JP3789624B2 - 受像シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受像シートに関し、さらに詳しくは、電子写真方式で用いられる受像シートで、基材の一方の面に受像層が設けられたシートの裏面に裏面層が設けられ、この裏面層がバインダー中にシリコン化合物成分を含むことでシートの機械搬送性がよく、さらに粒子を分散させることで画像印画後の触感も優れている受像シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、電子写真方式を使用して、イエロー、マゼンタ、シアンの3色または上記の3色にブラックを加えた4色のトナーの混色によりフルカラー画像の形成方法が実用化されている。
この電子写真方式で用いられる受像シートは、文字や画像などの記録情報を、確実に記録保持するため、一般的に、基材上に、受像層を形成した構成をとっている。この受像シートは、例えば、講演会、学校、企業、その他の説明会や展示会などで使用されている情報伝達手段として、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)用で用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電子写真方式で用いられる受像シートは、電子写真複写機やプリンターは大量印画性能が一つの特徴であり、そのため受像シートはカセットや手差しなど様々な搬送経路があり複雑であるため、プリンター途中で搬送不良を起こし、紙詰まりなどの問題を生じやすい。
搬送性を良くするため、裏面層を設けてワックスやシリコン等を分散させることが行われるが、シート保存時に裏面の遊離シリコンが受像層面に裏移りを起こし、画質を劣化させる原因となってしまうという問題がある。
【0004】
電子写真複写機またはプリンターでは、トナーの熱定着時に付着するシリコンオイルによって印画物にオイル感があり、触感が悪く、印画物の保存も合紙を挟まないと良好な画像を保つことができない。そこで、オイル感を防ぐために受像シートのおもて・うら両面にフィラーやシリカを分散させると効果的であるが、あまり分散しすぎるとシートの透明性を損なったり、シート同士の擦れによって、添加している粒子がバインダーから剥がれ落ち、シートに傷や汚れがついてしまうという問題がある。
【0005】
また、粒子径と裏面層バインダー塗布量との関係を考慮しないと意味がない。例えば、粒径が塗布量とほとんど同じだとオイル感を防止することができない。
そこで、本発明の目的は、上記の問題を解決するために、電子写真複写機、プリンターにおける搬送適性が良好であり、傷や汚れがなく、画像品質に優れた受像シートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、基材の一方の面に、受像層を有し、該基材の他方の面に裏面層を有する受像シートにおいて、該裏面層バインダー中に、高分子中にグラフト重合あるいはブロック重合されて結合しているシリコーン化合物成分と粒子を含有することを特徴としている。また、基材の一方の面に、受像層を有し、該基材の他方の面に裏面層を有する受像シートにおいて、該裏面層バインダー中にシリコーン化合物成分と粒子を含有する受像シートにおいて、該裏面層形成のための塗工液に一般式(1)で表されるシリコーン化合物が滑性剤として1種類以上含有されていて、加熱乾燥することにより裏面層が形成されることを特徴としている。
一般式(1):Rn−Si−(NCO)4-n 但し、nは0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、アリール基、ビニル基のいずれかである。
【0007】
さらに、前記の裏面層バインダー樹脂の少なくとも1種類が活性水素を有することが好ましい。また、前記の粒子が球形有機微粒子であることが好ましい。また、前記の粒子添加量が、裏面層全体の固形分に対して、0.1〜5%であることが好ましい。また、前記の粒子径(a)と裏面層バインダー樹脂の乾燥時の塗布厚さ(t)が0.5a≦t<aかつa−t≧0.5μmの関係にあることが好ましい。さらに、前記の受像シートの表裏重ね合わせによる動摩擦係数が、0.1〜0.5の範囲であることが好ましい。
【0008】
本発明の作用は、以下の通りである。本発明は、基材の一方の面に、受像層を有し、該基材の他方の面に裏面層を有する受像シートにおいて、該裏面層バインダー中に、高分子中にグラフト重合あるいはブロック重合されて結合しているシリコーン化合物成分と粒子を含有したり、一般式(1):R n −Si−(NCO) 4-n (但し、nは0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、アリール基、ビニル基のいずれかである。)で表されるシリコーン化合物のイソシアネート化合物の滑性剤と粒子を含有し、反応性基を有する裏面層バインダー樹脂と反応硬化し、さらに粒子が反応硬化したバインダー樹脂により分散し固定される。したがって、電子写真複写機、プリンターにおける搬送適性が良好であり、表面に傷や汚れがなく、裏面層の一部が受像面に裏移りすることがなく、優れた画像品質の受像シートを得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、図面を基に、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の受像シートの一つの実施の形態を表す縦断面図である。
