JP2000109728A - 広範囲な焼き付け温度領域で硬化可能な粉体塗料組成物及びその塗装方法 - Google Patents

広範囲な焼き付け温度領域で硬化可能な粉体塗料組成物及びその塗装方法

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JP2000109728A
JP2000109728A JP10281767A JP28176798A JP2000109728A JP 2000109728 A JP2000109728 A JP 2000109728A JP 10281767 A JP10281767 A JP 10281767A JP 28176798 A JP28176798 A JP 28176798A JP 2000109728 A JP2000109728 A JP 2000109728A
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powder coating
curing agent
coating composition
skeleton
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Hiroshi Nakanishi
宏 中西
Masayoshi Kajino
正義 楫野
Tsutomu Hamada
勉 浜田
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TOTO RESIN KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広範囲な焼き付け温度領域で硬化可能な粉体塗
料組成物及び該塗料組成物を用いた粉体塗装する方法を
提供する。 【解決手段】エポキシ当量が500乃至2,500g/
eqのビスフェノールA及び/又はビスフェノールFの
骨格を有するエポキシ樹脂(A)と、フェノール系硬化
剤(B)を必須成分とする粉体塗料組成物であって、該
フェノール系硬化剤(B)は、軟化点が70乃至120
℃であり、両末端にビスフェノールF骨格を有するフェ
ノール系硬化剤(B)であり、且つ、そのフェノール性
水酸基当量が300乃至800g/eqであると共に、
該フェノール成分はビスフェノールF又はビスフェノー
ルAとビスフェノールFの骨格であることを特徴とする
広範囲な焼き付け温度領域で硬化可能な粉体塗料組成物
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂系粉
体塗料組成物及び該粉体塗料組成物を用いて粉体塗装す
る方法に関するものである。特に本発明の粉体塗料組成
物は、広範囲な焼き付け温度領域で硬化可能な粉体塗料
組成物に関するものであり、低温領域に於いて、焼き付
けしようとする温度領域において適性な塗料の流れ性を
維持し、平滑性に優れた塗膜を形成すると共に密着性に
優れたエポキシ樹脂系粉体塗料組成物及びこれを粉体塗
装する方法に関する。
【0002】
【従来技術】近年、金属の防蝕処理方法として、無公害
で作業環境の改善が可能な粉体塗装が採用されてきてい
る。エポキシ樹脂系粉体塗料は、その優れた機械特性と
防食性を有することから防食用の粉体塗装材料として数
多くの実績が得られている。特に金属板や金属管の内外
面塗装用に最適であり、例えば鋳鉄管、鋼管などの金属
管や防錆を必要とする自動車用金属部品などに防食塗料
として利用されている。また、建材、家電、農業機械他
の用途を目的とする分野や、セラミックコンデンサー、
炭素皮膜固定抵抗器、ハイブリッドIC等の電子部品の
絶縁被膜として利用されるようになり応用分野が広範囲
になってきている。
【0003】従って、粉体塗料を焼き付け硬化させる温
度条件や被塗物の形状・形態は、大型の被塗物から小型
の部品であったりして多岐に渡っている。また有機物被
塗物の場合、許容温度限界があり焼き付け温度も限定さ
れてくる。形状については、鋳鉄管や鋼管などの大型の
ものから家電製品、自動車部品、鉄筋類、機械類のよう
に複雑な中型のもの、さらにはコンデンサーなどの小型
