JP2000118615A - 移載装置及びそれを備えた自動倉庫 - Google Patents

移載装置及びそれを備えた自動倉庫

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JP2000118615A
JP2000118615A JP10296761A JP29676198A JP2000118615A JP 2000118615 A JP2000118615 A JP 2000118615A JP 10296761 A JP10296761 A JP 10296761A JP 29676198 A JP29676198 A JP 29676198A JP 2000118615 A JP2000118615 A JP 2000118615A
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fork
crane
transfer device
pin
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Koji Kaneko
幸次 金子
Yoshiyuki Wada
芳幸 和田
Shuji Hoshino
修二 星野
Toshitaka Ono
俊孝 大野
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さまざまな荷幅を有する荷を効率的にしかも
制御性良く棚に収納したりそこから取出せるようにす
る。 【解決手段】 テーブルガイドに沿って平行を保持した
状態で接近・離反が可能な第1、第2のテーブル8,9
と、第1、第2のテーブル8,9間に亘って第1、第2
のテーブル8,9に対してスライド自在に且つ幅方向に
複数平行に備えたフォーク12と、各フォーク12の両
端と第1、第2のテーブル8,9とを夫々別個に連結・
解放可能な着脱装置13,14と、第1のテーブル8を
第2のテーブル9に対して接近・離反する第1の駆動装
置と、第2のテーブル9を第1のテーブル8に対して接
近・離反する第2の駆動装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、さまざまな荷幅を
有する荷を効率的にしかも制御性良く棚に収納し、及び
取出すことができる移載装置及びそれを備えた自動倉庫
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に用いられている自動倉庫
は、クレーンの走行路を挟むように、上下に複数段、ク
レーンの走行方向に複数列の棚を備えたラックを対向配
置しており、該ラックは1個の棚に対して1個の荷を収
容するようにしていた。
【0003】しかし、近年では、物品の小数多様化が進
められるようになってきており、このために1個の棚に
複数の荷を収納できるようにしたり、大きさが異なる荷
を混在させて収納できるようにすることによって、ラッ
クの収納効率を上げることが提案されるようになってき
ている。
【0004】このような要求に対処するには、ラックの
各棚の幅寸法を大きくすると共に、クレーンの昇降台上
には、さまざまな荷幅の荷を取り込んで移載できるよう
にした移載装置を設ける必要がある。
【0005】従来考えられているこの種の移載装置とし
ては、アームの先端にバキュームカップを備えた装置を
設け、バキュームカップにより荷の側面(段ボール側
面)等を吸着して荷を持ち上げて押込み、引き出しを行
うようにしたものがある。
【0006】このバキュームカップによる吸着方式は、
荷の表面性状、形状、荷の重量などによって支持力に影
響を受けることになり、移載の信頼性に欠けるという問
題がある。
【0007】また、伸縮するフォークを用いてさまざま
な大きさの荷を取り扱えるようにした移載装置が提案さ
れている。この方式は、クレーンの走行方向の左側と右
側のラックに対して、別個に独立して張り出すようにし
た左右別々の専用フォークを幅方向に混在させて備えた
構成、即ちフォーク混在型移載装置としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記したような
フォーク混在型移載装置においては、種々の問題が生じ
ていた。
【0009】即ち、フォーク混在型移載装置において
は、左右別々の専用フォークを別個に張出・引込を行わ
せるようにした構成となっているために、各専用フォー
クに独自の駆動装置を備えた場合には構造が非常に複雑
なものとなり、重量も大きなものとなってしまう。
【0010】更に、専用フォークの夫々を独自に駆動す
