JP2001043106A - テストベンチ作成方法および作成装置 - Google Patents

テストベンチ作成方法および作成装置

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JP2001043106A
JP2001043106A JP11216282A JP21628299A JP2001043106A JP 2001043106 A JP2001043106 A JP 2001043106A JP 11216282 A JP11216282 A JP 11216282A JP 21628299 A JP21628299 A JP 21628299A JP 2001043106 A JP2001043106 A JP 2001043106A
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JP
Japan
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bus
test bench
access sequence
instruction
bus access
Prior art date
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JP11216282A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Takemura
和祥 竹村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のバスアクセスシーケンスで複数のバス
に対応したテストベンチの作成を可能にすることで、テ
ストベンチ作成の効率化及び再利用性の向上を図るこ
と。 【解決手段】 テストベンチ変換手段6により、バスア
クセスシーケンスファイル1におけるバスに依存しない
バスアクセスシーケンスを実行する命令記述を、バス指
定ファイル2により指定されたバスに対応して、バスに
依存するバスプロトコル情報を記述したバスプロトコル
ライブラリ3のうちからバスプロトコルライブラリ選択
手段5により選択されたバスプロトコルライブラリに基
いて、指定されたバスに対応するテストベンチ7に変換
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
組み込まれた機能ブロックの論理検証を行うテストベン
チに関し、特に、複数の機能ブロックと複数のバスとの
インタフェースを検証するためのテストベンチを作成す
るテストベンチ作成方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数の機能ブロックがバスに接続される
半導体集積回路を論理検証する場合には、各機能ブロッ
クとバスとが正しく接続されていることを検証する必要
がある。そのために、バスインタフェースの検証用にハ
ードウェア記述言語によるテストベンチを作成し、この
テストベンチを用いて、各機能ブロックが正しくバスと
接続されているかを検証することが一般に行われてい
る。
【0003】テストベンチに含まれる情報としては、例
えば、機能ブロック中のレジスタ名にデータを書き込む
場合を想定すると、アドレス信号、データ信号、書き込
みイネーブル信号やバス制御信号などがある。テストベ
ンチの作成者は、かかる信号にどういった値をどういっ
たタイミングで与えるかを、使用するバスのプロトコル
(タイミング)に従って記述し、テストベンチを作成し
ていた。
【0004】また現在では、設計効率向上のためにすで
に完成した再利用性の高い機能ブロックを1つの構成部
品のようにして、システムに適した機能ブロックを組み
合わせてシステム設計を行うというスタイルが広がって
いる。このスタイルにおいては、複数のバスの中から適
切なバスを選択するために、様々なバスで各機能ブロッ
クを検証するテストベンチを、各種のバスプロトコルに
従った記述で作成する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような方法では、テストベンチの作成者は、テストベン
チを作成するにあたって先ず、バスのプロトコルを十分
に理解し習得しておく必要があるうえに、実際にテスト
ベンチを作成する際には、多くの信号に対してそれぞれ
のバスプロトコルを考慮して複雑なテストベンチを作成
する必要がある。これにより、テストベンチの作成は非
常に煩雑な作業となり、それに多大な時間が費やされる
ことになる。
【0006】また、接続されるバスが変われば、新しい
バスプロトコルに従った記述で、テストベンチを新規に
作成するか、以前に作成したテストベンチを修正する必
