JP2000122662A - 楽音マーキング装置 - Google Patents
楽音マーキング装置Info
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- JP2000122662A JP2000122662A JP10299977A JP29997798A JP2000122662A JP 2000122662 A JP2000122662 A JP 2000122662A JP 10299977 A JP10299977 A JP 10299977A JP 29997798 A JP29997798 A JP 29997798A JP 2000122662 A JP2000122662 A JP 2000122662A
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- JP
- Japan
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- mark
- waveform data
- sound
- time axis
- waveform
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 所望のタイミングにマークが付与されたか否
かを聴覚で確認できる。 【解決手段】 波形RAM8に記憶されている波形デー
タをCPU2が読み出して、D/A変換器14に供給する
ことによって楽音を発生させる。発生させられた楽音の
時間軸上の任意の位置に操作子10の操作によってマーク
位置を指定し、このマーク位置をRAM6に記憶する。
RAM6に記憶されたマーク位置で楽音が発音すると
き、この発音とは異なる音をCPU2が発音させる。
かを聴覚で確認できる。 【解決手段】 波形RAM8に記憶されている波形デー
タをCPU2が読み出して、D/A変換器14に供給する
ことによって楽音を発生させる。発生させられた楽音の
時間軸上の任意の位置に操作子10の操作によってマーク
位置を指定し、このマーク位置をRAM6に記憶する。
RAM6に記憶されたマーク位置で楽音が発音すると
き、この発音とは異なる音をCPU2が発音させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音を発生させて
いる最中に、所望の時間軸上の位置に到達すると、当該
位置に到達したことを報知する楽音マーキング装置に関
する。
いる最中に、所望の時間軸上の位置に到達すると、当該
位置に到達したことを報知する楽音マーキング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】記憶手段に記憶された波形データの任意
の位置にマークを付与することがある。例えば、楽器に
より所望のフレーズを演奏した楽音信号をサンプリング
し、そのサンプリング波形データを記憶手段に記憶した
ものにおいて、その波形データのリズムのビート位置に
マークを付与することがある。或いは、楽器音の立ち上
がり部分にマークを付与することがある。そのような場
合には、波形データを再生し、その波形データの楽音信
号を聞きながら、スイッチ等を操作して、所望のタイミ
ングにマークを付与する手法がある。或いは記憶された
波形データの形状を表示手段によって表示し、その表示
を見ながら、所望のタイミングにマークを付与する手法
がある。
の位置にマークを付与することがある。例えば、楽器に
より所望のフレーズを演奏した楽音信号をサンプリング
し、そのサンプリング波形データを記憶手段に記憶した
ものにおいて、その波形データのリズムのビート位置に
マークを付与することがある。或いは、楽器音の立ち上
がり部分にマークを付与することがある。そのような場
合には、波形データを再生し、その波形データの楽音信
号を聞きながら、スイッチ等を操作して、所望のタイミ
ングにマークを付与する手法がある。或いは記憶された
波形データの形状を表示手段によって表示し、その表示
を見ながら、所望のタイミングにマークを付与する手法
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
手法によれば、正確に所望のタイミングにマークを付与
することが難しい。また、その付与されたマークが正確
に所望のタイミングであるか否かの確認にも問題があ
る。例えば、前者の場合には、スイッチ等の操作は時間
のずれが生じ易く、なかなか所望のタイミングで操作す
ることが難しい。また、マーク位置を確認するために
は、マークの情報を使って実際に演奏するか、表示手段
を備えて確認できるようにする必要があった。後者の場
合には、マークが付加された波形データ上の位置を正確
に確認するためには、かなり高分解能の表示手段を備え
