JP2000114861A - 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造 - Google Patents

人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造

Info

Publication number
JP2000114861A
JP2000114861A JP10279570A JP27957098A JP2000114861A JP 2000114861 A JP2000114861 A JP 2000114861A JP 10279570 A JP10279570 A JP 10279570A JP 27957098 A JP27957098 A JP 27957098A JP 2000114861 A JP2000114861 A JP 2000114861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror surface
bonding
shaped
joining
satellite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10279570A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Taniai
仁 谷合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10279570A priority Critical patent/JP2000114861A/ja
Publication of JP2000114861A publication Critical patent/JP2000114861A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工衛星に搭載するアンテナリフレクタの背
面構造体と鏡面形状からなる鏡面との接合を簡単に行
え、鏡面形状に悪影響を及ぼさない方法を提供する。 【解決手段】 90度に交差する平面を二面以上有する
接合部品を二組使用し、このうち一組の接合部品は背面
構造体に、もう一組の接合部品は鏡面に接着し、各々の
接合部品で接着されていない面同士を接着することによ
り、背面構造体と鏡面を一種類または数種類の接合部品
だけで接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星に搭載
するアンテナリフレクタの背面構造体と曲面形状からな
る鏡面との接合方法に特徴を有する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は一般的な人工衛星を概略的に示す
もので、1は人工衛星の本体、2は太陽電池パネル、3
はアンテナリフレクタであって、このアンテナリフレク
タ3は背面構造体4、曲面形状からなる鏡面5などによ
って構成されている。背面構造体4と鏡面5は、別の部
品を用いて接合しなければならない。図10は図9に示
したE−E線の断面図であり、6は接合部品で背面構造
体4と鏡面5を接合するものである。図11は図10に
示したF部の鳥瞰図である。
【0003】鏡面5はハニカムコアの両面に繊維強化プ
ラスチック(以降、FRPと呼ぶ)からなる表皮が接着
されたサンドイッチ構造体あるいはFRPからなる一枚
板である。接合部品6はFRP製で成形型を用いて成形
される。接合部品6を接着剤7で背面構造体4と鏡面5
に接着し、背面構造体4と鏡面5を一体化している。背
面構造体4と鏡面5がなす角度は場所により異なり、さ
らに背面構造体4と鏡面5の接合部品6は曲面形状から
なる鏡面5に沿って曲がっているため、分割された全て
の接合部品6は全て形状が異なっている。このため、そ
れぞれの接合部品6を成形するためにはそれぞれ別の成
形型が必要であるためコストがかさみ、また、それぞれ
の接合部品6を正しい場所に接着しなければならないの
で作業が煩雑になる。鏡面5がサンドイッチ構造体の時
にはこれらの問題を解消するために、接合部品6の代わ
りに繊維強化織物に接着剤を含浸したもの(以降、ウェ
ット材と呼ぶ)を用いて、背面構造体4と鏡面5を接合
することも行われる。しかしながら、作業性が悪くな
る。一方、鏡面5が一枚板の時にはウェット材で背面構
造体4と鏡面5を接合すると、ウェット材が硬化収縮に
より変形し、鏡面5の形状が悪くなるためウェット材を
使用することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】背面構造体と鏡面とを
成形した接合部品で接合する場合、それぞれの接合部品
を成形するために、それぞれ別の成形型が必要であるた
めコストがかさみ、またそれぞれの接合部品を正しい場
所に接着しなければならないので、作業が煩雑になる。
背面構造体と一枚板の鏡面とをウェット材で接合する場
合、鏡面が一枚板では剛性が低いため、ウェット材が硬
化収縮により変形し、鏡面の形状が悪くなるため、ウェ
