JP2000111331A - スライダ位置検出センサ - Google Patents

スライダ位置検出センサ

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JP2000111331A
JP2000111331A JP29444398A JP29444398A JP2000111331A JP 2000111331 A JP2000111331 A JP 2000111331A JP 29444398 A JP29444398 A JP 29444398A JP 29444398 A JP29444398 A JP 29444398A JP 2000111331 A JP2000111331 A JP 2000111331A
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JP
Japan
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slider
bearing
sliding shaft
pulley
shaft
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JP29444398A
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English (en)
Inventor
Mitsunao Takayama
光直 高山
Akihiko Hayashi
暁彦 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸が固着することのないスライダ位置検出セ
ンサの提供を目的とする。 【構成】 回転しながら軸方向へ移動するスライダ6の
端面6aに先端部9aを接触させ、軸受8aに支持され
てスライダ6に追随して軸方向へ移動する摺動軸9を備
えたスライダ位置検出センサ8において、先端部9aと
スライダ端面6a間の摩擦係数をμ1、軸受8aと摺動
軸9間の摩擦係数をμ2、摺動軸9の軸受8aからの最
大出代をL1、軸受8aの軸方向長さをL2とした時、
μ1×μ2×(1+2×L1/L2)<1の条件式の範
囲となるように、各数値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スライダの位置を検
出するセンサの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、回転しながら軸方向
へ移動するスライダの端面に先端部を接触させ、かつ軸
受に支持されてスライダに追随して軸方向へ移動する摺
動軸を備えたスライダ位置検出センサにおいては、摺動
軸の先端部とスライダの端面の摩擦係数が大であった
り、また、摺動軸と軸受の摩擦係数が大であると、摺動
軸が固着されてしまい、作動不良となるという問題点が
あった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、摺動軸の軸固着をなく
し、作動不良の生じないスライダ位置検出センサを提供
せんことを目的とし、その第1の要旨は、回転しながら
軸方向へ移動するスライダの端面に先端部を接触させ軸
受に支持されて前記スライダに追随して軸方向へ移動す
る摺動軸を備えたスライダ位置検出センサにおいて、前
記摺動軸先端部と前記スライダ端面との摩擦係数をμ
1、摺動軸と前記軸受との摩擦係数をμ2、摺動軸先端
部の前記軸受からの最大出代をL1、前記軸受の軸方向
長さをL2とした時、μ1×μ2×(1+2×L1/L
2)<1の条件式の範囲となるように前記各数値を設定
したことである。また、第2の要旨は、前記スライダ
は、可動プーリに連結されかつスクリューシャフトに螺
合されて、モータ等により駆動され前記可動プーリを固
定プーリに対し離接する方向へ移動させる無段変速機の
プーリ間隔調整機構を構成しているとともに、前記セン
サは、前記可動プーリの位置検出手段を構成しているこ
とである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、無段変速機のプーリ間隔調整機構の部分
を拡大して示したものであり、駆動軸2には一体状に固
定プーリ3が形成されており、この固定プーリ3に対向
状に、駆動軸2上を軸方向に移動可能に可動プーリ4が
設けられており、固定プーリ3と可動プーリ4間にベル
トVが掛装されたものとなっており、前記可動プーリ4
の固定プーリ3と反対側の外周には、ベアリング5を介
在させて回転可能にスライダ6が配設されており、この
スライダ6は、駆動軸2の先端側外周に固設されたスク
リューシャフト7に螺合され、また、このスライダ6外
周の歯部は、軸方向に長いロングギヤ10に噛合されて
おり、ロングギヤ10の他端部に一体化されているギヤ
11は、モータ13により駆動されるギヤ12に連繋さ
れたものとなっており、モータ13が駆動されることに
よりギヤ12,11,10を介して前記スライダ6が回
転され、この時にスライダ6はスクリューシャフト7に
螺合されているため、スクリューシャフト7に沿って軸
方向へ移動しながら回転することとなり、このスライダ
6に連結された可動プーリ4がスライダ6の移動ととも
に軸方向へ移動して、前記固定プーリ3との間隔を調整
できるように構成されており、この可動プーリ4の位置
を検出するために、スライダ6にはプーリポジションセ
ンサ8の摺動軸9が接触されており、プーリポジション
センサ8は無段変速機1の外周のケース14に固定され
たものとなっている。
【0005】このプーリポジションセンサ8の配置状態
の概略構成図を図2に示し、また図3の斜視図では、プ
ーリポジションセンサ8の摺動軸9の先端がスライダ6
の端面6aに接触している状態を示す。このようにプー
リポジションセンサ8から突出した摺動軸9の先端が、
回転しながら移動するスライダ6の端面6aに接触し
て、スライダ6が駆動軸2に沿って軸方向へ移動する際
に、これに追随して摺動軸9が軸方向へ移動されるもの
であり、このプーリポジションセンサ8はスライダ6の
位置を検出するセンサで構成されているが、本例では、
無段変速機の可動プーリ4の位置を検出するプーリポジ
