JP2600572B2 - 順序回路を含む論理検証対象回路の論理検証容易化回路への変換方法とその装置 - Google Patents

順序回路を含む論理検証対象回路の論理検証容易化回路への変換方法とその装置

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JP2600572B2
JP2600572B2 JP5128475A JP12847593A JP2600572B2 JP 2600572 B2 JP2600572 B2 JP 2600572B2 JP 5128475 A JP5128475 A JP 5128475A JP 12847593 A JP12847593 A JP 12847593A JP 2600572 B2 JP2600572 B2 JP 2600572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は順序回路を含む論理検証
対象回路の論理検証容易化回路への変換方法とその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】論理シミュレータによって論理を検証し
ようとする対象回路がレジスタやメモリを含む順序回路
である場合、そのまま検証すると、膨大なテストパター
ンが必要であったり、回路を熟知した設計者でなければ
十分に機能をチェックするテストパターンを作成できな
かったりすることが多い。
【0003】そこで、論理検証対象回路中のレジスタや
メモリの出力を切り口として外部端子に出し、外部端子
からレジスタやメモリの出力を取り出せるようにすると
共に、逆に外部端子からレジスタやメモリの値を入力で
きるようにして、対象回路を論理検証し易いように変換
することが行われている。変換後の回路は、レジスタや
メモリを含むが、その出力は回路の外部出力となるので
直接に観測することができ、また、レジスタやメモリの
値を入力していた部分は回路の外部入力から入力される
ので、レジスタやメモリの値に関係なく、その入力に任
意の値を設定できる。このため、テストパターンを発生
させることが容易になり、且つ少ないテストパターンで
機能のチェックが行えるようになる。
【0004】従来、このような順序回路を含む論理検証
対象回路の論理検証容易化回路への変換は、例えば特願
昭3−163225号に見られるように、以下のように
して行われていた。
【0005】論理検証対象回路内のレジスタやメモリ
を、その論理を変更することなく、後にレジスタやメモ
リの出力を切り口として切断しやすいようにプリミティ
ブレベルに階層展開する。
【0006】次に、この階層展開されたレジスタやメモ
リの出力を切り口としてレジスタやメモリを入力側と出
力側とに切断して切り口に各々ピンを付け、新しく発生
させた外部出力端子に上記切断したレジスタまたはメモ
リの入力側に付けたピンを接続し、更に外部入力端子も
新しく発生させて切断したレジスタまたはメモリの出力
側に付けたピンに接続する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は上述したように
して論理検証対象回路から論理検証容易化回路を得るよ
うにしていたが、プリミティブレベルへの階層展開,そ
の切断,新規ピンの発生といった処理を、論理検証対象
回路中にレジスタやメモリが現れる毎に繰り返し実行し
なければならないため、回路変換の効率が悪く、処理時
間が長くなるという問題点があった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、順序回路を含む論理検証対象
回路の論理検証容易化回路への変換を、効率良く、短い
時間で行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、順序回路を含む論理検証対象回路を、論
理シミュレーションによる論理検証が容易な論理検証容
易化回路へ変換する方法において、 論理検証対象回路を
構成するコンポーネントの機能記述およびピン記述を含
み、コンポーネントの種類毎に用意されたライブラリの
うち、レジスタまたはメモリを含むコンポーネント対応
のライブラリ全てを、同等な論理をレジスタまたはメモ
リの出力を切り口として切断された回路で実現した切断
コンポーネントの機能記述および元のピンに対応するピ
ン並びに前記切断によって新たに設けた外部端子接続用
ピンの記述を含む切断ライブラリに変換し、 論理検証対
象回路を構成するコンポーネントおよびコンポーネント
間の論理接続情報を記述した論理接続記述を入力し、該
論理接続記述中に現れる、レジスタまたはメモリを含む
コンポーネントの全てを、該コンポーネントに対応する
切断ライブラリの切断コンポーネントで置換し、その
際、該置換後の切断コンポーネントのピンのうち前記外