部品などがあり、これらの複雑な形状にも塗料が平滑に
塗装できることが必須である。また焼き付け温度も高温
領域から低温領域の広い範囲にまたがっている。近年、
エネルギーコストの低減という産業上の強い要求があ
り、低温領域でも硬化可能な粉体塗料が増々求められて
きている。しかしながら、これらの要求に対応する為に
ケースバイケースで個々に粉体塗料が検討されている
が、なかなか要求に答えられる粉体塗料が実用化されて
いないのが現状である。このような現状を踏まえて20
0℃以下の低温度の領域で、且つ、広い範囲の用途に適
用可能な粉体塗料に対する要求度は益々大きくなってい
る。
【0004】従来、特開平3−45620で提案されて
いるような粉体塗料組成物がある。これはエポキシ樹脂
成分をビスフェノールF型エポキシ樹脂とすることで防
食粉体塗料として陰極剥離性に優れた塗膜が得られる事
で良く知られている。しかしながら防食効果が得られる
ものの可撓性、密着性をさらに向上させる事が課題であ
り、硬化温度も高温を必要としていた。一方、粉体塗料
組成物の硬化剤成分を両末端にフェノール性水酸基を有
する線状フェノール樹脂が提案されている。例えば、特
開平8−311371に2、2−ビス(4’ヒドロキシ
フェニル)プロパンとこれらの2,2−ビス(4’ヒド
ロキシフェニル)プロパンを含有するエポキシ樹脂とを
反応させて得ることができる線状フェノール樹脂を硬化
剤として使用すると、曲げ加工部の塗膜の密着性が改善
可能であると開示している。しかしながら、これらは被
塗物である鋼板を210℃から230℃に予熱した後に
塗装し硬化させることを前提としたものであり、硬化温
度が高く、広い範囲の硬化温度には適用出来ないもので
あった。従来の粉体塗料組成物に於いては、例えば、高
温領域で速硬化性とする事は比較的容易であり塗料の流
れ性も向上するが、比較的低温領域になると硬化速度が
急激に低下し、且つ塗料の粘性も高くなり流れ性が急激
に低下してしまう。これに伴い塗膜の平滑性及び均一性
が得られなくなり、ユズ肌が発生するといった塗膜の欠
陥が生じていた。又、低温硬化が可能となった場合で
も、低温領域になれば、さらに流動性が悪化してしま
い、低温硬化性の特徴を有していても流動性不良のた
め、塗膜の欠陥を防止することが極めて困難であり、低
温領域の広い温度範囲で焼き付ける事が可能であると同
時に流れ性に優れた粉体塗料が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、前記諸問題に鑑み、200℃以下の低温度
領域の広範囲の温度領域で塗膜が硬化し、塗装した際の
塗料の流れ性を塗装温度に合わせて適正に調整可能な粉
体塗料であって、硬化した塗膜の外観が良好であり、且
つ密着性を有する粉体塗料組成物及びその塗装方法を提
供することにある。一方、本発明の効果を省エネルギ−
並びに地球環境保全から見ると、焼き付け炉の温度の低
下が可能となりエネルギーコストの低減をもたらし産業
上有益な結果と併せて二酸化炭素の発生を抑制する技術
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題解決を鑑み鋭意研究
を行った結果、特定のエポキシ樹脂とエポキシ樹脂の構
造骨格に近似する特定の硬化剤とを用いることで、20
0℃以下の広い範囲の低温度領域で塗膜が硬化し、塗装
温度に合わせて塗装した際の塗料の流れ性を最適化を可
能とする粉体塗料に調製することができ、得られる硬化
塗膜の外観が良好であり、且つ密着性に優れた塗膜を提
供出来る粉体塗料組成物を見出すに至った。そして該粉
体塗料を塗装する方法を同時に見出すに至った。すなわ
ち、この粉体塗料を構成する樹脂と硬化剤成分に於い
て、ビスフェノールF骨格の含有量を適切に調製すれ
ば、塗料の流動性を実用上問題にならない範囲で任意に
調整可能となった。これによって、驚くことに被塗物の
予熱温度を200℃から130℃の広い温度領域に於い
て静電塗装または予熱スプレー塗装方法、流動浸漬塗装
方法により塗装することが可能となった。通常、ビスフ
ェノールF骨格を有するエポキシ樹脂は、高流動性で低
弾性率に優れていることは良く知られていることである
