JP2000128336A - 熱成形プレス用のテンプレ―トコンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 距離と速度が異なるようにテンプレート
が閉鎖ないし無端経路に沿って順次移動することができ
る熱成形プレス用のテンプレートコンベアを提供するこ
と。 【解決手段】 無端経路を形成する支持フレーム４と、
前記無端経路に沿っ順次移動可能に取り付けられ、それ
ぞれが物品３を位置づける複数の受け入れシートを持っ
ている複数のテンプレート２と、前記テンプレート２の
ための駆動手段とを有し、前記駆動手段は前記無端経路
に沿って間隔をおいて設けられ、前記テンプレート２間
の所定の相対移動を生じ、これによって第１のテンプレ
ート２が１つの所定速度で移動し、第２のテンプレート
２は別の所定速度で移動する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は熱成形プレスでの使
用のためのテンプレートまたはプレートコンベア（以下
単にテンプレートコンベアと称する）に関し、特に熱成
形プレスで熱成形された物品を受け取って、熱成形プレ
スの鋳型で得られたままの相互位置に維持しながら、複
数の加工または処理ステーションを通って搬送するため
のテンプレートコンベアに関する。

【０００２】

【従来の技術】熱成形物を加工または処理する１つまた
は複数のステーションを通る熱成形物の搬送に、モジュ
ール状のテンプレートコンベアを使用することは、物品
を熱成形する分野で既に提案されている。そのようなテ
ンプレートコンベアは、コンベアを前方へ動かす駆動手
段が少なくとも一方に備えられた２本の平行（往復）な
経路を区切る、間隔をおいた２対の同軸スプロケットホ
イールに巻回された１対のチェーンと、２本のチェーン
を横切るように設けられ、それらのチェーンによって所
定の相互距離ないしピッチに維持される複数のテンプレ
ートとを備える。明確に理解されるように、種々のプレ
ート間の距離は、モジュール状のテンプレートの寸法
（長さ）と、コンベアの全長と、テンプレート従って物
品が止まらなければならない加工ないし処理ステーショ
ン間の距離とによって決まる。そのようなテンプレート
コンベアの１例がアメリカ特許第５，５９１，４６３号
に開示されている。これまで使用されたテンプレートコ
ンベアはいくつかの難点がある。それは使用が複雑であ
る以外に、熱成形システム全体の効率を大幅に制限す
る。

【０００３】チェーンによって搬送される種々のテンプ
レート間のピッチは必然的に固定されているために、種
々の作業ないし処理（working or treatment）ステーシ
ョンの配置と相互距離は、そのようなピッチに適合させ
ることが必要になる。これは簡単な作業でなく、テンプ
レートコンベア用の広い全体スペース（特に長さ方向の
スペース）が必要であるから、いつも許されるわけでは
ない。また、熱成形システムの他の構成要素も利用可能
なスペースの一部を占拠することを考慮に入れなければ
ならない。

【０００４】更に、テンプレート間の一定のピッチの必
要性に応じるために、テンプレートは待機ゾーンで停止
しなければならない。これは、多くの場合不使用のゾー
ンであるため、過剰で決して最適でない数のテンプレー
トを使用することが必要となる。同じ理由で、搬送チェ
ーンによる規制のために、テンプレートまたはプレート
はすべて同じ距離、同じ速度で移動しなければならな
い。従って、時の経過とともに、チェーンの不規則な伸
張と、２本のチェーンの間の熱膨張と収縮と牽引におけ
る不可避の相違のために、種々のテンプレートの位置決
めの誤りと平行関係の誤りが作業（work(working or tr
eatment)）ステーションに生じる。チェーンの張り具合
の調節の繰り返し、そしてチェーンリンクとチェーンの
スライドガイドの間の摩擦や摩耗の結果、上記誤りはよ
り悪くなることが多い。また、チェーンの使用は騒音を
発生させ、それは長期の使用にともなって増大する。チ
ェーンリンクによって補償されない不規則な伸張と摩耗
のために、チェーンを支持・駆動するスプロケットホイ
ール対とチェーンとのかみ合いが悪くなるためである。
これにより、駆動エネルギーの伝導効率も低くなり、そ
の結果エネルギーの浪費にもなる。チェーンを支持・駆
動するスプロケットホイール対におけるチェーンの復路
に沿って、不安定性の問題が生じ、それによって搬送テ
ンプレートのそれぞれの受け入れシートに物品を保持す
ることが難しくなる。特に、比較的大きく非常に低い物
品を扱うとき、それが顕著になる。コンベアの下降経路
部分で慣性の分力が物品に加わり、例えばテンプレート
のシートから物品を持ち上げて放出するといったことが
起きる。更に、それはチェーンの前進と後進経路の間に
作業ステーションを設けることはほとんど常に困難であ
る。チェーン間の距離はスプロケットの直径によって定
まり、コンベアが非常にかさばることになるから、ある
限界を超えることができない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主目
的は、従来のコンベアを備えた熱成形プレスの上記欠点
を取り除くかかなり低減させるため、テンプレートの間
に抑制チェーンを使用せず、それぞれが独立して、すな
わち距離と速度が異ならせることが可能に、テンプレー
トが閉鎖ないし無端経路に沿って順次移動する熱成形プ
レス用のテンプレートコンベアを提供することにある。

