JP2000117474A - レ―ザ加工方法および加工装置 - Google Patents

レ―ザ加工方法および加工装置

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JP2000117474A JP11285584A JP28558499A JP2000117474A JP 2000117474 A JP2000117474 A JP 2000117474A JP 11285584 A JP11285584 A JP 11285584A JP 28558499 A JP28558499 A JP 28558499A JP 2000117474 A JP2000117474 A JP 2000117474A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物の加工状態を的確に検出し、加工を
制御することで、近接する導電層間の導通が確実に得ら
れるような穴加工を行うレーザ加工方法および加工装置
と被加工物を提供することを目的とする。 【解決手段】 あらかじめ確実に加工できるレーザ出力
数を設定し、反射レーザ光と入射レーザ光強度からレー
ザ加工中に被加工物の加工状態を検出し、被加工物が所
望の加工状態に到達したと判断した場合には、レーザ加
工回数がレーザ出力数に到達していなくてもレーザ加工
を終了する制御をする。これにより、近接する導電層間
の導通が確実に得られるような穴加工を行うレーザ加工
装置および加工方法を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工に関
し、特に、絶縁層と導電層とを積層して形成した回路基
板に穴加工を行うに好適な加工方法、加工装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、回路基板には、絶縁層と導電
層とを交互に積層して形成されたいわゆる多層回路基板
と呼ばれるものがあり、このような多層回路基板は、そ
の実装密度を増すために効果的であり、広く用いられる
ようになってきている。
【0003】具体的には、多層回路基板は、絶縁層に穴
を穿ち、その穴に半田や導電性ペースト等を埋めること
により隣接する導電層間の導通を得ている。このように
絶縁層に穴の加工を行う加工技術として、レーザ光を利
用したものが広く用いられるようにもなってきた。
【0004】そして、用いるレーザ光の波長としては、
絶縁層に対しては、吸収されやすく、導電層に対して
は、反射されやすい波長を用いるが、例えば、絶縁層が
ガラスエポキシ樹脂、導電層が銅箔である場合には、炭
酸ガスレーザ光を用いることで、絶縁層のみを選択的に
除去加工することができる。
【0005】ここで、もちろん必要とされるのは、近接
する導電層間の導通が確実に得られるような穴加工を行
うことである。このような従来例として、例えば特開平
2−92482号公報に記載のものが挙げられる。これ
によると、加工対象物にレーザ光を照射し穴を穿つ際
に、レーザ発振器からの直接の透過光と加工対象物から
の反射光とをそれぞれ別のセンサにて検出し、両者の光
量から反射光量比を演算し、基準値との比較でレーザ光
の制御を行っている。
【0006】具体的には、反射光量比が予め設定された
基準値よりも大きくなった場合に、発振器を停止させる
ものである。このような動作を行うことで、レーザ光に
よる導電層の損傷をなくすことができ、同時に加工時間
が短縮されるとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
従来の技術においては、以下に示すような課題が存在し
ている。
【0008】すなわち、被加工物を加工する際に、反射
光量比が予め設定された基準値よりも大きくなるまでレ
ーザ出力の出力回数を増加させて加工した場合、必ずし
も加工穴の形状が所望の形状にならないことが課題とな
る。
【0009】本発明は、以上のような点に鑑み、予め被
加工物を確実に加工できるレーザ1出力毎の条件と出力
数を設定し、レーザを前記出力数に到達するまでに、基
準値との比較に基づきレーザ発振器と光学系とを制御す
ることで、歩留まりが高く高品質な穴加工を実現するレ
ーザ加工装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、請求項1に記載の通り、被加工物に対して
複数回のレーザ出力により孔加工を行うレーザ出力条件
としてレーザ出力数を設定した後にレーザ加工を実行す
るステップと、前記レーザ加工の実行中に被加工物の加
工状態を検出し、レーザ加工により所望の加工状態に到
達したか判断するステップと、被加工物が所望の加工状
態に到達したと判断した場合には前記設定したレーザ出
力数に達していない場合でもレーザ加工を終了し、それ
以外の場合には前記設定したレーザ出力数までレーザ加
工を実行するステップを有するレーザ加工方法を行うも
のである。
【0011】また、請求項2に記載の通り、被加工物に
対して複数回のレーザ出力により孔加工を行うレーザ出
力条件としてレーザ出力数を設定した後にレーザ加工を
実行するステップと、前記レーザ加工の実行中に被加工
物の加工状態を検出し、レーザ加工により所望の加工状
態に到達したか判断するステップと、被加工物が所望の
加工状態に到達したと判断した場合には前記設定したレ
ーザ出力数に達していない場合でもレーザ加工を終了
