JP2000122890A - 回路試作装置および回路検証装置 - Google Patents

回路試作装置および回路検証装置

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JP2000122890A
JP2000122890A JP10289039A JP28903998A JP2000122890A JP 2000122890 A JP2000122890 A JP 2000122890A JP 10289039 A JP10289039 A JP 10289039A JP 28903998 A JP28903998 A JP 28903998A JP 2000122890 A JP2000122890 A JP 2000122890A
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circuit
fpga
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programming
prototype
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Kenji Masuda
健二 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計した回路データをFPGAにプログラム
するだけでその機能を実現でき、且つ再利用できる回路
試作装置を提供する。更には、そのような回路試作装置
を用い、PCにより、FPGAにプログラムでき、且
つ、得られた回路を検証することができる回路試作装置
を提供する。 【解決手段】 PC(Personal Comput
erの略語)を用い、FPGA(Field Prog
rammable Gate Arrayの略語)にプ
ログラムされた回路を検証する回路検証装置であって、
PC内部にあるPCIバスやISAバス等の拡張バスに
接続するためのインターフェース部と、設計した回路を
実現するためのFPGAと、このFPGAをプログラム
するためのFPGAプログラム部とを備えている回路試
作部と、PCとを有し、回路試作部のインターフェース
部を介して、PCからの信号により、FPGAをプログ
ラムして検証する回路を試作し、且つ、PCからの入力
信号により、該検証する回路に入力を行い、該検証する
回路からの出力信号を得て検証を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ASIC(App
lication Specific Integra
ted Circuitの略語)やFPGA(Fiel
d Programmable Gate Array
の略語)などをターゲットとして設計した電子回路設計
において、実際にLSIを含めたハードウエアを製造す
る前に、設計した回路の動作を検証するための回路を試
作する回路試作装置と、検証する回路を試作し、且つ試
作された回路を検証する回路検証装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ASICやFPGAなどをターゲ
ットとして設計した電子回路の動作の検証は、コンピュ
ーター上のシミュレーションで行っていた。そして、複
数のLSIや他の機器と組み合わせた、システムレベル
の検証を行う場合は、設計した回路を実装したブレッド
ボードを製作して行っていた。これら従来のブレッドボ
ードでは、検証対象の回路に与える入力信号は、外部の
回路で発生させて供給していた。また、検証対象の回路
からの出力信号は外部の回路や測定器に接続し、動作結
果の評価を行っていた。一方、従来のFPGAのプログ
ラムは、PROM(ProgrammableRead
Only Memoryの略語)に設計した回路の情
報を書き込んでおいて、そこからデータをFPGAに書
き込む方法や、FPGAをプログラムするためのコネク
タを設け、PCのバラレルボートやシリアルボートとケ
ーブルで接続して回路情報を書き込む方法が採られてい
た。
【0003】従来の、コンピュータによるシミュレーシ
ョンでは、検証対象となる回路への入力信号を、検証を
行う設計者が準備する必要があった。また、検証してい
る回路からの出力信号が期待されている値と一致してい
るかを、判定する作業も必要であった。これらの作業に
は、非常に多くの時間が掛かっていたが、近年、設計す
る回路は大規模化、複雑化する傾向にあり、ますます多
くの時間を要すると共に、全ての入力信号の組合わせを
作ることが困難になってきた。この結果、検証漏れと言
う問題が発生するようになった。これらの問題に対処す
るために、実際に使用する環境に近い状態で、LSI単
体ではなく、システムレベルで、動作させて検証を行う
方法が採られるようになった。この場合は、ブレッドボ
ードの製作が必要となるが、ブレッドボードの製作にも
多くの時間と費用が掛かっていた。また、一度製作した
