JP2000109604A - ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

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JP2000109604A
JP2000109604A JP10333034A JP33303498A JP2000109604A JP 2000109604 A JP2000109604 A JP 2000109604A JP 10333034 A JP10333034 A JP 10333034A JP 33303498 A JP33303498 A JP 33303498A JP 2000109604 A JP2000109604 A JP 2000109604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強用充填剤として含水ケイ酸を含有すると
ともに、押出成形物の寸法安定性が良好で、かつ物性の
バラツキを低減させたゴム組成物、及びそれを用いた空
気入りタイヤを提供すること。 【解決手段】 (A)天然ゴムやジエン系合成ゴムと、
(B)表面処理前及び表面処理後の窒素吸着比表面積を
それぞれBET(1)及びBET(2)、表面処理前及
び表面処理後の水銀圧入法比表面積をそれぞれPO
(1)及びPO(2)とした場合、BET(2)/BE
T(1)が0.6〜0.95、PO(2)/PO(1)が0.
9〜1.1、PO(2)が100〜300m2 /g及びB
ET(2)が125〜300m2 /gである表面処理含
水ケイ酸を配合してなるゴム組成物、並びに該ゴム組成
物を用いた空気入りタイヤである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴム組成物及びそれ
を用いた空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、補強
用充填剤として含水ケイ酸を含有するとともに、押出成
形物の形状安定性が良好であるとともに、物性のバラツ
キを低減させたゴム組成物、及びこのゴム組成物を用い
た空気入りタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム用補強充填剤としては、カー
ボンブラックが多用されている。これは、カーボンブラ
ックが他の充填剤に比べて、高い補強性と優れた耐摩耗
性を付与しうるからである。一方、近年の省エネルギー
の社会的な要請に伴い、自動車の燃料消費節約を目的と
して、タイヤ用ゴムの低発熱化を図る場合、カーボンブ
ラックの充填量減量、あるいは大粒径のカーボンブラッ
クの使用が考えられるが、いずれの場合も、補強性,耐
摩耗性,湿潤路面でのグリップ性が低下するのを免れな
いことが知られている。他方、低発熱性と湿潤路面での
グリップ性を両立させる充填剤として、含水ケイ酸(湿
式シリカ)が知られており、例えば特開平3−2524
31号公報,特開平6−248116号公報,特開平7
−70369号公報,特開平7−188466号公報,
特開平7−196850号公報,特開平8−22568
4号公報,特開平8−245838号公報,特開平8−
337687号公報など、数多くの特許が出願されてい
る。
【0003】しかしながら、この含水ケイ酸を配合した
ゴム組成物は、従来のカーボンブラックを配合したゴム
組成物と比較して、押出成形物の形状安定性が悪い上
に、物性のバラツキが大きいなどの欠点を有している。
これは、含水ケイ酸の吸着水分に原因があると考えられ
る。カーボンブラックは、水分含有量が通常1重量%以
下であるのに対し、含水ケイ酸は5〜8重量%程度の水
分を吸着している。そして、この水分量は、相対湿度に
より大きく左右され、例えば梅雨時など、湿度が90%
を超える環境で保管した場合には、10〜15重量%と
いった多量の水分を吸着する。このような水分は、ゴム
組成物の押出工程において揮発し、ゴム組成物中の空隙
率を増大させて、押出成形物の形状安定性を悪化させ
る。さらに、湿度によって、含水ケイ酸中の水分量が大
きく変動するために、含水ケイ酸を一定量計量した際
に、その中の含水ケイ酸純分が変化し、その結果、ゴム
組成物の物性のバラツキを増大させるという問題が生じ
る。
【0004】ところで、有機ケイ素化合物からなる疎水
性化剤で表面処理したシリカを配合してなるゴム組成物
が提案されている(特開平6−248116号公報)。
しかしながら、この技術においては、表面処理されたシ
リカの性状についてはなんら記載されておらず、しかも
その目的は耐摩耗性及び低発熱性を向上させることにあ