し、それ以外の場合には前記設定したレーザ出力数まで
レーザ加工を実行するステップと、前記設定したレーザ
出力数までレーザ加工を実行した場合には被加工物が所
望の加工状態に到達していないと判断した際にエラー処
理を行うステップを有するレーザ加工方法を行うもので
ある。
【0012】また、請求項3に記載の通り、被加工物の
加工状態を検出し、レーザ加工により所望の加工状態に
到達したか判断するステップとして、レーザ出力強度と
被加工物からの反射光強度の比を用い、被加工物の孔加
工位置に応じて被加工物の反射光強度を補正する請求項
1又は2記載のレーザ加工方法を行うものである。
【0013】また、請求項4に記載の通り、第1の反射
率の材料と、第1の反射率とは異なる第2の反射率の材
料を積層した被加工物を加工する請求項1から3の何れ
かに記載のレーザ加工方法を行うものである。
【0014】また、請求項5に記載の通り、被加工物に
対して複数回のレーザ出力により孔加工を行うレーザ出
力手段と、レーザ出力条件としてレーザ出力数を設定す
る設定手段と、前記被加工物の加工状態を検出する検出
手段と、前記検出手段からの信号により所望の加工状態
に到達したか判断する判断手段と、前記判断手段からの
信号を入力してレーザ出力手段を制御する制御手段を備
え、被加工物が所望の加工状態に到達したと判断した場
合に前記制御手段は前記設定したレーザ出力数に達して
いない場合でもレーザ加工を終了し、それ以外の場合に
は前記設定したレーザ出力数までレーザ加工を実行する
レーザ加工装置を提供するものである。
【0015】また、請求項6に記載の通り、被加工物に
対して複数回のレーザ出力により孔加工を行うレーザ出
力手段と、レーザ出力条件としてレーザ出力数を設定す
る設定手段と、前記被加工物の加工状態を検出する検出
手段と、前記検出手段からの信号により所望の加工状態
に到達したか判断する判断手段と、前記判断手段からの
信号を入力してレーザ出力手段を制御する制御手段を備
え、被加工物が所望の加工状態に到達したと判断した場
合に前記制御手段は前記設定したレーザ出力数に達して
いない場合でもレーザ加工を終了し、それ以外の場合に
は前記設定したレーザ出力数までレーザ加工を実行し、
前記設定したレーザ出力数までレーザ加工を実行した場
合に被加工物が所望の加工状態に到達していないと判断
した際にエラー処理を行うレーザ加工装置を提供するも
のである。
【0016】また、請求項7に記載の通り、被加工物の
加工状態を検出し、レーザ加工により所望の加工状態に
到達したか判断するステップとして、レーザ出力強度と
被加工物からの反射光強度の比を用い、被加工物の孔加
工位置に応じて被加工物の反射光強度を補正する請求項
5又は6記載のレーザ加工装置を提供するものである。
【0017】また、請求項8に記載の通り、第1の反射
率の材料と、第1の反射率とは異なる第2の反射率の材
料を積層した被加工物を加工する請求項5から7の何れ
かに記載のレーザ加工装置を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、請求項1記載のよう
な、被加工物に対して複数回のレーザ出力により孔加工
を行うレーザ出力条件としてレーザ出力数を設定した後
にレーザ加工を実行するステップと、前記レーザ加工の
実行中に被加工物の加工状態を検出し、レーザ加工によ
り所望の加工状態に到達したか判断するステップと、被
加工物が所望の加工状態に到達したと判断した場合には
前記設定したレーザ出力数に達していない場合でもレー
ザ加工を終了し、それ以外の場合には前記設定したレー
ザ出力数までレーザ加工を実行するステップを有するレ
ーザ加工方法をとることにより、加工中における被加工
物の穴の加工状態を的確に判断し、レーザ出力を制御す
ることで、歩留まりが高く高品質な穴加工を達成するレ
ーザ加工装置を実現することができる。
【0019】また、請求項2記載のような、被加工物に
対して複数回のレーザ出力により孔加工を行うレーザ出
力条件としてレーザ出力数を設定した後にレーザ加工を
実行するステップと、前記レーザ加工の実行中に被加工
物の加工状態を検出し、レーザ加工により所望の加工状
態に到達したか判断するステップと、被加工物が所望の
加工状態に到達したと判断した場合には前記設定したレ
ーザ出力数に達していない場合でもレーザ加工を終了
し、それ以外の場合には前記設定したレーザ出力数まで
レーザ加工を実行するステップと、前記設定したレーザ
出力数までレーザ加工を実行した場合には被加工物が所
望の加工状態に到達していないと判断した際にエラー処
理を行うステップを有するレーザ加工方法をとることに
より、加工中における被加工物の穴の加工状態を的確に
判断し、レーザ出力を制御することで、歩留まりが高く
高品質な穴加工を達成するレーザ加工装置を実現するこ
とができる。
【0020】また、請求項3の記載のように、被加工物
の加工状態を検出し、レーザ加工により所望の加工状態
に到達したか判断するステップとして、レーザ出力強度
と被加工物からの反射光強度の比を用い、被加工物の孔
加工位置に応じて被加工物の反射光強度を補正するレー
ザ加工方法をとることにより、加工中における被加工物
の穴の加工状態を的確に判断し、レーザ出力を制御する
ことで、歩留まりが高く高品質な穴加工を達成するレー
ザ加工装置を実現することができる。
【0021】また、請求項4の記載のように、第1の反