部端子接続用ピンに接続する仮想的な外部端子の情報を
追加して、論理検証容易化回路の論理接続記述を作成す
ることを特徴とする。 また本発明は、順序回路を含む論
理検証対象回路を、論理シミュレーションによる論理検
証が容易な論理検証容易化回路へ変換する装置におい
て、論理検証対象回路を構成するコンポーネントの機能
記述およびピン記述を含み、コンポーネントの種類毎に
用意されたライブラリと、該ライブラリのうち、レジス
タまたはメモリを含むコンポーネント対応のライブラリ
全てを、同等な論理をレジスタまたはメモリの出力を切
り口として切断された回路で実現した切断コンポーネン
トの機能記述および元のピンに対応するピン並びに前記
切断によって新たに設けた外部端子接続用ピンの記述を
含む切断ライブラリに変換するライブラリ切断手段と、
論理検証対象回路を構成するコンポーネントおよびコン
ポーネント間の論理接続情報を記述した論理接続記述を
入力し、該論理接続記述中に現れる、レジスタまたはメ
モリを含むコンポーネントの全てを、該コンポーネント
に対応する切断ライブラリの切断コンポーネントで置換
し、その際、該置換後の切断コンポーネントのピンのう
ち前記外部端子接続用ピンに接続する仮想的な外部端子
の情報を追加して、論理検証容易化回路の論理接続記述
を作成する順序回路変換手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】順序回路を含む論理検証対象回路を論理検証容
易化回路へ変換する場合、先ず、ライブラリ切断手段
が、論理検証対象回路を構成するコンポーネントの機能
記述およびピンの記述を含み、コンポーネントの種類毎
に用意されたライブラリのうち、レジスタまたはメモリ
を含むコンポーネント対応のライブラリ全てを、同等な
論理をレジスタまたはメモリの出力を切り口として切断
された回路で実現した切断コンポーネントの機能記述お
よび元のピンに対応するピン並びに前記切断によって新
たに設けた外部端子接続用ピンの記述を含む切断ライブ
ラリに変換し、次いで、順序回路変換手段が、論理検証
対象回路を構成するコンポーネントおよびコンポーネン
ト間の論理接続情報を記述した論理接続記述を入力し、
この論理接続記述中に現れる、レジスタまたはメモリを
含むコンポーネントの全てを、そのコンポーネントに対
応する切断ライブラリの切断コンポーネントで置換し、
且つ、置換後の切断コンポーネントのピンのうち外部端
子接続用ピンに接続する仮想的な外部端子の情報を追加
して、論理検証容易化回路の論理接続記述を作成する。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0012】図1を参照すると、本発明の一実施例の、
順序回路を含む論理検証対象回路の論理検証容易化回路
への変換装置は、ライブラリ1−1〜1−nを入力して
切断ライブラリ3−1〜3−mを出力するライブラリ切
断手段2と、論理検証対象回路の論理接続記述5および
切断ライブラリ3−1〜3−mを入力して論理検証容易
化回路の論理接続記述6を出力する順序回路変換手段4
とで構成されている。
【0013】論理接続記述5は、論理検証対象回路がど
のようなコンポーネントを含み、各コンポーネント間が
どのように論理的に接続されているかを表す記述であ
る。
【0014】図2の(A)は、論理接続記述5の一部の
記述をブロック図化した回路図であり、CP1,CP
2,CP3はそれぞれコンポーネントで、特にコンポー
ネントCP1はレジスタを含む順序回路で構成されてい
る。また、A,B,LE,Z,YはコンポーネントCP
1のピンであり、ピンZはコンポーネントCP2のピン
と接続され、ピンYはコンポーネントCP3のピンと接
続されている。また、ピンA,Bは図示しない他のコン
ポーネント或いは外部入力端子に接続され、ピンLEは
クロック信号線に接続されている。
【0015】次に、図1のライブラリ1−1〜1−n
は、論理接続記述5中に含まれるコンポーネントの種類
毎に設けられているライブラリであり、各ライブラリに
は、そのコンポーネントの機能記述およびピン記述が含
まれている。
【0016】図3(A)は、図2(A)に示したコンポ
ーネントCP1に対応するライブラリ(例えばライブラ
リ1−1とする)に記述された情報の例を示し、31は
コンポーネントのピン記述、32はコンポーネントの機
能記述である。また、図4(A)は、図3(A)の記述
をブロック図化した回路図である。このように、ライブ
ラリ1−1には、信号名A,Bの入力ピンと、信号名
Z,Yの出力ピンとがあり、信号(A)と信号(B)と
の論理積Cを求め、クロックLEの状態に応じてレジス
タREGが論理積Cを保持すると共に信号名Zの出力ピ
ンに出力し、また、信号名Yの出力ピンには信号名Zの
信号の否定値が出力されるというコンポーネントCP1
