JP2000128996A - エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレット - Google Patents
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレットInfo
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Abstract
成形中の押出機のトルク変動と吐出変動が少なく、形状
や厚み等の寸法精度に優れた成形物を得ることができる
エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物ペレットを提
供すること。 【解決手段】 平均径0.01〜50μmの細孔を0.
02cc/g以上の割合で含有するエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物ペレットの表面に滑剤を付着してな
る。
Description
ニル共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)の
ペレットに関し、更に詳しくは溶融成形時のフィード性
(樹脂の押出機への食い込み性)に優れ、成形中の押出
機のトルク変動と吐出変動が少なく、得られる成形物の
寸法精度が極めて良好なEVOHペレットに関する。
リヤー性、保香性、耐溶剤性、耐油性などに優れてお
り、かかる特性を生かして、食品包装材料、医薬品包装
材料、工業薬品包装材料、農薬包装材料等のフィルムや
シート、或いはボトル等の容器等に成形されて利用され
ている。かかる成形にあたっては、通常EVOHのペレ
ットを押出機等に投入して、溶融成形によりフィルム状
やシート状等に成形されるのであるが、かかるEVOH
ペレットの性状によっては、目的とするEVOH成形物
が得られないこともある。例えば、成形物の形状や厚み
等の精度が低下することもあり、該ペレットの性状は大
変重要なものとなりつつあり、かかる点を考慮して、特
公昭47−38634号公報では、EVOHのメタノー
ル−水混合溶液を50℃以下の水、またはメタノール−
水混合液中にストランド状に押し出して析出させてEV
OHペレットを得る方法が、特開昭53−9898号公
報には、EVOH溶液をダイス細孔部から水、またはメ
タノール−水混合液中に吐出し、その直後に該EVOH
溶液をカッターで分離して、球状のEVOHペレットを
得る方法が、特開昭53−120767号公報には、析
出させたEVOH溶液のストランドを特定の導入管を経
て、切断部へ送給してEVOHペレットを得る方法が、
特開昭62−106904号公報には、滑剤を含有させ
たEVOH溶液を凝固液中にストランド状に押し出して
EVOHペレットを得る方法が、特開平3−61507
号公報には、ストランドをベルトコンベヤを用いて切断
部へ導入し、水をスプレーしながら切断してEVOHペ
レットを得る方法が、それぞれ記載されている。
特公昭47−38634号公報、特開昭53−9898
号公報、特開昭62−106904号公報開示の方法で
は、得られるEVOHペレットの溶融成形時のフィード
性は不十分であり、また特開昭53−120767号公
報、特開平3−61507号公報開示の方法でも、ペレ
ット形状が比較的均一であることから、フィード性に対
してある程度の効果は認められるものの、更なる改善の
余地が残るものである。すなわち、昨今の市場からは、
成形物の形状や厚み等の精度に対する要求は厳しくなっ
てきており、かかる要求に対応できるEVOHペレット
の登場が待たれるところである。
かる現況に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、平均径0.0
1〜50μmの細孔を0.01cc/gを越える割合で
含有するEVOHペレットの表面に滑剤が付着している
EVOHペレットが上記の目的に合致し、更に、平均径
1〜50μmの細孔を0.001cc/gを越える割合
で含有し、かつその表面に滑剤を有するEVOHペレッ
トが本発明の効果を顕著に得ることができることを見い
だして本発明を完成するに至った。
本発明のEVOHペレットの原料となるEVOHとして
は、特に限定されないが、エチレン含有量が20〜60
モル%(更には25〜55モル%)、ケン化度が90モ
ル%以上(更には95モル%以上)のものが用いられ、
該エチレン含有量が20モル%未満では高湿時のガスバ
リヤー性、溶融成形性が低下し、逆に60モル%を越え
ると充分なガスバリヤー性が得られず、更にケン化度が
90モル%未満ではガスバリヤー性、熱安定性、耐湿性
等が低下して好ましくない。また、該EVOHのメルト
