JPH0342384B2 - - Google Patents

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JPH0342384B2
JPH0342384B2 JP59274759A JP27475984A JPH0342384B2 JP H0342384 B2 JPH0342384 B2 JP H0342384B2 JP 59274759 A JP59274759 A JP 59274759A JP 27475984 A JP27475984 A JP 27475984A JP H0342384 B2 JPH0342384 B2 JP H0342384B2
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pipe
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【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、例えば人工衛星及び宇宙基地等に
構築されるアンテナ反射鏡等を支持する支持構体
に係り、特に、その高性能複合材料いわゆる先端
複合材料ACM(Adavanced Composite
Materials)と称するカーボン繊維強化プラスチ
ツク(CFRP)等の繊維強化プラスチツク
(FRP)製のパイプをトラス等の骨組構造に結合
するのに好適するパイプ接続構造に関する。
[発明の技術的背景] 従来より、この種の支持構体においては、軽量
化を目的として、複合材料、例えばFRPで形成
したFRPパイプ等の骨組材が用いられ、この複
合材料製の骨組材を強度上等の問題からTi,Al
等の金属材料製の接続継手を用いて骨組構造に結
合していた。このような接続継手は骨組構造形状
が3次元的な複雑な角度を有していることで、一
般にNC加工によつて製作される。
[背景技術の問題点] ところが、上記支持構体では、金属材料製の接
続継手を用いなければならないことにより、種々
の不具合な点を有していた。
第1としては、金属材料である接続継手が
FRPパイプ等の複合材料に比して密度が大きい
ことで、必然的に重量が嵩むという点がある。
第2としては、金属材料でなる接続継手と複合
材料製の骨組材との熱膨張係数が異なることで、
例えば温度差の大きい宇宙空間等で使用した場
合、その熱応力の発生を避ける等の手段を施さな
ければならない点がある。
第3としては、金属材料でなる接続継手の構造
上、NC加工で製作せざるを得ないために、その
NCテープの製作等に時間が費やされ、高価とな
ると共に、非常に製作性が悪い点がある。
第4としては、金属材料でなる接続継手が構造
上、薄肉化を促進することができないために、軽
量化を図ることが困難な点がある。
[発明の目的] この発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、簡易な構成で、可及的に軽量化を促進し得、
かつ製作及び組立作業の簡略化を図り得るように
したパイプ接続構造を提供することを目的とす
る。
[発明の概要] すなわち、この発明は複合材料製の第1のパイ
プと、端部にスリツト部が形成された骨組構造状
に結合される複合材料製の複数の第2のパイプ
と、前記第1のパイプの端部が嵌合される中心部
に設けられた嵌合部と、この嵌合部の中心軸より
放射状に延出され前記第2のパイプのスリツト部
に挿入される複数の結合部が設けられた複合材料
製の継手本体と、この継手本体の前記結合部が前
記第2のパイプのスリツト部に挿入された状態
で、これら結合部及び第2のパイプの両者を相互
に面接触状態で結合するものであつて、前記第2
のパイプの端部に被着され、該第2のパイプのス
リツト部に対応して前記結合部が挿入されるスリ
ツト部が設けられた複合材料で形成される筒状の
第1のクリツプ部材と、この第1のクリツプ部材
のスリツト部及び前記第2のパイプのスリツト部
に挿入される面と軸方向に間〓を介して前記面の
両端に設けられる湾曲部を有した略半円形状に形
成されるものであつて、前記湾曲部が前記第1の
クリツプ部材の外周部に被着され、前記面が前記
結合部の一方の面に結合されて該結合部を挟装す
る2個1組の複合材料製の第2のクリツプ部材を
有したクリツプ手段とを備えて構成したものであ
る。
[発明の実施例] 以下、この発明の実施例について、図面を参照
した詳細に説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係るパイプ接続
構造の適用された薄膜反射鏡面の支持構体を示す
もので、図中Aのパイプ結合部が第2図に示すよ
うに構成される。
すなわち、第2図において、図aは底面、図b
は側面を示すもので、図中10は第1〜第11の
FRPパイプ11〜12の各一方端をトラスに結
合する継手本体である。この継手本体10は