基材2の一方の面に、受像層3を有し、該基材2の他方の面に裏面層4が設けられた受像シート1である。
また、図2は、本発明の受像シートの他の実施の形態を表す縦断面図である。基材2の一方の面に、プライマー層5、受像層3、帯電防止層6を順に基材2側から設け、該基材2の他方の面に、裏面層4、帯電防止層6を順に基材2側から設けた構成である。
【0010】
(基材)
本発明の受像シートで用いられる基材2としては、受像シートが例えばOHPシート用等で透過光により記録画像を観察する用途では、透明性、耐熱性、寸法安定性、剛性を備えた熱可塑性樹脂により形成されたものが好ましい。具体的には、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、二酢酸セルロース樹脂、三酢酸セルロース樹脂等の、厚さ10〜250μm程度、好ましくは50〜180μm程度のフィルム又はシートが挙げられる。中でも、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、三酢酸セルロース樹脂が上記の性能の点でより好ましい。
【0011】
また、反射光により記録画像を観察する用途では、これら樹脂シート又はフィルムは、着色剤等の添加により白色等の不透明であることが好ましい。この場合は、基材2は合成紙、コート紙等の紙類であってもよい。また、半透明の基材とすれば、電飾用途にも使用できる。尚、基材2上に形成される層との密着性を向上させる目的で、基材2の表面にプライマー層5を設けたり、コロナ放電処理等の公知の易接着処理を施しても良い。
プライマー層5を構成する材料としては、線状ポリエステルやイソシアネート等、通常の接着性を有する材料から選択できる。
【0012】
(受像層)
上記の基材の一方の面に設ける受像層3は、基材の上に直接または、プライマー層を介して、形成され、トナー定着性を有し、特にフルカラー電子写真方式のOHP用途では、カラートナーの濡れ性に優れた樹脂が好ましい。
受像層を形成する樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸エステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレンなどのオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体、アイオノマー、エチルセルロース、酢酸セルロースなどのセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂などがあげられ、特に好ましいのは、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂である。
【0013】
受像層は、上記樹脂に必要に応じて各種助剤を添加して、適当な溶剤に溶解あるいは分散して調整した組成物を、基材シート上に公知の方法、すなわち、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により、塗布し、乾燥して、形成される。
受像層の厚さは、乾燥状態で通常0.1〜10μmである。
また、電子写真方式の受像層に添加する助剤としては、例えば、滑り性を付与する目的で、四フッ化エチレンポリマーやエチレン−四フッ化エチレンポリマーなどのフッ素系ポリマー、ステアリン酸亜鉛などのステアリン酸塩、ポリエチレン、ポリスチレンなどの有機ポリマー、シリカ、アルミナなどの無機物の微粒子、ワックス、シリコンオイル、界面活性剤、植物油、動物油、鉱油などが用いられるが、中でもフッ素化ポリマーはポリマーそのものの表面潤滑性が優れており、最も適している。
【0014】
その他、受像シートをプリンターに供給する時に発生するブロッキングによる重送防止の目的で、ポリエチレンなどのポリオレフィン微粒子、ポリスチレン微粒子、ポリアクリル微粒子、エチレンアクリル酸共重合体微粒子などの有機ポリマー微粒子や、シリカ、カオリン、クレー、タルク、硅石、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸アルミニウム、酸化亜鉛などの無機フィラーやガラスビーズの微粒子などいずれも、受像層中に添加することが可能である。ただし、OHP用途では受像層の透明性を損なわない程度の量で添加する。
【0015】
(裏面層)
本発明の裏面層4は、基材の受像層を設けた面の他方の面に形成されていて、裏面層バインダー中にシリコーン化合物成分と粒子を含有している。裏面層4に使用されるバインダーとしては、例えば、ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデンなどのハロゲン化ポリマー,ポリ酢酸ビニル,エチレン酢酸ビニル共重合体,塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体,ポリアクリルエステル,ポリスチレン,ポリスチレンアクリルなどのビニル系樹脂、ポリビニルホルマール,ポリビニルブチラール,ポリビニルアセタールなどのアセタール系樹脂、飽和,不飽和の各種ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、セルロースアセテートなどのセルロース系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、尿素樹脂,メラミン樹脂,ベンゾグアナミン樹脂などのポリアミド系樹脂、などがあげられる。これらの樹脂は、単独で使用したり、相溶する範囲内で任意にブレンドして、用いることができる。
