JP2002135548A - 記録装置及び記録装置の画像処理方法 - Google Patents

記録装置及び記録装置の画像処理方法

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JP2002135548A
JP2002135548A JP2000327564A JP2000327564A JP2002135548A JP 2002135548 A JP2002135548 A JP 2002135548A JP 2000327564 A JP2000327564 A JP 2000327564A JP 2000327564 A JP2000327564 A JP 2000327564A JP 2002135548 A JP2002135548 A JP 2002135548A
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Atsuyuki Seki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理の実行時間を短縮すると共に、装置
全体の価格を低減する。 【解決手段】 記録すべきデータを走査方向にライン単
位で格納するラインバッファ15、30、42、53
と、ラインバッファに格納された各画素のデータを量子
化すると共に量子化の際に生じた量子化誤差を周囲の画
素に所定の係数で拡散する量子化ブロック27、39、
50、58と、出力タイミングを調整するバッファ1
2、21、33、44との組を記録ヘッドのノズル数分
備え、各組を並列に動作させて各組から出力された画素
データをノズル配列に合わせた形式で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び記録装
置の画像処理方法に関し、特に、所定方向に配列された
複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッ
ジを、記録素子の配列方向と略直交する方向に記録媒体
上で走査させて記録を行う記録装置及び該記録装置の画
像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置とし
て、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用さ
れている。
【0003】プリンタの記録方式としては様々な方式が
知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能
である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理
由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又
その構成としては所望される記録情報に応じてインクを
吐出する記録ヘッドを装着すると共に用紙等の記録媒体
の送り方向と直角な方向に往復走査しながら記録を行な
うシリアル記録方式が安価で小型化が容易などの点から
一般的に広く用いられている。
【0004】近年、パーソナルコンピュータが広く普及
し、写真などの階調数の多い画像を記録する機会が増え
たため、プリンタの記録画像にも多階調化が求められて
いる。インクジェットプリンタで記録画像を多階調化す
る方法としては、吐出するインク滴の大きさを変化させ
る方法と画像処理により疑似的に中間調を表現する方法
とがある。
【0005】インク滴の大きさを変化させず、疑似的に
中間調を表現する方法としては誤差拡散法が代表的であ
る。入力された多値画像を誤差拡散法を用いてプリンタ
で記録する場合には、一般的に以下のような処理が行わ
れる。
【0006】まず、入力画像のサイズ(画素数)と出力
画像のサイズ(画素数)の違いを補正するために、多値
の入力画像を出力画像に合わせて拡大又は縮小する。サ
イズ補正された画像データに対して誤差拡散法を用いて
走査ライン方向に2値化し、得られた2値データに基づ
いて記録が行われる。
【0007】昨今はプリンタに対する高速記録の要望も
増大しており、これに対応するため誤差拡散処理も高速
化する必要がある。誤差拡散処理を高速化する方法とし
ては、複数の量子化手段および複数の拡散手段を用いて
誤差拡散処理を複数、並列に行う方法などが考えられ
る。
【0008】ここで、誤差拡散処理で得られた2値デー
タは走査方向に配列されているが、上記のようなシリア
ル型のプリンタでは記録ヘッドのノズルは副走査方向に
配列されている。このため、記録ヘッドへ転送する前に
誤差拡散処理で得られた2値データに対して縦横変換処
理を行う必要がある。
【0009】また、記録ヘッドにおける各ノズルで実際
に記録される画素の位置は、記録ヘッドの製造工程での
誤差や各ノズルの吐出方向等により、副走査方向の画素
の並びとずれていることがあるため、その誤差を補正す
るようにデータを並び替えて記録ヘッドに供給する必要
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、シリア
ル型のインクジェットプリンタで誤差拡散法を用いて多
階調記録を行う際には、入力画像の拡大又は縮小、誤差
拡散処理、縦横変換処理、記録ヘッドのノズル位置の誤
差に対する補正が必要となる。従来のプリンタはこれら
