JP2000108265A - 化粧シート - Google Patents
化粧シートInfo
- Publication number
- JP2000108265A JP2000108265A JP10283082A JP28308298A JP2000108265A JP 2000108265 A JP2000108265 A JP 2000108265A JP 10283082 A JP10283082 A JP 10283082A JP 28308298 A JP28308298 A JP 28308298A JP 2000108265 A JP2000108265 A JP 2000108265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- resin
- crystalline polypropylene
- layer
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
ピング加工等の折り曲げ加工性や、真空成形等の立体成
形性に優れ、しかも耐傷付き性にも優れた化粧シートを
提供する。 【解決手段】熱可塑性樹脂からなる基材シート1上に、
低結晶性ポリプロピレン樹脂又は軟質ゴム成分を添加し
たポリオレフィン系樹脂からなる軟質ポリオレフィン系
樹脂層2と、アイソタクティックインデックス(沸騰デ
カン可溶残分)が90%以上である高結晶性ポリプロピ
レン樹脂を主成分とする高結晶性ポリプロピレン系樹脂
層3とを、少なくともこの順に積層して化粧シートを構
成する。
Description
内外装材や、造作材、建具等の建築資材、家具什器類、
住設機器や家電製品等の表面化粧に使用するための化粧
シートに関するものである。更に詳しくは、平面状基材
への貼付は勿論のこと、Vカット加工や凹凸基材へのラ
ッピング、真空成形等の立体成形も可能であり、好まし
くは燃焼時に塩化水素等の有毒ガスが発生しない化粧シ
ートに関するものである。
としては、例えば紙の表面に木目等の適宜の所望の絵柄
の印刷を施してなる紙系の化粧シートもあったが、これ
は物理的にも化学的にも強度の弱い紙を使用しているた
めに、表面硬度や耐磨耗性、耐水性や耐溶剤性等の表面
物性が劣り、また本質的に多孔質で粗面体である紙の表
面に印刷を行うので、印刷された絵柄の鮮鋭度が低く意
匠面でも劣ったものであるので、使用可能な用途が限定
されたり、高級感の要求される用途には不向きである等
の問題を抱えたものであった。
なるフィルム又はシート状体を基材シートとし、その表
面又は裏面に木目等の適宜の所望の絵柄の印刷を施して
なる樹脂系の化粧シートもあった。これは、前述した紙
系の化粧シートにおける物性面や意匠面の問題点を解決
した化粧シートであり、要求物性の厳しい用途や高級感
の要求される用途を含め、幅広い用途に使用されてい
た。
成樹脂材料としては従来、安価で加工適性や物性にも優
れたポリ塩化ビニル樹脂が最も多用されて来たが、近年
では環境問題に対する社会的な関心の高まりを受けて、
環境への悪影響の少ないポリ塩化ビニル樹脂以外の樹
脂、例えばポリオレフィン系樹脂を使用した化粧シート
等も開発され、実用化されている(特開平6−1661
59号公報参照)。
に、例えば合板やパーティクルボード、中密度繊維板等
の木質板や、珪酸カルシウム板やスレート板、木毛セメ
ント板等の無機質板、FRP(fiber reinforced plast
ics)等の各種の基材の表面に貼付されて使用されるも
のであるが、単に平板状の基材の表面に貼付するのみな
らず、これにVカット加工等の折り曲げ加工を施した
り、或いは凹凸形状を有する基材の表面にラッピング法
または真空成形法等の手法により立体成形して貼付して
使用する場合もある。特に近年では、消費者の嗜好の多
様化によって、各種の特殊な立体形状の化粧部材に対す
る需要が高まっており、これに伴って化粧シートにも折
り曲げ加工性や立体成形性等の二次加工適性が益々強く
要請される様になっている。
として、例えば通常のポリプロピレン樹脂等を使用した
化粧シートは、柔軟性が不足する為に折り曲げ加工時や
真空成形時に白化や亀裂、破断、ネッキング等を発生し
易いという問題点があった。そこで、係る問題点を解決
する目的で、ポリプロピレン樹脂等に軟質モノマーとの
共重合やエラストマー等の軟質成分の添加により柔軟性
を付与した樹脂を使用したオレフィン系化粧シートも、
各種提案されている(特開平9−300554号公報、
特開平9−328562号公報、特開平10−1767
9号公報等参照)。しかし、係る如く柔軟性を付与した
オレフィン系化粧シートは、上記した問題点は確かに解
決できたものの、シートが柔軟である為に、基材への貼
付時のシワや、基材表面の不陸を拾う為の外観不良、真
空成形時の加熱により柔軟になり過ぎる為のドローダウ
ンや成形ムラ等の外観不良等の問題が発生しやすいとい
う問題点があった。
質のポリオレフィン系樹脂層の両面を、耐熱性や抗張力
を有するポリオレフィン系樹脂層で挟持した3層構成の
化粧シートも、各種提案されている(特開平7−314
621号公報、特開平10−193536号公報、特開
平10−193539号公報等参照)。しかしながら、
これらの化粧シートも、柔軟性や立体成形性を重視した
ものであって、表面の耐傷付き性には特段の注意が払わ
れていなかったので、折り曲げ加工性や立体成形性等の
二次加工適性は十分に満足であっても、表面の耐傷付き
性が不十分であり、実用上問題を抱えたものであった。