【0016】
このように他の樹脂を混合して用いる場合、特にOHP用途など透明性を必要とする場合は、相溶性の良い樹脂を選択し用いる必要がある。
また、上記の樹脂の中でも、活性水素を有する熱可塑性樹脂が好ましい。すなわち、裏面層バインダー樹脂の少なくとも1種類が活性水素を有するものが好ましい。活性水素は、各熱可塑性樹脂の安定性を考慮し、熱可塑性樹脂の末端に存在することが好ましい。また、ビニル系樹脂を使用する場合には、ビニルアルコールの含有量は、30重量%以下が好ましい。
熱可塑性樹脂中の活性水素の含有率が高すぎると、樹脂自体が滑性剤である一般式(1)のイソシアネート化合物により、反応硬化しすぎてしまい、滑性剤が裏面層表面にブリードアウトせず、裏面層の内部で硬化、固着してしまい、裏面層に充分な滑り性能が発揮されないことがある。
【0017】
本発明の裏面層は、バインダー中にシリコーン化合物成分と粒子を含有していて、該シリコン化合物成分は高分子中にグラフト重合あるいはブロック重合されて結合しているものが好ましく用いられる。一方、シリコーン化合物成分として、上記の構造のものとは異なり、一般式(1):Rn−Si−(NCO)4-nで表されるものが好ましく用いられる。但し、nは0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、アリール基、ビニル基のいずれかであるシリルイソシアネート化合物である。
【0018】
この滑性剤である一般式(1)で表されるモノマーを裏面層塗工液に添加し、熱により乾燥硬化させることにより、下記のような効果が得られる。
1.モノマーであるため、裏面層を構成する熱可塑性樹脂との相溶性がよい。
2.モノマーであるため、塗布した際に裏面層表面にブリードアウトしやすく少量の添加量で、電子写真複写機、プリンターにおける優れた搬送適性が得られる。
3.反応速度が速く、比較的低温で反応するため、エージングの必要もなく、生産性が高く、また、裏面層バインダー樹脂に活性水素を有するものを用いた場合には、さらに以下のような効果が得られる。
【0019】
4.裏面層表面でモノマーと活性水素を有する裏面層樹脂との結合ができるため、熱転写受像シートの耐擦傷性が向上し、給排紙などの搬送時に裏面層が削り取られ、添加している粒子が裏面層から剥がれ落ち、受像シートに傷や汚れがついてしまうような問題がない。
また、本発明では裏面層塗工液が下記一般式(2)で表される活性水素を有する変成シリコーンを一種類以上含有することが好ましい。
ここで、活性水素を有する変成シリコーンとしては、水酸基変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンで、反応性の面から水酸基変性シリコーンが好ましく用いられる。
【0020】
一般式(2)
【化1】
ここでR2 は、水酸基変性シリコーンの場合は−CH3 、−(CH2 )m OH、カルボキシル変性シリコーンの場合は−CH3 、−(CH2 )n COOH、アミノ変性シリコーンの場合は−CH3 、−C3 H6 NH2 を、任意に使用することができる。また、上記の変性シリコーンのメチル基の部分は、エチル基、フェニル基、3,3,3−トリフロロプロピル基でもよい。(日刊工業新聞社発行のシリコーンハンドブックより)
【0021】
本発明では、裏面層塗工液に滑性剤として一般式(1)で表されるシリコーン化合物と、必要に応じて一般式(2)で表される活性水素を有する変成シリコーンを添加するが、また、従来用いられている滑性剤を併用してもよく、滑性剤を複数種類使用してもトータルで、添加量は裏面層樹脂に対し0.5〜10重量%が好ましい。
裏面層には、受像面側とのブロッキング防止や、滑性向上のため、無機、有機の微粒子を添加する。
無機微粒子としては、シリカ、タルク、アルミナ、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム等の微粒子が挙げられる。
有機微粒子としては、アクリル樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、架橋尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリカーボネート樹脂等の微粒子が挙げられる。
【0022】
