JP2000114733A - コントローラ換気口 - Google Patents

コントローラ換気口

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JP2000114733A
JP2000114733A JP10297627A JP29762798A JP2000114733A JP 2000114733 A JP2000114733 A JP 2000114733A JP 10297627 A JP10297627 A JP 10297627A JP 29762798 A JP29762798 A JP 29762798A JP 2000114733 A JP2000114733 A JP 2000114733A
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controller
ventilation
ventilation port
wall surface
port
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JP10297627A
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Inventor
Masayuki Koide
政行 小出
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、換気口の背面部位に現出させた空
間部によって、換気口から侵入したゴミや水を貯留させ
ることができ、防水用フィルタの目詰まりを防止し得る
ことを目的としている。 【構成】 このため、車両のエンジンルーム内に配設さ
れるとともに換気口付き半密閉タイプとしたコントロー
ラのコントローラ換気口において、コントローラの壁面
に複数個の換気口を近接させて設けるとともにこの換気
口の背面部位には所定の空間部を現出させる防水用フィ
ルタを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコントローラ換気
口に係り、特に換気口の背面部位に現出させた空間部に
よって、換気口から侵入したゴミや水を貯留させること
ができ、防水用フィルタの目詰まりを防止し得るコント
ローラ換気口に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるコントローラは、構造
上、一般的には車室内に取り付けられている。
【0003】近時、コントローラに防水機能を付加し、
車室外、例えばエンジンルーム内にコントローラを取り
付ける方式が採用されつつある。
【0004】また、前記コントローラに防水機能を付加
する際には、完全密閉タイプと半密閉タイプとのいずれ
かに形成されている。そして、前者の完全密閉タイプの
ものは、コントローラ内部の隙間をゲル等により埋めて
形成されるものであり、後者の半密閉タイプのものは、
コントローラ内部の空気の熱膨張あるいは収縮に対処す
べく換気口を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の半密
閉タイプのコントローラにおいては、コントローラ内部
の空気通路を1箇所に決定することが防水上、最良であ
ることにより、図8に示す如く、コントローラ216の
壁部、例えば上部に位置する壁面216wの1箇所に換
気口218を設けていた。
【0006】そして、この換気口218は、図9及び図
10に示す如く、コントローラ216の壁面216wか
ら突出して形成され、換気口218の背面部位には防水
用フィルタ222を配設していた。
【0007】しかし、外部環境の変化等の種々条件によ
り、泥や油類が換気口218の通気孔部226に付着
し、凍結あるいは乾燥等によって換気口の通気孔部22
6が閉塞される惧れがあり、改善が望まれていた。
【0008】上述の不具合を解消する方策としては、図
11に示す如く、コントローラ316の壁面316wの
複数箇所、例えば2箇所に第1、第2換気口318−
1、318−2を設けたものや、図12に示す如く、通
常の大きさの換気口418に対して、形状全体を大型化
させた換気口418Aと防水フィルタ422A、あるい
は大なる通気孔部(図示せず)を形成し、この通気孔部
を覆い且つ外周部位に多数の通気連通孔部462Bを形
成した大径なキャップ464Bと防水用フィルタ422
Bのみを大型化させた換気口418Bを設けたものが考
えられる。
【0009】しかし、前記コントローラの壁部の複数箇
所に換気口を設けると、コントローラの耐水性が低下
し、実用上不利であるとともに、前記換気口の防水用フ
ィルタを複数箇所に設置することにより、型費及びコス
