JP2000127457A - 画像処理装置及びその方法並びにメモリ媒体 - Google Patents

画像処理装置及びその方法並びにメモリ媒体

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JP2000127457A
JP2000127457A JP30129798A JP30129798A JP2000127457A JP 2000127457 A JP2000127457 A JP 2000127457A JP 30129798 A JP30129798 A JP 30129798A JP 30129798 A JP30129798 A JP 30129798A JP 2000127457 A JP2000127457 A JP 2000127457A
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Hiroo Inoue
博夫 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過大なインクの打ち込みによる画質の低下を防
止する。 【解決手段】(a)に示すように全体的なインクの打ち
込み量の制限率が50%の時は、注目画素401にイン
ク(打ち込み量=100%)を打ち込んだ場合、画素4
02〜404のうち1画素にのみインクの打ち込みがで
きるように、インクの打ち込みを制限する。(b)に示
すように制限率が25%の時は、注目画素411にイン
クを打ち込んだ場合、画素412〜414のいずれにも
インクの打ち込みができないように、インクの打ち込み
を制限する。(c)に示すように制限率が75%の時
は、注目がそ421にインクを打ち込んだ場合、画素4
22〜424のうち2画素にのみインクの打ち込みがで
きるように、インクの打ち込みを制限する。そして、こ
の制限に誤差拡散法を組み合わせることにより、所定面
積内へのインクの打ち込み量を制限しつつ全体的な濃度
を保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
その方法並びにメモリ媒体に係り、特に、記録媒体にイ
ンクを打ち込んで該記録媒体上に出力画像を形成するた
めの画像処理装置及びその方法並びにメモリ媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】濃インクと淡インクを用いて、「0」、
「淡」、「濃」の3値で画像を記録するインク吐出式の
画像出力装置がある。この装置では、例えば、淡インク
の濃度が濃インクの濃度の50%であるとすると、濃度
が50%の領域は、淡インクをその領域の全体に打ち込
むことによって形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録媒
体となる用紙の中には、一定量以上のインクが打ち込ま
れると、その全てを吸収することができないものがあ
る。この場合、吸収されないインクのために画質が劣化
することになる。従って、例えば、グリーン、レッド、
ダークグリーン等のように、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックのインクの4色のインクのうち2色以上を
混色すべき色の形成では、インクの打込量が記録媒体の
許容量を越えてしまう危険性があった。
【0004】例えば、上記のような画像出力装置では、
入力画素の濃度が50%である場合に出力画素の打込量
が100%になるため、例えば3色のインクで形成され
る色は、入力画素の各分解色の濃度が50%以上である
場合には、出力画素の打ち込み量が全体で300%にな
る。この場合、記録媒体の許容量を遙かに越えることと
なり、これが出力画像の画質を低下させる大きな要因と
なる。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、例えば、過大なインクの打ち込みによる画
質の低下を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、記録媒体にインクを打ち込んで該記録媒体上に出
力画像を形成する画像処理装置であって、画像を入力す
る入力手段と、記録媒体の所定面積内に打ち込むインク
の量を予め設定された量以下に制限しつつ、入力画像の
全体的な濃度を保存した出力画像を形成するための画像
処理を実行する画像処理手段と、前記画像処理手段によ
る処理結果に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像
形成手段とを備えることを特徴とする。
【0007】上記の画像処理装置において、前記画像処
理手段は、例えば、記録媒体の所定面積内に打ち込むイ
ンクの量を予め設定された量以下に制限するように注目
画素の画素値を決定する制限手段と、注目画素の画素値
の決定により生じる濃度誤差を周辺画素に拡散して、こ
れにより入力画像の全体的な濃度を保存する濃度保存手
段とを有することが好ましい。
【0008】上記の画像処理装置において、前記制限手
段は、例えば、記録媒体の所定領域内に打ち込む量を制
限する度合である制限率を変更する変更手段を有するこ
とが好ましい。
【0009】上記の画像処理装置において、前記変更手
段は、例えば、外部からの入力に基づいて前記制限率を
変更することが好ましい。
【0010】上記の画像処理装置において、前記変更手
段は、例えば、入力画像に応じて前記制限率を変更する
ことが好ましい。
【0011】上記の画像処理装置において、例えば、入
力画像を量子化する量子化手段を更に備え、前記画像処
理手段は、前記量子化手段による処理結果を処理対象と
することが好ましい。
【0012】上記の画像処理装置において、 前記量子
化手段は、例えば、入力画像を量子化して2値画像に変
換することが好ましい。
【0013】上記の画像処理装置において、前記量子化
手段は、例えば、入力画像を量子化して多値画像に変換
することが好ましい。
【0014】上記の画像処理装置において、前記画像処
理手段は、例えば、カラー画像を処理対象とし、記録媒
体の所定面積内に打ち込むインクの量を予め設定された
量以下に制限しつつ、カラーの入力画像の全体的な濃度
を保存した出力画像を形成するための画像処理を実行す
ることが好ましい。
【0015】上記の画像処理装置において、前記制限手
段は、例えば、注目画素の画素値を決定すると共に、該
画素値に対応するインクの量に基づいて、該注目画素を
含む所定面積内における該注目画素以外の画素の画素値
の上限を決定することが好ましい。
【0016】本発明に係る他の画像処理装置は、記録媒
体にインクを打ち込んで該記録媒体上に出力画像を形成
するための画像処理を実行する画像処理装置であって、
画像を入力する入力手段と、記録媒体の所定領域内に打
ち込むインクの量を予め設定された量以下に制限しつ
つ、入力画像の全体的な濃度を保存した出力画像を形成
するための画像処理を実行する画像処理手段とを備える
ことを特徴とする。
【0017】本発明に係る画像処理方法は、記録媒体に
インクを打ち込んで該記録媒体上に出力画像を形成する
画像処理方法であって、画像を入力する入力工程と、記
録媒体の所定面積内に打ち込むインクの量を予め設定さ
れた量以下に制限しつつ、入力画像の全体的な濃度を保
存した出力画像を形成するための画像処理を実行する画
像処理工程と、前記画像処理工程による処理結果に基づ
いて記録媒体上に画像を形成する画像形成工程とを有す
ることを特徴とする。
【0018】本発明に係る他の画像処理方法は、記録媒
