JP2000129725A - 建設機械の操作ペダル装置 - Google Patents

建設機械の操作ペダル装置

Info

Publication number
JP2000129725A
JP2000129725A JP10302992A JP30299298A JP2000129725A JP 2000129725 A JP2000129725 A JP 2000129725A JP 10302992 A JP10302992 A JP 10302992A JP 30299298 A JP30299298 A JP 30299298A JP 2000129725 A JP2000129725 A JP 2000129725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation pedal
driver
tread
construction machine
machine according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10302992A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nishimura
悟 西村
Akira Yasumizu
晃 安水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP10302992A priority Critical patent/JP2000129725A/ja
Publication of JP2000129725A publication Critical patent/JP2000129725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作ペダルの位置を運転者の操作が可能な前
側方に位置させて、運転者が足のつま先部を左右方向に
踏み換えるだけで操作できるようにして、操作性の向上
と運転室における運転席周りを合理的に広く利用できる
ようにする。 【解決手段】 操作ペダル10の踏面部材11は横長で
中央部に平坦部を備え、その平坦部から両側へ高くなる
傾斜面部が形成されて、その踏面部材11の下面中央部
で下向きに突出する支持片13中間部を床面に取付くブ
ラケット15に枢支軸16にて枢支され、その支持片1
3の下部をロッドにてアクチュエータの制御弁25と連
結され、踵を床に接してつま先部を踏面部材11に載せ
て左右にずらせて踏み込むようにされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械における
作業機あるいは走行用のアクチュエータを操作する操作
ペダル装置に係り、ペダルを左右横方向に踏み分けてア
クチュエータの操作を行わせ得る建設機械の操作ペダル
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベルなどの建設機械(作
業機)にあっては、装軌式走行体(履帯)を左右両側に
備えて、この左右走行体を支持する車体の上部に旋回自
在に装架された旋回体上にエンジン,油圧機器などを内
装したマシンキャブ,カウンターウエイト,運転室を搭
載され、前部にブーム,アームおよびバケットなどから
なる作業機が装備されている。運転室には、通常運転席
の両側に旋回,作業機操作用の各操作レバーがコンソー
ルボックスの前上部に配設され、運転席の前方中央部に
左右走行操作レバーが立設配置され、かつ、床面上部に
走行操作ペダルが配置されて、これら操作レバーまたは
走行操作ペダルを操作することにより前後進、旋回を行
うと同時に、踏込み操作量によって速度制御されるよう
になっている。
【0003】このような建設機械において操作ペダルを
操作してアクチュエータを作動させるには、床上で縦方
向(運転席に対する前後方向)に配置された操作ペダル
に、オペレータが足を載せて前方につま先で踏み込むと
前進方向に、また後方に踵部で踏み込むと後進方向に、
それぞれアクチュエータが作動するようになされてい
る。そして、操作ペダルの側部で床上に固定配設された
フットレスト上につま先を預けて振動・揺動に対して身
体を支えることができるようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の操作
ペダル装置にあっては、前述のように、操作ペダルの踏
面部材上に運転者が足を載せて前または後の踏込む操作
を行うので、人間工学上、特に運転者が踵で踏込み操作
を行う際に微操作が困難であるという問題がある。そこ
で、踏面部材上に載せた足を後方にずらせたりして踏込
み換えを行っており操作性が悪いことなどから、フット
レストの前面にカウンターレバーと称する別個なペダル
を付設して本来の操作ペダルと後進操作時に連動させる
ように構成して、運転者がフットレストに足の踵部を載
せて後進の操作に際してはカウンターレバーを踏むよう
にされたものが、実公平6−43255号公報によって
提案されている。
【0005】しかしながら、実公平6−43255号公
報で開示されているような操作ペダル装置では、確かに
踵部での操作に比べてつま先部による踏み込みによって
操作ができるので微操作が容易になるが、構造的に部品
