JP2000114792A - 部品実装機とその調整方法 - Google Patents

部品実装機とその調整方法

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JP2000114792A
JP2000114792A JP10282447A JP28244798A JP2000114792A JP 2000114792 A JP2000114792 A JP 2000114792A JP 10282447 A JP10282447 A JP 10282447A JP 28244798 A JP28244798 A JP 28244798A JP 2000114792 A JP2000114792 A JP 2000114792A
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昌三 門田
Motohiro Higuchi
元寛 樋口
Manabu Morioka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は部品実装機においてリード端子をス
ムーズに切断することを目的とする。 【解決手段】 ヘッドと、このヘッドの上下動手段と、
このヘッドの下方に配置した基板保持用のテーブルと、
このテーブルの下方に配置したアンビル機構とを備え、
前記アンビル機構23は、向い合う二つの斜面112a
を有する取付台112と、この取付台112の一方の斜
面112aに装着した固定刃116,117と、前記取
付台112の他方の斜面112aに装着した可動刃11
3〜115とを有し、取付台112の斜面112aに装
着した可動刃113〜115を、その斜面112aに沿
って固定刃116,117との当接予定点よりも上方に
摺動させ、その状態で固定刃116,117を取付台1
12の斜面112aに沿って可動刃113〜115に当
接するまで上方に摺動させて位置決め後、固定手段によ
ってこの固定刃116,117を取付台112に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリード端子付電子部
品を用いる部品実装機とその調整方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種部品実装機は、リード端子
付部品を保持するヘッドと、このヘッドの上下動手段
と、このヘッドの下方に配置した基板保持用のテーブル
と、このテーブルの下方に配置したアンビル機構とを備
え、前記アンビル機構は、固定刃と、この固定刃に対し
て回動移動する可動刃とを有する構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で問題とな
るのは固定刃と可動刃によるリード端子の切断が確実に
行えないことがあるということであった。
【0004】すなわち、可動刃と固定刃とのクリアラン
スは、リード端子の切断をスムーズにするためにも可能
な限り小さくしておく必要があるが、可動刃と固定刃の
衝突を防止するためにはどうしても安全側に上記クリア
ランスを大きくしているのが現状である。
【0005】もちろん可動刃や固定刃に位置調整手段を
設けて上記クリアランスを出来るだけ小さくしようとは
するのであるが、従来例のものは可動刃が軸を中心に円
弧運動を行うものであるので、軸部分の回動のためのク
リアランスをも考慮すると固定刃と可動刃部分のクリア
ランスを小さくすることはむずかしく、この結果として
上述のごとくどうしても安全側に必要以上のクリアラン
スを設ける必要があり、これによりリード端子の切断が
確実に行えないことが生じるのであった。
【0006】そこで本発明はリード端子の切断が確実に
行えるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、リード端子付部品を保持するヘッド
と、このヘッドの上下動手段と、このヘッドの下方に配
置した基板保持用のテーブルと、このテーブルの下方に
配置したアンビル機構とを備え、前記アンビル機構は、
向い合う二つの斜面を有する取付台と、この取付台の一
方の斜面に装着した固定刃と、前記取付台の他方の斜面
に装着した可動刃とを有し、前記固定刃には、前記取付
台の一方の斜面に摺動位置決め後の固定手段を設けたも
のであり、これによればリード端子の不要部分を確実に
切断することができるものとなる。
【0008】すなわち取付台の他方の斜面に装着した可
動刃を、その他方の斜面に沿って固定刃との当接予定点
よりも上方に摺動させ、その状態で固定刃を取付台の一
方の斜面に沿って可動刃に当接するまで上方に摺動させ
て位置決め後、固定手段によってこの固定刃を取付台に
固定すれば、結果として固定刃と可動刃の相対関係が適
切なものとなる。
【0009】このため可動刃の摺動によりそれが固定刃
に衝突したり、またこの衝突をさけるために両刃間の隙
間が大きくなりすぎたりせず、リード端子を確実に切断
することができるものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、リー
ド端子付部品を保持するヘッドと、このヘッドの上下動
手段と、このヘッドの下方に配置した基板保持用のテー
ブルと、このテーブルの下方に配置したアンビル機構と
を備え、前記アンビル機構は、向い合う二つの斜面を有
する取付台と、この取付台の一方の斜面に装着した固定
刃と、前記取付台の他方の斜面に装着した可動刃とを有
し、前記固定刃には、前記取付台の一方の斜面に摺動位
置決め後の固定手段を設けた部品実装機であって、リー
ド端子の不要部分を確実に切断することができるものと
なる。
【0011】すなわち取付台の他方の斜面に装着した可
動刃を、その他方の斜面に沿って固定刃との当接予定点
よりも上方に摺動させ、その状態で固定刃を取付台の一
方の斜面に沿って可動刃に当接するまで上方に摺動させ
て位置決め後、固定手段によってこの固定刃を取付台に
固定すれば、結果として固定刃と可動刃の相対関係が適
切なものとなる。
【0012】このため可動刃の摺動によりそれが固定刃
に衝突したり、またこの衝突をさけるために両刃間の隙
間が大きくなりすぎたりせず、リード端子を確実に切断
することができるものとなる。
【0013】本発明の請求項2の発明は、取付台の下方
に操作杆を設け、この操作杆に可動刃を連結した請求項
1に記載の部品実装機であって、取付台の下方に可動刃
を摺動させるための操作杆を設け、この操作杆の上下動
により可動刃を摺動させるものであるので、取付台の外
方に操作杆を設けるものよりはコンパクト化が図れる。
【0014】本発明の請求項3の発明は、操作杆と可動
刃を、取付台に軸支された連結レバーを介して連結した
請求項2に記載の部品実装機であって、可動刃に操作杆
からの操作力を伝える連結レバーを取付台に軸支させる
ことにより、取付台と連結レバーが一体化され、可動刃
の交換時に取付台を取外してもこの取付台に連結レバー
が一体化された状態となる。
【0015】このため可動刃交換作業が容易に行えしか
も交換後の可動刃と連結レバーの連結も容易に、かつ確
実に行えるようになる。
【0016】本発明の請求項4の発明は、操作杆の上部
外周には所定間隔をおいて二枚の鍔を設け、上方の鍔に
は切欠を設けた請求項2、または3に記載の部品実装機
であって、取付台の取外時には、この取付台または操作
杆を回転させれば切欠部から操作杆と取付台の連結が外
れることとなり、また取付時にもそれを回転させれば容
易に操作杆と取付台の連結が行われることとなり、作業
性の良いものとなる。
【0017】本発明の請求項5の発明は、操作杆を筒状
とし、この筒状の操作杆内に同軸状で、上下動自在にリ
ード端子保持具を設けた請求項2〜4のいずれか一つに
記載の部品実装機であって、筒状の操作杆内にリード端
子保持具を同軸状に設けることで構成のコンパクト化が
図れることとなる。
【0018】本発明の請求項6の発明は、リード端子保
持具を、筒体の上端開口部内に、上方に突出するピンを
設けた構成とした請求項5に記載の部品実装機であっ
て、筒体の上端開口部内に上方に突出するピンを設け、
このピンでリード端子を支持した状態において固定刃と
可動刃によりリード端子の下部の切断を行えば、切断屑
は筒体の上端開口部からその内部を通して下方に落下す
ることとなり、切断屑の処理が行いやすいものとなる。
【0019】本発明の請求項7の発明は、筒体の上端開
口部に橋架状に支持体を設け、この支持体にピンを固定
した請求項6に記載の部品実装機であって、筒体の上端
開口部内の定位置にピンを確実に固定することができ、
よってこのピンによるリード端子の支持およびこのリー
ド端子下部の切断屑の筒体内への落下が確実に行われる
こととなる。
【0020】本発明の請求項8の発明は、支持体は板状
で、この板状の支持体には水平方向に支持ピンを貫通さ
せ、ピンの下端を支持ピン上に当接させた請求項7に記
載の部品実装機であって、ピンの下端を支持ピン上に当
接させた状態で、このピンを支持体上に固定することに
より、ピンの高さが安定し、よってこのピンによるリー
ド端子の下端の支持も安定したものとなる。
【0021】本発明の請求項9の発明は、筒体の上端部
外周に雄ネジ部を形成するとともに、この雄ネジ部には
上端から下方に切込を設け、この切込内に支持ピンを係
合させた請求項8に記載の部品実装機であって、支持ピ
ンを筒体の切込内に係合させれば、筒体に対するピンの
高さが所定値に規制され、この結果としてこのピンによ
るリード端子下端の支持が安定するものになる。
【0022】本発明の請求項10の発明は、切込の下方
に支持ピンを係合させ、この切込の上方には支持体の突