ブレッドボードは回路変更が難しく、他の回路への再利
用が困難であるという問題も抱えていた。更に、従来の
ブレッドボードでは、検証対象の回路に外部から信号を
与えるため、この信号を発生させる回路を必要とし、ま
た、出力信号を外部回路や測定器に接続するための回路
やケーブルなども必要であった。一方、従来のPROM
を用いたプログラム方法では、回路を変更する度に、P
Cの電源を切りPROMを取り替える必要があった。ま
た、PCのパラレルポートや、シリアルポートからプロ
グラムする方法では、ケーブルが必要であると共に、そ
のケーブルを接続する手間が掛かった。また、PCのポ
ート数は限られていて、FPGAのプログラムに1つの
ポートを占有した場合、他のPC周辺機器が接続できな
くなるという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、回路設
計における回路の検証工程においては、ブレッドボード
を製作する必要を無くし、設計した回路データをFPG
Aにプグラムするだけでその機能を実現でき、且つ再利
用できる回路試作装置が求められていた。また、そのよ
うな回路試作装置を用いた簡単な回路検証装置が求めら
れていた。本発明は、これらに対応するもので、設計し
た回路データをFPGAにプログラムするだけでその機
能を実現でき、且つ再利用できる回路試作装置を提供し
ようとするものである。更には、そのような回路試作装
置を用い、PCによりFPGAをプログラムして、検証
する回路を実現でき、更に、検証する回路に対し、外部
回路を必要とせず、PCにより、PCの拡張バスを介し
て、アクセスすることにより入力信号を与え、また、出
力信号を読出して、且つ動作結果を表示部(ディスプレ
イ)に示すことができる回路検証装置を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の回路試作装置
は、FPGA(Field Programmable
Gate Arrayの略語)にプログラムして、検証
しようとする回路を得るための回路試作装置であって、
PC(Personal Computerの略語)内
部にあるPCIバス(Peripheral Comp
onent Interconnectバスの略)やI
SAバス(Industrial Standard
Architectureバスの略)等の拡張バスに接
続するためのインターフェース部と、設計した回路を実
現するためのFPGAと、このFPGAをプログラムす
るためのFPGAプログラム部とを備えていることを特
徴とするものである。そして、上記におけるFPGAプ
ログラム部は、インターフェース部を通して、PCから
の信号により、FPGAをプログラムするものであるこ
とを特徴とするものである。そしてまた、上記におい
て、回路試作部のインターフェース部を通し、PCによ
り、検証する回路に、書き込みアクセスで入力信号を与
え、読み出しアクセスで出力信号を取り出すものである
ことを特徴とするものである。
【0006】本発明の回路検証装置は、PC(Pers
onal Computerの略語)を用い、FPGA
(Field Programmable Gate
Arrayの略語)にプログラムされた回路を検証する
回路検証装置であって、PC内部にあるPCIバスやI
SAバス等の拡張バスに接続するためのインターフェー
ス部と、設計した回路を実現するためのFPGAと、こ
のFPGAをプログラムするためのFPGAプログラム
部とを備えている回路試作部と、PCとを有し、回路試
作部のインターフェース部を介して、PCからの信号に
より、FPGAをプログラムして検証する回路を試作
し、且つ、PCからの入力信号により、該検証する回路
に入力を行い、該検証する回路からの出力信号を得て検
証を行うものであることを特徴とするものである。そし
て、上記において、検証する回路への入力信号と、対応
する出力信号とを関連つけて、該回路の動作結果を示す
表示部を備えていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の回路試作装置は、上記のように構成す
ることにより、設計した回路データをFPGAにプログ
ラムするだけでその機能を実現でき、且つ再利用できる
回路試作装置の提供を可能としている。これにより、従
来のように、検証しようとする回路ごとに個別のブレッ
ドボードを製作する必要のないものとしている。即ち、
専用のブレッドボードを製作することなしに、設計した
回路の機能を容易に実現可能となり、回路検証を実施す
るための準備を大幅に削減できるものとしている。具体
的には、FPGAにプログラムして、検証しようとする
回路を得るための回路試作装置であって、PC内部にあ
るPCIバスやISAバス等の拡張バスに接続するため
のインターフェース部と、設計した回路を実現するため
のFPGAと、このFPGAをプログラムするためのF
PGAプログラム部とを備えていることにより、これを
達成している。そして、FPGAプログラム部は、イン