点数が増加してコストアップになることと、フットレス
トを設けておく必要上設置スペースを広くとることにな
り、運転室の床スペースが狭い場合には不都合であると
いう問題点がある。
【0006】また、操作ペダルは、その支持ピンの下側
に突き出して形成される部片に連結されたロッドによっ
て床下に設けられるアクチュエータの制御弁を操作する
ような構成、または、操作ペダルによって直接的に油圧
アクチュエータの制御弁を操作するような構成とされて
いる。前記操作ペダルによって直接的に制御弁を操作し
てアクチュエータを制御する形式にあっては、例えば図
10によって示されるように、運転室床100上に配置
される操作ペダル101の真下にて床100から支持部
材103によって吊り下げられるようにして制御弁10
5が設けられ、操作ペダル101の前後傾動に応じて接
続される制御弁105の操作部106を、操作ペダル1
01に取付く部片102によって直接操作されるように
なっており、制御弁105が床下に取付けられることに
なるので、運転室の床下に広いスペースを必要とする。
そのために、車高の低い低床型に構成する場合、運転室
の下部に制御弁の取付スペースが無くなり、制御弁とそ
の付属部品などの取付ができなくなるという問題が生じ
る。そのほかに、運転席の前方位置に操作ペダルが配置
されていると、前乗降型の車輌の場合、乗降時にその操
作ペダルが邪魔になるなどの問題もある。
【0007】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、操作ペダルの位置を運転者の操作
が可能な前側方に位置させて、運転者が足のつま先部を
左右方向に踏み換えるだけで操作できるようにして操作
性の向上と運転室における運転席周りを合理的に広く利
用できる建設機械の操作ペダル装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による建設機械の操
作ペダル装置は、操作ペダルの踏面部材が横長で中央部
より両側へ高くなるように形成されて、下面中央部で下
向きに突出する支持片が床面に取付くブラケットにて枢
支され、その支持片下部にアクチュエータの制御弁との
連結部を備えていることを特徴とするものである。
【0009】このように構成されることにより、運転者
が操作ペダルを操作するに際して、足の踵部を床面に接
するようにしてつま先部を操作ペダルの踏面部材上に載
せ、その踏面部材の踏面中央部につま先部を位置させる
と中立状態に、そしてつま先部を踏面上で右または左に
ずらせて踏み込むことにより、枢支部を支点として支持
片下端が傾動されて、予め設定されている方向に対応し
て支持片に繋がる制御弁をアクチュエータが設定されて
いる側(例えば前進駆動させる)に作動させることがで
きる。この操作ペダルの踏面を踏み込むに際し、運転者
は踵部を基点として操作目的方向につま先部を振って踏
み込めばよいので、微操作も容易になり、人間工学的に
無理のない操作が可能になるという効果を奏するのであ
る。また、一個のペダルで二動作を行わせることがで
き、部品点数を少なくして生産コストを低減させる効果
をも得られるのである。
【0010】また、操作ペダルの取付位置について、運
転者の自然な姿勢で足を配する位置に設けるようにすれ
ば、運転操作による疲労感を感じさせないで作業できる
という効果を奏するのである。
【0011】前記操作ペダルの踏面部材は、その踏面を
中央部の所要区間で平面に保ち左右両側を端部に向かっ
てそれぞれ高くなる傾斜面とされるのがよい。こうする
と、アクチュエータの制御操作時、中立状態に保つ際、
つま先部を踏面部材の踏面中央部に載せても安定するの
で、誤操作することがなく、安全に保つことができる。
また、アクチュエータを操作するにはつま先部の向きを
即座に所要方向へ踵を基準として変えるだけで次の動作
に移ることができ、操作性がよいという効果を奏する。
【0012】また、操作ペダルの踏面部材は、その踏面
中央部を低くして左右両端部が高くなる彎曲面に形成さ
れているのがよい。こうすることでも前記のように操作
性を良好にすることができる。
【0013】さらに、前記操作ペダルの踏面部材におけ
る踏面は、適宜角度設置時の運転者側に下がる傾斜面に
されているのがよい。こうすると、運転者が踵を床面に
接した状態で足のつま先部を踏面上に載せる姿勢をとっ
ても違和感を与えず、しかも左右への踏込み移動をさせ
るのに無理がなく移行でき、足の負担を軽減して疲労感
を与えないという効果を奏するのである。
【0014】また、前記操作ペダルの踏面には、踏込み
操作方向を識別する表示を設けてあるのがよい。こうす
ると、作業中において操作ペダルを踏む際に、目視して
操作方向を確認しなくとも、つま先でペダルの踏面に付
された識別する表示を感じ取って確認できるので、誤っ
た方向に操作するのを防止できる効果を奏するのであ
る。この識別する表示としては、例えば踏面の中立区間
から離れた一方に突起を設けるなどして足の裏での触感
により識別できるようにするのがよい。
【0015】またさらに、前記操作ペダルは、運転席前
方に設置されるに際し、運転席前側方部位置で踏面部材
の踏面が運転者に向くようにして設置されるのがよい。
こうすると、運転席に着座した運転者の足の配置が自然