の処理を別個に行うように構成されていたため、装置全
体が複雑になり高価格化してしまうという問題が生じ
る。
【0011】具体的には、以下のような点が問題となっ
ている。入力画像の拡大又は縮小処理を行う際に、処理
前と処理後それぞれの画像を格納する画像メモリが必要
となる。同様に、縦横変換処理を行う際に、処理前と処
理後それぞれの画像を格納する画像メモリが必要とな
る。これらの処理を順次行うために合計の処理時間が長
くなってしまう。
【0012】これらの欠点は、記録解像度の増大、プリ
ントサイズの拡大、記録に使用するインクの種類が増加
し続けている現在の状況を考慮すると、記録速度の低下
並びに装置の価格上昇の大きな要因となる。
【0013】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たものであり、画像処理の実行時間を短縮すると共に、
装置全体の価格を低減することができる記録装置及び記
録装置の画像処理方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は、所定方向に配列された複数の記
録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前
記記録素子の配列方向と略直交する方向に記録媒体上で
走査させて記録を行う記録装置であって、記録すべきデ
ータを走査方向にライン単位で格納するラインバッファ
と、前記ラインバッファに格納された各画素のデータを
量子化する量子化手段と、前記量子化手段での量子化の
際に生じた量子化誤差を周囲の画素に所定の係数で拡散
する誤差拡散手段と、を含む画像処理手段を複数備え、
各画像処理手段が並列に動作するように構成されてお
り、各画像処理手段から出力された画素データを前記記
録素子の配列に合わせた形式で出力するデータ出力手段
を備えている。
【0015】また、上記目的を達成する本発明の記録装
置の画像処理方法は、所定方向に配列された複数の記録
素子を有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記
記録素子の配列方向と略直交する方向に記録媒体上で走
査させて記録を行う記録装置の画像処理方法であって、
記録すべきデータを走査方向にライン単位でラインバッ
ファに格納する格納工程と、前記ラインバッファに格納
された各画素のデータを量子化する量子化工程と、前記
量子化の際に生じた量子化誤差を周囲の画素に所定の係
数で拡散する誤差拡散工程と、を並列に実行し、前記誤
差拡散された各画素データを前記記録素子の配列に合わ
せた形式で出力するデータ出力工程を備えている。
【0016】すなわち、本発明では、所定方向に配列さ
れた複数の記録素子を有する記録ヘッドを搭載したキャ
リッジを、記録素子の配列方向と略直交する方向に記録
媒体上で走査させて記録を行う記録装置において、記録
すべきデータを走査方向にライン単位でラインバッファ
に格納し、ラインバッファに格納された各画素のデータ
を量子化し、量子化の際に生じた量子化誤差を周囲の画
素に所定の係数で拡散し、これら格納、量子化及び拡散
を並列に実行し、誤差拡散された各画素データを記録素
子の配列に合わせた形式で出力する。
【0017】このようにすると、疑似的に中間調を表現
する記録装置において、量子化処理及び誤差拡散処理に
加えて記録素子の配列に合わせた形式にデータを並び替
えて出力することも並列して行うことができる。
【0018】このため、画像処理の実行時間を短縮する
ことができると共に、これらの処理に使用するメモリの
容量を削減して装置全体の価格及びサイズを低減するこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0020】本明細書において、「記録」(「プリン
ト」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等
を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものと
する。
【0021】また、「記録媒体」とは、一般的な記録装
置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック
・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮
革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
【0022】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様
広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成または記録
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付
与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され
得る液体を表すものとする。
【0023】[第1の実施形態]図3は本発明を実施す
るシステムの構成を示すブロック図である。図中80は
ホストコンピュータを示し、82は記録装置としてのイ
ンクジェット記録方式を用いたプリンタを示している。
ホストコンピュータ80は記録する画像データをプリン