CFRP等の複合材料のプリプレグを多層積層し、
例えばオートクレーブ成形またはプレス成形等の
加熱加圧成形によつて第3図に示すように、その
略中心部にパイプ外径に対応する筒状の嵌合部2
2が形成され、この嵌合部22の外周部にはリブ
の如き第2〜第9の結合部23〜30が中心軸よ
り延出されて一体成形される。このうち第2、第
4、第6及び第8の結合部23,25,27,2
9には、例えば第10及び第11の結合部となる傾斜
結合部31(第3図中では、2箇所のみを図示)
がそれぞれトラスに対応して中心軸方向に対して
所定の傾斜角を有して形成される。そして、継手
本体10には、その嵌合部22に上記第1の
FRPパイプ11が嵌着され、その第2〜第9の
結合部23〜30及び傾斜結合部31に対して第
2〜第11のFRPパイプ12〜21が第1〜第3
のクリツプ部材32〜34を選択的に用いて面接
触状態に接続結合した後、その一方端面には、例
えば円盤状の補強板35が2次接着される。
ここで、第1のクリツプ部材32は第4図a,
b,cにそれぞれ正面、平面、側面を示すよう
に、パイプ外径に対応して略筒状に形成されてお
り、その先端に傾斜部321が上記傾斜結合部3
1に対応して形成されている。そして、この傾斜
部321の上下両端にはそれぞれ傾斜結合部31
が挿入される略一文字状のスリツト部322が軸
方向の所定の位置まで形成されている。
また、第2のクリツプ部材33は第5図a,b
にそれぞれ平面、側面を示すように、上記第1の
クリツプ部材32のスリツト部322に挿入され
る面を有した略半円形状に形成されており、その
湾曲部の軸方向に間〓部331が形成され、その
先端部には傾斜部332が第1のクリツプ部材3
2の傾斜部321に対応して形成されている。
そして、第3のクリツプ部材34は第6図a,
bにそれぞれ平面、側面を示すように上記継手本
体10の結合部面に接着される接着面部341及
びパイプ外径に係合する湾曲部342が形成され
ている。
ここで、上記第1〜第3のクリツプ部材32〜
34及び補強板35はそれぞれ継手本体10と略
同様にCFRP等の複合材料のプリグレグを多層積
層し、例えばオートクレーブ成形またはプレス成
形等の加熱加圧成形によつて形成される。
なお、複合材料におけるMATRIXとしては、
plasticsに限ることなく、アルミニウム等の金属
でも可能である。
さて、上記のように構成された継手本体10及
び第1〜第3のクリツプ部材32〜34は第1〜
第11のFRPパイプ11〜21を次に述べるよう
にしてトラスに接続結合する。
すなわち、第1のFRPパイプ11は、その一
方端を継手本体10の嵌合部22に挿入して、所
定の位置で接着結合する。
そして、第2のFRPパイプ12は継手本体1
0の第2の結合部23に取着する場合、まず先端
部に該第2の結合部23を挟装するように略一文
字状のスリツト部121(第7図参照)を形成す
る。次に、この第2のFRPパイプ12は、その
スリツト部121に継手本体10の第2の結合部
23を挿入し、その先端部の周囲に4個の第3の
クリツプ部材34を接着して継手本体10の第2
の結合部23に接着結合させる。
また、第3〜第9のFRPパイプ13〜19は
それぞれ上述した第2のFRPパイプ12のスリ
ツト部121と略同様のスリツト部(図の都合
上、図示せず)を形成して、第3のクリツプ部材
34を4個用いて継手本体10の第3〜第9の結
合部24〜30に接着結合させる。
さらに、第10及び第11のFRPパイプ20,2
1を取着する場合は第8図に示すように、まず第
1のクリツプ部材32のスリツト部322に2個
の第2のクリツプ部材33を略円状に組合わせて
挿入して、該第2のクリツプ部材33が継手本体
10の第10及び第11の結合部となる各傾斜結合部
31面を挟持するように固着される。ここで、第
10及び第11のFRPパイプ20,21はその一端
に上述した第2のFRPパイプ12のスリツト部
121と略略同様のスリツト部(図の都合上、図
示せず)を形成し、このスリツト部(図示せず)
を第1のクリツプ部材32のスリツト部322に
対応させて該第1のクリツプ部材32内に挿入し
て接着結合させる。
そして、上記のように第1〜第11のFRPパイ
プ11〜21が接着結合された継手本体10に
は、その一方面に補強板35が接着接合される。
この補強板35は、その所定の位置に螺子穴35
1が設けられ、この螺子穴351には図示しない
ハニカムパネル等のパネルが螺着される。
すなわち、このように複合材料で形成されたパ
イプ接続構造は第1〜第11のFRPパイプ11〜
21を継手本体10及び第1〜第3のクリツプ部
材32〜34でトラスに接着結合すると、その継
手本体10の強度剛性がパイプ接着結合及び補強
板35によつて充分な状態に保たれる。従つて、
上記パイプ接続構造は、その継手本体10に付与
される曲り及び捩れ等による破損等が確実に防止