な姿勢で、その操作ペダルの踏面部材上につま先部を載
せて、そのつま先部を踏面部材上で運転席を通る前後方
向の軸線に沿う前方向側へずらせると、例えば走行用ア
クチュエータを前進動作するように制御弁が操作され、
前記踏面部材を前記と逆の方向に踏むと、アクチュエー
タが後進方向に作動されるというように操作ペダルの踏
面部材の向きを定めることによって、作動方向の識別が
行えるという効果を奏する。
【0016】また、前記操作ペダルは、踏込み操作時の
揺動を固定するロックピンを備えているのがよい。こう
すれば、該当するアクチュエータを作動させる必要がな
いとき、すなわち、操作ペダルを操作する必要のないと
きは、ロックピンにより操作ペダルを固定することによ
り、アクチュエータの誤操作を防ぐことができ、また、
操作ペダルをフットレストとして使用可能になるので、
狭小な運転室の居住性を改善できる。
【0017】また、前記操作ペダルは、左右に踏込み操
作量の調整機構を付設されているのがよい。こうする
と、左右への踏込み操作量の調節機構を備えているの
で、踏込み操作量を変えることにより、対応するアクチ
ュエータの種類ないし動き方に対応することができ、操
作ペダル装置の共通化を行うことができる。
【0018】このようにされる操作ペダル装置は、運転
室の床上に設置されて、その踏面部材の下側に垂設され
る支持片端部を、運転席側部に設置されるアクチュエー
タの制御弁とロッドによって接続して制御操作できるよ
うにすれば、低床型の車体であっても無理なく制御部を
構成することができる効果を奏する。また、運転室の床
下に余裕のある機種にあっては、本発明に係る操作ペダ
ル装置を床上に配置して床下に設けられる制御弁と連係
させることもできる。このようにしても、前述のような
効果を得ることが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明による建設機械の操
作ペダル装置の具体的な実施の形態につき、図面を参照
しつつ説明する。
【0020】図1に本発明に係る建設機械の操作ペダル
装置が運転室に配置された態様を示す一実施例平面図
が、図2に図1におけるA−A視立面図が、図3に要部
の拡大平面図が、図4に図3のB−B視拡大側面図が、
図5に図4のC−C視図が、そして図6に図4のD−D
視断面図が、それぞれ示されている。
【0021】本実施例の操作ペダル装置は、油圧ショベ
ルにおける作業機の操作ペダルについて示されている。
操作ペダル10は、図1に示されるように、運転室1内
の運転席2前方右斜め位置(運転席2を通る運転室の縦
軸線Cに対して適宜角度α右前方にずらせた位置)の床
面3上に配置され、運転席2の右側にあるコンソールカ
バー4の下側にアクチュエータの制御弁25が操作され
るように接続されている。
【0022】前記操作ペダル10は、図3〜5にて示さ
れるように、適宜奥行き寸法で横長の形状にして、その
中央部所要の区間(好ましくは運転者の履く靴の幅より
もやや広い寸法)を平坦面にして、左右両端に向かって
斜め上向きに傾斜させた踏面部材11と、この踏面部材
11の中央部下面に基端を固着されて垂下する所要長さ
で下部を刳り込んで二股に形成される支持片13とで構
成され、その支持片13の中間部にて前記踏面部材11
の長手方向に直交する向きで枢支する枢支軸16を備え
るブラケット15にて運転室2の床面3上に設置される
構成となっている。
【0023】前記踏面部材11は、前述のように中央部
の平坦面部及び左右傾斜面部の上面を踏面12として、
その踏面12の全体が設置時の運転者側に適宜角度で前
下がりとなるように形成され、かつ、踏面12全体に凹
凸など操作時のすべり止めが施されている。なお、図示
省略するが、例えば図3において踏面部材11の左側踏
面に突起状の表示部を設けて、運転者がその踏面側につ
ま先部をずらせて踏込み操作を行ったときに、靴の底面
を介して運転者の足裏に突起状の表示部を感じさせるよ
うにしておくのがよい。こうすることで、その突起状の
表示部がある部分とそうでない部分(逆方向)を感覚的
に識別させることによって、操作方向を誤らないように
機能させる。
【0024】前記踏面部材11の中央部下面から垂直に
設けられる支持片13は、図4及び図6にて示されるよ
うに、下半部の一部を刳り抜いて図3で紙面に対し前後
方向二股状に形成され、中間ボス部13aを枢支軸16
によって支持され、踏面部材11が左右に傾動自在なよ
うにブラケット15に支持されている。
【0025】前記踏面部材11下部の支持片13におけ
る刳り抜き部13bには、別途コンソールカバー4内部
に設置されている制御弁25の操作部26と接続された
ロッド27(図2参照)の端部に取り付くボールジョイ
ント28が挿入されて、ピン19により支持片13に連
結される。
【0026】また、ブラケット15には、前記枢支軸1
6の位置からやや離れた個所にロックピン孔17′を枢
支軸16の軸線に平行して穿設され、このロックピン孔
17′には脱着自在にロックピン17を配し、前記支持
片13に設けられる孔17aを貫通してロックピン17
を挿入させると操作ペダル10が固定できるようにされ
ている。なお、そのロックピン17は小型のチェン17
cなどでブラケット15の一部に繋いでおき、不使用時