インデックス(MI)(210℃、荷重2160g)
は、0.1〜100g/10分(更には0.5〜50g
/10分)が好ましく、該メルトインデックスが該範囲
よりも小さい場合には、成形時に押出機内が高トルク状
態となって押出加工が困難となり、また該範囲よりも大
きい場合には、成形物の機械強度が不足して好ましくな
い。
合体のケン化によって得られ、該エチレン−酢酸ビニル
共重合体は、公知の任意の重合法、例えば、溶液重合、
懸濁重合、エマルジョン重合などにより製造され、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体のケン化も公知の方法で行い
得る。また、本発明では、本発明の効果を阻害しない範
囲で共重合可能なエチレン性不飽和単量体を共重合して
いてもよく、かかる単量体としては、プロピレン、1−
ブテン、イソブテン等のオレフィン類、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、(無水)フタル酸、(無水)
マレイン酸、(無水)イタコン酸等の不飽和酸類あるい
はその塩あるいは炭素数1〜18のモノまたはジアルキ
ルエステル類、アクリルアミド、炭素数1〜18のN−
アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルア
ミド、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸あるいは
その塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンあるい
はその酸塩あるいはその4級塩等のアクリルアミド類、
メタクリルアミド、炭素数1〜18のN−アルキルメタ
クリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、2
−メタクリルアミドプロパンスルホン酸あるいはその
塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンあるいは
その酸塩あるいはその4級塩等のメタクリルアミド類、
N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−
ビニルアセトアミド等のN−ビニルアミド類、アクリル
ニトリル、メタクリルニトリル等のシアン化ビニル類、
炭素数1〜18のアルキルビニルエーテル、ヒドロキシ
アルキルビニルエーテル、アルコキシアルキルビニルエ
ーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、臭化ビニル等
のハロゲン化ビニル類、トリメトキシビニルシラン等の
ビニルシラン類、酢酸アリル、塩化アリル、アリルアル
コール、ジメチルアリルアルコール、トリメチル−(3
−アクリルアミド−3−ジメチルプロピル)−アンモニ
ウムクロリド、アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸等が挙げられる。
EVOHから得られるのであるが、本発明においては、
平均径0.01〜50μmの細孔を0.02cc/g以
上の割合で含有するEVOHペレットの表面に滑剤が付
着していることを最大の特徴とするもので、かかる条件
を満たさないEVOHペレットでは、本発明の作用効果
を得ることはできない。すなわち、滑剤が付着されるE
VOHペレットの平均径0.01〜50μmの細孔の含
有割合が0.02cc/g未満の場合は、ペレット表面
に付着した滑剤がペレットの輸送中あるいはホッパー内
で脱落しやすくなり、また、表面に滑剤の付着が無い場
合は、押出機のホッパー内でのペレット間の滑りが局部
的に不十分となり、溶融成形時のフィード性が不均一と
なって、本発明の目的を達成することができない。ま
た、本発明においては、更に、平均径1〜50μmの細
孔を0.002cc/g以上の割合で含有するEVOH
ペレットの表面に滑剤を有するEVOHペレットがより
顕著に本発明の作用効果を得ることができる。
は、水銀圧入法によって測定することができる。更に詳
しくは、水銀圧入法の測定結果より、細孔径(横軸)に
対して圧入水銀の容積変化を示す累積細孔容積曲線(縦
軸)が得られ、該曲線の微分曲線のピークに相当する部
分の水銀の容積変化から細孔の体積(cc/g)が表さ
れる。上記の如き細孔を有するEVOHペレットを得る
に当たっては、特に限定されず、EVOHをペレット化
する際の各種条件を任意に選択することにより可能であ
る。
るに当たっては、EVOHの溶液を凝固液中にストラン
ド状に押し出して凝固させ、その後に切断してペレット
状にしてから、必要に応じて水洗浄を行い、乾燥処理す
ることが行われており、かかるペレット化の工程におけ