射率の材料と、第1の反射率とは異なる第2の反射率の
材料を積層した被加工物を加工するレーザ加工方法をと
ることにより、加工中における被加工物の穴の加工状態
を的確に判断し、レーザ出力を制御することで、歩留ま
りが高く高品質な穴加工を達成するレーザ加工装置を実
現することができる。
【0022】また、請求項5の記載のように、被加工物
に対して複数回のレーザ出力により孔加工を行うレーザ
出力手段と、レーザ出力条件としてレーザ出力数を設定
する設定手段と、前記被加工物の加工状態を検出する検
出手段と、前記検出手段からの信号により所望の加工状
態に到達したか判断する判断手段と、前記判断手段から
の信号を入力してレーザ出力手段を制御する制御手段を
備え、被加工物が所望の加工状態に到達したと判断した
場合に前記制御手段は前記設定したレーザ出力数に達し
ていない場合でもレーザ加工を終了し、それ以外の場合
には前記設定したレーザ出力数までレーザ加工を実行す
ることにより、加工中における被加工物の穴の加工状態
を的確に判断し、レーザ出力を制御することで、歩留ま
りが高く高品質な穴加工を達成するレーザ加工装置を実
現することができる。
【0023】また、請求項6の記載のように、被加工物
に対して複数回のレーザ出力により孔加工を行うレーザ
出力手段と、レーザ出力条件としてレーザ出力数を設定
する設定手段と、前記被加工物の加工状態を検出する検
出手段と、前記検出手段からの信号により所望の加工状
態に到達したか判断する判断手段と、前記判断手段から
の信号を入力してレーザ出力手段を制御する制御手段を
備え、被加工物が所望の加工状態に到達したと判断した
場合に前記制御手段は前記設定したレーザ出力数に達し
ていない場合でもレーザ加工を終了し、それ以外の場合
には前記設定したレーザ出力数までレーザ加工を実行
し、前記設定したレーザ出力数までレーザ加工を実行し
た場合に被加工物が所望の加工状態に到達していないと
判断した際にエラー処理を行うことにより、加工中にお
ける被加工物の穴の加工状態を的確に判断し、レーザ出
力を制御することで、歩留まりが高く高品質な穴加工を
達成するレーザ加工装置を実現することができる。
【0024】また、請求項7の記載のように、被加工物
の加工状態を検出し、レーザ加工により所望の加工状態
に到達したか判断するステップとして、レーザ出力強度
と被加工物からの反射光強度の比を用い、被加工物の孔
加工位置に応じて被加工物の反射光強度を補正する請求
項24記載のレーザ加工装置を構成することにより、加
工中における被加工物の穴の加工状態を的確に判断し、
レーザ出力を制御することで、歩留まりが高く高品質な
穴加工を達成するレーザ加工装置を実現することができ
る。
【0025】また、請求項8の記載のように、第1の反
射率の材料と、第1の反射率とは異なる第2の反射率の
材料を積層した被加工物を加工するレーザ加工装置を構
成することにより、加工中における被加工物の穴の加工
状態を的確に判断し、レーザ出力を制御することで、歩
留まりが高く高品質な穴加工を達成するレーザ加工装置
を実現することができる。
【0026】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。図
1は、本実施の形態を示すレーザ加工方法の概略図であ
る。
【0027】図1において、1はレーザ出力数設定方
法、2は各レーザ出力のエネルギを設定する方法、3は
レーザ加工の加工回数を0に設定する方法、4はレーザ
加工方法、5は被加工物の加工状態を検出する方法、6
はレーザ加工の回数をカウントする方法、7は被加工物
が第1の所望の加工状態に到達したかの判定を行う方
法、8はレーザ加工数がレーザ出力設定数に到達したか
の判定を行う方法、9は被加工物が第2の加工状態に到
達したかの判定を行う方法、10はレーザ加工を終了す
る方法、11はエラー処理方法である。
【0028】はじめに、レーザ加工の前にレーザ出力
数、および各レーザ出力でのエネルギを設定する。ここ
での設定は、あらかじめ被加工物が確実に穴形状の高品
質な穴が確実に加工できる設定をする。たとえば、レー
ザ1出力あたりのエネルギを10mJの出力を3出力、
または、はじめの2出力のエネルギは10mJでかつ、
3出力目のエネルギは5mJといったように出力ごとに
エネルギを変更してもよい。
【0029】次に、レーザ加工した回数をカウントする
カウンタを0に設定する。そして次にレーザ加工をす
る。そして、レーザ加工中に被加工物の加工状態を検出
する。次に、被加工物の加工状態の検出方法を次に示
す。
【0030】図2は被加工物の加工状態の検出方法の概
略図である。図2において、12はレーザ発振器、13
はレーザ光、14はビームスプリッタ、15は集光レン
ズ、16は入射光検出器、17は薄膜フィルムポラライ
ザ(TFP)、18はλ/4波長板、19は被加工物で
ある基板、20は集光レンズ、21は基板の絶縁層、2
2は基板の導電部である銅箔、23はレーザ反射光、2
4はビームスプリッタ、25は集光レンズ、26は反射
光検出器、27、28はアンプ、29は演算処理装置、
30、31は完了基準値設定部、32は加工完了判定
部、33は制御装置である。
【0031】以上の構成により実現される検出の動作方
法を詳細に説明する。レーザ発振器12から出力された
レーザ光13は、ビームスプリッタ14に到達し、大部
分のレーザ光13は反射して加工に使われる、一部のレ
