JP2000130488A - 油圧緩衝器 - Google Patents
油圧緩衝器Info
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- JP2000130488A JP2000130488A JP10309320A JP30932098A JP2000130488A JP 2000130488 A JP2000130488 A JP 2000130488A JP 10309320 A JP10309320 A JP 10309320A JP 30932098 A JP30932098 A JP 30932098A JP 2000130488 A JP2000130488 A JP 2000130488A
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- valve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール材の摺動耐久性を向上でき、チョーク
効果の向上が図れ、温度変化の影響を受け難いピストン
部構造を備えた油圧緩衝器を提供すること。 【解決手段】 シリンダ1内にピストン2を介してピス
トンロッド3が移動自在に挿入され、ピストン2はシリ
ンダ1にロッド側油室Aと反ロッド側油室Bとを区画
し、ピストン2には上記二つの油室を連通する伸側ポー
ト4と圧側ポートとを設け、伸側ポート4の出口端に伸
側バルブ5を開閉自在に設け、圧側ポートの出口端に圧
側バルブ6を開閉自在に設けている油圧緩衝器に於て、
ピストンロッド3にピストン2と同軸にガイドピストン
8を設け、ピストン2の外周にシリンダ1と摺接するシ
ール材9を設け、ガイドピストン8に油孔11を設ける
と共に外周にシリンダ1と摺接する軸受材10を設けた
ことを特徴とする。
効果の向上が図れ、温度変化の影響を受け難いピストン
部構造を備えた油圧緩衝器を提供すること。 【解決手段】 シリンダ1内にピストン2を介してピス
トンロッド3が移動自在に挿入され、ピストン2はシリ
ンダ1にロッド側油室Aと反ロッド側油室Bとを区画
し、ピストン2には上記二つの油室を連通する伸側ポー
ト4と圧側ポートとを設け、伸側ポート4の出口端に伸
側バルブ5を開閉自在に設け、圧側ポートの出口端に圧
側バルブ6を開閉自在に設けている油圧緩衝器に於て、
ピストンロッド3にピストン2と同軸にガイドピストン
8を設け、ピストン2の外周にシリンダ1と摺接するシ
ール材9を設け、ガイドピストン8に油孔11を設ける
と共に外周にシリンダ1と摺接する軸受材10を設けた
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用懸架装置と
して使用され、あるいは自動二輪車の車体と後輪との間
に介装されて路面からの振動を減衰するリヤクッション
ユニット等の使用に適する油圧緩衝器に関する。
して使用され、あるいは自動二輪車の車体と後輪との間
に介装されて路面からの振動を減衰するリヤクッション
ユニット等の使用に適する油圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の油圧緩衝器としては、例
えば、シリンダと、シリンダ内にピストンを介して移動
自在に挿入したピストンロッドと、シリンダ内にピスト
ンを介して区画されたロッド側油室および反ロッド側油
室と、ピストンに設けられて上記二つの油室を連通する
伸側ポートおよび圧側ポートと、伸側ポートと圧側ポー
トの各出口端に開閉自在に設けたバルブとで構成されて
いるものが使用されている。
えば、シリンダと、シリンダ内にピストンを介して移動
自在に挿入したピストンロッドと、シリンダ内にピスト
ンを介して区画されたロッド側油室および反ロッド側油
室と、ピストンに設けられて上記二つの油室を連通する
伸側ポートおよび圧側ポートと、伸側ポートと圧側ポー
トの各出口端に開閉自在に設けたバルブとで構成されて
いるものが使用されている。
【0003】このような油圧緩衝器において、例えば、
実公平4−49399号公報、実開昭56−66549
号公報に開示されているように、ピストンはその外周に
設けたシール材又はシール材と軸受材とを介してシリン
ダの内周を摺接するようになっている。
実公平4−49399号公報、実開昭56−66549