ターフェース部を通して、PCからの信号により、FP
GAをプログラムするものであることにより、更に、回
路試作部のインターフェース部を通し、PCにより、検
証する回路に、書き込みアクセスで入力信号を与え、読
み出しアクセスで出力信号を取り出すもので、汎用のP
Cを用いるだけで、FPGAに検証する回路をプログラ
ムでき、且つ、検証する回路に対し、外部回路を必要と
せず、PCの拡張バスに対するアクセスにより入力信号
を与え、また、出力信号を読み出すことを可能としてい
る。FPGAのプログラムに際しては、PROMやケー
ブルを必要とせず、PCの拡張バスに対するアクセスに
よりプログラムができるものとしている。
【0008】本発明の回路検証装置は、上記のように構
成することにより、汎用のPCにより、設計した回路デ
ータをFPGAにプログラムするだけでその機能を試作
回路として実現でき、且つ、該試作回路の検証ができ、
更に、再利用できる回路検証装置の提供を可能としてい
る。回路試作部のインターフェース部を介して、PCか
らの信号により、FPGAをプログラムして検証する回
路を試作し、且つ、PCからの入力信号により、該検証
する回路に入力を行い、該検証する回路からの出力信号
を得て検証を行うもので、汎用のPCを用いるだけで、
FPGAに検証する回路をプログラムでき、且つ、検証
する回路に対し、外部回路を必要としない。FPGAを
プログラムする際には、PROMやケーブルを必要とし
ない。そして、検証する回路への入力信号と、対応する
出力信号とを関連つけて、該検証する回路の動作結果を
示す表示部(ディスプレイ)を備えていることにより、
簡単に回路の動作結果を目で知ることができるものとし
ている。特に、画像などの信号処理回路においては、デ
ータをPCに容易に取り込むことが可能であると共に、
動作結果である出力信号を表示する事ができるので、人
間の目による評価が可能となり、より現実的な検証を行
うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の例を挙げ
て、図に基づいて説明する。図1は、本発明の回路検証
装置の実施の形態の1例の概略構成を示した構成図で、
図2はプログラム画面の概略図で、図3は検証動作を実
行する際の実行画面の図で、図4は暗号回路の作製と暗
号回路の検証作業の手順の1例を示したフロー図で、図
5はフィルター回路の検証画面の1例を示した図であ
る。図1〜図5中、100は回路検証装置、110は回
路試作部(回路試作装置)、111はFPGA(Fie
ld Programmable Gate Arra
yの略語)、112はFPGAプログラム部、113は
拡張バスインターフェース部、120はPC(Pers
onal Computerの略語)、121はCP
U、122はデータ保持部、123は拡張バス制御部、
124は拡張バス、130は表示部(ディスプレイ)、
20はプログラム画面、21はディレクトリ設定欄、2
2は回路一覧表示欄、23はプログラムボタン、24実
行画面ボタン、25ステータス表示欄、30は実行画
面、31は書き込みアドレス設定欄、32は書き込みデ
ータ設定欄、33はWRITEボタン、34は回路名表
示欄、35は読み出しアドレス設定欄、36は読み出し
データ表示欄、37はREADボタン、50はフイルタ
回路検証画面、51はフイルタ回路一覧表示欄、52は
プログラムボタン、53は画像データ一覧表示欄、54
は選択ボタン、55は画像表示欄、56は実行ボタン、
57は結果表示欄である。
【0010】以下、本発明の回路検証装置の実施の形態
の1例を、図1に基づき説明する。尚、図1の回路試作
部110の説明を以て、本発明の回路試作装置の実施の
形態の1例の説明に代える。本例の回路検証装置100
は、PCを用い、FPGAにプログラムされた回路を検
証する回路検証装置で、回路試作部110と、PC12
0と、表示部130とを有し、回路試作部110のイン
ターフェース部113を介して、PC120からの信号
により、FPGA111をプログラムして検証する回路
を試作し、且つ、PC120からの入力信号により、該
検証する回路に入力を行い、該検証する回路からの出力
信号を得て検証を行うものである。そして、表示部13
0にて、検証する回路への入力信号と、対応する出力信
号とを関連つけて、該回路の動作結果を示すものであ
る。即ち、本例の回路検証装置100は、PC120に
より、FPGA111をプログラムして検証する回路を
得た後、回路試作部110のインターフェース部113
を通し、PC120により該回路を検証し、その結果を
表示部130に示すものである。
【0011】回路試作部110は、FPGA111をプ
ログラムして、検証しようとする回路を得るための回路
試作装置で、PC内部にあるPCIバスやISAバス等
の拡張バスに接続するためのインターフェース部113
と、設計した回路を実現するためのFPGA111と、
このFPGAをプログラムするためのFPGAプログラ
ム部112とを備えており、FPGAプログラム部11