出部を係合させた請求項9に記載の部品実装機であっ
て、支持体の突出部を筒体の切込上方に係合させること
により、筒体に対するピンの回動位置規制が行え、この
結果としてピンによるリード端子の支持が安定したもの
となる。
【0023】本発明の請求項11の発明は、筒体の上端
部には、外周部内面に雌ネジ、上面に開口を有するキャ
ップを着脱自在に螺合させた請求項6〜10のいずれか
一つに記載の部品実装機であって、キャップを上端部に
螺合させることで、ピンの上方への抜け止めが図れるだ
けでなく、ピンの交換時にはキャップを外せば容易にこ
のピン交換が行えるものとなる。
【0024】本発明の請求項12の発明は、可動刃の上
面と下面の少なくとも一方に溝を形成した請求項1〜1
1のいずれか一つに記載の部品実装機であって、可動刃
と固定刃によるリード端子の切断時にリード端子の切断
部から発生する粉状の切断屑が可動刃の上面、あるいは
下面部に降下し、その部分に降積って可動刃の摺動を阻
害することを防止することができる。
【0025】つまり上記切断屑は可動刃とその摺動面部
分に降下し、それが降積ると可動刃と摺動面部分でかみ
込みが生じ、可動刃の動作不良が生じてしまうのである
が、上述のごとく可動刃に溝を形成すれば切断屑は可動
刃の摺動によって溝内へと移動し、この結果として可動
刃と摺動面部分には堆積せず、これにより可動刃の動作
不良が生じなくなるのである。
【0026】本発明の請求項13の発明は、可動刃の上
面に溝を形成するとともに、この溝の下端部に貫通孔を
設けた請求項12に記載の部品実装機であって、溝内に
移動した切断屑を貫通孔を介して外方に排出することに
より、溝内に切断屑が堆積する結果として切断刃とその
摺動面部分からの切断屑の溝内への移動が行われず、つ
いには切断刃の動作不良が生じてしまうのを防止するこ
とができる。
【0027】本発明の請求項14の発明は、リード端子
付部品を保持するヘッドと、このヘッドの上下動手段
と、このヘッドの下方に配置した基板保持用のテーブル
と、このテーブルの下方に配置したアンビル機構とを備
え、前記アンビル機構は、向い合う二つの斜面を有する
取付台と、この取付台の一方の斜面に装着した固定刃
と、前記取付台の他方の斜面に装着した可動刃とを有
し、前記固定刃には、前記取付台の一方の斜面に摺動位
置決め後の固定手段を設けた部品実装機において、取付
台の他方の斜面に沿って可動刃を、固定刃との当接予定
点よりも上方に摺動させ、次に固定刃を取付台の一方の
斜面に沿って可動刃に当接するまで上方に摺動させ、こ
の状態で固定刃を取付台に固定する部品実装機の調整方
法であって、リード端子の不要部分を確実に切断するこ
とができるものとなる。
【0028】すなわち取付台の他方の斜面に装着した可
動刃を、その他方の斜面に沿って固定刃との当接予定点
よりも上方に摺動させ、その状態で固定刃を取付台の一
方の斜面に沿って可動刃に当接するまで上方に摺動させ
て位置決め後、固定手段によってこの固定刃を取付台に
固定すれば、結果として固定刃と可動刃の相対関係が適
切なものとなる。
【0029】このため可動刃の摺動によりそれが固定刃
に衝突したり、またこの衝突をさけるために両刃間の隙
間が大きくなりすぎたりせず、リード端子を確実に切断
することができるものとなる。
【0030】以下本発明の一実施形態を添付図面を用い
て説明する。図1において、1は本体で、この本体1の
背面側には複数本の部品供給ガイド2が設けられてい
る。これらの各部品供給ガイド2には、その下方の収納
部3から図2に示すテーピング部品連4が供給される様
になっており、部品供給ガイド2の先端には部品供給体
5が連結されている。
【0031】一方本体1内には部品搬送体の一例として
ゴム、または合成樹脂製の環状のベルト6が三つのプー
リ7,8,9によって三角形に張架されている。ベルト
6の内部には数十本の環状金属線が設けられ、これによ
り伸びを極力少なくするようにしている。
【0032】またこのベルト6の表、裏面には凹凸が設
けられ、裏面の凹凸は上記プーリ7〜9の外周凹凸面と
嵌合する様になっている。
【0033】またプーリ7は通常は間欠動作するモータ
10によって回転駆動される様になっており、これによ
りベルト6も断続的に回動する。
【0034】さてこのベルト6には図3に示すように所
定間隔ごとにチャック保持体11が取付けられている。
【0035】この場合ベルト6の表面側の凹凸には、チ
ャック保持体11の凹凸面が嵌合し、またこのチャック
保持体11の上、下端をベルト6の裏面側に延長し、そ
の一部をベルト6裏面の凹凸の上、下端部に嵌合させる
ことにより、定位置への確実なる取付けが行える様にし
ている。
【0036】さらに上記チャック保持体11の上、下の
延長部によってガイド部11a,11bも一体に形成さ
れており、このガイド部11a,11bにはプーリ7〜
8,8〜9,9〜7間のベルト6裏面側部分に配置した
板状のガイドレール12の上、下端が係合するようにな
っている。
【0037】そしてこれによりベルト6が振れずに回動
する様になっているのである。さてチャック保持体11
の下端部分には、図2、図3に示すごとく三本のチャッ
ク13が設けられている。
【0038】つまりこのチャック13によって、テーピ
ング部品連4から第1の切断刃14で切断された個片を
保持し、これをベルト6の回動で第2の切断刃15部
分、部品の極性反転体16部分、リード端子の保持位置
補正体17部分、リード端子を切断するための第3の切
断刃18部分、部品移替体19部分へと順に搬送する様
にしているのである。
【0039】また部品移替体19によって保持された上
記個片はヘッド20へと移替えられ、レール21上を搬
送され、X−Yテーブル22上に位置決めされた後述の
基板に実装され、アンビル機構23で余分なリード端子
が切断されるとともに、内方に折曲げられる様になって
いる。
【0040】前記テーピング部品連4は、図2に示すご
とく素子24と、この素子24に、接続された少なくと
も二本のリード端子25を有する部品を、所定間隔ごと
にテーピング部材26にテーピングした構成とし、前記
部品供給体5は、前記テーピング部品連4を、素子24
を上方、リード端子25を下方に位置させた状態で、か
つチャックに保持される部品の二本のリード端子25を
結ぶ延長線と、チャックに保持される手前の部品の二本
のリード端子25を結ぶ延長線が略直線状になる様に、
図2のごとく前記チャック13に供給する構成としてい
る。
【0041】つまり本発明の一実施形態においては、部
品供給体5によってテーピング部品連4を直線的に、部
品搬送体として用いたベルト6のチャック13部に供給
するので、図1のごとく部品供給体5部品の占有面積が
小さくなるのである。
【0042】そして本実施形態においては、この様な部
品供給体5を図1のごとく複数並設しているのである
が、各部品供給体5が上述のごとくそれぞれテーピング
部品連4を直線的にチャック13部分に供給するスリム
な形状となるので、この部品供給体5を複数個並設した
場合には全体としてコンパクトな形状とすることがで
き、言換えれば図1のごとく限られたスペースにより多
くの部品供給体5を配置して、部品の供給効率を高める
ことができることになるのである。
【0043】図4は部品供給体5部分を示し、この部品
供給体5はテーピング部品連4をガイドするガイド溝2
7部分と、このガイド溝27部分に位置するテーピング
部材26の送孔28にラチェット状に係合して断続的な
送り動作を行わせる送体29部分と、この送体29と連
動してチャック13を開放する第1のチャック開放体3
0部分と、チャック13によってテーピング部品連4の
リード端子25を保持した状態でテーピング部材26を
切断する第1の切断刃14部分と、これらの送体29、
第1のチャック開放体30、第1の切断刃14を駆動す
るためのカム31部分と、このカム31を駆動するため
の駆動体として用いたシリンダー32部分等により構成
されている。
【0044】またガイド溝27部分には図5のごとく素
子検出器33が臨んでおり、この素子検出器33により
テーピング部品連4の所定部に素子24が存在するか否
かの検出を行うようになっており、後で詳述するがこの
素子検出器33からの出力によってシリンダー32によ
るカム31の駆動量が制御される様になっている。
【0045】さてカム31は二つの摺動孔34にピン3
5を係合させ、その状態でシリンダー32による往復運
動が行われる様になっている。
【0046】またカム31のチャック開放カム面36に
は伝達機構37を介して上記第1のチャック開放体30
が連結されている。
【0047】この伝達機構37は、チャック開放カム面
36にピン38を当接させたレバー39と、このレバー
39を支軸40で保持したレバー41と、このレバー4
1を軸支した支軸42等により構成されている。
【0048】再びカム31に戻って説明を続けると、こ
のカム31には切断刃開閉カム面43と、切断刃移動カ
ム面44とを有し、切断刃開閉カム面43には支軸45
で軸支されたレバー46のピン47が係合され、このレ
バー46を介して第1の切断刃14を開閉する様になっ
ている。
【0049】また切断刃移動カム面44には支軸48で
軸支されたレバー49のピン50が係合されており、さ
らにこのレバー49の遊端側には上述の送体29が連結
され、さらにこの遊端にはレバー51を介して第1の切
断刃14が連結されている。
【0050】以後図6〜図11を用いてテーピング部品
連4の搬送と個片への切断、およびチャック13への受
渡しについて説明する。
【0051】図6は初期位置を示し、カム31はシリン
ダー32により最も左方に移動させられている。