【０００６】本発明の他の目的は、作業の長い間隔の後
でも定期的な設定を行う必要性なしで、テンプレート間
の停止と平行関係の位置決めとテンプレートの姿勢に関
して高精度を保証する熱成形プレス用のテンプレートコ
ンベアを提供することにある。

【０００７】本発明の他の重要な目的は、単位時間あた
りの生産性を高め、高い伝導効率、従って駆動エネルギ
ーの低消費と高い信頼性を達成する熱成形プレス用のテ
ンプレートコンベアを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的および以下の記
載から明らかになる他の目的を達成するための本発明の
構成は、無端経路を形成する支持フレームと、前記無端
経路に沿っ順次移動可能に取り付けられ、それぞれが物
品を位置づける複数の受け入れシートを持っている複数
のテンプレートと、前記テンプレートのための駆動手段
とを有し、前記駆動手段は前記無端経路に沿って間隔を
おいて設けられ、前記テンプレート間の所定の相対移動
を生じ、これによって第１のテンプレートが１つの所定
速度で移動し、第２のテンプレートは別の所定速度で移
動することを特徴とする。そして、より具体的には、中
空の熱成形物品の複数個またはそのモールディングを得
るための熱成形設備用に用いることが出来るテンプレー
トコンベアであって、熱成形設備が少なくとも１個の雄
ダイスないし鋳型と、少なくとも１個の雌ダイスと、ダ
イスから熱成形物品を順次取り出してテンプレートコン
ベアへ移送する取り出し移送部とを有する少なくとも１
個の熱成形プレスを含み、前記コンベアが無端経路を形
成する支持フレームと、前記無端経路に移動可能に取り
付けられ、それぞれが１個のモールドの物品と等しい数
の受け入れシートを持った複数のテンプレートとを含
み、前記無端経路に沿って間隔をおいた複数の駆動手段
が設けられ、個々のテンプレートの順次の不連続なそれ
ぞれ異なる所定速度の移動を生じることを特徴とする。

【０００９】前記経路が第１および第２の直線状ガイド
経路と、前記第１および第２の直線状経路の各端部の端
部接続経路を備え、前記テンプレートが一定の平行姿勢
に維持されることが望ましい。更に、前記駆動手段が、
前記第１および第２の直線状経路に沿って設けられ、前
記直線状経路に沿って少なくとも１個のテンプレートと
スライド係合する螺旋状の可変ピッチの回転式カムと、
前記テンプレートを第１経路から第２経路へ転送する手
段を備えることが望ましい。

【００１０】本発明の更なる特徴と利点は、例証的で非
限定的なものとしてのみ挙げられた現在好適と考えられ
るいくつかの実施例の、添付図を参照した以下の実施の
形態から明らかになろう。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。添付図において、同一または同様
の構成部材は同じ参照番号で示されている。まず、図１
〜３および９には、発明によるテンプレートコンベア１
が示されている。このテンプレートコンベア１は面状の
テンプレート２を持ち、熱成形プレスＴＰと協働するよ
うに設計されている。熱成形プレスＴＰは１個または２
個の雌ダイスＦＤと、雌ダイスＦＤと協働する雄ダイス
ないし対向ダイスＭＤと、少なくとも１個のピックアッ
プユニットＳＨを有する。ピックアップユニットＳＨ
は、プレスの各熱成形作業ごとに雌ダイスＦＤから熱成
形物３（例えば、ビーカー、カップ、花瓶など）を順次
取り出して、テンプレートコンベア１へ渡す吸引ヘッド
ないしプレートを含む。