るようにした場合には、荷幅に応じて複数の専用フォー
クを移動させる際に、複数の専用フォークを同期して移
動させる必要があるために制御が大変となる。
【0011】また、フォーク混在型移載装置では、左右
一側の専用フォークで棚から荷をクレーン側に取り込む
際に、他側の専用フォークに荷が当たってしまうという
問題がある。この問題を解決するために、上記したフォ
ーク混在型移載装置では、一側の専用フォークと他側の
専用フォークとの間で高さが変更できるようにした昇降
機構を備える必要があり、このために、更に構造が複雑
になると共に、重量も増加してしまう。
【0012】上記したように、フォーク混在型移載装置
は、故障を生じ易い非常に複雑な構造を有しており、し
かも一側と他側の専用フォークを荷幅に応じて同期させ
て移動させる必要があり、更に休止している専用フォー
クと荷が干渉しないように逃がすための構造とその操作
のための時間が必要である。
【0013】従って、従来では、機能的に優れた移載装
置が存在していないために、荷幅がさまざまに変化する
荷を取り扱う自動倉庫において、良好な制御性、信頼
性、作業能率を達成できる入出庫作業が実現できなかっ
た。
【0014】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、さまざまな荷幅を有する荷を効率的に
しかも制御性良く棚に収納したりそこから取出すことが
できる移載装置及びそれを備えた自動倉庫を提供するこ
とを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
テーブルガイドに沿って平行を保持した状態で接近・離
反が可能な第1、第2のテーブルと、第1、第2のテー
ブル間に亘って該第1、第2のテーブルに対してスライ
ド自在に且つ幅方向に複数平行に備えたフォークと、各
フォークの両端と第1、第2のテーブルとを夫々別個に
連結・解放可能な着脱装置と、第1のテーブルを第2の
テーブルに対して接近・離反する第1の駆動装置と、第
2のテーブルを第1のテーブルに対して接近・離反する
第2の駆動装置とを備えたことを特徴とする移載装置、
に係るものである。
【0016】請求項2記載の発明は、着脱装置が、第
1、第2のテーブルに備えられてフォークの端部に形成
されたロック穴に着脱が可能な逆T字状の着脱ピンと、
該着脱ピンをロック穴から抜き出す方向に付勢する弾性
体と、弾性体に抗して着脱ピンをロック穴に嵌入するピ
ン駆動装置と、ロック穴に嵌合した着脱ピンが嵌合を保
持したまま任意のテーブルと共に移動できるように着脱
ピンの底部を案内する第1のガイドと、ロック穴から脱
出した着脱ピンが脱出を保持したまま任意のテーブルと
共に移動できるように着脱ピンの底部を案内する第2の
ガイドとを備えていることを特徴とする請求項1記載の
移載装置、に係るものである。
【0017】請求項3記載の発明は、第1、第2の駆動
装置がロッドレスシリンダであることを特徴とする請求
項1又は2記載の移載装置、に係るものである。
【0018】請求項4記載の発明は、クレーン走行方向
の荷幅がさまざまなサイズの荷であっても収納可能な棚
を備えてクレーン前面に配置されるラックと、クレーン
の昇降台上に備えられた請求項1又は2又は3記載の移
載装置と、自動倉庫で取り扱う複数種類の荷の荷幅を入
力する荷幅検出手段と、検出した荷幅に応じ移載装置の
一側の基準フォークから何本目までのフォークにて荷を
支持するかを選択し、且つ基準フォークを基準として棚
及び荷受渡台の前面に対するクレーンの停止位置を制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする自動倉庫、に
係るものである。
【0019】上記手段の作用は以下のようになる。
【0020】請求項1記載の発明では、簡単な構成にて
フォークを単独で左右のいずれ側にも張り出すことがで
き、よって移載装置を安価でしかも軽量なものとするこ
とができ、更に確実な作動によって信頼性を高めること
ができると共に、能率的な移載が可能になる。
【0021】請求項2記載の発明では、第1、第2のテ
ーブルとフォーク端部との着脱を、簡単な構成の着脱装
置によって確実に行えるようになる。
【0022】請求項3記載の発明では、第1、第2の駆
動装置をロッドレスシリンダとすることにより、簡単な
構成にて第1、第2のテーブルの移動を確実に行えるよ
うになる。
【0023】請求項4記載の発明では、基準フォークを
基準として荷の荷幅の大きさに応じて張り出すフォーク
