JP2000109204A - 線材コイルの立体倉庫システム - Google Patents

線材コイルの立体倉庫システム

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JP2000109204A
JP2000109204A JP10282178A JP28217898A JP2000109204A JP 2000109204 A JP2000109204 A JP 2000109204A JP 10282178 A JP10282178 A JP 10282178A JP 28217898 A JP28217898 A JP 28217898A JP 2000109204 A JP2000109204 A JP 2000109204A
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skid
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義信 佐々木
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孝司 吉村
Takeshi Matsuo
武志 松尾
Shoji Sugyo
正二 須▲ぎょう▼
Masahiro Dono
正弘 堂野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全サイズの線材コストを安全に効率よく無人
化で自動搬出入運転できる立体倉庫システムを提供する
ことにある。 【解決手段】 コイル転倒防止機構付きスタッカークレ
ーン6を備えた線材コイル用立体倉庫2と、前記倉庫2
の一端側に配置された入庫設備3と、前記倉庫2の他端
側に配置された出庫設備4とを備えるとともに、前記入
庫設備3及び出庫設備4が、それぞれ、相互に上下に交
叉して線材コイルを受渡すようにすべく、コイル転倒防
止機構12,16付きのスキッド式搬送手段9,15,
17,24、Lフック式搬送手段18,19,20,2
2及び仮置台21,23を、選択的に組合せ配置して構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材コイルを無人
下で自動立体格納する倉庫システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の線材コイル用立体倉庫は、一般
に、図24に示すように建屋01内に配置した複数列の
スタッカークレーン02と、このスタッカークレーン0
2の走路に面して多段に突設されて立体配置された多数
の棒状の線材コイル格納ラック03を備えた倉庫部04
と、この倉庫部04のスタッカー走路の一方の端部でス
タッカークレーン02に線材コイルを受渡しするように
配置された線材コイルの入庫設備05と、スタッカー走
路の他方の端部でスタッカークレーン02に線材コイル
を受渡しするように配置された線材コイルの出庫設備0
6と、入庫設備05に隣接するように配置された地上の
線材コイル置場07とで構成されている。上記した入庫
設備05と出庫設備06は、スタッカー走路の片側端部
に入出庫兼用設備として設けることもできるが、入庫作
業と出庫作業が片側端部で並行して行われると作業能率
が低下するため、両側端部に別々に配置されるようにな
って来ている。
【0003】スタッカークレーン02は、図25に示す
ように、巻上げ機構で昇降させるケージ08上に両側の
線材コイル内へ出入りするフォーク床09を備え、フォ
ーク床09上に線材コイル010を横向きに搭載して搬
送し、線材コイル010の孔に棒状の格納ラック03を
挿入させて、同格納ラック03に線材コイル010を格
納し、又は取り出している。
【0004】図24において、入庫設備05は、各スタ
ッカー走路の一方の端部の最下段格納ラック03内、す
なわちコイル受渡し区画からスタッカー走路と平行に敷
設された複数列の軌道014と、各軌道014上を走行
する線材コイル搬送台車015と、軌道014と直角に
交差する高架軌道012と、高架軌道012上を走行す
る天井クレーン013と、高架軌道012の端部付近の
地上に配置した入庫用のスキッド式コイル受台011等
で構成されている。また、出庫設備06は、入庫設備0
5と同様な配置で、スタッカー走路と平行な軌道02
4、軌道024上を走行する線材コイル搬送台車02
5、軌道024と直角に交差する高架軌道022、高架
軌道022の上を走行する天井クレーン023、高架軌
道022の端付近の地上に配置した出庫用のスキッド式
コイル受台021等で構成されている。軌道014,0
24の端は、それぞれ倉庫列端のコイル受渡し区画内ま
で延び、コイル受渡し区画内にLフック式吊上機等の仮
支持機が設けられている。
【0005】立体倉庫への線材コイル010の入庫は、
次のように行われる。先ず、入庫用コイル受台011上
に工場内の他の搬送装置で入庫する線材コイル010が
置かれる。天井クレーン013の手動運転でコイル受台
011上の線材コイル010を吊上げ、指定された倉庫
列のコイル搬送台車015上に移載する。搬送台車01
5が軌道014上を倉庫列のコイル受渡し区画へ自走移
動し、搬送台車015上の線材コイル010が区画内の
吊上機等で仮支持される。仮支持された線材コイル01
0は、スタッカークレーン02によってフォーク床09
上に取上げられ、指定された番地の格納ラック03に格
納される。立体倉庫からの線材コイル010の出庫は、
スタッカークレーン02が指示された番地から線材コイ
ル010を取出す。取出された線材コイル010は反対
側のコイル受渡し区画へ搬送されて仮支持される。そし
て仮支持された線材コイル010は、出側のコイル搬送
台車025上に移載され、出側のコイル搬送台車025
が軌道022下の区域に自走停止し、天井クレーン02