【００１２】従って、ヘッドないしレートＳＨは、開放
位置にある雌ダイスＦＤと雄ダイスＭＤの間のピックア
ップ位置とテンプレート２の上方の引渡し位置にわたっ
て矢印Ａで示すように水平に往復し、ピックアップ位置
と引渡し位置で上下に移動する（矢印Ｂ）よう構成され
ている。しかし、本発明によるテンプレートコンベアの
使用は、熱成形物３物をダイスＦＤまたはＭＤから取り
出してテンプレートコンベア上のテンプレート２へ渡す
ピックアッププレートないしヘッドＳＨを含む特定のシ
ステムに限定されない。そのようなシステムは、例え
ば、プレートないしヘッドＳＨがダイスＦＤまたはＭＤ
とテンプレートコンベアの上の種々のテンプレート２の
間で角移動または回転するようなものでもよい。

【００１３】テンプレートコンベア１は支持フレーム４
を備え、それは１対の平行な水平直線状の上部ガイド５
と、好ましくは上部ガイド５と同じ長さで、距離Ｌ１１
だけ下に位置する１対の平行な水平直線状の下部ガイド
６と、２対の垂直な下降ガイド７と、２対の垂直な上昇
ガイド８を支持する。垂直なガイド７、８はガイド５、
６の端部に位置する。ガイド５、６、７、８は無端経路
を構成し、それに沿って個々の面状テンプレート２が移
動する。各テンプレート２は、好ましくはキャリッジな
いしスライド１０と、それに固定または一体化された面
状の（例えば、矩形の）プレート１１によって構成され
る。プレート１１は、熱成形プレスの雌ダイスの熱成形
キャビティ数と等しい、成形物３を受け入れる複数のシ
ート９を形成している。従って、各テンプレートによっ
て運ばれる成形物３は、熱成形ダイスにおけるときと同
じ相互位置にあることになる。各キャリッジないしスラ
イド１０は、キャリッジの側部ラグ１３に取り付けられ
た４個以上のローラーないしシュー１２を持ち、それら
はプレート１１間の一定の平行関係を維持しつつ、ガイ
ド５〜８によって形成された無端経路に沿って摺動す
る。

【００１４】スライドガイド５〜８に隣接して、それと
平行に軸５０、６０、７０、８０が回転可能に取り付け
られ、各軸は可変ないし不規則なピッチＰ１、Ｐ２、…
Ｐｎの連続した螺旋溝状のカム１４を形成している。各
キャリッジ１０の側部センターラインに備えられたタブ
１７から横向きに突出したピン１６にローラー１５が減
摩ベアリング（図示せず）を介して回転可能に取り付け
られており、カム１４はそのローラー１５と摺動可能に
係合している。

【００１５】軸５０、６０、７０、８０は、例えば、電
気モータに５１、６１、７１、８１と減速ユニット５
２、６２、７２、８２からなるそれぞれの駆動手段によ
って駆動される。モーター５１〜８１の作動を熱成形プ
レスのサイクルスピードに同期させるよう制御する適当
な制御ユニットＥＣＵが備えられている。上下の直線状
の経路部分に沿って種々のテンプレート２が各ガイド
５、６に支持され、各カム１４によって動かされる。一
方、垂直経路部分では、水平の姿勢を保つようにガイド
７、８に案内されつつ、各カム１４によって支持・駆動
される。

【００１６】上記構成のコンベアにおいて、無端経路を
形成する４つの別個の部分に沿って複数のテンプレート
２が順次送られる。その移動は移動回数ｎ（a number n
oftravels）で行われ、各移動はカム１４の可変ピッチ
に応じて、それぞれ互いに独立した異なる態様Ｌ１、Ｌ
２、Ｌ３、…Ｌｎで行われる。

【００１７】このようなテンプレートコンベアは、、例
えば、種々の作業ステーションの数と位置に応じて、各
ステーションでの必要な停止時間、使用されるテンプレ
ートの数、任意の作業ステーションへ近づいたり、そこ
から離れる方向での各移動の速度等を最適化でき、たと
えば図９に示す熱成型機械（熱成型設備）１００に好適
に用いられる。

【００１８】図面（図９）では、ボーリングステーショ
ンＢＳが１つだけ示され、物品（ビーカー）３の底に孔
が開けられ、そして周知の適当な種類の積み重ねステー
ションＳＳが設けられている。テンプレート２の進行経
路に沿って、ボーリングステーションＢＳの上流または
下流側に、曲げステーション、殺菌ステーションなど他
の作業ステーションを備えることができる。