る、(1)EVOH溶液の濃度、(2)EVOH溶液の押し出
し時の温度、(3)EVOH溶液の溶媒の種類、(4)凝固液
の種類、(5)凝固液の温度、(6)凝固液中のEVOHスト
ランドの滞留時間、(7)凝固液中のカルボン酸量、カル
ボン酸金属塩量、カルボン酸エステル量、(8)凝固液と
EVOHストランドの重量比、(9)ストランド径と切断
後のEVOHペレットの長さ、更には水洗浄の工程にお
ける、(10)洗浄水の温度、(11)洗浄時間、(12)洗浄水と
EVOHペレットの重量比、また乾燥の工程における、
(13)加熱ガスの温度、(14)加熱ガスの水分率、(15)加熱
ガスの線速度・流量、(16)乾燥時の攪拌・流動の有無と
その程度等をそれぞれ任意に調節することにより、本発
明のEVOHペレットとすることができるのである。
けるEVOH溶液の溶媒の種類として水とアルコールの
混合溶液を用い、その混合重量比が80/20〜5/9
5の範囲で、かつ水の含有量H(重量%)が、H>5
9.25−2.55Eなる関係(ここで、EはEVOH
のエチレン含有量(モル%)である)を満足すること、
凝固液の温度を15〜40℃とすること、水洗浄工程に
おける水温を40〜60℃とすること、乾燥工程におけ
る加熱ガスの水分率を3〜8重量%とすることで、上記
の如き目的とするEVOHペレットを好適に得ることが
可能となるのである。
いて詳細に説明する。EVOHを溶液にするにあたって
は、EVOHを溶解可能な溶媒に溶解すればよく、その
溶媒や方法等については限定されないが、該溶媒として
は、メタノール、エタノール、プロパノール、フェノー
ル、ジメチルスルフォキサイド(DMSO)、ジメチル
ホルムアミド(DMF)、ヘキサフルオロイソプロパノ
ール(HFIP)等の溶剤やこれらの溶剤を含有する水
溶液(混合溶媒)を挙げることができ、該水溶液の場合
には水/溶剤の混合重量比が80/20〜5/95の範
囲で、かつ水の含有量H(重量%)が、H>59.25
−2.55Eなる関係(ここで、EはEVOHのエチレ
ン含有量(モル%)である)を満足することが好まし
く、溶液中に含有されるEVOHの量としては、20〜
55重量%(更には25〜50重量%)が好ましい。ま
た、溶液を調整する方法としては、イ)EVOHの粉体
やペレット等を溶剤や溶剤/水の混合溶媒中で所定の濃
度となるように溶解したり、ロ)EVOH製造時のケン
化処理後のEVOHの溶剤溶液に溶剤、水またはその混
合溶媒を適当量添加したり、ハ)EVOH製造時の析出
または析出−水洗後の含水EVOHのペレットを溶剤ま
たは溶剤/水の混合溶媒中で所定の濃度と液組成になる
ように溶解したりする方法を挙げることができ、生産上
好適には、ロ)の方法が採用され得る。
ランド状に押し出してペレット化するのであるが、かか
る溶液はそのままでもよいし、該溶液を適宜濃縮あるい
は希釈したり、更には水を加えてストランド製造用の溶
液を調整することも可能である。この時点で、飽和脂肪
族アミド(例えばステアリン酸アミド等)、不飽和脂肪酸
アミド(例えばオレイン酸アミド等)、ビス脂肪酸アミド
(例えばエチレンビスステアリン酸アミド等)、脂肪酸金
属塩(例えばステアリン酸カルシウム等)、低分子量ポリ
オレフィン(例えば分子量500〜10,000程度の低
分子量ポリエチレン、又は低分子量ポリプロピレン等)
などの滑剤、無機塩(例えばハイドロタルサイト等)、
可塑剤(例えばエチレングリコール、グリセリン、ヘキ
サンジオール等の脂肪族多価アルコールなど)、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、着色剤、抗菌剤、アンチブロッキ
ング剤、スリップ剤等を配合しても良い。
コール混合溶媒、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジプロピルエ
ーテル等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、プロ
ピオン酸メチル等の有機酸エステル等が用いられるが水
又は水/アルコール混合溶媒が好ましい。該アルコール
としては、メタノール、エタノール、プロパノール等の
アルコールが用いられるが、好ましくはメタノールが用
いられる。EVOH溶液を凝固液と接触させる温度は、
15〜40℃が好ましく、更には20〜40℃である。
上記の有機溶媒は該ケン化物の非溶剤出あるので、該ケ
ン化物が凝固液に溶解して樹脂損失を招く心配は殆どな
いが、なるべく低温での操作が安全である。
により、上記の如き凝固液中にストランド状に押出され
るのであるが、かかるノズルの形状としては、特に限定
されないが、円筒形状が好ましく、その長さは1〜10
0cmが好ましく、更には3〜30cmで、内径は0.