の数を制御し、且つラックの棚に収納する荷の位置を基
準溝を基準とした差込み溝位置と占領する溝の数にて制
御することにより、制御が非常にシンプルとなり、簡略
な構成で故障を生じ難く、しかも動きが簡単で効率的な
作動が可能な移載装置との組み合わせによって、信頼性
が高い能率的な入出庫が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0025】図1、図2は、本発明を実施する自動倉庫
の形態の一例を示したものである。自動倉庫では図1、
図2に示すように、クレーン1の走行方向に沿ってクレ
ーン前面(クレーンを挟む位置)に、上下方向に複数
段、クレーン走行方向に複数列の棚2を備えたラック3
が配置されている。前記クレーン1は昇降台4を備えて
いると共に、該昇降台4に移載装置5が備えられてお
り、移載装置5は前記ラック3の所要の棚2との間で荷
6の移載を行うようになっている。更にクレーン1は、
走行を行ってコンベヤなどの荷受渡台27と移載装置5
との間でも荷6の移載が行えるようになっている。
【0026】図3〜図6は、前記昇降台4に備えた移載
装置5の形態例を示したものであり、移載装置5は、固
定板7上のクレーン走行方向Aと直角方向の両端部(左
右両端部)に、ラック3前面と平行な第1と第2のテー
ブル8,9を備えており、該第1、第2のテーブル8,
9は左右方向に延設されたテーブルガイド10,11に
沿って左右方向にスライドし、互いに接近・離反できる
ようになっている。
【0027】前記第1、第2のテーブル8,9上には、
前記固定板7の左右長さ(昇降台4の左右長さ)と同等
の長さを有し、且つ第1、第2のテーブル8,9に対し
てスライドが自在なフォーク12が、ラック3の幅方向
に複数本平行に等間隔で設けられている。図4では1つ
のテーブルガイド10を挟んで6本のフォーク12が等
間隔に備えられている。
【0028】更に、前記固定板7における左右両端部に
は、前記各フォーク12の両端と第1、第2のテーブル
8,9との間を夫々別個に連結・解放できるようにした
着脱装置13,14(図6参照)が備えられている。
【0029】また、前記固定板7には、第1のテーブル
8を第2のテーブル9に対して接近・離反させる第1の
駆動装置15と、第2のテーブル9を第1のテーブル8
に対して接近・離反させる第2の駆動装置16を備えて
いる。図4では第1、第2の駆動装置15,16を夫々
固定板7のクレーン走行方向Aの前後に備えるようにし
ている。
【0030】前記着脱装置13,14は、図4〜図6に
示すように、第1、第2のテーブル8,9に備えられて
フォーク12の端部に形成されたロック穴17に着脱が
可能な逆T字状を有する着脱ピン18と、該着脱ピン1
8をロック穴17から抜き出す方向に付勢するスプリン
グ等の弾性体19と、弾性体19に抗して着脱ピン18
をロック穴17に嵌入するピン駆動装置20を備えてお
り、更に、ロック穴17に嵌合した着脱ピン18が嵌合
を保持したまま同側のテーブルと共に移動できるように
着脱ピン18の底部18’を案内する第1のガイド21
と、ロック穴17から脱出した着脱ピン18が脱出を保
持したまま同側のテーブルと共に移動できるように着脱
ピン18の底部18’を案内する第2のガイド22とを
備えている。前記ピン駆動装置20にはエアシリンダを
用いることができる。
【0031】前記した第1、第2の駆動装置15,16
としては、例えば固定端23を固定板7に固定した案内
筒24の内部に設けられた図示しない磁石などの連動駒
を空気力で移動させるようにし、前記連動駒に磁気的に
連結された連結材25によってテーブルを移動させるよ
うにしたロッドレスシリンダを用いることができる。
【0032】一方、前記ラック3の棚2は、図12〜図
15に示すようにクレーン走行方向Aの荷幅がさまざま
なサイズの荷6であっても収納できるように大きな幅で
形成されており、しかも、棚2の荷受け面には、前記移
載装置5に備えられたフォーク12の間隔と同一の間隔
を有してフォーク12が挿入できる差込み溝26が形成
されている。
【0033】上記において、図4のクレーン走行方向A
一側のフォーク12を基準フォーク12A(斜線を施し
ている)とし、また、図12〜図15に示すようにラッ
ク3の各棚2における差込み溝26のうち基準フォーク
12A側を基準溝26Aとしている。
【0034】次に、上記移載装置5によって荷6を受渡
す際の作用を説明する。
【0035】図6〜図8は、1本のフォーク12を張り
出させる場合を示している。フォーク12が昇降台4