上記の粒子の中でも、特に球形の有機微粒子が好ましく用いられる。球形の粒子の場合、裏面層に分散して、画像印画後の触感も良好であり、印画物表面にオイル感がなく、合紙のない状態での受像シートの重ね保存でも画像が劣化することがない。そして、裏面層全体の固形分に対して、粒子は添加量が0.1〜5%の範囲であることが好ましい。添加量が0.1%未満であると、搬送適性が不足し、一方添加量が5%を越えると、特にOHP用途の場合、透明性が不足してくる。裏面層で使用される粒子の大きさは、以下のようにすることが好ましい。粒子径をaとし、裏面層バインダー樹脂の乾燥時の塗布厚さをtとした場合、0.5a≦t<aかつa−t≧0.5μmの関係にある。(図3参照)すなわち、裏面層の粒子径aは裏面層バインダー樹脂の乾燥時の塗布厚さtより大きく、また裏面層バインダー樹脂の乾燥時の塗布厚さtが、粒子径aの半分よりも大きいものである。このような裏面層の粒子径aと裏面層バインダー樹脂の乾燥時の塗布厚さの関係にすれば、受像シート同志の擦れによって、粒子の裏面層からの剥がれもなく、受像シートに傷も生じにくくくなる。
【0023】
裏面層にはその他にも、必要に応じて各種の添加剤を加えることができる。但し、OHP用途などの透明性を必要とする場合には、添加剤の添加量は、必要な透明性を失わない程度とする。
上記にあげた樹脂と、上記であげたシリコン化合物成分と粒子と必要に応じて添加剤等を任意に添加し、溶剤、希釈剤等で、十分に混練して、裏面層塗工液を製造し、これを、上記にあげた基材の上に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により、塗布し、乾燥して、裏面層を構成する。
【0024】
また、帯電防止性を付与させるために、下記に示す帯電防止剤を裏面層塗工液に、練り込むこともできる。
帯電防止剤;脂肪酸エステル、硫酸エステル、リン酸エステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ酸類、アクリル系樹脂、エチレンオキサイド付加物など。
帯電防止剤の添加量は、樹脂に対し、0.1〜2.0重量%が好ましい。
本発明の受像シートでは、裏面層の塗工量は、乾燥時重量で0.5g/m2 〜5g/m2 であることが好ましい。塗工量が乾燥時重量で0.5g/m2 未満では、プリンターにおける搬送適性が不足し、5g/m2 を越えると、受像シートの透明性が不足してくる。
【0025】
(帯電防止層)
本発明の受像シートは、受像シートの受像層側及び/または裏面層側の最表面に、帯電防止層6、7を設けることができる。
帯電防止層は、バインダーと、帯電防止剤を主体として形成する。但し帯電防止剤単体で接着する場合は、バインダーなしで帯電防止層3を形成してもよい。
上記のバインダーとしては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリビニルホルマール系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体系樹脂等が挙げられる。
【0026】
帯電防止剤として使用する材料としては、具体的には、例えば第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等のカチオン系帯電防止剤、アルキルホスフェート等のアニオン系帯電防止剤、脂肪酸エステル等のノニオン系帯電防止剤や、スルホン化ポリアニリン、化学的にドーピングしたポリアセチレン、ポリパラフェニレンビニレン、ポリパラフェニレンスルフィド、化学的に重合とドーピングしたポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、熱処理により生成したフェノール樹脂の熱処理物、ポリアミドの熱処理物、ペリレン酸無水物の熱処理物等が挙げられる。
【0027】
帯電防止層の形成は、上記材料からなる塗工液を受像シートの最表面に、例えば、グラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の塗工方式で塗工及び乾燥して行われる。
帯電防止層の塗工量は、塗工液の固形分として約0.05〜1.0μm、好ましくは0.1〜0.5μmの範囲であり、塗工量が上記範囲より少ないと、帯電防止層としての性能が不十分であり、一方、塗工量が上記範囲より多くても、その厚みに比例して上記性能が向上する訳ではないので、経済的に不利であるばかりでなく、電子写真複写機、プリンターによる画像の濃度が低下するので好ましくない。
以上の構成からなる本発明の受像シートでは、受像シートの表裏重ね合わせによる動摩擦係数が、0.1〜0.5の範囲に入ることが好ましく、この範囲にして、よりプリンターにおける搬送適性が良好となる。動摩擦係数を上記範囲に制御するには、裏面層のシリコン化合物成分と粒子との混合する割合を調整すればよい。
【0028】
【実施例】
次に実施例をあげて、本発明を具体的に説明する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断りのない限り重量基準である。
まず、下記の裏面層インキを用意する。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
(実施例1)
下記に示す基材上に、上記の裏面層インキ1にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ0.75μmの裏面層となるようにコーティングを行った。
また、基材の他方の面に、下記の受像層インキを用いて、乾燥時厚さ3μmの受像層となるようにコーティングを行い、実施例1の受像シートを作成した。
【0035】
【0036】