トがアップすることとなり、経済的にも不利であるとい
う不都合がある。しかも前記コントローラ内部において
は、複数箇所に空気通路を確保する必要があり、コスト
がアップして経済的に不利であるという不都合もある。
【0010】また、形状全体を大型化させた換気口ある
いは通気孔部と防水用フィルタのみを大型化させた換気
口を設けたものにおいては、大型化によって耐水性が低
下し、実用上不利であるとともに、大型化に伴って防水
用フィルタやコントローラ内部の空気通路をも大型とす
る必要があり、型費及びコストがアップし、経済的にも
不利であるという不都合がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両のエンジンルーム内に
配設されるとともに換気口付き半密閉タイプとしたコン
トローラのコントローラ換気口において、前記コントロ
ーラの壁面に複数個の換気口を近接させて設けるととも
にこの換気口の背面部位には所定の空間部を現出させる
防水用フィルタを設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
コントローラに換気口を形成する際には、防水用フィル
タによって換気口の背面部位に空間部を現出させ、この
空間部に換気口から侵入したゴミや水を貯留させ防水用
フィルタの目詰まりを防止している。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】図1〜図5はこの発明の実施例を示すもの
である。図3において、2は車両、4はエンジンルーム
である。
【0015】前記車両2のエンジンルーム4内に、図3
に示す如く、エンジン6を配設するとともに、このエン
ジン6に連絡するエアクリーナ8やバッテリ10を配設
している。
【0016】また、前記エンジンルーム4内に配設され
るバッテリ10よりも後部且つダッシュパネル12の前
部、そしてストラットタワー14の近傍部位に、コント
ローラ16を配設する。
【0017】このとき、コントローラ16を、換気口付
きの半密閉タイプとする。
【0018】更に、前記コントローラ16の壁面16w
に複数個、例えば3個の第1〜第3換気口18−1、1
8−2、18−3を近接させて設けるとともに、これら
の第1〜第3換気口18−1、18−2、18−3の背
面部位には、所定の空間部20を現出させる防水用フィ
ルタ22を設ける構成とする。
【0019】詳述すれば、前記コントローラ16の壁面
16wに第1〜第3換気口18−1、18−2、18−
3を形成する際には、図2及び図4に示す如く、例えば
前記コントローラ16の水平状態の壁面16wの略中央
部位に形成するとともに、各第1〜第3換気口18−
1、18−2、18−3を集中させるべく近接させて設
ける。
【0020】つまり、各第1〜第3換気口18−1、1
8−2、18−3を、図1及び図2に示す如く、前記コ
ントローラ16の壁面16wから突出する中空円錐形状
に形成し、各第1〜第3換気口18−1、18−2、1
8−3の第1〜第3裾部18m−1、18m−2、18
m−3が略接触する程度まで接近させて形成するもので
ある。
【0021】また、各第1〜第3換気口18−1、18
−2、18−3内には、図1及び図2に示す如く、前記
コントローラ16内部側と外部側とを連絡する第1〜第
3連絡通路部24−1、24−2(なお、第3連絡通路
部に関しては、図面に開示されていないので、符号の記
載は省略する)を夫々設ける。
【0022】このとき、第1〜第3連絡通路部24−
1、24−2は、図1及び図2に示す如く、一端側が前
記コントローラ16内部に防水用フィルタ22によって
現出される空間部20に連絡するとともに、他端側が各
第1〜第3換気口18−1、18−2、18−3の開放
端部に形成される第1〜第3通気孔部26−1、26−
2、26−3に夫々連絡している。
【0023】前記空間部20は、図1に示す如く、コン
トローラ16の壁面16wの裏面に形成した凹部28
と、この凹部28を囲繞すべく内側方向に突出する環状
突起部30と、この環状突起部30の内周面に形成した
段差部32に係合する前記防水用フィルタ22とによっ
て現出される際に、深さSが形成される。
【0024】そして、前記第1〜第3換気口18−1、
18−2、18−3の開口面積の合計よりも、前記防水
用フィルタ22の面積を大とし、フィルタ機能の向上を
図る。
【0025】更に、前記コントローラ16は、図4に示
す如く、箱状の本体部16−1と、この本体部16−1
の一側に固着される信号出力部16−2と、信号出力部
16−2の両側に突出形成される係合レール部16−3
とを有している。
【0026】そして、前記コントローラ16の信号出力