号公報に開示されているように、ピストンはその外周に
設けたシール材又はシール材と軸受材とを介してシリン
ダの内周を摺接するようになっている。
【0004】即ち、実公平4−49399号公報に示す
油圧緩衝器ではピストンの外周に軸受とシールの両機能
を備えたピストンリングが装着され、このピストンリン
グを介して二つの油室間をシールすると共にピストンを
シリンダに対して摺接させている。
油圧緩衝器ではピストンの外周に軸受とシールの両機能
を備えたピストンリングが装着され、このピストンリン
グを介して二つの油室間をシールすると共にピストンを
シリンダに対して摺接させている。
【0005】他方、実開昭56−66549号公報に示
す油圧緩衝器ではピストンの外周に軸受機能を備えたピ
ストンリングとシール機能を備えたシール材が直列に二
つ設けられてピストンの摺接と二つの油室間のシールを
行なっている。
す油圧緩衝器ではピストンの外周に軸受機能を備えたピ
ストンリングとシール機能を備えたシール材が直列に二
つ設けられてピストンの摺接と二つの油室間のシールを
行なっている。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】上記二つの公報に開示
された油圧緩衝器は、機能上特に欠陥がある分けではな
いが、次のような問題点の改善が望まれている。
された油圧緩衝器は、機能上特に欠陥がある分けではな
いが、次のような問題点の改善が望まれている。
【0007】即ち、実公平4−49399号公報に示す
タイプの油圧緩衝器では一つのピストンリングに軸受機
能とシール機能を持たせているため、シール機能を満足
するように弾性な比較的柔らかい材料で成形した場合に
軸受機能として高荷重を受けた時摺動耐久性が悪くな
る。
タイプの油圧緩衝器では一つのピストンリングに軸受機
能とシール機能を持たせているため、シール機能を満足
するように弾性な比較的柔らかい材料で成形した場合に
軸受機能として高荷重を受けた時摺動耐久性が悪くな
る。
【0008】そこで、ピストンリングにかかる面圧を下
げて摺動耐久性を向上させるためにはピストンリングを
長くしてその面積を広げれば良いが、この場合には逆に
ピストンリングを装着するピストンも長くなり、又ピス
トンに形成した伸側,圧側ポートが長くなり、その結
果、発生減衰力に及ぼすチョーク効果が大きくなり、更
に作動油の粘度変化、いいかえれば温度変化の影響を受
けやすく所望の減衰力が得られなくなる場合がある。
げて摺動耐久性を向上させるためにはピストンリングを
長くしてその面積を広げれば良いが、この場合には逆に
ピストンリングを装着するピストンも長くなり、又ピス
トンに形成した伸側,圧側ポートが長くなり、その結
果、発生減衰力に及ぼすチョーク効果が大きくなり、更
に作動油の粘度変化、いいかえれば温度変化の影響を受
けやすく所望の減衰力が得られなくなる場合がある。
【0009】他方、実開昭56−66549号公報に示
す油圧緩衝器ではピストンリングとシール材とが直列に
配置されているからその取付スペースを確保するために
ピストン自体が軸方向に長く成形されている。
す油圧緩衝器ではピストンリングとシール材とが直列に
配置されているからその取付スペースを確保するために
ピストン自体が軸方向に長く成形されている。
【0010】その結果、上記と同じくポートが長くなっ
てチョーク効果が大きくなり、又、温度変化の影響を受
けやすくなる。
てチョーク効果が大きくなり、又、温度変化の影響を受
けやすくなる。
【0011】そこで、本発明の目的は、シール材の摺動
耐久性を向上でき、チョーク効果の向上が図れ、温度変
化の影響を受け難いピストン部構造を備えた油圧緩衝器
を提供することである。
耐久性を向上でき、チョーク効果の向上が図れ、温度変
化の影響を受け難いピストン部構造を備えた油圧緩衝器
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の手段は、シリンダ内にピストンを介してピ
ストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリン
ダにロッド側油室と反ロッド側油室とを区画し、ピスト
ンには上記二つの油室を連通する伸側ポートと圧側ポー
トとを設け、伸側ポートの出口端に伸側バルブを開閉自