(実施例2)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ2にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ0.75μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして実施例2の受像シートを作成した。
【0037】
(実施例3)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ3にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ0.75μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして実施例3の受像シートを作成した。
【0038】
(実施例4)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ4にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ0.75μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして実施例4の受像シートを作成した。
【0039】
(実施例5)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ1にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX300、粒径3.0μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ1.8μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして実施例5の受像シートを作成した。
【0040】
(実施例6)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ6にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ0.75μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして実施例6の受像シートを作成した。
【0041】
(比較例1)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ5にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ0.75μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして比較例1の受像シートを作成した。
【0042】
(比較例2)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ1にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ0.5μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして比較例2の受像シートを作成した。
【0043】
(比較例3)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ1にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ1.8μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして比較例3の受像シートを作成した。
【0044】
(比較例4)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ1にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加して、乾燥時厚さ1.2μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして比較例4の受像シートを作成した。
【0045】
(比較例5)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ1にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加し、さらにメチルシリルトリイソシアネートの量を0.1部にして、乾燥時厚さ1.2μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして比較例5の受像シートを作成した。
【0046】
(比較例6)
実施例1で作成した受像シートの裏面層を、上記裏面層インキ1にアクリル微粒子(綜研化学株式会社製 MX150、粒径1.5μm)を0.12部添加し、さらにメチルシリルトリイソシアネートの量を10部にして、乾燥時厚さ1.2μmの裏面層となるようにコーティングを行った以外は、実施例1と同様にして比較例6の受像シートを作成した。
【0047】
上記の実施例及び比較例の受像シートを用いて、下記の方法にて、搬送性、耐擦傷性、印画性、触感、摩擦係数及び保存性の評価を実施した。
(評価方法)
搬送性