り、本発明の目的とは異なるものである。また、有機ケ
イ素化合物で表面処理されたシリカを配合してなるゴム
組成物を用いた空気入りタイヤが提案されている(特開
平8−245838号公報)。しかしながら、この場
合、表面処理されたシリカに関しては、疎水化率が、表
面処理前後のジ−n−ブチルアミンの吸着量の変化に基
づいて規定されているが、窒素吸着比表面積及び水銀圧
入法比表面積についてはなんら記載されておらず、しか
もその目的は、タイヤの耐摩耗性及び転がり抵抗性を改
良することにあり、本発明の目的とは異なるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、補強用充填剤として含水ケイ酸を含有すると
ともに、通常、含水ケイ酸を含有することにより生じる
押出成形物の形状安定性の不良及び物性のバラツキを抑
制し、これらを改良したゴム組成物、及びこのゴム組成
物を用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、含水ケイ酸
は、カーボンブラックに比べて吸着水分量が多く、しか
もその吸着水分量は相対湿度に大きく左右され、これ
が、押出成形物の形状安定性の不良及び物性のバラツキ
の原因となることに着目し、含水ケイ酸を、処理前後の
窒素吸着比表面積及び水銀圧入法比表面積が、それぞれ
特定の関係を満たすように表面処理することにより、ゴ
ム補強性を損なうことなく、吸着水分を減少させ、かつ
相対湿度の影響をなくすことができ、結果として押出成
形物の形状安定性が向上し、かつ物性のバラツキが低減
したゴム組成物が得られることを見出した。本発明は、
かかる知見に基づいて完成したものである。
【0007】すなわち、本発明は、(1)(A)天然ゴ
ム及び/又はジエン系合成ゴムと、(B)関係式 0.95≧BET(2)/BET(1)≧0.6 1.1≧PO(2)/PO(1)≧0.9 300≧PO(2)≧100 300≧BET(2)≧125 (ただし、BET(1)及びBET(2)は、それぞれ
表面処理前及び表面処理後の含水ケイ酸の窒素吸着比表
面積(m2 /g)、PO(1)及びPO(2)は、それ
ぞれ表面処理前及び表面処理後の含水ケイ酸の水銀圧入
法比表面積(m2/g)を示す。)を満たす表面処理含
水ケイ酸とを含有することを特徴とするゴム組成物、及
び(2)(A)天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム1
00重量部に対し、(B)表面処理含水ケイ酸10〜9
0重量部を配合してなる上記(1)のゴム組成物、及び
(3)さらに、(C)シランカップリング剤を、(B)
成分の表面処理含水ケイ酸に対して1〜20重量%の割
合で配合してなる上記(1)又は(2)のゴム組成物、
(4)さらに、(D)カーボンブラック80重量部以下
を配合してなり、かつ(B)成分と(D)成分との合計
配合量が120重量部以下である上記(1)〜(3)の
ゴム組成物、及び(5)上記(1)〜(4)のゴム組成
物をトレッドゴムに用いた空気入りタイヤを提供するも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のゴム組成物においては、
(A)成分として、天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴ
ムが用いられる。ここで、ジエン系合成ゴムとしては、
例えばポリイソプレン合成ゴム(IR),ポリブタジエ
ンゴム(BR),スチレン−ブタジエンゴム(SB
R),アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR),ク
ロロプレンゴム(CR),ブチルゴム(IIR)などが
挙げられる。この(A)成分の天然ゴムやジエン系合成
ゴムは単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用
いてもよい。次に、本発明のゴム組成物においては、
(B)成分として、表面処理含水ケイ酸が用いられる。
この表面処理含水ケイ酸としては、表面処理前の窒素吸
着比表面積(m2 /g)をBET(1)、表面処理後の
窒素吸着比表面積(m2 /g)をBET(2)とし、表
面処理前の水銀圧入法比表面積(m2 /g)をPO
(1)、表面処理後の水銀圧入法比表面積(m2 /g)
をPO(2)とした場合、関係式 0.95≧BET(2)/BET(1)≧0.6 1.1≧PO(2)/PO(1)≧0.9 300≧PO(2)≧100 300≧BET(2)≧125 を満たすものを用いることが必要である。
【0009】上記BET(2)/BET(1)の値が0.
