JP2000127168A - 畳解体装置 - Google Patents

畳解体装置

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JP2000127168A
JP2000127168A JP30251398A JP30251398A JP2000127168A JP 2000127168 A JP2000127168 A JP 2000127168A JP 30251398 A JP30251398 A JP 30251398A JP 30251398 A JP30251398 A JP 30251398A JP 2000127168 A JP2000127168 A JP 2000127168A
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Yoshiro Takeuchi
善郎 武内
Hiroyuki Masui
博行 増井
Shoichi Kimura
昌一 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 畳の芯材と材料を分離する装置を簡素な構造
で安価に提供する。 【解決手段】 畳90が案内移送される移送路1と、畳
90を移送路1の入口側から出口側に押して移動させる
移動装置2と、移送路1の出口側に配置され、移動装置
2により移送路1に沿って送られてくる畳90両側の畳
縁の布を縫い付けてある糸を切断する糸切断装置3と、
この糸切断装置3よりも移送路1の出口側に配置され、
糸切断後の畳90の結束糸を切断すると共に、芯材と該
芯材の両側に隣合う材料とを分離する分離装置4とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に発泡スチロー
ル等の合成樹脂板、インシュレーションボード等からな
る芯材の両側に藁材等の材料を設けた畳を、芯材と材料
に解体する畳解体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、図7(部分断面図)に示すような
畳90が使用されている。この畳90は、発泡スチロー
ル等の合成樹脂板、インシュレーションボード等からな
る芯材91の両側に藁材等の材料92を設け、表側には
畳表(例えばい草のむしろ)93を設け、畳縁にて布9
4を当てて糸(図示せず)で縫い付け、裏側には必要に
応じて裏紙地95を設け、全体を結束糸96で結束した
ものである。
【0003】このような構造の畳90を廃棄する場合、
これをそのまま焼却処分すると、芯材91の燃焼により
有害ガスが発生し、大気・土壌汚染の原因にもなるの
で、資源の再利用も考慮して芯材91と材料92(この
他、畳表93、畳縁の布94、裏紙地95、結束糸96
を含む)を分別し、それぞれ別個に処分するようにして
いる。
【0004】その実情から、上記のような畳を芯材と材
料に分離する装置が案出されている。例えば特公平6−
37056号公報に記載された「畳分解装置」がある。
この畳分解装置は、畳を案内移行させるための案内路装
置と、畳を案内路装置に沿って移動させるための駆動装
置と、案内路装置に沿って送られてくる畳の先端面から
畳に切り込み、畳結束糸を切断する糸切断装置と、案内
路装置に沿って送られてくる糸切断後の畳の芯材から芯
材に隣合う材料を分離する材料分離装置とを備え、材料
分離装置が、案内路装置に沿って送られてくる糸切断後
の畳の糸切断部分に臨んで畳の進行につれて糸切断部分
に入り込んで振動するエッジ部材と、畳の芯材から材料
を払い落とすための材料払い落とし装置を備え、材料払
い落とし装置が駆動回転する軸の複数箇所に突起部を放
射状に設けてなる払い落とし部を備えるものである。
【0005】この公報記載の装置では、糸切断装置で畳
結束糸を切断した後、材料分離装置のエッジ部材を糸切
断部分に入り込ませ、材料払い落とし装置で芯材から材
料を払い落とすようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の装置では、案内路装置は、複数のローラを有す
るローラコンベヤと、案内板及びローラを有する畳の位
置決め装置とを備え、駆動装置は、放射状突起爪を設け
た一対の軸と、この軸を回転駆動するモータとを備え、
この駆動装置が間隔を置いて3箇所にそれぞれ配置さ
れ、糸切断装置は、案内板、ローラ、ベルトソー、プー
リ、モータ等で構成され、材料分離装置は、エッジ部材
を振動させるための往復スライダクランク機構やモータ
を備え、材料払い落とし装置は、放射状突起部を設けた
一対の軸と、この軸を回転駆動するモータとを備えるな
ど、総じて装置全体が複雑・大型であり、それにより装
置も高価にならざるを得ない。
【0007】従って、本発明は、そのような問題点に着
目してなされたもので、畳の芯材と材料を分離する装置