在に設け、圧側ポートの出口端に圧側バルブを開閉自在
に設けている油圧緩衝器に於て、ピストンロッドにピス
トンと同軸にガイドピストンを設け、ピストンの外周に
シリンダと摺接するシール材を設け、ガイドピストンに
油孔を設けると共に外周にシリンダと摺接する軸受材を
設けたことを特徴とするものである。
め、本発明の手段は、シリンダ内にピストンを介してピ
ストンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリン
ダにロッド側油室と反ロッド側油室とを区画し、ピスト
ンには上記二つの油室を連通する伸側ポートと圧側ポー
トとを設け、伸側ポートの出口端に伸側バルブを開閉自
在に設け、圧側ポートの出口端に圧側バルブを開閉自在
に設けている油圧緩衝器に於て、ピストンロッドにピス
トンと同軸にガイドピストンを設け、ピストンの外周に
シリンダと摺接するシール材を設け、ガイドピストンに
油孔を設けると共に外周にシリンダと摺接する軸受材を
設けたことを特徴とするものである。
【0013】この場合、ガイドピストンが伸側バルブの
内周基端を支えると共にピストンナットで挾持されてい
るのが好ましい。
内周基端を支えると共にピストンナットで挾持されてい
るのが好ましい。
【0014】同じく、ピストンロッドとガイドピストン
とにロッド側油室と反ロッド側油室とを連通するバイパ
スを設け、バイパスの出口端にサブバルブを開閉自在に
配設し、バイパスの途中にバイパスの通路面積を調整す
るバルブが移動自在に設けられているようにしてもよ
い。
とにロッド側油室と反ロッド側油室とを連通するバイパ
スを設け、バイパスの出口端にサブバルブを開閉自在に
配設し、バイパスの途中にバイパスの通路面積を調整す
るバルブが移動自在に設けられているようにしてもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
もとづいて説明するが、図1,図2は、本発明の一実施
の形態に係る油圧緩衝器を示す。
もとづいて説明するが、図1,図2は、本発明の一実施
の形態に係る油圧緩衝器を示す。
【0016】この油圧緩衝器は、従来と同じく、シリン
ダ1と、シリンダ1内にピストン2を介して移動自在に
挿入されたピストンロッド3と、ピストン2によってシ
リンダ1内に区画されたロッド側油室Aおよび反ロッド
側油室Bと、ピストン2に設けられて二つの油室A,B
を連通する伸側ポート4および圧側ポートと、伸側ポー
ト4の出口端に開閉自在に設けた伸側バルブ5と、圧側
ポートの出口端に開閉自在に設けた圧側バルブ6とを備
えている。
ダ1と、シリンダ1内にピストン2を介して移動自在に
挿入されたピストンロッド3と、ピストン2によってシ
リンダ1内に区画されたロッド側油室Aおよび反ロッド
側油室Bと、ピストン2に設けられて二つの油室A,B
を連通する伸側ポート4および圧側ポートと、伸側ポー
ト4の出口端に開閉自在に設けた伸側バルブ5と、圧側
ポートの出口端に開閉自在に設けた圧側バルブ6とを備
えている。
【0017】シリンダ1と並列に気体室と油室とを備え
たタンクCが設けられ、このタンクC内の油室は、ブラ
ケット7内の通路を介して反ロッド側油室Bと連通する
としている。
たタンクCが設けられ、このタンクC内の油室は、ブラ
ケット7内の通路を介して反ロッド側油室Bと連通する
としている。
【0018】本発明の特徴は、上記の基本的な油圧緩衝
器の構成に加えて、ピストン2と同軸にガイドピストン
8を設け、ピストン2の外周にシリンダ1と摺接する弾
性なシール材9を設け、又ガイドピストン8の外周にシ
リンダ1と摺接する軸受材10を設けたことである。ガ
イドピストン8には伸側リーフバルブ5の撓みを許容す
ると共に作動油を通過させる油孔11が形成されてい
る。
器の構成に加えて、ピストン2と同軸にガイドピストン
8を設け、ピストン2の外周にシリンダ1と摺接する弾
性なシール材9を設け、又ガイドピストン8の外周にシ
リンダ1と摺接する軸受材10を設けたことである。ガ
イドピストン8には伸側リーフバルブ5の撓みを許容す
ると共に作動油を通過させる油孔11が形成されてい
る。
【0019】ピストンロッド3の下部にはバルブ押え1
2と、圧側バルブ6と、ピストン2と、伸側バルブ5
と、ガイドピストン8とが同軸上に直列に挿入され、圧