6未満では、表面処理後の含水ケイ酸の表面積が小さく
なりすぎて、補強性が充分に発揮されず、一方0.95を
超えると水分吸着量が多くなり、押出成形物の形状安定
性及びゴム物性のバラツキの改良効果が充分に発揮され
ず、いずれも本発明の目的が達せられない。補強性,押
出成形物の形状安定性,物性のバラツキなどを考慮する
と、BET(2)/BET(1)の好ましい値は0.7〜
0.9の範囲である。また、含水ケイ酸の水銀圧入法比表
面積(PO)はゴム物性と極めて相関が高く、表面処理
により、このPOが変化すると、耐摩耗性,補強性,粘
弾性などのゴム物性が変化する。したがって、本発明に
おいては、PO(2)/PO(1)の値は0.9〜1.1の
範囲にあることが必要であり、特に0.95〜1.05の範
囲が好適である。
【0010】さらに、PO(2)が100m2 /g未満
あるいはBET(2)が125m2/g未満では補強性
が充分に発揮されず、またPO(2)あるいはBET
(2)が300m2 /gを超えると含水ケイ酸同士の凝
集力が大きくなり、分散性が悪化して、補強性が低下す
る。補強性,分散性などの面から、このPO(2)の好
ましい範囲は120〜250m2 /gであり、BET
(2)の好ましい範囲は130〜250m2 /gであ
る。また、この(B)成分として用いられる表面処理含
水ケイ酸は、直径1000Å以下の水銀圧入法細孔容積
が1.1ミリリットル/g以上であり、温度25℃、相対
湿度90%での平衡水分量が6重量%以下で、かつ温度
25℃、相対湿度50%での平衡水分量と、温度25
℃、相対湿度90%での平衡水分量との差が2.5重量%
以下のものが好適である。温度25℃、相対湿度90%
での平衡水分量が6重量%を超えると、押出工程におい
て水分が揮発し、押出成形物中の空隙率が大きくなっ
て、形状安定性が不充分となるおそれがある。押出成形
物の形状安定性の面から、該平衡水分量は、特に5重量
%以下が好適である。
【0011】また、温度25℃、相対湿度50%での平
衡水分量と温度25℃、相対湿度90%での平衡水分量
との差が2.5重量%を超えると、湿度によってゴム物性
がばらつく原因となる。この平衡水分量の差は、ゴム物
性のバラツキ低減の面から、特に2重量%以下が好適で
ある。含水ケイ酸を表面処理する方法としては、前記性
状を有する表面処理含水ケイ酸が得られる方法であれば
よく、特に制限はないが、例えば有機ケイ素化合物を用
いて、200℃以上、好ましくは250〜350℃の温
度で、含水ケイ酸の表面処理を行う方法などが、好まし
く用いられる。この際、用いられる有機ケイ素化合物と
しては、例えばジメチルポリシロキサン,メチルハイド
ロジェンポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサ
ンやアミノ変性,アルキル変性,フッ素変性,カルビノ
ール変性,メルカプト変性,ポリエーテル変性,エポキ
シ変性,メタクリル変性等の各種変性シリコーンオイル
など、更には環状ジメチルシロキサン,トリメチルシラ
ノール,トリメチルモノクロロシラン,ジメチルジメト
キシシラン,ジフェニルジメトキシシラン,ヘキサメチ
ルジシラン,デシルトリエトキシシランなどが挙げられ
る。また、処理時にKOH,(CH3)4 NOH,(n−
4 9)4 POH等のアルカリ触媒や、硫酸,塩酸など
の酸触媒を用いてもよい。
【0012】本発明においては、この(B)成分の表面
処理含水ケイ酸は一種用いてもよく、二種以上を組み合
わせて用いてもよい。また、その配合量は、特に制限は
されないが、前記(A)成分100重量部に対し、10
〜90重量部の範囲で好適に選定される。この配合量が
10重量部未満では充分な補強効果が得られず、また、
90重量部を超えると、ゴム組成物に要求される他の物
性が低下するおそれがある。補強性、その他物性などを
考慮すると、この(B)成分の好ましい配合量は、15
〜80重量部の範囲である。本発明のゴム組成物におい
て、前記(B)成分の効果を、さらに向上させるため
に、所望により、(C)成分として、シランカップリン
グ剤を配合することができる。このシランカップリング