【0052】この時はこの図6に示すごとく第1の切断
刃14が部品供給体5側に位置させられていることが大
きな特徴となっている。
【0053】つまりチャック13と第1の切断刃14と
は接近した状態にあり、この図6の状態においてはチャ
ック13により個片が第2の切断刃15方向へと搬送を
行っている状態にあるので、その搬送を阻害しない様に
第1の切断刃14は部品供給体5側に移動させているの
である。
【0054】なお図6の状態では第1の切断刃14は開
放しており、次の図7ではこの開放した第1の切断刃1
4間をテーピング部品連4が進行することになる。
【0055】さてこの図7の様にカム31が右方に移動
する時にはカム31の右方への移動初期においてカム3
1のチャック開放カム面36上をピン38が昇ることに
よりレバー41が支軸42を軸として左方に回動し、こ
れにより図5のごとく第1のチャック開放体30がチャ
ック13方向へと移動する。
【0056】チャック13は固定爪52と、この固定爪
52に対して開閉する可動爪53とにより構成し、可動
爪53の内面側に弾性体54を取付けた構成としたもの
であり、可動爪53の部品供給体5側には、第1のチャ
ック開放体30と係合する係合部55を設けている。
【0057】つまり、チャック13の可動爪53の部品
供給体5側に第1のチャック開放体30と係合する係合
部55を設けたので、第1のチャック開放体30の動作
ストロークを小さくした状態で先ずは図5のごとくチャ
ック13を開放することができる。
【0058】なお、弾性体54は、この弾性体54を貫
通するピンによって可動爪53に取付けたものであっ
て、弾性体54を貫通するピンによって可動爪53に取
付けることにより、チャック13の開閉により弾性体5
4に変形力が断続的に加わっても弾性体54が可動爪5
3から脱落することのないものとなる。
【0059】またこのチャック13においては固定爪5
2で個片となったテーピング部品連4の位置決めを行
い、可動爪53の内面側の弾性体54の適度な弾性によ
り上記個片の確実な保持が行えるようになるものであ
る。
【0060】そしてこの様にチャック13が開放した状
態においてはピン50が切断刃移動カム面44を昇るこ
とにより、レバー49を介して送体29が駆動され、こ
れによりテーピング部品連4が図7のごとく開放したチ
ャック13内へと送られることになる。
【0061】この時チャック13はテーピング部品連4
の受取りのために停止状態となっており、よってこの時
にレバー51、第1の切断刃14の保持体56を介して
第1の切断刃14をチャック13方向へと移動させて
も、チャック13による搬送を阻害することはない。
【0062】なお、保持体56は支軸57によって軸支
されたものであり、その遊端側がレバー51により左方
に移動させられることによって第1の切断刃14がチャ
ック13方向へと移動させられるのである。
【0063】図8はシリンダー32によってカム31が
さらに右方に移動させられた状態を示しており、この時
にはレバー49により送体29が完全に送り動作を行っ
た状態となっている。またこの時にはピン38はチャッ
ク開放カム面36をほぼ下降した状態となっており、こ
の状態であればレバー41が右方へ回動することによっ
て図5における第1のチャック開放体30が右方に移動
することでチャック13もほぼ閉成した状態となってい
る。
【0064】つまりテーピング部品連4の先端側におい
て図4のごとく素子24のリード端子25がチャック1
3によって保持された状態となっていくのである。
【0065】図9はシリンダー32によってカム31が
さらに右方へと移動させられた状態を示しており、この
状態ではチャック13によりリード端子25は完全に保
持された状態となっている。
【0066】次に図10はシリンダー32によってカム
31が最も右方へと移動させられた状態を示しており、
この時にはピン47が切断刃開閉カム面43を完全に昇
り切った状態となっているので、支軸45によって軸支
されたレバー46の左端側から下方に下げられ、これに
よって第1の切断刃14は完全に閉じられ、この結果と
してテーピング部材26が切断され、個片となり、この
個片がチャック13に保持された状態となる。
【0067】次にシリンダー32によってカム31は図
11の状態を経過して図4の状態へと復帰させられるこ
とになる。
【0068】この時図11においてカム31が左方に戻
って来る時にピン38がチャック開放カム面36を昇る
ことになるのであるが、この復帰時にチャック13を開
放してしまうと、保持している個片が脱落してしまうの
で、その対策が重要となる。
【0069】そこで本実施形態では伝達機構37におい
て、レバー39のピン38がこの復帰時にチャック開放
カム面36を上昇する時には、このレバー39が時計方
向に回動するのみで、レバー41は左方へ押されず、こ
の結果として第1のチャック開放体30によるチャック
13の開放は行われず、よって個片の脱落も生じない。
【0070】また第1の切断刃14は開放した後再び部
品供給体5側に復帰することで、上記個片を保持したチ
ャック13の搬送動作を阻害しないようになっている。
もちろん送体29も元の状態へと復帰し、次回の送り動
作に備えることとなる。
【0071】上述のごとく本実施形態においては部品供
給体5は、チャック13を開放する第1のチャック開放
体30を有するので、部品供給体5によるチャック13
への部品供給とチャック13の開放を連動して行うこと
ができるので、チャック13への部品供給がスムーズに
行えることとなる。
【0072】具体的には第1のチャック開放体30は、
部品供給体5に設けたテーピング部品連4の送体29を
動作させるカム31のチャック開放カム面36によって
操作する構成としたものであって、部品供給体5のテー
ピング部品連4の送体29と第1のチャック開放体30
とを一つのカム31によって動作させるので、テーピン
グ部品連4の送り動作とチャック13による保持動作が
連動することとなって、チャック13への部品供給がス
ムーズに行えることになるのである。
【0073】また部品供給体5は、送体29とチャック
13の間部分に第1の切断刃14を有し、この第1の切
断刃14はカム31の切断刃開閉カム面43と、切断刃
移動カム面44によって操作する構成としたものであっ
て、第1の切断刃14も送体29と第1のチャック開放
体30とともにカム31によって動作させるので、送体
29によるテーピング部品連4の送り動作と、第1の切
断刃14による個片への切断と、チャック13による個
片の保持とが連動して行えるので、チャック13への部
品供給がスムーズに行えることになる。
【0074】次に図4、図5のごとく部品供給体5は、
テーピング部品連4の素子24の有無を検出する素子検
出器33を有し、この素子検出器33によって素子2
4、具体的には定常状態でのリード端子25が無いこと
をもって素子24が無いことを検出するようになってい
る。そして、無いことが検出された時には、シリンダー
32によってカム31を第1の移動量(図8の状態)だ
け移動させた後に図4の状態へと復帰動作を行わせる。
【0075】つまり、素子24がない場合にはカム31
を第2の移動量(図10の状態)移動させて第1の切断
刃14によるテーピング部品連4の切断動作を行わせず
に、素子24が保持されたテーピング部品連4部分をよ
り速くチャック13部に供給するようにしているもので
ある。
【0076】但し、この時にはチャック13に保持され
た個片においては、チャック13下にベルト6の内面側
に長寸法のテーピング部材26が設けられた状態となっ
ており、これを後の第2の切断刃15で所定寸法に切断
するようにしているのである。
【0077】この様にしてチャック13への受渡しが行
われるとモータ10の起動によりベルト6による搬送が
行われることとなる。
【0078】そして図12に示すように、ベルト6のチ
ャック13への部品供給体5による部品供給位置の下流
側に、長寸法のテーピング部材26の有無を検出する長
寸法検出器58を設け、この長寸法検出器58により前
記長寸法のテーピング部材26を所定長に切断する第2
の切断刃15を動作させる構成としている。つまり、ベ
ルト6のチャック13によって所定値よりも長寸法のテ
ーピング部材26が搬送されて来た場合には、それを長
寸法検出器58で検出して第2の切断刃15で適正寸法
に切断するようにしているのである。
【0079】なお長寸法検出器58は光学式の発光、受
光素子によって形成されたものであり、長寸法のテーピ
ング部材26の存在により光が遮られると、長寸法のテ
ーピング部材26の存在を検出するようになっている。
【0080】そしてこの検出が行われると、昇降器59
によって第2の切断刃15が下方位置から上方に上昇さ
せられ、この上昇位置において長寸法のテーピング部材
26を切断する。またこの切断後は昇降器59によって
第2の切断刃15は下方位置に復帰する構成としたもの
であって、第2の切断刃15が長寸法のテーピング部材
26の切断時にだけ上昇し、切断後は加工する構成とし
たので、第2の切断刃15がベルト6による部品搬送を
阻害することがない。
【0081】次に図13は、第2の切断刃15の下流側
に設けた部品の極性反転体16を示し、この極性反転体
16はベルト6に対して接離自在な構成としている。つ
まり、ヘッド20による基板実装に際して部品の極性反
転があらかじめ必要な場合には、極性反転体16をベル
ト6のチャック13側に移動させ、チャック13から個
片を受け取った後に反転させ、その状態でチャック13
に戻すことで極性反転を行わせ、以後の部品搬送をさせ
るものである。
【0082】またこの極性反転体16は極性反転の必要
