JPH0513812Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、作業装置に対する操作バルブを内装
した操作ボツクスを、運転座席の前方に配置し、
前記操作ボツクスの左右横側方に前記操作バルブ
に対する操作ペダルと足載せを夫々設けてあるバ
ツクホウの運転部に関する。

〔従来の技術〕

従来の上記運転部では、操作ペダルと足載せを
横方向に並設してあつた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかし、操作ペダルは、通常、足が置きやすく
操作しやすい位置に配置されるために、バツクホ
ウ作業時で機体が前傾した場合等には、自然に操
作ペダルの位置に足が動いて不測に操作ペダルを
操作してしまう危険性があつた。

本考案の目的は、足のせを機体が前傾した場合
でも足の置きやすい位置に配置する点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案におけるバツクホウの運転部の特徴構成
は、足載せを、操作ペダルに対して平面視でラツ
プするように上方に配置してあることにあり、そ
の作用効果は、次の通りである。

〔作用〕

つまり、操作ペダルに対して平面視でラツプす
るように上方に足載せを配置してあるために、足
載せに自然に足を置きやすく、しかも、不測に操
作ペダルを踏まずにその上方の足載せによつてガ
ードしやすい。

〔考案の効果〕

従つて、機体が前傾した場合等に、不測に操作
ペダルを操作せずに、足載せに自然に足を載せて
体を支えながら掘削作業ができ、安定した操縦姿
勢で作業性と安定性を共に向上させることができ
る。

〔実施例〕

次に、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。

第２図に示すように、クローラ式走行装置１及
びドーザ２が備えられた走行機台３に旋回台４を
取付けると共に、エンジンボンネツト５を有した
原動部、日除け６等を有した運転部８、バツクホ
ウ装置７を前記旋回台４に備えて、ドーザ付きバ
ツクホウを構成してある。

前記運転部８には、第１図及び第２図に示すよ
うに、走行装置１及びドーザ２、旋回台４、並び
に、バツクホウ装置７に対する操作バルブCVを
内装した操作ボツクス９を、運転座席１０の前方
に配置して立設し、操作ボツクス９の右横側方
に、操作バルブCVのうちのバツクホウ装置スイ
ング用操作バルブCVに対する第１操作ペダル１
１を設けると共に、操作ボツクス９の左横側方に
は、操作バルブCVのうちのアタツチメント用操
作バルブCVに対する第２操作ペダル１２を設け、
操作ボツクス９の上部には、操作バルブCVに連
動した操作レバー１３を夫々取付け、操作ボツク
ス９の左右両横側間にわたるパイプ状手摺り１４
を、その中間部１４Ａが操作レバー１３の前方上
方で横方向にわたる状態の門形に形成し、操作ボ
ツクス９の左右両横側面に各別に固定した手摺り
１４の両端側部分１４Ｂに、外側方に突出する足
載せ１５を夫々一体連設し、その各足載せ１５
を、操作ペダル１１，１２に対して平面視でラツ
プするように上方に配置してある。

前記バツクホウ装置７を構成するに、旋回台４
に左右揺動自在に取付けたスイングブラケツト１
６に、上下揺動自在にブーム１７を取付け、先端
に前後揺動自在にバケツト１９を取付けたアーム
１８を、前後揺動自在にブーム１７に取付けてあ
る。

〔別実施例〕

前記足載せ１５を、手摺り１４とは別体のもの
から形成してあつても良く、また、足載せ１５
は、操作ボツクス９に取付ける以外に、旋回台４
に直接取付けてあつても良い。

前記足載せ１５の形状は、種々変更可能でパイ
プから成る以外に、ロツド又は板部材から成つて
いても良い。

尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るバツクホウの運転部の実施
例を示し、第１図は要部正面図、第２図はバツク
ホウの全体側面図である。 ９……操作ボツクス、１０……運転座席、１
１，１２……操作ペダル、１５……足載せ、CV
……操作バルブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 作業装置に対する操作バルブCVを内装した操
   作ボツクス９を、運転座席１０の前方に配置し、
   前記操作ボツクス９の左右横側方に前記操作バル
   ブCVに対する操作ペダル１１，１２と足載せ１
   ５を夫々設けてあるバツクホウの運転部であつ
   て、前記足載せ１５を、前記操作ペダル１１，１
   ２に対して平面視でラツプするように上方に配置
   してあるバツクホウの運転部。