に関する記述が格納されている。
【0017】次に、図1のライブラリ切断手段2は、ラ
イブラリ1−1〜1−nのうち、レジスタまたはメモリ
を含むコンポーネントに対応するライブラリ全てについ
て、同等な論理をレジスタまたはメモリの出力を切り口
として切断された回路で実現した切断コンポーネントの
機能記述および元のピンに対応するピン並びに切断によ
って新たに設けた外部端子接続用ピンの記述を含む切断
ライブラリ3−1〜3−mに変換する手段である。
【0018】図5にライブラリ切断手段2の処理の流れ
を示す。同図に示すように、ライブラリ切断手段2は、
ライブラリ1−1〜1−nを1つずつ注目し(S1)、
現注目中のライブラリの記述中にレジスタまたはメモリ
の記述があれば(S2でYES)、S3〜S5の処理を
実行して当該ライブラリに対応する切断ライブラリを生
成出力する。
【0019】現注目中のライブラリがレジスタまたはメ
モリの記述を含む場合、処理S3において、元のコンポ
ーネントの機能記述を、同等な論理をレジスタまたはメ
モリの出力を切り口として切断された回路で実現した切
断コンポーネントの機能記述に変換する。例えば、図3
(A)に示すコンポーネントCP1のライブラリ1−1
の場合、レジスタREGの出力を切り口として切断する
ために、信号名ZをレジスタREGから切り離して入力
用とし、その代わりに新たな代替信号名(_0000
_)を生成し、これをレジスタREGの出力とするため
に、図3(A)の機能記述32における、 REG Z = IF LE THEN C ELSE NOC; という記述を、図3(B)の機能記述32’における、 REG _0000_ = IF LE THEN C ELSE NOC; という記述に変換する。また、元の信号名Zの代わりに
新たな代替信号名(_0001_)を設け、変換前後で
論理が変わらないようにするために、 TER _0001_ = Z; という記述を図3(B)に示すように機能記述32’に
追加する。
【0020】次の処理S4においては、処理S3の機能
記述の変換によって生じた新たな代替信号名の入出力,
変更の生じた入出力に応じて、ピン記述の変換を行う。
例えば、図3(A)および(B)の機能記述の変換の場
合、元の出力Zが入力に変更されたので、図3(B)に
示すように、INPUT A,B;の記述とは別に、 INPUT Z; という記述をピン記述31’に追加し、また、代替信号
名(_0000_),(_0001_)の出力が新設さ
れ、出力がYを含め3つになったので、図3(B)に示
すように、元の、OUTPUT Z,Y;の記述を、 OUTPUT Y,_0000_,_0001_ ; という記述に変更する。
【0021】そして、以上の処理により生成した図3
(B)の情報を、コンポーネントCP1に対応する切断
コンポーネントCP1’を含む切断ライブラリ(例え
ば、切断ライブラリ3−1とする)として出力する(S
5)。そして、全てのライブラリ1−1〜1−nについ
ての処理を終えると(S6でYES)、ライブラリの切
断処理を終了する。なお、図4(B)に、図3(B)の
記述をブロック図化した回路図を示す。
【0022】さて、ライブラリ切断手段2によって切断
ライブラリ3−1〜3−mが作成されると、順序回路変
換手段4による処理が可能となる。
【0023】順序回路変換手段4は、論理検証対象回路
の論理接続記述5を入力し、この論理接続記述5中に現
れる、レジスタまたはメモリを含むコンポーネントの全
てを、そのコンポーネントに対応する切断ライブラリ3
−1乃至3−mの切断コンポーネントで置換する。ま
た、置換後のコンポーネントのピンのうち、切断によっ
て新設された外部端子接続用ピンに対して接続する外部
端子の情報を追加する。
【0024】図6は順序回路変換手段4の処理例を示す
フローチャートである。同図に示すように、順序回路変
換手段4は、論理検証対象回路の論理接続記述5を入力
し(S10)、その中のコンポーネント1つずつに注目
して(S11)、現注目中のコンポーネントが代替信号
名を含むコンポーネント、すなわちレジスタまたはメモ
リを含むコンポーネントであった場合(S12でYE
S)、S13〜S18の処理を実行する。そして、全コ
ンポーネントについての処理を終えると(S19でYE
S)、作成した論理検証容易化回路の論理接続記述6を
出力する(S20)。
【0025】現注目中のコンポーネントがレジスタまた
はメモリを含むコンポーネントであった場合、そのコン
ポーネントに対応する切断ライブラリを切断ライブラリ
3−1〜3−mから入力する(S13)。
【0026】次に、現注目中のコンポーネントを、上記
入力した切断ライブラリ中の切断コンポーネントで置換
する(S14)。即ち、図2(A)のコンポーネントC
P1について、それに対応する図3(B)のような記述