タ82に転送し、プリンタ82は受信した画像データに
従って記録を実行する。プリンタ82は、制御部81と
記録部83とを含み、制御部81内で本発明による画像
処理方法を実行し、処理されたデータに基づいて記録部
83で記録を行う。ホストコンピュータ80とプリンタ
82とは、インタフェースケーブル90によって接続さ
れており、プリンタ82内で制御部81と記録部83と
は内部バス91で電気的に接続されている。
【0024】図9は、プリンタ82の構成の概要を示す
外観斜視図である。図9において、駆動モータ5013
の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5009〜501
1を介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝
5004に対して係合するキャリッジHCはピン(不図
示)を有し、ガイドレール5003に支持されて矢印
a,b方向を往復移動する。キャリッジHCには、記録
ヘッドIJHとインクタンクITとを内蔵した一体型イ
ンクジェットカートリッジIJCが搭載されている。
【0025】5002は紙押え板であり、キャリッジH
Cの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000に
対して押圧する。5007,5008はフォトカプラ
で、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確
認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うた
めのホームポジション検知器である。
【0026】5016は記録ヘッドIJHの前面をキャ
ップするキャップ部材5022を支持する部材で、50
15はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内
開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5
017はクリーニングブレードで、5019はこのブレ
ードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持
板5018にこれらが支持されている。ブレードは、こ
の形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用
できることは言うまでもない。
【0027】又、5021は、吸引回復の吸引を開始す
るためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラ
ッチ切り換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0028】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0029】図10は、インクタンクとヘッドとが分離
可能なインクカートリッジIJCの構成を示す外観斜視
図である。インクカートリッジIJCは、図10に示す
ように、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッ
ドIJHとが分離可能である。インクカートリッジIJ
CにはこれがキャリッジHCに搭載されたときには、キ
ャリッジHC側から供給される電気信号を受け取るため
の電極(不図示)が設けられており、この電気信号によ
って、前述のように記録ヘッドIJHが駆動されてイン
クが吐出される。
【0030】なお、図10において、500はノズル列
である。また、インクタンクITにはインクを保持する
ために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体が設け
られている。
【0031】図4はプリンタ82の制御部81の内部構
成を示すブロック図である。100は全体を制御するC
PUであり、101は入力画像やCPU100の動作プ
ログラムを格納するメモリである。102は画像処理回
路であり、その構成及び動作については以下で詳細に説
明する。103は入力インタフェースであり、ホストコ
ンピュータ80と制御部との間の信号の入出力を制御す
る。104は制御部と記録部との間の信号の入出力を制
御する記録部インタフェースである。110は各部を電
気的に接続するバスラインである。
【0032】以下、画像処理回路102の構成と動作に
ついて詳細に説明する。
【0033】図1は画像処理回路102の内部構成及び
データの流れを詳細に示す図である。10は並列に処理
を行う1行目の出力値を一時的に格納する1ビットバッ
ファであり、11は1行目の出力である1ビットの出力
値を複数個(本実施形態では9ビット)格納し、クロッ
クとともにシフトするシフトレジスタである。12は1
行目の出力タイミングを調整するバッファであり、13
は1行目の誤差を拡散する処理部でありその動作につい
ては後述する。14は13の右隣にあたる累積されてき
た誤差を格納するバッファであり、15は前行の誤差を
格納する1行データバッファである。16,17は量子
化前の画素データを蓄えるデータバッファであり、16
は量子化を行っている注目画素13の右隣の画素、17
は注目画素13の2つ右側の画素に相当する。18は入
力画素の値を1行分格納しているラインデータバッファ
である。