ーザ光はビームスプリッタ14を透過する。透過したレ
ーザ光は集光レンズ15で集光され、入射光検出器16
に入力される。ビームスプリッタ14で反射したレーザ
光はTFP17で偏光の分離をする。つまり、ここでの
レーザ光はたとえば、偏光が垂直方向の場合、TFP1
7で垂直方向のレーザ光13を反射する。そして、λ/
4板18で直線偏光が円偏光に変換される、円偏光のレ
ーザ光13は集光レンズ20で集光され、集光されたレ
ーザ光13により基板が加工される。加工中、基板19
の銅箔22が露出していない場合には、レーザ光は絶縁
層21に吸収され、反射光23はほとんどない、基板1
9の銅箔22が露出するとレーザ光は銅箔表面で反射し
てTFP17までのレーザ光の光経路を戻る。またこの
反射レーザ光は銅箔22の露出面積が広くなればその強
度が増加する。レーザ光は、銅箔表面で反射する際、レ
ーザ光13の円偏光の方向が逆転する。このために、反
射レーザ光はλ/4板18で水平方向の直線偏光に変換
され、TFP17では反射レーザ光23は透過する、透
過した反射レーザ光23は、ビームスプリッタ24でレ
ーザ強度が弱められる。そして集光レンズ25によって
集光され、反射光検出器26に入力される。ここで、ビ
ームスプリッタ24は、TFP17を通過するレーザ光
の強度、反射光検出器26に入力できる強度に応じて省
略できる。レーザ光が入射光検出器16、反射光検出器
26に入力されると、各検出器から信号がアンプ26、
27に送信され、信号を増幅する、演算処理装置29に
送られる。演算処理装置29では、入射側から送信され
た入射光信号と反射光信号から、反射光信号を入射光信
号で除算をして、正規化信号を生成する。ここで反射光
強度について必要に応じて信号を補正する。実行される
補正手段は、反射光は、基板19の銅箔22で反射した
光量が反射光検出器26まで100%戻らない場合に
は、予め、基板19の加工位置により反射光23が戻る
割合をテーブルに準備し、加工する座標ごとに反射光強
度を修正する。たとえば、ある座標の孔を加工する場
合、その座標からの反射光も戻る割合が80%であり、
反射光検出器26で検出した信号が8Vである場合に
は、8Vを反射光の戻る割合で除算して8/0.8より
反射光の検出信号は10Vであると修正する。
【0032】生成した正規化信号は、加工完了判定部3
2に送信される。完了基準値設定部30では、あらかじ
め、正規化信号から加工が完了したかの判定基準を設定
しておき正規化信号がこの基準値を超えた場合には、加
工が完了したと判定する。また、レーザ加工回数がレー
ザ出力設定数に到達した場合には、別途の加工完了基準
31を設定しておき、正規化信号がこの設定値を超えれ
ば、加工完了と判定する。
【0033】次に、被加工物が所望の加工状態に到達、
つまり、絶縁層下の銅箔22の露出面積が所望の面積に
達した場合には、たとえレーザの加工回数がレーザ出力
数の設定値に到達していなくてもその穴の加工を終了す
る。もし、被加工物が所望の加工状態に未到達の場合に
は、レーザ出力数の設定値に到達するまで以上の方法を
実行する。
【0034】そして、レーザ加工回数がレーザ出力数に
到達した場合には、再度、被加工物が所望の加工状態に
到達したのかを判定する。この場合の所望の加工状態
は、前記の基準でもよいが、図3に示すように種々のば
らつきより、銅箔22の露出面積が等しくても、完了基
準値には幅があるため、レーザ加工回数が、レーザ出力
設定数に未到達の場合には、値の大きい完了基準値で加
工完了の判定を行い。レーザ出力設定数に到達した場合
には、値の小さい完了基準値で加工完了の判定を行う。
ここで、加工完了と判断されれば、次の穴の加工を行
う。加工未完了と判定されれば、エラー処理をする。こ
こでのエラー処理は、加工中の基板の加工を中断して、
次の基板の加工をする、または加工未完了の穴座標を記
憶しておき、後工程にて、加工未完了基板を排除、また
は再加工してもよい。
【0035】以上のように、本実施の形態によれば、レ
ーザ加工回数がレーザ出力数到達するまでに被加工物が
所望の加工状態に到達した場合には加工を完了すること
で、高品質な加工孔を高い歩留まりで確保でき、かつ加
工タクトタイムを短縮することができる。
【0036】さらに、本実施の形態ではアンプ27、2
8を用いて信号の増幅を行ったが、入射光検出器16、
反射光検出器26から送り出される信号の大きさが、演
算処理装置29が信号検出を行う際に充分な大きさを持
っているならば、アンプ27、28は必ずしも必要とさ
れる訳ではない。
【0037】また、本実施の形態では、レーザ発振器1
2をパルスレーザ発振器としたが、加工対象物との関係
では、連続的にレーザ光を出射するレーザ発振器を用い
ることができる場合もある。
【0038】さらに、本実施の形態では、基板を設置す
るテーブルは固定としたが、XYテーブル等の移動でき
るテーブル等を用いても同様な効果が得られるものであ
る。また、本実施の形態では、走査ミラーとしてガルバ
ノミラーを用いたが、ポリゴンミラー、音響光学素子、
電気光学素子、ホログラムスキャナ等を用いても同様な
効果が得られるものである。
【0039】さらに、本実施の形態では、加工用集光レ
ンズは、fθレンズ、単レンズやフレネルレンズを複数
枚組み合わせた光学系を用いても、同様な効果が得られ
るものである。
【0040】また、加工孔は、1つの孔に対して連続的