体にインクを打ち込んで該記録媒体上に出力画像を形成
するための画像処理を実行する画像処理方法であって、
画像を入力する入力工程と、記録媒体の所定領域内に打
ち込むインクの量を予め設定された量以下に制限しつ
つ、入力画像の全体的な濃度を保存した出力画像を形成
するための画像処理を実行する画像処理工程とを有する
ことを特徴とする。
【0019】本発明に係るメモリ媒体は、記録媒体にイ
ンクを打ち込んで該記録媒体上に出力画像を形成するた
めの画像処理を制御するプログラムを格納したメモリ媒
体であって、コンピュータに、画像を入力する入力工程
と、記録媒体の所定領域内に打ち込むインクの量を予め
設定された量以下に制限しつつ、入力画像の全体的な濃
度を保存した出力画像を形成するための画像処理を実行
する画像処理工程と、を実行させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0021】図1は、本発明の代表的な実施の形態であ
るインクジェットプリンタIJRAの構成の概要を示す
外観斜視図である。図1において、キャリッジHCは、
駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギ
ア5009〜5011を介して回転するリードスクリュ
ー5005の螺旋溝5004に係合するピン(不図示)
を有する。キャリッジHCは、ガイドレール5003に
支持されており、リードスクリュー5005の回転に伴
って矢印a及びb方向に往復移動する。キャリッジHC
には、記録ヘッドIJHとインクタンクITとを内蔵し
た一体型インクジェットカートリッジIJCが搭載され
ている。
【0022】5002は、紙押え板であり、キャリッジ
HCの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000
に対して押圧する。5007,5008はフォトカプラ
であり、キャリッジHCのレバー5006の到達を確認
して、駆動モータ5013の回転方向の切り換え等を行
うためのホームポジション検知器である。5016は、
記録ヘッドIJHの前面をキャップするキャップ部材5
022を支持する部材であり、5015は、このキャッ
プ内を吸引する吸引器で、キャップ内の開口5023を
介して記録ヘッドの吸引回復を行う。
【0023】5017は、クリーニングブレードで、5
019は、このブレードを前後方向に移動可能にする部
材であり、本体支持板5018にこれらが支持されてい
る。ブレードは、この形態の他、他の周知のクリーニン
グブレードを採用することができる。
【0024】5021は、吸引回復の吸引を開始するた
めのレバーであり、キャリッジHCと係合するカム50
20の移動に伴って移動し、駆動モータ5013からの
駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達機構で移動が
制御される。
【0025】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側の領域
に到達した時に、リードスクリュー5005の作用によ
ってそれらの対応位置で所望の処理が行えるように構成
されているが、所定のタイミングで所望の動作を行うよ
うにすれば、他の構成を採用することもできる。
【0026】図2は、図1に示すインクジェットプリン
タIJRAの制御回路の構成例を示すブロック図であ
る。1700は、記録信号を情報処理装置等の外部装置
から入力するインタフェース、1701はMPU、17
02はMPU1701が実行する制御プログラムを格納
するROM、1703は各種データ(例えば、記録信号
や、記録ヘッド1708に供給される記録データ等)を
保存するDRAMである。1704は、記録ヘッド17
08に対する記録データの供給を制御するゲートアレイ
であり、インタフェース1700、MPU1701、R
AM1703の間のデータ転送の制御も行う。1710
は、記録ヘッド1708を搬送するためのキャリアモー
タ、1709は、記録紙搬送のための搬送モータであ
る。1705は、記録ヘッド1708を駆動するヘッド
ドライバ、1706,1707は、それぞれ搬送モータ
1709、キャリアモータ1710を駆動するためのモ
ータドライバである。
【0027】上記の構成において、インタフェース17
00に記録信号が入力されると、ゲートアレイ1704
及びMPU1701により、該記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、その記録データがヘ
ッドドライバ1705に供給されると共に、制御データ
がモータドライバ1706及び1707に供給され、こ
れにより記録媒体に画像が記録される。
【0028】なお、上述のように、インクタンクITと
記録ヘッドIJHとは一体化して、交換可能なインクカ
ートリッジIJCを構成しても良いが、インクタンクI
Tと記録ヘッドIJHとを分離可能に構成して、インク
がなくなったときにインクタンクITだけを交換できる
ようにしても良い。
【0029】図3は、インクタンクとヘッドとが分離可
能なインクカートリッジIJCの構成を示す外観斜視図
である。インクカートリッジIJCは、図3に示すよう
に、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッドI
JHとが分離可能である。インクカートリッジIJCに
は、キャリッジHCに搭載された時に、キャリッジHC
側から供給される電気信号を受け取るための電極(不図
示)が設けられており、この電気信号によって、前述の
ように記録ヘッドIJHが駆動されてインクが吐出され
る。
【0030】なお、図3において、500はインク吐出
口列である。また、インクタンクITにはインクを保持
するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体が
設けられており、そのインク吸収体によってインクが保
持される。
【0031】なお、以上の実施の形態において、記録ヘ
ッドから吐出される液滴はインクであるものとして説明
し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであ
るものとして説明したが、その収容物はインクに限定さ
れるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性
を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒
体に対して吐出される処理液のようなものがインクタン
クに収容されていても良い。
【0032】以上の実施の形態は、インク吐出を行わせ
るために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発
生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備
え、熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる
方式を用いることにより記録の高密度化及び高精細化を
達成している。
【0033】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている。この方式は、いわゆ
るオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適
用可能である。しかしながら、特に、オンデマンド型
は、液体(インク)が保持されているシートや液路に対