【００１９】また、転動部材（ローラー１５、ベアリン
グ）の摺動だけが生じることから、実際には無視し得る
摩耗だけが起こり、移動部材間の遊びがなく、従って物
品３の加工の精度が高くなり、いつも高い伝導効率と静
寂な作業を実現する。そのため、長期的に各作業ステー
ションにおいて、種々のテンプレートの正確で不変の順
の位置決めを確実に行なえる。コンベア１の上下の直線
経路間の距離は、コンベアの長さ寸法を増大させること
なく、自由に選定できることは容易に理解されよう。物
品８のためのある数の加工または処理ステーションを無
端経路の垂直部分に沿って配置できることから、水平部
分をむしろ短くする可能性がある。特に重要なのは、比
較的高さの低い物品（例えば、カバー、プレート、深皿
等）を扱う場合に、それらががテンプレートの受け入れ
シート９から逸脱する恐れなしに、搬送される物品３へ
の慣性の反力と空気抵抗の影響をよりよく制御するため
に、垂直な下降および上昇経路部分に沿ったテンプレー
トの移動速度を変えられることである。

【００２０】〔別実施の形態〕以下に別実施の形態を説
明する。 （１）図４の実施の形態では、回転軸７０、８Ｏの代わ
りに、テンプレート２用の昇降手段が設けられ、それは
４本の水平の平行な軸３０、３３、３６、３９を備え、
各軸の端部にスプロケットホイール３１、３２；３４、
３５；３７、３８；４０、４１が取り付けられ、それら
が２対に分かれている。各対は、それぞれのスプロケッ
トホイール３１、４０：３２、４１；３４、３４：３
５、３８に巻回された２本の歯付きベルト４２、４３、
４４、４５によって互いに連結た上下の水平軸を含む。
歯付きベルト４２、４３および４４、４５の各対は、横
向き（水平）で平行な間隔をおいた複数のバー４６を支
持し、それらは、テンプレート２を受け取ったり引渡す
ために、下部および上部ガイド６、５と順次整列するよ
う移動する。テンプレート２のローラー１２が１対のバ
ー４６上に載り、その中間ローラー１５ａは２本の垂直
なガイド７、８の間で係合される。このシステムは例え
ば電気モータ４７からなる１個の動力源によって駆動さ
れ、モーター４７の動力は、例えば減速部４８と、ベル
ト引張具４９Ａを含む２本のベルト４９とを介して軸３
６、３９へ伝達される。もちろんモーター４７は集中制
御ユニットＥＣＵ（図９）によって制御される。この実
施例は融通性の高いコンベア性能を実現する。

【００２１】（２）図５のテンプレートコンベアの実施
例では、テンプレート２を常に同じ水平面上に維持し、
軸５０、６０、７０、８０とガイド５、６、７、８は同
一平面上に位置する。この実施例で、テンプレート用の
キャリッジはテンプレートの長辺に取り付けられた１対
のローラー１５ｂを有する。

【００２２】（３）図６に示された実施例は図５のもの
と同様だが、同一平面上に位置するガイド５、６と軸５
０、６０の端部にメリーゴーランド式受け渡し装置９０
が設けられ、１対のガイド５または６の端部でテンプレ
ート２を受け取り、カーブした滑りガイド８Ａに沿って
それを送り、他の対のガイドの隣接端部へ渡す。具体的
には、メリーゴーランド装置９０は、２本のアーム９
１、９２が回転ヘッド９３から突出し、それぞれがテン
プレートの縁と係合してそれを送る係合要素、例えばプ
ライヤー要素、９４で終端する。この装置は可逆モータ
９５と減速部９６によって制御され、１対のガイドから
他の対のガイドまでの間で物品の加工または処理のため
の停止が可能になっている。

【００２３】（４）図７の実施例では、各テンプレート
は、同じモーターおよび減速部で、例えば歯付きベルト
伝導によって駆動される鏡面反対のカム対５０ａ、５０
ｂ；６０ａ、６０ｂ；７０ａ、７０ｂ；８０ａ、８０ｂ
によって種々のガイドに沿って駆動される。

【００２４】（５）最後に、図８は図１と同様である
が、変形例を一部切り欠いて示している。ここでは、軸
５０は、テンプレート２間で一定のピッチを持ったカム
１４を備えている。