(図5)上で動かない待機状態にある時は、図6に示す
ように、着脱装置13,14のピン駆動装置20により
左右両側の着脱ピン18がフォーク12両端のロック穴
17に嵌合した状態にあり、これにより第1、第2のテ
ーブル8,9は動くことができない。
【0036】この状態から、図6の右側にフォーク12
を張り出すには、図7に示すように、右側の着脱装置1
4のピン駆動装置20を引込めて着脱ピン18をロック
穴17から引き抜く。この時、着脱ピン18は弾性体1
9によりロック穴17から引き抜かれるように付勢され
ているので、ピン駆動装置20を引込めるのみで良い。
【0037】上記着脱ピン18の引き抜きにより第2の
テーブル9とフォーク12の右端のロックが解放され、
よって第1の駆動装置15であるロッドレスシリンダを
作動して第1のテーブル8を第2のテーブル9に接近さ
せるように移動させる。このとき、左側の着脱ピン18
とピン駆動装置20とは離れることになるが、ロック穴
17に嵌合した状態の着脱ピン18の底部18’が、図
8に示すように第1のガイド21上に沿って移動し、左
側の着脱ピン18はロック穴17に嵌合したままを保持
しているので、第1のテーブル8にフォーク12の左端
がロックされて移動する。
【0038】上記により図8に示すようにフォーク12
は右側に張り出される。従って、上記操作を複数のフォ
ーク12について行えば、第1のテーブル8の移動で複
数のフォーク12を同時に右側に張り出して荷の移載を
行うことができる。尚、上記ではフォーク12を右側に
張り出す場合について説明したが、フォーク12を左側
に張り出す場合も上記と同様に左右反対の操作で行うこ
とができる。
【0039】図13、図14のX1では荷幅の小さい荷
6に対して基準フォーク12Aと次の1本のフォーク1
2の合計2本を張出した状態を示しており、また、図1
3、図14のX2では荷幅の少し大きい荷6に対して基
準フォーク12Aと次の3本のフォーク12の合計4本
を張出した状態を示している。又、図15のX3では荷
幅の大きい荷6に対してすべての6本のフォーク12
A,12を張り出した状態を示しており、更に図15の
X4ではすべての6本のフォーク12A,12を張り出
すことにより、荷幅の小さい2個の荷6を同時に取り扱
うようにした状態を示している。
【0040】また、上記において、荷6の荷幅に応じて
必要のないフォーク12は、張り出すことなく昇降台4
上に留まっている必要がある。
【0041】図8に示したように一部のフォーク12を
右側に張り出す際に、他のフォーク12を固定の状態に
保持しておくには、図9に示すようにフォーク12の両
端のロック穴17に着脱ピン18が嵌合されている状態
から、図10に示すように、固定しておくフォーク12
の左側のピン駆動装置20を引込めて着脱ピン18をロ
ック穴17から引き抜くことにより、第1のテーブル8
とフォーク12の左端とのロックを解放する。このと
き、フォーク12の右端と第2のテーブル9とは着脱ピ
ン18によってロックされているので、前記したように
第1の駆動装置15であるロッドレスシリンダが作動さ
れて第1のテーブル8が第2のテーブル9に接近するよ
うに移動しても、第1のテーブル8が移動するのみであ
ってフォーク12は移動しない。このとき、左側の着脱
ピン18とピン駆動装置20とは離れることになるが、
ロック穴17から解放された状態の着脱ピン18の底部
18’が、図11に示すように第2のガイド22上に沿
って移動し、左側の着脱ピン18はロック穴17から解
放されたまま第1のテーブル8と共に移動するようにな
る。
【0042】以下に、上記した構成を有する移載装置5
を昇降台4に備えたクレーン1により、入出庫を行う自
動倉庫について説明する。
【0043】図1、図2に示すように、自動倉庫に入庫
する荷6を搬送するコンベヤなどからなる荷受渡台27
にはストッパ28が設けられており、該ストッパ28に
当接して停止した荷6のバーコード29を読取器30に
よって読み取ることにより複数種類の荷6の荷幅を検出
するようにしており、更に読取器30で検出したデータ
を制御装置31に入力するようにした荷幅検出手段が備
えられている。
【0044】更に、前記制御装置31には、ラック3の
どの番地の棚2のどの位置に、どのような大きさ(荷
幅)の荷6が入庫されているかといった入出庫情報32
が入力されており、前記読取器30で検出した荷6の荷
幅に応じて、移載装置5の基準フォーク12Aから何本
目までのフォーク12(図4、図13〜図15参照)を
作動して荷6を支持するかを選択し、且つ基準フォーク