を簡素な構造で安価に提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の畳解体装置は、畳が案内移
送される移送路と、畳を移送路の入口側から出口側に押
して移動させる移動装置と、移送路の出口側に配置さ
れ、移動装置により移送路に沿って送られてくる畳両側
の畳縁の布を縫い付けてある糸を切断する糸切断装置
と、この糸切断装置よりも移送路の出口側に配置され、
糸切断後の畳の結束糸を切断すると共に、畳の芯材と該
芯材の両側に隣合う材料とを分離する分離装置とを備え
ることを特徴とする。
【0009】この装置では、図7に示すような構造の畳
を移送路にセットすると、畳が移動装置により押され、
移送路に沿って入口側から出口側に案内移送される。畳
が移送路の出口側まで送られると、畳両側の畳縁の布を
縫い付けてある糸が糸切断装置により切断され、更に畳
が送られるのに伴い、畳の結束糸が分離装置により切断
されると共に、芯材と材料が分離される。
【0010】この畳解体装置は、その構成から、以下の
実施形態からも明らかなように極めて簡素な構造であ
り、コストを大幅に削減することができ、非常に安価な
装置を提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て説明する。実施形態に係る畳解体装置の概略側面図
(一部要素を省いてある)を図1に、その概略平面図
(一部要素を省いてある)を図2に示す。この畳解体装
置は、前記畳90(図7参照)の畳縁の布94がある端
部を上下に立てて解体する構造であり、図面では便宜
上、畳90の長さは半分程度に示されている。
【0012】この畳解体装置は、畳90が案内移送され
る移送路1と、畳90を移送路1の入口側から出口側に
押して移動させる移動装置2と、移送路1の出口側に配
置され、移動装置2により移送路1に沿って送られてく
る畳90両側の畳縁の布94を縫い付けてある糸を切断
する糸切断装置3と、この糸切断装置3よりも移送路1
の出口側に配置され、糸切断後の畳90の結束糸96を
切断すると共に、芯材91と該芯材91の両側に隣合う
材料92とを分離する分離装置4とを基本構成として備
え、更に移送路1を移送される畳90の側端部を押さえ
付ける側端部押圧装置5と、移送路1を移送される畳9
0の表裏面を押さえ付ける表裏面押圧装置6と、畳90
を移動させて移送路1にセットするセット装置7とを備
える。
【0013】これら移送路1、移動装置2、糸切断装置
3、分離装置4、側端部押圧装置5、表裏面押圧装置6
及びセット装置7は、フレームを含む頑丈な基盤8に取
付けられている。基盤8は支持板80を有し、この支持
板80に畳90より大きいサイズの案内板10が立設さ
れ、案内板10に対向して表裏面押圧装置6の一要素で
ある押圧板63が変位可能に配置されている。ここで
は、案内板10と押圧板63により移送路1が形成さ
れ、畳90は移送路1を矢印方向(図1参照)に移動す
る。なお、押圧板63は、案内板10に対して平行では
なく、移送路1の入口側が出口側より幾分広くなるよう
に配置されている(図1参照)。
【0014】移動装置2は、モータ・エアシリンダ形式
のものであり、図1及び図2の他に、図3(部分拡大斜
視図)及び図4(部分拡大側面図)も参照して、基盤8
に取付けられた載置台81に固定された駆動源としての
モータ20と、モータ20の作動により空気が給気・排
気されるエアシリンダ21と、エアシリンダ21に出入
可能に挿入されたシャフト22と、シャフト22に取付
けられてシャフト22を支持しつつ、シャフト22と一
体に移動する支持体23と、シャフト22の先端部に取
付けられたアーム支持部24と、アーム支持部24に取
付けられた横向きT字形のアーム25とを有する。
【0015】アーム25は、案内板10に形成された切
欠き10aを通って移送路1内に入口側から進入可能で
ある。従って、モータ20の作動によりシャフト22が
進退するのに伴って、アーム25は移送路1内を往復可
能であり、畳90の後側端部を移動路1に沿って押す作
用を持つ。又、図面には示されていないが、後記セット
装置7による畳90のセット動作に関連して、アーム2
5は移送路1の入口側から、例えば回転機構により上方
に回転して移送路1から退くことができるようになって
いる。
【0016】一方、支持体23は、基盤8の側板にシャ
フト22の延伸方向に平行に付設されたレール26に嵌
合され、レール26に沿って矢印方向に移動可能であ
る。レール26はシャフト22のストロークよりも長
く、移送路1の出口に対応するレール26の一端側に
は、投光部及び受光部からなる光電センサ27が配置さ
れ、光電センサ27は、畳90が移送路1の出口から出
る当たりに対応して位置決めされている。又、光電セン
サ27に相対するよう支持体23に遮蔽片28が取付け
られ、シャフト22の延びにより遮蔽片28が移動して
光電センサ27の投光を遮ると、シャフト22の移動が
止まるようになっている。
【0017】糸切断装置3は、エアシリンダ形式のもの