を含む、切断コンポーネントCP1’対応の切断ライブ
ラリ3−1を入力した場合、論理接続記述5に現れるコ
ンポーネントCP1の名前を、図2(B)に示すよう
に、切断コンポーネントCP1’の名前に変更する。
【0027】次に、ロードピンの設定処理を行う(S1
5)。ロードピンとは、切断コンポーネントの入力側の
ピンのことである。例の場合、元のコンポーネントCP
1のロードピンには、図2(A)に示すように、A,B
の2つがあり、切断コンポーネントCP1’のロードピ
ンには、図3(B)に示すように、A,B,Zの3つが
ある。A,Bに関しては元々存在するので問題はない
が、Zは新たに追加されたロードピンであるため、論理
接続記述5中の名前CP1’のコンポーネントの記述
に、この新たなZに関するピンの記述を追加する。この
ような処理がS15で行われる。
【0028】次に、外部入力端子設定処理を行う(S1
6)。ここでいう外部入力端子とは、論理検証対象回路
が本来有する外部入力端子とは別の仮想的な外部入力端
子のことであり、処理S15において追加したロードピ
ンに対して設定される。例の場合、図2(B)に示すよ
うに、新たに設定されたロードピンZに対して接続され
る外部入力端子21の記述を論理接続記述5中に追加す
る処理が、このS16で行われる。
【0029】次に、ソースピン設定処理を行う(S1
7)。ソースピンとは、切断コンポーネントの出力側の
ピンのことである。例の場合、元のコンポーネントCP
1のソースピンには、図2(A)に示すように、Z,Y
の2つがあり、切断コンポーネントCP1’のソースピ
ンには、図3(B)に示すように、(_0000_),
(_0001_),Yの3つがある。Yに関しては元々
存在するので問題はないが、(_0001_)は元のZ
に対応するものであり、(_0000_)は新設された
ロードピンなので、修正が必要となる。この場合、論理
接続記述5中の元のソースピンZに関する記述をZでな
く、代替信号名(_0001_)による記述に変更す
る。また、論理接続記述5中の名前CP1’のコンポー
ネントの記述に、代替信号名(_0000_)として新
設したピンの記述を、その代替信号名(_0000_)
を使って追加する。
【0030】次に、外部出力端子設定処理を行う(S1
8)。ここでいう外部出力端子とは、論理検証対象回路
が本来有する外部出力端子とは別の仮想的な外部出力端
子のことであり、処理S17において追加したソースピ
ンに対して設定される。即ち、図2(B)に示すよう
に、新たに設定されたソースピン(_0000_)に対
して接続される外部出力端子22の記述を論理接続記述
5中に追加する。
【0031】以上のような処理を論理接続記述5中の全
てのコンポーネントに対して実行し終えると、修正後の
論理接続記述5を、論理検証容易化回路の論理接続記述
6として出力する(S20)。
【0032】図7は、図1のライブラリ切断手段2およ
び順序回路変換手段4で構成される、順序回路を含む論
理検証対象回路の論理検証容易化回路への変換装置7
の、論理検証における位置付けの説明図である。前述し
たように、変換装置7によって、論理検証対象回路の論
理接続記述5から論理検証容易化回路の論理接続記述6
を生成すると、この論理接続記述6を論理シミュレータ
8に入力して論理シミュレーションを実行する。この
際、論理シミュレータ8は、シミュレートすべきコンポ
ーネントが切断コンポーネントであるときは切断ライブ
ラリ3−1〜3−m中の該当する切断ライブラリの機能
記述を参照し、それ以外のコンポーネントのときはライ
ブラリ1−1〜1−nの該当するライブラリの機能記述
を参照する。なお、論理シミュレータ8は、論理接続記
述6中に_0000_等の代替信号名が含まれている場
合、その代替信号名のまま論理シミュレーションを行
い、最終的にシミュレーション結果を出力する際に、代
替信号名を元のレジスタ名等に変更して出力する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果を得ることができる。
【0034】論理検証対象回路に対する実際の回路変換
処理に先立って、論理検証対象回路を構成するコンポー
ネントの機能記述およびピン記述を含むコンポーネント
種類毎のライブラリのうち、レジスタまたはメモリを含
むコンポーネント対応のライブラリ全てについて、同等
な論理をレジスタまたはメモリの出力を切り口として切
断された回路で実現した切断コンポーネントの機能記述
および元のピンに対応するピン並びに切断によって新設
された外部端子接続用ピンの記述を含む切断ライブラリ
を作成しておくため、実際の回路変換時においては、レ
ジスタまたはメモリを含むコンポーネントを該当する切
断ライブラリの切断コンポーネントに置換し且つ外部端
子接続用ピンや仮想的な外部端子の記述を追加する処理