剤としては、従来公知のシランカップリング剤の中から
任意のものを用いることができるが、特に一般式(I) AmB3-mSi-X-Sa-X-SiAmB3-m・・(I) (式中、AはCn2n+1O(nは1〜3の整数)又は塩
素原子、Bは炭素数1〜3のアルキル基、Xは炭素数1
〜9の飽和または不飽和アルキレン基あるいは炭素数7
〜15のアリーレン基、mは1〜3の整数、aは1以上
の整数で分布を有することもある。但し、mが1のとき
は二つのBは同じであっても異なっていてもよく、mが
2又は3のときは二つ又は三つのAは同じであっても異
なっていてもよい。)で表される化合物、一般式(II) AmB3-mSi-X-Y ・・・(II) (式中、AはCn2n+1O(nは1〜3の整数)又は塩
素原子、Bは炭素数1〜3のアルキル基、Xは炭素数1
〜9の飽和または不飽和アルキレン基あるいは炭素数7
〜15のアリーレン基、Yはメルカプト基,ビニル基,
アミノ基,グリシドキシ基又はエポキシ基、mは1〜3
の整数を示す。但し、mが1のときは二つのBは同じで
あっても異なっていてもよく、mが2又は3のときは二
つ又は三つのAは同じであっても異なっていてもよ
い。)で表される化合物、及び一般式(III) AmB3-mSi-X-Sa-Z ・・・(III) (式中、AはCn2n+1O(nは1〜3の整数)又は塩
素原子、Bは炭素数1〜3のアルキル基、Xは炭素数1
〜9の飽和または不飽和アルキレン基あるいは炭素数7
〜15のアリーレン基、Zはベンゾチアゾリル基,N,
N−ジメチルチオカルバモイル基又はメタクリロイル
基、mは1〜3の整数、aは1以上の整数で分布を有す
ることもある。但し、mが1のときは二つのBは同じで
あっても異なっていてもよく、mが2又は3のときは二
つ又は三つのAは同じであっても異なっていてもよ
い。)で表される化合物の中から選ばれた少なくとも一
種を用いるのが好ましい。
【0013】前記一般式(I)で表されるシランカップ
リング剤の例としては、ビス(3−トリエトキシシリル
プロピル)テトラスルフィド,ビス(3−トリメトキシ
シリルプロピル)テトラスルフィド,ビス(3−メチル
ジメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド,ビス
(3−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド,
ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィ
ド,ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフ
ィド,ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリス
ルフィドなどが、一般式(II) で表されるシランカップ
リング剤の例としては、3−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン,3−メルカプトプロピルトリエトキシシ
ラン,ビニルトリエトキシシラン,ビニルトリメトキシ
シラン,3−アミノプロピルトリエトキシシラン,3−
アミノプロピルトリメトキシシラン,3−メルカプトプ
ロピルメチルジメトキシシラン,γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン,γ−グリシドキシプロピルメ
チルジエトキシシランなどが、一般式(III)で表される
シランカップリング剤の例としては、3−トリメトキシ
シリルプロピル−N,N−ジメチルカルバモイルテトラ
スルフィド,3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチ
アゾリルテトラスルフィド,3−トリメトキシシリルプ
ロピルメタクリロイルモノスルフィドなどが、それぞれ
挙げられる。本発明においては、この所望により用いら
れる(C)成分のシランカップリング剤は単独で用いて
もよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
その配合量は、前記(B)成分の表面処理含水ケイ酸に