で、基盤8の上板に固定され、モータを具備するエアシ
リンダ30と、エアシリンダ30に出入可能に挿入され
たシャフト31と、シャフト31の先端に設けられた切
断刃32と、この切断刃32に対向して支持板80に配
置された切断刃33とを有する。切断刃32,33は上
下の一直線上に並んでいる。上側の切断刃32は、シャ
フト31の進退により上下に変位可能であり、下側の切
断刃33は、支持板80上の移送路1に突出固定されて
いる。この一対の切断刃32,33により、畳90両側
の畳縁の布94を縫い付けてある糸がそれぞれ切断され
る(図5参照)。
【0018】なお、切断刃32,33は、1個ずつでも
よいが、畳90のサイズの相違等によっても布94の縫
い付け糸を確実に切断できるように、それぞれ複数個並
べても構わない。例えば、図5(上側の切断刃32のみ
示す)では、上下の切断刃32,33はそれぞれ2個並
べて設けられている。分離装置4は、畳90の側端部の
一端側から他端側まで相対するに十分な長さの棒状の切
断刃40と、この切断刃40を偏心回転可能に支持する
回転支持機構と、回転支持機構を通じて切断刃40を回
転させる駆動手段としてのモータ41とを備える。切断
刃40は、楔形状であり、この楔形状の切断刃40の刃
先が畳90の芯材91と材料92との境界付近の材料9
2側(図7の一点鎖線C)に食い込むように位置決めさ
れている(図6参照)。
【0019】回転支持機構は、ここでは次のような構成
である。モータ41の軸42には連結部43が連結さ
れ、連結部43で回転方向や回転速度が変換される。基
盤8の上板及び支持板80には、回転軸44、回転軸4
4を回転可能に支持する一対の軸受45、及び回転軸4
4の端部に取付けられた回転板46がそれぞれ配備され
(上板側のみ全て示す)、支持板80側の回転軸44に
はスプロケット(図示せず)が設けられている。図1か
ら明らかなように、上下の回転板46は、上下方向の位
置がずれるように配置されており、ここでは下側の回転
板46が装置の内側に位置する。
【0020】棒状の切断刃40の両端部は、それぞれ上
下の回転板46の回転中心からずれた位置に固定されて
いる。そして、連結部43のスプロケット43aと下側
の回転軸44のスプロケットには、チェーン47が掛け
られている。従って、モータ41が作動すると、連結部
43及びチェーン47を通じて回転板46が矢印方向に
回転し、切断刃40は偏心回転する。即ち、切断刃40
は、反時計回り方向に斜め楕円形を描きながら回転す
る。この切断刃40の偏心回転により、糸切断装置3の
切断刃32,33による糸切断後の畳90の結束糸96
が切断されると共に、芯材91と材料92とが効率良く
簡単に分離される。
【0021】側端部押圧装置5は、エアシリンダ形式の
もので、基盤8の上板に固定され、モータを具備するエ
アシリンダ50と、エアシリンダ50に出入可能に挿入
されたシャフト51と、シャフト51の先端に設けられ
た押圧アーム52とを有する。押圧アーム52は、シャ
フト51の進退により上下に変位可能であり、移送路1
の入口側の端部52aが上方に幾分曲がったスキー板状
を呈する。この押圧アーム52により、移送路1の入口
側から畳90を移送路1にスムーズに入れることができ
ると共に、移送路1を送られてくる畳90の側端部が押
さえ付けられる。
【0022】表裏面押圧装置6は、これもエアシリンダ
形式のもので、ここでは基盤8の側板に2個並べて固定
されている。この押圧装置6は、モータを具備するエア
シリンダ60と、エアシリンダ60に出入可能に挿入さ
れたシャフト61と、シャフト61の先端に設けられた
補助板62と、補助板62に固定された押圧板63とを
有する。押圧板63は、シャフト61の進退により水平
方向に変位可能である。押圧板63により、移送路1を
移送される畳90の表裏面が案内板10に押付けられ
て、案内板10と押圧板63で挟持されることで、移送
中の畳90が安定し、また糸切断装置3の切断刃32,
33による糸の切断、並びに分離装置4の切断刃40に
よる結束糸96の切断及び芯材91と材料92との分離
中に、畳90が水平方向に広がろうとするのを阻止し、
切断と分離を確実に行うことができる。
【0023】セット装置7は、移送路1の延長上に沿っ
て支持板80に立設された案内板70と、支持板80上
に配置され、モータ(図示せず)の作動により空気が給
気・排気されるエアシリンダ71と、エアシリンダ71
に出入可能に挿入されたシャフト(図示せず)と、シャ
フトに取付けられたアーム72とを有する。案内板70
は前記案内板10と同様のもので、案内板70に畳90
を当接させて基盤8の支持板80上に載せる。アーム7
2は、例えば前記アーム25と同様のもので、畳90の
後側端部を押すように構成されている。
【0024】畳90を移送路1にセットするには、まず
畳90をセット装置7にセットすれば(図2の一点鎖線
参照)、畳90はモータの作動によりアーム72で押さ