【0034】19は2行目の出力値を一時的に格納する
1ビットバッファであり、20は2行目の出力である1
ビットの出力値を複数個(本実施形態では6ビット)格
納し、クロックとともにシフトするシフトレジスタであ
る。21は2行目の出力タイミングを調整するバッファ
である。22は2行目の誤差を拡散する処理部である。
23は22の右隣にあたる累積されてきた誤差を格納す
るバッファであり、24,25,26は1行目の量子化
誤差を累積し、保存するデータバッファであり、24は
注目画素の1行下の左隣の画素に相当し、25は注目画
素のちょうど1行下の画素に相当し、26は注目画素の
1行下の右隣の画素に相当する。
【0035】27は1行目の量子化ブロックを示してい
る。28は量子化前の画素データを蓄えるデータバッフ
ァであり、量子化を行っている注目画素22の右隣の画
素に相当する。29はクロックの入力と共にシフトする
シフトレジスタであり、量子化前の3画素分のデータを
蓄える。30は拡大処理によって作成された2行目の量
子化前の画素データを蓄えるデータバッファである。
【0036】31は3行目の出力値を一時的に格納する
1ビットバッファであり、32は3行目の出力である1
ビットの出力値を複数個(本実施形態では3ビット)格
納し、クロックとともにシフトするシフトレジスタであ
る。33は3行目の出力タイミングを調整するバッファ
である。34は3行目の誤差を拡散する処理部である。
35は34の右隣にあたる累積されてきた誤差を格納す
るバッファであり、36,37,38は2行目の量子化
誤差を累積し、保存するデータバッファであり、36は
注目画素の1行下の左隣の画素に相当し、37は注目画
素のちょうど1行下の画素に相当し、38は注目画素の
1行下の右隣の画素に相当する。
【0037】39は2行目の量子化ブロックを示してい
る。40は量子化前の画素データを蓄えるデータバッフ
ァであり、量子化を行っている34の画素の右隣の画素
に相当する。41はクロックの入力と共にシフトするシ
フトレジスタであり、量子化前の6画素分のデータを蓄
える。42は拡大処理によって作成された3行目の量子
化前の画素データを蓄えるデータバッファである。
【0038】43は4行目の出力値を一時的に格納する
1ビットバッファであり、44は4行目の出力タイミン
グを調整するバッファである。45は4行目の誤差を拡
散する処理部である。46は45の右隣にあたる累積さ
れてきた誤差を格納するバッファであり、47,48,
49は3行目の量子化誤差を累積し、保存するデータバ
ッファであり、47は注目画素の1行下の左隣の画素に
相当し、48は注目画素のちょうど1行下の画素に相当
し、49は注目画素の1行下の右隣の画素に相当する。
【0039】50は3行目の量子化ブロックを示してい
る。51は量子化前の画素データを蓄えるバッファであ
り、量子化を行っている45の画素の1つ右の画素に相
当する。52はクロックの入力と共にシフトするシフト
レジスタであり、量子化前の9画素分のデータを蓄え
る。53は拡大処理によって作成された4行目の量子化
前の画素データ蓄えるデータバッファである。
【0040】54は4行目の誤差を次の行に伝達するた
めの誤差を拡散する1行データバッファであり、55,
56,57は4行目の量子化誤差を累積し、保存するデ
ータバッファであり、55は注目画素の1行下の左隣の
画素に相当し、56は注目画素のちょうど1行下の画素
に相当し、57は注目画素の1行下の右隣の画素に相当
する。58は4行目の量子化ブロックを示している。5
9は記録ヘッドに転送する複数の量子化されたデータを
格納するデータバッファである。
【0041】60は17の画素の1行下の入力画素を蓄
えるデータバッファであり、61は入力画素を1行分を
格納するデータバッファであり、その格納されているデ
ータは入力画像において、18に格納されているデータ
の1行下のデータにあたる。
【0042】図2は本実施形態における誤差拡散パター
ンを示す図である。70は量子化を行う注目画素を示
し、71〜74は注目画素70を量子化する際に生じた
誤差を周囲の画素に拡散する係数を示している。本実施
形態では図示されたように、量子化で生じた誤差を、右
隣、真下、真下の左側及び右側の4つの画素にそれぞ
れ、4:3:2:1の割合で拡散する。
【0043】図5は、本実施形態の画像処理動作を示す
フローチャートであり、これを参照して具体的な例を挙
げて説明する。なお、ここでは15と61に格納されて
いる画像データが0から255の値を持ち、記録ヘッド
の副走査方向のノズルの個数は4個とする。
【0044】最初にステップS11で拡大処理を行う。
ここでは、17に格納されている画素データと60に格
納されている画素データから30,42,53に格納す
べき3つの画素データを作成(1.5倍に拡大)する場
合を想定する。この場合、本実施形態では、30の画素
データを(3/4×(17の画素値)+1/4×(60
の画素値))、42の画素データを(1/2×(17の
画素値)+1/2×(60の画素値))、53の画素デ
ータを(1/4×(17の画素値)+3/4×(60の
画素値))として求める。
【0045】次にステップS12に進み、1行目の1
3、2行目の22、3行目の35、4行目の45にある
画素を、並列処理で同時に量子化する。そしてステップ
S13に進み、ステップS12で量子化された出力と画