応して配置された電気熱変換体に、記録情報に対応して
膜沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つ
の駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱
エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸
騰を生じさせて、これにより、駆動信号に1対1で対応
した気泡を液体(インク)内に形成することができるの
で有効である。
【0034】この気泡の成長、収縮により吐出用開口か
ら液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を
形成する。この駆動信号をパルス形状にすると、即時に
適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優
れた液体(インク)の吐出を実現することができる。
【0035】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが好適である。な
お、上記の熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特
許第4313124号明細書に記載されている条件を採
用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0036】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
を組み合わせた構成(直線状液流路または直角液流路)
の他に、熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成
を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特
許第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0037】さらに、記録装置が記録することができる
最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタ
イプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示され
ているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその
長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘ
ッドとしての構成等を採用することができる。
【0038】加えて、上記の実施の形態で説明した記録
ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカート
リッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着
されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体か
らのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプ
の記録ヘッドを用いてもよい。
【0039】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な化別手段等を付加
することにより、記録動作を一層安定化させることがで
きる。具体的には、記録ヘッドに対してのキャッピング
手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気
熱変換体等の加熱素子又は各種加熱素子の組み合わせに
よる予備加熱手段等がある。また、記録とは別の吐出を
行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行う
ために有効である。
【0040】さらに、記録装置の記録モードとしては、
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、異なる
複数の色による複色カラー、又は混色によるフルカラー
の記録モードを備えてもよい。
【0041】この実施の形態は、例えば、過大なインク
の打ち込みによる画質の低下、より具体的には、記録媒
体が吸収可能な量を越えるインクの打ち込みによる画質
の低下を防止することを目的とする。この目的を達成す
るために、この実施の形態では、所定面積内に打ち込む
インクの量を制限する一方で全体的な濃度や再現色を源
画像と同等に保つ。また、この実施の形態では、例え
ば、上記の制限と誤差拡散とを組み合わせることにより
良好な出力画像を得る。
【0042】図4は、所定面積内に打ち込むインクの量
を制限する方式を概念的に示す図である。図4(a)
は、全体的な打ち込み量の制限率(以下、単に制限率と
もいう)が50%であり、この制限率が2×2画素の注
目領域(面積)毎に適用される場合の例を示している。
401〜404は、夫々1画素を示している。図4
(a)の例では、画素401にインク(打ち込み量は1
00%とする)が打ち込まれているため、全体的な打ち
込み量の制限率(50%)を満たすためには、画素40
2〜404のいずれか1つにしかインクを打ち込むこと
ができない。なお、図4(a)は、画素402〜404
のうち画素404にのみインクの打ち込みを許容した例
である。
【0043】ここで、全体的な打ち込み量の制限率と
は、記録媒体の許容量を満たす範囲で注目領域(図4
(a)では、画素401〜404で構成される領域)内
に打ち込むことができるインクの量(以下、領域内打ち
込み許容量という)と、該注目領域に属する全画素に1
00%の濃度のインクを打ち込んだ場合の全打ち込み量
(図4(a)では、400%)との比をいう。従って、
全体的な打ち込み量の制限率が50%とは、全打ち込み
量の50%以下に、実際のインクの打ち込み量が制限さ
れていることを意味する。
【0044】図4(b)は、全体的な打ち込み量の制限
率が25%であり、この制限率が2×2画素の注目領域
毎に適用される場合を示している。411〜414は、
夫々1画素を示している。図4(b)の例では、画素4
11にインク(打ち込み量は100%とする)が打ち込
まれているため、全体の打ち込み量の制限率を満たすた
めには、画素412〜414のいずれにもインクを打ち
込むことができない。
【0045】図4(c)は、全体的な打ち込み量の制限
率が75%であり、この制限率が2×2画素の注目領域
毎に適用される場合を示している。421〜424は、
夫々1画素を示している。図4(c)の例では、画素4
21にインク(打ち込み量は100%とする)が打ち込
まれているため、全体的な打ち込み量の制限率を満たす
ためには、画素422〜434のうちの1画素又は2画
素にインクを打ち込むことができる。なお、図4(c)
は、画素422〜424のうち画素422及び423に
のみインクの打ち込みを許容した例である。
【0046】以下、図2に示すインクジェットプリンタ
における画像処理の一部である量子化処理について説明
する。なお、この量子化処理は、例えば、ゲートアレイ
1704がインターフェース1700を介して情報処理
装置等の外部装置から多値の記録情報を受信し、例えば
色変換処理等の所定の処理をした後に実行される。そし
て、この量子化処理により生成された記録データがヘッ
ドドライバ1705に転送され、これにより記録媒体に