が、硬化剤との相溶性が非常に悪く特異性があることか
ら樹脂組成物にした場合、高流動性、低弾性率を有効に
応用することがなかなか実現できなかった。硬化剤とし
て、ビスフェノールA型フェノール系硬化剤を使用した
場合には粉体塗料組成物は硬化するが、高流動性ではな
く、得られた塗膜は平滑ではなかった。本発明では、両
末端がビスフェノールFであるフェノール系硬化剤を使
用することにより、高流動性を有効に生かすことが可能
になった。また、硬化速度は、ビスフェノールF骨格の
含有量により極端な変化がなく低温硬化性を示すため、
本発明を実現するに至った。以下本発明を具体的に記述
する。
【0007】本発明のエポキシ樹脂粉体塗料組成物は、
エポキシ当量が500乃至2,500g/eqのビスフ
ェノールA及び/又はビスフェノールFの骨格を有する
エポキシ樹脂(A)と、フェノ−ル系硬化剤(B)を必
須成分とする広範囲な焼き付け温度領域で硬化可能な粉
体塗料組成物である。このフェノ−ル系硬化剤(B)
は、軟化点が70乃至120℃であり、両末端にビスフ
ェノ−ルF骨格を有し、且つ、そのフェノール性水酸基
当量は300乃至800g/eqであると共に、該フェ
ノール成分はビスフェノールF又はビスフェノールAと
ビスフェノールFの骨格であることを特徴とする。さら
に加えて本発明の効果である低温硬化性及び塗膜の平滑
性、塗装性をより効果的に発現させるには、エポキシ樹
脂がビスフェノールF型エポキシ樹脂であり、また硬化
剤がビスフェノールF型フェノール硬化剤である事が有
効である。
【0008】本発明に於けるエポキシ樹脂(A)の成分
は、通常に市販されているものや、公知の方法によって
得られるものであり、具体的には、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂及び/又はビフェノールF型エポキシ樹脂
であり、一例として東都化成社製YD−902、YD−
903、YD−904、YD−012、YD−013、
YD−014、ビスフェノールF型エポキシ樹脂として
東都化成社製YDF−803、YDF−2004、ビス
フェノールAとビスフェノールFの共重合型エポキシ樹
脂としては東都化成製のYD−6108が挙げられる
が、これらに限定されるものでない。またこれらを1種
乃至数種混合しても良い。エポキシ樹脂(A)であるビ
スフェノールAとビスフェノールFの共重合型エポキシ
樹脂は、例えば、エポキシ樹脂とジフェノール類を触媒
の存在下、100℃から250℃で1から10時間重付
加反応させて得ることができるが、特にこの方法に限定
されるものでなく、重縮合反応に基づく公知方法によっ
ても得ることができ、特に製造方法に限定されるもので
はない。また、本発明で使用されるエポキシ樹脂はノボ
ラック型エポキシ樹脂(C)を併用しても良い。ノボラ
ック型エポキシ樹脂(C)は、オルソクレゾールとホル
ムアルデヒドを酸性触媒下に反応して得られるクレゾー
ルノボラック樹脂を過剰のエピクロルヒドリンとアルカ
リ金属触媒下に公知の方法等により反応して得られるも
ので、具体的には東都化成製YDCNー701、YDC
Nー702、YDCN−704等が挙げられるが、特に
これらに限定されるものでない。ノボラック型エポキシ
樹脂(C)の配合量は、エポキシ樹脂成分(A)に対し
て、30重量%未満含有するのが望ましい。30重量%
以上になると硬化塗膜が堅くて脆くなり本発明の効果で
ある塗膜の平滑性と密着性が低下傾向となる。好ましい
範囲としては2乃至30重量%、より好ましくは5乃至
15重量%の範囲である。2重量%以下では硬化が遅く
なる場合がある。
【0009】本発明の硬化剤(B)はビスフェノール型
エポキシ樹脂にビスフェノールFを触媒存在下で重付加
反応することによって得ることが出来るが、通常用いら
れている公知の方法によっても得ることが出来る。該反
応は、ビスフェノール型エポキシ樹脂1.0モルに対し
て、ビスフェノールFを1.2乃至3.0モルの範囲内で
反応させて得られるものである。1.2モル以下では分
子量が高くなるため焼き付け時の流動性が低下し、3.
0モル以上では密着性が低下する。より好ましくは1.