なければならず、高コストになってしまう。これは、前
者のマーク位置確認のために設ける表示手段にも当ては
まる。また、表示手段上で目で見るタイミングと実際に
発音された聴感上のタイミングにも多少の誤差が生じる
ため、表示手段による正確なタイミングの確認はできな
い場合があった。
手法によれば、正確に所望のタイミングにマークを付与
することが難しい。また、その付与されたマークが正確
に所望のタイミングであるか否かの確認にも問題があ
る。例えば、前者の場合には、スイッチ等の操作は時間
のずれが生じ易く、なかなか所望のタイミングで操作す
ることが難しい。また、マーク位置を確認するために
は、マークの情報を使って実際に演奏するか、表示手段
を備えて確認できるようにする必要があった。後者の場
合には、マークが付加された波形データ上の位置を正確
に確認するためには、かなり高分解能の表示手段を備え
なければならず、高コストになってしまう。これは、前
者のマーク位置確認のために設ける表示手段にも当ては
まる。また、表示手段上で目で見るタイミングと実際に
発音された聴感上のタイミングにも多少の誤差が生じる
ため、表示手段による正確なタイミングの確認はできな
い場合があった。
【0004】本発明は、所望のタイミングにマークが付
与されたか否かを聴覚で確認することができるようにし
て、波形データ上の商のタイミングに正確にマークを付
与することができるマーキング装置を提供することを目
的とする。
与されたか否かを聴覚で確認することができるようにし
て、波形データ上の商のタイミングに正確にマークを付
与することができるマーキング装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のマーキング装置は、波形データを記憶す
る波形データ記憶手段と、前記波形データに基づいて発
音される楽音の時間軸上の任意のマーク位置を指定する
指定手段と、前記マーク位置を記憶するマーク位置記憶
手段と、前記波形データに基づいて発音し、前記マーク
位置記憶手段に記憶された前記マーク位置での発音のと
き、前記波形データに基づく発音とは異なる音を発音す
る発音手段とを、具備している。
めに、本発明のマーキング装置は、波形データを記憶す
る波形データ記憶手段と、前記波形データに基づいて発
音される楽音の時間軸上の任意のマーク位置を指定する
指定手段と、前記マーク位置を記憶するマーク位置記憶
手段と、前記波形データに基づいて発音し、前記マーク
位置記憶手段に記憶された前記マーク位置での発音のと
き、前記波形データに基づく発音とは異なる音を発音す
る発音手段とを、具備している。
【0006】本発明のマーキング装置によれば、指定手
段によってマーク位置を指定しておけば、発音手段が波
形データに基づいて楽音を発音している場合、マーク位
置を発音する状態になったとき、波形データに基づく発
音とは異なる音が発音される。従って、指定手段による
指定が、操作者がめざしたタイミングで行われているか
否かを聴覚で確認することができる。
段によってマーク位置を指定しておけば、発音手段が波
形データに基づいて楽音を発音している場合、マーク位
置を発音する状態になったとき、波形データに基づく発
音とは異なる音が発音される。従って、指定手段による
指定が、操作者がめざしたタイミングで行われているか
否かを聴覚で確認することができる。
【0007】前記指定手段は、指定した前記マーク位置
を任意に変更可能とすることができる。この場合、指定
されたマーク位置が操作者がめざしたタイミングとずれ
ている場合、指定手段によってマーク位置を変更するこ
とによって、マーク位置を操作者がめざしたタイミング
とすることができる。
を任意に変更可能とすることができる。この場合、指定
されたマーク位置が操作者がめざしたタイミングとずれ
ている場合、指定手段によってマーク位置を変更するこ
とによって、マーク位置を操作者がめざしたタイミング
とすることができる。
【0008】本発明によるマーキング装置は、さらに、
前記波形データに基づく発音を時間軸に沿って表示画面
に表示する波形データ表示手段と、前記指定手段による
マーク位置の指定に従って前記表示画面の時間軸上にマ
ークを表示するマーク表示手段とを有することもでき
る。
前記波形データに基づく発音を時間軸に沿って表示画面
に表示する波形データ表示手段と、前記指定手段による
マーク位置の指定に従って前記表示画面の時間軸上にマ
ークを表示するマーク表示手段とを有することもでき
る。
【0009】この場合、波形データに基づく発音状態が
時間軸に沿って表示画面に表示されており、その表示画
面の時間軸上にマークを指定手段の操作によって表示さ
せることによって、マーク位置の指定が行える。従っ
て、マークしたい位置を概略的に視覚的に確認してマー
ク位置の指定ができるので、マーク位置の指定、及び位