画像が記録される。
【0047】[第1の実施の形態]図5は、インクジェ
ットプリンタ内の入力画像バッファ、濃度誤差拡散用バ
ッファ、出力画像バッファ及び制限値拡散用バッファの
構成を概念的に示す図である。入力画像バッファ510
は、例えばDRAM1703内に確保される。入力画像
バッファ510には、例えば、色変換処理等の画像処理
が施された量子化の対象となる画像データが格納され
る。濃度誤差拡散用バッファ520は、例えばゲートア
レイ1704内に設けられており、濃度誤差を注目画素
の周辺画素に分配(拡散)するために、各周辺画素に分
配する濃度誤差(以下、拡散誤差ともいう)を保持する
ためのバッファである。出力画像バッファ530は、例
えばDRAM540内に確保され、出力画像データ(記
録データ)としての量子化結果を保持するためのバッフ
ァである。
【0048】制限値拡散用バッファ540は、例えばゲ
ートアレイ1704内に設けられており、制限値を注目
画素の周辺画素に分配(拡散)するために、各周辺画素
に分配する制限値(以下、拡散制限値という)を保持す
るバッファである。ここで、制限値とは、注目領域(図
4(a)では、画素401〜404)内における注目画
素(図4(a)では、画素401)以外の画素(周辺画
素)に対するインクの打ち込みを制限するための値であ
る。例えば、図4(a)に示す例では、前述のように、
全体的な打ち込み量の制限率が50%であるため、領域
内打ち込み許容量は200%(=400%×50%)で
ある。また、注目画素401にインク(打ち込み量は1
00%とする)を打ち込むため、注目画素401以外の
画素(周辺画素402〜404)に打ち込むことができ
るインクの許容量(以下、残存打ち込み許容量)は10
0%である。一方、周辺画素402〜404の全てにイ
ンク(打ち込み量は100%とする)を打ち込む場合、
インクの打ち込み量の総和は300%となる。
【0049】そこで、この総和(300%)から残存打
ち込み許容量(100%)を差し引いた残りを制限値
(200%)とし、この制限値(200%)を画素40
2〜404に分配する。図4(a)は、この制限値(2
00%)を2分した拡散制限値(100%)を画素40
2及び403に分配した例である。この場合、画素40
2及び403には、拡散制限値(100%)が分配され
ているため、画素402及び403にインク(打ち込み
量は100%とする)を打ち込もうとすると、拡散制限
値とインクの打ち込み量との和が200%となり、記録
媒体のインクの打ち込みの許容値(例えば、100%)
を越える。従って、この場合、画素402及び403に
は、インクを打ち込むことができない。
【0050】なお、拡散制限値は、必ずしも100%に
する必要はない。また、記録媒体のインクの打ち込みの
許容値(以下、単に許容値ともいう)は、必ずしも10
0%にする必要はなく、記録媒体の特性に基づいて定め
得る。また、この処理は、2値化処理の他、2値以外の
量子化処理にも適用することができる(他の実施の形態
において詳細に説明する)。
【0051】次いで、ゲートアレイ1704及び/又は
MPU1701における画像処理の一部である2値化処
理(量子化処理)の原理を説明する。なお、図5におい
て、○印は、注目画素(入力画素、出力画素)又は該注
目画素に対応する拡散誤差若しくは拡散制限値を示して
いる。
【0052】まず、入力画像バッファ510内の注目画
素501aの画素値と濃度誤差拡散用バッファ520内
の該注目画素501aに対応する拡散誤差501bとを
加算し、この加算値を所定の閾値を基準として2値化
(量子化)する。
【0053】そして、量子化結果と制限値拡散用バッフ
ァ540内の拡散制限値とを加算し、この加算値と許容
値とを比較し、この加算値が許容値以下の場合には、こ
の加算値を注目画素501cの画素値(最終的な2値化
結果)として、出力画像バッファ530に格納する。一
方、この加算値が許容値を越える場合には、注目画素5
01cの画素値(最終的な2値化結果)を0%として、
出力画像バッファ530に格納する。
【0054】次いで、最終的な2値化結果(注目画素5
01cの画素値)を決定する際に生じた2値化誤差を拡
散誤差502b〜505bとして分配し、濃度誤差拡散
用バッファ520に格納する。
【0055】以上の処理を注目画素を変更しながら実行
することにより、画像全体の濃度を保存すると共に所定
面積(ここでは、2×2画素の領域)内のインクの打ち
込み量を制限しながら多値画像を2値化(量子化)する
ことができる。従って、過大なインクの打ち込みによる
画質の低下を防止することができる。
【0056】図6は、最終的な2値化結果が100%で
ある場合の制限値の分配と誤差の分配との一例を模式的
に示す図である。また、図7は、最終的な2値化結果が
0%である場合の制限値の分配と誤差の分配との一例を
模式的に示す図である。なお、図6及び図7は、処理対
象画像(多値画像)が256階調であり、処理対象画像
の注目画素の画素値(拡散誤差を含む)が130であ
り、誤差を4等分して周辺画素に分配するる例である。
【0057】図8は、図2に示すインクジェットプリン
タにおける画像処理の一部である2値化処理の流れを概
略的に示すフローチャートである。なお、図8に示す処
理は、ゲートアレイ1704により実行してもよいし、
ROM1702内に格納されたプログラムに基づいてM
PU1701により実行してもよいし、ゲートアレイ1
704及びMPU1701の双方により協同して実行し
てもよい。
【0058】図8に示す2値化処理では、インターフェ
ース1700を介して情報処理装置等の外部装置から受
信した記録情報(例えば、画像データ)又は該記録情報
に所定の処理を施した多値の画像データを2値化(量子
化)する。
【0059】まず、ステップS101では、例えば、注
目画素(処理対象画素)の位置、濃度誤差拡散用バッフ
ァ520、出力画像バッファ530及び制限値拡散用バ
ッファ540等を初期化する。
【0060】ステップS102では、処理対象画像が格
納された入力画像バッファ510から注目画素を読み出
すと共に該注目画素に対応する拡散誤差を濃度誤差拡散
用バッファ520から読み出す。ステップS103で
は、注目画素の値と拡散誤差とを加算し、その加算値を
2値化のための閾値(2値化閾値)を基準として2値化
(量子化)する。
【0061】ステップS104では、注目画素に対応す
る拡散制限値を制限値拡散用バッファ540から読み出
す。ステップS105では、ステップS103による2
値化結果と拡散制限値とを加算し、その加算値が許容値
(例えば、100%)を越えるか否かを判定し、その加
算値が許容値を越える場合はステップS110に進み、
その加算値が許容値以下である場合はステップS106
に進む。
【0062】ステップS106に進むことは、ステップ
S103による2値化結果をそのまま最終的な2値化結
果とすることを意味する。ステップS106では、ステ
ップS103による2値化結果及び予め設定された制限
率に従って制限値を決定(算出)する。ステップS10
7では、その制限値に基づいて、注目領域内の注目画素
以外の画素(周辺画素)に分配する拡散制限値を決定
し、制限値拡散用バッファ540に格納する。ステップ
S108では、ステップS103による2値化結果を最
終的な2値化結果501cとして出力画像バッファ53
0に格納する。
【0063】ここで、制限率は、例えば、インターフェ
ース1700を介して提供される情報処理装置等の外部
装置からの入力等に基づいて予め設定されても良いし、