ット材を使用することができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明においては、
90度に交差する平面を二面以上有する接合部品を二組
使用し、このうち一組の接合部品は背面構造体に、もう
一組の接合部品は鏡面に接着し、各々の接合部品で接着
されていない面同士を接着することにより、背面構造体
と鏡面を一種類または数種類の接合部品だけで接合する
ことができる。
【0006】また、第2の発明においては、90度の角
度を有する断面形状がL型の接合部品を二個使用し、こ
のうち一個のL型の接合部品は背面構造体に、もう一個
のL型の接合部品は場所により傾きの異なる鏡面に接着
し、各々のL型の接合部品で接着されていない面同士を
接着することにより、背面構造体と鏡面を接合すること
ができる。
【0007】また、第3の発明においては、90度の角
度を有する断面形状がT型の接合部品を二個使用し、こ
のうち一個のT型の接合部品は背面構造体に、もう一個
のT型の接合部品は場所により傾きの異なる鏡面に接着
し、各々のT型の接合部品で接着されていない面同士を
接着することにより、背面構造体と鏡面を接合すること
ができる。
【0008】また、第4の発明においては、90度の角
度を有する断面形状がコの字形状の接合部品を二個使用
し、このうち一個のコの字形状の接合部品は背面構造体
に、もう一個のコの字形状の接合部品は場所により傾き
の異なる鏡面に接着し、各々のコの字形状の接合部品で
接着されていない面同士を接着することにより、背面構
造体と鏡面を接合することができる。
【0009】また、第5の発明においては、接合部品の
コの字の部分に背面構造体を差し込んで接着し、接合部
品のコの字の底面から延びた曲面部分で場所により傾き
の異なる鏡面と接着することにより、背面構造体と鏡面
を一種類の接合部品だけで接合することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す背面構造体と鏡面の接合部品の図で
あり、図2はA−A線の断面図である。図1において、
4は背面構造体、5は鏡面、8aと8bは背面構造体4
と鏡面5の接合部品である。接合部品8aと接合部品8
bは90度に交差する平面を二面以上有する接合部品の
一例であり、90度の角度を持ったL型の形状の接合部
品である。背面構造体4と接合部品8aは接着剤7で接
着し、鏡面5と接合部品8bは接着剤7で接着し、接合
部品8aと接合部品8bは接着剤7で接着している。こ
のように背面構造体4と鏡面5は接合部品8aと接合部
品8bを用いることにより、背面構造体4と鏡面5のな
す角度が変わっても、接合部品8aと接合部品8bの接
着面でずらすことにより、同じ形状の接合部品8aと接
合部品8bで間接的につなげることができる。
【0011】ここでは、一種類の形状の接合部品を例に
用いたが、90度に交差する平面を二面以上有する接合
部品であれば、二種類以上用いて背面構造体4と鏡面5
をつなげても良い。
【0012】実施の形態2.図1はこの発明の実施の形
態2を示す背面構造体と鏡面の接合部品の図であり、図
2はA−A線の断面図である。図1において、4は背面
構造体、5は鏡面、8aと8bは背面構造体4と鏡面5
の接合部品である。接合部品8aと接合部品8bは90
度の角度を持ったL型の形状の接合部品である。背面構
造体4と接合部品8aは接着剤7で接着し、鏡面5と接
合部品8bは接着剤7で接着し、接合部品8aと接合部
品8bは接着剤7で接着している。このように背面構造
体4と鏡面5は接合部品8aと接合部品8bを用いるこ
とにより、背面構造体4と鏡面5のなす角度が変わって
も、接合部品8aと接合部品8bの接着面でずらすこと
により、同じ形状の接合部品8aと接合部品8bで間接
的につなげることができる。
【0013】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す背面構造体と鏡面の接合部品の図であり、図
4はB−B線の断面図である。図3において、4は背面
構造体、5は鏡面、9aと9bは背面構造体4と鏡面5
の接合部品である。接合部品9aと接合部品9bは90
度の角度を持ったT型の形状の接合部品である。背面構
造体4と接合部品9aは接着剤7で接着し、鏡面5と接
合部品9bは接着剤7で接着し、接合部品9aと接合部
品9bは接着剤7で接着している。このように背面構造
体4と鏡面5は接合部品9aと接合部品9bを用いるこ
とにより、背面構造体4と鏡面5のなす角度が変わって
も、接合部品9aと接合部品9bの接着面でずらすこと
により、同じ形状の接合部品9aと接合部品9bで間接
的につなげることができる。
【0014】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4を示す背面構造体と鏡面の接合部品の図であり、図
6はC−C線の断面図である。図5において、4は背面
構造体、5は鏡面、10aと10bは背面構造体4と鏡
面5の接合部品である。接合部品10aと接合部品10
bは90度の角度を持ったコの字の形状の接合部品であ