1〜10cmが好ましく、更には0.2〜5.0cmで
ある。かくしてノズルよりEVOH(溶液)がストラン
ド状に押し出されるのであるが、ストランドは必ずしも
一本である必要はなく、数本〜数百本の間の任意の数で
押し出し可能である。次いで、ストランド状に押し出さ
れたEVOHは凝固が充分進んでから切断され、ペレッ
ト化されその後水洗される。かかるペレットの形状は、
円柱状の場合は径が2〜8mm、長さ2〜8mmのもの
(更にはそれぞれ2〜5mmのもの)が、又球状の場合
は径が2〜8mmのもの(更には2〜5mmのもの)が
好ましい。
度40〜60℃(更には50〜60℃)の水槽中で水洗
する。かかる水洗により、EVOH中のオリゴマーや不
純物が除去される。次いで、上記のペレット化の後に乾
燥工程を経て、目的とするEVOHペレットが得られる
のである。かかる乾燥方法として、種々の乾燥方法を採
用することが可能であるが、本発明では、流動乾燥を行
うことが好ましく、更には該流動乾燥の前または後に静
置乾燥を行う乾燥方法、即ち、流動乾燥処理後に静置乾
燥処理を行う方法又は静置乾燥処理後に流動乾燥処理を
行う方法が特に好ましく、かかる乾燥方法について説明
する。
Hペレットが機械的にもしくは熱風により撹拌分散され
ながら行われる乾燥を意味し、該乾燥を行うための乾燥
器としては、円筒・溝型撹拌乾燥器、円筒乾燥器、回転
乾燥器、流動層乾燥器、振動流動層乾燥器、円錐回転型
乾燥器等が挙げられ、また、静置乾燥とは、実質的にE
VOHペレットが撹拌、分散などの動的な作用を与えら
れずに行われる乾燥を意味し、該乾燥を行うための乾燥
器として、材料静置型としては回分式箱型乾燥器が、材
料移送型としてはバンド乾燥器、トンネル乾燥器、竪型
サイロ乾燥器等を挙げることができるが、これらに限定
されるものではない。
う方法について説明する。該流動乾燥処理時に用いられ
る加熱ガスとしては空気または不活性ガス(窒素ガス、
ヘリウムガス、アルゴンガス等)が用いられ、該加熱ガ
スの温度としては、40〜95℃が好ましく、更には6
0〜90℃が好ましい。また、該加熱ガスに含まれる水
分率としては、3〜8重量%が好ましい。更に、乾燥器
内の加熱ガスの速度は、0.7〜10m/secとする
ことが好ましく、更には0.7〜5.0m/secで、
特に1.0〜3.0m/secが好ましく、かかる速度
が0.7m/sec未満ではEVOHペレットの融着が
起こりやすく、逆に10m/secを越えるとEVOH
ペレットの欠け等の発生が起こりやすくなって好ましく
ない。
ペレットの処理量にもよるが、通常は5分〜36時間が
好ましく、更には10分〜24時間が好ましい。上記の
条件でEVOHペレットが流動乾燥処理されるのである
が、該処理後のEVOHペレットの含水率は5.0〜6
0重量%(更には10〜55重量%)とすることが好ま
しく、かかる含水率が5.0重量%未満では、静置乾燥
処理後の得られるEVOHペレットを溶融成形した場合
に吐出変動が起こり易く、逆に60重量%を越えると後
の静置乾燥処理時にEVOHペレットの融着が起こりや
すくなって好ましくない。
理前より5.0重量%以上(更には10〜45重量%)
含水率を低くすることが好ましく、該含水率の低下が
5.0重量%未満の場合にも、後の(静置)乾燥処理時
にEVOHペレットの融着が起こりやすくなって好まし
くない。上記の如く流動乾燥処理されたEVOHペレッ
トは、次いで静置乾燥処理に供されるのであるが、かか
る静置乾燥処理に用いられる加熱ガスも同様に不活性ガ
ス(窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス等)が用い
られるが、該加熱ガスの温度は75℃以上が好ましく、
更には85〜150℃で、該温度が75℃未満では、乾
燥時間を極端に長くする必要があり、経済的に不利とな
って好ましくない。また、該加熱ガスに含まれる水分率
としては、3〜8重量%が好ましい。更に乾燥器内のガ
スの速度は1.0m/sec未満とすることが好まし
く、更には0.01〜0.5m/secが好ましく、か
かる速度が1m/secを越えるとEVOHペレットを
静置状態に保つことが困難となり好ましくない。
ットの処理量により一概に言えないが、通常は10分〜
72時間が好ましく、更には1.0〜48時間が好まし
い。上記の条件でEVOHペレットが静置乾燥処理され
て最終的に乾燥されたEVOHペレットが得られるので
あるが、該処理後(最終)のEVOHペレットの含水率
は0.001〜2.0重量%(更には0.01〜1.0
重量%)になるようするのが好ましく、該含水率が0.