要があり、やはり多大な労苦および時間を要する。さら
に、システムに適した機能ブロックを組み合わせてシス
テム設計の効率化を目指したとしても、各種のバスプロ
トコルに従って、バスごとにテストベンチを逐一作成し
たり修正していたのでは、効率的なテストベンチ作成を
行うことは困難であり、結果として設計期間が長期化す
ることになる。
【0007】よって、本発明の目的は、同一のバスアク
セスシーケンスで複数のバスに対応したテストベンチの
作成を可能にすることで、テストベンチ作成の効率化及
び再利用性の向上を図ったテストベンチ作成方法および
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のテストベンチ作成方法は、半導体集積回
路に組み込まれた複数の機能ブロックと複数のバスとの
インタフェースを検証するためのテストベンチを作成す
るテストベンチ作成方法において、前記複数の機能ブロ
ックの各々に対してバスアクセスのシーケンスを実行す
る命令を規定するステップ(a)と、前記複数のバスの
各々に対するバス指定情報によりバスを指定するステッ
プ(b)と、前記複数のバスの各々に対してバスプロト
コル情報を記述した複数のバスプロトコルライブラリの
うちから、前記ステップ(b)で指定したバスのバスプ
ロトコルライブラリを選択するステップ(c)と、
(d)前記ステップ(a)で規定したバスアクセスのシ
ーケンスを実行する命令記述を、前記ステップ(c)で
選択したバスプロトコルライブラリに基いて、前記指定
したバスに対応するテストベンチ記述に変換するステッ
プ(d)とを含むことを特徴とする。
【0009】この方法によれば、バスに依存したバスプ
ロトコル情報だけをデータベース化したバスプロトコル
ライブラリに基いて、バスに依存しない一つのバスアク
セスシーケンスを実行する命令を記述するだけで、複数
のバスプロトコル情報を反映し複数のバスに対応したテ
ストベンチを作成することができる。したがって、テス
トベンチ作成の効率化及び再利用性の向上を図ったテス
トベンチ作成方法を提供することが可能になる。
【0010】前記本発明のテストベンチ作成方法におい
て、前記ステップ(c)で選択したバスプロトコルライ
ブラリに基いて、バスアクセスのシーケンスにおける期
待値比較を行なうテストベクタを作成するステップをさ
らに含むことが好ましい。
【0011】これにより、テストベンチ作成者が単に、
バスアクセスシーケンスの書き込み/読み出し命令を記
述するだけで、あるアドレスに書き込んだデータを期待
値として、同一アドレスから読み出したデータと比較す
る期待値比較を読み出し命令に行わせることができ、作
業効率を向上させることが可能になる。
【0012】また、前記本発明のテストベンチ作成方法
において、前記ステップ(a)は、前記バスアクセスの
シーケンスを実行する命令をレジスタ名で規定するステ
ップを含み、前記テストベンチ作成方法は、前記命令の
レジスタ名をアドレス信号値に変換するステップをさら
に含むことが好ましい。
【0013】これにより、テストベンチ作成者は、バス
アクセスシーケンスを実行する命令を、実際のアドレス
信号値ではなく論理的なアドレス信号値としてレジスタ
名で記述することができ、やはり作業効率を向上させる
ことが可能になる。
【0014】さらに、本発明の前記テストベンチ作成方
法は、前記レジスタ名で規定された命令がバスアクセス
に関与しない場合、該命令記述を前記レジスタ名に対応
するレジスタに直接アクセスする記述に変換するステッ
プをさらに含むことが好ましい。
【0015】これにより、アドレスを持たないレジス
タ、すなわちバスアクセス不可能なレジスタに対して
も、データの読み出し/書き込みを行うテストベンチを
作成することが可能になる。
【0016】前記の目的を達成するために、本発明のテ
ストベンチ作成装置は、半導体集積回路に組み込まれた
複数の機能ブロックと複数のバスとのインタフェースを
検証するためのテストベンチを作成するテストベンチ作
成装置において、バスアクセスのシーケンスを実行する
命令を記述したバスアクセスシーケンスファイルと、前
記複数のバスの各々を指定するバス指定情報を記述した
バス指定ファイルと、前記複数のバスの各々に対してバ
スプロトコル情報を記述した複数のバスプロトコルライ
ブラリと、前記複数のバスプロトコルライブラリのうち
から、前記バス指定ファイルのバス指定情報により指定
されたバスに対応するバスプロトコルライブラリを選択
するバスプロトコルバスプロトコルライブラリ選択手段
と、前記バスアクセスシーケンスファイルにおけるバス
アクセスのシーケンスを実行する命令記述を、前記バス