部16−2には、図5に示す如く、コネクタ34によっ
てハーネス36を連絡して設けるとともに、コネクタ3
4の取付後に信号出力部16−2を被覆する保護カバー
38を設ける。
【0027】この保護カバー38に、図5に示す如く、
カバー部38−1と第1突出片40とによって第1係合
溝部42を形成するとともに、カバー部38−1と第2
突出片44とによって第2係合溝部46を形成し、保護
カバー38の取付時に前記コントローラ16の信号出力
部16−2の両側下部を係合保持する第1、第2係合爪
48、50を形成する。
【0028】なお、符号52は孔部形状とした前記コン
トローラ16の第1取付部、54は切欠き形状としたコ
ントローラ16の第2取付部である。
【0029】次に作用を説明する。
【0030】前記コントローラ16の信号出力部16−
2にコネクタ34によってハーネス36を連絡し、信号
出力部16−2に形成した係合レール部16−3に保護
カバー38の第1、第2係合溝部42、46を夫々係合
させつつ押し込み、前記コントローラ16の信号出力部
16−2の両側下部を第1、第2係合爪48、50によ
って係合保持する。
【0031】そして、前記コントローラ16を車両2の
エンジンルーム4内に配設した後に、車両2を走行させ
ると、エンジンルーム4内が高温化してコントローラ1
6内部の空気が熱膨張し、反対に停止時には空気が冷え
て収縮する。
【0032】このとき、前記コントローラ16に形成し
た第1〜第3換気口18−1、18−2、18−3が機
能する。つまり、コントローラ16内の空気の熱膨張時
には、コントローラ16内から防水用フィルタ22及び
空間部20を経て、第1〜第3換気口18−1、18−
2、18−3から空気が排出され、反対にコントローラ
16内の空気の収縮時には、第1〜第3換気口18−
1、18−2、18−3に形成される第1〜第3通気孔
部26−1、26−2、26−3から空気が吸入され
る。
【0033】また、コントローラ16内の空気の収縮時
に、第1〜第3換気口18−1、18−2、18−3の
第1〜第3通気孔部26−1、26−2、26−3から
吸入された空気は、空間部20に至り、防水用フィルタ
22を通過した後に、前記コントローラ16内に侵入す
るものであるが、空気と共に第1〜第3通気孔部26−
1、26−2、26−3から侵入したゴミは防水用フィ
ルタ22によって排除され、前記空間部20内に貯留さ
れる。
【0034】更に、前記第1〜第3換気口18−1、1
8−2、18−3間に水滴が付着しても、第1〜第3換
気口18−1、18−2、18−3を中空円錐形状に形
成していることにより、水が第1〜第3換気口18−
1、18−2、18−3の第1〜第3通気孔部26−
1、26−2、26−3から侵入し難く、たとえ前記第
1〜第3換気口18−1、18−2、18−3の第1〜
第3通気孔部26−1、26−2、26−3から水が侵
入しても、空間部20に至った際に、防水用フィルタ2
2がコントローラ16内への水の侵入を阻止し、水を前
記空間部20内に貯留する。
【0035】これにより、第1〜第3換気口18−1、
18−2、18−3の背面部位に現出させた空間部20
によって、第1〜第3通気孔部26−1、26−2、2
6−3から侵入したゴミや水を貯留させることができ、
防水用フィルタ22の目詰まりを防止し得て、実用上有
利である。しかも、防水用フィルタ22の面積を第1〜
第3換気口18−1、18−2、18−3の開口面積の
合計よりも大としたことによって、防水用フィルタ22
の目詰まり防止が一層確実に行われるとともに、前記第
1〜第3換気口18−1、18−2、18−3をコント
ローラ16の垂直状態の壁面16wに形成すれば、貯留
されるゴミや水を、図1に示す如く、空間部20の下側
に集中させることが可能となり、防水用フィルタ22の
目詰まり防止がより一層確実に行われることとなる。
【0036】また、前記コントローラ16の壁面16w
に3個の第1〜第3換気口18−1、18−2、18−
3を近接させて形成したことにより、外部環境の変化等
の種々条件による凍結等で換気口が閉塞される不具合が
生ずる場合でも、全ての換気口が閉塞される可能性が少
なく、少なくとも1個の換気口を確保することができ、
信頼性を向上し得るとともに、配設位置の省スペースに
寄与し得る。
【0037】更に、前記第1〜第3換気口18−1、1
8−2、18−3を、コントローラ16の壁面16wか
ら突出する中空円錐形状に形成したことにより、水が第
1〜第3換気口18−1、18−2、18−3の第1〜
第3通気孔部26−1、26−2、26−3から侵入し
難く、実用上有利であるとともに、第1〜第3換気口1
8−1、18−2、18−3をより近接させて配置する