置の変更が容易に行える。但し、波形データ表示手段を
設ける場合でも、マーク位置の確認は、聴覚的に正確に
行えるので、表示手段は解像度の低い低コストの表示手
段を使用することができる。
時間軸に沿って表示画面に表示されており、その表示画
面の時間軸上にマークを指定手段の操作によって表示さ
せることによって、マーク位置の指定が行える。従っ
て、マークしたい位置を概略的に視覚的に確認してマー
ク位置の指定ができるので、マーク位置の指定、及び位
置の変更が容易に行える。但し、波形データ表示手段を
設ける場合でも、マーク位置の確認は、聴覚的に正確に
行えるので、表示手段は解像度の低い低コストの表示手
段を使用することができる。
【0010】本発明による楽音マーキング装置では、指
定手段が前記時間軸上の複数のマーク位置を任意に指定
し、前記位置記憶手段が、これら複数のマーク位置を記
憶するものにできる。この場合、時間軸上のそれぞれ異
なる複数の位置にマーク位置を指定することができ、こ
れらマーク位置に対応する時間軸上の位置で楽音が発生
するとき、マーク音が発生する。
定手段が前記時間軸上の複数のマーク位置を任意に指定
し、前記位置記憶手段が、これら複数のマーク位置を記
憶するものにできる。この場合、時間軸上のそれぞれ異
なる複数の位置にマーク位置を指定することができ、こ
れらマーク位置に対応する時間軸上の位置で楽音が発生
するとき、マーク音が発生する。
【0011】前記複数のマーク位置ごとに異なる音を前
記発音手段が発音するようにすることもできる。この場
合、マーク位置ごとに異なる音を発生するので、楽音を
発音させた場合、マーク位置に到達したとき、いずれの
マーク位置に到達したのか容易に認識することができ
る。
記発音手段が発音するようにすることもできる。この場
合、マーク位置ごとに異なる音を発生するので、楽音を
発音させた場合、マーク位置に到達したとき、いずれの
マーク位置に到達したのか容易に認識することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の楽音マー
キング装置を備えた電子楽器は、図1に示されているよ
うに、CPU2、ROM4、RAM6、波形RAM8、
操作子10、ハードディスク12、D/A変換器14、
LCD表示装置16を備え、これらはバス18を介して
相互に接続されている。
キング装置を備えた電子楽器は、図1に示されているよ
うに、CPU2、ROM4、RAM6、波形RAM8、
操作子10、ハードディスク12、D/A変換器14、
LCD表示装置16を備え、これらはバス18を介して
相互に接続されている。
【0013】CPU2は、ROM4に記憶されたプログ
ラムに従ってRAM6内に準備したワーキングエリアを
利用しつつ、動作するものである。波形RAM8には、
波形データ、例えばディジタル波形データが、各フレー
ズごとに記憶されている。CPU2は、操作子、例えば
マウスやキーボードによって指定されたフレーズの波形
データを波形RAM8から順に読み出し、D/A変換器
14に供給し、これによってアナログ波形信号に変換し
て、図示しないサウンドシステムに供給する。なお、多
くのフレーズは、例えばハードディスク12に記憶され
ており、これらの中から選択されたものが、波形RAM
8に転送される。波形RAM8が、波形データ記憶手段
に相当し、CPU2とD/A変換器14とが発音手段に
相当し、LCD表示装置16が表示手段に相当する。
ラムに従ってRAM6内に準備したワーキングエリアを
利用しつつ、動作するものである。波形RAM8には、
波形データ、例えばディジタル波形データが、各フレー
ズごとに記憶されている。CPU2は、操作子、例えば
マウスやキーボードによって指定されたフレーズの波形
データを波形RAM8から順に読み出し、D/A変換器
14に供給し、これによってアナログ波形信号に変換し
て、図示しないサウンドシステムに供給する。なお、多
くのフレーズは、例えばハードディスク12に記憶され
ており、これらの中から選択されたものが、波形RAM
8に転送される。波形RAM8が、波形データ記憶手段
に相当し、CPU2とD/A変換器14とが発音手段に
相当し、LCD表示装置16が表示手段に相当する。
【0014】図2は、LCD表示装置16の表示画面を
示したもので、その左側上部には、巻き戻しボタン20
r、再生ボタン20p、停止ボタン20s及び早送りボ
タン20qを含む演奏制御用ボタン20が表示されてい
る。これらボタンのうち所望のものを、マウス等の操作
子10によって操作すると、CPU2は、操作されたボ
タンに対応する動作を行う。なお、制御用ボタン20に
は、上記のものの他に、録音等のボタンも含まれている
が、本発明とは直接に関係しないので、図示していな
い。