に紛失しないようにされている。前記ロックピン17
は、操作ペダル10によって作業機を操作しない場合に
使用される。
【0027】さらに、前記ブラケット15の左右側部に
は、ベース板18上に突部片20,20′が突設され、
これら突部片20,20′にはそれぞれ前記操作ペダル
10の支持片13に対向するようにして、押しねじ2
1,22がそれぞれ螺合され、これら押しねじ21,2
2を前進させて支持片13に当接させることにより、接
触する側への傾動を阻止するようにされている。言い換
えれば、片方向にのみ操作ペダル10を作動させる場合
など、操作ペダル10の左右の踏込み量を調整できるよ
うに構成されている。
【0028】このように構成される本実施例の操作ペダ
ル装置は、運転席2に着座した運転者が操作ペダル10
に足を懸けて走行操作を行うに際し、その操作ペダル1
0は前述のように、運転者が着座した状態で自然に足を
置く位置に配置され、かつその操作ペダル10の踏面1
2が横長で中央部の所定区間を平坦面にされて両端部に
向けて上向き傾斜面にされているので、右足の踵部を床
面3に当接させてつま先部を踏面12上に置くようにし
て操作する。
【0029】この姿勢で、足のつま先を操作ペダル10
の踏面12中央部に位置させた状態では中立位置にあ
る。そこで、操作ペダル10によるアクチュエータの操
作例を図示されないブームに取付くアーム35先端にア
タッチメントとして装着されたクラッシャー30の作動
について説明する。例えば図7(a)のように運転者が
踏面12上でつま先部を右側へずらせて踏み込むと(矢
印aで表わす。なお、図7は運転席に向かった状態での
反対側から見た操作ペダル10と制御弁25の位置関係
を表わしている)、操作ペダル10が踏み込まれる方向
に枢支軸16を支点にして傾き、支持片13の下端部に
ピン19で連結されるボールジョイント28を介してロ
ッド27が矢印bの方向に引かれる。すると、そのロッ
ド27の反対端に取付くボールジョイント28と連結さ
れるフォーク状継手29が変位して制御弁25の操作部
26を図上右方向に傾動させる。
【0030】こうして、操作ペダル10を運転者が右方
向に踏み込むことにより、制御弁25が操作されて、作
業機のアーム35端に取付くクラッシャー30が操作さ
れる。すると、図8(a)で示されるようにクラッシャ
ー可動片31を操作する油圧シリンダ33のロッド3
3′が矢印Aで示すように引き込まれ、そのクラッシャ
ー可動片31が回動してクラッシャー固定片32とによ
る掴み圧壊操作を開放状態にされる。
【0031】また、運転者がつま先部を踏面12上で左
側へ(運転者から見て)ずらせて踏み込むと(矢印cで
表わす)、図7(b)で示されるように、操作ペダル1
0の踏面部材11が枢支軸16を支点にして左方向に傾
動され、支持片13の下端部に連なるロッド27が押さ
れ、このロッド27に連なる制御弁25の操作部26が
矢印dの方向に変位されて、制御弁25が前述とは逆に
操作され、クラッシャー30の油圧シリンダ33はその
ロッド33′を図8(b)で示されるように突き出す方
向に作動されて、クラッシャー可動片31がクラッシャ
ー固定片32に対して閉じるように操作され、作業目的
物を掴み圧壊操作できるのである。
【0032】このように運転者が操作ペダル10の踏面
部材11を左右に踏み分けてアクチュエータの操作を行
えるので、前述のようなクラッシャー30の操作のよう
に二動作を切換えるに際して、その動きに微操作を必要
とするときは、踏面部材11を踏み込むときの踏込み量
を、踵を基準にしてつま先の左右への移動量を加減する
とともに踏込み力を加減することで微妙に調整できると
いう利点がある。しかも、このような操作は、操作ペダ
ル10を運転者が着座時における自然な姿勢において操
作できる位置に配置されたことにより、踏み込みの加減
が無理なく行えるのである。したがって、運転者は操作
ペダルによるアクチュエータの操作に無理がないので、
疲労する度合いが著しく低減されて作業性の向上を図る
ことができる。
【0033】また、本実施例の操作ペダル装置は、前述
のように構成されて運転席の前方位置から横方向にずら
せた位置に設置されることで運転席の前方位置を広げ、
かつ設置スペースを少なくできるので、運転室の運転席
周りを合理的に広げて前乗降型のような車種において、
運転席への乗降を容易にするという副次的な効果が得ら
れるのである。
【0034】以上の説明では、作業機のアクチュエータ
を操作するものについて述べたが、前記要領で走行用の
操作ペダルとして設置することも可能である。
【0035】なお、前記実施例においては、操作ペダル
10の配置を図1にて示されるように、運転席2を通る
運転室の縦軸線Cに対して適宜角度α右前方にずらせて
配置され、運転者が運転席に着座した状態で右足が自然
に位置する場所において横向きに設けられるので、操作
方向を設定するに当っては、例えば運転室の縦軸線C寄
りを開(前進)に、外寄りを閉(後進)というように決
めて操作できるようにすればよい。もちろん、操作の識
別については、前述のように操作ペダル10の踏面12
に突起部を設けるなどして感覚による識別表示を採用し
てもよい。
【0036】図9に操作ペダルの他の実施例が示されて
いる。この実施例の操作ペダル10Aは、その基本的な
