着
樹脂には、一般的にビスフェノールA骨格を有するポリ
エステル樹脂が多用されるために、その相溶性、定着性
等の点で、特にポリエステル樹脂及びその変性物を受像
層のバインダーに用いることが好ましい。
【0021】受像層のバインダー樹脂に用いるポリエス
テル樹脂は、2価アルコール成分として、エチレングリ
コールやプロピレングリコールで変性したビスフェノー
ルAのジオール成分や、エチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、プロピレングリコール、トリメチレン
グリコール等の2価アルコール成分と、ジカルボン酸成
分として、テレフタール酸、イソフタール酸やフタール
酸等の芳香族ジカルボン酸、またアジピン酸、シュウ
酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、セバシン酸、マ
ロン酸等の脂肪族ジカルボン酸等挙げられる。これらの
2価アルコール成分とジカルボン酸との縮重合して、ポ
リエステル樹脂が得られる。
【0022】上記に挙げたポリエステル樹脂は、その構
成成分の種類に関わらず、その数平均分子量が1,50
0〜7,000の範囲であることが好ましく、その分子
量が小さすぎると、樹脂が柔らかすぎるため、受像シー
トを積み重ねた時に受容層が接触面と接着し、ブロッキ
ングが生じやすい。一方、その分子量が大きすぎると受
像層バインダー樹脂としては硬すぎるため、トナーとの
相溶性が低下し、受像表面上に付着したトナーが、定着
時の加熱によって、充分に受容層に埋め込まれずに、粒
状に盛り上がってしまい、OHPの投影時に入射光が散
乱され、スクリーン上に影を形成する、いわゆる投影画
像のグレー化が特にハイライト部で生じやすくなる。
【0023】以上のような受像層バインダー樹脂は、電
子写真記録に用いるトナーのバインダー樹脂との相溶性
が良く、トナー定着性及びトナー濡れ性が良いものであ
り、優れた画像再現性を発揮し、かつ電子写真方式で形
成されたイエロー画像の透過濃度が0〜1.0の範囲
で、該イエロー画像部の平行線透過率を50%以上とす
ることができ、また、同平行線透過率が、透過濃度0〜
0.6において、55%以上とでき、また、同平行線透
過率が、透過濃度が0〜0.6の範囲では、前記式
(1)で示される範囲にすることが可能となる。
【0024】また、受像層には有機フィラーや無機フィ
ラーのいずれか一方、または両方を受像層の平行線透過
率を低下させる影響があまりない程度に含有させること
ができ、搬送適性を向上させる。有機フィラーとして
は、四フッ化エチレン樹脂、エチレン−四フッ化エチレ
ン共重合体等のフッ素系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ
スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂等の有機樹脂からなる微粒子が挙げられ
る。一方、無機フィラーとしては、シリカ、コロイダル
シリカ、アルミナ、カオリン、クレー、炭酸カルシウ
ム、タルク、二酸化チタン、炭酸カルシウム等が挙げら
れる。
【0025】また、含有させるフィラーの平均粒径は
0.1〜30μm程度、好ましくは3〜20μm程度で
ある。平均粒径が0.1μm未満であると、所望の効果
が充分に得られず、また30μmを越えても画像ヌケを
起こしたり、OHPに使用する時の透明感が低下するの
で好ましくない。また、フィラーの含有量は受像層バイ
ンダー樹脂に対して0.1〜10質量%の範囲が好まし
い。含有量が多すぎると透明性が低下し、また、含有量
が少なすぎると、所望の搬送適性の向上効果が得られな
い。また、受像層には上記フィラーの他、各種界面活性
剤、ワックス、オイル等の添加剤を本発明の効果を妨げ
ない範囲で混合使用しても良い。受像層の形成は、上記
樹脂成分、フィラー、その他必要に応じて各種添加剤な
どを有する塗液を、グラビア印刷、シルクスクリーン印
刷等の公知の印刷手段、あるいは、グラビアコート等の
公知の塗工手段により形成し、厚さは乾燥時で1〜10
μm程度とする。
【0026】(裏面層)本発明の受像シートは、必要に
応じて前記基材フィルムの他方の面に、フィラーあるい
はSi基を含有した裏面層6を設けることができる。本