5乃至2.5モルの範囲である。該反応に用いることの
できるビスフェノール型エポキシ樹脂としては、液状樹
脂が好ましく、具体例としては、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂の東都化成社製のYD−8125(エポキシ
当量;172g/eq)、YD−128(エポキシ当
量;187g/eq)、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂のYDFー8170(エポキシ当量;160g/e
q)、YDFー170(エポキシ当量;170g/e
q)等が挙げられる。
【0010】また、該反応に用いることのできるビスフ
ェノールFは、パラ・パラ・メチレン結合体を25乃至
45モル%の範囲で含有するものであり、且つ2核体純
度が90重量%以上のものが好ましい。パラ・パラ・メ
チレン結合体の含有量が45モル%を越えると、粉体塗
料の折り曲げ加工性や密着性が低下してしまう。25モ
ル%以下では、耐食性が劣るためである。より好ましく
は、パラ・パラ・メチレン結合体を30乃至40モル%
の範囲である。その他のオルソ・パラ・メチレン結合体
やオルソ・オルソ・メチレン結合体は、合計で75乃至
55モル%であれば良く各々の結合体の含有量について
は特に限定されるものでない。3核体以上の多核体フェ
ノールを10重量%以下の少量を含有しても本発明の効
果を損なうものではない。多核体フェノールを10重量
%以上含有すると、密着性を低下させ本発明の目的の達
成が困難となる。好ましくは8重量%以下である。以上
の方法によって、フェノール性水酸基当量が300乃至
800g/eqで、軟化点が70乃至120℃の性状を
示す末端ビスフェノールF型フェノール系硬化剤、すな
わち硬化剤(B)が得られる。フェノール性水酸基当量
が300g/eq未満及び軟化点が70℃未満では常温
で固形であってもブロッキングし易く貯蔵安定性が悪く
なるので好ましくない。一方フェノール性水酸基当量8
00g/eq以上、軟化点120℃以上では粉体塗料製
造工程に於ける押し出し混練機での混練が不十分となり
好ましくない。
【0011】硬化剤(B)は、エポキシ樹脂(A)のエ
ポキシ当量に対してフェノール性水酸基当量が化学理論
当量の配合を基準としてきめられるが、物性測定の最大
値を示す配合を選定することができる。好ましい硬化剤
配合比率の許容範囲はフェノール性水酸基当量/エポキ
シ当量が0.6/1乃至1.3/1であり、より好まし
くは0.7/1乃至1.0/1の範囲である。本発明の
粉体塗料組成物には、エポキシ樹脂(A)、エポキシ樹
脂(C)、硬化剤(B)以外に、その使用目的に応じて
充填剤、着色顔料、体質顔料、添加剤を加えることが出
来る。いずれも公知の材料が使用可能である。着色顔料
として例示的に挙げると、酸化チタン,カーボンブラッ
ク,酸化鉄がある。体質顔料として例示的に挙げると炭
酸カルシウム,シリカ,硫酸バリウムがある。また添加
剤として、アクリルオリゴマー(流れ性調整剤)や微粉
シリカ(粉体流動性改善剤)等が使用出来る。更に必要
に応じて硬化促進剤、表面調整剤、消泡剤等の公知の副
資材を加えることが出来るが、本発明の効果を損なうも
のではない。
【0012】本発明の粉体塗料の製造方法として、一般
的な粉体塗料の製造方法を適用することが出来る。上記
の材料を常温で単に混合することでも作ることは出来る
が、通常用いられている溶融混合方法で製造することが
好ましい。即ち、それぞれの原材料を予備混合した後、
100〜130℃で溶融混合し、粉砕の後、粒度分布に
調整する必要がある場合には分級を行って粉体塗料を得
ることが出来る。以上によって得られた粉体塗料につい
て塗膜形成状況を塗膜外観を見ながら評価した。従来の
粉体塗料と対比して静電塗装し比較してみると、本発明
で得られる塗膜は驚くことに焼き付け温度が200℃か
ら130℃の範囲に於いて硬化速度は速硬化性を維持し
130℃での低温領域に於いても速硬化性を有する特徴
を示していた。一方、従来より、硬化速度の速い塗料は
提案されているものの焼き付け温度が150℃以下に低
下すると塗料中の樹脂成分の流動特性が急速に低下し塗
料組成物全体の流れ性が極端に低下してしまい塗膜の平
滑性が得られず、塗膜の欠陥が発生する問題を有してい
る。本発明の粉体塗料組成物では、塗料組成物中の樹脂
と硬化剤の合計に於いてビスフェノールF骨格の含有量
を増加していくと、樹脂と硬化剤の混合成分の流動性が
向上し塗料の流れ性が向上するという優れた特徴が得ら
れた。具体例として150℃でのビスフェノールF骨格
の含有量と流れ性の関係の測定結果を図1に示す。流れ