2は、インターフェース部を通して、PC120からの
信号により、FPGA111をプログラムするものであ
る。FPGAは、配置配線をプログラムして、目的とす
る回路を得ることができるもので、配置配線を繰り返し
て行える。これにより、1つのFPGAで、種々の設計
した回路の機能を、繰り返して作製することができる。
SRAM(Static Random Access
Mrmoryの略語)型のFPGAが一般般的である
が、EEPROM(ElectricallyEras
able Programmable Read On
ly Memoryの略)型のものでも良い。尚、検証
しようとする回路を得るための、FPGAへのプログラ
ム方法としては、PCとは別の、プログラム用の外部回
路からの入力を介して、FPGAプログラム部112を
動作させて行うこともできる。また、直接、プログラム
内容が書かれたROMを用いて行うこともできる。
【0012】表示部130は、回路試作部110のPF
GA111にプログラムされた検証する回路への入力信
号と、対応する出力信号とを関連つけて、該回路の動作
結果を示すもので、通常のPCの端末としてのディスプ
レイを用いるが、これに限定はされない。
【0013】本例の回路検証装置100の動作を図1に
基づいて説明する。先ず、電源を切った状態で回路試作
装置110をPC120の拡張スロット(図示していな
い)に挿入し、拡張バスインターフェース113を拡張
バス124に接続しておく。本例では、拡張バスインタ
ーフェースとしてPC120に標準的に装備されている
PCIバスインターフェース(図示していない)と、回
路試作部110の拡張バスインターフェース113とを
接続する。PCIバスではプラグ・アンド・プレイをサ
ポートしているので、挿入する回路試作部110ではア
ドレスの設定などを必要としない。
【0014】次いで設計した回路をFPGAのにマッピ
ングするための回路情報データを生成して、PC120
のデータ保持部122に保存しておく。設計した回路か
ら、FPGA開発ツールを用いて、回路検証装置に実装
したFPGAにマツピング(配置配線)するための回路
情報データを生成する。FPGA開発ツールは、回路試
作部110を挿入してあるPC120とは別のPC(図
示していない)にインストールしてあっても良いが、同
じPC120にインストールしておくと一連の作業を1
台のPC上で実行できるのでスムーズに作業を行える。
尚、現在の電子回路の設計は、HDL(Hardwar
e Description Languageの略
語)で回路を記述し、それを論理合成ツールで回路へ変
換するというのが一般的な方法になっている。この方法
によれば、設計データはそのままで論理合成時に使用す
るライブラリを、ターゲットデバイス用のものに変更す
るだけで良く、ASICをターゲットとした回路を検証
するために、FPGAで試作するといった場合に適して
いる。勿論、スケマテイツクエデイタを用いて回路図入
力したものでも可能であるが、この場含は、回路検証装
置に実装してあるFPGAのライブラリを使って設計す
る必要がある。
【0015】次いで、FPGA111に対しプログラム
して検証する回路を得る。検証動作を開始すると、図2
に示すように、プログラム画面20が表示される。ディ
レクトリ設定欄21に、データ保持部102に保存して
ある回路情報データのディレクトリを指定する。ディレ
クトリが指定されると、そこに含まれる回路情報データ
の一覧が回路一覧表示欄22に表示されるので、検証を
行う回路を選択する。検証を実施する回路の回路情報デ
ータを選択した状態で、プログラムボタン23をクリッ
クすると、回路試作部110上のFPGA111に対し
てプログラムが行われる。プログラムが終了すると、ス
テータス表示欄25に「プログラムが正常に終了しまし
た。」というメッセージが表示され、回路試作部110
上のFPGA111に検証対象の回路が実現できたこと
が判る。
【0016】次いで、FPGAにプログラムして得られ
た回路の検証を実行する。プログラム終了後、実行画面
24ボタンをクリックして、FPGAに得られた回路の
検証を実行するための、図3に示す実行画面30が表示
される。この画面では、回路試作部110上のFPGA
111にプログラムした回路情報データのファイル名が
回路名表示欄34に表示される。回路試作部110上の
FPGA111がプログラムされていない場合は、回路
名表示欄34が空白となっていて、以下に示す検証は実
行できない。書き込みアドレス設定欄31と書き込みデ
ータ設定欄32に書き込みを実行するアドレスとデータ
を入力して、WRITEボタン33をクリツクすると、
回路試作部110のFPGA111に対して書き込みが
行われる。また、読み出しアドレス設定欄35に読み出
しを実行するアドレスを入力して、READボタン37
をクリックすると、指定アドレスからデータを読み出し
て、読み出しデータ表示欄36に表示する。PCIバス