プロトコルバスプロトコルライブラリ選択手段により選
択されたバスプロトコルライブラリに基いて、前記指定
されたバスに対応するテストベンチ記述に変換するテス
トベンチ変換手段とを備えることを特徴とする。
【0017】この構成によれば、バスに依存したバスプ
ロトコル情報だけをデータベース化したバスプロトコル
ライブラリに基いて、バスに依存しない一つのバスアク
セスシーケンスを実行する命令を記述するだけで、複数
のバスプロトコル情報を反映し複数のバスに対応したテ
ストベンチを作成することができる。したがって、テス
トベンチ作成の効率化及び再利用性の向上を図ったテス
トベンチ作成装置を提供することが可能になる。
【0018】本発明の前記テストベンチ作成装置におい
て、前記バスプロトコルライブラリは、前記バスアクセ
スのシーケンスにおける期待値比較を行なうテストベク
タを備えることが好ましい。
【0019】これにより、テストベンチ作成者が単に、
バスアクセスシーケンスの書き込み/読み出し命令を記
述するだけで、あるアドレスに書き込んだデータを期待
値として、同一アドレスから読み出したデータと比較す
る期待値比較を読み出し命令に行わせることができ、作
業効率を向上させることが可能になる。
【0020】また、本発明の前記テストベンチ作成装置
では、前記バスアクセスシーケンスファイルにおいて前
記バスアクセスのシーケンスを実行する命令を記述する
際に該命令はレジスタ名で規定され、前記テストベンチ
作成装置はさらに、レジスタ名とアドレス信号値との対
応関係を示した参照手段と、該参照手段を用いて前記命
令のレジスタ名をアドレス信号値に変換するレジスタ−
アドレス変換手段を備えることが好ましい。
【0021】これにより、テストベンチ作成者は、バス
アクセスシーケンスを実行する命令を、実際のアドレス
信号値ではなく論理的なアドレス信号値としてレジスタ
名で記述することができ、やはり作業効率を向上させる
ことが可能になる。
【0022】さらに、本発明の前記テストベンチ作成装
置は、前記レジスタ名で規定された命令がバスアクセス
に関与しない場合、該命令記述を前記レジスタ名に対応
するレジスタに直接アクセスする記述に変換するバスア
クセスシーケンス変換手段を備えることが好ましい。
【0023】これにより、アドレスを持たないレジス
タ、すなわちバスアクセス不可能なレジスタに対して
も、データの読み出し/書き込みを行うテストベンチを
作成することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1から図9を用いて説明する。なお、本発明は下記実
施形態に何等限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲においては種々なる態様で実施し得る。
【0025】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態におけるテストベンチ作成装置の一例を示し
た基本ブロック図である。本装置は、アドレス信号値、
データ信号値、制御信号値で規定されるバスアクセスシ
ーケンスを記述したバスアクセスシーケンスファイル1
と、バスの種類やバスサイクルを指定したバス指定ファ
イル2と、バスごとのプロトコル情報を記述したバスプ
ロトコルライブラリ3と、バスアクセスシーケンスファ
イル1とバス指定ファイル2からバスプロトコルライブ
ラリ3を用いてテストベンチ7を作成するテストベンチ
作成手段4とから構成される。テストベンチ作成手段4
には、バス指定ファイル2で指定されたバスのバスプロ
トコルライブラリを選択するバスプロトコルライブラリ
選択手段5と、バスアクセスシーケンスファイル1のバ
スアクセスシーケンスを実行する命令記述を、バスプロ
トコルライブラリ選択手段5により選択されたバスプロ
トコルライブラリに基いて、指定されたバスに対応する
テストベンチ記述に変換するテストベンチ変換手段6と
が含まれる。
【0026】図2は、図1の基本ブロック図に対応し
た、期待値比較を行うテストベンチの作成例を示した詳
細ブロック図である。図2において、バスプロトコルラ
イブラリ3中の1つのバス、例えばBusAに対するBusAプ
ロトコルライブラリ3Aは、バスアクセスシーケンスフ
ァイル1のバスアクセス命令とバスプロトコル関数の対
応関係を示したバスアクセス命令変換テーブル3A−1
と、バスプロトコル関数3A−2と、バスのプロトコル
に関係するパラメータを記述したバスプロトコルパラメ
ータ3A−3から構成される。他のバスプロトコルライ
ブラリ3Bおよび3Cについても同様の構成をとる。図
3は、図2のテストベンチ作成装置におけるテストベン
チ作成手順を示したフローチャートである。つぎに、図