ションセンサとして配置され、プーリ間隔調整機構の一
部を構成しているものである。
【0006】このプーリポジションセンサ8の摺動軸9
に加わる力の関係を図4の概略図で拡大して示すと、摺
動軸9の先端部9aはスライダ6の端面6aと接触して
おり、両者間の摩擦係数をμ1とすると、この部分には
スライダ6の軸方向への押込荷重Wが作用しており、ま
た、スライダ6は回転を伴うため、この回転により摺動
軸9の先端部9aには摩擦荷重F1が作用している。
【0007】また一方、摺動軸9はプーリポジションセ
ンサ8内に設けられた軸受8aに支持されており、この
軸受8aと摺動軸9間の摩擦係数をμ2とすると、この
軸受8aの部分の摺動軸9には図に示すように、上方側
から軸受部反力F2、逆の下方向からF1+F2の力が
作用することとなる。なお、図中L1は、前記摺動軸9
の軸受8aから突出する最大出代であり、またL2は、
軸受8aの軸方向長さである。
【0008】軸受8aと摺動軸9間での軸固着をなくす
るためには、前記μ1及びμ2の摩擦係数を低減させる
ような処置を施すとか、軸受8aの長さL2を延長する
とか、最大出代L1を小さくするような設計が必要とな
るが、発明者らは長期間の実験を重ねた結果、前記μ
1,μ2,F1,F2,L1,L2の各数値が、μ1×
μ2×(1+2×L1/L2)<1の条件式の範囲とな
るように設定すれば、軸受8aと摺動軸9の固着が生じ
ないことを見出し、前記条件式の範囲内となるようにプ
ーリポジションセンサの各部の数値を設定したのであ
る。
【0009】なお、摺動軸9の先端部9aとスライダ6
の端面6a間の摩擦係数μ1を低減させるために、この
部分に例えばポリアミドイミド系コーティングを施すと
か、また、前記軸受8aと摺動軸9間の摩擦係数μ2を
低減させるために、摺動軸9に例えば無電解Ni−Pメ
ッキを施すことが好ましい。
【0010】
【発明の効果】本発明は、回転しながら軸方向へ移動す
るスライダの端面に先端部を接触させ軸受に支持されて
前記スライダに追随して軸方向へ移動する摺動軸を備え
たスライダ位置検出センサにおいて、前記摺動軸先端部
と前記スライダ端面との摩擦係数をμ1、摺動軸と前記
軸受との摩擦係数をμ2、摺動軸先端部の前記軸受から
の最大出代をL1、前記軸受の軸方向長さをL2とした
時、μ1×μ2×(1+2×L1/L2)<1の条件式
の範囲となるように前記各数値を設定したことにより、
センサの摺動軸が軸受と固着することがなく、作動不良
の生じないセンサとし得る効果を有する。
【0011】また、前記スライダは、可動プーリに連結
されかつスクリューシャフトに螺合されて、モータ等に
より駆動され前記可動プーリを固定プーリに対し離接す
る方向へ移動させる無段変速機のプーリ間隔調整機構を
構成しているとともに、前記センサは、前記可動プーリ
の位置検出手段を構成していることにより、請求項1の
スライダ位置検出センサを無段変速機内に組み込んで、
無段変速機のプーリ間隔調整機構を構成する可動プーリ
の位置検出を作動不良を生じることなく良好に行い得る
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速機内のプーリ間隔調整機構周辺の拡大
配置構成図である。
【図2】図1のプーリポジションセンサの配置を示す概
略構成図である。
【図3】スライダの端面にプーリポジションセンサを接
触させている状態の斜視構成図である。
【図4】プーリポジションセンサの各部の数値と作用力
の関係を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 無段変速機 2 駆動軸 3 固定プーリ 4 可動プーリ 5 ベアリング 6 スライダ 6a 端面 7 スクリューシャフト 8 プーリポジションセンサ 8a 軸受 9 摺動軸 9a 先端部 13 モータ W 軸押込荷重 F1 摺動軸の先端部とスライダ間の摩擦荷重 F2 プーリポジションセンサの軸受部反力 μ1 摺動軸の先端部とスライダ端面間の摩擦係数 μ2 プーリポジションセンサの軸受と摺動軸間の摩擦
係数 L1 摺動軸の最大出代 L2 プーリポジションセンサの軸受長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しながら軸方向へ移動するスライダ
    の端面に先端部を接触させ軸受に支持されて前記スライ
    ダに追随して軸方向へ移動する摺動軸を備えたスライダ
    位置検出センサにおいて、前記摺動軸先端部と前記スラ
    イダ端面との摩擦係数をμ1、摺動軸と前記軸受との摩
    擦係数をμ2、摺動軸先端部の前記軸受からの最大出代
    をL1、前記軸受の軸方向長さをL2とした時、μ1×
    μ2×(1+2×L1/L2)<1の条件式の範囲とな
    るように前記各数値を設定したことを特徴とするスライ
    ダ位置検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記スライダは、可動プーリに連結され
    かつスクリューシャフトに螺合されて、モータ等により
    駆動され前記可動プーリを固定プーリに対し離接する方
    向へ移動させる無段変速機のプーリ間隔調整機構を構成
    しているとともに、前記センサは、前記可動プーリの位
    置検出手段を構成していることを特徴とする請求項1に
    記載のスライダ位置検出センサ。
JP29444398A 1998-09-30 1998-09-30 スライダ位置検出センサ Pending JP2000111331A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1840417A1 (en) * 2006-03-28 2007-10-03 HONDA MOTOR CO., Ltd. Power Unit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1840417A1 (en) * 2006-03-28 2007-10-03 HONDA MOTOR CO., Ltd. Power Unit

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