JP2601480Y2 - 天板の接続構造 - Google Patents

天板の接続構造

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JP2601480Y2
JP2601480Y2 JP1992070199U JP7019992U JP2601480Y2 JP 2601480 Y2 JP2601480 Y2 JP 2601480Y2 JP 1992070199 U JP1992070199 U JP 1992070199U JP 7019992 U JP7019992 U JP 7019992U JP 2601480 Y2 JP2601480 Y2 JP 2601480Y2
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正夫 中村
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Takara Standard Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、人造大理石や合成樹脂
等で形成され、背面に立上り板を連続形成したシステム
キッチン等の厨房家具の天板を所定角度で接続する際の
接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の天板は、図6に示すよう
に背面に立上り板4'を一体形成した一方の天板4の一
側寄り前面に、該天板4と同様に背面に立上り板5'を
一体形成した他方の天板5の側面を接合し、前記一方の
天板4の側面には、接合した他方の天板5に形成した立
上り板5'に連続する立上り板6を後付けで固定して一
体的に組み立てたり、或いは図9に示すように接合する
両天板9,10の側面をそれぞれ所定角度に切り落と
し、切り落とした端面同士を接合したりしてコーナー部
分の連結が為されていた。
【0003】そして、前者の場合は、図7に示すように
立上り板6の基部に接着剤やコーキング剤で、隣り合っ
た天板5のアール部5"(図8参照)と同様のアール部
8を形成することとしていた。尚、図7において符号7
は、後付けの立上り板6を天板4に固定する為の接着剤
を示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の天板の
接合では、まず前者は後付けの立上り板を天板の上面や
両隣りの立上り板と接合すると共に、隅角部や天板との
接合部を所定アールの連続面状に仕上げる加工が困難
で、仕上げ状態にばらつきが生じ易く、作業に熟練を要
すると共に、作業工程数も多いという問題点を有してい
た。又、後者は両天板の端部をそれぞれ所定角度で切り
落とし、接合するので、長尺天板の場合、先端方向にお
いて誤差が生じ易く、又、切り落とした部分の材料の無
駄も多いという問題点を有していた。本考案は、これら
従来の問題点の解決を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記の問題
点を解決するために、天板と同材で形成され、天板の立
上り板の厚さよりやや大きな奥行寸法を有し、角を挟む
連続した二側に立上り板が立設された細長い形状のコー
ナー部材を、一方の天板の側面またはこの側面に形成さ
れた接合段部に接着固定し、この天板とコーナー部材の
前方に、他方側の天板の側面を接合することにより、上
記一方の天板の立上り板と他方の天板の立上り板が、該
コーナー部材の立上り板を介して連続するようにして天
板同士を所定の角度で接続することとした。
【0006】
【作用】天板のコーナー部材は、接合する天板の隅角部
に位置し、両天板の接合面を簡単な形状で行えるように
すると共に、隣り合った天板の立上り板を連続させるよ
うに作用する。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す要部の簡略斜
視図、図2は接合状態を示す。図示したように本考案の
天板の接続構造では、一方の天板1の側面にコーナー部
材2を取り付け、その後、図3に示すように、この天板
1とコーナー部材2の前方に、他方の天板3をその側面
を接合することにより、取り付けることとしている。こ
こにおいて用いられる厨房家具の天板1,3は、人造大
理石や合成樹脂などで形成されたものであり、背面には
立上り板1’,3’を一体成形している。そして、この
立上り板1’,3’の基部は、成形上の問題から所定の
アールで天板1,3の天面と連続している。又、該天板
1,3と接合されるコーナー部材2は、該天板1,3と
同材で形成され、角を挟む連続した二側に立上り板2’
を立設したものである。なお、このコーナー部材2は、
図示したように天板1,3の立上り板1’,3’の厚さ
よりやや大きな奥行き(図3において左右方向)寸法を
有する細長い形状のものである。
【0008】このようにして成る本考案のコーナー部材
は、上述したように一方の天板1の側面に接着され、そ
の後、該天板1とコーナー部材2の前方に他方側の天板
3を接着することにより、図3に示すように隣り合った
天板1,3の立上り板1',3'を連続させて取り付けられ
るものである。
【0009】図4、図5は本考案の他の実施例を示して
おり、この実施例ではコーナー部材2の底部2"を薄く
形成すると共に、天板1の一側を該コーナー部材2の底
面に合わせて切削し、形成した接合段部1"上にコーナ
ー部材2を接着するようにしたものである。このように
することにより、コーナー部材2は広い面積で天板1と
接合し、両者の接着はより確実なものとなる。
【0010】以上のように本考案の天板の接続構造で
は、接続加工が困難な立上り板の隅角部を別部材である
コーナー部材で予め形成しておき、該コーナー部材を接
合される天板の隅角部に接着固定することとしたので、
複雑な加工を要することなく、天板の接続が極めて簡単
に行えるものである。
【0011】尚、本実施例では天板を直角に接続して厨
房家具をL形に配置した例を示したが、天板は必ずしも
直角に接合されなくても良く、鋭角、鈍角など上記以外
の接続を為す場合は、接合する天板の角度に応じて必要
なコーナー部材を製作すれば良い。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案の天板の接続構造で
は、所定角度を有して接合される天板の隅角部に立上り
板を一体形成したコーナー部材を介在させたので、天板
同士の連結が簡単な形状の面同士の接合で為され、据付
現場での作業が簡素化され、作業能率が向上する。又、
コーナー部材には、従来、後加工が困難であった隅角部
や天板との連続面が予め形成されているので、現場作業
者に高い技術習熟度が要求されず、仕上げ状態にもばら
つきが生じないという従来には見られない優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部の分解斜視図であ
る。
【図2】同上、要部の接合状態斜視図である。
【図3】同上、組立状態の簡略平面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部の分解斜視図で
ある。
【図5】同上、要部の接合状態斜視図である。
【図6】従来例の簡略平面図である。
【図7】図6のA―A'断面図である。
【図8】図6のB―B'断面図である。
【図9】他の従来例の簡略平面図である。
【符号の説明】
1,3 天板 2 コーナー部材 1',2',3' 立上り板 1" 接合段部 2" コーナー部材底部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面だけに立上り板が一体形成された人
    造大理石や合成樹脂等から成る厨房家具の天板同士を、
    所定の角度で突き合わせる際の天板の接続構造であっ
    て、 天板と同材で形成され、天板の立上り板の厚さよりやや
    大きな奥行寸法を有し、角を挟む連続した二側に立上り
    板が立設された細長い形状のコーナー部材が、一方の天
    板の側面またはこの側面に形成された接合段部に接着固
    定され、該天板とコーナー部材の前方に、他方側の天板
    の側面が接合されることにより、上記一方の天板の立上
    り板と他方の天板の立上り板が、該コーナー部材の立上
    り板を介して連続するようになされたことを特徴とする
    天板の接続構造。
JP1992070199U 1992-09-10 1992-09-10 天板の接続構造 Expired - Lifetime JP2601480Y2 (ja)

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JPH0626586U JPH0626586U (ja) 1994-04-12
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