発明の受像シートは、搬送適性をより向上させ、基材フ
ィルム表面側の受像層に対して、カール防止性をもたせ
るため、基材フィルムの受像層の設けられていない側
に、裏面層を形成できる。さらに、裏面層は、基材フィ
ルム表面の受像層と同様の画像受容性をもたせれば、受
像シートの表、裏に関わらず、また受像シートの両面に
画像を形成することができる。
【0027】裏面層は、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ウレタン系樹脂等や、シリコーン基が付加され
た熱可塑性樹脂として、シリコーン変性アクリル系樹
脂、シリコーン変性ウレタン系樹脂、シリコーン変性ポ
リエステル系樹脂等が使用できる。さらに、アクリル
系、ビニル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系又はセルロース系樹脂のバインダー樹脂の主鎖
に、ポリシロキサンセグメント、フッ化炭素セグメント
及び長鎖アルキルセグメントの中の少なくとも1種の離
型性セグメントを有するグラフトコポリマーも、熱可塑
性樹脂として、使用できる。
【0028】裏面層の形成は、上記の樹脂と有機フィラ
ーまたは無機フィラーと、その他添加剤を必要に応じて
加えて、受像層と同様に公知の塗工手段により、行わ
れ、裏面層の厚さは、乾燥時で0.01〜1.0μm程
度あれば十分な効果が得られるが、表面電気抵抗率を制
御する場合には、それに応じた厚みが必要になり、0.
1〜2.0μm程度が好ましい。裏面層のフィラーは、
有機フィラーとしては、四フッ化エチレン樹脂、エチレ
ン−四フッ化エチレン共重合体等のフッ素系樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリ
アミド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機樹脂からな
るフィラーが挙げられる。一方、無機フィラーとして
は、シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、カオリン、
クレー、炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、炭酸
カルシウム等が使用できる。
【0029】(抵抗制御層)抵抗制御層を受像面及び/
または裏面の最外層に、または受像層と基材フィルムの
間及び/または裏面層と基材フィルムの間に、設けるこ
とで、帯電防止性やトナー定着性を良好に保持させるこ
とができる。抵抗制御層で使用する抵抗制御材料とし
て、イオン伝導性材料、金属微粒子、π電子共役二重結
合を有する導電性ポリマーが挙げられる。イオン伝導性
材料としては、陽イオン、陰イオン、両性イオン系のも
のがあり、例えば、第4級アンモニウム塩、ポリアミン
誘導体等のカチオン系帯電防止剤、アルキルホスフェー
ト等のアニオン系帯電防止剤、脂肪酸エステル等のノニ
オン系帯電防止剤が挙げられる。
【0030】金属微粒子としては、例えば、酸化スズ
(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム
(In23)、酸化チタン(TiO2)等が挙げること
ができ、これらの1種あるいは2種以上の組合せを使用
することができる。このような金属微粒子は、平均粒径
が0.01〜1.0μmの範囲にあるものが好ましい。
また上記のような金属微粒子は、必要に応じてドーパン
トを添加しても良く、ドーパントは、例えば、SnO2
の場合はSb(アンチモン)、ZnOの場合はAl(ア
ルミニウム)、またIn23の場合はSnが一般的に使
用される。尚、上記の金属酸化物は、1種類でも、他の
種類と組み合わせて使用してもよい。さらに、上記金属
酸化物は、SnO2または、SbでドープされたSnO2
で被覆されていても良い。
【0031】さらに上記のような金属微粒子は針状粒子
であっても良く、この場合、長軸が0.1〜2μmの範
囲内にあり、アスペクト比が10〜50の範囲内にある
針状粒子が好ましい。このような針状の金属微粒子を使
用することにより、球状の金属微粒子よりも少ない量で
抵抗率制御が可能になるため、その金属微粒子を含有す
る層の透明性が向上し、受像シートをOHPのような透
過光により記録画像を観察するような用途に使用する場