3の手動運転でコイル搬送台車025上の線材コイル0
10が出庫用コイル受台021上に移載され、出庫され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の立体倉庫にあっては、次のような問題があ
る。線材コイルは、近時、種類が増加し、荷姿も幅寸法
及び外径寸法も数サイズがあって多様化し、小幅の線材
コイルが多く流通し始めている。ところが、小幅の線材
コイルは、入出庫に際し搬送台車015,025やスタ
ッカークレーン02に乗せて搬送するとき、不安定で傾
き易く、コイルが落下するおそれが大きくなってきてい
る。このため、入庫時に転倒するおそれのある線材コイ
ルは、入庫時に監視選別し天井クレーン013で地上の
線材コイル置場07へ搬送し、床面に斜めに重ね置きし
て保管することを余儀なくされ、立体倉庫に全種類の線
材コイルを効率良く保管できないという問題が生じてい
る。また、入庫用コイル受台011及び入庫側搬送台車
015間と、出庫側搬送台車025及び出庫用コイル受
台021間の、コイル移載には天井クレーン013,0
23の手動介入が必要なため、線材コイルの入出庫運転
の全工程を一括して自動化し難いという問題がある。
【0007】本発明は、上述した従来の問題に対し、全
サイズの線材コイルを安全に効率よく無人かつ、全自動
搬出入運転できる立体倉庫システムを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の線材コイルの立体倉庫システムは、コイル転倒防止機
構付きスタッカークレーンを備えた線材コイル用立体倉
庫と、前記倉庫の一端側に配置された入庫設備と、前記
倉庫の他端側に配置された出庫設備とを備えるととも
に、前記入庫設備及び出庫設備が、それぞれ、相互に上
下交叉して線材コイルを受渡すようにすべく、コイル転
倒防止機構付きのスキッド式搬送手段、Lフック式搬送
手段及び仮置台を、選択的に組合せ配置して構成されて
いる。
【0009】本発明の請求項2に記載の線材コイルの立
体倉庫システムは、請求項1において、前記入庫設備の
選択的組合せ配置が、フックコンベヤ搬送系から線材コ
イルを受取り倉庫間口沿い方向に移動する昇降スキッド
式軌道搬送手段と、この昇降スキッド式軌道搬送手段と
上下交叉して線材コイルを受取るスキッド式上下搬送手
段と、このスキッド式上下搬送手段から線材コイルを倉
庫間口沿い方向に移動する昇降Lフック式軌道搬送手段
と、この昇降Lフック式軌道搬送手段と上下交叉して線
材コイルを受取りスタッカー走路と平行方向に移動する
Lフック式軌道搬送手段とで構成されている。
【0010】本発明の請求項3に記載の線材コイルの立
体倉庫システムは、請求項1において、前記出庫設備の
選択的組合せ配置が、スタッカー走路と平行方向に移動
するLフック式軌道搬送手段と、このLフック式軌道搬
送手段と上下交叉して線材コイルを受取り倉庫間口沿い
方向に移動する昇降Lフック式軌道搬送手段と、この昇
降Lフック式軌道搬送手段が複数回搬送する線材コイル
を溜置きするスキッド式固定仮置台と、このスキッド式
固定仮置台と上下交叉して線材コイルを受取り搬送する
昇降スキッド式軌道搬送手段と、この昇降スキッド式軌
道搬送手段から線材コイルを受取る出荷固定台とで構成
されている。
【0011】本発明の請求項4に記載の線材コイルの立
体倉庫システムは、請求項1、2又は3において、前記
コイル転倒防止機構が、起伏及び支持位置調節可能に構
成され、搭載された線材コイルの端面を支持するように
構成されている。
【0012】本発明の請求項5に記載の線材コイルの立
体倉庫システムは、請求項3又は4において、前記Lフ
ック式軌道搬送手段が、スタッカー走路と平行方向の走
行親台車と、同走行親台車上に搭載された昇降Lフック
式横行子台車と、同昇降Lフック式横行子台車と上下交
叉して線材コイルを受取るLフック式固定台とで構成さ
れ、前記倉庫間口沿い方向の昇降Lフック式軌道搬送手
段が、前記Lフック式固定台と上下交叉して線材コイル
を受取り搬送するように構成されている。
【0013】本発明の請求項6に記載の線材コイルの立
体倉庫システムは、請求項2又は4において、昇降スキ
ッド式軌道搬送手段の線材コイル支持用スキッドが、コ
イル転倒防止機構と反対端を押上げ傾斜されるように構
成されている。
【0014】本発明の請求項7に記載の線材コイルの立
体倉庫システムは、請求項2又は4において、前記スキ
ッド式上下搬送手段が、一対の垂直軌道沿いに昇降駆動
系により上下に移動される昇降ケージと、この昇降ケー
ジ内に昇降スキッド式軌道搬送手段のスキッド部と上下
交叉可能な配置で、コイル転倒防止機構を組み込んだ傾
動式スキッドを備えてなる。
【0015】本発明の請求項8に記載の線材コイルの立
体倉庫システムは、請求項2、3又は4において、前記
昇降Lフック式軌道搬送手段が高架軌道上を自走する台
車フレームの垂直ガイドレールに沿って駆動系により昇
降移動されるLフックを備えて構成されている。
【0016】本発明の請求項9に記載の線材コイルの立
体倉庫システムは、請求項2又は4において、前記Lフ
ック式軌道搬送手段が、スタッカー走路と平行方向の軌
道上を移動する自走台車に、昇降Lフック式軌道搬送手
段のLフックと上下方向交叉可能に間隔を隔てた一対の
平行なLフックを設けて構成されている。
【0017】本発明の請求項10に記載の線材コイルの
立体倉庫システムは、請求項5において、前記Lフック
式固定仮置台が、Lフック式軌道搬送手段の横行子台車
を乗入れ可能に構成され、且つ子台車側のLフックと上
下交叉可能な2本のLフックを備えて構成されている。
【0018】本発明の請求項11に記載の線材コイルの
立体倉庫システムは、請求項3又は4において、前記ス
キッド式固定仮置台が、搬走路を挟んで配置された長い