機能については前記実施例と同様であるが、踏面部材1
1Aが中央部を低くして左右両端が高くなるように踏面
12Aを彎曲させた形状にされている。なお、この実施
例において前記実施例と同一の部分については同一の符
号を付して説明を省略する。
【0037】このようにされた操作ペダル10Aでは、
その踏面部材11Aの中央部踏面12Aにつま先を位置
させて中立を保ち、操作の方向に応じて右または左につ
ま先をずらせば、踏面の中立位置から作動開始位置への
境が緩やかになっているので、操作の切換えを緩やかに
行わせる場合に有効である。
【0038】また、操作ペダルの踏面形状については、
中央部の平坦面を除いて左右に傾斜面を設けるようにす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る建設機械の操作ペダル装
置が運転室に配置された態様を示す一実施例平面図であ
る。
【図2】図2は、図1におけるA−A視立面図である。
【図3】図3は、要部の拡大平面図である。
【図4】図4は、図3のB−B視拡大側面図である。
【図5】図5は、図4のC−C視図である。
【図6】図6は、図4のD−D視断面図である。
【図7】図7は、操作ペダルと制御弁との動作要領を表
わす図である。
【図8】図8は、アタッチメント(クラッシャー)の動
作を示す図である。
【図9】図9は、操作ペダルの他の実施例を示す図であ
る。
【図10】図10は、従来技術による操作ペダルとアク
チュエータの制御弁との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 運転室 2 運転席 3 床面 10,10A 操作ペダル 11,11A 踏面部材 12,12A 踏面 13 支持片 13a 支持片の中間ボス部 15 ブラケット 16 枢支軸 19 ピン 25 制御弁 27 ロッド 28 ボールジョイント 30 クラッシャー 31 クラッシャー可動片 32 クラッシャー固定片 33 油圧シリンダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ペダルの踏面部材が横長で中央部よ
    り両側へ高くなるように形成されて、下面中央部で下向
    きに突出する支持片が床面に取付くブラケットにて枢支
    され、その支持片下部にアクチュエータの制御弁との連
    結部を備えていることを特徴とする建設機械の操作ペダ
    ル装置。
  2. 【請求項2】 前記操作ペダルの踏面部材は、その踏面
    を中央部の所要区間で平面に保ち左右両側を端部に向か
    ってそれぞれ高くなる傾斜面とされる請求項1に記載の
    建設機械の操作ペダル装置。
  3. 【請求項3】 操作ペダルの踏面部材は、その踏面中央
    部を低くして左右両端部が高くなる彎曲面に形成されて
    いる請求項1に記載の建設機械の操作ペダル装置。
  4. 【請求項4】 前記操作ペダルの踏面部材における踏面
    は、適宜角度運転者の操作側へ下がる傾斜面にされてい
    る請求項2または3に記載の建設機械の操作ペダル装
    置。
  5. 【請求項5】 前記操作ペダルの踏面には、踏込み操作
    方向を識別する表示を設けてあることを特徴とする請求
    項2,3または4のいずれかに記載の建設機械の操作ペ
    ダル装置。
  6. 【請求項6】 前記操作ペダルは、運転席前方に設置さ
    れるに際し、運転席前側方部位置で踏面部材の踏面が運
    転者に向くようにして設置される請求項1に記載の建設
    機械の操作ペダル装置。
  7. 【請求項7】 前記操作ペダルは、踏込み操作時の揺動
    を固定するロックピンを備えている請求項1に記載の建
    設機械の操作ペダル装置。
  8. 【請求項8】 前記操作ペダルは、左右に踏込み操作量
    の調整機構を付設されていることを特徴とする請求項1
    に記載の建設機械の操作ペダル装置。
JP10302992A 1998-10-23 1998-10-23 建設機械の操作ペダル装置 Pending JP2000129725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10302992A JP2000129725A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 建設機械の操作ペダル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10302992A JP2000129725A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 建設機械の操作ペダル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000129725A true JP2000129725A (ja) 2000-05-09

Family