では拡張バス124に挿入したカードに対して自動的に
アドレス等のリソースが割り振られるので、ここで入力
するアドレスはオフセットアドレスでよい。このように
して、回路への入力、出力が行われ、入力信号、出力信
号を関連づけて得ることにより、回路の検証を行うこと
ができる。
【0017】次に、具体的な回路として暗号回路を回路
試作部110のFPGAに試作し、得られた回路を検証
する1例を、図4のフロー図に基づいて説明する。尚、
S11〜S26は各ステップを示す。先ず、設計した暗
号回路からFPGAをプログラムするための回路情報デ
ータを生成し、FPGAのプログラムを実行する。(S
11) これにより、FPGAに検証する暗号回路が得られる。
次いで、得られた回路について、以下のように検証を行
う。まず、鍵データアドレスに暗号化鍵データを書き込
み(S12)、その後、データアドレスに平文データを
書き込む。(S13) ステータスアドレスからステータス情報を読み出し(S
14)、暗号化処理が正常に終了したことを確認した
(S15)後、データアドレスから暗号データを読み出
す。(S16) 次いで、計算で求められている期待値と、読み出した暗
号データとを比較して暗号化回路の動作を確かめる。
(S17) 期待値が読み出した暗号データと一致していない場合
は、回路に不具合があると判断する。(S18) 期待値が読み出した暗号データと一致している場合は、
鍵データアドレスに復号化の鍵データを書き込み(S1
9)、データアドレスに前の処理で得られた暗号データ
を書き込む。(S20) ステータスアドレスからステータス情報を読み出して
(S21)、復号化処理が正常に終了したことを確認し
た(S22)後、データアドレスから復号データを読み
出す。(S23) 読み出した復号データを元の平文データと比較して暗号
化、及ぴ、復号化回路の動作を確かめる。(S24) 元の平文と読み出した復号データが一致している場合に
は、回路は正常と判断される。(S25) 元の平文と読み出した復号データが一致していない場合
には、回路に不具合があると判断される。(S26) このようにして、FPGAにプログラムされた暗号回路
が検証される。以上は、1データ毎に書き込み、読み出
しを行う基本的な検証作業であるが、複数のデータを用
意しておき連続した動作を検証することも可能である。
【0018】次に、更に、具体的な回路として画像処理
で用いられるフィルタ回路を回路試作部(図1の11
0)のFPGAに試作し、得られた回路を検証する1例
を、図5に基づいて説明する。フイルタ回路の検証作業
を開始すると、図5に示すフイルタ回路検証画面50が
表示される。このときフイルタ回路一覧表示欄51と画
像データ一覧表示欄53には、予め、データ保持部12
2の指定されているディレクトリに保存されている回路
情報データと画像データが表示される。先ず、フィルタ
回路一覧表示欄51から検証する回路を選択し、プログ
ラムボタン52をクリックして、回路試作部110上の
FPGA111をプログラムする。次に、画像データー
覧表示欄53で画像データを選択しておいて、選択ボタ
ン54を押すと、選択した画像データが画像表示欄55
に表示される。この状態で実行ボタン56をクリックす
ると検証動作が実行される。元の画像データから必要な
部分のデータを取り出し、そのデータを検証対象のフイ
ルタ回路に書き込む。その後で、フィルタ回路から結果
を読み出して結果表示欄57の該当する位置に表示す
る。この処理を元の画像データ全てに対して行う。この
様にすると、結果を画像としてみることができる。即
ち、表示部130にて表示された、フィルタ回路による
処理前、処理後の画像を、それぞれ目で見て、両者を比
較して回路の良否判断できる。このようにして、FPG
Aにプログラムされたフィルタ回路が検証される。ここ
で別の回路を選択して上記手順を繰り返すことにより、
複数の回路を連続して検証を行うことも可能である。ま
た、検証により不具合が発見された場合でも、回路を修
正して再びFPGA111をプログラムすることによ
り、修正後の回路を検証可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、専用のブレッドボード
を製作することなしに、設計した回路の機能を容易に実
現可能となり、回路検証を実施するための準備を大幅に
削減できる。設計した回路を実現するためにFPGAを
用いているので、何度でも繰り返し使用することができ
るとともに、検証対象を特定の回路に限定することなく
各種の回路の検証用として汎用的に使用できる。詳しく
は、本発明の回路検証装置においては、PCによりFP
GAをプログラムするため、プログラムは容易にでき、
且つ、FPGAをプログラムするためのPROMやケー
ブル等を必要としないので経済的である。更に、本発明
の回路検証装置は、PCの拡張パスに対するアクセスに
より検証対象の回路に対して入力信号を与え、また、出
力信号を読み出すことにより動作結果を得ることができ
るので、外部に信号を発生するための回路や、出力信号