処理対象画像に応じて設定されてもよいし、他の方法に
よって設定されてもよい。
【0064】一方、ステップS110では、ステップS
103による2値化結果に拘らず、最終的な2値化結果
501cを0%とし、出力画像バッファ530に格納す
る。なお、この処理によってステップS103における
2値化結果が修正されることになるが、ステップS10
9では、修正後の2値化結果(最終的な2値化結果)に
基づいて誤差が拡散されるため、画像全体の濃度が保存
される。即ち、ステップS110における2値化結果の
修正は、誤差拡散法による2値化処理(S103及びS
109)に反映される。
【0065】ステップS109では、ステップS102
で読込んだ入力画像バッファ510内の注目画素の値及
び該注目画素に対応する濃度誤差拡散バッファ420内
の拡散誤差、並びに最終的な2値化結果に基づいて、注
目画素の周辺に分配する拡散誤差を決定し、濃度誤差拡
散用バッファ520に格納する。
【0066】ステップS111では、注目画素が処理対
象画像における最後の画素であるか否かを判断し、最後
の画素であれば処理を終了し、最後の画素でなければス
テップS112に進む。ステップS112では、注目画
素を次の画素に変更し、ステップS102に戻る。
【0067】以上の2値化処理(量子化処理)によれ
ば、濃度画素拡散法により画像全体の濃度が保存される
と共に所定面積内のインクの打ち込み量を制限率に従っ
て制限しながら処理対象画像を2値化(量子化)するこ
とができる。従って、過大なインクの打ち込みによる画
質の低下を防止し、高品位の出力画像を得ることができ
る。
【0068】以上の説明は、単色の画像を対象としてい
るが、これをカラー画像の処理に適用することもでき
る。この場合、所定面積内に複数色の画素(ドット)が
存在する。そこで、例えば、1つの色の注目画素の画素
値の決定に伴って決定される制限値を該所定領域内の複
数色の画素に分配することが好ましい。
【0069】このように、上記の実施の形態をカラー画
像に適用した場合、インクの打ち込みによる画質の低下
を防止すると共に色再現性の低下をも防止することがで
きる。その結果、高品位の出力画像を得ることができ
る。
【0070】[第2の実施の形態]この実施の形態で
は、処理対象画像を3値以上の画素値(多値)の画像に
量子化する。また、この実施の形態では、1画素を複数
ドットで構成することにより、多値の画素を構成する。
ただし、多値の画素の構成方法として他の方法を採用す
ることもできる。他の方法としては、例えば、形成すべ
き画素の画素値に応じてドットの大きさを変更する方法
等が挙げられる。
【0071】図9は、1画素を4×4ドットで構成した
例を示す図である。図9において、901〜904は1
画素を表している。以下、説明の便宜上、各画素が4×
4ドットで構成されるものとし、制限率が2×2画素の
注目領域に適用されるものとして説明する。
【0072】図10は、所定面積内に打ち込むインクの
量を制限する方式を概念的に示す図である。1000
は、入力画像バッファ510内の注目画素501aの画
素値と該注目画素に対応する濃度誤差拡散用バッファ5
20内の拡散誤差501bとの加算値を量子化して得ら
れる量子化結果の一例である。この量子化結果1000
は、打ち込み量が100%、即ち最大濃度である。
【0073】図10に示すように、注目画素501aに
対応する拡散制限値501dが0%である場合、この量
子化結果1000に従ってインクを打ち込むことが制限
されず、この量子化結果1000をそのまま最終的な量
子化結果501cとして出力画像バッファ530に格納
することができる。
【0074】図11は、図10に示す例において注目画
素の画素値を決定した際に、この画素値に基づいて制限
値を決定し分配する処理の一例を概念的に示す図であ
る。なお、この例は、制限率が50%である場合を示し
ている。
【0075】この例では、制限率が50%であるため、
領域内打ち込み許容量は、200%(=400%×50
%)である。また、図10に示すように、注目画素50
1cの画素値が100%(打ち込み量=100%)であ
る。従って、注目画素501c以外の画素(周辺画素)
が取り得る画素値の最大値の総和(残存打ち込み許容
量)は100%である。一方、周辺画素の全ての画素値
(打ち込み量)を100%とする場合は、画素値の総和
は300%となる。従って、制限値は、この総和と残存
打ち込み許容量との差、即ち200%になる。
【0076】この例では、この制限値(200%)の1
/4を拡散制限値502d及び拡散制限値504dと
し、1/2を拡散制限値505dとしている。図12
は、図11に示す例に従って制限値を分配した後の制限
値拡散用バッファ540の一部を示している。
【0077】図12に示す状態で画素502を注目画素
として量子化する場合、許容値が100%とすると、注
目画素502の最終的な量子化結果(画素値)は、50
%以下に制限される。
【0078】従って、量子化の閾値に従って中間的に決
定される量子化結果が50を越える場合は、該量子化結
果を50%以下(好ましくは、濃度が50%以下の最高
濃度)に修正し、これを最終的な量子化結果とする必要
がある。この場合においても、誤差拡散法を適用するこ
とにより、画像の全体的な濃度を保存することができ
る。図13は、画素値(打ち込み量)が50%のドット
パターンの一例を示す図である。
【0079】ここで、制限値L(%)を算出する式は、
例えば式(1)により与えられる。なお、Pは制限値の
分配(拡散)先の個数(図11では3つ)、X(%)は
制限率、IP(%)は注目画素の最終的な量子化結果で
ある。
【0080】IP>0の場合 L=P×(100−X)+(IP−X) IP=0の場合 L=0・・・ (1) 例えば、図10に示す例に式(1)を適用すると、IP
=100%>0であるから、L=3×(100−50)
+(100−50)=200(%)となり、図11に示
す例と一致している。
【0081】ここで、IP=0の場合に制限値Lを0と
するのは、IP=0の場合は、打ち込み量が0%である
ため、この注目画素は、注目領域内に対するインクの打
ち込み量に寄与しないからである。
【0082】図14は、図2に示すインクジェットプリ
ンタにおける画像処理の一部である量子化処理の流れを
概略的に示すフローチャートである。なお、図8に示す
処理は、ゲートアレイ1704により実行してもよい
し、ROM1702内に格納されたプログラムに基づい
てMPU1701により実行してもよいし、ゲートアレ
イ1704及びMPU1701の双方により協同して実
行してもよい。
【0083】図14に示す2値化処理では、インターフ
ェース1700を介して情報処理装置等の外部装置から
受信した記録情報(例えば、画像データ)又は該記録情
報に所定の処理を施した多値の画像データを量子化す
る。
【0084】まず、ステップS201では、例えば、注
目画素(処理対象画素)の位置、濃度誤差拡散用バッフ
ァ520、出力画像バッファ530及び制限値拡散用バ
ッファ540等を初期化する。
【0085】ステップS202では、処理対象画像が格
納された入力画像バッファ510から注目画素を読み出
すと共に該注目画素に対応する拡散誤差を濃度誤差拡散
用バッファ520から読み出す。ステップS203で
は、注目画素の値と拡散誤差とを加算し、その加算値を
量子化のための閾値(量子化閾値)を基準として量子化
する。
【0086】ステップS204では、注目画素に対応す
る拡散制限値を制限値拡散用バッファ540から読み出
す。ステップS205では、ステップS203による量