ことが可能となり、省スペースを実現し得る。
【0038】更にまた、前記コントローラ16の壁面1
6wに形成される第1〜第3換気口18−1、18−
2、18−3の第1〜第3通気孔部26−1、26−
2、26−3の口径を、従来のものと同様の大きさとし
たことにより、従来のものと同様に、ゴミや水、あるい
は油類の侵入を防止し得るものである。
【0039】また、1枚の防水用フィルタ22にて対応
できることにより、部品点数が増加せず、コストを低廉
に維持し得て、経済的に有利である。
【0040】更に、前記コントローラ16の壁面16w
に3個の第1〜第3換気口18−1、18−2、18−
3を形成する際に、外部環境の変化等の種々条件に対し
て最良の位置に第1〜第3換気口18−1、18−2、
18−3を集中配置することが可能となり、信頼性の向
上に寄与し得る。
【0041】更にまた、前記コントローラ16の信号出
力部16−2を保護カバー38によって被覆することに
より、保護カバー38によって信号出力部16−2のゴ
ミや水による影響を防止し得るとともに、信号出力部1
6−2が損傷される惧れもなく、実用上有利である。
【0042】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0043】例えば、この発明の実施例において、前記
第1〜第3換気口18−1、18−2、18−3を形成
する際に、コントローラ16の壁面16wから突出する
中空円錐形状に形成するとともに、第1〜第3通気孔部
26−1、26−2、26−3周囲の端部形状を平面形
状に形成したが、第1〜第3通気孔部26−1、26−
2、26−3からのゴミや水の侵入を防止すべく、以下
の如き構成とすることが可能である。
【0044】すなわち、第1案の構成(SG1)として
は、図6(a)に示す如く、換気口62の通気孔部64
周囲を切除し、中心部位に向かって漸次厚みの小となる
傾斜面66を通気孔部64の外周部位に形成するもので
ある。
【0045】さすれば、前記換気口62の通気孔部64
周囲に傾斜面66が形成されることとなり、通気孔部6
4周囲から通気孔部64内にゴミや水が侵入する惧れが
なく、実用上有利である。
【0046】また、第2案の構成(SG2)としては、
図6(b)に示す如く、換気口72の通気孔部74周囲
を切除し、中心部位に向かって漸次厚みの小となる傾斜
面76を通気孔部74の外周部位に形成するとともに、
傾斜面76を内側方向に折曲し、通気孔部74を小とす
るものである。
【0047】さすれば、前記換気口72の通気孔部74
周囲に形成した傾斜面76が、通気孔部74周囲から通
気孔部74内にゴミや水が侵入するのを確実に防止する
ことができ、実用上有利である。
【0048】更に、換気口の通気孔部を覆うひさし構造
とすることも可能である。
【0049】つまり、図6(c)に示す如く、換気口8
2の通気孔部84外周部位の一側84aを斜め方向にひ
さし形状に延長させ、この一側84aによって対峙する
他側84bを覆う構成(SG3)や、図6(d)に示す
如く、換気口92の通気孔部94の一側94aを斜め方
向にひさし形状に延長させ、この一側94aによって対
峙する他側94bを覆うとともに、他側94bを越えた
部位を他側94bに折曲した構成(SG4)、あるいは
図6(e)に示す如く、換気口102の通気孔部104
の一側104aを斜め方向に延長させるとともに、この
一側104aの先端部位に傘部106を形成し、傘部1
06によって対峙する他側104bを覆う構成(SG
5)とすることも可能である。
【0050】さすれば、上述の構成(SG3〜SG5)
により、通気孔部内へのゴミや水の侵入を積極的に阻止
することができ、信頼性を向上し得るとともに、防水用
フィルタが目詰まりする惧れもなく、実用上有利であ
る。
【0051】また、この発明の実施例においては、前記
第1〜第3換気口18−1、18−2、18−3を形成
する際に、コントローラ16の壁面16wから突出する
中空円錐形状に形成したが、断面半円状に換気口112
を形成する構成(SG6)とすることもできる。
【0052】すなわち、コントローラ16の壁面16w
に、図7(a)及び(b)に示す如く、断面半円状且つ
脈状の換気口112を形成するものである。そして、換
気口112の外周端部の任意の箇所に任意の個数の通気
孔部114を形成するとともに、換気口112の閉塞両
端112a、112bをゴミや水の入り易い、例えば車
両前後方向に指向させるべく配置する。
【0053】さすれば、通気孔部114を換気口112
の外周端部の任意の箇所に任意の個数だけ形成すること
が可能となり、汎用性を大とし得るとともに、換気口1
12と防水用フィルタ22とにより形成される内部空間