テーブル状の固定台の側縁部に搬走路を挟んで対峙させ
て設けたスキッドと、固定台上に起伏及び長さ方向に位
置調節可能に設けたコイル転倒防止機構とを備え、対峙
する対のスキッド間隙がこの位置に進入する昇降スキッ
ド式軌道搬送台車のスキッド部と上下交叉可能な間隙に
構成されている。
【0019】本発明の請求項12に記載の線材コイルの
立体倉庫システムは、請求項3又は4において、前記昇
降スキッド式軌道搬送手段が、軌道に倣って走行可能な
2つの台車部上にジャッキアップ可能にビーム部を支持
し、前記ビーム部上にスキッド及び一対のコイル転倒防
止機構を備えている。
【0020】上記本発明の線材コイルの立体倉庫システ
ムによれば、スキッド上で姿勢が不安定になり易い小幅
の線材コイルも含めて全てのサイズの線材コイルを一様
に入・出庫設備とスタッカークレーンを用いて立体倉庫
内に無人下で高能率に自動入出庫させることが可能にな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係
る線材コイル用立体倉庫の一実施の形態の平面配置図、
図2は図1のA〜A矢視の部分拡大側面図、図3は図1
のB〜B矢視の側面図、図4は図1のC〜C矢視の側面
図である。
【0022】図1及び図2において、1は建屋、2は建
屋1内の倉庫部、3は倉庫部2の片側に隣接する入庫設
備部、4は倉庫部2の片側(入庫設備部3の反対側)に
隣接する出庫設備部である。倉庫部2内には、入庫設備
部3と出庫設備部4とを結ぶ方向の複数のスタッカー走
路5上にスタッカークレーン6が配置され、スタッカー
走路5に向かって多段に突設されかつ立体配置された多
数の棒状のコイル格納ラック7が設けられている。スタ
ッカークレーン6上には、昇降ケージ8内から格納ラッ
ク7内へ横方向に伸縮駆動されるフォーク床9が設けら
れ、同フォーク床9上には線材コイル10を支持するス
キッド11と、線材コイル10の端面を支える起伏式の
転倒防止機構12が設けられている。
【0023】図1及び図3において、13は隣接する区
画から建屋1の近くへ巡回するように配置された線材コ
イル運搬用のフックコンベヤー、14はフックコンベヤ
ー13から入庫設備部3への線材コイル渡しポジション
である。フックコンベヤー13は、間欠的に線材コイル
渡しポジション14に停止して、複数列の入庫設備部3
のラインへ線材コイル10を渡して行く。入庫設備部3
は、前記コイル渡しポジション14から複数列(図1で
は5列)のラインで倉庫部2の間口に沿う方向に設けら
れており、コイル渡しポジション14でフックコンベヤ
ー13上のフックから線材コイル10を受取り小区間の
軌道上を移動するコイル転倒防止機構16付きの昇降ス
キッド式軌道搬送手段15(以下整列台車と呼ぶ)と、
この整列台車15と上下に交叉して線材コイル10を受
取るコイル転倒防止機構16付きのスキッド式上下搬送
手段17(以下昇降式仮置台と呼ぶ)と、この昇降式仮
置台17から線材コイル10を受取る昇降Lフック式軌
道搬送手段18(以下入側移載機と呼ぶ〉と、この入側
移載機18と上下に交叉して線材コイル10を受取るス
タッカー走路5と平行方向のLフック式軌道搬送手段1
9(以下入庫台車と呼ぶ)とで構成されている。この入
庫台車19は、スタッカー走路5の端の一画まで走行
し、この位置でスタッカークレーン6のフォーク床9上
に線材コイル10を渡すように構成されている。
【0024】図1及び図4において、出庫用設備部4
は、各スタッカー走路5の反対端の一画でスタッカーク
レーン6のフォーク床9から線材コイル10を受取り、
スタッカー走路5と平行方向に移動する昇降Lフック式
横行子台車付き軌道搬送手段20(以下出庫台車と呼
ぶ)と、この出庫台車20の走路と直角方向に複数列
(図1では4列)のライン上に前記出庫台車20の子台
車から線材コイル10を受取り可能に配置されたLフッ
ク式固定仮置台21と、この固定仮置台21から上下に
交叉して線材コイル10を受取る昇降Lフック式軌道搬
送手段22(以下出側移載機と呼ぶ)と、この出側移載
機22が複数回搬送する線材コイル10を溜置きするコ
イル転倒防止機構16付きのスキッド式固定仮置台23
と、このスキッド式固定仮置台23から上下に交叉して
線材コイル10を受取るコイル転倒防止機構16付きの
昇降スキッド式軌道搬送手段24(以下曲線台車と呼
ぶ)と、この曲線台車24から線材コイル10を受取る
コイル転倒防止機構16付きの出荷固定台25とで構成
されている。26は、出荷固定台25と岸壁等との間に
配置された出荷用クレーンである。なお、出庫台車20
を、入庫台車19と同様に反対向きの2本フック式の単
一台車に構成すると、固定仮置台21を省略し、出庫台
車20から出側移載機22へ直接線材コイル10を受取
りできるようになる。また、搬送手段、即ちフォーク床
9、整列台車15、昇降式仮置台17、スキッド式固定
仮置台23、運搬台車24、出荷固定台25に設けられ
る転倒防止機構12及び16は、後述するように起伏及
びスキッド沿いに位置調節可能に構成し得る。入出庫設
備部3,4に用いる搬送手段の数・形式・組合わせは、
前記のほか適宜に構成することができる。
【0025】この構成によると、フックコンベヤ13の
ライン上の線材コイル渡しポジション14から、入庫設
備部3,スタッカークレーン6,出庫設備部4を経て出
荷固定台25に至る各搬送手段を、それぞれ設定された
制御量操作で互いに上下交叉させることで、線材コイル
10を順送りして搬送できるようになる。このとき、線
材コイル10が不安定になるスキッド式の各搬送手段
9,15,17,23,24,25では、受入れた線材
コイル10のサイズに応じて設定された制御量操作でコ
イル転倒防止機構12又は16を線材コイル10の端面
と接する位置に移動させて、搬送移動中の線材コイル1