【００２５】以上で説明・図示したテンプレートコンベ
アは、請求項に記載された範囲で多くの変形や変更が可
能である。

【００２６】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】テンプレート搬送用の直線状の上部水平経路
と、直線状の下部水平経路と、下降および再上昇の２つ
の垂直端部経路を持ったテンプレートコンベア全体の前
面図

【図２】図１のコンベアのカムのピッチにおけるいくつ
かの変形を示す若干上から見た部分的前面斜視図

【図３】テンプレートの直線経路の長さを限定するスラ
イドガイドと、経路に沿ったテンプレートと駆動回転カ
ムのスライド係合を示す拡大斜視図

【図４】テンプレートコンベアの変形例を示す図２と同
様の部分的斜視図

【図５】１つの水平面上で設けられた無端経路に沿って
テンプレートが順次前方へ移動する、発明によるテンプ
レートコンベアの実施例の平面図

【図６】２つの直線経路をつなぐカーブした端部経路を
持った図５のコンベアの部分的斜視図

【図７】各テンプレートが１対の回転カムによって順次
送られる、発明によるコンベアの変形例を示す図

【図８】各テンプレートが回転可能な一定ピッチカムに
よって順次送られる、発明によるコンベアの変形例を示
す図

【図９】熱成形プレスと発明によるチェーンのないテン
プレートコンベアを備えた熱成形設備を示す図

【符号の説明】

４ 支持フレーム ３ 物品 ２ テンプレート ５０〜５２ 駆動手段 ６０〜６２ 駆動手段 ７０〜７２ 駆動手段 ８０〜８２ 駆動手段 ９０ 駆動手段 ３０〜４９ 駆動手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597073483 67，ＬＵＮＧＡＤＩＧＥ ＡＴＴＩＲＡ ＧＬＩＯ，37025 ＰＡＲＯＮＡ （ＶＥ ＲＯＮＡ），ＩＴＡＬＹ