日立製作所製カラーページプリンターHT−4551−11を用いて、印画を行い、その搬送性を評価した。その判断基準は以下の通りである。
○:問題なく、受像シートが搬送された。
×:搬送途中に受像シートが引っかかったり、詰まりを生じた。
【0048】
耐擦傷性
日立製作所製カラーページプリンターHT−4551−11を用いて、印画を行い、その印画物表面の傷の有無を目視にて観察した。
その判断基準は以下の通りである。
○:搬送による傷が認められない。
×:搬送による傷が認められる。
【0049】
印画性
日立製作所製カラーページプリンターHT−4551−11を用いて、印画を行い、その印画物をOHPにて投影し、その画質を目視にて評価した。
その判断基準は以下の通りである。
○:良好な画質が得られている。
△:画像濃度は良好であるが、ゴミ付き等を生じている。
×:画質が悪く、印画の乱れ、濃度不良、グレー化等が発生している。
【0050】
触感
日立製作所製カラーページプリンターHT−4551−11を用いて、印画を行い、その印画物を手で触り、その触感を評価した。
その判断基準は以下の通りである。
○:オイルによるべたつきがない。
×:オイルによるべたつきがある。
【0051】
摩擦係数
印画前の受像シートについて、JIS P8147により、おもて面と裏面間の動摩擦係数を測定した。
【0052】
保存性
日立製作所製カラーページプリンターHT−4551−11を用いて、印画を行い、その印画物を2枚重ねて、室温で1週間保管し、その後の画質を目視にて評価した。
その判断基準は以下の通りである。
○:オイルによるムラが認められない。
×:オイルによるムラが発生している。
【0053】
(評価結果)
各実施例及び比較例の評価結果を表1に示す。
【表1】
【0054】
【発明の効果】
本発明の受像シートは、基材の一方の面に、受像層を有し、該基材の他方の面に裏面層を設けて、該裏面層バインダー中に、高分子中にグラフト重合あるいはブロック重合されて結合しているシリコーン化合物成分と粒子を含有したり、一般式(1):R n −Si−(NCO) 4-n (但し、nは0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、アリール基、ビニル基のいずれかである。)で表されるシリコーン化合物のイソシアネート化合物の滑性剤と粒子を含有し、反応性基を有する裏面層バインダー樹脂と反応硬化し、さらに粒子が反応硬化したバインダー樹脂により分散し固定される。したがって、電子写真複写機、プリンターにおける搬送適性が良好であり、表面に傷や汚れがなく、裏面層の一部が受像面に裏移りすることがなく、優れた画像品質の受像シートを得ることができる。
【0055】
また、粒子が裏面層に分散して、画像印画後の触感も良好であり、印画物表面にオイル感がなく、合紙のない状態での受像シートの重ね保存でも画像が劣化することがない。さらに、裏面層のシリコーン化合物成分と粒子との混合する割合を調整することにより、受像シートの表裏重ね合わせによる動摩擦係数が、0.1〜0.5の範囲に収めることができ、プリンターにおける搬送適性がより良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の受像シートの一つの実施の形態を表す縦断面図である。
【図2】 本発明の受像シートの他の実施の形態を表す縦断面図である。
【図3】 裏面層の粒子径と、裏面層バインダー樹脂の乾燥時の塗布厚さとの関係を図解的に説明する概略断面図である。
【符号の説明】
1 受像シート
2 基材
3 受像層
4 裏面層
5 プライマー層
6、7 帯電防止層
Claims (7)
- 基材の一方の面に、受像層を有し、該基材の他方の面に裏面層を有する受像シートにおいて、該裏面層バインダー中に、高分子中にグラフト重合あるいはブロック重合されて結合しているシリコーン化合物成分と粒子を含有することを特徴とする受像シ−ト。
- 基材の一方の面に、受像層を有し、該基材の他方の面に裏面層を有する受像シートにおいて、該裏面層バインダー中にシリコーン化合物成分と粒子を含有する受像シートにおいて、該裏面層形成のための塗工液に一般式(1)で表されるシリコーン化合物が滑性剤として1種類以上含有されていて、加熱乾燥することにより裏面層が形成されることを特徴とする受像シート。
一般式(1):Rn−Si−(NCO)4-n 但し、nは0、1、2または3の整数を表し、Rはアルキル基、アリール基、ビニル基のいずれかである。 - 前記の裏面層バインダ−樹脂の少なくとも1種類が活性水素を有することを特徴とする上記の請求項1または2に記載する受像シ−ト。
- 前記の粒子が球形有機微粒子であることを特徴とする上記の請求項1または2に記載する受像シ−ト。
- 前記の粒子添加量が、裏面層全体の固形分に対して、0.1〜5%であることを特徴とする上記の請求項1または2に記載する受像シ−ト。
- 前記の粒子径(a)と裏面層バインダー樹脂の乾燥時の塗布厚さ(t)が0.5a≦t<aかつa−t≧0.5μmの関係にあることを特徴とする上記の請求項1または2に記載する受像シ−ト。
- 前記の受像シ−トの表裏重ね合わせによる動摩擦係数が、0.1〜0.5の範囲であることを特徴とする上記の請求項1または2に記載する受像シ−ト。
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