JP2000130007A - ユニットシステムの自閉戸 - Google Patents

ユニットシステムの自閉戸

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JP2000130007A
JP2000130007A JP10340938A JP34093898A JP2000130007A JP 2000130007 A JP2000130007 A JP 2000130007A JP 10340938 A JP10340938 A JP 10340938A JP 34093898 A JP34093898 A JP 34093898A JP 2000130007 A JP2000130007 A JP 2000130007A
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JP
Japan
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sliding door
door
closing
opening
automatic
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JP10340938A
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Inventor
Kazuaki Ando
和明 安藤
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Howa KK
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Howa KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】既設の全手動引戸やスペース問題視の回動扉な
どを撤去して自閉戸装置を新設する需要は増加中だが、
工事日数、騒音、コスト高、通行止めの損失が難点とな
っているので、自閉戸装置をユニットシステムで短時間
で完成し、新設の開口部に合せて貼設後、吊車つき引戸
を挿入吊設するだけの超簡易作業で上記の難点を悉く解
消して市場に提供する。 【解決手段】引戸の開閉移動に伴う全占有幅を確保した
ワイドケースに接続したサイドケースに化粧カバー付支
柱を取着して壁面開口部に貼設し、ワイドケースにおけ
るステイに2段のレールを傾斜状に横設した背板を後方
に固着し、前方に開閉自在の蓋を蝶着し、底面の間隙よ
り吊車つき引戸を挿入してレールに吊設し、手動開放時
は、板レールとの摩擦をカットし、閉鎖時は板レールに
制動材を圧接して加速を緩衝できる吊車装置を引戸上辺
に載設したユニットシステムによる自閉戸を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニットシステムで構
成した自閉戸に関するもので、詳しくは壁面の開口部
(通用口)や、既設の回動扉または自閉力のない引戸な
どを撤去して装いも新たに貼設型式の自閉戸を新設する
に際し、開口部の周辺を改変せず至って簡易な貼設工事
で、開放後は緩衝されながら自動で閉鎖する省エネルギ
ー、省力化の安全に富む自閉戸が迅速かつ容易に提供で
きるよう試みたものである。
【0002】
【従来技術】従来、引戸装置には開放後の復帰閉鎖力を
弾機・重錘傾斜利用の移動などで行う先行技術が提供さ
れているが、壁面開口部の縦枠、上枠内での工事や引き
戸の吊設は熟練を要し、単に施工のコスト高を招くだけ
でなく、工事中の騒音や日数その他通行上の弊害も生じ
るため、屋内設備の難所となっている。特に既設装置の
老朽化や回動扉撤去に伴う自閉引戸の新設は、改変工事
にコスト面、日程、代替通路などの悪材料が介在し、工
事中の騒音や振動などと共に著しい難点を抱えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術中、
重錘を除く他の装置でも壁面や開口部上枠での改装工事
は、日数、人件費、騒音、通行止めなどの弊害が多いう
え、特に通行の頻繁な箇所での引戸装置には欠かせない
自閉装置の緩衝装備もコストアップするため、施工弊害
と併せ解消課題となっているが、特に、回動扉撤去で引
戸(自閉式)に転換する改変工事は、人目につき易い箇
所だけに美化対策と共に経費対策が施工日数の短縮と併
せ重要課題になっている。
【0004】
【発明の目的】横引戸は、人や車の出入りが頻繁な箇所
に効果的で既設の回動扉を撤去してでも転換を希望する
ケースは多く、特に病院、老人ホーム、学校、図書館、
身体障害者施設などはその代表格となるが、反面改修、
改変の工事時間や日数さらに騒音や通行禁止による弊害
など、施工者側の抱える負担は莫大で、設備普及の大き
な障害となっているため、これらの難点をすべて解消す
るユニットシステムにより作製した自閉緩衝の引戸を迅
速かつ頗る容易に出入口に付設して、施主側の要望に沿
う安全にして維持費が殆ど計上しない堅牢かつ、至便効
