JPS5916409Y2 - 鉄骨組立構成材 - Google Patents

鉄骨組立構成材

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JPS5916409Y2
JPS5916409Y2 JP1977068866U JP6886677U JPS5916409Y2 JP S5916409 Y2 JPS5916409 Y2 JP S5916409Y2 JP 1977068866 U JP1977068866 U JP 1977068866U JP 6886677 U JP6886677 U JP 6886677U JP S5916409 Y2 JPS5916409 Y2 JP S5916409Y2
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steel
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cross
flange
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金治 舘野
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Description

【考案の詳細な説明】 近年建造物の鉄骨軸組としてH形鋼が多く用いられてい
るが、H形鋼はそれ自身I型断面組立材のように組立工
数を要するという手数は掛らないが、部材断面決定に当
っては、梁ならばその最大曲げモーメントに対して断面
を決定して断面一定のロール材であるH形鋼で梁長を通
すため、梁長の略8割は断面に余裕があり過ぎて不経済
である。
H形鋼使用の軸組では梁端と柱との接合は通常電気溶接
によるが、電気溶接については、連続に、機械的に行う
工場生産溶接は信頼度も高いけれども、手溶接は技佃に
も差があり、検査も困難であるなどの種々の問題点があ
り、しかも、梁端と柱との接合部は最大曲げモーメント
の個所であることに問題の重要性がある。
ところが、建築学会の鋼構造計算規準では、ガセットプ
レート接合は梁柱の仕口における最も基本的な接合法で
あると記されており、1枚の鋼板が梁と柱とに跨って差
込まれているから、信頼性も高い訳であり、締結のボル
ト、リベットの検査も比較的容易であるなどの点を重視
し、ガセットプレート接合法を採用の上において本考案
を為すに至ったものである。
又、鋼構造の新計算規準では、第9図、第10図に示す
ように、フランジ部に配置したアングルのバッチで示す
F部分が抵抗力決定の要素と認められるがアングルの断
面積の残りのウェブプレートに添うW部分は不稼働部と
されることに着目し、F部分の割合を大きくするよう、
不等厚のアングル材を本考案は使用するものである。
そして、本考案は梁の材長における曲げモーメントの大
小に応じて断面積を変更、換言すれば前記アングルのF
部分に大小を設けて鋼材使用量の経済性を図るものであ
る。
本考案鉄骨組立構成材を図示につき説明する。
第1図は本考案における組立構成材の1例の部材断面配
置を示し、第2図はその組立を示す。
厚手フランジ1と薄手フランジ2とよりなる不等厚山形
鋼3を鋼板4を介在し互に縁端を突合せて溶着5して厚
手フランジ1をフランジ部6とする溝形鋼7に形成し、
該溝形鋼7のフランジ部6にそれぞれ前記不等厚山形鋼
3,3を対称的に配置すると共に、対向する薄手フラン
ジ2,2間に適宜配置したメチフナ−8等を介在してボ
ルト、リベット、溶着等による結着9して前記対向する
薄手フランジ2.2の端部10,10間に隙間11を保
持して■形断面材Aを組立てる。
隙間11は前記介在したメチフナ−8等によって形成さ
れるものである。
前記不等厚山形鋼3は、図示では厚手フランジ1の辺長
を薄手フランジのそれより長く不等辺にしたが、その方
が断面利用の効率が良いけれども等辺にすることも妨げ
ない。
溝形鋼7における鋼板4は、せん断抵抗を負担し、図示
では薄手フランジ2と等厚であるが、なるべく板厚を薄
くして鋼材の節約を図るが、鋼板4は左右何れか一方を
溝形鋼7に形成すれば足り、更にもう1枚使用すること
は無駄であり、通常は図示のように通し材であるが、必
要に応じてラチスに形成することもできる。
スチフナー8はウェブの鋼板4の座屈防止のため配置さ
れて隙間11を保持させるが、第5図、第6図では後述
する接続プレート13によっても隙間11が保持される
ことを示し、ライナーによっても隙間11を保持させる
ことができる。
次に、第3図、第4図に示すように前記I形断面材Aよ
りも、前記フランジ部6の断面積を大きくして同様に組
立てた■形断面材Bを、前記■形断面材Aに対向連接し
、両■形断面材A、Bのそれぞれの端部10,12にお
ける前記隙間11.11に跨って挿入した接続プレート