示したもので、その左側上部には、巻き戻しボタン20
r、再生ボタン20p、停止ボタン20s及び早送りボ
タン20qを含む演奏制御用ボタン20が表示されてい
る。これらボタンのうち所望のものを、マウス等の操作
子10によって操作すると、CPU2は、操作されたボ
タンに対応する動作を行う。なお、制御用ボタン20に
は、上記のものの他に、録音等のボタンも含まれている
が、本発明とは直接に関係しないので、図示していな
い。
【0015】この演奏制御ボタン20の下方には、波形
データを時間軸に沿って表示する矩形の波形データ表示
部22が表示されている。なお、この表示部22の波形
データの表示は、実際には、波形データをそのまま表示
する。しかし、図が錯綜するので、図2では、エンベロ
ープのみを描いている。この波形データ表示部22の上
縁に沿って時間軸スケール24が表示されている。これ
ら波形データ部22の表示は、CPU2の制御によって
行われる。従って、CPU2が、波形データ表示手段に
も相当する。
データを時間軸に沿って表示する矩形の波形データ表示
部22が表示されている。なお、この表示部22の波形
データの表示は、実際には、波形データをそのまま表示
する。しかし、図が錯綜するので、図2では、エンベロ
ープのみを描いている。この波形データ表示部22の上
縁に沿って時間軸スケール24が表示されている。これ
ら波形データ部22の表示は、CPU2の制御によって
行われる。従って、CPU2が、波形データ表示手段に
も相当する。
【0016】この波形データ表示部22には、例えばそ
の右隅に表示した複数、例えば3つのマーカー26a、
26b及び26cのうちいずれか1つを、マウス等の操
作子10によって、表示部22にドラッグすると、波形
データ表示部22の波形データの所望の時間軸上の位置
にマーク28を表示することができる。即ち、マウス等
の操作子10が指定手段に相当する。このように画面上
でマーク28の指定を行っているので、視覚によってマ
ーク28の指定位置を確認することができる。
の右隅に表示した複数、例えば3つのマーカー26a、
26b及び26cのうちいずれか1つを、マウス等の操
作子10によって、表示部22にドラッグすると、波形
データ表示部22の波形データの所望の時間軸上の位置
にマーク28を表示することができる。即ち、マウス等
の操作子10が指定手段に相当する。このように画面上
でマーク28の指定を行っているので、視覚によってマ
ーク28の指定位置を確認することができる。
【0017】このマーク28は、表示部22の上縁から
下縁まで伸びた直線状部を有し、さらに、時間軸上のど
の位置にあるかを明確にするため、三角形状の頭部が直
線状部の上部に、時間軸スケール24内に位置するよう
に配置されている。このマーク28の表示位置は、マウ
ス等の操作子10の操作に応じて、CPU2が移動させ
る。図2では、マーク28を1つだけ表示したが、マー
カー26a乃至26cのうち複数のものをそれぞれドラ
ッグすることによって、複数のマーク28を波形データ
表示部22に表示することも可能である。この表示の制
御も、CPU2によって行われる。従って、CPU2が
マーク表示手段にも相当する。
下縁まで伸びた直線状部を有し、さらに、時間軸上のど
の位置にあるかを明確にするため、三角形状の頭部が直
線状部の上部に、時間軸スケール24内に位置するよう
に配置されている。このマーク28の表示位置は、マウ
ス等の操作子10の操作に応じて、CPU2が移動させ
る。図2では、マーク28を1つだけ表示したが、マー
カー26a乃至26cのうち複数のものをそれぞれドラ
ッグすることによって、複数のマーク28を波形データ
表示部22に表示することも可能である。この表示の制
御も、CPU2によって行われる。従って、CPU2が
マーク表示手段にも相当する。
【0018】このマーク28の時間軸上の位置は、RA
M6のワーキングエリア内に記憶されている。無論、複
数のマーク28が表示される場合には、マーク28ごと
に異なる番号が付され、いずれの番号のマークがどの時
間軸上の位置に表示されているかが、RAM6のワーキ
ングエリアに記憶される。即ちRAM6が、マーク位置
記憶手段に相当する。
M6のワーキングエリア内に記憶されている。無論、複
数のマーク28が表示される場合には、マーク28ごと
に異なる番号が付され、いずれの番号のマークがどの時
間軸上の位置に表示されているかが、RAM6のワーキ
ングエリアに記憶される。即ちRAM6が、マーク位置
記憶手段に相当する。
【0019】CPU2は、マーク28が表示されている
場合、このマーク28が表示されている時間軸上の位置
の波形データに基づいて楽音を発生させるとき、合せて
予め定めた比較的短時間だけ、楽音とは異なるマーク音
を発生させる。このマーク音が発生することによって、