がない場合にはチャック13部から離れる構成としてい
るので、部品搬送が阻害されることはない。
【0083】なお図13の極性反転体16に対してチャ
ック13から個片を受渡すためにはチャック13を一旦
開放しなければならず、その構成を図14によって説明
する。
【0084】図14に示すごとくチャック13の可動爪
53の係合部55とは反対側をベルト6の裏面側に延長
し、この延長部に第2のチャック開放体63を連結した
ものであって、この第2のチャック開放体63によって
チャック13を開放するようにしている。
【0085】図15は極性反転体16の下流側に設けた
保持位置補正体17を示し、必要なものの極性反転を図
13の極性反転体16によって終えた後に、チャック1
3によるリード端子25の保持位置補正を行うものであ
る。
【0086】この保持位置補正体17は、テーピング部
材26の底辺をのせる載置台60と、テーピング部材2
6の長手方向に直交する両側を保持する保持体61と、
部品のリード端子25部をテーピング部材26の長手方
向に押して部品を移動させる押体62とにより構成して
いる。
【0087】この時は先ず個片のテーピング部材26を
載置台60にのせ、次にチャック13を、この部分にも
対応して設けている図14と同じ構成の第2のチャック
開放体63で開放し、両側の押体62で中寄せを行い、
この様なリード端子25の保持位置補正を行った後、再
びチャック13を閉じてリード端子25の適切な保持を
行うものである。
【0088】図16は第3の切断刃18部分を示したも
ので、保持位置補正体17の下流側にリード端子25を
切断すべく設け、この第3の切断刃18はベルト6のチ
ャック13に対して接離自在な構成としている。つま
り、チャック13によるリード端子25の保持位置補正
が完了した後に第3の切断刃18のリード端子25の切
断を行うので、適切な切断が行えることになる。
【0089】第3の切断刃18は、開閉自在な二枚の刃
64により構成され、これら二枚の刃64の先端下面側
にはテーパ面が形成されており、このテーパ面に、チャ
ック13によって保持された個片のテーピング部材26
の上辺を当接させた状態で切断するので、切断後のリー
ド端子長が安定したものとなる。
【0090】図17はチャック13によって保持された
部品をヘッド20に移替える部品移替体19を示してい
る。この部品移替体19は図18のごとくリード端子2
5の下部を挟持する二つの挟持爪65,66と、このリ
ード端子25の上部を支える支爪67とを有する構成と
している。
【0091】このうち一つの挟持爪65と支爪67とを
一体化し、他の挟持爪66を挟持爪65に対して可動自
在としたものであり、一つの挟持爪65と支爪67を一
体化しているので、構成が簡単になるだけでなく、図1
9のごとく他の挟持爪66を可動させ、リード端子25
の挟持保持を安定して行わせることができる。
【0092】図20、図21は部品移替体19からヘッ
ド20への部品移替を示したものであり、部品移替体1
9の挟持爪65,66と支爪67間のリード端子25部
分をヘッド20の挿入爪68で挟持する構成としたもの
であり、上、下で保持された状態のリード端子25の中
部をヘッド20の挿入爪68で挟持するので、この挿入
爪68による挟持が安定し、この結果としてヘッド20
による基板への実装も安定して行えることになるのであ
る。
【0093】図22から図24は、部品移替体19の各
動作について示したものである。図22は通常の部品移
替体19の動作を示している。この場合、その移替チャ
ック69がまず矢印Aのごとくチャック13側へ回動
し、その状態でチャック13に保持されている素子24
に向かって矢印Bのごとく進み、そして、その状態で素
子24のチャッキングを行った後、矢印Cのごとく、ヘ
ッド20の挿入爪68側へと移動し、ここで素子24を
ヘッド20の挿入爪に受け渡しを行い、その後、矢印A
のごとく元の状態へと復帰するようになっている。この
図22に示す動作が通常の状態を示している。この図2
2に示した通常の動作ではヘッド20の挿入爪68が素
子24を受け取った後に基板に実装するのであるが、実
装ミスをした場合、具体的には例えば基板の挿入孔に素
子24のリード端子25を挿入仕損じ、この素子24が
転倒してしまった場合などにはそのリカバリーは図23
のようにして行われる。すなわち、この素子24が転倒
した状態においては、既に移替チャック69からヘッド
20の挿入爪68に対して次の素子24の受け渡しが行
われているので、この時にはその次の素子24をヘッド
20の挿入爪68から再び移替チャック69に受け渡し
を行わなければならない。具体的には図23に示すごと
く、移替チャック69は挿入爪68が受け取った次の素
子24を再び移替チャック69で受け取り、その後、移
替チャック69は矢印Dのごとく、ヘッド20から離れ
たところへ移動し、この状態で待機することになる。な
お移替チャック69はヘッド20の挿入爪68から離れ
る時(具体的には矢印A方向)には通常開成状態となる
ので、図23、図24の矢印D,Gの場合のように素子
24をチャックした状態で移動させるためには、後述す
る回動板77を特別開閉手段の一例として用いた駆動体
80Aの操作体81Aで押して移替チャック69の閉成
状態を維持するようにする。そして、この様にして空き
状態となったヘッド20の挿入爪68に対し、先程の転
倒してしまった素子24のリード端子25を、例えば手
作業により挿入爪68に保持させ、この状態でその転倒
してしまった素子24の再実装を行わせる。そしてこの
実装が完了した後には、移替チャック69を矢印Eのご
とく進行させ、待機していた次の素子24のヘッド20
への受け渡しを行い、元の状態へと戻り、リカバリー動
作は終了となる。その後、再び移替チャック69は図2
2に示す通常の動作の繰り返しに戻り通常の実装が行わ
れるようになるのである。図24は、先程のヘッド20
の挿入爪68による基板への実装ミスが発生した場合
に、その実装ミスをした素子24が、再び使えない場合
において対応する場合の動作を示したものである。すな
わち、この状態の時には、実装ミスをし、再び使えなく
なった素子24を、ベルト6によって搬送されているも
のから再び取り寄せて、それを実装させる必要がある。
そのためには、移替チャック69が、すでに挿入爪68
に渡してしまっている次の素子24を矢印Fで受け取
り、それを矢印Gのごとくベルト6の取り付けられたチ
ャック13へと戻し、再び矢印H,Fとヘッド20の挿
入爪68の手前に戻る。この状態でベルト6が回動し、
先程述べた実装ミスをした素子24が搬送された後、図
22の状態の軌跡を描いて移替チャック69は、ベルト
6に取り付けられたチャック13からその素子24を受
け取って、ヘッド20の挿入爪68へと受け渡しを行
い、実装ミスに対するリカバリーを行う。このように、
図22から図24に示したごとく、部品移替体19は、
その移替チャック69を図22から図24に示すごと
く、円弧状に回動させたり、その状態で、その円弧の内
外に移替チャック69を移動させたりする動作を行うよ
うになっている。そして、そのような動作をさせるため
に、この部品移替体19は、図25から図34に示すよ
うな構成としたものである。部品移替体19は、図2
5、図28、図29、図31、図33に示すように、同
軸上となった三つの軸70,71,72を備えている。
この内、最も外側に設けられた軸70は、この部品移替
体19を回動させるためのものであり、また、その内側
に設けられた軸71は、移替チャック69をヘッド20
の挿入爪68側や、あるいは、ベルト6に設けられたチ
ャック13側、あるいは、その反対側へ動かすものであ
り、さらに、最も内側の軸72に、移替チャック69を
開閉させるためのものである。次に、これらの点につい
て、更に詳細な説明を行う。まず、最も外側の軸70
は、図25に示すさらに上方において、図示していない
が水平方向に突出したカム部を有し、このカムに対して
駆動するためのレバーが設けられており、このカムとレ
バーの組み合わせによって、部品移替体19を図23か
ら図24に示すごとく回動させるようにしたものであ
る。次に、中程の軸71について説明する。特に図31
によく表れているが、中程の軸71には、その下端部分
に移動レバー73が、回動自在に係合した状態となって
いる。この移動レバー73は、図29、図31、図33
に示すごとく、L字状となっており、その中程部分が、
軸74によって軸止された状態となっている。したがっ
て、この移動レバー73の一端側が、例えば図29の状
態から図31のごとく、軸71の下端側で下方に押し下
げられた場合には、この移動レバー73の下端側によっ
て、移替チャック69を、図29と図31の比較から分
かるように、ヘッド20の挿入爪68側へと移動させる
ようになっているのである。次に、最も内側の軸72に
ついて説明する。まず、図26、図27に示すごとく、
軸72の下端にはレバー75の上端が取り付けられ、こ
のレバー75の下端には、ローラー76が取り付けられ
ている。このローラー76は、回動板77の上面に接す
る状態となっている。回動板77は、回動軸78に固定
されたものであり、この回動軸78の図26における左
端側には、移替チャック69を構成する挟持爪66をス
ライドさせるためのレバー79が取り付けられている。
つまり移替チャック69を構成する挟持爪65,66及
び支爪67の内、挟持爪66だけが他の二者に対してス
ライドするようになっており、このスライドをさせるの
がレバー79となっているのである。そして、このレバ
ー79の回動によって、挟持爪66がスライドすれば、