にレーザ出力をして加工しても、ある加工領域を孔に対
してレーザ1出力づつして加工する加工をしても同様な
効果が得られるものである。
【0041】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2について、図面を参照にしながら詳細に説明する。
【0042】図3は、本実施の形態を示すレーザ加工装
置の概略図である。図3において、41は第1のレーザ
出力数設定方法、42は第2のレーザ出力数設定方法、
43は出力エネルギ設定方法、44はレーザ加工回数の
初期化方法、45はレーザ加工方法、46はレーザ加工
回数更新方法、47は第2のレーザ出力数到達判断方
法、48は被加工物の加工状態検出方法、49は被加工
物が第1の所望の加工状態に到達したかの判断方法、5
0はレーザ加工回数が第1のレーザ出力数に到達したか
の判定方法、51は被加工物の加工状態が第2の所望の
加工状態に到達したかの判断方法、52はレーザ加工終
了方法、53はエラー処理方法である。
【0043】以上の構成により、この動作についてより
詳細に説明する。はじめに、第1のレーザ出力数を設定
する。ここでのレーザ出力数は、確実に被加工物である
基板が確実に加工できる出力数n1を設定する。次に第
2のレーザ出力数n2を設定する。ここでのレーザ出力
数は加工物である基板の孔が所望の加工状態に到達し始
めるレーザ出力数を設定する。そして、第1、2のレー
ザ出力に対する出力エネルギを設定する。設定方法は、
実施の形態1と同様である。
【0044】次に、レーザの加工回数をカウントするカ
ウンタを0に設定する。そして、レーザ加工をする。レ
ーザ加工を実行する都度レーザ加工の加工回数を更新す
る。レーザ出力の前半つまり、第2のレーザ出力数n2
までは、レーザ加工するのみである。そして、第2のレ
ーザ出力数n2から、被加工物の加工状態の検出をレー
ザ加工中に実行する。加工状態の検出方法は実施の形態
1と同様である。そして、被加工物の加工状態が所望の
加工状態、つまり、基板の絶縁層下の銅箔の露出面積が
所望の面積を超えたと判定すれば、第1のレーザ出力数
1に到達していなくてもレーザ加工を終了する。も
し、被加工物の加工状態が所望の加工状態に到達してい
なければ、つまり基板の絶縁層下の銅箔面積が所望の面
積未満の場合には、レーザの加工回数が第1のレーザ出
力数n1に到達するまで加工を継続する。そして、レー
ザ加工回数が第1のレーザ出力数に到達した場合には、
以下実施の形態1と同様である。
【0045】以上のように、本実施の形態によれば、レ
ーザ加工回数がレーザ出力数到達するまでに被加工物が
所望の加工状態に到達した場合には加工を完了すること
で、高品質な加工孔を高い歩留まりで確保でき、かつ加
工タクトタイムを短縮することができる。
【0046】さらに、本実施の形態ではアンプを用いて
信号の増幅を行ったが、入射光検出器、反射光検出器か
ら送り出される信号の大きさが、演算処理装置が信号検
出を行う際に充分な大きさを持っているならば、アンプ
は必ずしも必要とされる訳ではない。
【0047】また、本実施の形態では、レーザ発振器を
パルスレーザ発振器としたが、加工対象物との関係で
は、連続的にレーザ光を出射するレーザ発振器を用いる
ことができる場合もある。
【0048】さらに、本実施の形態では、基板を設置す
るテーブルは固定としたが、XYテーブル等の移動でき
るテーブル等を用いても同様な効果が得られるものであ
る。また、本実施の形態では、走査ミラーとしてガルバ
ノミラーを用いたが、ポリゴンミラー、音響光学素子、
電気光学素子、ホログラムスキャナ等を用いても同様な
効果が得られるものである。
【0049】さらに、本実施の形態では、加工用集光レ
ンズは、fθレンズ、単レンズやフレネルレンズを複数
枚組み合わせた光学系を用いても、同様な効果が得られ
るものである。
【0050】また、加工孔は、1つの孔に対して連続的
にレーザ出力をして加工しても、ある加工領域を孔に対
してレーザ1出力づつして加工する加工をしても同様な
効果が得られるものである。
【0051】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3について、図面を参照にしながら詳細に説明する。
【0052】図4は、本実施の形態を示すレーザ加工装
置の概略図である。図4において、101はレーザ出力
数設定手段、102は制御手段、103はレーザ出力手
段、104は被加工物である基板、105は基板の絶縁
層、106は基板の銅箔、107はレーザ出力手段から
出力されるレーザ光、108は光学系、109は反射レ
ーザ光、110はレーザ光検出手段、111はアンプ、
112は加工状態検出手段、113は加工状態判断手
段、114は第1の加工基準値設定手段、115は第2
の加工基準値設定手段、116はエラー処理手段の構成
である構成を有する。
【0053】以上の構成により、この動作についてより
詳細に説明する。はじめに、第1の設定手段101にレ
ーザ加工条件であるレーザ出力数を設定する。ここで設
定するレーザ出力数は、確実に被加工物を加工する条件
である。次にこの加工条件は、各出力のエネルギが制御
手段102に送信される。制御手段は、設定手段の加工
条件に基づいて、レーザ出力手段103によりレーザ光
107を出力する。レーザ光107は光学系108によ
り、被加工物である基板104へと導かれるとともに、