合に、透過画像の品質を高めることができる。本発明の
受像シートでは、金属微粒子として塗工適性、表面電気
抵抗率の安定性と金属電気伝導性、価格等の点から、S
nO2あるいは、SnO2で被覆された金属酸化物や、特
にアンチモンでドープした酸化スズが好ましく用いられ
る。
【0032】上記の金属微粒子を含有した層の塗工液の
配合として、金属微粒子の質量/熱可塑性樹脂(バイン
ダー)の質量=0.2〜2.0が好ましい。金属微粒子
の質量/熱可塑性樹脂の質量比が0.2未満では、金属
微粒子の量が少ないため、形成される層の表面電気抵抗
率が安定しない。また、金属微粒子の質量/熱可塑性樹
脂の質量比が2.0を越えると、特にアンチモンでドー
プされた酸化スズの場合、その金属微粒子の特有の色が
目立ち、好ましくない。(アンチモンでドープされた酸
化スズの場合、青味の色が表面に目立って出てくる。) 上記の金属微粒子は、その微粒子表面を親水性処理を施
したり、界面活性剤、エチレングリコール等の既知の分
散剤を添加して、バインダー樹脂水溶液中に分散させる
ことが好ましく行われる。
【0033】次に、π電子共役二重結合を有する導電性
ポリマーとしては、例えば、ポリチオフェン、ポリアニ
リン、スルホン化ポリアニリン、化学的にドーピングし
たポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリフェニレ
ンビニレン、ポリパラフェニレンスルフィド、化学的に
重合とドーピングしたポリピロール、熱処理により生成
したフェノール樹脂の熱処理物、ポリアミドの熱処理
物、ペリレン酸無水物の熱処理物等が挙げられる。上記
のπ電子共役系構造を有する導電性ポリマーとして、特
にスルホン基でドープしたポリアニリンやポリチオフェ
ンが有用である。
【0034】また、上記のポリチオフェンは透明性が高
いので、OHP用の受像シートを作成するのにも利用で
きる。本発明に係る受像シートに、特に透明性が求めら
れる場合には、その光線の透過率を70%以上にするこ
とができる。さらに、かかるポリチオフェンはポリマー
であり、従来の低分子帯電制御剤とは異なり、含有層か
らブリードアウトしにくいので、受像シートのべタツキ
や、保存中における帯電制御能力の低下や、ブリードア
ウトした帯電制御剤によるトナー受像層の汚染(裏移
り)をほとんど起こさない。
【0035】上記のポリチオフェンは、水、又は、水と
水混和性有機溶剤(例えば、メタノール、エタノール、
アセトン等)の混合溶剤中に、ポリ陰イオンの共存下で
部分的に正の電荷を帯びて溶解又は分散する。従って、
かかるポリチオフェンを含有する帯電制御層用塗工液又
は受像層用塗工液などの塗工液を調整して受像シートの
基材上に塗布することにより、ポリチオフェンを含有す
る層を容易に形成することができる。ポリ陰イオンの供
給源としては、例えば、ポリスチレンスルホン酸のよう
な高分子スルホン酸、ポリアクリル酸のような高分子カ
ルボン酸、ポリりん酸、或いはそれらのアルカリ塩、と
りわけ分子量が2,000〜500,000のものを用
いることができる。好ましいポリ陰イオンはポリスチレ
ンスルホン酸である。分散体を調製する場合には、かか
る分散体中のポリチオフェンの平均粒径を10μm以下
とするのが好ましい。ポリチオフェンの溶液又は分散体
は、市販品を入手することも可能であり、例えば、バイ
エル社から「バイトロン P(Baytron P)」
の表品名で入手できる。
【0036】また、他のπ電子共役系構造を有する導電
性高分子材料として、スルホン化ポリアニリンも有用で
ある。スルホン化ポリアニリンは、スルホン基でドープ
したポリアニリンである。スルホン化ポリアニリンは、
例えば、日東化学工業(株)からaqua Pass−
01Zの商品名で、かつ水溶液や水と有機溶剤との混合
溶媒の溶液として入手して本発明で使用することができ
る。これらの溶液は黄色を帯びた溶液であるが、濃度が
低い場合には殆ど無色の溶液であり、OHPシート用等
で透過光により記録画像を観察する用途では、受像シー
トに透明性が要求されるが、問題なく使用することがで
きる。
【0037】抵抗制御層の形成は、バインダー樹脂と抵
抗制御材料を主体とした塗工液を受像シートの最表面
(受像面、裏面)または受像層の下、あるいは裏面層の