る。背面構造体4と接合部品10aは接着剤7で接着
し、鏡面5と接合部品10bは接着剤7で接着し、接合
部品10aと接合部品10bは接着剤7で接着してい
る。このように背面構造体4と鏡面5は接合部品10a
と接合部品10bを用いることにより、背面構造体4と
鏡面5のなす角度が変わっても、接合部品10aと接合
部品10bの接着面でずらすことにより、同じ形状の接
合部品10aと接合部品10bで間接的につなげること
ができる。
【0015】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5を示す背面構造体と鏡面の接合部品の図であり、図
8はD−D線の断面図である。図7において、4は背面
構造体、5は鏡面、11は接合部品である。接合部品1
1と背面構造体4は接合部品11のコの字の部分に背面
構造体4を差し込んで接着剤7で接着し、接合部品11
と鏡面5は接合部品11のコの字の底辺から延びた曲面
部分で鏡面5に接着剤7で接着される。このように背面
構造体4と鏡面5は接合部品11を用いることにより、
背面構造体4と鏡面5のなす角度が変わっても、どこで
も同じ形状の接合部品11で間接的につなげることがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上のように第1〜第5の発明によれ
ば、従来の技術によるあらかじめ成形されたL型の接合
部品と比較すると、単純な成形型を用いることができ
る。成形型の種類を一種類または数種類に少なくするこ
とができる。またどの場所でも同じ形状の接合部品が使
用可能なので、接合部品の位置を特定する作業が省け
る。鏡面が一枚板の時には、従来の技術であるウェット
材と比較すると、鏡面形状が悪く変形するおそれがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による背面構造体と鏡面の接合方法
の実施の形態1及び2を示す鳥瞰図である。
【図2】 図1に示すもののA−A線の断面図である。
【図3】 この発明による背面構造体と鏡面の接合方法
の実施の形態3を示す鳥瞰図である。
【図4】 図3に示すもののB−B線の断面図である。
【図5】 この発明による背面構造体と鏡面の接合方法
の実施の形態4を示す鳥瞰図である。
【図6】 図5に示すもののC−C線の断面図である。
【図7】 この発明による背面構造体と鏡面の接合方法
の実施の形態5を示す鳥瞰図である。
【図8】 図7に示すもののD−D線の断面図である。
【図9】 人工衛星の概略図である。
【図10】 図5に示すもののE−E線の断面図であ
る。
【図11】 従来の背面構造体と鏡面の接合方法を示す
鳥瞰図である。
【符号の説明】
1 人工衛星本体、2 太陽電池パネル、3 アンテナ
リフレクタ、4 背面構造体、5 鏡面、6 従来の背
面構造体と鏡面の接合部品、7 接着剤、8第1の発明
及び第2の発明での背面構造体と鏡面の接合部品、9
第3の発明での背面構造体と鏡面の接合部品、10 第
4の発明での背面構造体と鏡面の接合部品、11 第5
の発明での背面構造体と鏡面の接合部品。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造
    において、90度に交差する平面を二面以上有する接合
    部品を二組使用し、このうち一組の接合部品は背面構造
    体に、もう一組の接合部品は鏡面に接着し、各々の接合
    部品で接着されていない面同士を接着することにより、
    背面構造体と鏡面を一種類または数種類の接合部品だけ
    で接合することを特徴とする人工衛星搭載アンテナリフ
    レクタの構造。
  2. 【請求項2】 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造
    において、断面形状で90度の角度を有するL型の接合
    部品を二個使用し、このうち一個のL型の接合部品は背
    面構造体に、もう一個のL型の接合部品は鏡面に接着
    し、各々のL型の接合部品で接着されていない面同士を
    接着することにより、背面構造体と鏡面を接合すること
    を特徴とする請求項1記載の人工衛星搭載アンテナリフ
    レクタの構造。
  3. 【請求項3】 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造
    において、断面形状で90度の角度を有するT型の接合
    部品を二個使用し、このうち一個のT型の接合部品は背
    面構造体に、もう一個のT型の接合部品は鏡面に接着
    し、各々のT型の接合部品で接着されていない面同士を
    接着することにより、背面構造体と鏡面を接合すること
    を特徴とする請求項1記載の人工衛星搭載アンテナリフ
    レクタの構造。
  4. 【請求項4】 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造
    において、断面形状で90度の角度を有するコの字形状