マーク28を付した時間軸上の位置を聴覚によって確認
でき、操作者がめざした位置に指定されているか否かを
聴覚において確認できる。
場合、このマーク28が表示されている時間軸上の位置
の波形データに基づいて楽音を発生させるとき、合せて
予め定めた比較的短時間だけ、楽音とは異なるマーク音
を発生させる。このマーク音が発生することによって、
マーク28を付した時間軸上の位置を聴覚によって確認
でき、操作者がめざした位置に指定されているか否かを
聴覚において確認できる。
【0020】図3は、この電子楽器における発音に関連
するCPU2の動作を示すフローチャートである。な
お、このプログラムは、例えば所望のフレーズが操作者
によって選択された状態で、操作者によって再生ボタン
20pが操作されたときに、実行される。
するCPU2の動作を示すフローチャートである。な
お、このプログラムは、例えば所望のフレーズが操作者
によって選択された状態で、操作者によって再生ボタン
20pが操作されたときに、実行される。
【0021】このプログラムでは、まず選択されたフレ
ーズの先頭のアドレスがRAM6内のワーキングエリア
に形成した波形アドレスレジスタに記憶される(ステッ
プS2)。この波形アドレスは、例えば波形RAM8内
における各フレーズが記憶されているアドレスである。
ーズの先頭のアドレスがRAM6内のワーキングエリア
に形成した波形アドレスレジスタに記憶される(ステッ
プS2)。この波形アドレスは、例えば波形RAM8内
における各フレーズが記憶されているアドレスである。
【0022】次にマークの初期設定が行われる(ステッ
プS4)。即ち、図示しない他の表示制御プログラムに
従って、現在、波形データ表示部22に波形データが表
示されており、かつ、この波形データ上に表示されてい
るマーク28の時間軸上の位置に対応する波形データの
アドレスが、そのマークの番号と共にワーキングエリア
内に設けられたマーク番号レジスタとマークアドレスレ
ジスタとに記憶される。マークが複数表示されている場
合には、各マーク28の番号と、そのマーク28の位置
に対応する波形データのアドレスとが、それぞれ複数設
けられているマーク番号レジスタとマークアドレスレジ
スタに記憶される。なお、フレーズは、マークの番号と
そのアドレス位置とを記憶できるように構成されてお
り、選択されたフレーズが、既にマークの番号とそのア
ドレス位置を含んでいる場合、これらがワーキングエリ
アのマーク番号レジスタとマークアドレスレジスタに記
憶される。
プS4)。即ち、図示しない他の表示制御プログラムに
従って、現在、波形データ表示部22に波形データが表
示されており、かつ、この波形データ上に表示されてい
るマーク28の時間軸上の位置に対応する波形データの
アドレスが、そのマークの番号と共にワーキングエリア
内に設けられたマーク番号レジスタとマークアドレスレ
ジスタとに記憶される。マークが複数表示されている場
合には、各マーク28の番号と、そのマーク28の位置
に対応する波形データのアドレスとが、それぞれ複数設
けられているマーク番号レジスタとマークアドレスレジ
スタに記憶される。なお、フレーズは、マークの番号と
そのアドレス位置とを記憶できるように構成されてお
り、選択されたフレーズが、既にマークの番号とそのア
ドレス位置を含んでいる場合、これらがワーキングエリ
アのマーク番号レジスタとマークアドレスレジスタに記
憶される。
【0023】次に、演奏が行われる(ステップS6)。
即ち、波形アドレスレジスタに記憶されているアドレス
から波形データを読み出し、D/A変換器14に供給
し、アナログ波形信号に変換する。
即ち、波形アドレスレジスタに記憶されているアドレス
から波形データを読み出し、D/A変換器14に供給
し、アナログ波形信号に変換する。
【0024】次に、マークが存在しているか判断する
(ステップS8)。即ち、波形アドレスレジスタに記憶
されているアドレスが、各マークアドレスレジスタに記
憶されているマーク位置と一致するか判断する。一致し
た場合、マーク音を発生するように、マーク音発生用の
データをD/A変換器14に供給する(ステップS1
0)。これによって、マークの設定値を聴覚によって確
認できる。
(ステップS8)。即ち、波形アドレスレジスタに記憶
されているアドレスが、各マークアドレスレジスタに記
憶されているマーク位置と一致するか判断する。一致し
た場合、マーク音を発生するように、マーク音発生用の
データをD/A変換器14に供給する(ステップS1
0)。これによって、マークの設定値を聴覚によって確
認できる。
【0025】ステップS8に続いて、或いはマークが存
在していなかった場合(ステップS8の答えがノーの場
合)、マークが移動しているか判断する(ステップS1
2)。即ち、マウスによっていずれかのマーク28の位