下に、例えば、グラビアコーター、ロールコーター、ワ
イヤーバー等の慣用の塗工方式で塗工及び乾燥して行わ
れる。その塗工量は、乾燥後の塗工厚みとして約0.0
01〜5μm程度であり、塗工量が上記範囲より少ない
と、帯電制御の性能が不十分であり、一方、塗工量が上
記範囲より多くても、その厚みに比例して、上記性能が
向上する訳ではないので、経済的に不利であるばかりで
なく、電子写真複写機、プリンターによる画像の濃度が
低下するので好ましくない。
【0038】上記の抵抗制御層を、受像シートの受像面
及び/または裏面の最外層に、または受像層と基材フィ
ルムの間及び/または裏面層と基材フィルムの間に、設
け、その抵抗制御層の抵抗制御剤の含有量、塗工量を制
御することで、受像シートの抵抗制御層を表面にした状
態で、表面抵抗率を、温度23±2℃、相対湿度50±
10%の環境で、1×108〜1×1014Ω/□の範囲
に収めることが好ましい。その表面抵抗率が1×108
Ω/□より低いと、転写効率が低下し、記録濃度が低下
しやすく、逆に1×1014Ω/□を越えると、トナー転
写後に感光体から受像シートを剥離する時に放電が発生
し、トナーが飛散する等文字、画像が乱れるため、画
質、鮮明性が低下し、また静電気発生や滑性不足により
電子写真複写機、プリンターにおける搬送不良や埃の付
着が起こりやすい。
【0039】(プライマー層)本発明の受像シートは、
受像層と基材フィルムの間に、プライマー層を設けるこ
とができ、基材フィルムと受像層との接着性が向上し、
受像層の基材フィルムからの剥離がなくなり、受像層の
定着ローラーへのオフセット等を防止できる。プライマ
ー層に用いる樹脂として、例えばアルキッド樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩ビ酢ビ共重合樹
脂、NBR樹脂、SBR樹脂、ポリウレタン樹脂、アク
リル系樹脂、ポリアミド等が単独もしくは混合物、共重
合物、あるいは変性物として用いられる。変性物とは、
例えば、水酸基やカルボン酸、4級アンモニウム塩含有
モノマーを共重合もしくはグラフトさせて、接着性、親
水性を上げたもの等である。
【0040】また、プライマー層の接着性、塗膜強度を
向上させるために、上記の樹脂を各種硬化剤、例えばエ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、イソシアネート等により架
橋させてもよい。上述したプライマー層の形成方法は、
前述の受像層の形成方法と同様な方法が選べる。プライ
マー層の厚みは、乾燥時で、0.01〜10μm、好ま
しくは0.05〜1.0μmとするのが良い。この厚み
が、少なすぎると、接着性で充分な性能が発揮せず、一
方で、厚みが多すぎると、受像シートを裁断時に端面が
ベタついたり、製造コストが高くついたり、好ましくな
い。
【0041】
【実施例】次に実施例をあげて、本発明を具体的に説明
する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断りのな
い限り質量基準である。 (実施例1)下記に示す基材フィルムの一方の面に、下
記組成の受像層塗工液1を用いて、受像層を形成し、そ
の受像層の上に、下記の抵抗制御層塗工液を用いて、抵
抗制御層を形成し、実施例1の受像シートを作製した。
また、受像層の厚み(乾燥時)は2μm、抵抗制御層の
厚みは受像シートの表面電気抵抗率が1×1010Ω/□
になるように調整した。
【0042】基材フィルム 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(東レ(株)製、100−T60)受像層塗工液1 ポリエステル樹脂 30部 (油化シェルエポキシ社製、エピコート1004、数平均分子量1,600、軟 化点97℃、Tg55℃) シリカフィラー(平均粒径5μm) 0.5部 メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部
【0043】抵抗制御層塗工液 カチオン変性4級アンモニウム塩 1部 イソプロピルアルコール 100部
【0044】(実施例2)実施例1で使用した基材フィ
ルムの一方の面に、下記の受像層塗工液2を用いて、受
像層を形成し、その受像層の上に、実施例1で使用した