ID=17915639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10302992A Pending JP2000129725A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 建設機械の操作ペダル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000129725A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007046234A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
KR100826628B1 (ko) * 2007-06-11 2008-05-02 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 콘솔박스와 아암레스트가 연동가능하게 설치되는 중장비용운전실캡
JP2017002598A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 コベルコ建機株式会社 作業機械
US20170175358A1 (en) * 2015-06-08 2017-06-22 Komatsu Ltd. Cab and bulldozer
JP2019019572A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 株式会社クボタ 作業機
EP3412835A4 (en) * 2017-03-31 2019-11-27 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. CONSTRUCTION

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007046234A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
JP4555188B2 (ja) * 2005-08-05 2010-09-29 日立建機株式会社 建設機械
KR100826628B1 (ko) * 2007-06-11 2008-05-02 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 콘솔박스와 아암레스트가 연동가능하게 설치되는 중장비용운전실캡
US20170175358A1 (en) * 2015-06-08 2017-06-22 Komatsu Ltd. Cab and bulldozer
US9816251B2 (en) * 2015-06-08 2017-11-14 Komatsu Ltd. Cab and bulldozer
JP2017002598A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 コベルコ建機株式会社 作業機械
EP3412835A4 (en) * 2017-03-31 2019-11-27 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. CONSTRUCTION
JP2019019572A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 株式会社クボタ 作業機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7730646B2 (en) Swivel work machine
JP4469239B2 (ja) 作業機械の操作装置
JP4839768B2 (ja) 足踏み式ペダルの操作補助装置及び足踏み式ペダルの操作補助方法
KR102032404B1 (ko) 건설 기계
JPH10131235A (ja) 作業車両の運転席
JP2000129725A (ja) 建設機械の操作ペダル装置
JPH0596160U (ja) 油圧ショベルの走行操作装置
JP2001279720A (ja) 作業機械の操作ペダル
JP4690983B2 (ja) 建設機械の操作ペダル装置
JPH04250225A (ja) バックホーにおけるペダル式作動装置のペダルロック構造
JP2000129726A (ja) 建設機械の操作装置
JP2002073187A (ja) 作業車両の操縦装置
JP2584931Y2 (ja) 建設機械の走行レバー装置
JP2585296Y2 (ja) 作業機のスイッチ機構
JPH0643255Y2 (ja) 建設機械の走行用ペダル装置
JPH0513812Y2 (ja)
JP2005250995A (ja) 建設機械のペダル装置
JP7346251B2 (ja) 作業車両の操作レバー及び作業車両
JP3104954B2 (ja) ペダル式作動装置のペダルロック構造
KR100645853B1 (ko) 건설기계에 있어서의 작업기의 구동조작장치
JP6164252B2 (ja) 作業機械
JP2000025587A (ja) 車両のペダル構造
JPH09242110A (ja) 油圧式建設機械の干渉防止装置
JP4346187B2 (ja) 操作ノブの位置調整装置
JPS5820699Y2 (ja) 作業車の操作構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212