2のように構成された第1の実施形態におけるテストベ
ンチ作成方法について、図3のフローチャートを用いて
説明する。ここで、バスBusAに対するアドレスAddr1の
レジスタにデータData1を書き込み、同一アドレスAddr1
のデータを読み出し、読み出したデータに対して前記書
き込み命令で書き込んだデータData1と期待値比較を行
うテストベンチを作成する動作を例として説明する。
【0027】アドレス信号値Addr1のレジスタにデータD
ata1を書き込む命令Write (Addr1,Data1)およびアドレ
ス信号値Addr1のレジスタ値を読み込み、期待値Data1と
比較することを意味する読み込み命令Read (Addr1,Data
1)を記述したバスアクセスシーケンスファイル1と、バ
スの種類 (BUSTYPE)及びバスサイクル (BUSCYCLE)を記
述したバス指定ファイル2を入力する。次に、バスプロ
トコルライブラリ3のうちから、BUSTYPEによって指定
したバスBusAに対応するBusAプロトコルライブラリ3A
を選択する(S301)。次に、バスアクセスシーケン
スファイル1の1行目の書き込み命令Write(Addr1,Data
1)をBusAプロトコルライブラリ3Aのバスアクセス命令
変換テーブル3A−1を用いて、対応するバスプロトコ
ル関数3A−2のBusA#Write(Addr,Data)に変換する
(S303)。次に、バスアクセス命令の引数Addr1,Da
ta1をバスプロトコル関数3A−2のパラメータとして
渡して、BusA#Write (Addr1,Data1)とする(S30
4)。次に、バスプロトコル関数3A−2にバスプロト
コルパラメータ3A−3を挿入する(S305)。同様
にして、読み込み命令Read(Addr1,Data1)もBusA#Read(A
ddr1,Data1)に変換する。
【0028】図4は、読み出し命令におけるバスプロト
コルパラメータ3A−3の挿入前(a)と挿入後(b)
のテストベンチのタイミングチャートを示している。バ
スプロトコルパラメータ3A−3を挿入することによっ
て、指定したバスのプロトコルを正確に反映したテスト
ベンチが作成される。
【0029】上記のステップS303からS305の作
業をバスアクセスシーケンスファイル1の最終行まで行
いテストベンチ7を作成する(S306,S307)。
ただし、読み出し命令Read(Addr1, Data1)の期待値比較
は、バスプロトコル関数3A−2で、書き込み値と読み
出し値の比較を行ってその結果を表示するステートメン
トを記述することによって実現している。この期待値比
較は、本実施形態のように書き込み命令Write(Addr1,Da
ta1)によってAddr1のレジスタにデータData1を書き込
み、次に読み出し命令Read(Addr1,Data1)によって、同
一アドレスAddr1のレジスタについて書き込命令によっ
て書き込んだデータData1を期待値として読み出したデ
ータと比較することにより、Addr1のレジスタの書き込
みが正しく行えたかどうかの検証を可能にする。
【0030】以上のように本実施形態によれば、バスア
クセスシーケンスとバスプロトコル情報を分離し、バス
プロトコル情報をバスごとにライブラリ化(データベー
ス化)することにより、一つのバスアクセスシーケンス
ファイルから、さまざまなバスに対応するテストベンチ
を容易に作成することができる。
【0031】なお、本実施形態においては、バス指定情
報をバス指定ファイルに記述しているが、バスアクセス
シーケンスファイル1に記述しても同様の効果を得るこ
とができる。
【0032】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態におけるテストベンチ作成装置の一例を示し
た基本ブロック図である。図5の構成において図1と異
なるのは、レジスタ名とアドレス信号値の対応関係を示
したメモリマップ508(参照手段)と、バスアクセス
シーケンスファイル501におけるアドレス信号値の論
理名(レジスタ名)を、メモリマップ508を用いて、
実際のアドレス信号値に変換するレジスタ−アドレス変
換手段509と、レジスタ−アドレス変換手段509に
より変換されたバスアクセスシーケンス中間ファイル5
10が加わっている点にある。
【0033】図6は、図5のレジスタ−アドレス変換に
関わる部分の一例を示したブロック図である。
【0034】図7は、図5のレジスタ−アドレス変換手
段509による処理手順を示したフローチャートであ
る。つぎに、図5のように構成された第2の実施形態に
おけるレジスタ−アドレス変換処理に関わる部分につい
て、図6のブロック図および図7のフローチャートを用