13を介して両I形断面材A、Bをボルト、リベット、
溶着等による接合14を施して連結し、対向する薄手フ
ランジ2,2の開放端側15の端部10,10,12.
12間に隙間11.11を保持して本考案鉄骨組立構成
材はなるものである。
図示では■形断面材Bのフランジ部6の断面積をI形断
面材Aのそれよりも大きくするのに、厚みはその懺にし
て幅を拡げたが、幅の代りに厚みをより厚くして前記断
面積を大きくすることができる。
第5図、第6図では、前記I形断面材Aよりも、前記フ
ランジ部6の断面積を大きくして同様に組立てたI形断
面材Bを、前記I形断面材Aに対向連結し、両■形断面
材A、Bのそれぞれの端部10゜12における前記隙間
11.11に跨って挿入した接続プレート13を介して
両■形断面材A、Bを接合14シて連結し、対向する薄
手フランジ2,2の開放端側15の端部10,10,1
2.12間に透間11,11を保持して本考案鉄骨組立
構成材はなるがI形断面材Bのフランジ部6の断面積を
大きくするには、I形断面材Aのフランジ部6の幅のみ
ならず厚みをも大きくしたことを示し、■形断面材Bの
薄手フランジ2,2の端部12,12間の隙間11を保
持するには接続プレート13がその役目をもしているこ
とを示す。
そして、I形断面材Bの対向する薄手フランジ2.2の
開放端側15の端部12,12間の隙間11と■形断面
組立柱Cの隙間11′とに跨ってガセットプレート16
が挿入されて、梁端の柱への接合がガセットプレート接
合によっていることを示す。
これによって本考案は梁端の柱への接合をガセットプレ
ート接合によって行なうことができるから、ガセットプ
レート接合は最も基本的な接合法で信頼度も高いという
建築学会の鋼構造計算規準の趣旨にも添い剛強な接合が
可能であり、ボルト、リベットの検査ということも比較
的容易である。
I形断面組立柱Cも、本考案に使用した■形断面材を使
用し、■形断面材A、Bを接合連結した本考案鉄骨組立
構成材を採用し得ることを示す。
第7図は山形ラーメンの、第8図は多層予張間のラーメ
ンの鉛直荷重による曲げモーメント図を示すが、曲げモ
ーメントは材長に添って漸増漸減するから、前記フラン
ジ部6の断面変更は図示では1段階に止まったが、開放
端側の端部間の隙間を利用してこれを2段階にすること
もでき、前記■形断面材Aの一方の端部10のみならず
他方の開放端側15の端部10にも、フランジ部6の断
面を変更した■形断面材を接合連結することができる。
第7図、第8図をみれば、梁端の柱への取着部の曲げモ
ーメントM8が最大で、柱間の中間の曲げモーメン)M
はその約+に過ぎず、梁端の柱への取着部の曲げモーメ
ントM8の付近の曲げモーメントの甚だ大きい個所は梁
全長の一部分に過ぎない。
曲げモーメントが甚だ大きくない梁の大部分を本考案の
採用によって小断面とすることができるので、本考案は
鋼材を合理的に使用することを可能にするものである。
第9図は本考案に使用するI形断面材を示し、不等厚山
形鋼3の採用により厚手フランジ1をI形断面材のフラ
ンジ部6とすることができたから、等厚い形鋼を採用し
た第10図の従来のI形断面材に較ベハッチで示すF部
分において断面積の割合が大きく、F部分を抵抗力決定
の要素とする鋼構造の新計算規準の趣旨にも添い、■形
断面材として合理的断面を提供するもので、鋼材の経済
的使用を実現しているものである。
以上のように、本考案鉄骨組立構成材をラーメン部材と
しての梁、屋根梁、柱として使用する時は次の効果を奏
するものである。
1、厚手フランジと薄手フランジとよりなる不等厚山形
鋼の厚手フランジをI形断面材のフランジ部としたから
、I形断面材は断面性能に優れる。
従って、このようなI形断面材によって構成された本考
案鉄骨組立構成材は断面性能に優れ、鋼材の合理的使用
による経済的効果は大きい。
不等厚山形鋼は一般的ではないが、生産も容易である。
2、厚手フランジ1と薄手フランジ2とよりなる不等厚
山形鋼3を、鋼板4を介在して溶着5して厚手フランジ
1をフランジ部6とする溝形鋼7に形成し、該溝形鋼7
のフランジ部6にそれぞれ前記不等厚山形鋼3を対称的
に配置すると共に対向する薄手フランジ2,2の端部1
0,10間に隙間11を保持して得られるI形断面材A
は、不等厚山形鋼3と鋼板4との取合せにより自由な断
面が得られるので、このようなI形断面材Aと次に述べ
る同様断面のI形断面材Bとより構成される本考案鉄骨
組立構成材は構造体の設計上自由な設計ができて好都合
である。
3、前記I形断面材Aより前記フランジ部6の断面積を
大きくして同様に組立てた■形断面材Bを、前記I形断
面材Aに対向連接し、両I形断面材A。
Bの双方の薄手フランジ2,2の端部10,12間の隙
間11.11に跨って挿入した接続プレート13を介し
て両I形断面材A、Bを接合連結し、対向する薄手フラ
ンジ2,2の開放端側15の端部10,10,12゜1