性については後述の試験方法における「流れ性」の項目
で記載した方法によって150℃で測定した。
【0013】塗膜外観の平滑性を満足するためには、流
れ性値は塗装温度において45mm以上、好ましくは5
0mm以上が必要であった。一方で流れ性値が40mm
以下の場合は、ユズ肌が発生し、塗膜外観不良となっ
た。又、ビスフェノールF骨格を含有するも硬化剤には
含有していない比較例2においては、BPF含有量が4
7%含有するにもかかわらず、良好な流れ性は得られ
ず、かつ表3に示す様に低温硬化時での塗膜外観でユズ
肌の発生が見られており、このことからも硬化剤にビス
フェノールF骨格の導入の必要性が認められる。従っ
て、従来に於いて不可能であった低温領域に於いてもビ
スフェノールF骨格の含有量を制御することで焼き付け
温度に適合する流れ性を容易に調整できることが判明し
た。また、上記の様な理由でビスフェノールF骨格を増
減しても硬化塗膜はビスフェノールF骨格を含まない塗
料の密着性と比較し何等損傷のない硬化塗膜が得られる
事が明らかになった。そして、塗料組成物中にビスフェ
ノールF骨格を有すると防食性に優れた硬化塗膜が得ら
れ金属の保護に有用であると言うことは周知の通りであ
る。以上の結果、本発明の塗料は、焼き付け温度200
℃から130℃の広範囲に於いて、平滑性に優れた塗膜
を提供すると共に密着性に優れた防食塗料を提供するこ
とが可能であることが判明した。
【0014】
【実施例】以下に参考例、実施例にて本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。なお、参考例、実施例及び比較例にお
ける各成分の配合部数は、特に断らない限り重量部を示
すものである。 ビスフェノール型フェノール樹脂硬化剤(B)の製造方
法 〔参考例1〕撹拌機、温度計、コンデンサー及び窒素ガ
ス供給装置を備えた反応容器に「エポトートYD−12
8」(東都化成(株)製ビスフェノールA型エポキシ樹
脂;エポキシ当量=187g/eq)52部、「BP
F」(本州化学(株)製ビスフェノールF。2核体純
度;92%、パラ・パラ・メチレン結合体;34モル
%)48部を仕込み、n−ブチルトリフェニルホスホニ
ウムブロマイド0.05部を添加して160℃で5時間
反応させてフェノール性水酸基当量463g/eq、軟
化点87℃の末端ビスフェノールF型フェノール系硬化
剤を得た。なおフェノール性水酸基当量は、テトラヒド
ロフラン96重量%とメタノール4重量%の混合溶液中
でフェノール性水酸基にテトラメチルアンモニウムヒド
ロキサイドを作用させて発色させ、分光光度計を用い
て、305nmにおける吸光度を測定し、予めビスフェ
ノールFを標準として同様の操作により作成した検量線
により換算して求めた。また、軟化点はJIS K 7
234により測定した。
【0015】〔参考例2〕参考例1と同様の装置に「エ
ポトートYDF−170」(東都化成(株)製ビスフェ
ノールF型エポキシ樹脂;エポキシ当量=169g/e
q)を50部、「BPF」を50部仕込み、n−ブチル
トリフェニルホスホニウムブロマイド0.05部を添加
して160℃で5時間反応させてフェノール性水酸基当
量463g/eq、軟化点84℃の末端ビスフェノール
F型フェノール系硬化剤を得た。参考例で得られた末端
ビスフェノールF型フェノール系硬化剤の性状を表1に
示した。なお、BPF骨格成分はエポキシ樹脂中に含ま
れる骨格を含めた全フェノール成分に対する値である。
【0016】
【表1】
【0017】粉体塗料の調製法 参考例1〜2及び市販エポキシ樹脂を、表2に示す各成
分比に従い、ヘンシェルミキサー(三井鉱山製)でドラ
イブレンドした後、コニーダーで溶融混練した溶融物を
ベルトフレーカーにて板状に冷却しクラッシャーで粗砕
後、更に粉砕し、100メッシュ篩で粗粒をカットし
て、平均粒径50μmの粉体塗料を得た。
【0018】以上、表2のようにして調製して得られた
粉体塗料の性状を表2に示す。その塗料を用いて、JI
S G 3141で規定された冷間圧延鋼板に表3で示
す硬化条件で焼付けを行い、得られた塗膜の平滑性、可
撓性、耐屈曲性、耐衝撃性、MEKラビングテスト性の
測定した結果を表3に示す。
【0019】実施例1 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(東都化成社製エポト
ートYD−903:エポキシ当量610g/eq)90
部とオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(東都
化成社製エポトートYDCN−703:エポキシ当量2