レーザ光107のをレーザ光検出器110へ導く、被加
工物へと導かれたレーザ光は基板104の絶縁層105
を加工する。基板104の銅箔106が露出していない
場合には、レーザ光107は絶縁層に吸収される。加工
が進行すると、絶縁層下の銅箔106が露出してくると
同時に、基板104に照射したレーザ光の一部、つまり
銅箔106に到達したレーザ光は反射して、反射レーザ
光109となりレーザ光路を逆に進む、そして、途中の
分離光学系で反射レーザ光109を分離し、レーザ光検
出器110へと導かれる。レーザ光検出器110では、
レーザ光、つまり入射レーザ光107と反射レーザ光1
09を検出して、それぞれ入射光強度信号と反射光強度
信号をアンプ111に送信する。アンプ111はそれぞ
れの信号を増幅してそれぞれの信号を加工状態検出手段
112に送信する。加工状態検出手段112では、反射
光強度信号を必要に応じて補正し、入射光強度信号で除
算して正規化信号を生成する。
【0054】ここで、実行される補正手段は、反射光1
09は、基板の銅箔106で反射した光量がレーザ光検
出器110まで100%戻らない場合には、予め、基板
104の加工位置により反射光109が戻る割合をテー
ブルに準備し、加工する座標ごとに反射光強度を修正す
る。たとえば、ある座標の孔を加工する場合、その座標
からの反射光も戻る割合が80%であり、レーザ光検出
器で検出した信号が8Vである場合には、8Vを反射光
の戻る割合で除算して8/0.8より反射光の検出信号
は10Vであると修正する。
【0055】そして、加工条件検出手段112は、正規
化信号を加工状態判断手段113に送信する。加工状態
判断手段113では、あらかじめ、加工基準値設定手段
114に設定している基準値と加工状態検出手段から送
信された正規化信号を比較して加工状態を判断する。
【0056】加工基準値は、正規化値と基板に加工され
た孔、つまり露出した銅箔面積との関係から銅箔面積が
大きくなるほど正規化値がおおきくなる。これより所望
の孔に対応する正規化値が設定してあり、この基準値を
超えると所望の孔を超えたと判断し、この基準値を下回
ると所望の孔に到達していないと判定する。以上の判断
を制御手段102に送信する。
【0057】制御手段102は、所望の孔に到達した場
合には、設定手段101の設定値にレーザ加工回数が到
達していなくても、加工を終了する。反対に所望の孔に
到達していない場合には、レーザ加工を継続する。
【0058】レーザ加工回数が設定手段に設定したレー
ザ出力数に到達した場合には、加工状態判断手段113
によりの判断信号により、所望の孔に到達した場合に
は、制御手段102は、レーザ加工を終了する。一方、
所望の孔に未到達の場合には、制御手段102はエラー
処理手段116を実行する。
【0059】エラー処理手段116は、所望の加工状態
に到達しなかった基板を廃棄して次の加工をする。また
は、所望の加工に到達しなかった加工孔の座標を記憶し
ておき、その個所を別途加工したり、また後工程で廃棄
したりしてもよい。
【0060】また、レーザ加工回数が設定手段に設定し
たレーザ出力数に到達した場合には、レーザ加工回数が
設定手段のレーザ出力数に未到達の場合の加工基準設定
手段とは別により低い第2の加工基準設定手段115に
より加工状態判断手段113で判断してもよい。この第
2の加工基準値設定手段115の設定値は、正規化値と
基板に加工された孔、つまり露出した銅箔面積との関係
から銅箔面積が大きくなるほど正規化値がおおきくな
る、また、等しい銅箔面積でも正規化値には幅がある。
この最小値を設定しておく。
【0061】以上のように、本実施の形態によれば、レ
ーザ加工回数がレーザ出力数到達するまでに被加工物が
所望の加工状態に到達した場合には加工を完了すること
で、高品質な加工孔を高い歩留まりで確保でき、かつ加
工タクトタイムを短縮することができる。
【0062】さらに、本実施の形態ではアンプを用いて
信号の増幅を行ったが、入射光検出器、反射光検出器か
ら送り出される信号の大きさが、演算処理装置が信号検
出を行う際に充分な大きさを持っているならば、アンプ
は必ずしも必要とされる訳ではない。
【0063】また、レーザ出力手段はパルスレーザ発振
器、加工対象物との関係では、連続的にレーザ光を出射
するレーザ発振器を用いてもよい。さらに、本実施の形
態では、基板を設置するテーブルは固定としたが、XY
テーブル等の移動できるテーブル等を用いても同様な効
果が得られるものである。
【0064】また、光学系には、走査ミラーとしてガル
バノミラーを用いたり、ポリゴンミラー、音響光学素
子、電気光学素子、ホログラムスキャナ等を用いても同
様な効果が得られるものである。
【0065】さらに、加工用集光レンズは、Fθレン
ズ、単レンズやフレネルレンズを複数枚組み合わせた光
学系を用いても、同様な効果が得られるものである。ま
た、加工孔は、1つの孔に対して連続的にレーザ出力を
して加工しても、ある加工領域を孔に対してレーザ1出
力づつして加工する加工をしても同様な効果が得られる
ものである。
【0066】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4について、図面を参照にしながら詳細に説明する。
【0067】図5は、本実施の形態を示すレーザ加工装
置の概略図である。図5において、117の第2の設定