素データとの差分を誤差として、図2に関して説明した
ように周囲の画素に拡散する。このステップS12及び
S13での動作は、図6を用いて後で詳細に説明する。
【0046】ステップS14では、記録ヘッドの各ノズ
ルで記録された画素が同じ列上に並ぶように対応するデ
ータを出力するタイミングを調整する。すなわち、1行
目に対応するノズルが今まで記録してきた画素とのずれ
を12の調整画素バッファで調整する。例えば1行目の
ノズルが前の行と比較して1画素分右にずれていた場
合、12の調整バッファ内で前の行より1画素分多くデ
ータバッファを通過させるように制御する。前の行より
2画素分左にずれていた場合は12の調整バッファ内で
前の行より2画素分少なくデータバッファを通過させる
ように制御する。同様に2行目は21の調整バッファ
で、3行目は33の調整バッファで、4行目は44の調
整バッファで同じ制御を行う。
【0047】その後ステップS15に進み、10,1
9,31,43に蓄えられている4画素分の出力データ
を59の出力バッファに10,19,31,43の順番
で転送する。そしてステップS16に進み、10,1
9,31,4以外のすべての画素データをひとつずつ矢
印の方向にシフトさせる。
【0048】ステップS17では、すべての画素データ
が59のデータバッファに出力されているかを確認す
る。全ての画素データの出力が終了していない場合には
ステップS11に戻る。全ての画素データの出力が終了
した場合は本画像処理を終了する。
【0049】次に、図6のフローチャートを参照して、
ステップS12及びS13の動作を説明する。最初にス
テップS20で判定値を算出する。1行目の場合、判定
値は14からシフトされてきた誤差の累積値と16から
シフトされてきた入力画素の値を加算したものである。
同様に、2行目は23及び28に格納されている値の加
算結果、3行目は35及び40に格納されている値の加
算結果、4行目は46及び51に格納されている値の加
算結果を判定値として用いる。
【0050】ステップS21では、ステップS20で計
算した判定値がしきい値より大きいかどうかを判定す
る。ここではしきい値を128とする。判定値がしきい
値より小さい場合にはステップS22に進み、出力値を
0とする。一方、判定値がしきい値より大きい場合はス
テップS23に進み、出力値を255とする。なお、出
力値が255の場合、12へ伝達する値としてはデータ
量削減のため1とする。
【0051】ステップS24では、誤差値の計算をす
る。誤差値はステップS20で算出した判定値からステ
ップS22又はS23で求められた出力値を減算したも
のである。そしてステップS25に進み、周辺画素へ拡
散する値を計算する。各拡散値はステップS24で算出
した誤差値に対して、図2で示した拡散係数を掛け合わ
せたものである。
【0052】すなわち1行目の13の量子化誤差に4/
10を乗算したものを16のデータバッファに足し合わ
せ、誤差を累積する。24には同様に13の量子化誤差
に2/10を乗算したものを足し合わせ、25には同様
に13の量子化誤差に3/10を乗算したものを足し合
わせ、26には同様に13の量子化誤差に1/10を乗
算したものを足し合わせる。2〜4行目に対しても同様
に、22の量子化誤差を28,36,37,38に、3
4の量子化誤差を40,47,48,49に、45の量
子化誤差を51,55,56,57にそれぞれ足し合わ
せる。
【0053】以上のようにして、ステップS12及びS
13の2値化判定処理及び誤差拡散処理を終了する。
【0054】以上説明したように本実施形態では、全て
の入力画素に対して上記の処理をすることにより、記録
ヘッドのノズル配列に合わせた縦横変換処理及び誤差拡
散処理を並列して行うことができる。加えて、画像サイ
ズの拡大処理及びデータを出力するタイミングを実際の
ノズル位置に合わせて補正することも同じ回路内で実行
することができる。
【0055】このため、画像処理の実行時間を短縮する
ことができると共に、拡大処理や縦横変換処理に使用す
るメモリの容量を削減することができる。
【0056】[第2の実施形態]以下、本発明の第2の
実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態
と同様な部分については説明を省略し、本実施形態の特
徴的部分についてのみ説明する。
【0057】図8は本実施形態のプリンタ82の制御部
81の内部構成を示すブロック図である。120は全体
を制御すると共に本発明の画像処理方法を実施するCP
Uであり、121は入力画像やCPU120の動作プロ
グラムを格納するメモリである。122は入力インタフ
ェースであり、ホストコンピュータ80と制御部との間
の信号の入出力を制御する。123は制御部と記録部と
の間の信号の入出力を制御する記録部インタフェースで
ある。130は各部を電気的に接続するバスラインであ
る。
【0058】第1の実施形態の制御部81の内部構成を
示す図4と比較すると明らかなように、本実施形態では
画像処理を専用の回路ではなくCPU120で実施する
ことを特徴とする。従って、CPUの内部メモリ上に図
1に示したような構造の回路を設ける。
【0059】以下、本実施形態の画像処理動作を図7の
フローチャートを参照して説明する。最初に、ステップ
S31で拡大処理を行う。ここでは、17と60に格納