側バルブ6とピストン2と伸側バルブ5とガイドピスト
ン8とがバルブ押え12とピストンナット13とで挾持
されている。
2と、圧側バルブ6と、ピストン2と、伸側バルブ5
と、ガイドピストン8とが同軸上に直列に挿入され、圧
側バルブ6とピストン2と伸側バルブ5とガイドピスト
ン8とがバルブ押え12とピストンナット13とで挾持
されている。
【0020】シリンダ1の上部にはキャップ14とベア
リング15とが設けられ、キャップ14の内側にはピス
トンロッド3に摺接するダストシール17が設けられ、
キャップ14とベアリング15との間にはピストンロッ
ド3に摺接するオイルシール18が設けられ、ベアリン
グ16にはロッド側油室Aとオイルシール18の下部を
連通するポート16が設けられている。
リング15とが設けられ、キャップ14の内側にはピス
トンロッド3に摺接するダストシール17が設けられ、
キャップ14とベアリング15との間にはピストンロッ
ド3に摺接するオイルシール18が設けられ、ベアリン
グ16にはロッド側油室Aとオイルシール18の下部を
連通するポート16が設けられている。
【0021】ベアリング15の下部には取付部19を介
してクッションスプリング20が設けられ、ピストンロ
ッド3の最伸長時近傍でバルブ押え12がクッションス
プリング20に当接し、このクッションスプリング20
を圧縮させることにより伸切時の衝撃を緩和するように
なっている。
してクッションスプリング20が設けられ、ピストンロ
ッド3の最伸長時近傍でバルブ押え12がクッションス
プリング20に当接し、このクッションスプリング20
を圧縮させることにより伸切時の衝撃を緩和するように
なっている。
【0022】ピストンロッド3の上部には支持部材21
を介してスプリングシート22が設けられ、同じくシリ
ンダ1の外周には下方のスプリングシート24が上下移
動自在に螺合され、上下二つのスプリングシート22,
24間に懸架スプリング23が介装され常時ピストンロ
ッド3を伸び方向に付勢している。下方のスプリングシ
ート24を上下方向に移動することにより懸架スプリン
グ23の初期荷重を調整するようになっている。
を介してスプリングシート22が設けられ、同じくシリ
ンダ1の外周には下方のスプリングシート24が上下移
動自在に螺合され、上下二つのスプリングシート22,
24間に懸架スプリング23が介装され常時ピストンロ
ッド3を伸び方向に付勢している。下方のスプリングシ
ート24を上下方向に移動することにより懸架スプリン
グ23の初期荷重を調整するようになっている。
【0023】上記の油圧緩衝器によれば、伸長作動時に
ピストンロッド3がピストン2とガイドピストン8を介
して伸長し、この時ロッド側油室Aの油が伸側ポート4
より伸側バルブ5を撓ませて、更にガイドピストン8の
通孔11を介して反ロッド側油室Bに流出し、更にピス
トンロッド3の排出体積分の油がタンクCより反ロッド
側油室Bに導入され、この時伸側バルブ5によって伸側
減衰力を発生させる。圧縮作動時にはピストンロッド3
が同じくピストン2とガイドピストン8を介して下降
し、反ロッド側油室Bの油が圧側ポートより圧側バルブ
6を上方に撓ませてロッド側油室Aに流出し、ピストン
ロッド3の侵入体積分の油がタンクCに戻される。
ピストンロッド3がピストン2とガイドピストン8を介
して伸長し、この時ロッド側油室Aの油が伸側ポート4
より伸側バルブ5を撓ませて、更にガイドピストン8の
通孔11を介して反ロッド側油室Bに流出し、更にピス
トンロッド3の排出体積分の油がタンクCより反ロッド
側油室Bに導入され、この時伸側バルブ5によって伸側
減衰力を発生させる。圧縮作動時にはピストンロッド3
が同じくピストン2とガイドピストン8を介して下降
し、反ロッド側油室Bの油が圧側ポートより圧側バルブ
6を上方に撓ませてロッド側油室Aに流出し、ピストン
ロッド3の侵入体積分の油がタンクCに戻される。
【0024】上記のピストンロッド3の伸縮作動時に於
て、ピストンロッド3のガイドはピストン2外周のシー
ル材9とガイドピストン8の外周の軸受材10で分割さ
れながら受持たれているから、シール材9に高荷重が集
中せず、シール材9の耐久性が向上する。又ピストン2
はガイドピストン8と分割され、ガイドピストン8に軸
受材10を設けているから、ピストン2の軸方向の長さ