対して1〜20重量%の範囲で選ばれる。この配合量が
1重量%未満ではシランカップリング剤を配合した効果
が充分に発揮されないおそれがあり、一方、20重量%
を超えるとその量の割には効果の向上がみられず、むし
ろ経済的に不利となる。配合効果及び経済性などを考慮
すると、この(C)成分のシランカップリング剤の好ま
しい配合量は3〜15重量%の範囲である。
【0014】本発明のゴム組成物においては、貯蔵弾性
率や補強性などを向上させる目的で、所望により、
(D)成分としてカーボンブラックを配合することがで
きる。このカーボンブラックは、製造方法によりチャン
ネルブラック,ファーネスブラック,アセチレンブラッ
ク及びサーマルブラックなどに分類されるが、いずれの
ものも用いることができる。本発明においては、この所
望により用いられる(D)成分のカーボンブラックの配
合量は、前記(A)成分100重量部に対し、80重量
部以下になるように、かつ前記(B)成分の表面処理含
水ケイ酸との合計量が120重量部以下になるように選
ばれる。この(D)成分の配合量が80重量部を超えた
り、(B)成分との合計量が120重量部を超えると所
望の物性を有するゴム組成物が得られにくくなるおそれ
がある。配合効果及び物性などの面から、この(D)成
分の好ましい配合量は、5〜70重量部の範囲であり、
かつ(B)成分との合計配合量は100重量部以下が好
ましい。
【0015】本発明のゴム組成物には、本発明の目的が
損なわれない範囲で、所望により、通常ゴム工業界で用
いられる各種薬品、例えば加硫剤,加硫促進剤,老化防
止剤,スコーチ防止剤,軟化剤,他の充填剤,亜鉛華,
ステアリン酸などを含有させることができる。そして、
本発明のゴム組成物はタイヤのトレッドゴムに好適に用
いられる。本発明の空気入りタイヤは、本発明のゴム組
成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわ
ち、必要に応じて、上記のように各種薬品を含有させた
本発明に係るゴム組成物が未加硫の段階でトレッド用部
材に押出し加工され、タイヤ成形機上で通常の方法によ
り貼り付け成形され、生タイヤが成形される。この生タ
イヤを加硫機中で加熱加圧して、タイヤが得られる。こ
のようにして得られた本発明の空気入りタイヤは、タイ
ヤ形状が安定するとともに、水分量のバラツキ低減によ
りゴム物性が安定するため、グリップ性や転がり抵抗性
などの性能の安定性に優れている。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、含水ケイ酸の物性及びゴム組成
物の物性は、下記の要領に従い測定した。 <含水ケイ酸の物性> (1)窒素吸着比表面積(BET)の測定 J.Am.Chem.Soc.,60巻,309頁(1
938年)に記載された理論に基づいて、マイクロ・デ
ータ(株)製、全自動比表面積測定装置ベータ4232
型を用いて、一点法により測定した。 (2)水銀圧入法比表面積(PO) カルロ・エルバ社製水銀ポロシメーター2000型を用
いて測定した。 (3)直径1000Å以下の水銀圧入法細孔容積(VH
g) カルロ・エルバ社製水銀ポロシメーター2000型を用
いて水銀圧入法により細孔径分布を測定し、そのデータ
から細孔の容積を算出した。 (4)平衡水分量 温度25℃、湿度90%の恒温恒湿槽に含水ケイ酸を7
日間放置したのち、JIS K6220の加熱減量測定
法に従い、減量分を測定し、平衡水分量(1)(25
℃,90%)とした。同様にして、温度25℃、湿度5
0%の場合の減量分を測定し、平衡水分量(2)(25
℃,50%)とした。
【0017】<ゴム組成物の物性> (5)空隙率 温度25℃、湿度90%の恒温恒湿槽に7日間放置した
含水ケイ酸を用いて調製した未加硫ゴム組成物につい
て、(株)東洋精機製作所製FAD型比重計を用いて空
隙率を測定した(測定サンプル量約1g)。 (6)物性のバラツキ 温度25℃、湿度90%の恒温恒湿槽に7日間放置した
含水ケイ酸又は温度25℃、湿度50%の恒温恒湿槽に
7日間放置した含水ケイ酸を用いて調製したゴム組成物
を、150℃で30分間加硫後、JIS K6301の