12Aを基準として棚2及び荷受渡台27の前面に対す
るクレーン1の停止位置を制御するようにした制御手段
を備えている。制御装置31は、クレーン1に備えた制
御盤33に対し、電波、音波或いは光、更には信号ケー
ブルなどの信号伝達手段により制御信号34を伝達し
て、クレーン1の走行・停止、移載装置5の作動等の制
御を行うようになっている。
【0045】上記において、制御装置31は、ラック3
の各棚2に収納されている荷6が基準溝26Aから何番
目の差込み溝26を占領しているか、或いは差込み溝2
6の何番目から何番目までを占領しているかを記憶して
いる。
【0046】クレーン1は、荷受渡台27上においてス
トッパ28にて停止された荷6の左側端に対応した位置
に基準フォーク12A(図4参照)が一致するように停
止される。更に、バーコード29を読取器30で読み取
ることにより荷6の荷幅が検出され、これにより制御装
置31は、基準フォーク12Aから何番目までのフォー
ク12を張り出して荷受渡台27上の荷6を昇降台4上
に取り込むかという制御信号34を制御盤33に出力す
る。これによりクレーン1は必要なフォーク12A,1
2を荷6の下側に挿入し、昇降台4を僅かに上昇させて
荷6を支持した後、張り出したフォーク12A,12を
引込めることにより荷6を昇降台4上に取り込む。
【0047】クレーン1は、制御装置31からの制御信
号34により所定のラック3の所定の棚2における荷6
を収納する位置の基準溝26A、或いは基準溝26Aか
ら何番目かの差込み溝26に、基準フォーク12Aが一
致するように停止される。
【0048】続いて、荷6の荷幅に応じた基準フォーク
12Aを含む所要数のフォーク12が張り出され、続い
て昇降台4が僅かに下降されることにより荷6を棚2に
載置した後、張り出したフォーク12A,12を引込め
ることにより荷6の入庫作業を完了する。
【0049】ラック3の棚2から荷6を出庫する際は、
前記入庫作業と逆の手順によって行うことができる。
【0050】上記したように、基準フォーク12Aを基
準として荷6の荷幅の大きさに応じて張り出すフォーク
12A,12の数を制御し、且つラック3の棚2に収納
する荷6の位置を基準溝26Aを基準とした差込み溝2
6位置と占領する溝の数にて制御することにより、制御
が非常にシンプルとなり、前記したように簡略な構成で
故障を生じ難く、しかも動きが簡単で効率的な作動が可
能な移載装置5との組み合わせによって、信頼性が高く
しかも能率的な入出庫が可能となる。
【0051】また、上記により、クレーン走行方向Aの
荷幅がさまざまなサイズの荷6が収納できる棚2への入
出庫が実現できたことにより、荷6の収納効率を高めた
自動倉庫が実現できる。
【0052】尚、本発明は上記形態例にのみ限定される
ものではなく、着脱装置、第1及び第2の駆動装置など
は図示以外の種々の方式を採用し得ること、フォークの
設置数、配置などは種々変更し得ること、その他本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
こと、等は勿論である。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、簡単な構
成にてフォークを単独で左右のいずれ側にも張り出すこ
とができ、よって移載装置を安価でしかも軽量なものと
することができ、更に確実な作動によって信頼性を高め
ることができると共に、能率的な移載が可能になる効果
がある。
【0054】請求項2記載の発明によれば、第1、第2
のテーブルとフォーク端部との着脱を、簡単な構成の着
脱装置によって確実に行える効果がある。
【0055】請求項3記載の発明によれば、第1、第2
の駆動装置をロッドレスシリンダとすることにより、簡
単な構成にて第1、第2のテーブルの移動を確実に行え
る効果がある。
【0056】請求項4記載の発明によれば、基準フォー
クを基準として荷の荷幅の大きさに応じて張り出すフォ
ークの数を制御し、且つラックの棚に収納する荷の位置
を基準溝を基準とした差込み溝位置と占領する溝の数に
て制御することにより、制御が非常にシンプルとなり、
簡略な構成で故障を生じ難く、しかも動きが簡単で効率
的な作動が可能な移載装置との組み合わせによって、信
頼性が高い能率的な入出庫が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動倉庫の形態例を示す側面図であ
る。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】クレーンに備えられている昇降台の正面図であ