05g/eq)10部と参考例1で示される末端ビスフ
ェノールF型フェノール系硬化剤Aを70部と硬化促進
剤としてイミダゾール化合物(四国化成工業社製キュア
ゾール2MZ)1部と酸化チタン70部と流れ性調整剤
(アクロナール4F)1部をヘンシェルミキサー(三井
鉱山社製)にて予備混合した後、コニーダー(スイス国
Buss社製)で溶融混合した。冷却後粉砕を行い10
0メッシュの金網で粗粉を取り除き、粉体塗料No.1
を得た。得られた粉体塗料の性状を表2に記す。この粉
体塗料をJIS G 3141で規定された冷間圧延鋼
板に、表3に示す硬化条件で塗装した。さらに表3に示
す塗膜特性の比較評価を行った。
【0020】実施例2 実施例1と同様の試験を行った。但し、使用エポキシ樹
脂をビスフェノールF型エポキシ樹脂(東都化成社製エ
ポトートYDF−803:エポキシ当量620g/e
q)90部とした以外、実施例1と同様な配合で粉体塗
料No.2を得た。これを実施例1と同様に塗料の性状
及び塗膜の特性を評価した。
【0021】実施例3 実施例1と同様の試験を行った。但し、使用硬化剤を参
考例2に示す末端ビスフェノールF型フェノール系硬化
剤Bとした以外、実施例1と同様な配合で粉体塗料N
o.3を得た。これを実施例1と同様に塗料の性状及び
塗膜の特性を評価した。
【0022】実施例4 実施例2と同様の試験を行った。但し、使用硬化剤を参
考例2に示す末端ビスフェノールF型フェノール系硬化
剤Bとした以外、実施例2と同様な配合で粉体塗料N
o.4を得た。これを実施例1と同様に塗料の性状及び
塗膜の特性を評価した。
【0023】実施例5 実施例1と同様の試験を行った。但し、使用エポキシ樹
脂をビスフェノールA型エポキシ樹脂(東都化成社製エ
ポトートYD−903:エポキシ当量620g/eq)
100部のみとし、又硬化剤Aを60部とした以外、実
施例1と同様な配合で粉体塗料No.5を得た。これを
実施例1と同様に塗料の性状及び塗膜の特性を評価し
た。
【0024】比較例1 実施例1と同様の試験を行った。但し、使用硬化剤を末
端ビスフェノールA型フェノール系硬化剤C(東都化成
社製TH−4100)90部とした以外、実施例1と同
様な配合で粉体塗料No.6を得た。これを実施例1と
同様に塗料の性状及び塗膜の特性を評価した。
【0025】比較例2 実施例2と同様の試験を行った。但し、使用硬化剤を末
端ビスフェノールA型フェノール系硬化剤C(東都化成
社製TH−4100)90部とした以外、実施例1と同
様な配合で粉体塗料No.7を得た。これを実施例1と
同様に塗料の性状及び塗膜の特性を評価した。
【0026】比較例3 実施例1と同様の試験を行った。但し、使用硬化剤を末
端ビスフェノールA型フェノール系硬化剤D(東都化成
社製TH−4000)60部とした以外、実施例1と同
様な配合で粉体塗料8を得た。これを実施例1と同様に
塗料の性状及び塗膜の特性を評価した。
【0027】比較例4 実施例1と同様の試験を行った。但し、使用硬化剤をジ
シアンジアミド(日本カーバイド工業社製)3部及び酸
化チタン50部とした以外、実施例1と同様な配合で粉
体塗料9を得た。これを実施例1と同様に塗料の性状及
び塗膜特性を評価した。
【0028】試験項目及び試験方法は次の通りである。 試験方法 (1)ゲルタイム 所定の温度に保ったホットプレー
ト上に粉体塗料を乗せ、針でかき混ぜる。次第に増粘し
塗料が糸が引かなくなるまでの時間を測る。 (2)流れ性 試料0.5g×直径13mmの錠
剤を作成し、所定の温度の熱風循環炉内で傾斜した鉄板
上に置き、流れた距離で表す。45mm以上を良好な流
れ性と判断する。 (3)塗膜の平滑性 塗膜外観及び表面状態を目視で判
定する。150×70×2.0mmのサンドブラスト鋼
板を用いた。 <判定> 良好 ○ やや劣る(少々ユズ肌発生) △ 劣る(ユズ肌多発) × (4)塗膜の可撓性 エリクセン試験(JIS Z 2
247)による。90×90×1.2mmのサンドブラ
スト鋼板を用いた。 <判定> 鋼板の破壊を伴う ◎ 5mm以上 ○ 5mm以下 × (5)耐屈曲性 屈曲試験(JIS K 540
0)による。150×50×0.3mmの鋼板をサンド
ペーパーで研磨処理。 <判定> 2mm以下、且つ1t以下 ◎ 2mm以下 ○ 3mm以上 × (6)耐衝撃性 デュポン式衝撃試験(JIS K
5400)による。150×70×2.0mmのサン
ドブラスト鋼板を用いた。 <判定> 直径1/8インチ×1 Kg×50cm異常なし ◎ 直径1/8インチ×500g×50cm異常なし ○ 直径1/2インチ×500g×50cm異常なし △ 直径1/2インチ×500g×50cm塗膜亀裂 × (7)耐MEKラビング性溶剤(MEK)を含むガーゼ