上述で述べたように、素子24のリード端子25に対す
る挟持、あるいは開放がなされる。さて、このような移
替チャック69の、いわゆる開閉動作は、移替チャック
69が図22から図24に示すように、移替チャック6
9が回動弧の内外において、移動した状態でそれぞれ行
わなければならない。そして、この開閉を行わせるの
が、最も内側に設けた軸72によって行われるようにな
るのであるが、このように軸72の上下動のみによって
移替チャック69の開閉をさせるためには、この軸72
の下端側に設けたローラー76が、その移替チャック6
9の回動弧の内外への移動時にも回動板77を押さえる
事ができなければならない。逆に言えば、ローラー76
によって、回動板77を介して回動軸78を回動させる
ためには、回動板77は図26、図27に示すように、
回動軸78に沿った板状のものでなければならない。す
なわち、このような板状の回動板77を設ける事によっ
て、軸72の上下動だけで移替チャック69の開閉を行
わせる事ができるのである。
【0094】図35はヘッド20を示し、このヘッド2
0は断面がL字状の側壁80aと天面80bを有するヘ
ッド本体80と、このヘッド本体80の上下動手段81
と、前記ヘッド本体80の下部に設けた挿入爪68と、
この挿入爪68の開閉手段82と、前記挿入爪68の前
後方向への回動手段83とを有し、前記回動手段83を
構成するカム板84は後で詳述するが、ヘッド本体80
に対して着脱自在に装着されている。前記上下動手段8
1はヘッド本体80の天面80bに装着した外軸81a
により構成し、この外軸81a内に設けた中軸81bの
下部に装着した取付部81cにカム板84をネジ81d
によって着脱自在に装着している。
【0095】次に上記回動手段83は次の様な構成とな
っている。この回動手段83は図35、図36に示すご
とくヘッド本体80の側壁80aに設けた2箇所の貫通
孔Aに軸支された回動軸83aを有している。
【0096】この回動軸83aの図35における右側部
分には図38にも示す駆動レバーの一例となる開閉レバ
ー85、また左端側には図35のバネレバー86を夫々
固定一体化している。
【0097】さらにこの開閉レバー85の後方にはコ字
状の回動体87を設けている。この回動体87の右側の
側壁87aはヘッド本体80の側壁80aの開口81e
を貫通してヘッド本体80側へと図35のごとく突入
し、また左側の側壁87bはヘッド本体80外で前方に
突出し、この状態において左右の側壁87b,87aは
貫通孔Bにより回動軸83aに回動自在に軸支されてい
る。
【0098】また回動体87は図37に示すごとく側壁
87bの外側から前方に突出するレバー87cを有し、
このレバー87cの先端はヘッド本体80の下端の当接
部80cに当接し、これ以上(図35の状態)の前方側
への回動が阻止されている。
【0099】さらに回動体87の底壁87dには図3
5、図38に示すごとく第1の挿入爪68aの上端が図
示していない固定具を用いて固定されている。
【0100】また第1の挿入爪68aと第2の挿入爪6
8bを重合させるとともに、第2の挿入爪68bの中部
を第1の挿入爪68aの中部にピン88により軸支して
おり、第1、第2の挿入爪68a,68bを重合させる
ことでコンパクト化が図れるとともに、第1、第2の挿
入爪68a,68b相互間の位置精度が出しやすくな
り、それによって動作に対する信頼性の高いものとな
る。
【0101】また図39に示すごとく第1、第2の挿入
爪の先端側にはそれぞれ3つ、合計6個の挟持爪89〜
91,92〜94を形成しており、図40、図41に示
すごとく部品として3つのリード端子25を有するもの
であってもそれらの端子を図40から図41のごとく確
実に挟持爪89〜94で挟持することができ、しかも各
リード端子25は第1、第2の挿入爪68a,68bの
挟持爪89〜91,92〜94でそれぞれ挟持されるの
で、リード端子25間のピッチが変動されることはな
く、その結果として実装もスムーズに行えるものとな
る。
【0102】これに対して図59、図60のごとく内方
の挿入爪89Aの両側で挿入爪89B,89Cでリード
端子25を挟持するものは、リード端子25の太さによ
りピッチがAとA+αに変動し、基板106の貫通孔1
07に対して偏心し、実装不良が生じるおそれがある。
【0103】再び図39〜図41に戻って説明を続ける
と第2の挿入爪68bの一方の側の挟持爪92は、他方
の側の挟持爪93、および内方の挟持爪94よりも狭ピ
ッチで、大きな弾性を付与する構成としており、第2の
挿入爪68bの一方挟持爪92を他のもの93,94よ
りも狭ピッチとすることによって部品の端子の径のバラ
ツキ発生時においてもこの弾性を有する挟持爪92で確
実に保持することができる。
【0104】つまり部品の端子の径が大きくなってしま
った場合、第1、第2の挿入爪68a,68bの一対の
挟持爪でだけリード端子25の保持が行われるだけの状
態となってしまうのを、この様な狭ピッチで弾性を有す
る挟持爪92を第2の挿入爪68bに設けることでこの
弾性挟持爪92部においてもリード端子25の挟持が行
われることとなって、リード端子25の保持が安定する
ものになるのである。
【0105】さて第2の挿入爪68bの上端には図38
のごとくカムフォロア95が回転自在に設けられてお
り、このカムフォロア95が開閉レバー85の左端のカ
ム面96に当接している。
【0106】なおこの図38に示すごとく開閉レバー8
5の右端のカムフォロア97はカム板84のカム面98
に当接している。
【0107】そして以上の構成において図35に示すご
とくバネレバー86のピン99とヘッド本体80の当接
部80cのピン100の間にはバネ101、回動体87
のピン102と当接部80cのピン103の間にはバネ
104が張架され、張力を加えている。さらにレバー8
7cと第2の挿入爪68bの上部間にはバネ105が設
けられ、反発力を加えている。
【0108】次に動作を説明する。先ず図42に示すご
とく上方にて素子24が、部品移替体19の移替チャッ
ク69によって挿入爪68へと移替えが行われる。
【0109】この時第1、第2の挿入爪68a,68b
は図40のごとく開放されなければならず、そのために
中軸81bが押下げられ、これによりカム板84で開閉
レバー85が押下げられる。
【0110】この結果開閉レバー85のカム面96が後
方に回動し、これにより第2の挿入爪68bの上端のカ
ムフォロア95にはカム面96の前方が対向することと
なり、バネ105の反発力で第2の挿入爪68bの上部
は図35、図38の右方へ押されることとなる。
【0111】そしてこれによって第1、第2の挿入爪6
8a,68bは図40のごとく開放することとなるので
あり、この状態で移替チャック69からの素子24の移
替が行われることになるのである。
【0112】次に第1、第2の挿入爪68a,68bの
閉成のために中軸81bが上昇し、これでリード端子2
5は図41のごとく挟持爪89〜94によって挟持さ
れ、図43のごとく素子24の保持が行われるのであ
る。
【0113】次に外軸81aと中軸81bを同期して下
降させることによってヘッド本体80を図44のごとく
基板106へと下げて、図49の基板106の貫通孔1
07内にリード端子25を挿入する。
【0114】この時基板106の下方には受ピン108
が上昇してリード端子25の下降を待っており、この様
にリード端子25が貫通孔107内に挿入された状態に
おいては素子24の上端には、中軸81b内に同軸状に
設けたプッシャー109が押下げられて当接されてお
り、これにより素子24はその上、下端をプッシャー1
09と受ピン108で挟持した状態となっている。
【0115】図45は中軸81bを押下げて第1、第2
の挿入爪68a,68bを図40のごとく開放した状態
であるが、その時には図49で説明したように素子24
の上、下端はプッシャー109と受ピン108で挟持さ
れた状態となっているので、第1、第2の挿入爪68
a,68bを開放しても素子24が転倒することはな
い。
【0116】この状態で図50に示すごとく先ず挿入爪
68が素子24の外方に逃げ、この逃げが完了するとプ
ッシャー109と受ピン108が下降をはじめ、ついに
は図46、図51のごとく素子24の下端が基板106
の上面に当接する。次に素子24の上面をプッシャー1
09で押圧した状態で受ピン108を図51のごとくさ
らに下降させ、その後リード端子25の下端を図示して
いないアンビル機構23でカットとクリンチを行い、素
子24の実装が完了する。
【0117】その時挿入爪68は図46〜図48のごと
く後方に回動しながら上昇している。
【0118】さて挿入爪68の後方への回動は次の様に
して行われる。つまり中軸81bは第1、第2の挿入爪
68a,68bを開放させるために外軸81aに対して
相対的に押下げた状態となっており、この状態で外軸8
1aのみを上昇させる。
【0119】すると、開閉レバー85はヘッド本体80
とともに外軸81aに装着されたものであるので、この
開閉レバー85も上昇しようとする。
【0120】ところが中軸81bに固定されたカム板8
4は下降したままなので、開閉レバー85は図35の矢
印Kのごとく下方へと回動することとなり、ついにはカ
ム面96の後方の後端面110が、回動体87の側壁8
7bの内側の貫通孔Bよりも下方の当接面111に当接
して、これを後方へと図37の矢印S方向へ回動させる
ことになる。
【0121】この回動体87には挿入爪68が上述のご
とく取付けられており、よって挿入爪68は図46、図
47のごとく実装した素子24をさける様にして後方に
回動しながら上昇して行く。
【0122】そして図47の状態では中軸81bも上昇