手段を追加した構成である。以上の構成により、この動
作についてより詳細に説明する。
【0068】はじめに、第1の設定手段101にレーザ
加工条件であるレーザ出力数を設定する。ここで設定す
るレーザ出力数は、確実に被加工物を加工する条件であ
る。次に、第2の設定手段117にレーザ加工条件であ
るレーザ出力数を設定する。ここで設定するレーザ出力
数は、基板を加工し、被加工物が所望の加工状態つま
り、絶縁層下の露出する銅箔面積が所望の面積に到達し
はじめるレーザ出力数を設定する。
【0069】そして、制御手段102ははじめは第2の
設定手段117によりレーザ出力手段103を制御す
る。この時加工状態検出手段112、加工状態判断手段
113は動作を停止する。そして、第2設定手段117
の最終レーザ出力数から、加工状態検出手段112、お
よび加工状態判断手段113を動作させる。以下、第1
の設定手段101までのレーザ加工の動作は、本実施の
形態3と同様である。
【0070】以上のように、本実施の形態によれば、レ
ーザ加工回数がレーザ出力数到達するまでに被加工物が
所望の加工状態に到達した場合には加工を完了すること
で、高品質な加工孔を高い歩留まりで確保でき、かつ加
工タクトタイムを短縮することができる。
【0071】さらに、本実施の形態ではアンプを用いて
信号の増幅を行ったが、入射光検出器、反射光検出器か
ら送り出される信号の大きさが、加工状態検出手段11
2が信号検出を行う際に充分な大きさを持っているなら
ば、アンプは必ずしも必要とされる訳ではない。
【0072】また、レーザ出力手段はパルスレーザ発振
器、加工対象物との関係では、連続的にレーザ光を出射
するレーザ発振器等を用いる。さらに、本実施の形態で
は、基板を設置するテーブルは固定としたが、XYテー
ブル等の移動できるテーブル等を用いても同様な効果が
得られるものである。
【0073】また、光学系には、走査ミラーとしてガル
バノミラーを用いたり、ポリゴンミラー、音響光学素
子、電気光学素子、ホログラムスキャナ等を用いても同
様な効果が得られるものである。
【0074】さらに、加工用集光レンズは、Fθレン
ズ、単レンズやフレネルレンズを複数枚組み合わせた光
学系を用いても、同様な効果が得られるものである。ま
た、加工孔は、1つの孔に対して連続的にレーザ出力を
して加工しても、ある加工領域を孔に対してレーザ1出
力づつして加工する加工をしても同様な効果が得られる
ものである。
【0075】
【発明の効果】本発明は、被加工物に対して複数回のレ
ーザ出力により孔加工を行うレーザ出力条件としてレー
ザ出力数を設定した後にレーザ加工を実行するステップ
と、前記レーザ加工の実行中に被加工物の加工状態を検
出し、レーザ加工により所望の加工状態に到達したか判
断するステップと、被加工物が所望の加工状態に到達し
たと判断した場合には前記設定したレーザ出力数に達し
ていない場合でもレーザ加工を終了し、それ以外の場合
には前記設定したレーザ出力数までレーザ加工を実行す
るステップを有するレーザ加工方法、および加工手段を
有するレーザ加工装置を提供することにより、被加工物
が所望の加工状態に到達した場合には、レーザ加工回数
がレーザ出力設定数に到達していない状態でも加工を終
了することで、高品質な加工孔を高い歩留まりで確保で
き、かつ加工タクトタイムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すレーザ加工方
法の概略図
【図2】被加工物が所望の加工状態に到達したかの判定
を示す概略図
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すレーザ加工方
法の概略図
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すレーザ加工装
置の概略図
【図5】本発明の第4の実施の形態を示すレーザ加工装
置の概略図
【符号の説明】
1 レーザ出力数設定方法 2 各レーザ出力のエネルギを設定する方法 3 レーザ加工の加工回数を0に設定する方法 4 レーザ加工方法 5 被加工物の加工状態を検出する方法 6 レーザ加工の回数をカウントする方法 7 被加工物が第1の所望の加工状態に到達したか
の判定を行う方法 8 レーザ加工数がレーザ出力設定数に到達したか
の判定を行う方法 9 被加工物が第2の加工状態に到達したかの判定
を行う方法 10 レーザ加工を終了する方法 11 エラー処理方法 12 レーザ発振器 13 レーザ光 14 ビームスプリッタ 15 集光レンズ 16 入射光検出器 17 薄膜フィルムポラライザ(TFP) 18 λ/4波長板 19 基板 20 集光レンズ 21 絶縁層 22 銅箔 23 レーザ反射光 24 ビームスプリッタ 25 集光レンズ 26 反射光検出器 27 アンプ 28 アンプ 29 演算処理装置 30 第1の完了基準値設定部 31 第2の完了基準値設定部 32 加工完了判定部 33 制御装置 41 第1のレーザ出力数設定方法 42 第2のレーザ出力数設定方法 43 出力エネルギ設定方法 44 レーザ加工回数の初期化方法 45 レーザ加工方法 46 レーザ加工回数更新方法 47 第2のレーザ出力数到達判断方法 48 被加工物の加工状態検出方法 49 被加工物が第1の所望の加工状態に到達したか
の判断方法 50 レーザ加工回数が第1のレーザ出力数に到達し