はシール材9を取付けるスペース分の長さに成形でき、
その結果伸側ポート4や圧側ポートを短かくでき、チョ
ーク効果が大きくならず、温度変化に起因する作動油の
粘度変化を上記ポートが受け難く、従って所望の減衰力
を得ることができる。
て、ピストンロッド3のガイドはピストン2外周のシー
ル材9とガイドピストン8の外周の軸受材10で分割さ
れながら受持たれているから、シール材9に高荷重が集
中せず、シール材9の耐久性が向上する。又ピストン2
はガイドピストン8と分割され、ガイドピストン8に軸
受材10を設けているから、ピストン2の軸方向の長さ
はシール材9を取付けるスペース分の長さに成形でき、
その結果伸側ポート4や圧側ポートを短かくでき、チョ
ーク効果が大きくならず、温度変化に起因する作動油の
粘度変化を上記ポートが受け難く、従って所望の減衰力
を得ることができる。
【0025】図3は、本発明の他の実施の形態に係り、
これは、基本構造を図1,図2のものと同じにするが、
ピストンロッド3にバイパスRを設け、このバイパスR
の通路面積を調整するバルブVが設けられたものであ
る。
これは、基本構造を図1,図2のものと同じにするが、
ピストンロッド3にバイパスRを設け、このバイパスR
の通路面積を調整するバルブVが設けられたものであ
る。
【0026】即ち、ピストンロッド3に各油室Aに開口
する横孔25と縦孔28と縦孔28に開口する横孔27
とを設け、ガイドピストン8の上端に横孔27を反ロッ
ド側油室Bに開口させる切欠き26とを設け、上記横孔
25,27、縦孔28、切欠き26とでバイパスRを構
成している。
する横孔25と縦孔28と縦孔28に開口する横孔27
とを設け、ガイドピストン8の上端に横孔27を反ロッ
ド側油室Bに開口させる切欠き26とを設け、上記横孔
25,27、縦孔28、切欠き26とでバイパスRを構
成している。
【0027】バイパスRの途中にはピストンロッド3の
外部から上下動可能なバルブVたるニードルバルブを上
下移動自在に挿入して、バイパスRの通路面積を調整し
得るようにしている。
外部から上下動可能なバルブVたるニードルバルブを上
下移動自在に挿入して、バイパスRの通路面積を調整し
得るようにしている。
【0028】ガイドピストン8は、伸側バルブ5の内周
基端を支持すると共に伸側バルブ5の最下段サブバルブ
5aを上記切欠き26に対して開閉自在に配設し、伸側
バルブ5と協動して合成の伸側減衰力を発生するように
している。
基端を支持すると共に伸側バルブ5の最下段サブバルブ
5aを上記切欠き26に対して開閉自在に配設し、伸側
バルブ5と協動して合成の伸側減衰力を発生するように
している。
【0029】即ち、伸長作動時にはロッド側油室Aの作
動油がバイパスRを介して伸側バルブ5を迂回しながら
流れ、切欠き26から流出する作動油がサブバルブ5a
が上方に撓み、このサブバルブ5aにおいて減衰力が発
生するようになっている。
動油がバイパスRを介して伸側バルブ5を迂回しながら
流れ、切欠き26から流出する作動油がサブバルブ5a
が上方に撓み、このサブバルブ5aにおいて減衰力が発
生するようになっている。
【0030】その他の構造,作用,効果は、図1,図2
のものと同じであり、同一の符号を付すことで詳細は省
略する。
のものと同じであり、同一の符号を付すことで詳細は省
略する。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果がある。
【0032】各請求項の発明によれば、ピストンロッ
ドのガイド部材をピストンとガイドピストンとに分割
し、ピストンの外周にシール材を設け、ガイドピストン
の外周に軸受材を設けたから、ピストンロッドの伸縮作
動時における荷重をシール材と軸受材とで受持つ。その
結果シール材にのみ高荷重が集中せず、シール材の耐久
性を向上できる。
ドのガイド部材をピストンとガイドピストンとに分割
し、ピストンの外周にシール材を設け、ガイドピストン
の外周に軸受材を設けたから、ピストンロッドの伸縮作
動時における荷重をシール材と軸受材とで受持つ。その
結果シール材にのみ高荷重が集中せず、シール材の耐久
性を向上できる。
【0033】同じく、ピストンの外周にはシール材の
みを設ければよく、その結果ピストンの軸方向の長さは