置が変更されたか、或いは新たなマークが波形データ表
示部22に表示されたかの判断をする。
在していなかった場合(ステップS8の答えがノーの場
合)、マークが移動しているか判断する(ステップS1
2)。即ち、マウスによっていずれかのマーク28の位
置が変更されたか、或いは新たなマークが波形データ表
示部22に表示されたかの判断をする。
【0026】マークの移動がある場合、その移動してい
る(即ち、変更された或いは新たに追加された)マーク
の番号をワーキングエリア内の対応するマーク番号レジ
スタにセットし(ステップS14)、その番号のマーク
のアドレスを、その番号と対応するマークアドレスレジ
スタに記憶させる(ステップS16)。そして、波形ア
ドレスレジスタに記憶されている波形アドレスを1だけ
進める(ステップS18)。
る(即ち、変更された或いは新たに追加された)マーク
の番号をワーキングエリア内の対応するマーク番号レジ
スタにセットし(ステップS14)、その番号のマーク
のアドレスを、その番号と対応するマークアドレスレジ
スタに記憶させる(ステップS16)。そして、波形ア
ドレスレジスタに記憶されている波形アドレスを1だけ
進める(ステップS18)。
【0027】次に、演奏中止であるか判断する(ステッ
プS20)。即ち、演奏制御ボタン20の停止ボタン2
0sが操作されているか判断する。この停止ボタンが操
作されていると、この処理を終了する。この停止ボタン
が操作されていないと、フレーズの最終アドレスまで読
み出されたか判断し(ステップS22)、読み出されて
いないと、ステップS6から再び実行する。従って、複
数のマーク28が設定されている場合、設定されている
アドレスが小さいマーク28から順に、そのマークが設
定されている波形アドレスの楽音波形データが読み出さ
れたときに、マーク音が発生する。従って、複数のマー
クの設定位置を聴覚で確認することができる。
プS20)。即ち、演奏制御ボタン20の停止ボタン2
0sが操作されているか判断する。この停止ボタンが操
作されていると、この処理を終了する。この停止ボタン
が操作されていないと、フレーズの最終アドレスまで読
み出されたか判断し(ステップS22)、読み出されて
いないと、ステップS6から再び実行する。従って、複
数のマーク28が設定されている場合、設定されている
アドレスが小さいマーク28から順に、そのマークが設
定されている波形アドレスの楽音波形データが読み出さ
れたときに、マーク音が発生する。従って、複数のマー
クの設定位置を聴覚で確認することができる。
【0028】波形アドレスが終了であると、ステップS
2から再び実行される。従って、各マーク28の時間軸
上の位置がステップS12において変更されていると、
変更されたマークの時間軸上の位置に対応する波形アド
レスの波形データが読み出されたとき、マーク音が発生
する。従って、マーク28の位置を変更した場合、その
変更後の位置を聴覚で確認することができる。
2から再び実行される。従って、各マーク28の時間軸
上の位置がステップS12において変更されていると、
変更されたマークの時間軸上の位置に対応する波形アド
レスの波形データが読み出されたとき、マーク音が発生
する。従って、マーク28の位置を変更した場合、その
変更後の位置を聴覚で確認することができる。
【0029】上記の実施の形態のマーキング装置では、
複数のマーク28を設定した場合に、全てのマーク28
において同じマーク音を発生させた。しかし、各マーク
ごとに異なるマーク音を発声させてもよい。この場合、
予め異なるマーク音を発生させるために複数のマーク音
用データを準備しておき、ステップS8において、その
ときの波形アドレスに対応するマークのアドレス位置を
持つマークがあるか判断し、このようなマークが存在す
る場合、ステップS10のマーク音発音において、その
存在すると判断されたマークのマーク番号に対応するマ
ーク音データをD/A変換器14に供給すればよい。
複数のマーク28を設定した場合に、全てのマーク28
において同じマーク音を発生させた。しかし、各マーク
ごとに異なるマーク音を発声させてもよい。この場合、
予め異なるマーク音を発生させるために複数のマーク音
用データを準備しておき、ステップS8において、その
ときの波形アドレスに対応するマークのアドレス位置を
持つマークがあるか判断し、このようなマークが存在す
る場合、ステップS10のマーク音発音において、その
存在すると判断されたマークのマーク番号に対応するマ
ーク音データをD/A変換器14に供給すればよい。
【0030】また、上記の実施の形態のマーキング装置
は、CPU2、ROM4、RAM6、波形RAM8等を
備えるものとしたが、例えばパーソナルコンピュータに
音源装置を接続し、そのパーソナルコンピュータにおい
て使用される記録媒体、例えばハードディスクやフロッ