0を転倒のおそれなく安全に支持できるようになる。
【0026】この結果、スキッド上で姿勢が不安定にな
り易い小幅の線材コイルも含めて全てのサイズの線材コ
イル10を一様に入出庫設備部3,4とスタッカークレ
ーン6を用いて倉庫部2内に無人下で高能率に自動入出
庫させ得るようになる。また、図1及び図4で示すよう
に、出庫設備部4側に出庫台車20とLフック式固定仮
置台21を配置した場合は、1台の出庫台車20がスタ
ッカークレーン6から線材コイル10を繰返し搬出して
軌道沿いの4台のLフック式固定仮置台21上に溜置き
し、この溜置きされた線材コイル10を、各ライン上の
出側移載機22で搬出できることになるから、出庫側の
搬送能力が飛躍的に増強される効果が得られる。
【0027】図5は上記フックコンベヤ13と整列台車
15との関係を示す側面図、図6は整列台車15の側面
図、図7は図6の平面図、図8は図7のD〜D矢視の端
面図である。
【0028】図5〜図8において、整列台車15は、軌
道27上をモータ28の駆動で自走する台車フレーム2
9と、この台車フレーム29上に水平シリンダ30で駆
動されるパンタグラフジャッキ31を介し上下動可能に
支持されたスリットビーム32と、一端(右側)がこの
スリットビーム32に軸着され入庫設備部側(左端)が
起伏移動可能にスリットビーム32上の縦シリンダ33
で支持されたスリット付きフレーム34と、このフレー
ム34の両側に沿って固定された線材コイル10支持用
のスキッド35と、フレーム34のスリット部内面に対
向して設けたガイドレール36にローラ37を介し下端
が支持され、フレーム34上の無端駆動チェーン38に
下端が接続されてスリット端部で起伏し且つスリット内
を位置調節可能に移動するよう設けられたコイル転倒防
止機構16とで構成されている。また、整列台車15
は、軌道27上に車輪29aで乗り、且つ片側の軌道2
7の両側面と2組の水平ローラ29bで接しながら走行
するようになっている。
【0029】図5において、10aはフックコンベヤ1
3に支持された状態の線材コイル、10bは整列台車1
5により持上げられた状態の線材コイルである。整列台
車15は、図6に実線で示すように、パンタグラフジャ
ッキ31を畳んだ低い姿勢で、線材コイル渡しポジショ
ン14の下側へ入り、水平シリンダ30によるパンタグ
ラフジャッキ31の伸ばし駆動でスリットビーム32を
上昇させ、スキッド35が線材コイル10aに接した状
態で縦シリンダ33を伸ばし駆動してスリットフレーム
34の入庫設備部側を押上げ、同時に無端駆動チェーン
38の駆動でコイル転倒防止機構16を立上げ、線材コ
イル10aの端面に当接する位置に調節移動し固定す
る。この操作で、フックコンベヤ13に水平に支持され
ていた線材コイル10aは、整列台車15上に傾斜して
下側端面をコイル転倒防止機構16により支えられた状
態の線材コイル10bになり、転倒するおそれなしに安
全に搬送できるようになる。
【0030】図9は昇降式仮置台17の側面図、図10
は図9のE〜E矢視の端面図である。
【0031】図9及び図10において、昇降式仮置台1
7は、門形支持架構39と、同架構39の支柱内面に対
向して配置された一対の垂直方向の軌道40と、同軌道
40の両側面に上下2組の各対のローラ41で接触し案
内されて巻上機42により昇降する逆U字形断面の昇降
ケージ43と、同昇降ケージ43の下端内縁部に対称に
装着されたコイル転倒防止機構16付きの一対のコイル
支持用スキッド44とで構成されている。コイル支持用
スキッド44は、入庫設備部3の線材コイル渡しポジシ
ョン14側の端を昇降ケージ43の側板下部に水平軸4
4aで傾動可能に支持した一対のビーム44b上に設け
られている。コイル転倒防止機構16は、一対のビーム
44bの端部に直角に固定された転倒防止板16aと、
同転倒防止板16aの上端部と昇降ケージ43の側板上
部間に接続したシリンダ16bとで構成されている。す
なわち、シリンダ16bの伸縮駆動でコイル支持用スキ
ッド44が転倒防止板16aと共に、水平姿勢から左下
がり傾斜に傾動するように設けられている。また、一対
のスキッド44の間隔は、図10に示す如く、整列台車
15のスキッド35が上下に通り抜け可能な間隔に設定
されている。
【0032】昇降式仮置台17は、図9の鎖線と実線で
示す上又は下の高さ位置に昇降して待機するようになっ
ている。空の昇降式仮置台17が実線で示す降下位置に
水平姿勢で待機した状態下において、線材コイル10を
傾斜状態に支持した整列台車15が、軌道27上を移動
して図10のように昇降ケージ43内に進入する。する
と、整列台車15の縦シリンダ33の縮め駆動で線材コ
イル10が水平姿勢にされ、次いで水平シリンダ30の
縮め駆動で線材コイル10が下降して昇降ケージ43内
のスキッド44上に移される。この時、昇降ケージ43
側のシリンダ16bの伸ばし駆動でスキッド44を左下
がりに傾斜させることで、線材コイル10が転倒するこ
となく安全に昇降式仮置台17側に渡されるようにな
る。そして、スキッド44を傾斜姿勢に保持したまま、
昇降ケージ43を上昇させて鎖線高さ位置に移動待機さ
せる。この状態で待機する昇降ケージ43に、後に詳述
する入側移載機18のLフック端が左から近付き、昇降
ケージ43上の傾斜した線材コイル10の孔に差込まれ
る。Lフックのコイル孔への差込みが終了した後、昇降
ケージ43のスキッド44を水平に戻し昇降ケージ43
を降下させることで、スキッド44上の線材コイル10
が転倒することなく安全に入側移載機18のLフックに
渡されるようになる。
【0033】図11は入側移載機18の平面図、図12
は図11のF〜F矢視の側面図、図13は図12のG〜
G矢視の正面図である。
【0034】図11〜図13において、入側移載機18
は、前記昇降仮置台17を跨ぐ配置で整列台車15の軌