001重量%未満では、EVOHペレットのロングラン
成形性が低下する傾向にあり、逆に2.0重量%を越え
ると成形品に発泡が発生しやすくなり好ましくない。
う方法について説明する。このときの静置乾燥処理時の
条件は、上記の静置乾燥処理時の条件と基本的には同じ
であるが、加熱ガスの温度を40〜95℃とすることが
好ましく、更には60〜90℃が好ましい。また、該加
熱ガスに含まれる水分率としては、3〜8重量%が好ま
しい。また、静置乾燥処理の時間としては、EVOHペ
レットの処理量にもよるが、通常は10分〜48時間が
好ましく、更には30分〜36時間が好ましい。該処理
後のEVOHペレットの含水率は10〜70重量%(更
には15〜60重量%)とすることが好ましく、かかる
含水率が10重量%未満では、流動乾燥処理後の得られ
るEVOHペレットを溶融成形した場合にゲルやフィッ
シュアイが多発する傾向にあり、逆に70重量%を越え
ても、得られるEVOHペレットを溶融成形した場合に
吐出変動が起こり易いため好ましくない。
理前より3.0重量%以上(更には5.0〜30重量
%)含水率を低くすることが好ましく、該含水率の低下
が3.0重量%未満の場合は、後の(流動)乾燥処理時
にEVOHペレットの欠け等が発生しやすくなり好まし
くない。上記の如く静置乾燥処理されたEVOHペレッ
トは、次いで流動乾燥処理に供されるのであるが、かか
る流動乾燥処理の条件も上記の流動乾燥処理時の条件と
基本的には同じではあるが、加熱ガスの温度を80℃以
上とすることが好ましく、更には95〜150℃が好ま
しく、該温度が80℃未満では、乾燥時間を極端に長く
する必要があり、経済的に不利となって好ましくない。
また、該加熱ガスに含まれる水分率としては、3〜8重
量%が好ましい。また、流動乾燥処理の時間もEVOH
ペレットの処理量にもよるが、通常は10分〜48時間
が好ましく、更には30分〜24時間が好ましい。かか
る流動乾燥処理を経て、上記と同様、最終的に目的とす
る含水率0.001〜2.0重量%のEVOHペレット
が得られるのである。
るEVOHペレットの表面に滑剤が付着していることが
必要で、かかる滑剤としては、高級脂肪酸(例えばラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ベヘニン酸、オレイン酸等)、高級脂肪酸金属塩(前述
の高級脂肪酸のアルミニウム塩、カルシウム塩、亜鉛
塩、マグネシウム塩、バリウム塩等)、高級脂肪酸エス
テル(前述の高級脂肪酸のメチルエステル、イソプロピ
ルエステル、ブチルエステル、オクチルエステル等)、
高級脂肪酸アミド(ステアリン酸アミド、ベヘニン酸ア
ミド等の飽和脂肪族アミド、オレイン酸アミド、エルカ
酸アミド等の不飽和脂肪酸アミド、エチレンビスステア
リン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド、エチレ
ンビスエルカ酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド
等のビス脂肪酸アミド)、低分子量ポリオレフィン(例
えば分子量500〜10,000程度の低分子量ポリエ
チレン、又は低分子量ポリプロピレン等、又はその酸変
性品)、高級アルコール、エステルオリゴマー、フッ化
エチレン樹脂等が挙げられ、好適には高級脂肪酸および
/またはその金属塩、エステル、アミドが、更に好適に
は高級脂肪酸金属塩および/または高級脂肪酸アミドが
用いられる。
着させる方法としては、ブレンダー等で滑剤とEVOH
ペレットをブレンドさせて付着させる方法、滑剤の溶液
又は分散液にEVOHペレットを浸せきさせて付着させ
る方法、EVOHペレットに滑剤の溶液又は分散液をス
プレーして付着させる方法等を挙げることができ、好適
には、ブレンダー等で滑剤とEVOHペレットをブレン
ドさせて付着させる方法が採用されるが、この方法に限
定されるものではない。尚、本発明における滑剤の付着
量はEVOHペレット100重量部に対して0.001
〜1重量部が好ましい。0.001重量部未満および1
重量部を越えるとフィード性が悪化して好ましくない。
られるわけであるが、かかるEVOHペレットには、更
に、必要に応じて、可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、着色剤、抗菌剤、フィラー、他樹脂などの
添加剤を使用することも可能である。特にゲル発生防止
剤として、ハイドロタルサイト系化合物、ヒンダードフ
ェノール系、ヒンダードアミン系熱安定剤を添加するこ
ともできる。また、EVOHとして、異なる2種以上の
EVOHを用いることも可能で、このときは、エチレン
含有量が5モル%以上異なり、及び/又はケン化度が1
モル%以上異なるEVOHのブレンド物を用いることに
より、ガスバリヤー性を保持したまま、更に高延伸時の
延伸性、真空圧空成形や深絞り成形などの2次加工性が