ピィーディスク等にCPUに実行させるプログラムを記
録させることによって実施することもできる。
は、CPU2、ROM4、RAM6、波形RAM8等を
備えるものとしたが、例えばパーソナルコンピュータに
音源装置を接続し、そのパーソナルコンピュータにおい
て使用される記録媒体、例えばハードディスクやフロッ
ピィーディスク等にCPUに実行させるプログラムを記
録させることによって実施することもできる。
【0031】上記の実施の形態のマーキング装置では、
LCD表示装置16の波形データ表示部22にマーク2
8を表示して、マーキングを行った。しかし、これに限
ったものではなく、例えば、波形データに基づいて楽音
を発音させているときに、マークを付したい位置が発音
されたと操作者が判断したときに、予め設けておいた操
作スイッチを操作して、マーク音の発生位置を指定し、
再び同じ波形データを再生させ、マークを付した位置の
再生が行われたとき、マーク音を発生するようにしても
よい。
LCD表示装置16の波形データ表示部22にマーク2
8を表示して、マーキングを行った。しかし、これに限
ったものではなく、例えば、波形データに基づいて楽音
を発音させているときに、マークを付したい位置が発音
されたと操作者が判断したときに、予め設けておいた操
作スイッチを操作して、マーク音の発生位置を指定し、
再び同じ波形データを再生させ、マークを付した位置の
再生が行われたとき、マーク音を発生するようにしても
よい。
【0032】また、上記の実施の形態では、波形RAM
8に記憶された波形データを、そのまま順に読み出した
が、読み出した波形データを圧縮または伸長して、D/
A変換器14に供給するようにしてもよい。
8に記憶された波形データを、そのまま順に読み出した
が、読み出した波形データを圧縮または伸長して、D/
A変換器14に供給するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、指定された時間軸上の位置が操作者のめざしたも
のと同じであるか否かを聴覚で確認することができる。
れば、指定された時間軸上の位置が操作者のめざしたも
のと同じであるか否かを聴覚で確認することができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、指定された
マーク位置を変更することができるので、指定された位
置が操作者がめざした位置とずれている場合にも、修正
することができ、また修正した位置が正しいかどうかも
聴覚で確認することができる。
マーク位置を変更することができるので、指定された位
置が操作者がめざした位置とずれている場合にも、修正
することができ、また修正した位置が正しいかどうかも
聴覚で確認することができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、マークした
い位置を概略的に視覚的に確認してマーク位置の指定が
できるので、マーク位置の指定が容易に行える。また、
マーク位置の変更を行う場合にも、どの程度、マークを
時間軸上で移動させればよいかを視覚的に確認できるの
で、マーク位置の変更も容易に行える。但し、マーク位
置は、請求項1 記載の発音手段による発音で正確に確認
することができるので、請求項3記載の表示手段は、低
解像度の低コストの表示手段でもよい。
い位置を概略的に視覚的に確認してマーク位置の指定が
できるので、マーク位置の指定が容易に行える。また、
マーク位置の変更を行う場合にも、どの程度、マークを
時間軸上で移動させればよいかを視覚的に確認できるの
で、マーク位置の変更も容易に行える。但し、マーク位
置は、請求項1 記載の発音手段による発音で正確に確認
することができるので、請求項3記載の表示手段は、低
解像度の低コストの表示手段でもよい。
【0036】請求項4記載の発明によれば、時間軸上の
それぞれ異なる複数の位置にマーク位置を指定すること
ができ、これらマーク位置に対応する時間軸上の位置で
楽音が発生するとき、同時にマーク音が発生し、複数の
マーク位置を聴覚で確認することができる。
それぞれ異なる複数の位置にマーク位置を指定すること
ができ、これらマーク位置に対応する時間軸上の位置で
楽音が発生するとき、同時にマーク音が発生し、複数の
マーク位置を聴覚で確認することができる。
【0037】請求項5記載の発明によれば、複数のマー
ク位置ごとに異なる音を発生するので、楽音を発音させ
ている最中に、マーク位置に到達したとき、いずれのマ
ーク位置に到達したのか容易に聴覚で認識することがで
きる。
ク位置ごとに異なる音を発生するので、楽音を発音させ
ている最中に、マーク位置に到達したとき、いずれのマ
ーク位置に到達したのか容易に聴覚で認識することがで
きる。
【図1】本発明の一実施の形態のマーキング装置を実施