2間に隙間11.11を保持したから、本考案鉄骨組立
構成材を梁などに使用すれば、張間における応力の変化
に応じて本考案鉄骨組立構成材の断面を部分的に所望段
階に従って変化させることができるので、応力に対応し
た合理的断面を構成することができるので、鋼材使用の
経済化を図ることができる。
4、フランジ部6の断面積を大きくしたI形断面材Bの
対向する薄手フランジ2,2の開放端側15の端部12
,12間に透間11を保持するから、該隙間11を柱に
対向させ、該隙間11と柱の隙間11′とに跨ってガセ
ットプレート16を挿入して梁柱の接合にガセットプレ
ート接合を採用することができるので、梁から柱への応
力の伝達が無理なく確実に行われて剛接合の設計条件を
満足させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、第3図〜第6図に示す本考案の実施
例に使用されるI形断面材を示し、第1図はその断面配
置を示し、第2図はその組立を断面図で示す。 第3図は本考案の一実施例を部分的に示す側面図、第4
図は第3図の平面図、第5図は本考案の別の実施例を使
用状態で部分的に示す側面図、第6図は第5図の平面図
である。 第7図は山形ラーメンの曲げモーメント図、第8図は多
層多恨間ラーメンの曲げモーメント図である。 第9図は本考案におけるI形断面材の断面の形状を示し
、第10図は従来のI形断面組立材の断面の形状を示し
、両者の断面性状を対比する説明図である。 1・・・・・・厚手フランジ、2・・・・・・薄手7ラ
ンジ、3・・・・・・不等厚山形鋼、4・・・・・・鋼
板、5・・・・・・溶着、6・・・・・・フランジ部、
7・・・・・・溝形鋼、8・・・・・・スチフナー、9
・・・・・・結着、10.12・・・・・・端部、11
・・・・・・隙間、13・・・・・・接続プレート、1
4・・・・・・接合、15・・・・・・開放端側、16
・・・・・・ガセットプレー)−1A、B・・・・・・
■形断面材、C・・・・・・I形断面組立柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 厚手フランジと薄手フランジとよりなる不等厚山形鋼を
    、鋼板を介在溶着して厚手フランジをフランジ部とする
    溝形鋼に形威し、該溝形鋼のフランジ部にそれぞれ前記
    不等厚山形鋼を対称的に配置すると共に対向する薄手フ
    ランジの端部間に透間を保持してI形断面材に組立て、
    該■形断面材より前記フランジ部の断面積を大きくして
    同様に組立てたI形断面材を、前記I形断面材に対向連
    接し、両■形断面材の双方の前記端部間の透間に跨って
    挿入した接続プレートを介して両I形断面材を接合連結
    し、対向する薄手フランジの開放端側の端部間に隙間を
    保持したことを特徴とする鉄骨組立構成材。
JP1977068866U 1977-05-28 1977-05-28 鉄骨組立構成材 Expired JPS5916409Y2 (ja)

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JP1977068866U JPS5916409Y2 (ja) 1977-05-28 1977-05-28 鉄骨組立構成材

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Publication Number Publication Date
JPS53165608U JPS53165608U (ja) 1978-12-25
JPS5916409Y2 true JPS5916409Y2 (ja) 1984-05-15

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ID=28977141

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4811683U (ja) * 1971-06-19 1973-02-09
JPS511332A (ja) * 1974-05-24 1976-01-08 Alcan Res & Dev

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4811683U (ja) * 1971-06-19 1973-02-09
JPS511332A (ja) * 1974-05-24 1976-01-08 Alcan Res & Dev

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JPS53165608U (ja) 1978-12-25

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