における以上の様な問題点を解決するためになされたも
のであり、その課題とするところは、環境への悪影響の
少ない化粧シートであって、Vカット加工やラッピング
加工等の折り曲げ加工性や、真空成形等の立体成形性に
優れ、しかも耐傷付き性にも優れた化粧シートを提供す
ることにある。
からなる基材シート上に、アイソタクティックインデッ
クス(沸騰デカン可溶残分)が40%以下である低結晶
性ポリオレフィン系樹脂を主成分とする樹脂組成物、ま
たは、軟質ゴム成分を添加したポリオレフィン系樹脂を
主成分とする樹脂組成物からなる軟質ポリオレフィン系
樹脂層と、アイソタクティックインデックス(沸騰デカ
ン可溶残分)が90%以上である高結晶性ポリプロピレ
ン樹脂を主成分とする樹脂組成物からなる高結晶性ポリ
プロピレン系樹脂層とを、少なくともこの順に有するこ
とを特徴とする化粧シートである。
質ポリオレフィン系樹脂層との間に、アイソタクティッ
クインデックス(沸騰デカン可溶残分)が90%以上で
ある高結晶性ポリプロピレン樹脂を主成分とする樹脂組
成物からなる第2の高結晶性ポリプロピレン系樹脂層を
有することを特徴とする化粧シートである。
態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1〜
図6は、それぞれ本発明の化粧シートの一例の積層構造
を示す模式断面図である。
なる基材シート1上に、軟質ポリオレフィン系樹脂層2
と、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3とを、少なくと
もこの順に有してなるものであって、上記軟質ポリオレ
フィン系樹脂層2は、アイソタクティックインデックス
(沸騰デカン可溶残分)が40%以下である低結晶性ポ
リオレフィン系樹脂を主成分とする樹脂組成物、また
は、軟質ゴム成分を添加したポリオレフィン系樹脂を主
成分とする樹脂組成物から構成され、一方、上記高結晶
性ポリプロピレン系樹脂層3は、アイソタクティックイ
ンデックス(沸騰デカン可溶残分)が90%以上である
高結晶性ポリプロピレン樹脂を主成分とする樹脂組成物
から構成されてなるものである。
本発明の化粧シートにおいて、基材シート1上に、絵柄
層4を介して、軟質ポリオレフィン系樹脂層2と、高結
晶性ポリプロピレン系樹脂層3とがこの順に積層されて
構成されたものである。
類には特に制限はなく、従来より係る化粧シートにおけ
る基材シートの構成材料として使用されている任意の熱
可塑性樹脂を使用することができる。具体的には例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ
−4−メチルペンテン−1等のポリオレフィン系樹脂、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、ポ
リカーボネート等のポリエステル系樹脂、ポリメチルメ
タクリレート等のアクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、繊維素誘導体等、又はこれらから選ば
れる2種以上の混合物、共重合体、複合体、積層体等を
使用することができる。
環境問題への対応を考慮すると、ポリ塩化ビニル樹脂等
の様なハロゲンを含有する樹脂の使用は好ましくなく、
非ハロゲン系の樹脂を使用することが好ましい。中で
も、化粧シート用基材としての適度の柔軟性や強度、加
工性、耐候性等の諸物性や、環境問題への対応、材料価
格等を考慮すると、ポリオレフィン系樹脂が最も望まし
い。具体的には、例えば上記したポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン
−1等が挙げられ、中でもポリプロピレンであればホモ
ポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポ
リプロピレン等を適宜配合したり、それらに更にアタク
チックポリプロピレンを適宜添加する等して使用するこ
ともできる。
合体であっても良く、例えばポリプロピレン系共重合体
であれば、プロピレン以外の炭素数2〜20のα−オレ
フィン、好ましくはエチレン、ブテン−1、4−メチル
ペンテン−1、ヘキセン−1又はオクテン−1、のコモ
ノマーの1種又は2種以上を15モル%以上共重合させ
たプロピレン−α−オレフィン共重合体や、これに更に
エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−プロピ
レン共重合ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン
共重合ゴム等の改質剤を適宜添加した樹脂組成物等を使
用することもできる。
真空成形等の立体成形時の基材の凹凸形状に追従する為
の伸びの確保や、Vカット加工等の折り曲げ加工時の白
化や亀裂の防止等の目的で、シートに適度の柔軟性を付
与する為に設けられるものであり、その要求上、本発明
では、ポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂等の
ポリオレフィン系樹脂であって、アイソタクティックイ
ンデックス(沸騰デカン可溶残分)が40%以下の低結
晶性ポリオレフィン樹脂を主成分とするか、若しくは、
一般のポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂等の
ポリオレフィン系樹脂に、EPR(エチレン−プロピレ
ンゴム)またはEPDM(エチレン−プロピレン−ジエ