試験法に準じて、ダンロップトリプソメーターを用い反
発弾性を測定し、次式に従い物性バラツキを求めた。 バラツキA=〔(E1 −E2 )/E1 〕×100 (ただし、E1 は温度25℃、湿度90%で7日間放置
した含水ケイ酸を用いた場合の反発弾性、E2 は温度2
5℃、湿度50%で7日間放置した含水ケイ酸を用いた
場合の反発弾性を示す。)
【0018】また、ゴム組成物の調製に用いた含水ケイ
酸の種類を以下に示す。 含水ケイ酸A:日本シリカ工業(株)製含水ケイ酸「N
ipsil VN3」500gと、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン2.5gをロータリーキルンに投入し、3
00℃で10分間処理したのち、室温まで放冷したも
の。 含水ケイ酸B:含水ケイ酸「Nipsil VN3」5
00gと、信越化学工業(株)製アルキル変性シリコー
ンオイル「KF412」15gをロータリーキルンに投
入し、250℃で10分間処理したのち、室温まで放冷
したもの。 含水ケイ酸C:日本シリカ工業(株)製含水ケイ酸「N
ipsil KQ」500gと、信越化学工業(株)製
アルキル変性シリコーンオイル「KF412」15gを
ロータリーキルンに投入し、250℃で10分間処理し
たのち、室温まで放冷したもの。 含水ケイ酸D:日本シリカ工業(株)製含水ケイ酸「N
ipsil VN3」500gと、信越化学工業(株)
製メチルフェニルシリコーンオイル「KF50」15g
をロータリーキルンに投入し、300℃で10分間処理
したのち、室温まで放冷したもの。 含水ケイ酸E:日本シリカ工業(株)製含水ケイ酸「N
ipsil VN3」500gと、信越化学工業(株)
製アミノ変性シリコーンオイル「KF8012」25g
をロータリーキルンに投入し、250℃で10分間処理
したのち、室温まで放冷したもの。 含水ケイ酸F:日本シリカ工業(株)製含水ケイ酸「N
ipsil VN3」 含水ケイ酸G:日本シリカ工業(株)製含水ケイ酸「N
ipsil KQ」 これらの含水ケイ酸の性状を第1表に示す。
【0019】
【表1】
【0020】実施例1〜5及び比較例1,2 SBR0120〔JSR(株)製,スチレンブタジエン
ゴム〕96.25重量部(ゴム成分:70重量部、伸展
油:26.25重量部)とBR150L〔宇部興産(株)
製,ポリブタジエンゴム〕30重量部とからなるゴム成
分100重量部に対し、第1表に示す種類の含水ケイ酸
65重量部、シランカップリング剤であるビス(3−ト
リエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(デグサ
社製,Si69)5.2重量部、ステアリン酸2重量部、
老化防止剤6C〔N−フェニル−N’−(1,3−ジメ
チルブチル)−p−フェニレンジアミン〕1.5重量部、
亜鉛華3重量部、加硫促進剤DPG(1,3−ジフェニ
ルグアニジン)0.5重量部、加硫促進剤TBBS(N−
tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミ
ド)1重量部及び硫黄1.5重量部を配合し、ゴム組成物
を調製した。なお、含水ケイ酸は、温度25℃、湿度9
0%の恒温恒湿槽に7日間放置したもの、又は温度25
℃、湿度50%の恒温恒湿槽に7日間放置したものを用
いた。各ゴム組成物の空隙率,反発弾性E1 ,反発弾性
2 及び物性のバラツキAを第2表に示す。
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】本発明のゴム組成物は、補強用充填剤と
して特定の性状を有する表面処理含水ケイ酸を配合した
ものであって、押出成形物の形状安定性が良好である
上、ゴム物性のバラツキが低いなどの特徴を有してい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/548 C08K 5/54 L C08L 9/00 C08L 9/00 9/06 9/06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)天然ゴム及び/又はジエン系合成