シール材を設けるスペースのみがあればよく、従って長
さを短かくできるから伸側及び圧側ポートも短かくでき
る。この為、温度変化に起因する作動油の粘度変化の影
響を上記各ポートが受け難く、所望の減衰力が得られ
る。
みを設ければよく、その結果ピストンの軸方向の長さは
シール材を設けるスペースのみがあればよく、従って長
さを短かくできるから伸側及び圧側ポートも短かくでき
る。この為、温度変化に起因する作動油の粘度変化の影
響を上記各ポートが受け難く、所望の減衰力が得られ
る。
【0034】請求項3の発明によれば、ガイドピスト
ンにバイパスの一部を設け、このバイパスの出口端にサ
ブバルブを開閉自在に設けたから、バイパス全体の長さ
を長くすることなく低速域の減衰力のコントロールが容
易に出来る。
ンにバイパスの一部を設け、このバイパスの出口端にサ
ブバルブを開閉自在に設けたから、バイパス全体の長さ
を長くすることなく低速域の減衰力のコントロールが容
易に出来る。
【図1】本発明の一実施の形態に係る油圧緩衝器の一部
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図2】図1の一部拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る油圧緩衝器の一
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
1 シリンダ 2 ピストン 3 ピストンロッド 4 伸側ポート 5 伸側バルブ 5a サブバルブ 6 チェックバルブ 8 ガイドピストン 9 シール材 10 軸受材 11 油孔 A ロッド側油室 B 反ロッド側油室 R バイパス V バルブ
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダ内にピストンを介してピストン
ロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダにロ
ッド側油室と反ロッド側油室とを区画し、ピストンには
上記二つの油室を連通する伸側ポートと圧側ポートとを
設け、伸側ポートの出口端に伸側バルブを開閉自在に設
け、圧側ポートの出口端に圧側バルブを開閉自在に設け
ている油圧緩衝器に於て、ピストンロッドにピストンと
同軸にガイドピストンを設け、ピストンの外周にシリン
ダと摺接するシール材を設け、ガイドピストンに油孔を
設けると共に外周にシリンダと摺接する軸受材を設けた
ことを特徴とする油圧緩衝器。 - 【請求項2】 ガイドピストンが伸側バルブの内周基端
を支えると共にピストンナットで挾持されている請求項
1の油圧緩衝器。 - 【請求項3】 ピストンロッドとガイドピストンとにロ
ッド側油室と反ロッド側油室とを連通するバイパスを設
け、バイパスの出口端にサブバルブを開閉自在に配設
し、バイパスの途中にバイパスの通路面積を調整するバ
ルブが移動自在に設けられている請求項1又は2の油圧
緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10309320A JP2000130488A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10309320A JP2000130488A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 油圧緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130488A true JP2000130488A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17991606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10309320A Pending JP2000130488A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000130488A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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