    の接合部品を二個使用し、このうち一個のコの字形状の
    接合部品は背面構造体に、もう一個のコの字形状の接合
    部品は鏡面に接着し、各々のコの字形状の接合部品で接
    着されていない面同士を接着することにより、背面構造
    体と鏡面を接合することを特徴とする請求項1記載の人
    工衛星搭載アンテナリフレクタの構造。
  5. 【請求項5】 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造
    において、コの字の部分とコの字の底面から延びた曲面
    部分を持つ接合部品を用い、接合部品のコの字の部分に
    背面構造体を差し込んで接着し、接合部品のコの字の底
    面から延びた曲面部分で鏡面と接着することにより、背
    面構造体と鏡面を一種類の接合部品だけで接合すること
    を特徴とする人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造。
JP10279570A 1998-10-01 1998-10-01 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造 Pending JP2000114861A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10279570A JP2000114861A (ja) 1998-10-01 1998-10-01 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10279570A JP2000114861A (ja) 1998-10-01 1998-10-01 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000114861A true JP2000114861A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17612827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10279570A Pending JP2000114861A (ja) 1998-10-01 1998-10-01 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000114861A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010016747A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp メンブレンリフレクタおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010016747A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp メンブレンリフレクタおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5601676A (en) Composite joining and repair
EP0976650A2 (en) Composite aircraft structures and their fabrication methods
EP3838541A1 (en) Mold made from an additive manufacturing technology
CA2536552A1 (en) Multi-piece roof with reinforcement
JP2000114861A (ja) 人工衛星搭載アンテナリフレクタの構造
JP2001523606A (ja) シーリングプロファイルと接着ストリップとを備えたシーリング部材
JP3958450B2 (ja) 木材の接続構造
KR100408833B1 (ko) 복합재항공기의도어및그제작방법
JPH0342384B2 (ja)
JP3861664B2 (ja) Frp製パネル同士の接合構造
JPH0342385B2 (ja)
JPH0443781B2 (ja)
JPH09132165A (ja) 車体パネルの補強構造
CN220865274U (zh) 一种用于汽车座椅的粘连式面套、汽车座椅及汽车
JPH0537689Y2 (ja)
JPH0960955A (ja) 発泡ダクト
CN105644326A (zh) 汽车塑料尾门连接结构
JPS6061237A (ja) 合成樹脂製車体の製造方法
JP2001048292A (ja) 凹溝を有するバンボディ用サンドイッチパネルの構造
JPS63124119U (ja)
JP2644145B2 (ja) 繊維強化樹脂製翼の製造方法
JPH04360Y2 (ja)
JP3230411B2 (ja) 複合軸の製造方法
JP2601480Y2 (ja) 天板の接続構造
JPH07180277A (ja) 床パネル