れて、移送路1に入口から入る。このとき、移送路1の
入口側は出口側より幾分広くなっているので、移送路1
への畳90の押し込みは容易である。又、このとき、移
動装置2のアーム25は、畳90の移動に邪魔にならな
いように移送路1から退いている。
【0025】次に、上記のように構成した畳解体装置の
動作を説明する。まず、古くなった畳90をセット装置
7にセットする。この畳解体装置では、畳縁の布94が
ある端部を上下に立てると共に、畳表93を案内板70
に当接させて、畳90を支持板80上に載せる。次い
で、セット装置7が作動し、畳90がアーム72に押さ
れて移送路1に入口から挿入された後、アーム72が元
の位置に復帰すると共に、移動装置2が作動を開始し、
アーム25が移送路1に下りて畳90の後側端部を押
し、畳90を移送路1の出口側に向かって押し込む。こ
のとき、表裏面押圧装置6の押圧板63が案内板10側
に変位することにより、畳90の表裏面が案内板10と
押圧板63で挟持されるのと併行して、側端部押圧装置
5の押圧アーム52が下降することにより、畳90の両
側端部が押圧アーム52と支持板80で挟持される。
【0026】畳90が移送路1を送られると、移送路1
の切断位置まで下降した糸切断装置3の切断刃32と下
側の切断刃33により、畳90両側の畳縁の布94を縫
い付けてある糸が畳表93と布94と共に切断される。
このときの状態を図5(部分拡大断面図)に示す。畳9
0が更に移送路1の出口側に送られると、今度は分離装
置4の偏心回転する切断刃40が糸切断後の畳90に食
い込むので、畳90の結束糸96が切断されると共に、
芯材91と材料92とが分離される。このときの状態を
図6(部分拡大平面図、符号101は切断刃32による
切断線)に示す。前記したように、切断刃90は偏心回
転する上に、楔形状であり、この楔形状の切断刃40の
刃先が芯材91と材料92との境界100付近の材料9
2側に食い込むため、結束糸96が容易に切断されるだ
けでなく、芯材91と材料92が素早く分離される。勿
論、結束糸96が切断されるから、両側の材料92は芯
材91から簡単に分離される。
【0027】畳90が移送路1から送り出され、切断刃
40による結束糸96の切断、及び芯材91と材料92
との分離が丁度終わるとき、移動装置2のシャフト22
と一体に移動する支持体23の遮蔽片28が光電センサ
27を横切るので、光電センサ27はそれを検知し、そ
の時点でシャフト22の延伸動作が止まる。続いて、シ
ャフト22がエアシリンダ21内に引っ込み、アーム2
5も元の位置に戻る。移送路1から送出された畳90
は、ばらばらに解体されているので、芯材91と材料9
2(この他、畳表93、畳縁の布94、裏紙地95、結
束糸96を含む)を分別回収すればよい。このような動
作が繰り返されることで、古い畳90が次々に解体され
る。
【0028】なお、上記実施形態の畳解体装置は一例で
あり、種々の変更が可能である。例えば上記装置では、
畳90をセット装置7にセットしているが、セット装置
7を配備せずに、畳90を移送路1に直接セットするよ
うにしてもよい。或いは、基盤8の外側から畳90が移
送路1に連続的に挿入されるようにしてもよく、この場
合は、畳90を連続的且つ自動的に解体することができ
る。
【0029】又、上記装置は、畳90の畳縁の布94を
上下に立てるものであるが、畳90を水平に寝かした状
態で解体できるように構成してもよい。この場合に上記
と同様の構造であるなら、各要素の取付形態を変更すれ
ばよい。更に、装置2,3,5,6,7にはモータとエ
アシリンダを用いているが、他の駆動形態でも構わな
い。例えば、移動装置2やセット装置7において、エア
シリンダを用いずにモータの回転運動を直線往復運動に
変換することで、アーム25,72を移動させてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の畳解体装置は、
以上説明したように構成されるので、次の効果を有す
る。 (1)畳の芯材と材料を分離する装置を簡素な構造に
し、コストを大幅に削減することができ、非常に安価な
装置を提供できる。 (2)請求項2の構成によれば、畳の結束糸の切断、及
び畳の芯材と材料との分離を効率良く容易に行うことが
できる。 (3)請求項3の構成とすれば、畳の芯材と材料との分
離をより一層容易に行うことができる。 (4)請求項4の構成とすれば、畳のサイズが異なって
も容易に対応できる。 (5)請求項5の構成とすれば、畳が移送路に沿って送
られるとき、畳が安定する。 (6)請求項6の構成とすれば、畳が移送路に沿って送
られるとき、畳が安定する。又、請求項5の構成と併用
すれば、畳の安定度が更に向上し、糸切断装置による布
の縫い付け糸の切断、並びに分離装置による結束糸の切
断及び芯材と材料との分離をより安定して行うことがで
きる。 (7)請求項7の構成とすれば、畳を移送路に沿って確