させはじめるので、挿入爪68の姿勢も徐々に図48の
ごとく元に戻ることになる。
【0123】なお中軸81bと同軸状となったプッシャ
ー109も図47の時には上昇をはじめている。
【0124】さて本実施形態において特徴点の一つはカ
ム板84がネジ81dの着脱により取付部81cから簡
単に脱着し、交換できることである。
【0125】図52〜図54は基板106上における素
子24間の隙間が大きい場合、図55〜図57は基板1
06上における素子24間の隙間が小さい場合を示して
いる。
【0126】つまり図52〜図54のものは素子24間
の隙間が大きいので、例えばこれらの図52〜図54の
ごとく大きな部品24でも対応できる様に挿入爪68の
後方への回動量(逃げ量)を大きくしたものでも挿入爪
68が後方にすでに実装された素子24に当たることは
ない。
【0127】しかしながら基板106上における実装密
度を高めるべく基板106上における素子24間の隙間
が小さくなる場合には挿入爪68が後方へ大きく逃げる
ものでは後方の素子24に挿入爪68が当たってしま
う。
【0128】この場合には図55〜図57に示すごとく
素子24も図52〜図54の場合に比較して小さなもの
になることが多く、よって挿入爪68の後方への回動量
(逃げ量)も小さくすることが必要となる。
【0129】そこで本実施形態においてはネジ81dを
外してカム板84を交換することとした。図55〜図5
7に示すカム板84は、図52〜図54に示すカム板8
4に比較してカムフォロア97に当接するカム面の傾斜
部84aが長く、天面部84bが高い位置となる様にし
ている。
【0130】つまり、挿入爪68が後方に回動するのは
上述のごとくカムフォロア97がカム板84に相対的に
押されてついには回動体87を回動させることで行われ
るものであるので、カム板84の傾斜部84aが長く
て、天面部84bが高いものであれば後方への回動量が
図58のごとくY線よりも小さいX線へと変更されるこ
とになるのである。
【0131】これにより基板106上における素子24
間の隙間が小さい場合であっても図56のごとく素子2
4の実装が行え、これにより基板106上における素子
24の実装密度を高めることができる。
【0132】図61〜図64は受ピンを示し、受ピン1
08aは上部の凹部が円形のもの、受ピン108bは凹
部が円錐形のもの、受ピン108cは凹部が深いもの、
受ピン108dは円筒体で形成したものである。
【0133】なお受ピン108,108a〜108dの
直径は、図49のごとく基板106に設けた貫通孔10
7の直径より大きくしており、受ピン108,108a
〜108dの直径が基板106の貫通孔107の直径よ
りも大きいことで、素子24のリード端子25が若干偏
心した場合においても、素子24の上下をプッシャー1
09と受ピン108,108a〜108dで確実に保持
して基板106への実装を確実なものとすることができ
る。
【0134】図65は本発明の特徴部分となるアンビル
機構23を示すものである。このアンビル機構23は、
向い合う二つの斜面112aを有する取付台112と、
この取付台112の斜面112aに図75のごとく設け
た第1〜第3の可動刃113、114,115、および
第1、第2の固定刃116,117と、上述した受ピン
108と、これらの回転、上下動機構とを備えた構成と
なっている。
【0135】次に、この回転、上下動機構について説明
する。118は運動の基準となるベースで、このベース
118は回転も上下動もしない。
【0136】そしてベース118に回転軸受119が固
定されており、回転軸受119の内面に回転軸120が
回転自在に支持されている。また回転軸120の下端に
はタイミングプーリ121が固定されており、図示して
いないがこのタイミングプーリ121の外周にベルトが
張設されている。
【0137】回転軸120の内面には筒体122が設け
られており、この筒体122は回転軸120とともに回
転するようになっているが、上下方向は回転軸120に
対して自由に上下動出来る様になっており、下端のカム
フォロア受け124内に図示していないカムフォロアが
差込まれ、これによって筒体122とともに取付台11
2が上下動する。
【0138】つまり、この筒体122上に上記取付台1
12が固定されているのである。また筒体122内には
筒状の操作杆123が設けられており、この操作杆12
3も筒体122とともに回転するようになっているが、
これも筒体122に対して自由に上下動出来る様になっ
ている。
【0139】さらに操作杆123の下端のカムフォロア
受け125に図示していない他のカムフォロアが差込ま
れ、これによって操作杆123が上下動し、これによっ
て連結レバー126を介して図75に示した第1〜第3
の可動刃113〜115が開閉するようになっている。
【0140】さらに操作杆123内には筒体127が操
作杆123とともに回転するように設けられているが、
この筒体127も操作杆123に対して自由に上下動出
来るようになっており、この上下動はカムフォロア受け
128内に図示していないカムフォロアを差込んで行う
ようになっている。
【0141】またこの筒体127の上端部には受ピン1
08が図82,図83のごとく取付けられている。具体
的には、筒体127の上端開口部に橋架状に支持体12
9を設けている。
【0142】支持体129は板状で、この板状の支持体
129には水平方向に支持ピン130を貫通させ、受ピ
ン108の下端を支持ピン130上に当接させた状態
で、この受ピン108を支持体129上に固定すること
により、受ピンの108の高さが安定し、よってこの受
ピン108によるリード端子25の下端の支持も安定し
たものとなるのである。
【0143】また図83,図84に示すごとく筒体12
7の上端部外周に雄ネジ部131を形成するとともに、
この雄ネジ部131には上端から下方に切込132を設
け、この切込132内に支持ピン130を係合させたも
のであって、支持ピン130を筒体127の切込132
内に係合させれば、筒体127に対する受ピン108の
高さが所定値に規制され、この結果としてこの受ピン1
08によるリード端子25下端の支持が安定するものに
なるのである。
【0144】なお支持体129の下端部には筒体127
の内面に合致するような嵌合部133が設けられ、これ
によって支持体129のガタツキを防止するようにして
いる。
【0145】そしてこの状態において、筒体127の上
端部には、外周部内面に雌ネジ、上面に開口134を有
するキャップ135を着脱自在に螺合させており、キャ
ップ135を上端部に螺合させることで、受ピン108
の上方への抜け止めが図れるだけでなく、受ピン108
の交換時にはキャップ135を外せば容易にこのピン交
換が行えるものとなる。
【0146】次に取付台112部分について説明する。
この取付台112には上述のごとく第1〜第3の可動刃
113〜115、第1、第2の固定刃116,117が
その対向する斜面112aを利用して取付けられている
のであるが、これらの位置関係は図75,図76に示す
ようになっている。
【0147】つまり、一方側に二本の可動刃113,1
14、一本の固定刃117、他方側に一本の可動刃11
5、一本の固定刃116が設けられ、これによって三本
のリード端子25でも一度に切断することが出来る様に
なっているのである。
【0148】さて、この状態において第1、第2の固定
刃116,117の外方側にはそれぞれ図75,図76
に示すごとくガイド面136,137が設けられてお
り、これらのガイド面136,137よりはそれぞれに
対応する第1、第2の可動刃113,114および第3
の可動刃115とは反対方向に刃面138,139,1
40が形成された状態となっている。
【0149】したがって図75,図76の状態において
は第1〜第3の可動刃113〜115と第1、第2の固
定刃116,117間は開いた状態となっているのであ
る。
【0150】後で詳細に説明するが、この開いた状態に
おいてリード端子25が挿入され、その後上記刃面13
8〜140と第1〜第3の可動刃113〜115が閉じ
ればその切断が行われるようになっているのである。
【0151】そしてこのリード端子25の切断を行うた
めには第1〜第3の可動刃113〜115と第1、第2
の固定刃116,117の刃面138〜140との間に
不要な隙間が形成されないようにすることが重要であ
る。
【0152】そのため本実施形態においては第1、第2
の固定刃116,117も取付台112の斜面112a
に対してフリーな状態としておき、先ず第1、第2の可
動刃113,114を一セットとして取付台112の斜
面112aに沿って第1の固定刃116の刃面138,
139との当接予定点よりも少し上方にまで摺動させ、
次に第1の固定刃116を取付台112の斜面112a
に沿って上昇させる。
【0153】すると先に上昇させている第1の可動刃1
13の下面に第1の固定刃116のガイド面136が当
接することとなり、この点で第1の固定刃116を取付
台112に固定する。
【0154】そしてこの様にすれば第1の可動刃113
は斜面112aに沿って摺動上昇後必ず、第1の固定刃
116のガイド面136に摺動して上昇することとな
り、この結果として第1の可動刃113と第1の固定刃
116の刃面138との間には不要な隙間は形成され
ず、これによりリード端子25はスムーズに切断される
ことになるのである。
【0155】なお第2の可動刃114は第1の可動刃1
13と同じ取付台112の斜面112aを摺動するもの
であるので、上記手順にしたがって第1の固定刃116
の位置が決まれば、この第2の可動刃114と第2の刃