子化結果と拡散制限値とを加算し、その加算値が許容値
(例えば、100%)を越えるか否かを判定し、その加
算値が許容値を越える場合はステップS212に進み、
その加算値が許容値以下である場合はステップS206
に進む。
【0087】ステップS212に進むことは、ステップ
S203による量子化結果をそのまま最終的な量子化結
果とすることができないことを意味する。ステップS2
12では、ステップS203による量子化結果の濃度
(階調ランク)を1段階下げて、これを量子化結果と
し、ステップS205に戻る。即ち、ステップS205
及びS212は、量子化結果と拡散制限値とを加算した
値が許容値以下になるまで繰り返される。なお、この処
理によってステップS203における量子化結果が修正
されることになるが、ステップS209では、修正後の
量子化結果(最終的な量子化結果)に基づいて誤差が拡
散されるため、画像全体の濃度が保存される。即ち、ス
テップS212における量子化結果の修正は、誤差拡散
法による量子化処理(ステップS203及びS209)
に反映される。
【0088】ステップS206では、上記の処理で得ら
れる量子化結果IP、分配先の画素数(この例では3
つ)P及び制限率Xに基づいて、式(1)により制限値
Lを算出する。ここで、制限率は、例えば、インターフ
ェース1700を介して提供される情報処理装置等の外
部装置からの入力等に基づいて予め設定されても良い
し、処理対象画像に応じて設定されてもよいし、他の方
法によって設定されてもよい。
【0089】ステップS207では、制限値Lを予め設
定された規則に従って分配して、拡散制限値502d〜
505dを決定し、制限値拡散用バッファ540に格納
する。
【0090】ステップS208では、上記の処理で得ら
れた量子化結果を最終的な量子化結果501cとして出
力画像バッファ530に格納する。
【0091】ステップS209では、ステップS202
で読込んだ入力画像バッファ510内の注目画素の値及
び該注目画素に対応する濃度誤差拡散バッファ420内
の拡散誤差、並びに最終的な量子化結果に基づいて、注
目画素の周辺に分配する拡散誤差を決定し、濃度誤差拡
散用バッファ520に格納する。
【0092】ステップS210では、注目画素が処理対
象画像における最後の画素であるか否かを判断し、最後
の画素であれば処理を終了し、最後の画素でなければス
テップS211に進む。ステップS211では、注目画
素を次の画素に変更し、ステップS202に戻る。
【0093】以上の量子化処理によれば、2値化以外の
量子化を行う際においても、濃度画素拡散法により画像
全体の濃度が保存されると共に所定面積内のインクの打
ち込み量を制限率に従って制限しながら処理対象画像を
量子化することができる。従って、過大なインクの打ち
込みによる画質の低下を防止し、高品位の出力画像を得
ることができる。
【0094】以上の説明は、単色の画像を対象としてい
るが、これをカラー画像の処理に適用することもでき
る。この場合、所定面積内に複数色の画素(ドット)が
存在する。そこで、例えば、1つの色の注目画素の画素
値の決定に伴って決定される制限値を該所定領域内の複
数色の画素に分配することが好ましい。
【0095】このように、上記の実施の形態をカラー画
像に適用した場合、インクの打ち込みによる画質の低下
を防止すると共に色再現性の低下をも防止することがで
きる。その結果、高品位の出力画像を得ることができ
る。
【0096】[第3の実施の形態]この実施の形態は、
画素値の大小関係とインクの打ち込み量の大小関係とが
一致しない場合の量子化方法に関する。画素値の大小関
係とインクの打ち込み量の大小関係とが一致しない場合
としては、例えば、濃度の異なる2以上のインクを使用
する場合であって、かつ、画素値に応じてインクの打ち
込み量が異なる場合が挙げられる。より具体的には、例
えば、淡インクによる小サイズのドットで濃度25%を
表現し、淡インクによる大サイズのドットで濃度50%
を表現し、濃インクによる小サイズのドットで濃度75
%を表現し、濃インクによる大サイズのドットで濃度1
00%を表現する場合等である。
【0097】図15は、図2に示すインクジェットプリ
ンタにおける画像処理の一部である量子化処理のの流れ
を概略的に示すフローチャートである。なお、図15に
示す処理は、ゲートアレイ1704により実行してもよ
いし、ROM1702内に格納されたプログラムに基づ
いてMPU1701により実行してもよいし、ゲートア
レイ1704及びMPU1701の双方により協同して
実行してもよい。
【0098】図15に示すフローチャートは、第2の実
施の形態に係る図14に示すフローチャートのステップ
S205をステップS305に置換し、ステップS21
2をステップS312に置換したものである。ここで
は、図14に示すフローチャートとの相違点に関しての
み説明する。
【0099】ステップS305では、ステップS203
による量子化結果(濃度)に対応するインクの打ち込み
量と拡散制限値とを加算し、その加算値が許容値(例え
ば、100%)を越えるか否かを判定し、その加算値が
許容値を越える場合はステップS312に進み、その加
算値が許容値以下である場合はステップS206に進
む。
【0100】ステップS312に進むことは、ステップ
S203による量子化結果をそのまま最終的な量子化結
果とすることができなりことを意味する。ステップS3
12では、ステップS203による量子化結果に対応す
るインクの打ち込み量を1段階下げたインクの打ち込み
量に対応する濃度を決定し、その濃度を量子化結果と
し、ステップS305に戻る。即ち、ステップS305
及びステップS312は、量子化結果に対応するインク
の打ち込み量と拡散制限値とを加算した値が許容値以下
になるまで繰り返される。なお、この処理によってステ
ップS203における量子化結果が修正されることにな
るが、ステップS209では、修正後の量子化結果(最
終的な量子化結果)に基づいて誤差が拡散されるため、
画像全体の濃度が保存される。即ち、ステップS312
における量子化結果の修正は、誤差拡散法による量子化
処理(ステップS203及びS209)に反映される。
【0101】ここで、ステップS312では、インクの
打ち込み量を1段階下げる代わりに、インクの打ち込み
量を下げると共にステップS203で決定された濃度
(量子化結果)が大幅に変化しないような濃度を選択す
ることも有効である。
【0102】以下、上記の各実施の形態の変形例を挙げ
る。
【0103】[第1の変形例]上記の実施の形態では、
例えば図6に示す502d,503d,505dに示す
ように、制限値を分配する位置(分配先)を固定してい
る。この変形例では、制限値を分配する位置(分配先)
や分配する領域の面積(分配先の個数IP)を動的に変
更する。この場合においても、例えば式(1)に従って
制限値を算出することができる。
【0104】図16(a)〜(c)は、制限値の分配先
を規定するテンプレートの例を示す図である。同図にお
いて、斜線を付した領域は、制限値の分配先を示してい
る。各分配先へ制限値を分配する割合は、例えば、図示
のテンプレートで規定することができる。制限値の分配
先は、規則的に変更してもよいし、不規則に変更しても
よい。
【0105】[第2の変形例]上記の第1及び第2の実
施の形態では、画素値(量子化結果)とインクの打ち込
み量とが比例関係を有するものと仮定して説明してい
る。しかしながら、画素の濃度とインクの打ち込み量と
が比例関係を有しない場合であっても、例えば画素の濃
