JP2000110815A - 薄鋼板製建築用枠材の接合構造 - Google Patents

薄鋼板製建築用枠材の接合構造

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JP2000110815A
JP2000110815A JP10282172A JP28217298A JP2000110815A JP 2000110815 A JP2000110815 A JP 2000110815A JP 10282172 A JP10282172 A JP 10282172A JP 28217298 A JP28217298 A JP 28217298A JP 2000110815 A JP2000110815 A JP 2000110815A
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Japan
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rivet
mandrel
construction frame
core shaft
sheet steel
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English (en)
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Yoshimichi Kawai
良道 河合
Jun Shimizu
潤 清水
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄鋼板製建築用枠材同志の接合を施工性良く
行うことができ、かつ座屈、剪断応力に対し、高耐力、
高剛性を有する薄鋼板製建築用枠材の接合構造を提供す
る。 【解決手段】 胴部4と、その一端に頭部5を有する中
空のリベット本体2と、心軸部7と、その一端に心軸頭
部8を有する心軸3とで一方向リベット1を構成する。
複数個の薄鋼板製建築用枠材9,15相互を当接配置
し、一方の建築用枠材9または15の外側面に鋼板製の
添板16を当接配置し、これらに挿通した一方向リベッ
ト1の心軸部7の軸方向への引張り力により、心軸頭部
8によって拡大カシメられる、そのカシメ部が添板16
表面に密着されて建築用部材9,15相互を締結接合し
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼製住宅において
使用される屋根,壁,床を構成する薄鋼板製建築用枠材
の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼製住宅においては、板厚0.5mm〜
2.3mm程度の薄鋼板をロールフォーミングにより曲
げ加工してなるC形鋼を枠材として使用し、図2に示さ
れている各部材間の接合部を接合して構成される。
【0003】前記においては、主として薄鋼板製の形鋼
を使用し、図2に示されているように、各部材間の接合
部の接合には、ボルトe、ナットfやドリリングタッピ
ングねじ等が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の各
部材の接合作業には手間と時間がかかり、施工性が悪い
問題がある。
【0005】本発明は、前記従来の問題点を解決したも
ので、薄鋼板製枠材同志の接合を容易、かつ施工性良く
行なうことができ、しかも、座屈、剪断応力に対し、高
耐力、高剛性を有する薄鋼板製建築用枠材の接合構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、胴部と、その一端に頭部を有する中空の
リベット本体と、心軸部とその一端に心軸頭部を有する
心軸とで一方向リベットは構成され、相互に当接配置さ
せた複数個の薄鋼板製建築用枠材のうち、一方の建築用
枠材の外側面に鋼板製の添板を当接配置し、これらに開
設した各リベット挿入孔に挿通した一方向リベットの心
軸部の軸方向への引張り力により、心軸頭部によって拡
大カシメられる、そのカシメ部が添板表面に密着されて
建築用枠材相互を締結接合して構成したことを特徴とす
る。
【0007】本発明によると、胴部の一端に頭部を有す
る中空のリベット本体と、心軸部の一端に心軸頭部を有
し、前記リベット本体に挿通されている心軸とで構成さ
れている一方向リベットが使用される。例えば、2つの
枠材同志を面当接すると共に、その何れか一方の枠材の
表面に鋼板製の添板を面当接にて配置し、これらに各々
開設した各リベット挿入孔に前記一方向リベットを挿通
し、前記リベット本体の頭部を他方の枠材の表面に突き
当て、次に前記心軸を軸方向に引張ることで、心軸頭が
リベット本体の胴部先端に突き当り、さらに心軸を同一
軸方向に強く引張ることによって、前記心軸頭部が胴部
先端内部に押し込まれる。これによって、前記胴部先端
が拡大カシメされ、前記添板の表面(リベット挿入孔周
縁部)にカシメ部が密着され、2つの枠材と添板は密着
状態に締結接合される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1(A),(B),(C)は、本
発明に係る接合構造の第1実施形態と、第2実施形態
と、第3実施形態を各々示し、(D)は一方向リベット
を一部断面した側面図を示す。同上図(D)に示されて
いる一方向リベット1は、リベット本体2と心軸3とで
形成されている。
【0009】前記リベット本体2は、胴部4と、この胴
部4の基端に設けられている径大な頭部5とで一体に形
成されており、中心には、前記心軸3の後述する心軸部
が挿通される軸孔6を軸方向に貫通形成してある。ま
た、前記軸孔6の胴部4の先端側は、所定寸法にわたっ
て、内側から開口端へ徐々に拡径したテーパ孔6aに形
成されていて、心軸3の後述する心軸頭部を前記軸孔6