で塗膜を50往復擦り、塗膜の白化、溶出の状態を見
る。150×70×2.0mmのサンドブラスト鋼板を
用いた。 <判定> 50往復異常なし ◎ 25往復異常なし ○ 25往復白化あり △ 10往復溶け出す ×
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明はビスフェノ
ールA及び/又はビスフェノールFの骨格を有するエポ
キシ樹脂(A)に、ビスフェノールF又はビスフェノー
ルAとビスフェノールFの骨格を有するフェノール性水
酸基を有するフェノール系硬化剤(B)を必須成分とす
る粉体塗料組成物とすることによって、低温度領域でも
良好な流動性を有し、低温領域でも焼き付けが可能であ
ると共に、平滑性に優れた塗膜を形成し、且つ、被塗膜
面に対しても良好な密着性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビスフェノールF(BPF)含有量に対する流
れ性の関係図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 勉 兵庫県三田市テクノパーク10−1 東都レ ジン化工株式会社内 Fターム(参考) 4D075 BB26Z CA33 DB01 EA02 EB32 EB34 EB52 EB53 EB55 EC37 4J036 AD08 AF07 DB12 JA03 4J038 DB061 DB072 GA03 GA07 JA64 JB01 JB05 JB32 JC26 JC29 KA01 KA03 KA04 MA02 MA13 NA01 NA03 NA21 NA24 PA02 PA03 PA05 PA19 PB02 PB05 PB07 PB09 PC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ当量が500乃至2,500g
    /eqのビスフェノールA及び/又はビスフェノールF
    の骨格を有するエポキシ樹脂(A)と、フェノ−ル系硬
    化剤(B)を必須成分とする粉体塗料組成物であって、
    該フェノ−ル系硬化剤(B)は、軟化点が70乃至12
    0℃であり、両末端にビスフェノ−ルF骨格を有するフ
    ェノ−ル系硬化剤(B)であり、且つ、そのフェノール
    性水酸基当量は300乃至800g/eqであると共
    に、該フェノール成分はビスフェノールF又はビスフェ
    ノールAとビスフェノールFの骨格であることを特徴と
    する広範囲な焼き付け温度領域で硬化可能な粉体塗料組
    成物。
  2. 【請求項2】 該ビスフェノールFがパラ・パラ・メチ
    レン結合体を25乃至45モル%含有し、2核体純度が
    90%以上であることを特徴とする請求項1記載の広範
    囲な焼き付け温度領域で硬化可能な粉体塗料組成物。
  3. 【請求項3】 硬化剤(B)が、イミダゾール系化合物
    類、3級アミン類、4級アンモニウム塩類、ホスフィン
    類、ホスホニウム塩類の少なくとも1種からなる硬化促
    進剤を併用することを特徴とする請求項1記載の広範囲
    な焼き付け温度領域で硬化可能な粉体塗料組成物。
  4. 【請求項4】 更にノボラック型エポキシ樹脂(C)を
    併用する請求項1〜3の何れか1つに記載の広範囲な焼
    き付け温度領域で硬化可能な粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】 エポキシ樹脂(A)がビスフェノールF
    型エポキシ樹脂であり、硬化剤(B)が両末端にフェノ
    ール性水酸基を有するビスフェノールF型フェノール系
    樹脂硬化剤である請求項1〜4記載の広範囲な焼き付け
    温度領域で硬化可能な粉体塗料組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の粉体塗料組成物に於
    いて、エポキシ樹脂(A)と硬化剤(B)のフェノール
    骨格がビスフェノールFの骨格及び/又はビスフェノー
    ルAの骨格であり、硬化剤(B)のビスフェノールFの
    骨格含有量をパラメ−タ−として任意に変更することに
    より、焼き付けしようとする温度領域おいて適性な塗料
    の流れ性を維持し、粉体塗装して平滑性に優れた硬化塗
    膜を形成する方法。
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