向上するので有用である。
融成形等により、フィルム、シート、容器、繊維、棒、
管、各種成形品等に成形され、又、これらの粉砕品(回
収品を再使用する時など)を用いて再び溶融成形に供す
ることもでき、かかる溶融成形方法としては、押出成形
法、射出成形法が主として採用される。溶融成形温度
は、150〜300℃の範囲から選ぶことが多い。ま
た、本発明で得られたEVOHペレットは、単層として
用いることもできるし、EVOHペレットからなる層の
少なくとも片面に熱可塑性樹脂層等を積層して多層積層
体として用いることも有用である。
OHペレットからなる層の片面又は両面に他の基材を積
層するのであるが、積層方法としては、例えば該EVO
Hペレットからなるフィルムやシートに熱可塑性樹脂を
溶融押出する方法、逆に熱可塑性樹脂等の基材に該EV
OHペレットを溶融押出する方法、該EVOHペレット
と他の熱可塑性樹脂とを共押出する方法、更には本発明
で得られたEVOHペレットからなるフィルムやシート
と他の基材のフィルム、シートとを有機チタン化合物、
イソシアネート化合物、ポリエステル系化合物、ポリウ
レタン化合物等の公知の接着剤を用いてドライラミネー
トする方法等が挙げられる。
低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリプロ
ピレン、プロピレン−α−オレフィン(炭素数4〜20
のα−オレフィン)共重合体、ポリブテン、ポリペンテ
ン等のオレフィンの単独又は共重合体、或いはこれらの
オレフィンの単独又は共重合体を不飽和カルボン酸又は
そのエステルでグラフト変性したものなどの広義のポリ
オレフィン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、共重合
ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ア
クリル系樹脂、ポリスチレン、ビニルエステル系樹脂、
ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマ
ー、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等が挙
げられる。他のEVOHも共押出可能である。上記のな
かでも、共押出製膜の容易さ、フィルム物性(特に強
度)の実用性の点から、ポリプロピレン、ポリアミド、
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリス
チレン、PETが好ましく用いられる。
から一旦フィルムやシート等の成形物を得、これに他の
基材を押出コートしたり、他の基材のフィルム、シート
等を接着剤を用いてラミネートする場合、前記の熱可塑
性樹脂以外に任意の基材(紙、金属箔、一軸又は二軸延
伸プラスチックフィルム又はシート、織布、不織布、金
属綿状、木質等)が使用可能である。
OHペレットからなる層をa(a1、a2、・・・)、他
の基材、例えば熱可塑性樹脂層をb(b1、b2、・・
・)とするとき、フィルム、シート、ボトル状であれ
ば、a/bの二層構造のみならず、b/a/b、a/b
/a、a1/a2/b、a/b1/b2、b2/b1/a/b
1/b2等任意の組み合わせが可能であり、フィラメント
状ではa、bがバイメタル型、芯(a)−鞘(b)型、
芯(b)−鞘(a)型、或いは偏心芯鞘型等任意の組み
合わせが可能である。
意のものであってよく、フィルム、シート、テープ、ボ
トル、パイプ、フィラメント、異型断面押出物等が例示
される。又、得られる積層体は必要に応じ、熱処理、冷
却処理、圧延処理、印刷処理、ドライラミネート処理、
溶液又は溶融コート処理、製袋加工、深絞り加工、箱加
工、チューブ加工、スプリット加工等を行うことができ
る。上記の如く得られたフィルム、シート或いは容器等
は食品、医薬品、工業薬品、農薬等各種の包装材料とし
て有用である。
する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準を示す。また、EVOHペレットの
細孔含有率と揮発分は以下の方法にて測定した。
トを電子天秤にて秤量後、セルに入れ、減圧下に水銀を
注入して、以下の装置に装着して測定を行った。 装置:ポアサイザー9320(マイクロメリテックス社
製) 圧力範囲:約3.7kPa〜200MPa
電子天秤にて秤量後、150℃に維持された熱風オーブ
ン型乾燥器に入れ、5時間乾燥させた後の重量を同様に
秤量して、以下の式から算出した。
5モル%、MI12g/10分(210℃、荷重216
0g)]の水/メタノール(水/メタノール=60/4
0混合重量比)混合溶液(EVOH濃度40%)を10
kg/時の速度で、メタノール5%と水95%よりなる
25℃に維持された凝固浴槽に円筒形のノズルよりスト
ランド状に押し出し、凝固浴槽の端部に付設された引き
取りローラーにより、凝固浴槽中に10分間接触させた