道27と平行方向に設けられた高架軌道45上を、モー
タ46の駆動で車輪47a及び水平ローラ47bで接し
て自走するように設けた台車フレム47と、同台車フレ
ーム47の整列台車15と反対側の端部中央に固定され
て台車フレーム47の上下に延びるガイドコラム48
と、同ガイドコラム48の両側面に垂直縦方向に固定し
た一対のガイドレール49と、このガイドレール49に
上下2組の各対の垂直ローラ50で係合して垂直方向に
案内されて台車フレーム47上の巻上機51により昇降
されるLフック52とで構成されている。このLフック
52は、前記昇降仮置台17の上昇位置で同昇降仮置台
17上に支持された線材コイル10のコイル孔に挿入し
て持ち上げた高さを水平搬送高さとして地上の入庫台車
19のLフックと上下交叉し得る高さまでを昇降出来る
ように設定されている。なお、前記と同一の構成が、出
側移載機22にも適用される。
【0035】入側移載機18は、上昇待機位置の昇降仮
置台17のコイル転倒防止機構16を開放位置に操作し
た後、昇降仮置台17上の線材コイル10の孔にLフッ
ク52を挿入するように移動し、次いでLフック52を
若干上昇させることで、昇降仮置台17上の線材コイル
10を持ち上げ、この高さにLフック52を保持して入
庫設備区域内の指定された入庫台車19列上の位置へ走
行搬送する。このとき線材コイル10は、コイル孔をL
フック52で挿通させて支持しているからコイルの転倒
や落下は発生せず安全に搬送される。なお、同じように
構成された出側移載機22は、出庫台車20又はLフッ
ク式固定仮置台21とライン出口側のスキッド式固定仮
置台23との間で同様に線材コイル10の搬送を行うこ
とができる。
【0036】図14は入庫台車19の正面図、図15は
図14のH〜H矢視の側面図、図16は図14の平面図
である。
【0037】図14〜図16において、入庫台車19
は、スタッカー走路5と平行方向の軌道53上を駆動モ
ータ54の車輪55aと対の水平ローラ55bとでガイ
ドされながら走行する自走台車フレーム55と、同台車
フレーム55上に天地逆に固定したLフック56とで構
成されている。このLフック56は、前記入側移載機1
8のLフック52と上下交叉可能な間隔Sを隔てた一対
の平行なフック部材を結合することにより構成されてい
る。このLフック56は、スタッカークレーン6の昇降
ケージ8の下降限度高さでフォーク床9上に各サイズの
線材コイル10を搭載できる高さに設けられている。
【0038】入庫台車19は、複数列の入側移載機18
のラインの軌道中心位置と、スタッカー走路5の端部の
定位置とに位置合わせして自動停止するように構成され
ている。入庫台車19が入側移載機18のライン上に停
止した状態で、入側移載機18の線材コイル10を支持
したLフック52は、図14中の矢印aから矢印bのよ
うに移動され、入庫台車19の対のLフック56よりも
僅かに高い位置で対のLフック56の間に挿入される。
図15は、このときの状態を線材コイル10bとして示
す。この状態から入側移載機18のLフック52を、対
のLフック56の間で矢印cのように交叉下降すると、
線材コイルは10cとして示すように対のLフック56
上に移されて支持される。また、入庫台車19が、スタ
ッカー走路5の端部へ移動して停止した状態で、スタッ
カークレーン6のフォーク床9は、入庫台車19の線材
コイル10の下に送り出され、昇降ケージ8の小距離上
昇操作で線材コイル10を持上げてコイル転倒防止機構
12を作動位置に振出し、フォーク床9を昇降ケージ8
内に引込み、所定の格納ラック番地に搬送して格納され
る。
【0039】上述したように、各スキッド式搬送手段に
コイル転倒防止機構12,16を備えたことによってコ
イル転倒のおそれがなくなるため、小幅・大幅の全サイ
ズの線材コイル10を自動制御下で立体倉庫に格納する
ことが可能になる。
【0040】図17は出庫台車20とLフック式固定仮
置台21の側面図、図18は図17の平面図、図19は
出庫台車20とLフック式固定仮置台21の他の作動時
の側面図である。
【0041】図17及び図18において、出庫台車20
は、スタッカー走路5と平行な軌道57上を車輪58a
及び水平ローラ58bを介し案内されて自走する親台車
58と、親台車58上に搭載した子台車59とで構成さ
れている。親台車58とLフック式固定仮置台21上に
は、互いに整合する子台車59の横行用の軌道60が設
けられている。子台車59は、親台車58上の軌道60
上で着脱固定される自走横行台車61と、自走横行台車
61上にシリンダ62で駆動されるリンクジャッキ63
を介して昇降式にL形のフック台64が設けられ、この
フック台64に1本のLフック65が設けられている。
Lフック固定仮置台21には、子台車側のLフック65
と上下に交叉できるように間隔を隔てた2本のLフック
66が、先端側が対向する配置に設けられている。な
お、出庫台車20を、入庫台車19と同様に反対向きの
2本フック付き単一台車に構成した場合は、Lフック固
定仮置台21を省略できる。
【0042】出庫台車20は、スタッカークレーン6か
らスタッカー走路5の端部で線材コイル10を受取り、
軌道57上を自走してLフック固定仮置台21と整合す
る位置に停止するように構成されている。この時、出庫
台車20は、子台車59のフック台64をジャッキアッ
プした状態又はジャッキダウンした状態の何れでも自走
できるようになっている。Lフック固定仮置台21と整
合する位置で、子台車59のLフック65の高さがLフ
ック式固定仮置台21側のLフック66よりも僅かに高
く維持された後、子台車59は親台車58上からLフッ
ク固定仮置台21上に横行移動される。子台車59側の
Lフック65を若干下降させることで、線材コイル10
がLフック式固定仮置台21側のLフック66上に移さ