116を大とすることができ、コントローラ16内の空
気通路(図示せず)を複雑化しなくとも、十分に換気す
ることが可能となり、しかも、換気口112の指向方向
の設定によってゴミや水の侵入防止機能を飛躍的に向上
させることができ、実用上有利である。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、車両のエンジンルーム内に配設されるとともに換
気口付き半密閉タイプとしたコントローラのコントロー
ラ換気口において、コントローラの壁面に複数個の換気
口を近接させて設けるとともにこの換気口の背面部位に
は所定の空間部を現出させる防水用フィルタを設けたの
で、換気口の背面部位に現出させた空間部によって、換
気口から侵入したゴミや水を貯留させることができ、防
水用フィルタの目詰まりを防止し得て、実用上有利であ
る。しかも、防水用フィルタの面積を換気口の開口面積
よりも大とすれば、防水用フィルタの目詰まり防止が一
層確実に行われるとともに、前記換気口をコントローラ
の垂直状態の壁面に形成すれば、貯留されるゴミや水を
空間部の下側に集中させることが可能となり、防水用フ
ィルタの目詰まり防止がより一層確実に行われることと
なる。また、前記コントローラの壁面に複数個の換気口
を近接させて形成したことにより、外部環境の変化等の
種々条件による凍結等で換気口が閉塞される不具合が生
ずる場合でも、全ての換気口が閉塞される可能性が少な
く、少なくとも1個の換気口を確保することができ、信
頼性を向上し得るとともに、配設位置の省スペースに寄
与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す図2の〓−〓線による
換気口部分の概略拡大端面図である。
【図2】換気口部分の概略拡大斜視図である。
【図3】車両のエンジンルーム部分の概略平面図であ
る。
【図4】コントローラの拡大平面図である。
【図5】コントローラにハーネス用のコネクタと保護カ
バーとを取り付ける取付状態を示す斜視図である。
【図6】この発明の他の実施例に関する第1グループを
示し、(a)は他の第1の実施例を示す換気口の概略拡
大端面図、(b)は他の第2の実施例を示す換気口の概
略拡大端面図、(c)は他の第3の実施例を示す換気口
の概略拡大端面図、(d)は他の第4の実施例を示す換
気口の概略拡大端面図、(e)は他の第5の実施例を示
す換気口の概略拡大端面図である。
【図7】この発明の他の実施例に関する第2グループを
示し、(a)は他の第5の実施例を示すコントローラと
換気口との概略斜視図、(b)は換気口の概略拡大端面
図である。
【図8】この発明の第1従来技術を示すコントローラの
斜視図である。
【図9】換気口の概略拡大斜視図である。
【図10】図9のX−X線による断面図である。
【図11】この発明の第2従来技術を示すコントローラ
の斜視図である。
【図12】この発明の第3従来技術を示す通常の換気口
と改良換気口との概略説明図である。
【符号の説明】
2 車両 4 エンジンルーム 6 エンジン 16 コントローラ 16w 壁面 16−1 本体部 16−2 信号出力部 16−3 係合レール部 18−1 第1換気口 18−2 第2換気口 18−3 第3換気口 20 空間部 22 防水用フィルタ 26−1 第1通気孔部 26−2 第2通気孔部 26−3 第3通気孔部 28 凹部 30 環状突起部 32 段差部 34 コネクタ 36 ハーネス 38 保護カバー 40 第1突出片 42 第1係合溝部 44 第2突出片 46 第2係合溝部 48 第1係合爪 50 第2係合爪 52 第1取付部 54 第2取付部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンルーム内に配設されると
    ともに換気口付き半密閉タイプとしたコントローラのコ
    ントローラ換気口において、前記コントローラの壁面に
    複数個の換気口を近接させて設けるとともにこの換気口
    の背面部位には所定の空間部を現出させる防水用フィル
    タを設けたことを特徴とするコントローラ換気口。
  2. 【請求項2】 前記換気口は、コントローラの壁面から
    中空円錐形状に突出させて設けた請求項1に記載のコン
    トローラ換気口。
  3. 【請求項3】 前記換気口は、通気孔部周囲を切除し、
    中心部位に向かって漸次厚みの小となる傾斜面傾斜面を
    有する請求項1に記載のコントローラ換気口。
  4. 【請求項4】 前記換気口は、通気孔部を覆うひさし構
    造とした請求項1に記載のコントローラ換気口。
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