度を打ち込み量に換算するためのテーブルを設けて、該
テーブルを参照することにより画素の濃度を打ち込み量
に換算することにより、上記の実施の形態をそのまま適
用することができる。この場合、例えば、図14に示す
フローチャートのステップS205では、量子化結果と
拡散制限値との加算値が許容値を越えるか否かに応じて
処理を分岐する代わりに、量子化結果に対応するインク
の打ち込み量と拡散制限値との加算値が許容値を越える
か否かに応じて処理を分岐すればよい。
【0106】画素の濃度とインクの打ち込み量とが比例
関係を有しない場合としては、種々の方式がある。例え
ば、インクの体積で濃度を表現する方式や、同一位置に
インクを打ち込む回数で濃度を表現する方式や、濃度の
異なるインクを使用して濃度を表現する方式や、濃度の
異なるインクを使用すると共にドットの大きさを変更す
ることにより濃度を表現する方式等が挙げられる。
【0107】[第3の変形例]1画素を複数ドットの領
域で構成する場合、ドットの配列は4×4ドットに限定
されず、n(自然数)×m(自然数)ドットの領域で構
成することもできるし、1画素を方形以外の形状に配列
されたドット群で構成することもできる。
【0108】[第4の変形例]1画素を複数ドットの領
域で構成する場合、同一の濃度を表現するために該領域
内の同一位置にインクを打ち込む必要は必ずしもなく、
その画素の全体で所望の濃度を表現することができれば
よい。
【0109】[第5の変形例]制限率は、固定する必要
はなく、各画像に応じて変更してもよいし、1つの画像
内の領域に応じて変更してもよい。例えば、1つの画像
において、塗り潰し領域に関しては制限率を大きくし
(制限を緩和)、他の部分に関しては制限率を小さくす
ることが有効である。
【0110】[その他]なお、本発明は、複数の機器か
ら構成されるシステムに適用しても、一つの機器からな
る装置に適用してもよい。
【0111】また、上記の実施の形態に係る装置又は方
法を構成する構成要素の全体のうち一部の構成要素で構
成される装置又は方法も、本件出願に係る発明者が意図
した発明である。
【0112】また、上記の実施の形態に係る装置の機能
は、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或
いは装置に固定的又は一時的に組み込み、そのシステム
或いは装置のコンピュータ(又はCPU若しくはMP
U)が該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出して実行することによっても達成される。ここで、該
記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体或いは
該記憶媒体自体が法上の発明を構成する。
【0113】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
が好適であるが、他のデバイスを採用することもでき
る。
【0114】また、コンピュータが記憶媒体から読み出
したプログラムコードを実行することにより本発明の特
有の機能が実現される場合のみならず、そのプログラム
コードによる指示に基づいて、コンピュータ上で稼働し
ているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処
理の一部又は全部を負担する実施の態様も本発明の技術
的範囲に属する。
【0115】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備え
られたメモリに書込まれた後に、そのプログラムコード
の指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備えられたCPU等が実際の処理の一部又は全部
を負担する実施の態様も本発明の技術的範囲に属する。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、過大なインク
の打ち込みによる画質の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態であるインクジェ
ットプリンタの構成の概要を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタの制御回路
の構成例を示すブロック図である。
【図3】インクタンクとヘッドとが分離可能なインクカ
ートリッジの構成を示す外観斜視図である。
【図4】所定面積内に打ち込むインクの量を制限する方
式を概念的に示す図である。
【図5】インクジェットプリンタ内の入力画像バッフ
ァ、濃度誤差拡散用バッファ、出力画像バッファ及び制
限値拡散用バッファの構成を概念的に示す図である。
【図6】最終的な2値化結果が100%である場合の制
限値の分配と誤差の分配との一例を模式的に示す図であ
る。
【図7】最終的な2値化結果が0%である場合の制限値
の分配と誤差の分配との一例を模式的に示す図である。
【図8】図2に示すインクジェットプリンタにおける画
像処理の一部である2値化処理の流れを概略的に示すフ
ローチャートである。
【図9】1画素を4×4ドットで構成した例を示す図で
ある。
【図10】所定面積内に打ち込むインクの量を制限する
方式を概念的に示す図である。
【図11】図10に示す例において注目画素の画素値を
決定した際に、この画素値に基づいて制限値を決定し分
配する処理の一例を概念的に示す図である。
【図12】図11に示す例に従って制限値を分配した後
の制限値拡散用バッファの一部を示している。
【図13】画素値(打ち込み量)が50%のドットパタ
ーンの一例を示す図である。
【図14】図2に示すインクジェットプリンタにおける
画像処理の一部である量子化処理の流れを概略的に示す
フローチャートである。
【図15】図2に示すインクジェットプリンタにおける
画像処理の一部である量子化処理のの流れを概略的に示
すフローチャートである。
【図16】制限値の分配先を規定するテンプレートの例
を示す図である。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインクを打ち込んで該記録媒
    体上に出力画像を形成する画像処理装置であって、 画像を入力する入力手段と、 記録媒体の所定面積内に打ち込むインクの量を予め設定
    された量以下に制限しつつ、入力画像の全体的な濃度を
    保存した出力画像を形成するための画像処理を実行する
    画像処理手段と、 前記画像処理手段による処理結果に基づいて記録媒体上
    に画像を形成する画像形成手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、 記録媒体の所定面積内に打ち込むインクの量を予め設定
    された量以下に制限するように注目画素の画素値を決定
    する制限手段と、 注目画素の画素値の決定により生じる濃度誤差を周辺画
    素に拡散して、これにより入力画像の全体的な濃度を保
    存する濃度保存手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制限手段は、記録媒体の所定領域内
    に打ち込む量を制限する度合である制限率を変更する変
    更手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、外部からの入力に基づ
    いて前記制限率を変更することを特徴とする請求項3に