果抜群の引戸を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるユニットシ
ステムの自閉戸は、左右対称のサイドケース側面四隅の
穿孔部にステイを嵌入螺止して引戸の全占有幅を確保
し、後方では上下二段のレールを傾斜状に横設した背板
をステイに固着し、前方のステイには傾動自在の蓋を蝶
着し、サイドケース下面の角孔には、壁面開口部の高さ
と同じ左右対称の化粧カバーを外嵌した支柱を嵌入螺止
して、一連の門構え形ワイドケースをユニットシステム
で構成し、壁面開口部や既設扉の撤去箇所に付設して、
別の吊車つき引戸を背板上段のレールに吊設してなるも
のである。また、上記手段において、ワイドケースの背
板側下段の板レールに、吊車の架台に配設した弾機で傾
動する制動材つきクランクの圧接力で引戸の閉運動を緩
衝し、反面吊車と一方向のみ連動する歯車列の終端歯車
に掛合したスライダーの突進によりクランクを板レール
より離反させて、引戸の開運動を円滑化してなる実施の
態様を有する。
【0006】
【作 用】(開運動)引戸は、吊車が傾斜レールを
転動して低位側に移動し、壁面開口部を閉塞しているの
で、この箇所を通過するには、引戸側の引手に指先を掛
合して横引きすれば、引戸の吊車は傾斜したレール上を
時計針(正)方向に転動して上昇移動し、戸尻が開口部
側柱である化粧カバーの平面内側に当接して制止する
(第2図から第1図に変化する移動参照)。斯かる場
合、吊車は一方向クラッチの特性により、その主軸に固
着された歯車列を回転し、その終端歯車を同一方向に回
転させるため、吊車の架台に固設の支持台の孔に摺動自
在に挿入された凸起つきスライダーを突進(没入)さ
せ、くの字形のクランクの一側を押圧しているバネを縮
退して枢軸を支点に時計針(逆)方向に断続的に傾動す
るため、該クランクの他側における制動材は浮上して板
レールから離反し、摩擦抵抗をゼロにするため引戸の開
運動(上昇移動)は円滑かつ軽快に行われる。 (閉運動)引戸は、全開時に限らず手を離せば、吊車が
レールの傾斜に沿って低位側に自動的で転動し、加速し
ながら戸先が支柱に外嵌した化粧カバーの内側平坦面に
当接するまで移行する。斯かる際、吊車は、時計針
(逆)方向に回転するが一方向クラッチの特性で吊車の
み空転するだけで、その主軸は連動しないため、前記ス
ライダーによるクランク押進は消失し、弾機付勢により
クランクは時計針(正)方向に傾動を強いられるから、
その制動材は絶えず板レールの表面に強く圧接され、引
戸の加速移動をセーブする。したがって、引戸は閉運動
が開始すれば同時に前述した緩衝力が働き、全閉するま
で制動が続くから、押し車や通行人さらに開口部の縦枠
や周辺および引戸の戸先側も激突は回避され、頗る安全
に閉運動が行われる。
【0007】
【実 施 例】本願発明になるユニットシステムの自閉
戸を例示図により説明する。第1図は、引戸全開時の概
略正面図、第2図は同じく全閉時の概略正面図である。
ワイドケース1は、左右対称のサイドケース5,5側面
四隅の穿孔部5Aに、断面が略々L型のステイ3を嵌入
螺止して、引戸Dの移動を含む全占有幅Lを確保する。
そして後方のステイ3には、吊車9が転動するレール1
0を上段に、同じく下段に、引戸の閉連動時にクランク
の制動材が圧接する板レール11を平行かつ閉鎖方向に
低位となるよう傾斜状に横設した背板2を螺止固着し、
前方には天板と正面板を直角に折曲した蓋6を下側のス
テイ3に設けたヒンジ6Bに傾動自在に蝶着し、閉鎖後
上側ステイ3の螺孔4に化粧ビスで係止する。また左右
対称のサイドケース5,5の下面角孔7には、壁面開口
部Oの高さと同等の左右対称の化粧カバー23を断面角
筒の支柱21に底面同士を合致して外嵌し、皿ネジ24
で両者を係止し、かつ、化粧カバー23より延出の部分
を挿入してサイドケース5の側板5Bを外して当板21
Aを前後にはめ止螺22にて固着すれば、ワイドケース
1は横長の門構え形状となり、通用出入口である壁面の
開口部に合せて貼設すればよい。つぎに、引戸D上辺に
載設された吊車装置12の、架台13上方に主軸14に
より軸支された吊車9は一方向クラッチ16Bを備え、
時計針(正)方向回転時のみ主軸14を同一方向に回転
させるから、該主軸14と共に連動する歯車列の終端歯
車16Aを吊車9と同方向(矢印のとおり)に回転させ
るから、掛合する突起17Aを設けたスライダー17を
架台13に固設した支持台18の孔18Aに没入させ、
支持台18の近傍で枢軸18Eにより回動自在に枢着さ
れたくの字形クランク18Bの上側を押し続けるため、
クランク18Bは時計針(逆)方向に回転して傾動し、
板レール11に圧接していた制動材18D(合成ゴム、
皮革、合成樹脂など)は浮上離反状態となって摩擦抵抗
は消失するため、吊車9はレール10の上を滑らかに転
動して引戸Dを全開する。前記支持台18の長孔18F
に遊挿し、スライダー17に植設したピン17Bの役目
は、スライダー17の離脱防止と突起17Aと終端歯車
16Aの掛合を正確に保つために試みたものである。ま