る。
【図4】昇降台に備えられる本発明の移載装置の形態例
を示す平面図である。
【図5】図4のV−V方向矢視図である。
【図6】図4をVI−VI方向から見た移載装置の休止
状態を示す正面図である。
【図7】図6の左側の着脱ピンを引き抜いた状態を示す
正面図である。
【図8】フォークを右側に張り出した状態を示す正面図
である。
【図9】移載装置の休止状態を示す正面図である。
【図10】図9の右側の着脱ピンを引き抜いた状態を示
す正面図である。
【図11】他のフォークの張出し時にフォークが張り出
されずに停止した状態を示す正面図である。
【図12】ラックの棚の構成を示す斜視図である。
【図13】棚に荷幅の異なる荷を収納する状態を示す平
面図である。
【図14】図13の側面図である。
【図15】図14とは異なる荷幅の荷を棚に収納してい
る状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 クレーン 2 棚 3 ラック 4 昇降台 5 移載装置 6 荷 8 第1のテーブル 9 第2のテーブル 10,11 テーブルガイド 12 フォーク 12A 基準フォーク 13,14 着脱装置 15 第1の駆動装置 16 第2の駆動装置 17 ロック穴 18 着脱ピン 18’ 底部 19 弾性体 20 ピン駆動装置 21 第1のガイド 22 第2のガイド 27 荷受渡台 31 制御装置 A クレーン走行方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 修二 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 大野 俊孝 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 Fターム(参考) 3F022 FF01 JJ09 KK06 LL31 MM08 MM17 MM22 MM26 MM35 PP01 PP04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルガイドに沿って平行を保持した
    状態で接近・離反が可能な第1、第2のテーブルと、第
    1、第2のテーブル間に亘って該第1、第2のテーブル
    に対してスライド自在に且つ幅方向に複数平行に備えた
    フォークと、各フォークの両端と第1、第2のテーブル
    とを夫々別個に連結・解放可能な着脱装置と、第1のテ
    ーブルを第2のテーブルに対して接近・離反する第1の
    駆動装置と、第2のテーブルを第1のテーブルに対して
    接近・離反する第2の駆動装置とを備えたことを特徴と
    する移載装置。
  2. 【請求項2】 着脱装置が、第1、第2のテーブルに備
    えられてフォークの端部に形成されたロック穴に着脱が
    可能な逆T字状の着脱ピンと、該着脱ピンをロック穴か
    ら抜き出す方向に付勢する弾性体と、弾性体に抗して着
    脱ピンをロック穴に嵌入するピン駆動装置と、ロック穴
    に嵌合した着脱ピンが嵌合を保持したまま任意のテーブ
    ルと共に移動できるように着脱ピンの底部を案内する第
    1のガイドと、ロック穴から脱出した着脱ピンが脱出を
    保持したまま任意のテーブルと共に移動できるように着
    脱ピンの底部を案内する第2のガイドとを備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載の移載装置。
  3. 【請求項3】 第1、第2の駆動装置がロッドレスシリ
    ンダであることを特徴とする請求項1又は2記載の移載
    装置。
  4. 【請求項4】 クレーン走行方向の荷幅がさまざまなサ
    イズの荷であっても収納可能な棚を備えてクレーン前面
    に配置されるラックと、クレーンの昇降台上に備えられ
    た請求項1又は2又は3記載の移載装置と、自動倉庫で
    取り扱う複数種類の荷の荷幅を入力する荷幅検出手段
    と、検出した荷幅に応じ移載装置の一側の基準フォーク
    から何本目までのフォークにて荷を支持するかを選択
    し、且つ基準フォークを基準として棚及び荷受渡台の前
    面に対するクレーンの停止位置を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする自動倉庫。
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