した電子楽器のブロックダイアグラムである。
した電子楽器のブロックダイアグラムである。
【図2】図1の電子楽器の表示部を示す図である。
【図3】図1の電子楽器のCPUが行う処理の一部を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
2 CPU(発音手段) 6 RAM(マーク位置記憶手段) 8 波形RAM(波形データ記憶手段) 10 操作子(指定手段) 14 D/A変換器(発音手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 波形データを記憶する波形データ記憶手
段と、 前記波形データに基づいて発音される楽音の時間軸上の
任意のマーク位置を指定する指定手段と、 前記マーク位置を記憶するマーク位置記憶手段と、 前記波形データに基づいて発音し、前記マーク位置記憶
手段に記憶された前記マーク位置での発音のとき、前記
波形データに基づく発音とは異なる音を発音する発音手
段とを、具備する楽音マーキング装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の楽音マーキング装置にお
いて、前記指定手段は、指定した前記マーク位置を任意
に変更可能に構成されている楽音マーキング装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の楽音マーキング装置にお
いて、前記波形データに基づく発音を時間軸に沿って表
示画面に表示する波形データ表示手段と、前記指定手段
によるマーク位置の指定に従って前記表示画面の時間軸
上にマークを表示するマーク表示手段とを有する楽音マ
ーキング装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の楽音マーキング装置にお
いて、指定手段が前記時間軸上の複数のマーク位置を任
意に指定し、前記位置記憶手段が、これら複数のマーク
位置を記憶する楽音マーキング装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の楽音マーキング装置にお
いて、前記発音手段は、前記複数のマーク位置ごとに異
なる音を発音する楽音マーキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10299977A JP2000122662A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 楽音マーキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10299977A JP2000122662A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 楽音マーキング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000122662A true JP2000122662A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17879270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10299977A Pending JP2000122662A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 楽音マーキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000122662A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011247941A (ja) * | 2010-05-24 | 2011-12-08 | Nakayo Telecommun Inc | 文書校正支援装置 |
-
1998
- 1998-10-21 JP JP10299977A patent/JP2000122662A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011247941A (ja) * | 2010-05-24 | 2011-12-08 | Nakayo Telecommun Inc | 文書校正支援装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050729 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070522 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |