JP2000118168A - 親展ハガキ用紙 - Google Patents

親展ハガキ用紙

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JP2000118168A
JP2000118168A JP10295313A JP29531398A JP2000118168A JP 2000118168 A JP2000118168 A JP 2000118168A JP 10295313 A JP10295313 A JP 10295313A JP 29531398 A JP29531398 A JP 29531398A JP 2000118168 A JP2000118168 A JP 2000118168A
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adhesive
adhesive layer
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ink
parts
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JP10295313A
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Yoshinori Watanabe
好則 渡辺
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐水性が優れ、インクのにじみが少なくという
インクジェットプリンター適性および親展ハガキ用紙と
しての接着性、再剥離性を満足する親展ハガキ用紙を提
供することにある。 【解決手段】基材シートの少なくとも一方の面に接着剤
および接着力コントロール剤を含有する接着剤層を備え
た親展ハガキ用紙において、接着剤として非イオン性界
面活性剤を使用した変性天然ゴムエマルジョンを用い、
且つ接着剤層中にカチオン性の物質を含有することを特
徴とする親展ハガキ用紙である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は親展性をもつハガキ
やカード等の各種システムに用いられる親展ハガキ用紙
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、郵便法の改正に伴い必要情報を記
録したシートを二つ折り、または三つ折りに折り畳み、
親展性を持つ葉書システムが実用化され普及している。
このような親展性を持つ葉書は、基材シートの一方の面
に通常は接着性がなく、接着剤層同士を対向させた状態
で加圧することにより接着性を示し、且つ接着後は再剥
離することが可能な接着剤層を有する親展ハガキ用紙が
使用される。
【0003】通常、親展ハガキ用紙はハガキとして定形
事項を印刷した後、個人情報などの秘密にしたい情報を
接着剤層面に、宛先等を他の部分にプリンター等で印字
し、ドライシーラー等で秘密情報を外部から見えないよ
うに加圧積層して親展ハガキとなる。親展ハガキは受け
取り人が該接着剤層より剥離することにより情報を得る
ことができ、一端剥離すると該接着面は接着性がないの
で剥離前の状態にはならないハガキである。
【0004】当初、親展性を保つハガキシステムは規模
の比較的大きな印刷会社等により、親展ハガキ用紙に印
刷、高速レーザープリンターで印字、ドライシーラーで
圧着し、発送されていた。近年では印刷方式が高速レー
ザープリンター方式から大量に処理することの出来る乾
燥設備の備えた高速インクジェットプリンター方式に変
化しつつある。
【0005】インクジェット方式は種々の記録方式によ
りインクの微少液滴を飛翔させて紙等の記録シートに付
着させ、画像、文字等の記録を行うものである。通常、
記録シートには印字ドットの濃度が高いこと、色調が明
るく鮮やかであること、色の沈みがないこと、インクの
吸収が早くて印字ドットが重なった場合においてもイン
クが流れ出したり滲んだりしなく、横方向への拡散の少
ないことが要求されている。
【0006】高速インクジェットプリンターはアニオン
系染料インクを使用していたため通常の親展ハガキ用紙
に印字するとインクの耐水性が無く水により流れ落ちて
しまう。そのため親展ハガキ用紙をインクジェット対応
用紙にするための検討を進めていたが、現行の親展ハガ
キ用紙をインクジェット対応用紙とするのは困難であっ
たため、インクを耐水性のある顔料系インクに変更する
ことで解決したと思われていた。しかし、顔料系インキ
は高速印字を行うと、インキの流動性が悪く染料系に比
べて比較的乾燥しやすいため、ノズル詰まりが頻繁に発
生する等の問題があった。その対策としてライン速度を
染料系と比較して1/3〜1/4程度で印字しており、
高速インクジェットプリンターの性能を充分発揮さてれ
いないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、染料
系のインクジェットプリンターの適性を有する、即ち、
耐水性が優れ、且つインクのにじみが少ないというイン
クジェットプリンター適性、および親展ハガキ用紙とし
ての接着性、再剥離性を満足する親展ハガキ用紙を安価
に提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】通常、親展ハガキ用紙に
使用する接着剤はアニオン系のものであり染料系インク
耐水化のため用いられるカチオン性の物質を混合すると
局所的に急激に凝集してしまう。アニオン系の接着剤に
非イオン性の界面活性剤や両性の界面活性剤を併用する
ことによりカチオン性の物質を添加することは可能であ
るが、それには非常に多量に界面活性剤を使用するた
め、塗工した接着剤層に多量に界面活性剤を含むため耐
水性が著しく低下したり、接着剤層表面にブリードして
しまい経時により接着力が低下するなどの影響を与え
る。
【0009】本発明者は、接着剤として変性天然ゴムエ
マルジョンを非イオン性界面活性剤を用いてエマルジョ
ン化することにより、接着剤層塗工液にカチオン性の物
質を接着剤層塗工液に配合しても安定な状態を保ち、塗
工可能で且つ塗工後の接着剤層は接着剤層自体の耐水性
とインクジェットプリンターで印字した印字面の耐水性
も優れている親展ハガキ用紙を見いだした。
【0010】即ち、本発明は、基材シートの少なくとも
一方の面に接着剤および接着力コントロール剤を含有す
る接着剤層を備えた親展ハガキ用紙において、接着剤と
して非イオン性界面活性剤を使用した変性天然ゴムエマ
ルジョンを用い、且つ接着剤層中にカチオン性の物質を
含有することを特徴とする親展ハガキ用紙である。ま
た、カチオン性の物質が硫酸アンモニウム塩であること
が好ましい。更に、接着剤層に2級アミン変性ポリアミ
ド系の耐水化剤を含有することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は基材シートの少なくとも
一方の面に設けられた接着剤層を有する。例えば、一方
の面のみに接着剤層を形成する場合は再剥離性を有する
接着剤層(以後、再剥離面ともいう)とし、両面に接着
剤層を形成する場合は、一方の面に再剥離性の接着剤層
(再剥離面)を設け、他方の面に再剥離性のない接着剤
層(以後、永久面ともいう)とするか、両面が再剥離性
を有する接着剤層(再剥離面)とした構成が挙げられ
る。再剥離面、永久面とも、通常の状態では接着性を示
さず、ドライシーラー等で加圧積層することにより接着
する。このような接着剤層は、接着剤と接着力コントロ
ール剤を併用して接着力を調節する。
【0012】本発明において接着剤層は、接着剤、接着
力コントロール剤、カチオン性の物質を含み、必要に応
じて耐水化剤、その他添加剤を含む構成である。
【0013】接着剤としては、非イオン性界面活性剤を
用いた変性天然ゴムエマルジョンを使用する。例えば、
天然ゴムにメチルメタアクリレート等のアクリル系モノ
マーをグラフト重合する際に非イオン性界面活性剤を用
いたもの、即ち、天然ゴムエマルジョンとメチルメタア
クリレート等のアクリル系モノマー、非イオン性界面活
性剤から構成され溶液中に分散させ重合開始剤を用い常
法にしたがって乳化重合または懸濁重合によりエマルジ
ョン化したものが使用できる。
【0014】非イオン性界面活性剤の例としては、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビンタン
脂肪酸エステル等が用いられる。
【0015】接着剤層の接着剤の配合量としては固形分
重量が20〜60重量%であることが好ましく、より好
ましくは30〜50重量%である。因みに20重量%未
満の場合は接着剤層の強度が弱くなり、60重量%を越
えると接着剤層表面の接着力コントロール剤(例えば顔
料)を被覆してしまい、インク吸収性が低下しまたイン
クジェット適性が低下する。なお、接着剤の配合量が更
に過剰となると、通常の状態で接着性を示してしまう恐
れがある。
【0016】接着力コントロール剤としては、接着剤層
に含有することにより、通常の状態では接着剤層は接着
性を示さず、ドライシーラー等で加圧積層することによ
り接着剤層が接着性を示すような材料であれば使用で
き、例えば無機顔料、有機顔料が例示できる。具体的に
は、酸化亜鉛、酸化チタン、ゼオライト、炭酸カルシウ
ム、クレー、酸化アルミ、小麦でんぷん、シリカ、アル
ミナ、コロイダルシリカ、プラスチックピグメント、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素系樹脂等
が使用できる。平均粒子径としては10〜50μm程度
のものが好ましい。中でも小麦でんぷん、シリカ等が接
着剤のコントロールに適しており好適に用いられる。ま
た、小麦デンプンはブロッキング防止の目的でスペーサ
ー的に使われる。シリカはインク受容性に優れるので、
印刷適性、インクジェット記録適性を改善するので好ま
しい。フッ素系樹脂はインクの滲みを防止する効果が高
い。さらに酸化チタンは隠蔽効果が高くシリカと混合す
ることにより更に隠蔽効果が高くなる。
【0017】カチオン性の物質は、接着剤層中にインク
ジェット適性を改善する目的で使用する。カチオン性の
物質の例としてはビニルベンジルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド等の第4級アンモニウム基を有する化合物、ジメチ
ルアミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン等の2
級アミノ基を有する化合物、カチオン系コロイダルシリ
カ、アルミナゾル、硫酸マグネシウムなどの金属の水溶
性塩、ポリビニールアルコール、酢酸ビニル、エチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、スチレンーブタジエン
共重合体、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステ
ルの共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体などのビニ
ル系重合体、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂などの接
着剤を2級、3級アミノ基や4級アンモニウム塩基でカ
チオン変性したものなどが挙げられ、1種類以上で使用
される。その中でも、塗料の安定性の面から硫酸マグネ
シウムなどの金属の水溶性塩などが用いられる。
【0018】接着剤層には耐水化剤を併用することが好
ましい。耐水化剤としては、公知の耐水化剤が使用でき
るが、ポリアミド樹脂やエポキシ樹脂などを2級、3級
アミノ基や4級アンモニウム塩基でカチオン変性したも
のが好ましく、1種類以上で使用される。その中でも2
級アミノ基で変性したポリアミド樹脂が好ましく用いら
れる。
【0019】添加剤としては、顔料分散剤、増粘剤、流
動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透
剤、着色染料、紫外線吸収剤、帯電防止剤、カチオン
性、ノニオン性または両性の界面活性剤、酸化防止剤、
防腐剤などが適量配合される。
【0020】基材シートについては別に限定するもでは
ないが上質紙、中質紙、アート紙、コート紙等の紙類、
合成紙、合成樹脂フィルム、金属箔、不織布等を用いら
れることがあり、これらは積層されたり、表面処理され
たりしたものを用いてもよい。上質紙、中質紙について
は酸性、中性を問わず用いられる。中でも、紙類が安価
なため好ましく使用される。
【0021】表面を塗布する場合、塗工方法としては特
に限定するものではないが各種ブレードコーター、ロー
ルコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、グ
ラビアコーター、カーテンコーターなどが用いられるが
本発明ではエアーナイフコーター、バーコーター、グラ
ビアコーターなどが好ましい。塗工量としては2〜30
g/m2 の範囲であるが、好ましくは3〜15g/m2
範囲である。
【0022】以下に本発明の実施例を挙げて説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。実
施例において示す「部」及び「%」は特に明示のない限
り重量部及び重量%である。
【0023】〔実施例1〕上質紙81.3g/m2 (O
KH70 王子製紙(株)製)の片面に以下の配合の再
剥離面用塗料をメイヤーバーにて固形あたり10g/m
2 塗工し、熱風乾燥機にて100℃の温度にて1分間乾
燥した。 「再剥離面用塗料配合」 ・非イオン性界面活性剤を使用した天然ゴム系ラテックス (フルタイトFB−520,三井フラー(株)製)80部 ・酸化チタン(タイペークW−10,石原産業(株)製) 20部 ・小麦デンプン(AS−225,千葉澱粉(株)製) 20部 ・沈降性合成シリカ(ミズカシルP−527,水沢化学工業(株)製)40部 ・フッ素系微粒子(ハイドロッサーSST3,シャムロック(株)製) 5部 ・2級アミノ基変性ポリアミド樹脂 (スミレツレジン3001,住友化学(株)製) 5部 ・硫酸マグネシウム 10部
【0024】上記再剥離面用塗料を塗工した上質紙の反
対面に以下の配合の永久面用塗料をメイヤーバーにて固
形あたり10g/m2 塗工し、熱風乾燥機で100℃の
温度にて1分間乾燥し親展ハガキ用紙(三つ折り葉書
用)を作製した。 「永久面用塗料配合」 ・非イオン性界面活性剤を使用した天然ゴム系ラテックス (フルタイトFB−520,三井フラー(株)製)80部 ・酸化チタン(タイペークW−10,石原産業(株)製) 10部 ・小麦デンプン(AS−225,千葉澱粉(株)製) 10部 ・沈降性合成シリカ(ミズカシルP−527,水沢化学工業(株)製)30部 ・フッ素系微粒子(ハイドロッサーSST3,シャムロック(株)製) 5部 ・2級アミノ基変性ポリアミド樹脂 (スミレツレジン3001,住友化学(株)製) 5部 ・硫酸マグネシウム 10部
【0025】〔実施例2〕再剥離面用塗液配合の非イオ
ン性界面活性剤を使用した天然ゴム系ラテックスの配合
量を80部から40部に変更した以外は実施例1と同様
して親展ハガキ用紙(三つ折り葉書用)を作製した。
【0026】〔実施例3〕再剥離面用塗料配合の非イオ
ン性界面活性剤を使用した天然ゴム系ラテックスの配合
量を80部から130部に変更した以外は実施例1と同
様して親展ハガキ用紙(三つ折り葉書用)を作製した。
【0027】〔実施例4〕 「非イオン性界面活性剤を使用した天然ゴム系ラテック
スの重合方法」天然ゴムエマルジョンを75部、メチル
メタアクリレートモノマーを25部、ポリビニールアル
コールを3部、非イオン界面活性剤(花王(株)製,エ
マルゲン 106)を0.5部配合し、固形分濃度を3
5%にし乳化分散した。乳化分散した溶液に水系重合開
始剤2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩
酸塩、過硫酸カリウムを添加し、60℃、16時間常法
により重合を行った。
【0028】再剥離面用塗料配合の非イオン性界面活性
剤を使用した天然ゴム系ラテックスに代えて、上記の非
イオン性界面活性剤を使用した天然ゴム系ラテックスを
使用した以外は実施例1と同様にして親展ハガキ用紙
(三つ折り葉書用)を作製した。
【0029】〔比較例1〕実施例1の再剥離面用塗料配
合において、非イオン性界面活性剤を使用した天然ゴム
系ラテックス(フルタイトFB−520,三井フラー
(株)製)80部に代えて、天然ゴム系ラテックス(フ
ルタイトFB−01−OK,三井フラー(株)製)80
部を使用したが凝集してしまい、塗工可能な塗料が得ら
れなかった。。
【0030】「比較例2」再剥離面用塗料配合を下記の
配合に変更した以外は実施例1と同様にして親展ハガキ
用紙(三つ折り葉書用)を作製した。 「再剥離面用塗料配合」 ・天然ゴム系ラテックス (フルタイトFB−01−OK,三井フラー(株)製) 80部 ・酸化チタン(タイペークW−10,石原産業(株)製) 20部 ・小麦デンプン(AS−225,千葉澱粉(株)製) 30部 ・沈降性合成シリカ(ミズカシルP−527,水沢化学工業(株)製)40部 ・フッ素系微粒子(ハイドロッサーSST3,シャムロック(株)製)10部
【0031】「評価方法」 (1)インク吸収性 インクジェットプリンターMC−830(エプソン
(株)製)を用いてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックを印字しインク乾燥時間を測定した。 ○:10秒未満 △:10秒以上60秒未満 ×:60秒以上
【0032】(2)インキの滲み、濃度 インクジェットプリンターMC−830(エプソン
(株)製)を用いてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックを印字し実体顕微鏡でドットの形状を観察しインキ
の滲み評価した。また、濃度は目視で評価した。 ○:問題なし △:若干滲みがある若しくは若干濃度が低いが実用上問
題なし ×:不良
【0033】(3)インキの耐水性 インクジェットプリンターMC−830(エプソン
(株)製)を用いてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックを印字し印字した用紙を水に1分間浸漬し、湿潤状
態で印字面のインクの脱落を目視で確認した。 ○:インキ落ちなし △:若干インクの脱落があるが実用上問題なし ×:不良
【0034】(4)再剥離面の接着性 ドライシーラー(トッパンフォームズ(株)製)を用
い、得られた三つ折り葉書用試料を適切な大きさに断裁
し、再剥離面同士が対向するようにZ折りして、23
℃、65%の温湿度条件で24時間調湿した後、ロール
間隙を150μmに設定したプレスロールを通過させて
圧着し、親展ハガキを作製した。得られた親展ハガキを
T型剥離で再剥離し、剥離の状態および剥離した面の状
態を評価した。 ○:綺麗に再剥離する △:再剥離するが接着力が弱いまたは一部基材破壊がお
きるが、実用上問題ないレベル ×:基材破壊が起きるまたは、接着力が低く剥がれ、実
用上問題となるレベル
【0035】(5)総合評価 親展ハガキ用紙としての総合評価を行った。 ○:親展ハガキ用紙として非常に優れている。 △:親展ハガキ用紙として若干問題があるが実用上問題
ないレベルである。 ×:親展ハガキ用紙として問題があり、実用出来ないレ
ベルである。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】接着剤層用塗料に非イオン性界面活性剤
を使用した変性天然ゴムエマルジョンを含有することに
より、カチオン性の物質を併用しても凝集が起きること
なく塗料が調製でき、また形成された接着剤層はインク
のにじみが少なく、インクジェットプリンター適性、耐
水性が優れ、また、親展ハガキ用紙の接着、再剥離性を
満足するシートが得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シートの少なくとも一方の面に接着剤
    および接着力コントロール剤を含有する接着剤層を備え
    た親展ハガキ用紙において、接着剤として非イオン性界
    面活性剤を使用した変性天然ゴムエマルジョンを用い、
    且つ接着剤層中にカチオン性の物質を含有することを特
    徴とする親展ハガキ用紙。
  2. 【請求項2】カチオン性物質が硫酸アンモニウム塩であ
    る請求項1記載の親展ハガキ用紙。
  3. 【請求項3】接着剤層に2級アミン変性ポリアミド系の
    耐水化剤を含有する請求項1及び2記載の親展ハガキ用
    紙。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144312A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Toppan Forms Co Ltd 感圧接着剤用組成物及び再剥離性シート

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