されている画素データを用いて30と42と53に格納
するデータを補間計算して作成する、1.5倍の拡大処
理を行う場合を例に挙げて説明する。30、42、及び
53の画素データは、(3/4×(17の画素値)+1
/4×(60の画素値))、(1/2×(17の画素
値)+1/2×(60の画素値))、(1/4×(17
の画素値)+3/4×(60の画素値))でそれぞれ求
められる。
【0060】次にステップS32に進み、27のブロッ
クの2値化処理及び誤差拡散処理を行う。ここで行われ
る処理は第1の実施形態に関して図6に示したものと同
様である。次にステップS33に進み、39のブロック
の2値化処理及び誤差拡散処理を行う。次にステップS
34に進み、50のブロックの2値化処理及び誤差拡散
処理を行う。次にステップS35に進み、58のブロッ
クの2値化処理及び誤差拡散処理を行う。
【0061】ステップS36に進み、10,19,3
1,43の画素データを59へ出力する。すなわち、4
つの画素を記録ヘッドのノズルの並びに合わせて出力す
る。ここで、上記第1の実施形態と同様に、出力タイミ
ングの調整も行われる。
【0062】そしてステップS37に進み、10,1
9,31,4以外のすべての画素データをひとつずつ矢
印の方向にシフトさせる。ステップS38では、すべて
の画素データが59のデータバッファに出力されている
かを確認する。全ての画素データの出力が終了していな
い場合にはステップS31に戻る。全ての画素データの
出力が終了した場合は本画像処理を終了する。
【0063】以上のように本実施形態では、第1の実施
形態と比較して、CPU外部で必要となるメモリ容量を
より低減させることができる。更に、拡大処理と誤差拡
散処理、及び縦横変換処理を同じ回路(CPU)内で行
うことができる。
【0064】[他の実施形態]上記実施形態において
は、記録装置としてインクジェット方式のプリンタを例
に挙げて説明したが、本発明はインクジェット方式以外
のシリアル型プリンタにも適用できる。
【0065】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0066】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0067】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0068】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0069】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0070】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0071】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0072】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0073】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0074】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0075】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0076】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0077】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0078】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図5、6および/また
は図7に示す)フローチャートに対応するプログラムコ
ードが格納されることになる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、疑
似的に中間調を表現する記録装置において、量子化処理
及び誤差拡散処理に加えて記録素子の配列に合わせた形
式にデータを並び替えて出力することも並列して行うこ
とができる。
【0081】このため、画像処理の実行時間を短縮する
ことができると共に、これらの処理に使用するメモリの
容量を削減して装置全体の価格及びサイズを低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像処理回路の内部構成及
びデータの流れを詳細に示す図である。
【図2】誤差拡散処理における周辺画素の拡散係数を示
した図である。
【図3】本発明の実施形態のシステム構成の概略を示す
図である。
【図4】第1の実施形態の制御部の構成を示すブロック
図である。
【図5】第1の実施形態の画像処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】誤差拡散処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】第2の実施形態の画像処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】第2の実施形態の制御部の構成を示すブロック
図である。