いて説明する。まず、レジスタ名Reg1の値を読み出し期
待値Data1と比較する読み出し命令Read(Reg1,Data1)、
及びレジスタ名Reg2にデータData2を書き込む命令Write
(Reg2,Data2)を用いて記述したバスアクセスシーケン
スファイル501と、バスの種類 (BUSTYPE)およびバス
サイクル (BUSCYCLE)を記述したバス指定ファイル50
2と、レジスタ名とアドレス信号値の対応関係を記述し
たメモリマップ508を入力する。次に、バスアクセス
シーケンスファイル501のバスアクセス命令のレジス
タ名をメモリマップ508から探索する(S701)。
【0035】次に、レジスタ名がメモリマップ508に
存在しているか否かを判断し(S702)、レジスタ名
が存在する場合、バスアクセスシーケンスファイル50
1のレジスタ名をメモリマップ508の対応するアドレ
ス信号値で置換したバスアクセスシーケンス中間ファイ
ル510を作成してレジスタ−アドレス変換処理を終了
する(S703)。
【0036】上記ステップS702において、レジスタ
名がメモリマップ508に存在しない場合は、エラーメ
ッセージを出力して終了する(S704)。
【0037】バスアクセスシーケンス中間ファイル51
0は、第1の実施形態におけるバスアクセスシーケンス
ファイル1に相当し、以下第1の実施形態と同様のステ
ップを実行して、テストベンチ507を作成する。以上
のように本実施形態によれば、レジスタ名とアドレス信
号値の対応関係を示したメモリマップ(参照手段)を用
いることによって、バスアクセスシーケンスファイルに
実際のアドレス信号値ではなく論理的な名前であるレジ
スタ名を記述することができる。これにより、テストベ
ンチ作成者の作業効率が向上する。
【0038】(第3の実施形態)図8は、本発明の第3
の実施形態におけるテストベンチ作成装置において、第
1および第2の実施形態におけるアドレスを持たないレ
ジスタ(バスアクセス不可能なレジスタ)に対してもレ
ジスタの読み出し/書き込みが可能なテストベンチを作
成するためのバスアクセスシーケンス変換に関わる部分
の一例を示したブロック図である。図8の構成において
図6と異なるのは、バスアクセスシーケンス変換手段8
12を備える点にある。このバスアクセスシーケンス変
換手段812によって、メモリマップ808に存在しな
いレジスタ名(アドレスを持たないのでバスアクセス不
可能なレジスタ)がバスアクセスシーケンスファイル8
01にある場合に、バスアクセス命令がレジスタに直接
値を代入する代入文に変換される。
【0039】図9は、バスアクセスシーケンス変換手段
812による処理手順を示したフローチャートである。
【0040】つぎに、図8のように構成された第3の実
施形態におけるアドレスを持たないレジスタに対応した
テストベンチを作成するためのバスアクセスシーケンス
変換処理について、図9のフローチャートを用いて説明
する。
【0041】まず、バスアクセスシーケンスを記述した
バスアクセスシーケンスファイル801を入力する。次
に、バスアクセスシーケンスファイル801の1行目に
おけるバスアクセス命令の第1引数(レジスタ名)をメ
モリマップ808の第2エントリ(レジスタ名)と比較
する(S901、S902、S903)。
【0042】バスアクセスシーケンスファイル801の
1行目における書き込み命令Write(Reg1, Data1)の第1
引数はReg1であり、レジスタ名Reg1がメモリマップ80
8の第2エントリに存在するので、第2の実施形態と同
様に、対応するレジスタ名をアドレス信号値で置換する
(S904)。次に、バスアクセスシーケンスファイル
801の最終行に達したか否かを判断し(S906)、
まだ1行目であるので2行目に進んで(S907)、上
記ステップS902〜S906を繰り返す。
【0043】バスアクセスシーケンスファイル801の
3行目に進むと、3行目における書き込み命令Write(Re
gA, DataA)の第1引数はRegAであり、レジスタ名RegAは
メモリマップ808の第2エントリに存在しないので、
アドレスを持たないレジスタ、すなわちバスアクセス不
可能レジスタであると判断し、バスアクセス命令である
書き込み命令Write(RegA, DataA)を、バスアクセス命令
の第2引数(データ信号値)DataAをレジスタRegAに直接
代入する代入文RegA〈=DataAに変換する(S90
5)。
【0044】このようにして、上記ステップS902〜
S905の作業をバスアクセスシーケンスファイル80
1の最終行まで行い、バスアクセスシーケンス中間ファ
イル810を作成して終了する(S906、S90