ンモノマーエラストマー)等の軟質ゴム成分を添加した
ものを主成分とする樹脂組成物から構成することが肝要
である。
3を、アイソタクティックインデックスが90%を下回
るポリプロピレン樹脂から構成すると、耐傷付き性が不
十分であるので、本発明の化粧シートにあっては、該層
をアイソタクティックインデックスが90%以上の高結
晶性ポリプロピレン樹脂を主成分とする樹脂組成物から
構成することが肝要である。なお、高結晶性ポリプロピ
レン樹脂は押出成形性にやや難点があることから、成形
性の改善の為に少量のポリエチレン等を添加することも
可能であるが、過剰の添加は耐傷付き性の低下の原因と
なるので、ポリエチレンの場合はその添加率は15%以
下、より好ましくは5%以下とするのが良い。
1に示す構成の化粧シートの場合、基材シート1の厚さ
は一般に20〜300μm程度の範囲から選ばれ、真空
成形性を考慮すると特に好ましい範囲は50〜200μ
m程度である。軟質ポリオレフィン系樹脂層2の厚さは
10〜200μm程度、より好ましくは20〜150μ
m程度、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3の厚さは5
〜50μm程度、より好ましくは5〜20μm程度とす
るのが良い。
トにあっては、絵柄層4の表面側にある軟質ポリオレフ
ィン系樹脂層2及び高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3
は、少なくとも絵柄層4を透視可能な透明性を備えてい
ることが必要であるが、絵柄層4の裏面側に位置する基
材シート1は、着色顔料を含有する隠蔽性のシートであ
っても良い。特に、目的とする化粧シートに被貼着基材
に対する隠蔽性が要求される場合には、基材シート1を
構成する熱可塑性樹脂に隠蔽性の着色顔料を添加して基
材シート1を隠蔽性としておくことが好ましい。
樹脂層2、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3を構成す
る樹脂組成物には、必要に応じて例えば酸化防止剤、紫
外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、帯電
防止剤、難燃剤、充填剤等の従来公知の各種の添加剤の
1種以上が添加されていても良い。
ないが、製造工程中における軟質ポリオレフィン系樹脂
層2の傷付きを防止し、併せて十分な層間密着性を確保
する為には、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3と軟質
ポリオレフィン系樹脂層2とを共押出法によりシート状
に押し出し、これを該押し出し後速やかに、予め絵柄層
4を形成した基材シート1と積層する方法によるのが良
い。該積層に際して、基材シート1及び/又は軟質ポリ
オレフィン系樹脂層2の貼着面に例えばコロナ処理、オ
ゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、酸処理、ア
ンカー処理又はプライマー処理等の表面処理を施して、
密着性を向上することもできる。また、必要に応じて、
該積層と同時又は積層後に、高結晶性ポリプロピレン系
樹脂層3にエンボスを施すこともでき、特に該積層と同
時にエンボスを施すと、エンボス形状の再現性が向上す
る利点がある。
印刷インキ等を使用して適宜の印刷方法等で設けること
ができる。必要な場合には、隠蔽性の印刷インキ等を使
用した隠蔽層を併せて設けることもできる。また、これ
ら絵柄層4や隠蔽層の形成に先立ち、基材シート1の表
面に例えばコロナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、電
離放射線処理、重クロム酸処理、アンカー処理又はプラ
イマー処理等の表面処理を施すことによって、基材シー
ト1と絵柄層4や隠蔽層との密着性を向上することもで
きる。
位置は、必ずしも基材シート1と軟質ポリオレフィン系
樹脂層2との間に限定されるものではなく、目的に応じ
て任意の箇所に設けることができる。例えば、図2に示
す様に、絵柄層4を軟質ポリオレフィン系樹脂層2と高
結晶性ポリプロピレン系樹脂層3との間に設けることも
できる。係る構成の化粧シートは例えば、予め裏面に絵
柄層4を形成した高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3の
該絵柄層4面に、軟質ポリオレフィン系樹脂層2及び基
材シート1を共押出法によって積層することによって製
造することができる。
ート1の裏面側に設けた構成とすることもできる。この
場合は基材シート1にも、少なくとも絵柄層4を透視可
能な透明性が要求される。係る構成の化粧シートの製造
方法は特に限定されないが、基材シート1、軟質ポリオ
レフィン系樹脂層2及び高結晶性ポリプロピレン系樹脂
層3からなる3層構成のシートを予め共押出法等で作製
しておき、その裏面に絵柄層4を印刷形成する方法によ
ると、3層構成のシートの樹脂層間の良好な密着性が確
保され、しかも生産性よく容易に製造できる利点があ
る。
反りを防止すると共に、製造工程や後加工工程における
裏面側からの傷付きをも防止する必要上、基材シート1
を高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3と同様、アイソタ
クティックインデックス(沸騰デカン可溶残分)が90
%以上の高結晶性ポリプロピレン樹脂を主成分とする樹
脂組成物から構成することが最も好ましい。また、該基