【図9】本発明の記録装置の好適な実施形態であるプリ
ンタの外観を示す図である。
【図10】図9のプリンタのインクジェットカートリッ
ジを示す図である。
【符号の説明】
15、30、42、53 ラインバッファ 27、39、50、58 量子化ブロック 12、21、33、44 調整バッファ 59 出力バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA01 EA07 EA24 EC37 EC76 EC77 ED05 FA03 FA10 2C057 AF30 AF39 AM03 AM17 AM28 AM40 AN01 CA05 5C074 BB16 CC26 DD03 DD17 GG08 GG09 5C077 LL17 LL18 NN11 PQ24 RR08 SS02 TT05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に配列された複数の記録素子を
    有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記記録素
    子の配列方向と略直交する方向に記録媒体上で走査させ
    て記録を行う記録装置であって、 記録すべきデータを走査方向にライン単位で格納するラ
    インバッファと、 前記ラインバッファに格納された各画素のデータを量子
    化する量子化手段と、 前記量子化手段での量子化の際に生じた量子化誤差を周
    囲の画素に所定の係数で拡散する誤差拡散手段と、 を含む画像処理手段を複数備え、 各画像処理手段が並列に動作するように構成されてお
    り、 各画像処理手段から出力された画素データを前記記録素
    子の配列に合わせた形式で出力するデータ出力手段を備
    えていることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段の数は、前記記録素子
    の数と等しいことを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段の数は、前記記録素子
    の数の整数倍であることを特徴とする請求項1に記載の
    記録装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、各記録素子で記録
    された画素が同じ列上に並ぶように出力する画素データ
    のタイミングを調整するタイミング調整手段を更に含む
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載
    の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 所定方向に配列された複数の記録素子を
    有する記録ヘッドを搭載したキャリッジを、前記記録素
    子の配列方向と略直交する方向に記録媒体上で走査させ
    て記録を行う記録装置の画像処理方法であって、 記録すべきデータを走査方向にライン単位でラインバッ
    ファに格納する格納工程と、 前記ラインバッファに格納された各画素のデータを量子
    化する量子化工程と、 前記量子化の際に生じた量子化誤差を周囲の画素に所定
    の係数で拡散する誤差拡散工程と、 を並列に実行し、 前記誤差拡散された各画素データを前記記録素子の配列
    に合わせた形式で出力するデータ出力工程を備えている
    ことを特徴とする記録装置の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記格納工程、量子化工程及び誤差拡散
    工程を、前記記録素子の数だけ並列に実行することを特
    徴とする請求項7に記載の記録装置の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記格納工程、量子化工程及び誤差拡散
    工程を、前記記録素子の数の整数倍並列に実行すること
    を特徴とする請求項7に記載の記録装置の画像処理方
    法。
  10. 【請求項10】 各記録素子で記録された画素が同じ列
    上に並ぶように出力する画素データのタイミングを調整
    するタイミング調整工程を更に含むことを特徴とする請
    求項7から9のいずれか1項に記載の記録装置の画像処
    理方法。
  11. 【請求項11】 請求項7から10のいずれか1項に記
    載の記録装置の画像処理方法を実現するプログラムコー
    ドを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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JP2006281457A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006281457A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP4631509B2 (ja) * 2005-03-31 2011-02-16 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

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