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 無端経路を形成する支持フレーム（４）
   と、前記無端経路に沿っ順次移動可能に取り付けられ、
   それぞれが物品（３）を位置づける複数の受け入れシー
   ト（９）を持っている複数のテンプレート（２）と、前
   記テンプレート（２）のための駆動手段（５０〜５２、
   ６０〜６２、７０〜７２、８０〜８２、９０、３０〜４
   ９）とを有するテンプレートコンベアであって、 前記駆動手段（５０〜５２、６０〜６２、７０〜７２、
   ８０〜８２、９０、３０〜４９）は前記無端経路に沿っ
   て間隔をおいて設けられ、前記テンプレート（２）間の
   所定の相対移動を生じ、これによって第１のテンプレー
   ト（２）が１つの所定速度で移動し、第２のテンプレー
   ト（２）は別の所定速度で移動することを特徴とするテ
   ンプレートコンベア。
2. 【請求項２】 前記１つの所定速度が停止速度を含むこ
   とを特徴とする請求項１に記載のテンプレートコンベ
   ア。
3. 【請求項３】 前記駆動手段（５０〜５２、６０〜６
   ２、７０〜７２、８０〜８２、９０、３０〜４９）が前
   記無端経路に沿う前記テンプレート（２）の移動速度を
   可変とすることを特徴とする請求項１または２に記載の
   テンプレートコンベア。
4. 【請求項４】 前記無端経路が、各自の駆動手段（５０
   〜５２、６０〜６２、７０〜７２、８０〜８２、９０、
   ３０〜４９）を持つ複数の経路部分（５〜６、７〜８）
   からなることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記
   載のテンプレートコンベア。
5. 【請求項５】 前記経路部分（５〜６、７〜８）の少な
   くとも１つが水平に設けられていることを特徴とする請
   求項４に記載のテンプレートコンベア。
6. 【請求項６】 前記経路部分（５〜６、７〜８）の少な
   くとも１つが垂直に設けられていることを特徴とする請
   求項４または５に記載のテンプレートコンベア。
7. 【請求項７】 前記無端経路が第１と第２の平行な直線
   状経路部分（５〜６）と、前記第１と第２の経路部分
   （５〜６）を接続する端部経路部分（７〜８）とからな
   ることを特徴とする請求項４〜６のいずれかに記載のテ
   ンプレートコンベア。
8. 【請求項８】 前記無端経路が２本の実質的に平行な水
   平経路部分（５〜６）と、２本の実質的に平行な垂直端
   部経路（７〜８）とからなることを特徴とする請求項４
   〜７のいずれかに記載のテンプレートコンベア。
9. 【請求項９】 前記端部経路部分（７〜８）の少なくと
   も一方が弧状に設けられていることを特徴とする請求項
   ７または８に記載のテンプレートコンベア。
10. 【請求項１０】 前記テンプレート（２）が前記経路全
    体にわたって一定の平行姿勢に維持されることを特徴と
    する請求項１〜９のいずれかに記載のテンプレートコン
    ベア。
11. 【請求項１１】 前記駆動手段が、各経路部分と実質的
    に平行に延設され、螺旋状のカム（１４）を形成した少
    なくとも１本の回転軸（５０、６０、７０、８０）と、
    各テンプレート（２）に固定され、前記カム（１４）と
    の係合に適したカムフォロア（１５、１６）からなるこ
    とを特徴とする請求項４〜９のいずれかに記載のテンプ
    レートコンベア。
12. 【請求項１２】 前記螺旋状のカム（１４）が対応する
    各軸（５０、６０、７０、８０）の軸線方向に可変ピッ
    チで設けられていることを特徴とする請求項１１に記載
    のテンプレートコンベア。
13. 【請求項１３】 前記螺旋状のカム（１４）が溝であ
    り、そこに前記カムフォロア（１５、１６）が係入する
    ことを特徴とする請求項１０〜１２のいずれかに記載の
    テンプレートコンベア。
14. 【請求項１４】 前記端部経路部分（７〜８）が、テン
    プレート（２）を同じ速度で移動させる構成の駆動手段
    （３０〜４９；９０）を有することを特徴とする請求項
    ７〜１３のいずれかに記載のテンプレートコンベア。
15. 【請求項１５】 前記駆動手段（３０〜４９）が、少な
    くとも１対のベルト（４２〜４５、４９）と、前記ベル
    ト（４２〜４５、４９）に取り付けられた少なくとも１
    対のバー（４８）からなることを特徴とする請求項１４
    に記載のテンプレートコンベア。
16. 【請求項１６】 １つの経路部分の前記駆動手段（９
    ０）が、テンプレート（２）と一時的に係合する少なく
    とも１本のアーム（９１、９２）を備えることを特徴と
    する請求項１４に記載のテンプレートコンベア。
17. 【請求項１７】 中空の熱成形物品の複数個またはその
    モールディングを得るための熱成形設備（１００）であ
    って、 少なくとも１個の雌ダイス（ＦＤ）と少なくとも１個の
    雄ダイス（ＭＤ）を持った熱成形プレス（ＴＰ）と、 熱成形プレス（ＴＰ）から熱成形物品（３）を順に取り
    出し、各物品（３）用の受け入れシート（９）を持った
    テンプレート（２）へそれらを移送する移送部と、 テンプレート（２）上の前記物品を少なくとも１つのス
    テーション（ＢＳ、ＳＳ）へ搬送するテンプレートコン
    ベア（１）とを含み、 前記テンプレートコンベア（１）が請求項１〜１６のい
    ずれかに記載のものであることを特徴とする熱成形設
    備。
18. 【請求項１８】 前記テンプレートコンベア（１）が、
    前記テンプレート（２）用の無端経路に沿って間隔をお
    いた複数の駆動手段を備え、これによって前記無端経路
    に沿った前記テンプレートの順次の不連続な移動を生じ
    ることを特徴とする請求項１７に記載の熱成形設備。
19. 【請求項１９】 熱成形機械（１ＯＯ）で中空の物品
    （３）を熱成形する方法であって、 熱成形プレス（ＴＰ）で中空の熱成形物品（３）の複数
    個またはそのモールディングを熱成形し、 熱成形物品（３）を熱成形プレス（ＴＰ）から各物品
    （３）用の受け入れシート（９）を持ったテンプレート
    （２）へ移送し、 所定の経路に沿ったテンプレートコンベア（１）でテン
    プレート（２）を少なくとも１つの作業ステーション
    （ＢＳ、ＳＳ）へ搬送する工程からなり、 前記搬送により、各テンプレート（２）が所定の相対的
    移動に従って行われ、これによって１つのテンプレート
    （２）が第１速度で搬送され、第２のテンプレート
    （２）が第２速度で搬送されることを特徴とする方法。