たかの判定方法 51 被加工物の加工状態が第2の所望の加工状態に
到達したかの判断方法 52 レーザ加工終了方法 53 エラー処理方法 101 レーザ出力数設定手段 102 制御手段 103 レーザ出力手段 104 基板 105 絶縁層 106 銅箔 107 レーザ光 108 光学系 109 反射レーザ光 110 レーザ光検出手段 111 アンプ 112 加工状態検出手段 113 加工状態判断手段 114 第1の加工基準値設定手段 115 第2の加工基準値設定手段 116 エラー処理手段 117 第2のレーザ出力設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 唐▲さき▼ 秀彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 加藤 真 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に対して複数回のレーザ出力に
    より孔加工を行うレーザ出力条件としてレーザ出力数を
    設定した後にレーザ加工を実行するステップと、前記レ
    ーザ加工の実行中に被加工物の加工状態を検出し、レー
    ザ加工により所望の加工状態に到達したか判断するステ
    ップと、被加工物が所望の加工状態に到達したと判断し
    た場合には前記設定したレーザ出力数に達していない場
    合でもレーザ加工を終了し、それ以外の場合には前記設
    定したレーザ出力数までレーザ加工を実行するステップ
    を有するレーザ加工方法。
  2. 【請求項2】 被加工物に対して複数回のレーザ出力に
    より孔加工を行うレーザ出力条件としてレーザ出力数を
    設定した後にレーザ加工を実行するステップと、前記レ
    ーザ加工の実行中に被加工物の加工状態を検出し、レー
    ザ加工により所望の加工状態に到達したか判断するステ
    ップと、被加工物が所望の加工状態に到達したと判断し
    た場合には前記設定したレーザ出力数に達していない場
    合でもレーザ加工を終了し、それ以外の場合には前記設
    定したレーザ出力数までレーザ加工を実行するステップ
    と、前記設定したレーザ出力数までレーザ加工を実行し
    た場合には被加工物が所望の加工状態に到達していない
    と判断した際にエラー処理を行うステップを有するレー
    ザ加工方法。
  3. 【請求項3】 被加工物の加工状態を検出し、レーザ加
    工により所望の加工状態に到達したか判断するステップ
    として、レーザ出力強度と被加工物からの反射光強度の
    比を用い、被加工物の孔加工位置に応じて被加工物の反
    射光強度を補正する請求項1又は2記載のレーザ加工方
    法。
  4. 【請求項4】 第1の反射率の材料と、第1の反射率と
    は異なる第2の反射率の材料を積層した被加工物を加工
    する請求項1から3の何れかに記載のレーザ加工方法。
  5. 【請求項5】 被加工物に対して複数回のレーザ出力に
    より孔加工を行うレーザ出力手段と、レーザ出力条件と
    してレーザ出力数を設定する設定手段と、前記被加工物
    の加工状態を検出する検出手段と、前記検出手段からの
    信号により所望の加工状態に到達したか判断する判断手
    段と、前記判断手段からの信号を入力してレーザ出力手
    段を制御する制御手段を備え、被加工物が所望の加工状
    態に到達したと判断した場合に前記制御手段は前記設定
    したレーザ出力数に達していない場合でもレーザ加工を
    終了し、それ以外の場合には前記設定したレーザ出力数
    までレーザ加工を実行するレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 被加工物に対して複数回のレーザ出力に
    より孔加工を行うレーザ出力手段と、レーザ出力条件と
    してレーザ出力数を設定する設定手段と、前記被加工物
    の加工状態を検出する検出手段と、前記検出手段からの
    信号により所望の加工状態に到達したか判断する判断手
    段と、前記判断手段からの信号を入力してレーザ出力手
    段を制御する制御手段を備え、被加工物が所望の加工状
    態に到達したと判断した場合に前記制御手段は前記設定
    したレーザ出力数に達していない場合でもレーザ加工を
    終了し、それ以外の場合には前記設定したレーザ出力数
    までレーザ加工を実行し、前記設定したレーザ出力数ま
    でレーザ加工を実行した場合に被加工物が所望の加工状
    態に到達していないと判断した際にエラー処理を行うレ
    ーザ加工装置。
  7. 【請求項7】 被加工物の加工状態を検出し、レーザ加
    工により所望の加工状態に到達したか判断するステップ
    として、レーザ出力強度と被加工物からの反射光強度の
    比を用い、被加工物の孔加工位置に応じて被加工物の反
    射光強度を補正する請求項5又は6記載のレーザ加工装
    置。
  8. 【請求項8】 第1の反射率の材料と、第1の反射率と
    は異なる第2の反射率の材料を積層した被加工物を加工
    する請求項5から7の何れかに記載のレーザ加工装置。
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