材シート1の厚みを、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層
3と略同程度とすることが好ましい。具体的には、基材
シート1及び高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3の厚さ
を5〜50μm程度、軟質ポリオレフィン系樹脂層2の
厚さを20〜200μm程度の範囲内とすることが好ま
しい。
記した3層構成のシートの表面側、すなわち高結晶性ポ
リプロピレン系樹脂層3の表面に、絵柄層4を施した構
成の化粧シートとすることもできる。この場合には、絵
柄層4の保護の為、絵柄層4上に適宜の透明な熱可塑性
樹脂からなる表面樹脂層5を設けることが好ましい。表
面樹脂層5の材質としては、例えば基材シート1の構成
材料として列挙した各種の熱可塑性樹脂を使用すること
ができるが、本発明では特に、表面の耐傷付き性の向上
の為、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3を構成する樹
脂と同様に、アイソタクティックインデックスが90%
以上である高結晶性ポリプロピレン樹脂を主成分とする
樹脂組成物を使用することが最も望ましい。なお、この
構成においては、3層構成のシート、すなわち基材シー
ト1、軟質ポリオレフィン系樹脂層2及び高結晶性ポリ
プロピレン系樹脂層3を隠蔽性とすることもできること
は言うまでもない。また、この構成にあっては、表面樹
脂層5の表面にエンボスを施すことができることも勿論
である。
であっても良いが、相異なる樹脂層からなる複数層とす
ることもできる。例えば、図5に示す様に、表面樹脂層
5を、軟質ポリオレフィン系樹脂層2と同様の樹脂組成
物からなる下地表面樹脂層51と、高結晶性ポリプロピ
レン系樹脂層3と同様の樹脂組成物からなる上地表面樹
脂層52との2層から構成すると、高結晶性ポリプロピ
レン系樹脂からなる上地表面樹脂層52によって十分な
耐傷付き性を確保し、しかも、下地表面樹脂層51及び
上地表面樹脂層52によって絵柄層4上の樹脂層に十分
な厚みが確保されるので、耐候性、耐磨耗性等の物性
や、塗装感、エンボスの深さ等の意匠性を確保できると
共に、該上地表面樹脂層52と高結晶性ポリプロピレン
系樹脂層3との間に軟質ポリオレフィン系樹脂からなる
下地表面樹脂層51が介在することによって、シートに
十分な柔軟性や立体成形性を確保することができる。
材シート1上に、絵柄層4と、第2の高結晶性ポリプロ
ピレン系樹脂層6と、軟質ポリオレフィン系樹脂層2
と、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3とを順次設けた
構成とすることもできる。この場合は言うまでもなく、
第2の高結晶性ポリプロピレン系樹脂層6と、軟質ポリ
オレフィン系樹脂層2と、高結晶性ポリプロピレン系樹
脂層6とは、少なくとも絵柄層4を透視可能な透明性を
備えている必要がある。
ポリプロピレン系樹脂層6と、軟質ポリオレフィン系樹
脂層2と、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層3とからな
る3層構成のシートを共押出法により作製しておき、こ
れを後に基材シート1と積層して製造する手順による
と、基材シート1との積層方法として例えば基材シート
1を溶融押出し積層法により第2の高結晶性ポリプロピ
レン系樹脂層6面に積層する方法や、予めシート状に製
膜された基材シート1をウェットラミネート法、ドライ
ラミネート法又は熱ラミネート法等により積層する方法
等から適宜選択することができ、しかも何れの積層方法
によっても、製造工程中における軟質ポリオレフィン系
樹脂層2の傷付きや3層構成のシートの反り等の問題を
発生することがないという利点がある。
場合には、絵柄層4は必然的に予め上記した3層構成の
シートの第2の高結晶性ポリプロピレン系樹脂層6面に
設けておく必要があるが、その他の方法の場合には、第
2の高結晶性ポリプロピレン系樹脂層6面に設けておい
ても基材シート1の表面に設けておいても良い。また、
接着性の向上の為に、必要に応じて両者の接着面に適宜
の表面処理を施したり、両者の間に接着剤を介在させて
も良いことは言うまでもない。
応じて、機能性の向上の為の各種の処理を施すことがで
きる。例えば、既に述べた表面へのエンボスに加えて、
該エンボスの凹部にワイピング法等により着色剤を充填
することもできるし、表面物性の向上や艶調整を目的と
したトップコートや、艶変化による視覚的立体感を目的
とした艶有又は艶消模様層等を表面に設けることもでき
る。また、裏面には、被貼着基材への貼付に使用するラ
ミネート用接着剤との接着性を向上する目的で、表面の
濡れ性に優れた樹脂組成物からなる適宜のプライマー層
を設けておくこともできる。
例を挙げ、本発明を更に詳細に説明する。
した着色ポリプロピレン樹脂を押出機で厚さ120μm
に押出して基材シートを製膜し、その両面にコロナ処理
を施して濡れ指数を38dyn/cm以上に調整した。
料(酸化鉄系茶、酸化鉄系黄土及び酸化チタン系白)を
主体に少量のカーボンブラック、コバルトブルー及びフ
タロシアニンブルーを混合した顔料組成物を含有するウ
レタン樹脂系インキにてグラビア印刷法により隠蔽ベタ
層を印刷形成し、次に、通常の建材用ウレタン系グラビ
ア印刷インキにてグラビア印刷法により木目の絵柄を印
刷し、更に熱可塑性ウレタン系アンカー剤を乾燥後の塗
布量6μmに塗工した。
収剤0.3重量%を添加したアイソタクティックインデ