7)。
【0045】バスアクセスシーケンス中間ファイル81
0は、第1の実施形態のバスアクセスシーケンスファイ
ル1に相当し、バスアクセスシーケンス変換処理以降で
は第1の実施形態と同様のステップを実行して、テスト
ベンチ7を作成する。なお、第3の実施形態では、レジ
スタ代入の記述はバスサイクルに同期したものとした
が、バスアクセス命令において遅延値をパラメータとし
て与えることによって任意のタイミングで代入すること
も可能である。
【0046】以上のように本実施形態によれば、アドレ
スを持たないレジスタ、つまりバスアクセス不可能なレ
ジスタに対してもデータ信号値の読み出し/書き込みを
行うテストベンチを作成することが可能になる。
【0047】なお、特許請求の範囲第5項に記載の「バ
スプロトコルライブラリ選択手段」は、図3に記載のス
テップS301「バスプロトコルライブラリ選択」に相
当し、同項に記載の「テストベンチ変換手段」は、同図
に記載のステップS302「Line← 1」、ステップS3
03「バスアクセスシーケンスファイルLine番目のバス
アクセス命令をバスアクセス命令変換テーブルを用いて
バスプロトコル関数に変換」、ステップS304「バス
アクセス命令の引数をバスプロトコル関数に渡す」、ス
テップS305「バスプロトコル関数にバスプロトコル
パラメータを挿入」、ステップS306「最後のバスア
クセス命令か?」、およびステップS307「Line← L
ine+1」に相当する。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明は、テストベンチ
をバスアクセス命令のシーケンス部分とバスプロトコル
に依存する部分とに分離することによって、レジスタへ
の書き込みや読み出しといった検証を行なうテストベン
チを容易に作成することができる。さらに、バスプロト
コルに依存する部分をバスプロトコルごとにライブラリ
化(データベース化)することによって、同一のバスア
クセスシーケンスを用いて、さまざまなバスプロトコル
に対応したテストベンチを作成でき、テストベクタの再
利用性を高めることができるため、検証期間の短縮にも
大きな効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態におけるテストベン
チ作成装置の一例を示した基本ブロック図
【図2】 図1の基本ブロック図に対応した、期待値比
較を行うテストベンチの作成例を示した詳細ブロック図
【図3】 図2のテストベンチ作成装置におけるテスト
ベンチ作成手順を示したフローチャート
【図4】 読み出し命令におけるバスプロトコルパラメ
ータ3A−3の挿入前(a)と挿入後(b)のテストベ
ンチのタイミングチャート
【図5】 本発明の第2の実施形態におけるテストベン
チ作成装置の一例を示した基本ブロック図
【図6】 図5のレジスタ−アドレス変換に関わる部分
の一例を示したブロック図
【図7】 図5のレジスタ−アドレス変換手段509に
よる処理手順を示したフローチャート
【図8】 本発明の第3の実施形態におけるテストベン
チ作成装置においてバスアクセスシーケンス変換に関わ
る部分の一例を示したブロック図
【図9】 バスアクセスシーケンス変換手段812によ
る処理手順を示したフローチャート
【符号の説明】
1、501、801 バスアクセスシーケンスファイル 2、502、802 バス指定ファイル 3、503 バスプロトコルライブラリ 3A BusAプロトコルライブラリ 3A−1 バスアクセス命令変換テーブル 3A−2 バスプロトコル関数 3A−3 バスプロトコルパラメータ 4、504 テストベンチ作成手段 5 バスプロトコルライブラリ選択手段 6 テストベンチ変換手段 7 テストベンチ 508、808 メモリマップ(参照手段) 509 レジスタ−アドレス変換手段 510、810 バスアクセスシーケンス中間ファイル 812 バスアクセスシーケンス変換手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路に組み込まれた複数の機
    能ブロックと複数のバスとのインタフェースを検証する
    ためのテストベンチを作成するテストベンチ作成方法に
    おいて、 (a)前記複数の機能ブロックの各々に対してバスアク
    セスのシーケンスを実行する命令を規定するステップ
    と、 (b)前記複数のバスの各々に対するバス指定情報によ
    りバスを指定するステップと、 (c)前記複数のバスの各々に対してバスプロトコル情
    報を記述した複数のバスプロトコルライブラリのうちか
    ら、前記ステップ(b)で指定したバスのバスプロトコ