れる。この方法で、出庫台車20がスタッカークレーン
6から4台のLフック式固定仮置台21上に、線材コイ
ル10を繰返し搬送して仮置きし、4つのライン上の出
側移載機22が各仮置台21上から出口近くのスキッド
式固定仮置台23へ線材コイル10を搬送することで、
線材コイル10を高能率に出庫することが可能になる。
【0043】図20はスキッド式固定仮置台23の実施
例の側面図、図21は図20のI〜I矢視の端面図であ
る。
【0044】図20及び図21において、スキッド式固
定仮置台23は、複数の出側移載機22の搬送ラインの
側部に、それぞれ平行に配置されたテーブル状の複数の
固定台67と、搬送ラインを挟んで対向する各固定台6
7の側縁部に長手方向に装着支持した線材コイル支持用
のスキッド68と、固定台67上に無端駆動チェーンや
ガイドレール等に係合させて起伏及び長さ方向に位置調
節可能に設けたコイル転倒防止機構16とを備えて構成
されている。各固定台67上の搬送ラインを挟んで対向
するスキッド68相互の間隙は、ここに出入りする曲線
台車24のスキッド部を上下に交叉させ得る間隔に設定
されている。図20では、スキッド式固定仮置台23
は、左を倉庫側、右を出荷側として示している。また、
図21では出入りするスキッド式運搬台車24の端面を
示している。
【0045】スキッド式固定仮置台23の各対のスキッ
ド68上には、出側移載機22のLフック52で倉庫側
から搬送される線材コイル10が出荷側(右側)から順
に載せられ、載せられた線材コイル10全体の両端部に
コイル転倒防止機構16が当接され、線材コイル10が
転倒しない状態に保たれて溜置きされるようになってい
る。
【0046】図22はスキッド式運搬台車24の平面
図、図23は図22の側面図である。スキッド式運搬台
車24は、軌道69上を走行可能に構成した場合を示
し、曲線軌道69は、スキッド式固定仮置台23の下か
ら固定出荷台25の下まで敷設されている。
【0047】図21〜図23において、70はスキッド
式運搬台車24の2台の台車部である。2台の台車部7
0は、それぞれ油圧ジャッキ71で昇降される支持部7
2を備え、2台の台車部70の支持部72上にスラスト
軸受73を介して1つの長いビーム部74が支持されて
いる。各台車部70は、それぞれモータ75で駆動され
る1軸の車輪76で軌道69上に乗り、片側下部に装着
された2組の対の水平ローラ77で片側の軌道の両面に
接して案内されながら走行するよう構成されている。ビ
ーム部74は、中央部に長さ方向の溝78を備え、溝7
8の側部のコーミング上にビーム長さ方向に連続した一
対のスキッド79が設けられている。また、溝78内に
モータ80で駆動される長さ方向の2組の無端駆動チェ
ーン81と、この駆動チェーン81に連結され且つ図示
しないガイドレールに案内されて端部で起伏し中央部近
くまで位置調節可能に移動できる一対のコイル転倒防止
機構16とを設けて構成されている。なお、軌道69の
延長位置に設けられる出荷固定台25には、上記したス
キッド式固定仮置台23と同様な構成を用いることが可
能である。
【0048】運搬台車24は、一対のコイル転倒防止機
構16を両端部で水平に倒し、ビーム部74をジャッキ
ダウンした空の状態で、図21の右側に示すようにスキ
ッド式固定仮置台23の下に進入して停止する。次い
で、スキッド式固定仮置台23上に溜置きされた複数個
の線材コイル10の両端に接している仮置台23側のコ
イル転倒防止機構16が開放され、仮置台23内の待避
位置に移動された後、図21の左側に示すように、運搬
台車24のビーム部74がジャッキアップされ、運搬台
車24のスキッド79が線材コイル10に接した位置で
運搬台車側のコイル転倒防止機構16が線材コイル10
の両端面に当てがわれ、さらに、若干ジャッキアップさ
れることで、複数個の線材コイル10が運搬台車24の
スキッド79によって持上げられる。そして運搬台車2
4を後退方向に逆走行させることで、線材コイル10は
転倒のおそれなしに安定して安全に搬送されることにな
る。運搬台車24が、前記スキッド式固定仮置台23と
同様な出荷固定台25の下に進入して停止し、ジャッキ
ダウンして出荷固定台25上に線材コイル10を移し渡
す。出荷固定台25上でも、線材コイル10は同じよう
にコイル転倒防止機構16で転倒が防止され、ここから
岸壁クレーン26等により船積み又は出荷される。
【0049】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る線材コイルの
立体倉庫システムは、コイル転倒防止機構付きスタッカ
ークレーンを備えた線材コイル用立体倉庫と、前記倉庫
の一端側に配置された入庫設備と、前記倉庫の他端側に
配置された出庫設備とを備えるとともに、前記入庫設備
及び出庫設備が、それぞれ、相互に上下に交叉して線材
コイルを受渡すように構成すべく、コイル転倒防止機構
付きのスキッド式搬送手段、Lフック式搬送手段及び仮
置台を、選択的に組合せ配置して構成されている。した
がって、スキッド上で姿勢が不安定になり易い小幅の線
材コイルも含めて全てのサイズの線材コイルを一様に入
・出庫設備とスタッカークレーンを用いて立体倉庫内に
無人下で高能率に自動入出庫させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉
庫の全体構成を示した概念的な平面配置図である。
【図2】図1のA〜A矢視の部分拡大側面図である。
【図3】図1のB〜B矢視の側面図である。
【図4】図1のC〜C矢視の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉
庫におけるフックコンベヤと整列台車との関係を示す側
面図である。
【図6】図6は整列台車の実施例の側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図7のD〜D矢視の端面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉
庫における昇降式仮置台の側面図である。
【図10】図9のE〜E矢視の端面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体
倉庫における入側移載機の平面図である。
【図12】図11のF〜F矢視の側面図である。
【図13】図12のG〜G矢視の正面図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体
倉庫における入庫台車の正面図である。
【図15】図14のH〜H矢視の側面図である。
【図16】図14の平面図である。
【図17】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体
倉庫における出庫台車とLフック式固定仮置台の側面図
である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体
倉庫における出庫台車とLフック式固定仮置台の他の作
動時の側面図である。
【図20】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体
倉庫におけるスキッド式固定仮置台の側面図である。
【図21】図20のI〜I矢視の端面図である。
【図22】スキッド式運搬台車の実施例の平面図であ
る。
【図23】図22の側面図である。
【図24】従来の線材コイル用立体倉庫の実施例の平面
配置図である。
【図25】従来の線材コイル用立体倉庫における倉庫部
の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 建屋 2 倉庫部 3 入庫設備部 4 出庫設備部 5 スタッカー走路 6 スタッカークレーン 7 コイル格納ラック 8 昇降ケージ 9 フォーク床 10,10a,10b 線材コイル 11 スキッド 12 転倒防止機構 13 フックコンベヤー 14 線材コイル渡しポジション 15 昇降スキッド式軌道搬送手段(整列台車) 16 コイル転倒防止機構 17 スキッド式上下搬送手段(昇降式仮置台) 18 昇降Lフック式軌道搬送手段(入側移載機) 19 平行方向のLフック式軌道搬送手段(入庫台車) 20 昇降Lフック式横行子台車付き機軌道搬送手段
(出庫台車) 21 Lフック式固定仮置台 22 昇降Lフック式軌道搬送手段(出側移載機) 23 スキッド式固定仮置台 24 昇降スキッド式軌道搬送手段(運搬台車) 25 出荷固定台 26 出荷用クレーン 27 軌道 28 モータ 29 台車フレーム 29a 車輪 29b 水平ローラ 30 水平シリンダ 31 パンタジャッキ 32 スリットビーム 33 縦シリンダ 34 フレーム 35 スキッド 36 ガイドレール 37 ローラ 38 無端駆動チェーン 39 門形支持架構 40 垂直方向の軌道 41 ローラ 42 巻上機 43 逆U字形断面の昇降ケージ 44 コイル支持用スキッド 44a 水平軸 44b ビーム 45 高架軌道 46 モータ 47 台車フレーム 47a 車輪 47b 水平ローラ 48 ガイドコラム 49 ガイドレール 50 垂直ローラ 51 巻上機 52 Lフック 53 平行方向の軌道 54 モータ 55 自走台車フレーム 55a 車輪 55b 水平ローラ 56 Lフック 57 スタッカー走路と平行な軌道 58 親台車 58a 車輪 58b 水平ローラ 59 子台車 60 横行用軌道 61 自走横行台車 62 シリンダ 63 リンクジャッキ 64 L形のフック台 65 Lフック 66 Lフック 67 固定台 68 スキッド 69 軌道 70 2台の台車部 71 油圧ジャッキ 72 支持部 73 スラスト軸受 74 ビーム部 75 モータ 76 車輪 77 水平ローラ 78 溝 79 スキッド 80 モータ 81 無端駆動チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 孝司 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 松尾 武志 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2 株式会社神 戸製鋼所神戸製鉄所内 (72)発明者 須▲ぎょう▼ 正二 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2 株式会社神 戸製鋼所神戸製鉄所内 (72)発明者 堂野 正弘 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2 株式会社神 戸製鋼所神戸製鉄所内 Fターム(参考) 3F022 CC06 FF01 HH00 HH12 JJ09 KK01 LL12 MM01 MM03 MM17 MM52 MM66

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル転倒防止機構付きスタッカークレ
    ーンを備えた線材コイル用立体倉庫と、前記倉庫の一端
    側に配置された入庫設備と、前記倉庫の他端側に配置さ
    れた出庫設備とを備えるとともに、前記入庫設備及び出
    庫設備が、それぞれ、相互に上下交叉して線材コイルを
    受渡すようにすべく、コイル転倒防止機構付きのスキッ
    ド式搬送手段、Lフック式搬送手段及び仮置台を、選択
    的に組合せ配置して構成されていることを特徴とする線
    材コイルの立体倉庫システム。
  2. 【請求項2】 前記入庫設備の選択的組合せ配置が、フ
    ックコンベヤ搬送系から線材コイルを受取り倉庫間口沿