内に押し込み易く設けてある。
【0010】前記心軸3は、心軸部7と、この心軸部7
の基端の心軸頭部8とで一体に形成されている。また、
前記心軸頭部8は、図1(D)に示されているように、
前記リベット本体2の軸孔6に心軸3を挿通した状態
で、当該心軸3が同上図(D)において右方向へ引張ら
れることによって、前記軸孔6の先端部内に、胴部4を
強制的に外側へ押し拡げながら挿し込まれるよう、略球
形状に形成されている。
【0011】図1(A)には、一枚の帯状薄鋼板を折り
曲げ加工して、ウエブ10と、その両端に、第1フラン
ジ11と第2フランジ12を設け、この第1,第2両フ
ランジ11,12の先端を折り曲げ加工してリップ1
3,14を設けて一体に成形したC形鋼からなる枠材9
と、薄鋼板製平板状の枠材15との第1実施形態の接合
構造が示されている。
【0012】前記枠材9のウエブ10背面と枠材15と
を当接し、該枠材15の表面に、鋼板製の添板16を当
接し、前記両枠材9,15、添板16に連通して開設し
た各軸孔17,18,19に前記一方向リベット1を図
1(A)において右方向から左方向へ挿通し、前記頭部
5を一方の枠材9におけるウエブ10の前面、同上図
(A)において右側面に当接し、次いで、心軸3を、そ
の心軸部7を適当な工具を用いて図面紙上右方向へ強く
引張ることで右方向に引張ることにより、心軸頭部8が
リベット本体2の軸孔6内に、胴部4の先端部を外側へ
押し拡げながら引き込まれるが、このとき、前記胴部4
における先端部の拡大カシメ部4aが添板16の軸孔1
9の開口周縁に密着し、前記両枠材9,15と添板16
は軸方向(板厚方向)にカシメ締結されて両枠材9,1
5は堅牢に接合されることになる。また、前記心軸部7
は引張り力によって図示したように途中から切断され
る。
【0013】図1(B)には、C形鋼からなる2つの枠
材9,9を、その両ウエブ10,10の背面を当接配置
して、同上図(A)に示したと同様に、添板16と一方
向リベット1によってカシメ締結した第2実施形態の接
合部構造が示されている。
【0014】図1(C)には、薄鋼板製の平板状とした
2つの枠材15,15相互を面当接配置して、同上図
(A)に示したと同様に、添板16と一方向リベット1
によってカシメ締結した第3実施形態の接合構造が示さ
れている。
【0015】また、本発明に係る枠材の接合構造は、図
示した2つの枠材の接合以外に、薄鋼板製の2つ以上の
枠材の接合にも適用される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄鋼板製
建築用枠材の接合構造によると、一方向リベットにおけ
るリベット本体の頭部の側に添板を当接介在して枠材相
互をカシメ接合するので、一方向リベットのカシメ部が
添板の軸孔開口部周辺表面により密着することによって
枠材相互を、これらの当接方向(一方向リベットの軸方
向)に対し、固く締結できて堅牢に接合することができ
る。従って、例えば、両枠材に反対方向の引張り力、つ
まり、一方向リベットの軸方向と直角方向にせん断力が
加えられても、枠材が圧縮された波状等に変形する座屈
が起こりにくくなり、高耐力,高剛性を有し、また一方
向リベットの心軸を引張るだけで枠材相互を簡便に接合
できて現場での施工性の優れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄鋼板製建築用枠材の接合構造を
示し、(A)は、その第1実施形態の断面図、(B)
は、その第2実施形態の断面図、(C)は、その第3実
施形態の断面図、(D)は、一方向リベットを一部断面
して示す側面図である。
【図2】従来の鋼製住宅における各枠材の接合状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 一方向リベット 2 リベット本体 3 心軸 4 胴部 4a カシメ部 5 頭部 7 心軸部 8 心軸頭部 9,15 枠材 16 添板 17,18,19 リベット挿入孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部と、その一端に頭部を有する中空の
    リベット本体と、心軸部と、その一端に心軸頭部を有す
    る心軸とで一方向リベットが構成され、相互に当接配置
    させた複数個の薄鋼板製建築用枠材のうち、一方の建築
    用枠材の外側面に鋼板製の添板を当接配置し、これらに
    開設した各リベット挿入孔に挿通した一方向リベットの
    心軸部の軸方向への引張り力により、心軸頭部によって
    拡大カシメられる、そのカシメ部が添板表面に密着され
    て建築用枠材相互を締結接合して構成したことを特徴と
    する薄鋼板製建築枠材の接合構造。
JP10282172A 1998-10-05 1998-10-05 薄鋼板製建築用枠材の接合構造 Pending JP2000110815A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106847003A (zh) * 2015-03-13 2017-06-13 郭淑华 一种x型教学拉伸试验台的使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106847003A (zh) * 2015-03-13 2017-06-13 郭淑华 一种x型教学拉伸试验台的使用方法
CN106872357A (zh) * 2015-03-13 2017-06-20 郭淑华 一种x型教学拉伸试验台
CN106872357B (zh) * 2015-03-13 2019-08-02 徐小洁 一种x型教学拉伸试验台

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