面139との間にも不要な隙間は形成されず、これによ
ってこの第2の可動刃114と第2の刃面139による
リード端子25の切断もスムーズに行えるものとなる。
【0156】同じように第2の固定刃117の位置設定
も先ず取付台112の斜面112aを第3の可動刃11
5を上方に第2の固定刃117の刃面140との当接予
定点よりも少し上方まで上昇させ、次にこの第3の可動
刃115の下面に第2の固定刃117のガイド面137
が当接するまで第2の固定刃117を取付台112の斜
面112aに沿って上昇させ、当接後に第2の固定刃1
17をその位置で取付台112に固定すれば、その後第
3の可動刃115を可動させた際にはそれがガイド面1
37を摺動後に刃面140に到達し、両者間には不要な
隙間は形成されず、リード端子25はスムーズに切断さ
れることになる。
【0157】次に基板106に対する素子24の実装に
ついて説明する。図68は実装前の状態を示しており、
この時には取付台112は基板106の下方に位置し、
挿入爪68は基板106の上方に位置しており、この図
68の状態から図69のごとく次にカムフォロア受け1
25,128をそれぞれのカムフォロアで上昇させる。
【0158】この時筒体127の上昇量を筒体122の
上昇量よりも大きくしているので、図49のごとく基板
106の下面に接近するまで受ピン108が上昇するこ
ととなる。
【0159】なお図68〜図72までの間は第1〜第3
の可動刃113〜115と第1、第2の固定刃116,
117間は図75,図76のごとく開口状態となってい
るので、この開口部を介して受ピン108が上下動する
ことが出来る様になっている。
【0160】次に挿入爪68を下降させることによって
リード端子25の下端を基板106の貫通孔107を貫
通させた後に受ピン108に当接させ、この状態で図7
0のごとく素子24の上方からプッシャー109が素子
24に当接するまで下降させる。
【0161】こうすると素子24はその上下部をプッシ
ャー109と受ピン108で上下に保持された状態とな
り、この状態から挿入爪68は図70,図71のごとく
外方へと逃げて行くことになる。
【0162】次にプッシャー109と受ピン108を同
期して下降させると図72のごとく素子24の下端が基
板106の上面に当接することとなり、一方の受ピン1
08はリード端子25の下端から離れることになる。
【0163】次に図73のごとく操作杆123を下降さ
せれば、それによって連結レバー126の力点が下が
り、支点を中心に作用点が上がり、これによって第1〜
第3の可動刃113〜115が上昇し、図77から図7
8の状態で第1〜第3の刃面138〜140と第1〜第
3の可動刃113〜115によってリード端子25の切
断が行われることになる。そして、その状態から第1〜
第3の可動刃113〜115は斜面112aに沿って上
方に摺動し、図79のごとくリード端子25の切断下端
を基板106側へと折り曲げ、これにより素子24が基
板106の貫通孔107から脱落するのを防いでいる。
【0164】なお図78に示すリード端子25の切断屑
141は図82,図83に示すキャップ135の開口1
34から筒体127内へと落下し、この筒体127の下
端開口外に設けた収納箱内へと溜められることになる。
【0165】次に図74のごとく筒体122を操作杆1
23とともに下降させるが、この時の下降量は筒体12
2の方を図73において先に下降している操作杆123
よりも大きく下降させることで、図68の待機状態へと
続くことになる。
【0166】次に第1〜第3の可動刃113〜115や
第1、第2の固定刃116,117の交換作業について
説明する。
【0167】この時には先ず図66に示すネジ142を
外すことで取付台112が図65の筒体122の上端の
取付部143から外れ、この状態で取付台112を90
度回動させる。
【0168】すなわち操作杆123の上部外周には図8
5のごとく所定間隔をおいて二枚の鍔144,145を
設け、上方の鍔144にはその対向する部分に切欠14
6を設けている。
【0169】このため、取付台112の取外時には、こ
の取付台112(または操作杆123)を90度回転さ
せれば切欠146部から操作杆123と取付台112の
連結レバー126による連結が外れることとなり、また
取付時にもそれを回転させれば容易に操作杆123と取
付台112の連結が行われることとなり、作業性の良い
ものとなる。
【0170】また図67に示すごとく操作杆123から
取外された取付台112においては連結レバー126は
その作用点部分が第1〜第3の可動刃113〜115か
ら外れることになるので、特に第1〜第3の可動刃11
3〜115は斜面112aから自重で落下する様にもな
っている。
【0171】図80,図81は他の実施形態を示し、こ
の例では第1〜第3の可動刃113〜115の上下面に
溝147を形成したものであって、第1〜第3の可動刃
113〜115の固定刃116,117によるリード端
子25の切断時にリード端子25の切断部から発生する
粉状の切断屑が第1〜第3の可動刃113〜115の上
面、あるいは下面部に降下し、その部分に降積って第1
〜第3の可動刃113〜115の摺動を阻害することを
防止することができる。
【0172】つまり上記切断屑は第1〜第3の可動刃1
13〜115とその摺動面部分に降下し、それが降積る
と第1〜第3の可動刃113〜115と摺動面部分でか
み込みが生じ、第1〜第3の可動刃113〜115の動
作不良が生じてしまうのであるが、上述のごとく第1〜
第3の可動刃113〜115の上下面に溝147を形成
すれば切断屑は第1〜第3の可動刃113〜115の摺
動によって溝147内へと移動し、この結果として第1
〜第3の可動刃113〜115と摺動面部分には堆積せ
ず、これによりその動作不良が生じなくなるのである。
【0173】また上下の溝147の下端部に貫通孔14
8を設けているので、溝147内に移動した切断屑を貫
通孔148を介して外方に排出することにより、溝14
7内に切断屑が堆積する結果として第1〜第3の刃11
3〜115とその摺動面部分からの切断屑の溝内への移
動が行われず、ついには第1〜第3の可動刃113〜1
15の動作不良が生じてしまうのを防止することができ
る。
【0174】
【発明の効果】以上のように本発明はリード端子付部品
を保持するヘッドと、このヘッドの上下動手段と、この
ヘッドの下方に配置した基板保持用のテーブルと、この
テーブルの下方に配置したアンビル機構とを備え、前記
アンビル機構は、向い合う二つの斜面を有する取付台
と、この取付台の一方の斜面に装着した固定刃と、前記
取付台の他方の斜面に装着した可動刃とを有し、前記固
定刃には、前記取付台の一方の斜面に摺動位置決め後の
固定手段を設けた部品実装機であって、リード端子の不
要部分を確実に切断することができるものとなる。
【0175】すなわち取付台の他方の斜面に装着した可
動刃を、その他方の斜面に沿って固定刃との当接予定点
よりも上方に摺動させ、その状態で固定刃を取付台の一
方の斜面に沿って可動刃に当接するまで上方に摺動させ
て位置決め後、固定手段によってこの固定刃を取付台に
固定すれば、結果として固定刃と可動刃の相対関係が適
切なものとなる。
【0176】このため可動刃の摺動によりそれが固定刃
に衝突したり、またこの衝突をさけるために両刃間の隙
間が大きくなりすぎたりせず、リード端子を確実に切断
することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図
【図2】同部品供給体部分の斜視図
【図3】同ベルト部分の斜視図
【図4】同部品供給体部分の正面図
【図5】同部品供給体部分の平面図
【図6】同部品供給体部分の要部正面図
【図7】同要部正面図
【図8】同要部正面図
【図9】同要部正面図
【図10】同要部正面図
【図11】同要部正面図
【図12】同第2の切断刃部分の斜視図
【図13】同極性反転体部分の斜視図
【図14】同第2のチャック開放体部分の平面図
【図15】同保持位置補正体部分の斜視図
【図16】同第3の切断刃部分の斜視図
【図17】同部品移替体部分の斜視図
【図18】同部品移替体部分の要部の側面図
【図19】同側面図
【図20】同部品移替体部分とヘッド部分の要部正面図
【図21】同正面図
【図22】同要部平面図
【図23】同要部平面図
【図24】同要部平面図
【図25】同部品移替体部分の斜視図
【図26】同部品移替体部分の要部斜視図
【図27】同部品移替体部分の要部斜視図
【図28】同部品移替体とヘッド部の斜視図
【図29】同部品移替体の正面図
【図30】同部品移替体の移替チャックの側面図
【図31】同部品移替体の正面図
【図32】同部品移替体の移替チャックの側面図
【図33】同部品移替体の正面図
【図34】同部品移替体の移替チャックの側面図
【図35】同ヘッドの斜視図
【図36】同ヘッドのヘッド本体の斜視図
【図37】同ヘッドの回動体の斜視図
【図38】同ヘッドの挿入爪の斜視図
【図39】同挿入爪の分解斜視図
【図40】同挿入爪の平面図
【図41】同挿入爪の平面図
【図42】同ヘッドの動作説明図
【図43】同ヘッドの動作説明図
【図44】同ヘッドの動作説明図
【図45】同ヘッドの動作説明図
【図46】同ヘッドの動作説明図
【図47】同ヘッドの動作説明図
【図48】同ヘッドの動作説明図
【図49】同挿入状態を示す断面図
【図50】同挿入状態を示す断面図
【図51】同挿入状態を示す正面図
【図52】同挿入状態を示す正面図
【図53】同挿入状態を示す正面図
【図54】同挿入状態を示す正面図
【図55】同挿入状態を示す正面図
【図56】同挿入状態を示す正面図
【図57】同挿入状態を示す正面図