される。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、複合
材料製のFRPパイプを、中心部にパイプの嵌合
される嵌合部を有し、その外周部に、中心軸に対
して放射状に設けられたリブ状の複数の結合部が
一体成形された複合材料製の継手本体と、この継
手本体の結合部に対してパイプを面接触状態で結
合する第1及び第2のクリツプ部材を有したクリ
ツプ手段を用いて接続箇所を接着結合するように
構成したことにより、複合材料の持つ充分な剛性
を確保したうえで、軽量化の促進を図り得、かつ
簡便な組立作業が実現されるパイプ接続構造を提
供することができる。
なお、上記実施例では、継手本体10の一方端
面に補強板35を2次接着(後付け)するように
構成したが、これに限ることなく、第9図乃至第
12図に示すように構成しても同様の効果が期待
される。
すなわち、第9図は継手本体10の第2〜第9
の結合部23〜30間にそれぞれ補強用リブ36
を一体的に成形するように構成したものである。
第10図は継手本体10の第2〜第9の結合部
23〜30間にそれぞれ別体に成形した補強用リ
ブ37を2次接着するように構成したものであ
る。
第11図は継手本体10の第2〜第9の結合部
23〜30間にそれぞれ補強用プレート38を取
着するように構成したものである。そして、この
プレート38を取着する手段としては、第12図
に示すように略直角形上のクリツプ部材39を用
いて第2〜第9のFRPパイプ12〜19ととも
に接着するように構成することも可能である。
また、この発明は上記各実施例における継手本
体10を、例えば第13図に示すように2分割等
の複数に分割して成形し、これらを接着結合する
ように構成することにより、さらに組立て作業性
が向上されることが期待される。
さらに、上記各実施例では11本のFRPパイプ
を用いてトラスに結合した場合で説明したが、こ
の本数に限ることなく、適用可能である。
よつて、この発明は上記各実施例に限ることな
く、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形を実施し得ることは勿論のことであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の適用された支持構体を示す
斜視図、第2図はこの発明の一実施例に係るパイ
プ接続構造を示す構成説明図、第3図乃至第6図
はそれぞれ第2図の要部を示す詳細図、第7図及
び第8図はそれぞれ第2図の組立て動作を説明す
るために示した動作説明図、第9図乃至第13図
はそれぞれこの発明の他の実施例を示す構成説明
図である。 10……継手本体、11〜21……第1〜第11
のFRPパイプ、22……嵌合部、23〜30…
…第2〜第9の結合部、31……傾斜結合部、3
2……第1のクリツプ部材、33……第2のクリ
ツプ部材、34……第3のクリツプ部材、36,
37……リブ、38……プレート、39……クリ
ツプ部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複合材料製の第1のパイプと、 端部にスリツト部が形成された骨組構造状に結
    合される複合材料製の複数の第2のパイプと、 前記第1のパイプの端部が嵌合される中心部に
    設けられた嵌合部と、この嵌合部の中心軸より放
    射状に延出され前記第2のパイプのスリツト部に
    挿入される複数の結合部が設けられた複合材料製
    の継手本体と、 この継手本体の前記結合部が前記第2のパイプ
    のスリツト部に挿入された状態で、これら結合部
    及び第2のパイプの両者を相互に面接触状態で結
    合するものであつて、前記第2のパイプの端部に
    被着され、該第2のパイプのスリツト部に対応し
    て前記結合部が挿入されるスリツト部が設けられ
    た複合材料で形成される筒状の第1のクリツプ部
    材と、この第1のクリツプ部材のスリツト部及び
    前記第2のパイプのスリツト部に挿入される面と
    軸方向に間〓を介して前記面の両端に設けられる
    湾曲部を有した略半円形状に形成されるものであ
    つて、前記湾曲部が前記第1のクリツプ部材の外
    周部に被着され、前記面が前記結合部の一方の面
    に結合されて該結合部を挟装する2個1組の複合
    材料製の第2のクリツプ部材を有したクリツプ手
    段と を具備したことを特徴とするパイプ接続構造。
JP27475984A 1984-12-28 1984-12-28 パイプ接続構造 Granted JPS61155531A (ja)

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JPS4313861Y1 (ja) * 1964-11-19 1968-06-12

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