実に移動させることができる。 (8)請求項8の構成とすれば、移送路への畳のセット
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る畳解体装置の概略側面図(一部
要素を省いてある)である。
【図2】同畳解体装置の概略平面図(一部要素を省いて
ある)である。
【図3】同畳解体装置における移動装置の一要素を示す
部分拡大斜視図である。
【図4】同畳解体装置における移送路に対する移動装置
のアームの位置関係を示す部分拡大側面図である。
【図5】同畳解体装置における糸切断装置の切断刃によ
る糸切断作用を説明するための部分拡大断面図である。
【図6】同畳解体装置における分離装置の切断刃による
結束糸切断作用及び芯材と材料との分離作用を説明する
ための部分拡大平面図である。
【図7】芯材と材料を有する畳の部分断面図である。
【符号の説明】
1 移送路 2 移動装置 3 糸切断装置 4 分離装置 5 側端部押圧装置 6 表裏面押圧装置 7 セット装置 8 基盤 25 アーム 32,33 糸切断装置の切断刃 40 分離装置の切断刃 90 畳 91 芯材 92 材料 94 畳縁の布 96 結束糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増井 博行 京都市伏見区淀際目町428番地の5 株式 会社エージェンシーアシスト内 (72)発明者 木村 昌一 京都市左京区下鴨北園町95番地の5 Fターム(参考) 4F301 AA15 BA02 BA17 BA21 BF03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】畳が案内移送される移送路と、畳を移送路
    の入口側から出口側に押して移動させる移動装置と、移
    送路の出口側に配置され、移動装置により移送路に沿っ
    て送られてくる畳両側の畳縁の布を縫い付けてある糸を
    切断する糸切断装置と、この糸切断装置よりも移送路の
    出口側に配置され、糸切断後の畳の結束糸を切断すると
    共に、畳の芯材と該芯材の両側に隣合う材料とを分離す
    る分離装置とを備えることを特徴とする畳解体装置。
  2. 【請求項2】前記分離装置は、畳の側端部の一端側から
    他端側まで相対するに十分な長さの切断刃と、この切断
    刃を偏心回転可能に支持する回転支持機構と、回転支持
    機構を通じて切断刃を回転させる駆動手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の畳解体装置。
  3. 【請求項3】前記分離装置の切断刃は、楔形状であり、
    この楔形状の切断刃の刃先が畳の芯材と材料との境界付
    近の材料側に食い込むように位置決めされていることを
    特徴とする請求項2記載の畳解体装置。
  4. 【請求項4】前記糸切断装置は、畳のサイズに応じて変
    位可能な切断刃を有することを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3記載の畳解体装置。
  5. 【請求項5】前記移送路を移送される畳の側端部を押さ
    え付ける側端部押圧装置を備えることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の畳解体装
    置。
  6. 【請求項6】前記移送路を移送される畳の表裏面を押さ
    え付ける表裏面押圧装置を備えることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載
    の畳解体装置。
  7. 【請求項7】前記移動装置は、畳の後側端部を移動路に
    沿って押すアームを有することを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6
    記載の畳解体装置。
  8. 【請求項8】畳を移動させて移送路にセットするセット
    装置を備えることを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7記
    載の畳解体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012450A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Imamura:Kk 積層パネルの表層材の剥離装置
JP2008063905A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Kibi:Kk 畳表張り装置
CN111804714A (zh) * 2020-08-25 2020-10-23 马科 一种服饰处理装置

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