後、ストランドを凝固浴槽から引き出した。次いで、該
ストランドをカッターで切断して、直径3.8mm、長
さ4mmの白色の多孔性のペレットを得た。次いで、か
かるペレットを50℃の温水で洗浄して、続いて30℃
の酢酸水溶液で洗浄して、含水率56%の多孔性ペレッ
トを得た。更にかかる多孔性ペレットを回分式通気箱型
乾燥器にて、温度70℃、水分含有率6%の窒素ガスを
通過させて12時間乾燥を行って、含水率を35%とし
た後に、回分式塔型流動層乾燥器を用いて、温度120
℃、水分含有率4%の窒素ガスで18時間乾燥を行って
EVOHペレットを得た。得られたEVOHペレット
は、平均径0.01〜50μmの細孔を0.035cc
/g(更に1〜50μmの細孔を0.004cc/g)
の割合で含有するものであった。
に対して、オレイン酸アミド(アルフローE−10/日
本油脂社製)0.05部を添加して、円筒型ブレンダー
にて30分間混合して、表面に滑剤を付着させて、揮発
分0.3%の本発明のEVOHペレットを得た。得られ
たEVOHペレットを用いて、下記の条件で3時間製膜
を行って、トルク変動、吐出量変動、膜厚変化につい
て、以下の要領で評価を行った。
ター負荷(スクリュー回転数60rpm)時のスクリュ
ートルクA(アンペア)を連続的に測定して、その変動
を調べて、以下の通り評価した。 ○ −−− ±5%未満の変動 △ −−− ±5〜±10%未満の変動 × −−− ±10%以上の変動
EVOHの吐出量を1分毎に測定して、その変動を調べ
て、以下の通り評価した。 ○ −−− ±2%未満の変動 △ −−− ±2〜±5%未満の変動 × −−− ±5%以上の変動
連続的に測定して、膜厚40μmを中心値として、膜厚
の変化比を求めて、以下の通り評価した。 ○ −−− ±5%未満の変化比 △ −−− ±5〜±10%未満の変化比 × −−− ±10%以上の変化比
2モル%、MI3.5g/10分(210℃、荷重21
60g)]の水/メタノール(水/メタノール=50/
50混合重量比)混合溶液(EVOH濃度35%)を1
0kg/時の速度で、メタノール5%と水95%よりな
る18℃に維持された凝固浴槽に円筒形のノズルよりス
トランド状に押し出し、凝固浴槽の端部に付設された引
き取りローラーにより、凝固浴槽中に210秒接触させ
た後、ストランドを凝固浴槽から引き出した。次いで、
該ストランドをカッターで切断して、直径3.8mm、
長さ4.0mmの白色の多孔性のペレットを得た。次い
で、かかるペレットを40℃の温水で洗浄後、30℃の
酢酸水溶液中で5時間攪拌して、含水率40%の多孔性
ペレットを得た。更にかかる多孔性ペレットを回分式塔
型流動層乾燥器にて、温度85℃、水分含有率4%の窒
素ガスを通過させて110分間乾燥を行って、含水率を
25%とした後に、回分式通気箱型乾燥器を用いて、温
度120℃、水分含有率4%の窒素ガスで32時間乾燥
を行ってEVOHペレットを得た。得られたEVOHペ
レットは、平均径0.01〜50μmの細孔を0.03
1cc/g(更に1〜50μmの細孔を0.003cc
/g)の割合で含有するものであった。
に対して、エチレンビスステアリン酸アミド(アルフロ
ーH50T/日本油脂社製)0.03部を添加して、円
筒型ブレンダーにて30分間混合して、表面に滑剤を付
着させて、揮発分0.2%の本発明のEVOHペレット
を得た。得られたEVOHペレットについて、実施例1
と同様に評価を行った。
6モル%、MI8.0g/10分(210℃、荷重21
60g)]の水/メタノール(水/メタノール=45/
55混合重量比)混合溶液(EVOH濃度32%)を1
0kg/時の速度で、メタノール3%と水97%よりな
る16℃に維持された凝固浴槽に円筒形のノズルよりス
トランド状に押し出し、凝固浴槽の端部に付設された引
き取りローラーにより、凝固浴槽中に205秒接触させ
た後、ストランドを凝固浴槽から引き出した。次いで、
該ストランドをカッターで切断して、直径4.1mm、
長さ4.2mmの白色の多孔性のペレットを得た。次い
で、かかるペレットを50℃の温水で洗浄して、含水率
60%の多孔性ペレットを得た。更にかかる多孔性ペレ
ットを回分式塔型流動層乾燥器にて、温度80℃、水分
含有率6%の窒素ガスを通過させて3時間乾燥を行っ
て、含水率を25%とした後に、回分式通気箱型乾燥器
を用いて、温度120℃、水分含有率4%の窒素ガスで
32時間乾燥を行ってEVOHペレットを得た。得られ
たEVOHペレットは、平均径0.01〜50μmの細
孔を0.042cc/g(更に1〜50μmの細孔を
0.005cc/g)の割合で含有するものであった。
に対して、ステアリン酸マグネシウム(日本油脂社製)
0.02部を添加して、円筒型ブレンダーにて35分間
混合して、表面に滑剤を付着させて、揮発分0.1%の
本発明のEVOHペレットを得た。得られたEVOHペ
レットについて、実施例1と同様に評価を行った。