    ルライブラリを選択するステップと、 (d)前記ステップ(a)で規定したバスアクセスのシ
    ーケンスを実行する命令記述を、前記ステップ(c)で
    選択したバスプロトコルライブラリに基いて、前記指定
    したバスに対応するテストベンチ記述に変換するステッ
    プとを含むことを特徴とするテストベンチ作成方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(c)で選択したバスプロ
    トコルライブラリに基いて、前記バスアクセスのシーケ
    ンスにおける期待値比較を行なうテストベクタを作成す
    るステップをさらに含む請求項1に記載のテストベンチ
    作成方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(a)は、前記バスアクセ
    スのシーケンスを実行する命令をレジスタ名で規定する
    ステップを含み、前記テストベンチ作成方法は、前記命
    令のレジスタ名をアドレス信号値に変換するステップを
    さらに含む請求項1に記載のテストベンチ作成方法。
  4. 【請求項4】 前記レジスタ名で規定された命令がバス
    アクセスに関与しない場合、該命令記述を前記レジスタ
    名に対応するレジスタに直接アクセスする記述に変換す
    るステップをさらに含む請求項3に記載のテストベンチ
    作成方法。
  5. 【請求項5】 半導体集積回路に組み込まれた複数の機
    能ブロックと複数のバスとのインタフェースを検証する
    ためのテストベンチを作成するテストベンチ作成装置に
    おいて、 バスアクセスのシーケンスを実行する命令を記述したバ
    スアクセスシーケンスファイルと、 前記複数のバスの各々を指定するバス指定情報を記述し
    たバス指定ファイルと、 前記複数のバスの各々に対してバスプロトコル情報を記
    述した複数のバスプロトコルライブラリと、 前記複数のバスプロトコルライブラリのうちから、前記
    バス指定ファイルのバス指定情報により指定されたバス
    に対応するバスプロトコルライブラリを選択するバスプ
    ロトコルライブラリ選択手段と、 前記バスアクセスシーケンスファイルにおけるバスアク
    セスのシーケンスを実行する命令記述を、前記バスプロ
    トコルライブラリ選択手段により選択されたバスプロト
    コルライブラリに基いて、前記指定されたバスに対応す
    るテストベンチ記述に変換するテストベンチ変換手段と
    を備えることを特徴とするテストベンチ作成装置。
  6. 【請求項6】 前記バスプロトコルライブラリは、前記
    バスアクセスのシーケンスにおける期待値比較を行なう
    テストベクタを備えた請求項5に記載のテストベンチ作
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記バスアクセスシーケンスファイルに
    おいて前記バスアクセスのシーケンスを実行する命令を
    記述する際に該命令はレジスタ名で規定され、前記テス
    トベンチ作成装置はさらに、レジスタ名とアドレス信号
    値との対応関係を示した参照手段と、該参照手段を用い
    て前記命令のレジスタ名をアドレス信号値に変換するレ
    ジスタ−アドレス変換手段とを備えた請求項5に記載の
    テストベンチ作成装置。
  8. 【請求項8】 前記レジスタ名で規定された命令がバス
    アクセスに関与しない場合、該命令記述を前記レジスタ
    名に対応するレジスタに直接アクセスする記述に変換す
    るバスアクセスシーケンス変換手段をさらに備えた請求
    項7に記載のテストベンチ作成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150041541A (ko) * 2013-10-08 2015-04-16 삼성전자주식회사 프로세서의 디코더 검증을 위한 테스트 벤치 생성 방법 및 이를 위한 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150041541A (ko) * 2013-10-08 2015-04-16 삼성전자주식회사 프로세서의 디코더 검증을 위한 테스트 벤치 생성 방법 및 이를 위한 장치
KR102122455B1 (ko) 2013-10-08 2020-06-12 삼성전자주식회사 프로세서의 디코더 검증을 위한 테스트 벤치 생성 방법 및 이를 위한 장치

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