    い方向に移動する昇降スキッド式軌道搬送手段と、この
    昇降スキッド式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイル
    を受取るスキッド式上下搬送手段と、このスキッド式上
    下搬送手段から線材コイルを倉庫間口沿い方向に移動す
    る昇降Lフック式軌道搬送手段と、この昇降Lフック式
    軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取りスタッ
    カー走路と平行方向に移動するLフック式軌道搬送手段
    とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    線材コイルの立体倉庫システム。
  3. 【請求項3】 前記出庫設備の選択的組合せ配置が、ス
    タッカー走路と平行方向に移動するLフック式軌道搬送
    手段と、このLフック式軌道搬送手段と上下交叉して線
    材コイルを受取り倉庫間口沿い方向に移動する昇降Lフ
    ック式軌道搬送手段と、この昇降Lフック式軌道搬送手
    段が複数回搬送する線材コイルを溜置きするスキッド式
    固定仮置台と、このスキッド式固定仮置台と上下交叉し
    て線材コイルを受取り搬送する昇降スキッド式軌道搬送
    手段と、この昇降スキッド式軌道搬送手段から線材コイ
    ルを受取る出荷固定台とで構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  4. 【請求項4】 前記コイル転倒防止機構が、起伏及び支
    持位置調節可能に構成され、搭載された線材コイルの端
    面を支持するように構成されていることを特徴とする請
    求項1、2又は3に記載の線材コイルの立体倉庫システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記Lフック式軌道搬送手段が、スタッ
    カー走路と平行方向の走行親台車と、同走行親台車上に
    搭載された昇降Lフック式横行子台車と、同昇降Lフッ
    ク式横行子台車と上下交叉して線材コイルを受取るLフ
    ック式固定台とで構成され、前記倉庫間口沿い方向の昇
    降Lフック式軌道搬送手段が、前記Lフック式固定台と
    上下交叉して線材コイルを受取り搬送するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項3又は4に記載の線材
    コイルの立体倉庫システム。
  6. 【請求項6】 前記昇降スキッド式軌道搬送手段の線材
    コイル支持用スキッドが、コイル転倒防止機構と反対端
    を押上げ傾斜されるように構成されていることを特徴と
    する請求項2又は4に記載の線材コイルの立体倉庫シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記スキッド式上下搬送手段が、一対の
    垂直軌道沿いに昇降駆動系により上下に移動される昇降
    ケージと、この昇降ケージ内に昇降スキッド式軌道搬送
    手段のスキッド部と上下交叉可能な配置で、コイル転倒
    防止機構を組み込んだ傾動式スキッドを備えてなること
    を特徴とする請求項2又は4に記載の線材コイルの立体
    倉庫システム。
  8. 【請求項8】 前記昇降Lフック式軌道搬送手段が高架
    軌道上を自走する台車フレームの垂直ガイドレールに沿
    って駆動系により昇降移動されるLフックを備えて構成
    されていることを特徴とする請求項2、3又は4に記載
    の線材コイルの立体倉庫システム。
  9. 【請求項9】 前記Lフック式軌道搬送手段が、スタッ
    カー走路と平行方向の軌道上を移動する自走台車に、昇
    降Lフック式軌道搬送手段のLフックと上下方向交叉可
    能に間隔を隔てた一対の平行なLフックを設けて構成さ
    れていることを特徴とする請求項2又は4に記載の線材
    コイルの立体倉庫システム。
  10. 【請求項10】 前記Lフック式固定仮置台が、Lフッ
    ク式軌道搬送手段の横行子台車を乗入れ可能に構成さ
    れ、且つ子台車側のLフックと上下交叉可能な2本のL
    フックを備えて構成されていることを特徴とする請求項
    5に記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  11. 【請求項11】 前記スキッド式固定仮置台が、搬走路
    を挟んで配置された長いテーブル状の固定台の側縁部に
    搬走路を挟んで対峙させて設けたスキッドと、固定台上
    に起伏及び長さ方向に位置調節可能に設けたコイル転倒
    防止機構とを備え、対峙する対のスキッド間隙がこの位
    置に進入する昇降スキッド式軌道搬送台車のスキッド部
    と上下交叉可能な間隙に構成されていることを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の線材コイルの立体倉庫ステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記昇降スキッド式軌道搬送手段が、
    軌道に倣って走行可能な2つの台車部上にジャッキアッ
    プ可能にビーム部を支持し、前記ビーム部上にスキッド
    及び一対のコイル転倒防止機構を備えたことを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の線材コイルの立体倉庫システ
    ム。
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