た、支持台18とクランク18Bは如何なる場合でも接
触しないように設定してあり、例えば制動材18Dが消
耗してクランクがバネ20延伸により傾動しても支持台
18に当接しないようになっているから、制動材18D
が長期に使用できることになっている。クランク18B
の凸起18Cと、他方架台13に固設した止具19の凸
起19Aはバネ20の離脱防止用に夫々突設したもので
ある。なお、引戸Dはワイドケース1における下面間隙
8より挿入して吊車9をレール10に吊設する。つぎ
に、化粧カバー23は、有色の木目調や金属色またはタ
イル大理石などの格調の高い疑似材を壁面開口部周辺と
の調和を計りながら選定して、インテリア感を演出し開
口部の高さに合致してカットし支柱の底面と合せて外嵌
後、内側の平坦面より皿ネジ24で螺着後、ワイドケー
ス1側のサイドケース5に挿入する。図中Wは壁面であ
り、前記化粧カバー23は貼設されて壁面前方に突出す
るため、引戸Dが当接する平坦部を除き、曲面、波状面
など他の物体や人体と接触しても安全で、美観を伴う形
態に表現される。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、既設の壁面開口部にお
けるスペースで問題視の回動扉の撤去に伴う引戸の新設
や、老朽化した全手動による引戸の自閉化改変などの工
事日数、騒音、熟練者作業によるコスト高、さらに通行
止めによる損失などが、極めて短時間で組み立てができ
るユニットシステムの引戸(自閉並びに緩衝装置つき)
を、近くの通行に支障のない別の場所で完成させ、目的
の壁面開口部に合せて貼設した後、別個に完成された吊
車つき引戸をワイドケースの下面から挿入して吊設すれ
ば、エネルギー不要の自動閉鎖と緩衝能力を兼備した化
粧カバーで柱を格調づけた引戸装置が、超簡易で出現
し、冒記の各難点を悉く解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】引戸が全開時の概略正面図。
【図 2】引戸が全閉時の概略正面図。
【図 3】吊車装置の一部欠切正面図。
【図 4】図3のA−A視断面図。
【図 5】ワイドケース開蓋時の概略斜視図。
【図 6】図1のB−B視拡大断面図。
【図 7】図1のC−C視拡大断面図。
【図 8】図2のE−E視一部欠切拡大断面図。
【符号の説明】
1 ワイドケース 2 背板 3 ステイ 4 螺孔 5 サイドケース 5A 穿孔部 5B 側板 6 蓋 6A 孔 6B ヒンジ 7 角孔 8 間隙 9 吊車 10 レール 11 板レール 12 吊車装置 13 架台 14 主軸 15 副軸 16 歯車列 16A 終端歯車 16B 一方向クラッチ 17 スライダー 17A 突起 17B ピン 18 支持台 18A 孔 18B クランク 18C 凸起 18D 制動材 18E 枢軸 18F 長孔 19 止具 19A 凸起 20 バネ 21 支柱 21A 当板 22 止螺 23 化粧カバー 24 皿ネジ W 壁面 D 引戸 O 開口部 L 引戸の全占有幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】左右対称のサイドケース側面四隅の穿孔
    部にステイを嵌入螺止して引戸の全占有幅を確保し、後
    方では上下二段のレールを傾斜状に横設した背板をステ
    イに固着し、前方のステイには傾動自在の蓋を蝶着し、
    サイドケース下面の角孔には、壁面開口部の高さと同じ
    左右対称の化粧カバーを外嵌した支柱を嵌入螺止して、
    一連の門構え形ワイドケースをユニットシステムで構成
    し、壁面開口部や既設扉の撤去箇所に付設して、別の吊
    車つき引戸を背板上段のレールに吊設してなるユニット
    システムの自閉戸。
  2. 【請求項 2】請求項1において、ワイドケースの背板
    側下段の板レールに、吊車の架台に配設した弾機で傾動
    する制動材つきクランクの圧接力で引戸の閉運動を緩
    衝し、反面吊車と一方向のみ連動する歯車列の終端歯車
    に掛合したスライダーの突進によりクランクを板レール
    より離反させて、引戸の開運動を円滑化してなるユニッ
    トシステムの自閉戸。
JP10340938A 1998-10-22 1998-10-22 ユニットシステムの自閉戸 Pending JP2000130007A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016521A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Murakoshi Mfg Corp 緩衝装置、開閉装置
JP2009150122A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Nitto Kohki Co Ltd 引戸の制動装置

Cited By (3)

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