を行えば済み、プリミティブレベルへの階層展開,その
切断,新規ピンの発生等の処理を、論理検証対象回路中
にレジスタやメモリが現れる毎に繰り返し実行していた
従来技術に比べ、実際の回路変換時の効率が向上し、処
理時間が短縮される。
【0035】論理検証対象回路中に同一種類のコンポー
ネントが多数含まれている場合、これらには同一の切断
ライブラリを使用できるため、従来技術におけるプリミ
ティブレベルへの階層展開,その切断,新規ピンの発生
等に相当する処理は、その切断ライブラリの作成時にお
いてのみ1回実施すれば良く、切断ライブラリの作成段
階を勘案しても全体的な処理量を削減でき、その分、効
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】論理検証対象回路の変換前後の構成例をブロッ
ク図化して示した図である。
【図3】レジスタを含むコンポーネントに対応するライ
ブラリ及びこのライブラリから生成された切断ライブラ
リの記述例を示す図である。
【図4】ライブラリおよび切断ライブラリの記述をブロ
ック図化した図である。
【図5】ライブラリ切断手段の処理例を示すフローチャ
ートである。
【図6】順序回路変換手段の処理例を示すフローチャー
トである。
【図7】順序回路を含む論理検証対象回路の論理検証容
易化回路への変換装置の、論理検証における位置付けの
説明図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n…ライブラリ 2…ライブラリ切断手段 3−1〜3−m…切断ライブラリ 4…順序回路変換手段 5…論理検証対象回路の論理接続記述 6…論理検証容易化回路の論理接続記述

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順序回路を含む論理検証対象回路を、論
    理シミュレーションによる論理検証が容易な論理検証容
    易化回路へ変換する方法において、 論理検証対象回路を構成するコンポーネントの機能記述
    およびピン記述を含み、コンポーネントの種類毎に用意
    されたライブラリのうち、レジスタまたはメモリを含む
    コンポーネント対応のライブラリ全てを、同等な論理を
    レジスタまたはメモリの出力を切り口として切断された
    回路で実現した切断コンポーネントの機能記述および元
    のピンに対応するピン並びに前記切断によって新たに設
    けた外部端子接続用ピンの記述を含む切断ライブラリに
    変換し、 論理検証対象回路を構成するコンポーネントおよびコン
    ポーネント間の論理接続情報を記述した論理接続記述を
    入力し、該論理接続記述中に現れる、レジスタまたはメ
    モリを含むコンポーネントの全てを、該コンポーネント
    に対応する切断ライブラリの切断コンポーネントで置換
    し、その際、該置換後の切断コンポーネントのピンのう
    ち前記外部端子接続用ピンに接続する仮想的な外部端子
    の情報を追加して、論理検証容易化回路の論理接続記述
    を作成することを特徴とする順序回路を含む論理検証対
    象回路の論理検証容易化回路への変換方法。
  2. 【請求項2】 順序回路を含む論理検証対象回路を、論
    理シミュレーションによる論理検証が容易な論理検証容
    易化回路へ変換する装置において、 論理検証対象回路を構成するコンポーネントの機能記述
    およびピン記述を含み、コンポーネントの種類毎に用意
    されたライブラリと、 該ライブラリのうち、レジスタまたはメモリを含むコン
    ポーネント対応のライブラリ全てを、同等な論理をレジ
    スタまたはメモリの出力を切り口として切断された回路
    で実現した切断コンポーネントの機能記述および元のピ
    ンに対応するピン並びに前記切断によって新たに設けた
    外部端子接続用ピンの記述を含む切断ライブラリに変換
    するライブラリ切断手段と、 論理検証対象回路を構成するコンポーネントおよびコン
    ポーネント間の論理接続情報を記述した論理接続記述を
    入力し、該論理接続記述中に現れる、レジスタまたはメ
    モリを含むコンポーネントの全てを、該コンポーネント
    に対応する切断ライブラリの切断コンポーネントで置換
    し、その際、該置換後の切断コンポーネントのピンのう
    ち前記外部端子接続用ピンに接続する仮想的な外部端子
    の情報を追加して、論理検証容易化回路の論理接続記述
    を作成する順序回路変換手段とを具備したことを特徴と
    する順序回路を含む論理検証対象回路の論理検証容易化
    回路への変換装置。
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