0.035cc/g(1〜50μmの細孔を0.004
cc/g)の割合で含有するEVOHペレットについ
て、表面に滑剤を添加することなしに実施例1と同様に
評価を行った。
5モル%、MI12g/10分(210℃、荷重216
0g)]の水/メタノール(水/メタノール=40/6
0混合重量比)混合溶液(EVOH濃度40%)を10
kg/時の速度で、メタノール5%と水95%よりなる
17℃に維持された凝固浴槽に円筒形のノズルよりスト
ランド状に押し出し、凝固浴槽の端部に付設された引き
取りローラーにより、凝固浴槽中に180秒接触させた
後、ストランドを凝固浴槽から引き出した。次いで、該
ストランドをカッターで切断して、直径3.8mm、長
さ4mmの白色の多孔性のペレットを得た。次いで、か
かるペレットを30℃の温水で洗浄して、含水率67%
の多孔性ペレットを得た。更にかかる多孔性ペレットを
回分式通気箱型乾燥器にて、温度80℃、水分含有率2
%の窒素ガスを通過させて12時間乾燥を行って、含水
率を30%とした後に、回分式塔型流動層乾燥器を用い
て、温度120℃、水分含有率0.6%の窒素ガスで3
時間乾燥を行ってEVOHペレットを得た。得られたE
VOHペレットは、平均径0.01〜50μmの細孔を
0.018cc/g(更に1〜50μmの細孔を0.0
02cc/g)の割合で含有するものであった。
実施例1と同様にして、表面に滑剤を付着させて、揮発
分0.3%のEVOHペレットを得た。得られたEVO
Hペレットについて、実施例1と同様に評価を行った。
実施例及び比較例の評価結果を表1にまとめて示す。
に特定の細孔を有したペレットの表面に滑剤を付着させ
ているため、溶融成形時に押出機へのフィード性に優
れ、成形中の押出機のトルク変動と吐出変動が少なく、
形状や厚み等の寸法精度に優れた成形物を得ることがで
き、更には各種の積層体とすることもでき、食品や医薬
品、農薬品、工業薬品包装用のフィルム、シート、チュ
ーブ、袋、容器等の用途に非常に有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】 平均径0.01〜50μmの細孔を0.
02cc/g以上の割合で含有するエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物ペレットの表面に滑剤が付着してな
ることを特徴とするエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物ペレット。 - 【請求項2】 平均径1〜50μmの細孔を0.002
cc/g以上の割合で含有するエチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物ペレットの表面に滑剤が付着してなるこ
とを特徴とするエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
ペレット。 - 【請求項3】 滑剤が高級脂肪酸および/またはその金
属塩、エステル、アミドから選ばれる少なくとも1種で
あることを特徴とする請求項1または2記載のエチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレット。 - 【請求項4】 滑剤の付着量がエチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物100重量部に対して0.001〜1重
量部であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載
のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレット。 - 【請求項5】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
の溶液を凝固液中で析出させた後、乾燥処理されて得ら
れたことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレット。
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JP2001164070A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-06-19 | Kuraray Co Ltd | 低臭性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物 |
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- 1998-10-22 JP JP30083398A patent/JP4097103B2/ja not_active Expired - Lifetime
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