ックス(沸騰デカン可溶残分)が10%の低結晶性ポリ
プロピレンを主成分とする軟質ポリオレフィン系樹脂層
80μmと、光安定剤0.2重量%及び紫外線吸収剤
0.3重量%を添加したアイソタクティックインデック
ス(沸騰デカン可溶残分)が94%の高結晶性ポリプロ
ピレンを主成分とする高結晶性ポリプロピレン系樹脂層
10μmとの2層からなる透明樹脂層を、共押出法によ
りシート状に製膜し、その軟質ポリオレフィン系樹脂層
面にオゾン処理を、高結晶性ポリプロピレン系樹脂層面
にコロナ処理を施して表面の濡れ指数を38dyn/c
m以上に調整し、軟質ポリオレフィン系樹脂面を上記基
材シートのアンカー剤塗工面に、圧力25kgf/cm
2、ラインスピード20m/minの条件で共押出しラ
ミネートした。
量%及び紫外線吸収剤0.3重量%を添加したアクリレ
ート系紫外線硬化樹脂を厚み20μmにコーティングし
た。次に、180℃の金属製エンボスロールにて導管柄
のエンボスを施した。しかる後、基材シートの裏面にコ
ロナ処理を施して濡れ指数を38dyn/cm以上に調
整し、シリカ粉末を配合したウレタン樹脂系プライマー
剤をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量1g/m2に
施してプライマー層を形成して、本発明の化粧シートを
完成した。
状のポリエステル樹脂系3次元基材に水性2液ウレタン
系接着剤を10g/m2(dry)スプレー塗装、乾燥
した後、シート温度を80℃にして3次元ラミネートし
た。得られた化粧板の耐傷つき性は鉛筆硬度で2Hあ
り、ホフマンスクラッチ1000gでも傷が付かなかっ
た。表面白化、割れのない耐傷つき性の良い化粧板を得
た。
した着色ポリプロピレン樹脂を押出機で厚さ120μm
に押出して基材シートを製膜し、その両面にコロナ処理
を施して濡れ指数を38dyn/cm以上に調整した。
料(酸化鉄系茶、酸化鉄系黄土及び酸化チタン系白)を
主体に少量のカーボンブラック、コバルトブルー及びフ
タロシアニンブルーを混合した顔料組成物を含有するウ
レタン樹脂系インキにてグラビア印刷法により隠蔽ベタ
層を印刷形成し、次に、通常の建材用ウレタン系グラビ
ア印刷インキにてグラビア印刷法により木目の絵柄を印
刷し、更に熱可塑性ウレタン系アンカー剤を乾燥後の塗
布量6μmに塗工した。
ジエンモノマーエラストマー)30重量部、アイソタク
チックインデックス90%のポリプロピレン樹脂60重
量部及びアイソタクチックインデックス90%のポリエ
チレン樹脂10重量部に、光安定剤0.2重量%及び紫
外線吸収剤0.3重量%を添加した軟質ポリオレフィン
系樹脂層80μmと、光安定剤0.2重量%及び紫外線
吸収剤0.3重量%を添加したアイソタクティックイン
デックス(沸騰デカン可溶残分)が94%の高結晶性ポ
リプロピレンを主成分とする高結晶性ポリプロピレン系
樹脂層10μmとの2層からなる透明樹脂層を、共押出
法によりシート状に製膜し、その軟質ポリオレフィン系
樹脂層面にオゾン処理を、高結晶性ポリプロピレン系樹
脂層面にコロナ処理を施して表面の濡れ指数を38dy
n/cm以上に調整し、軟質ポリオレフィン系樹脂層面
を上記基材シートのアンカー剤塗工面に、圧力25kg
f/cm2、ラインスピード20m/minの条件で共
押出しラミネートした。
量%及び紫外線吸収剤0.3重量%を添加したアクリレ
ート系紫外線硬化樹脂を厚み20μmにコーティングし
た。次に、180℃の金属製エンボスロールにて導管柄
のエンボスを施し化粧シートを得た。しかる後、基材シ
ートの裏面にコロナ処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整し、シリカ粉末を配合したウレタン樹
脂系プライマー剤をグラビアコート法にて乾燥後の塗布
量1g/m2に施してプライマー層を形成して、本発明
の化粧シートを完成した。
状のポリエステル樹脂系3次元基材に水性2液ウレタン
系接着剤を10g/m2(dry)スプレー塗装、乾燥
した後、シート温度を80℃にして3次元ラミネートし
た。得られた化粧板の耐傷つき性は鉛筆硬度で2Hあ
り、ホフマンスクラッチ1000gでも傷が付かなかっ
た。表面白化、割れのない耐傷つき性の良い化粧板を得
た。
外線吸収剤0.3重量%を添加したアイソタクティック
インデックス(沸騰デカン可溶残分)が94%の高結晶
性ポリプロピレン樹脂を主成分とする基材シート20μ
mと、光安定剤0.2重量%及び紫外線吸収剤0.3重
量%を添加したアイソタクティックインデックス(沸騰
デカン可溶残分)が10%の低結晶性ポリプロピレンを
主成分とする軟質ポリオレフィン系樹脂層120μm
と、光安定剤0.2重量%及び紫外線吸収剤0.3重量
%を添加したアイソタクティックインデックス(沸騰デ
カン可溶残分)が94%の高結晶性ポリプロピレンを主
成分とする高結晶性ポリプロピレン系樹脂層20μmと
を、3層共押出し製膜し、厚み160μmの透明樹脂層
を得た。製膜後に両面にコロナ処理を施して表面の濡れ
指数を38dyn/cm以上に活性化させた。
重量%及び紫外線吸収剤0.3重量%を添加したアクリ
レート系紫外線硬化樹脂を厚み20μmにコーティング
した。次に、180℃の金属製エンボスロールにて導管
柄のエンボスを施した。しかる後、基材シートの裏面に
コロナ処理を施して濡れ指数を38dyn/cm以上に
調整し、通常の建材用ウレタン系グラビア印刷インキに
てグラビア印刷法により木目の絵柄を印刷し、更に、隠
蔽性の無機顔料(酸化鉄系茶、酸化鉄系黄土及び酸化チ