を外部回路や測定器に接続するための回路、ケーブルな
どを必要としないで検証を行い、その結果を示すことが
可能となる。特に、画像や音声などのマルチメディア関
係の信号処理回路においては、データをPCに容易に取
り込むことが可能であると共に、動作結果である出力信
号を表示したりスピーカーから音声として出力する事が
できるので、人間の目や耳(感性)による評価が可能と
なり、より現実的な検証を行うことができる。更にま
た、本発明の回路検証装置においては、FPGAに回路
情報を上書きすることにより新たな回路を実現できるの
で、回路変更を行った場合でも、PCの電源を切らずに
FPGAのプログラムコマンドを実行するだけで、直ち
に設計変更した回路を得ることができるので、作業効率
を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回路検証装置の実施形態の1例の構成
【図2】プログラム画面の1例を示した図
【図3】検証動作を実行する際の実行画面の1例を示し
た図
【図4】暗号回路の作製と該暗号回路の検証作業の手順
の1例を示したフロー図
【図5】フィルタ回路の検証画面の1例を示した図
【符号の説明】
100 回路検証装置 110 回路試作部 111 FPGA 112 FPGAプログラム部 113 拡張バスインターフェース部 120 PC 121 CPU 122 データ保持部 123 拡張バス制御部 124 拡張バス 130 表示部(ディスプレイ) 20 プログラム画面 21 ディレクトリ設定欄 22 回路一覧表示欄 23 プログラムボタン 24 実行画面ボタン 25 ステータス表示欄 30 実行画面 31 書き込みアドレス設定欄 32 書き込みデータ設定欄 33 WRITEボタン 34 回路名表示欄 35 読み出しアドレス設定欄 36 読み出しデータ表示欄 37 READボタン 50 フイルタ回路検証画面 51 フイルタ回路一覧表示欄 52 プログラムボタン 53 画像データ一覧表示欄 54 選択ボタン 55 画像表示欄 56 実行ボタン 57 結果表示欄

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FPGA(Field Program
    mable Gate Arrayの略語)にプログラ
    ムして、検証しようとする回路を得るための回路試作装
    置であって、PC(Personal Compute
    rの略語)内部にあるPCIバスやISAバス等の拡張
    バスに接続するためのインターフェース部と、設計した
    回路を実現するためのFPGAと、このFPGAをプロ
    グラムするためのFPGAプログラム部とを備えている
    ことを特徴とする回路試作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるFPGAプログラム部
    は、インターフェース部を通して、PCからの信号によ
    り、FPGAをプログラムするものであることを特徴と
    する回路試作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2において、回路試作部
    のインターフェース部を通し、PCにより、検証する回
    路に、書き込みアクセスで入力信号を与え、読み出しア
    クセスで出力信号を取り出すものであることを特徴とす
    る回路試作装置。
  4. 【請求項4】 PC(Personal Comput
    erの略語)を用い、FPGA(Field Prog
    rammable Gate Arrayの略語)にプ
    ログラムされた回路を検証する回路検証装置であって、
    PC内部にあるPCIバスやISAバス等の拡張バスに
    接続するためのインターフェース部と、設計した回路を
    実現するためのFPGAと、このFPGAをプログラム
    するためのFPGAプログラム部とを備えている回路試
    作部と、PCとを有し、回路試作部のインターフェース
    部を介して、PCからの信号により、FPGAをプログ
    ラムして検証する回路を試作し、且つ、PCからの入力
    信号により、該検証する回路に入力を行い、該検証する
    回路からの出力信号を得て検証を行うものであることを
    特徴とする回路検証装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、検証する回路への入
    力信号と、対応する出力信号とを関連つけて、該回路の
    動作結果を示す表示部を備えていることを特徴とする回
    路検証装置。
JP10289039A 1998-10-12 1998-10-12 回路試作装置および回路検証装置 Withdrawn JP2000122890A (ja)

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