抵抗制御層塗工液を用いて、抵抗制御層を形成し、実施
例2の受像シートを作製した。また、受像層の厚み(乾
燥時)は2μm、抵抗制御層の厚みは受像シートの表面
電気抵抗率が1×1010Ω/□になるように調整した。
【0045】受像層塗工液2 ポリエステル樹脂 30部 (東洋紡績(株)製、RV220、数平均分子量4,000、Tg53℃) シリカフィラー(平均粒径5μm) 0.5部 メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部
【0046】(実施例3)実施例1で使用した基材フィ
ルムの一方の面に、下記の受像層塗工液3を用いて、受
像層を形成し、その受像層の上に、実施例1で使用した
抵抗制御層塗工液を用いて、抵抗制御層を形成し、実施
例3の受像シートを作製した。また、受像層の厚み(乾
燥時)は2μm、抵抗制御層の厚みは受像シートの表面
電気抵抗率が1×1010Ω/□になるように調整した。
【0047】受像層塗工液3 ポリエステル樹脂 30部 (日本合成化学(株)製、HP320、数平均分子量3,300、軟化点95℃ 、Tg63℃) シリカフィラー(平均粒径5μm) 0.5部 メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部
【0048】(比較例1)実施例1で使用した基材フィ
ルムの一方の面に、下記の受像層塗工液4を用いて、受
像層を形成し、その受像層の上に、実施例1で使用した
抵抗制御層塗工液を用いて、抵抗制御層を形成し、比較
例1の受像シートを作製した。また、受像層の厚み(乾
燥時)は2μm、抵抗制御層の厚みは受像シートの表面
電気抵抗率が1×1010Ω/□になるように調整した。
【0049】受像層塗工液4 ポリエステル樹脂 30部 (日本合成化学(株)製、HP313、数平均分子量8,000、軟化点110 ℃、Tg64℃) シリカフィラー(平均粒径5μm) 0.5部 メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部
【0050】(比較例2)実施例1で使用した基材フィ
ルムの一方の面に、下記の受像層塗工液5を用いて、受
像層を形成し、その受像層の上に、実施例1で使用した
抵抗制御層塗工液を用いて、抵抗制御層を形成し、比較
例2の受像シートを作製した。また、受像層の厚み(乾
燥時)は2μm、抵抗制御層の厚みは受像シートの表面
電気抵抗率が1×1010Ω/□になるように調整した。
【0051】受像層塗工液5 ポリエステル樹脂 30部 (東洋紡績(株)製、RV200、数平均分子量17,000、軟化点163℃ 、Tg53℃) シリカフィラー(平均粒径5μm) 0.5部 メチルエチルケトン 35部 トルエン 35部
【0052】上記の実施例及び比較例の受像シートを用
いて、下記の方法にて、電子写真方式で形成されたイエ
ロー画像の平行線透過率、透過濃度を測定し、また画像
品質の評価を実施した。イエロー画像形成方法として、
カラーLBP(レーザープリンター)では、256階調
にて、R=225、G=225、B=X (0≦X≦2
25)の比率で作成された画像、またはカラーPPC
(普通紙コピー機)では電子写真学会テストチャートN
o.5−1にあるイエロー階調パターン部分を用いた。
尚、実施例及び比較例の受像シートの受像シートの表面
電気抵抗率は、各受像シートの表面に、23℃50%R
Hの環境下で、500Vの電圧を印加し、印加開始から
10秒後の表面電気抵抗率を、表面抵抗測定機(Hie
sta、三菱油化株式会社製)を用いて測定した。
【0053】(平行線透過率、透過濃度)各実施例及び
比較例の受像シートの受像面に、自作の電子写真方式の
プリンタ(使用するトナーのバインダーの軟化点が10
0℃、定着ロールの表面温度が180℃)を用いて、イ
エロー画像のみのテストパターンが得られるように、記
録し、その記録された印字物を、JIS K 7105
で規定する方法で、平行線透過率を測定し、Macbe
th社の透過濃度計TR−924にて、ISO 5−3
に規定されているstatus A blue フィル
ターを使用して透過濃度を測定した。その測定結果を下
記の表1に示す。また、各測定データを横軸に透過濃
度、縦軸に平行線透過率として、プロットしたグラフを
図2に示す。