タン系白)を主体に少量のカーボンブラック、コバルト
ブルー及びフタロシアニンブルーを混合した顔料組成物
を含有するウレタン樹脂系インキにてグラビア印刷法に
より隠蔽ベタ層を印刷形成して、本発明の化粧シートを
完成した。
状のポリエステル樹脂系3次元基材に水性2液ウレタン
系接着剤を10g/m2(dry)スプレー塗装、乾燥
した後、シート温度を80℃にして3次元ラミネートし
た。得られた化粧板の耐傷つき性は鉛筆硬度で2Hあ
り、ホフマンスクラッチ1000gでも傷が付かなかっ
た。表面白化、割れのない耐傷つき性の良い化粧板を得
た。
クス(沸騰デカン可溶残分)が94%の高結晶性ポリプ
ロピレンを主成分とし、無機顔料及び有機顔料を添加し
て着色した高結晶性ポリプロピレン系樹脂からなる基材
シート10μmと、EPDM(エチレン−プロピレン−
ジエンモノマーエラストマー)30重量部、アイソタク
チックインデックス90%のポリプロピレン樹脂60重
量部及びアイソタクチックインデックス90%のポリエ
チレン樹脂10重量部に、無機顔料及び有機顔料を添加
して着色した軟質ポリオレフィン系樹脂層80μmと、
アイソタクティックインデックス(沸騰デカン可溶残
分)が94%の高結晶性ポリプロピレンを主成分とし、
無機顔料及び有機顔料を添加して着色した高結晶性ポリ
プロピレン系樹脂層10μmとを、3層共押出し製膜
し、厚み100μmの着色樹脂層を得た。製膜後に両面
にコロナ処理を施して表面を38dyn/cm以上に活
性化させた。
リプロピレン系樹脂層面)に、隠蔽性の無機顔料(酸化
鉄系茶、酸化鉄系黄土及び酸化チタン系白)を主体に少
量のカーボンブラック、コバルトブルー及びフタロシア
ニンブルーを混合した顔料組成物を含有するウレタン樹
脂系インキにてグラビア印刷法により隠蔽ベタ層を印刷
形成し、次に、通常の建材用ウレタン系グラビア印刷イ
ンキにてグラビア印刷法により木目の絵柄を印刷し、更
に、熱可塑性ウレタン系アンカー剤を乾燥後の厚み6μ
mに塗工した。
ジエンモノマーエラストマー)30重量部、アイソタク
チックインデックス90%のポリプロピレン樹脂60重
量部及びアイソタクチックインデックス90%のポリエ
チレン樹脂10重量部に、光安定剤0.2重量%及び紫
外線吸収剤0.3重量%を添加した軟質ポリオレフィン
系樹脂層80μmと、光安定剤0.2重量%及び紫外線
吸収剤0.3重量%を添加したアイソタクティックイン
デックス(沸騰デカン可溶残分)が94%の高結晶性ポ
リプロピレンを主成分とする高結晶性ポリプロピレン系
樹脂層10μmとの2層からなる透明樹脂層を、共押出
法によりシート状に製膜し、その軟質ポリオレフィン系
樹脂層面にオゾン処理を、高結晶性ポリプロピレン系樹
脂層面にコロナ処理を施して表面の濡れ指数を38dy
n/cm以上に調整し、軟質ポリオレフィン系樹脂層面
を上記着色樹脂層のアンカー剤塗工面に、圧力25kg
f/cm2、ラインスピード20m/minの条件で共
押出しラミネートした。
0.2重量%及び紫外線吸収剤0.3重量%を添加した
アクリレート系紫外線硬化樹脂を厚さ20μmにコーテ
ィングした。次に、180℃の金属製エンボスロールに
て導管柄のエンボスを施した。しかる後、基材シートの
裏面にコロナ処理を施して濡れ指数を38dyn/cm
以上に調整し、シリカ粉末を配合したウレタン樹脂系プ
ライマー剤をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量1g
/m2に施してプライマー層を形成して、本発明の化粧
シートを完成した。
状のポリエステル樹脂系3次元基材に水性2液ウレタン
系接着剤を10g/m2(dry)スプレー塗装、乾燥
した後、シート温度を80℃にして3次元ラミネートし
た。得られた化粧板の耐傷つき性は鉛筆硬度で2Hあ
り、ホフマンスクラッチ1000gでも傷が付かなかっ
た。表面白化、割れのない耐傷つき性の良い化粧板を得
た。
外線吸収剤0.3重量%を添加したアイソタクティック
インデックス(沸騰デカン可溶残分)が10%の低結晶
性ポリプロピレンを主成分とする軟質ポリオレフィン系
樹脂層80μmの表裏に、光安定剤0.2重量%及び紫
外線吸収剤0.3重量%を添加したアイソタクティック
インデックス(沸騰デカン可溶残分)が94%の高結晶
性ポリプロピレンを主成分とするポリオレフィン系樹脂
層が10μmの厚みとなる様に、3層共押出し製膜し、
厚み100μmの透明樹脂層を得た。製膜後に両面にコ
ロナ処理を施して表面の濡れ指数を38dyn/cm以
上に活性化させた。
色ポリプロピレン樹脂を押出機で厚さ120μmに押出
して基材シートを製膜し、その両面にコロナ処理を施し
て濡れ指数を38dyn/cm以上に調整した。
料(酸化鉄系茶、酸化鉄系黄土及び酸化チタン系白)を
主体に少量のカーボンブラック、コバルトブルー及びフ
タロシアニンブルーを混合した顔料組成物を含有するウ
レタン樹脂系インキにてグラビア印刷法により隠蔽ベタ
層を印刷形成し、次に、通常の建材用ウレタン系グラビ
ア印刷インキにてグラビア印刷法により木目の絵柄を印
刷し、更に熱可塑性ウレタン系アンカー剤を乾燥後の塗
布量6μmに塗工した後、該塗工面に前記透明樹脂層
を、2液ウレタン系ドライラミネート用接着剤を介し
て、温度120℃、圧力25kgf/cm2、ラインス
ピード20m/minの条件でドライラミネートした。
2重量%及び紫外線吸収剤0.3重量%を添加したアク
リレート系紫外線硬化樹脂を厚み20μmにコーティン
グした。次に、180℃の金属製エンボスロールにて導