【図58】同動作を示す図
【図59】挿入爪の比較例を示す平面図
【図60】挿入爪の比較例を示す平面図
【図61】受ピンの他の例を示す断面図
【図62】受ピンの他の例を示す断面図
【図63】受ピンの他の例を示す断面図
【図64】受ピンの他の例を示す断面図
【図65】同アンビル機構の断面図
【図66】その取付台の斜視図
【図67】その取付台の断面図
【図68】同アンビル機構の動作説明用の断面図
【図69】同アンビル機構の動作説明用の断面図
【図70】同アンビル機構の動作説明用の断面図
【図71】同アンビル機構の動作説明用の断面図
【図72】同アンビル機構の動作説明用の断面図
【図73】同アンビル機構の動作説明用の断面図
【図74】同アンビル機構の動作説明用の断面図
【図75】同要部の斜視図
【図76】同要部の平面図
【図77】同要部の正面図
【図78】同要部の正面図
【図79】同要部の正面図
【図80】可動刃の他の実施形態を示す正面図
【図81】同断面図
【図82】同受ピン部分の斜視図
【図83】同分解斜視図
【図84】同断面図
【図85】同操作杆の斜視図
【図86】同平面図
【図87】同平面図
【符号の説明】
1 本体 2 部品供給ガイド 3 収納部 4 テーピング部品連 5 部品供給体 6 ベルト 7,8,9 プーリ 10 モータ 11 チャック保持体 11a,11b ガイド部 12 ガイドレール 13 チャック 14 第1の切断刃 15 第2の切断刃 16 極性反転体 17 保持位置補正体 18 第3の切断刃 19 部品移替体 20 ヘッド 21 レール 22 X−Yテーブル 23 アンビル機構 24 素子 25 リード端子 26 テーピング部材 27 ガイド溝 28 送孔 29 送体 30 第1のチャック開放体 31 カム 32 シリンダー 33 素子検出器 34 摺動孔 35 ピン 36 チャック開放カム面 37 伝達機構 38 ピン 39 レバー 40 支軸 41 レバー 42 支軸 43 切断刃開閉カム面 44 切断刃移動カム面 45 支軸 46 レバー 47 ピン 48 支軸 49 レバー 50 ピン 51 レバー 52 固定爪 53 可動爪 54 弾性体 55 係合部 56 保持体 57 支軸 58 長寸法検出器 59 昇降器 60 載置台 61 保持体 62 押体 63 第2のチャック開放体 64 刃 65,66 挟持爪 67 支爪 68 挿入爪 68a 第1の挿入爪 68b 第2の挿入爪 69 移替チャック 70 軸 71 軸 72 軸 73 移動レバー 74 軸 75 レバー 76 ローラー 77 回動板 78 回動軸 79 レバー 80 ヘッド本体 80a 側壁 80b 天面 80c 当接部 81 上下動手段 81a 外軸 81b 中軸 81c 取付部 81d ネジ 81e 開口 82 開閉手段 83 回動手段 83a 回動軸 84 カム板 85 開閉レバー 86 バネレバー 87 回動体 87a 側壁 87b 側壁 87c レバー 87d 底壁 88 ピン 89,90,91,92,93,94 挟持爪 95 カムファロア 96 カム面 97 カムファロア 98 カム面 99 ピン 100 ピン 101 バネ 102 ピン 103 ピン 104 バネ 105 バネ 106 基板 107 貫通孔 108 受ピン 109 プッシャー 110 後端面 111 当接面 112 取付台 112a 斜面 113 可動刃 114 可動刃 115 可動刃 116 固定刃 117 固定刃 118 ベース 119 回転軸受 120 回転軸 121 タイミングプーリ 122 筒体 123 操作杆 124 カムフォロア受け 125 カムフォロア受け 126 連結レバー 127 筒体 128 カムフォロア受け 129 支持体 130 支持ピン 131 雄ネジ部 132 切込 133 嵌合部 134 開口 135 キャップ 136 ガイド面 137 ガイド面 138 刃面 139 刃面 140 刃面 141 切断屑 142 ネジ 143 取付部 144 鍔 145 鍔 146 切欠 147 溝 148 貫通孔 A 貫通孔 B 貫通孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月25日(1999.10.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】前記テーピング部品連4は、図2に示すご
とく素子24と、この素子24に、接続された少なくと
も二本のリード端子25を有する部品を、所定間隔ごと
にテーピング部材26にテーピングした構成とし、前記
部品供給体5は、前記テーピング部品連4を、素子24
を上方、リード端子25を下方に位置させた状態で、か
つチャック13に保持される部品の二本のリード端子2
5を結ぶ延長線と、チャック13に保持される手前の部
品の二本のリード端子25を結ぶ延長線が略直線状にな
る様に、図2のごとく前記チャック13に供給する構成
としている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】次に図10はシリンダー32によってカム
31が最も右方へと移動させられた状態を示しており、
この時にはピン47が切断刃開閉カム面43を完全に昇
り切った状態となっているので、支軸45によって軸支
されたレバー46の左端側下方に下げられ、これによ
って第1の切断刃14は完全に閉じられ、この結果とし
てテーピング部材26が切断され、個片となり、この個
片がチャック13に保持された状態となる。
フロントページの続き (72)発明者 森岡 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤山 雅三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA04 AA07 AA11 CE04 CE07 CE11

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード端子付部品を保持するヘッドと、
    このヘッドの上下動手段と、このヘッドの下方に配置し
    た基板保持用のテーブルと、このテーブルの下方に配置
    したアンビル機構とを備え、前記アンビル機構は、向い
    合う二つの斜面を有する取付台と、この取付台の一方の
    斜面に装着した固定刃と、前記取付台の他方の斜面に装
    着した可動刃とを有し、前記固定刃には、前記取付台の
    一方の斜面に摺動位置決め後の固定手段を設けた部品実
    装機。
  2. 【請求項2】 取付台の下方に操作杆を設け、この操作
    杆に可動刃を連結した請求項1に記載の部品実装機。
  3. 【請求項3】 操作杆と可動刃は、取付台に軸支された
    連結レバーを介して連結した請求項2に記載の部品実装
    機。
  4. 【請求項4】 操作杆の上部外周には所定間隔をおいて
    二枚の鍔を設け、上方の鍔には切欠を設けた請求項2、
    または3に記載の部品実装機。
  5. 【請求項5】 操作杆を筒状とし、この筒状の操作杆内
    に同軸状で、上下動自在にリード端子保持具を設けた請
    求項2〜4のいずれか一つに記載の部品実装機。
  6. 【請求項6】 リード端子保持具は、筒体の上端開口部
    内に、上方に突出するピンを設けた構成とした請求項5
    に記載の部品実装機。
  7. 【請求項7】 筒体の上端開口部に橋架状に支持体を設
    け、この支持体にピンを固定した請求項6に記載の部品
    実装機。
  8. 【請求項8】 支持体は板状で、この板状の支持体には
    水平方向に支持ピンを貫通させ、ピンの下端を支持ピン
    上に当接させた請求項7に記載の部品実装機。
  9. 【請求項9】 筒体の上端部外周に雄ネジ部を形成する
    とともに、この雄ネジ部には上端から下方に切込を設
    け、この切込内に支持ピンを係合させた請求項8に記載
    の部品実装機。
  10. 【請求項10】 切込の下方に支持ピンを係合させ、こ
    の切込の上方には支持体の突出部を係合させた請求項9
    に記載の部品実装機。
  11. 【請求項11】 筒体の上端部には、外周部内面に雌ネ
    ジ、上面に開口を有するキャップを着脱自在に螺合させ
    た請求項6〜10のいずれか一つに記載の部品実装機。
  12. 【請求項12】 可動刃の上面と下面の少なくとも一方
    に溝を形成した請求項1〜11のいずれか一つに記載の
    部品実装機。
  13. 【請求項13】 可動刃の上面に溝を形成するととも
    に、この溝の下端部に貫通孔を設けた請求項12に記載
    の部品実装機。
  14. 【請求項14】 リード端子付部品を保持するヘッド
    と、このヘッドの上下動手段と、このヘッドの下方に配
    置した基板保持用のテーブルと、このテーブルの下方に
    配置したアンビル機構とを備え、前記アンビル機構は、
    向い合う二つの斜面を有する取付台と、この取付台の一
    方の斜面に装着した固定刃と、前記取付台の他方の斜面
    に装着した可動刃とを有し、前記固定刃には、前記取付
    台の一方の斜面に摺動位置決め後の固定手段を設けた部
    品実装機において、取付台の他方の斜面に沿って可動刃
    を、固定刃との当接予定点よりも上方に摺動させ、次に
    固定刃を取付台の一方の斜面に沿って可動刃に当接する
    まで上方に摺動させ、この状態で固定刃を取付台に固定
    する部品実装機の調整方法。
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