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記変更手段は、入力画像に応じて前記
    制限率を変更することを特徴とする請求項3に記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 入力画像を量子化する量子化手段を更に
    備え、前記画像処理手段は、前記量子化手段による処理
    結果を処理対象とすることを特徴とする請求項1乃至請
    求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記量子化手段は、入力画像を量子化し
    て2値画像に変換することを特徴とする請求項6に記載
    の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記量子化手段は、入力画像を量子化し
    て多値画像に変換することを特徴とする請求項6に記載
    の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理手段は、カラー画像を処理
    対象とし、記録媒体の所定面積内に打ち込むインクの量
    を予め設定された量以下に制限しつつ、カラーの入力画
    像の全体的な濃度を保存した出力画像を形成するための
    画像処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求
    項8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記制限手段は、注目画素の画素値を
    決定すると共に、該画素値に対応するインクの量に基づ
    いて、該注目画素を含む所定面積内における該注目画素
    以外の画素の画素値の上限を決定することを特徴とする
    請求項3に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 記録媒体にインクを打ち込んで該記録
    媒体上に出力画像を形成するための画像処理を実行する
    画像処理装置であって、 画像を入力する入力手段と、 記録媒体の所定領域内に打ち込むインクの量を予め設定
    された量以下に制限しつつ、入力画像の全体的な濃度を
    保存した出力画像を形成するための画像処理を実行する
    画像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 記録媒体にインクを打ち込んで該記録
    媒体上に出力画像を形成する画像処理方法であって、 画像を入力する入力工程と、 記録媒体の所定面積内に打ち込むインクの量を予め設定
    された量以下に制限しつつ、入力画像の全体的な濃度を
    保存した出力画像を形成するための画像処理を実行する
    画像処理工程と、 前記画像処理工程による処理結果に基づいて記録媒体上
    に画像を形成する画像形成工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記画像処理工程は、 記録媒体の所定面積内に打ち込むインクの量を予め設定
    された量以下に制限するように注目画素の画素値を決定
    する制限工程と、 注目画素の画素値の決定により生じる濃度誤差を周辺画
    素に拡散して、これにより入力画像の全体的な濃度を保
    存する濃度保存工程と、 を有することを特徴とする請求項12に記載の画像処理
    方法。
  14. 【請求項14】 前記制限工程は、記録媒体の所定領域
    内に打ち込む量を制限する度合である制限率を変更する
    変更工程を有することを特徴とする請求項13に記載の
    画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記変更工程では、外部からの入力に
    基づいて前記制限率を変更することを特徴とする請求項
    14に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記変更工程では、入力画像に応じて
    前記制限率を変更することを特徴とする請求項14に記
    載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 入力画像を量子化する量子化工程を更
    に有し、前記画像処理工程では、前記量子化工程による
    処理結果を処理対象とすることを特徴とする請求項12
    乃至請求項16のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記量子化工程では、入力画像を量子
    化して2値画像に変換することを特徴とする請求項17
    に記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記量子化工程では、入力画像を量子
    化して多値画像に変換することを特徴とする請求項17
    に記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記画像処理工程では、カラー画像を
    処理対象とし、記録媒体の所定面積内に打ち込むインク
    の量を予め設定された量以下に制限しつつ、カラーの入
    力画像の全体的な濃度を保存した出力画像を形成するた
    めの画像処理を実行することを特徴とする請求項12乃
    至請求項19のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記制限工程は、注目画素の画素値を
    決定すると共に、該画素値に対応するインクの量に基づ
    いて、該注目画素を含む所定面積内における該注目画素
    以外の画素の画素値の上限を決定することを特徴とする
    請求項14に記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 記録媒体にインクを打ち込んで該記録
    媒体上に出力画像を形成するための画像処理を実行する
    画像処理方法であって、 画像を入力する入力工程と、 記録媒体の所定領域内に打ち込むインクの量を予め設定
    された量以下に制限しつつ、入力画像の全体的な濃度を
    保存した出力画像を形成するための画像処理を実行する
    画像処理工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  23. 【請求項23】 記録媒体にインクを打ち込んで該記録
    媒体上に出力画像を形成するための画像処理を制御する
    プログラムを格納したメモリ媒体であって、コンピュー
    タに、 画像を入力する入力工程と、 記録媒体の所定領域内に打ち込むインクの量を予め設定
    された量以下に制限しつつ、入力画像の全体的な濃度を
    保存した出力画像を形成するための画像処理を実行する
    画像処理工程と、 を実行させることを特徴とするメモリ媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035546A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Brother Ind Ltd 印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム

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