管柄のエンボスを施した。しかる後、基材シートの裏面
にコロナ処理を施して濡れ指数を38dyn/cm以上
に調整し、シリカ粉末を配合したウレタン樹脂系プライ
マー剤をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量1g/m
2に施してプライマー層を形成して、本発明の化粧シー
トを完成した。
状のポリエステル樹脂系3次元基材に水性2液ウレタン
系接着剤を10g/m2(dry)スプレー塗装、乾燥
した後、シート温度を80℃にして3次元ラミネートし
た。得られた化粧板の耐傷つき性は鉛筆硬度で2Hあ
り、ホフマンスクラッチ1000gでも傷が付かなかっ
た。表面白化、割れのない耐傷つき性の良い化粧板を得
た。
レン−ジエンモノマーエラストマー)30重量部、アイ
ソタクチックインデックス90%のポリプロピレン樹脂
60重量部及びアイソタクチックインデックス90%の
ポリエチレン樹脂10重量部に、光安定剤0.2重量%
及び紫外線吸収剤0.3重量%を添加した軟質ポリオレ
フィン系樹脂層80μmの表裏に、光安定剤0.2重量
%及び紫外線吸収剤0.3重量%を添加したアイソタク
ティックインデックス(沸騰デカン可溶残分)が94%
の高結晶性ポリプロピレンを主成分とする高結晶性ポリ
プロピレン系樹脂層がそれぞれ10μmの厚みとなる様
に、3層共押出し製膜し、厚み100μmの透明樹脂層
を作製した。製膜後にコロナ処理を施して表面を38d
yn/cm以上に活性化させた。
材用ウレタン系グラビア印刷インキにてグラビア印刷法
により木目の絵柄を印刷し、次に、隠蔽性の無機顔料
(酸化鉄系茶、酸化鉄系黄土及び酸化チタン系白)を主
体に少量のカーボンブラック、コバルトブルー及びフタ
ロシアニンブルーを混合した顔料組成物を含有するウレ
タン樹脂系インキにてグラビア印刷法により隠蔽ベタ層
を印刷形成し、更に、熱可塑性ウレタン系アンカー剤を
乾燥後の厚み6μmに塗工した。
着色ポリプロピレン樹脂を押出機で厚さ120μmに押
出し製膜しながら片面にオゾン処理、もう一方の面にコ
ロナ処理を施して濡れ指数を38dyn/cm以上に調
整し、該オゾン処理面を前記透明樹脂層のアンカー剤塗
布面に、圧力25kgf/cm2、ラインスピード20
m/minの条件で押出しラミネートした。次に、前記
透明樹脂層の表面に、光安定剤0.2重量%及び紫外線
吸収剤0.3重量%を添加したアクリレート系紫外線硬
化樹脂を厚さ20μmにコーティングした。次に、18
0℃の金属製エンボスロールにて導管柄のエンボスを施
した。しかる後、基材シートの裏面にコロナ処理を施し
て濡れ指数を38dyn/cm以上に調整し、シリカ粉
末を配合したウレタン樹脂系プライマー剤をグラビアコ
ート法にて乾燥後の塗布量1g/m2に施してプライマ
ー層を形成して、本発明の化粧シートを完成した。
状のポリエステル樹脂系3次元基材に水性2液ウレタン
系接着剤を10g/m2(dry)スプレー塗装、乾燥
した後、シート温度を80℃にして3次元ラミネートし
た。得られた化粧板の耐傷つき性は鉛筆硬度で2Hあ
り、ホフマンスクラッチ1000gでも傷が付かなかっ
た。表面白化、割れのない耐傷つき性の良い化粧板を得
た。
シートは、平面状基材へのラミネートは勿論のこと、立
体形状の基材へのラッピングラミネートや真空成形等に
よる3次元立体成形を行っても、割れや白化、シワ等が
発生することがなく、しかも表面の耐傷付き性に優れた
化粧材を得ることができる。
式断面図である。
式断面図である。
式断面図である。
式断面図である。
式断面図である。
式断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂からなる基材シート上に、ア
イソタクティックインデックス(沸騰デカン可溶残分)
が40%以下である低結晶性ポリオレフィン系樹脂を主
成分とする樹脂組成物、または、軟質ゴム成分を添加し
たポリオレフィン系樹脂を主成分とする樹脂組成物から
なる軟質ポリオレフィン系樹脂層と、アイソタクティッ
クインデックス(沸騰デカン可溶残分)が90%以上で
ある高結晶性ポリプロピレン樹脂を主成分とする樹脂組
成物からなる高結晶性ポリプロピレン系樹脂層とを、少
なくともこの順に有することを特徴とする化粧シート。 - 【請求項2】前記基材シートと、前記軟質ポリオレフィ
ン系樹脂層との間に、アイソタクティックインデックス
(沸騰デカン可溶残分)が90%以上である高結晶性ポ
リプロピレン樹脂を主成分とする樹脂組成物からなる第
2の高結晶性ポリプロピレン系樹脂層を有することを特
徴とする請求項1に記載の化粧シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28308298A JP4154767B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28308298A JP4154767B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 化粧シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000108265A true JP2000108265A (ja) | 2000-04-18 |
JP4154767B2 JP4154767B2 (ja) | 2008-09-24 |
Family