    ゴムと、(B)関係式 0.95≧BET(2)/BET(1)≧0.6 1.1≧PO(2)/PO(1)≧0.9 300≧PO(2)≧100 300≧BET(2)≧125 (ただし、BET(1)及びBET(2)は、それぞれ
    表面処理前及び表面処理後の含水ケイ酸の窒素吸着比表
    面積(m2 /g)、PO(1)及びPO(2)は、それ
    ぞれ表面処理前及び表面処理後の含水ケイ酸の水銀圧入
    法比表面積(m2/g)を示す。)を満たす表面処理含
    水ケイ酸とを含有することを特徴とするゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (A)天然ゴム及び/又はジエン系合成
    ゴム100重量部に対し、(B)表面処理含水ケイ酸1
    0〜90重量部を配合してなる請求項1記載のゴム組成
    物。
  3. 【請求項3】 (B)成分の表面処理含水ケイ酸が、有
    機ケイ素化合物を用いて200℃以上の温度で表面処理
    したものである請求項1又は2記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 さらに、(C)シランカップリング剤
    を、(B)成分の表面処理含水ケイ酸に対して1〜20
    重量%の割合で配合してなる請求項1〜3のいずれかに
    記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】 (C)成分のシランカップリング剤が、
    一般式(I) AmB3-mSi-X-Sa-X-SiAmB3-m・・(I) (式中、AはCn2n+1O(nは1〜3の整数)又は塩
    素原子、Bは炭素数1〜3のアルキル基、Xは炭素数1
    〜9の飽和または不飽和アルキレン基あるいは炭素数7
    〜15のアリーレン基、mは1〜3の整数、aは1以上
    の整数で分布を有することもある。但し、mが1のとき
    は二つのBは同じであっても異なっていてもよく、mが
    2又は3のときは二つ又は三つのAは同じであっても異
    なっていてもよい。)で表される化合物、一般式(II) AmB3-mSi-X-Y ・・・(II) (式中、AはCn2n+1O(nは1〜3の整数)又は塩
    素原子、Bは炭素数1〜3のアルキル基、Xは炭素数1
    〜9の飽和または不飽和アルキレン基あるいは炭素数7
    〜15のアリーレン基、Yはメルカプト基,ビニル基,
    アミノ基,グリシドキシ基又はエポキシ基、mは1〜3
    の整数を示す。但し、mが1のときは二つのBは同じで
    あっても異なっていてもよく、mが2又は3のときは二
    つ又は三つのAは同じであっても異なっていてもよ
    い。)で表される化合物、及び一般式(III) AmB3-mSi-X-Sa-Z ・・・(III) (式中、AはCn2n+1O(nは1〜3の整数)又は塩
    素原子、Bは炭素数1〜3のアルキル基、Xは炭素数1
    〜9の飽和または不飽和アルキレン基あるいは炭素数7
    〜15のアリーレン基、Zはベンゾチアゾリル基,N,
    N−ジメチルチオカルバモイル基又はメタクリロイル
    基、mは1〜3の整数、aは1以上の整数で分布を有す
    ることもある。但し、mが1のときは二つのBは同じで
    あっても異なっていてもよく、mが2又は3のときは二
    つ又は三つのAは同じであっても異なっていてもよ
    い。)で表される化合物の中から選ばれた少なくとも一
    種である請求項記載のゴム組成物。
  6. 【請求項6】 さらに、(D)カーボンブラック80重
    量部以下を配合してなり、かつ(B)成分と(D)成分
    との合計配合量が120重量部以下である請求項1〜5
    のいずれかに記載のゴム組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のゴム組
    成物をトレッドゴムに用いた空気入りタイヤ。
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