【0054】その表及びグラフに示されているように、
実施例1〜3は、電子写真のイエロー画像の透過濃度0
〜1.0の範囲で、該イエロー画像部の平行線透過率が
50%以上であり、また実施例1、2はイエロー画像の
透過濃度0〜0.6において、平行線透過率が55%以
上である。さらに、実施例1、2では、イエロー画像の
透過濃度0〜0.6において、透過濃度をX、平行線透
過率をYとして、Y≧[34/(X+1.2)]+57の
関係を満足している。但し、図2の実線で示された曲線
が、Y=[34/(X+1.2)]+57である。
【0055】
【表1】
【0056】画像品質 上記の自作の電子写真方式のプリンタにより、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーを用いて、
各受像シートにカラーチャートの画像を形成し、その受
像シートをOHPにて投影した時の投影画像について、
グレー化の有無、色調再現性を目視にて評価した。
【0057】実施例1及び実施例2の画像形成したOH
P受像シートは、ハイライト部からシャドー部の全体に
わたって、グレー化が無く、色調再現性が良好であり、
鮮明な投影画像である。実施例3のOHP受像シート
は、中間濃度において、グレー化が少し認められるが、
色調再現性はほぼ良好であり、画像鮮明性もほぼ良好で
ある。それに対し、比較例1及び比較例2のOHP受像
シートは、ハイライト部からシャドー部の全体にわたっ
て、グレー化が明瞭に認められ、色調再現性が悪く、不
鮮明な画像である。
【0058】
【発明の効果】本発明の電子写真用OHP受像シート
は、電子写真方式で形成されたイエロー画像の透過濃度
が0〜1.0の範囲で、該イエロー画像部の平行線透過
率が、50%以上である。または、上記の平行線透過率
が、透過濃度0〜0.6において、55%以上である。
または、上記の平行線透過率が、透過濃度が0〜0.6
の範囲では、上式(1)で示される範囲にある。これに
より、実際のプリンターを用いて、画像形成したものを
平行線透過率の測定(JIS K 7105)を行い、
簡便な方法により、色調再現性に優れ、鮮明な画像が得
られ、OHPの投影画像において、グレー化を生じない
ものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真方式で形成されたイエロー画像の平行
線透過率が、透過濃度が0〜0.6の範囲で、透過濃度
をX、平行線透過率をYとして、Y≧[34/(X+
1.2)]+57の関係式をグラフ化したものである。
【図2】実施例と比較例の各透過濃度、平行線透過率の
データを、プロットしたグラフである。
【図3】本発明の受像シートの一つの実施の形態を表す
縦断面図である。
【図4】本発明の受像シートの他の実施の形態を表す縦
断面図である。
【図5】本発明の受像シートの他の実施の形態を表す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 基材フィルム 2 受像層 3,4 抵抗制御層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式で形成されたイエロー画像
    の透過濃度が0〜1.0の範囲で、該イエロー画像部の
    平行線透過率が50%以上であることを特徴とする電子
    写真用OHP受像シート。
  2. 【請求項2】 電子写真方式で形成されたイエロー画像
    の平行線透過率が、透過濃度0〜0.6において、55
    %以上であることを特徴とする電子写真用OHP受像シ
    ート。
  3. 【請求項3】 電子写真方式で形成されたイエロー画像
    の平行線透過率が、透過濃度が0〜0.6の範囲では、
    次式(1)の範囲となることを特徴とする電子写真用O
    HP受像シート。 Y≧[34/(X+1.2)]+57 ……(1) [X:透過濃度、Y:平行線透過率であり、但し0≦X
    ≦0.6]
  4. 【請求項4】 基材フィルムの少なくとも一方の面に、
    受像層を設けたことを特徴とする上記の請求項1〜3の
    いずれか一つに記載する電子写真用OHP受像シート。
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