ID=17660991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28308298A Expired - Fee Related JP4154767B2 (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 化粧シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4154767B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002038654A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Film/feuille de protection de surface et film/feuille a fonction decorative, et materiau decoratif |
JP2008073888A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2009113496A (ja) * | 2009-02-23 | 2009-05-28 | Toppan Printing Co Ltd | 高耐候性化粧シート |
JP2013067172A (ja) * | 2012-11-12 | 2013-04-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
-
1998
- 1998-10-05 JP JP28308298A patent/JP4154767B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002038654A1 (fr) * | 2000-11-10 | 2002-05-16 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Film/feuille de protection de surface et film/feuille a fonction decorative, et materiau decoratif |
JP2008073888A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2009113496A (ja) * | 2009-02-23 | 2009-05-28 | Toppan Printing Co Ltd | 高耐候性化粧シート |
JP2013067172A (ja) * | 2012-11-12 | 2013-04-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4154767B2 (ja) | 2008-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106660300B (zh) | 压花的和热熔层压的多层复合膜 | |
US6364992B1 (en) | Decorative sheet and process for producing the same | |
JP4240897B2 (ja) | 化粧シート | |
JP2009078394A (ja) | 化粧材 | |
KR20180112067A (ko) | 고온-용융 적층된 화장판 | |
JP4318789B2 (ja) | 化粧シート | |
JP4070885B2 (ja) | 化粧用シートおよびその製造方法 | |
JP2004050777A (ja) | 化粧シート | |
JP3633367B2 (ja) | 化粧シート | |
JP6737388B1 (ja) | 透明性樹脂フィルム、化粧材、及び、化粧材の製造方法 | |
JP2002113833A (ja) | 化粧シート及び化粧材 | |
JP4154767B2 (ja) | 化粧シート | |
JP2000225672A (ja) | 化粧シート | |
JP2000343649A (ja) | 化粧シート | |
JP2000094596A (ja) | 化粧シート | |
JP4816833B2 (ja) | 化粧シート及び化粧シート付き基材 | |
JP3641946B2 (ja) | 化粧シート | |
JP2011207019A (ja) | 化粧シート及び化粧材 | |
JP2002036461A (ja) | 化粧シート | |
JP4857455B2 (ja) | 耐候性に優れた化粧材 | |
JP7268309B2 (ja) | 化粧シート及び化粧部材 | |
JP2004249526A (ja) | 化粧シート | |
JP2000301682A (ja) | 化粧シート | |
JP4121637B2 (ja) | 上塗り層用組成物及び化粧シート | |
JP2002337296A (ja) | 化粧シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080408 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080617 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080630 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140718 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |