JP2000107388A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000107388A
JP2000107388A JP10287892A JP28789298A JP2000107388A JP 2000107388 A JP2000107388 A JP 2000107388A JP 10287892 A JP10287892 A JP 10287892A JP 28789298 A JP28789298 A JP 28789298A JP 2000107388 A JP2000107388 A JP 2000107388A
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Japan
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variable display
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JP10287892A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshihiko Wakai
利彦 若井
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に苛立ちを与えることなく遊技者の確
変突入に対する期待感を持続させることが可能な遊技機
を提供する。 【解決手段】 可変表示装置4の大当りの表示結果によ
って確変突入率を示した後に(たとえば「111」の場
合には10%)、可変表示装置4の表示結果を他の大当
りの表示結果に切換える。切換結果が「777」の場合
には、確変に突入することが保証される。一方、「77
7」以外の場合には、その大当り図柄によってさらに確
変突入率を示し(たとえば「222」の場合には20
%)、その後の大当り制御中の3Round目で可変表
示装置の画像表示部5に確変突入率に応じた数の当り位
置502,503が付されたルーレット500を表示
し、ルーレットのゲーム結果によって確変に突入するか
否かが示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表
される遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能な
可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め
複数種類定められた特定の表示態様のいずれかとなった
場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能と
なる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、たとえば、表示状態が変化可
能な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が
予め複数種類定められた特定の表示態様のいずれかとな
った場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可
能となる遊技機があった。
【0003】この種の従来の遊技機では、前記可変表示
装置の表示結果が前記特定の表示態様となったことを必
要条件として、たとえば、その特定の表示態様が特に定
められた特別の表示態様であった場合には、前記特定遊
技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態に
制御可能となる。遊技者は、可変表示装置の表示結果次
第で前記特定遊技状態、前記特別状態の2種類の遊技状
態を楽しむことができるために、2種類の期待感を抱い
て可変表示装置に注視するようになる。なお、前記特別
遊技状態としては、可変表示装置の表示結果が前記特定
の表示態様となる確率が前記特別遊技状態以外の遊技状
態に比較して高くなるように調整された確率変動状態を
例に挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の遊技機では、可変表示結果が導出表示された時
点で前記特定遊技状態となるか否かが遊技者に明らかに
されるのみならず、前記特別遊技状態となるかについて
も明らかにされていた。このため、前記2種類の期待感
はともに可変表示結果が導出表示された時点までしか持
続させることができず、十分に遊技興趣向上を図ること
ができないという問題があった。
【0005】かかる問題を解決するべく、前記特定の表
示態様の種類に応じて予め定められた複数種類の割合に
基づき前記特別遊技状態に制御されるようにすることが
考えられる。これにより、前記特別遊技状態に対する遊
技者の期待感を可変表示結果が導出表示された時点以降
まで維持させることができる。
【0006】しかしながら、前記特別遊技状態に制御さ
れるのか否かを遊技者に示すことなく、前記特別遊技状
態に制御したり制御しなかったりするのでは、遊技者に
苛立ちを与えかねない。
【0007】本発明明は、かかる実情に鑑み考え出され
たものであり、その目的は、遊技者に苛立ちを与えるこ
となく遊技者の遊技に対する期待感を持続させることが
可能な遊技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変
表示装置の表示結果が予め複数種類定められた特定の表
示態様のいずれかとなった場合に遊技者にとって有利な
特定遊技状態に制御可能となる遊技機であって、前記可
変表示装置の表示結果を導出表示させるための表示制御
を行なう可変表示制御手段と、前記可変表示装置の表示
結果が前記特定の表示態様となったことを必要条件とし
て、前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な
特別遊技状態に制御可能な遊技制御手段とを含み、該遊
技制御手段は、前記特定の表示態様の種類に応じて予め
定められた複数種類の割合に基づき前記特別遊技状態に
制御可能であり、前記可変表示制御手段は、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定の表示態様となったことを
必要条件として、前記特別遊技状態に制御されるか否か
を特定可能な情報を前記可変表示装置に表示させる制御
を実行可能であることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、前
記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様となっ
た後に、前記可変表示装置を可変開始させた後表示結果
を再度導出表示させる再導出表示制御を実行して当該再
導出表示制御による導出表示結果によって前記特別遊技
状態に制御されるか否かを表示可能であり、前記導出表
示結果が前記特別遊技状態に制御されない旨を示す表示
結果となったことを条件として、前記可変表示装置で所
定の演出用画像を可変開始させた後、前記演出用画像の
表示結果を導出表示し、前記遊技制御手段は、前記演出
用画像の表示結果が予め定められた特定画像態様となっ
た場合に前記特別遊技状態に制御可能であることを特徴
とする。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示制御手段は、前
記導出表示結果の種類に応じて予め定められた割合で前
記演出用画像の表示結果を前記特定画像態様とする制御
を実行可能であって、前記可変表示装置の表示結果が前
記特定の表示態様となった後に前記再導出表示制御を実
行する場合において、前記再導出表示制御以前の前記特
定の表示態様の種類に基づいて特定される前記特別遊技
状態に制御される割合よりも高い割合で前記演出用画像
の表示結果が前記特定画像態様となる前記導出表示結果
を導出表示することを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項2また
は請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記可変表示
制御手段は、前記導出表示結果の種類に応じて予め定め
られた割合で前記演出用画像の表示結果を前記特定画像
態様とする制御を実行するとともに当該割合に対応させ
て前記演出用画像の表示状態を変化させることが可能で
あることを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項1から
請求項4のうちのいずれかに記載の発明の構成に加え
て、前記特別遊技状態とは、前記可変表示装置の表示結
果が前記特定の表示態様となる確率が前記特別遊技状態
以外の遊技状態に比較して高くなるように調整された確
率変動状態であることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、可変表示制
御手段の働きにより、前記可変表示装置の表示結果が導
出表示される。遊技制御手段の働きにより、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定の表示態様となったことを
必要条件として、前記特定の表示態様の種類に応じて予
め定められた複数種類の割合に基づき前記特定遊技状態
とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可
能とされる。前記可変表示制御手段のさらなる働きによ
り、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様
となったことを必要条件として、前記特別遊技状態に制
御されるか否かを特定可能な情報が前記可変表示装置に
表示される。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示制御手段
のさらなる働きにより、前記可変表示装置の表示結果が
前記特定の表示態様となった後に、前記可変表示装置を
可変開始させた後表示結果を再度導出表示させる再導出
表示制御が実行されて当該再導出表示制御による導出表
示結果によって前記特別遊技状態に制御されるか否かが
表示される。さらに、前記可変表示制御手段の働きによ
り、前記導出表示結果が前記特別遊技状態に制御されな
い旨を示す表示結果となったことを条件として、前記可
変表示装置で所定の演出用画像が可変開始した後、前記
演出用画像の表示結果が導出表示される。そして、その
演出用画像の表示結果が予め定められた特定画像態様と
なった場合に、前記遊技制御手段の働きにより、前記前
記特別遊技状態に制御可能となる。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示制御手段
のさらなる働きにより、前記導出表示結果の種類に応じ
て予め定められた割合で前記演出用画像の表示結果が前
記特定画像態様となる。また、前記可変表示制御手段の
さらなる働きにより、前記可変表示装置の表示結果が前
記特定の表示態様となった後に前記再導出表示制御が実
行される場合において、前記再導出表示制御が実行され
る前に導出表示された前記特定の表示態様の種類に基づ
いて特定される前記特別遊技状態に制御される割合より
も高い割合で前記演出用画像の表示結果が前記特定画像
態様となる前記導出表示結果が導出表示される。このた
め、前記再導出表示制御が実行される場合には、前記可
変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様となった時
点で遊技者が前記特別遊技状態に対して抱く期待の大き
さよりも、その後に前記再導出表示制御が実行されて前
記導出表示結果が判明した時点で遊技者が前記特別遊技
状態に対して抱く期待の大きさの方が大きくなる。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
2または請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記可
変表示制手段のさらなる働きにより、前記導出表示結果
の種類に応じて予め定められた割合で前記演出用画像の
表示結果が前記特定画像態様となるとともに前記演出用
画像の表示状態がその割合に対応した表示状態となる。
【0017】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1から請求項4のうちのいずれかに記載の発明の作用に
加えて、前記特別遊技状態では、前記可変表示装置の表
示結果が前記特定の表示態様となる確率が前記特別遊技
状態以外の遊技状態に比較して高くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やス
ロットマシンなどであってもよく、表示状態が変化可能
な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予
め定められた特定の表示態様となった場合に遊技者にと
って有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機であれ
ば、すべてに適用することが可能である。
【0019】図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチ
ンコ遊技機1の正面図である。パチンコ遊技機1の遊技
盤には、遊技領域3が形成されている。パチンコ遊技機
1には、遊技者が打球操作するための打球操作ハンドル
28が設けられており、この打球操作ハンドル28を遊
技者が操作することにより、上皿29内に貯留されてい
るパチンコ玉を1個ずつ発射することができる。発射さ
れたパチンコ玉は、区画レール2の間を通って遊技領域
3内に導かれる。
【0020】遊技領域3の中央には、複数種類の識別情
報としての特別図柄を可変表示させることが可能な可変
表示装置4が設けられている。可変表示装置4の下方に
は、可変入賞球装置12が設けられている。この可変入
賞球装置12は、ベース板23を遊技領域3に固定する
ことにより取付けられている。可変入賞球装置12は、
後述するソレノイド49が励磁されることにより開閉板
22が開成して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利と
なる第1の状態と、ソレノイド49が消磁されることに
より開閉板22が閉成して打玉が入賞不可能な遊技者に
とって不利な第2の状態とに変化可能に構成されてい
る。可変入賞球装置12には、遊技状態に応じて点灯ま
たは点滅表示するLED24が6個設けられている。
【0021】可変表示装置4の左側方部分および右側方
部分には、それぞれワープ入口17が設けられている。
このワープ入口17に進入した打玉は、可変表示装置4
の裏面側を通って下方に流下してワープ出口10から再
度遊技領域3に放出される。このため、ワープ出口10
から放出された打玉は、始動口9に比較的入賞しやすい
状態となる。可変表示装置4の左側方部分に設けられた
ワープ入口17に進入した打玉の通過経路には、普通図
柄始動ゲート8が設けられている。この普通図柄始動ゲ
ート8には、玉の通過を検出するための通過球検出器1
3が設けられている。
【0022】遊技領域3内に打込まれた打玉が普通図柄
始動ゲート8に進入すれば、その通過球が通過球検出器
13により検出され、その検出出力に基づいて普通図柄
表示器20が可変開始される。
【0023】普通図柄表示器20はたとえば7セグメン
ト表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別情
報が可変表示される。この普通図柄表示器20の表示結
果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)とな
れば、後述するソレノイド50が励磁されて、始動口9
に設けられた左右1対の可動片14が所定期間だけ開成
し、打玉がより始動入賞しやすい状態となる。この始動
口9に入賞した始動入賞球は後述する始動球検出器34
により検出され、その検出出力に基づいて可変表示装置
4が可変開始される。
【0024】この可変表示装置4は、たとえばCRT表
示機53で構成されており、画像表示部5が設けられて
いる。この画像表示部5には、表示画面の左から右へ並
ぶ左可変表示部と中可変表示部と右可変表示部の3つの
可変表示部が表示される。各可変表示部においては、特
別図柄が個別に可変表示される。左,中,右のすべての
可変表示部が一斉に可変開始することにより複数種類の
特別図柄からなる識別情報が上から下に向かってスクロ
ール表示される。そして、まず左可変表示部が停止制御
され、次に右可変表示部が停止制御され、最後に中可変
表示部が停止制御される。左可変表示部で可変表示され
る図柄は左図柄(第1停止図柄)と呼ばれ、中可変表示
部で可変表示される図柄は中図柄(第3停止図柄)と呼
ばれ、右可変表示部で可変表示される図柄は右図柄(第
2停止図柄)と呼ばれる。
【0025】可変表示装置4の表示結果が予め定められ
た大当り図柄の組合せ(たとえば111、222、33
3、…のゾロ目)となることにより特定遊技状態(大当
り状態)となる。特定遊技状態中は、可変入賞球装置1
2が第1の状態に制御されて遊技者にとって有利な状態
となる。また、大当り図柄の組合わせの種類に応じて予
め定められた複数種類の割合に基づいて、遊技状態が確
率変動状態となる。確率変動状態中は、通常状態に比べ
て大当りが発生する確率が向上されるとともに、普通図
柄表示器20における普通図柄の可変表示結果が当りと
なる確率も高くなる。このように、遊技状態が確率変動
状態に変化することを、“確変に突入する”ともいう。
【0026】たとえば、可変表示装置4の表示結果が大
当り図柄「1」のゾロ目の場合の確変突入率(以下、確
変期待度ともいう)は10%、大当り図柄「2」のゾロ
目の場合の確変突入率は20%、大当り図柄「7」のゾ
ロ目の場合の確変突入率は100%とされている。この
ため、可変表示結果が「777」となれば、その時点で
確変に突入することが保証される。一方、可変表示結果
が「111」となって大当りが発生した場合には、その
後、可変表示結果を切換える全画面切換制御が実行さ
れ、確変に突入するか否かを示す導出表示結果が表示さ
れる。導出表示結果としては、何らかの大当り図柄のゾ
ロ目が表示される。導出表示結果が大当り図柄「7」の
ゾロ目であった場合には、その時点で確変に突入するこ
とが保証される。これに対して、導出表示結果が「7」
以外の大当り図柄のゾロ目であった場合には、大当り状
態中に演出用画像表示制御(抽選演出制御)が実行され
る。これにより、画像表示部5にルーレットが表示さ
れ、そのルーレットのゲーム結果が当りとなれば確変に
突入することが保証され、ハズレとなればその大当りに
よっては確変に突入しないことが遊技者に示される。な
お、ルーレットで当りが発生する率は、全画面切換制御
が実行された結果として表示された大当り図柄の種類に
よって異なる。たとえば、全画面切換制御が実行された
ことにより表示された導出表示結果が大当り図柄「2」
のゾロ目の場合にルーレットで当りが発生する率は、可
変表示装置4の表示結果が大当り図柄「2」のゾロ目の
場合の確変突入率と同じく、20%である。
【0027】さらに、特別図柄の可変表示途中にリーチ
状態となる場合がある。ここで、リーチ状態とは、複数
種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を複数有す
る可変表示装置を有し、前記複数の可変表示部の表示結
果が予め複数種類定められた特定の識別情報の組合わせ
のいずれかとなった場合に遊技者にとって有利な特定遊
技状態に制御可能となる遊技機において、前記複数の可
変表示部が可変開始された後表示制御が進行して表示結
果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定
の識別情報の組合わせとなる表示条件から外れていない
表示態様をいう。また、前記遊技機において、前記複数
の可変表示部の表示結果の一部がまだ導出表示されてい
ない段階で、既に導出表示されている表示結果が前記特
定の識別情報の組合わせとなる条件を満たしている表示
状態をもいう。また、別の表現をすれば、リーチ状態と
は、前記遊技機において、前記複数の可変表示部の表示
結果がまだ導出表示されていない段階で、前記特定の識
別情報の組合わせが表示されやすい可変表示態様となっ
たと遊技者に思わせるための表示状態をいう。そして、
たとえば、前記特定の識別情報の組合わせが揃った状態
を維持しながら複数の前記可変表示部による可変表示を
行なう状態もリーチ状態に含まれる。さらにリーチの中
には、それが出現すると、通常のリーチに比べて、大当
りが発生しやすいものがある。このような特定のリーチ
をスーパーリーチという。
【0028】特別図柄の可変表示途中にリーチ状態とな
ると、画面切換制御が実行される場合がある。リーチ状
態で画面切換制御が実行されることにより、リーチ図柄
が確変突入率の高い種類の図柄に変化する。これによ
り、遊技者の確変に対する期待感を向上させることがで
きる。
【0029】可変入賞球装置12内には、特定入賞領域
が設けられており、この特定入賞領域に入賞した入賞球
が後述する特定球検出スイッチ32により検出される。
また可変入賞球装置12内に入賞したすべての入賞球が
球数検出スイッチ33により検出される。具体的には、
特定球検出スイッチ32により検出された特定入賞球
と、特定入賞領域以外の通常入賞領域に入賞した通常入
賞球とが球数検出スイッチ33により検出される。第1
の状態となった可変入賞球装置12内に進入した打玉が
所定個数(たとえば9個)球数検出スイッチ33により
検出された場合または所定期間(たとえば30秒間)経
過した場合のうちのいずれか早い方の条件が成立した場
合に可変入賞球装置12の第1の状態が終了して第2の
状態となる。なお球数検出スイッチ33による検出個数
は、7セグメント表示器よりなる個数表示器25により
表示される。そして、可変入賞球装置12が第1の状態
となっている期間中に進入した打玉が特定入賞領域に入
賞し、可変入賞球装置12が第2の状態になった後に特
定球検出スイッチ32により検出されれば、再度可変入
賞球装置12を第1の状態にする繰返し継続制御が実行
される。この繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば
16回と定められている。繰返し継続制御において、可
変入賞球装置12が第1の状態にされている状態がラウ
ンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限回数が16
回の場合には、第1ラウンドから第16ラウンドまでの
16ラウンド分、可変入賞球装置12が第1の状態にさ
れ得る。
【0030】可変表示装置4が可変表示中に打玉が再度
始動口9に始動入賞して始動球検出器34により検出さ
れれば、その始動入賞球が記憶され、可変表示装置4が
可変停止した後、再度可変開始可能な状態になってから
前記始動入賞記憶に基づいて可変表示装置4が再度可変
開始される。この始動入賞記憶の上限は、たとえば
「4」と定められている。現時点における始動入賞記憶
個数が始動記憶表示器6により表示される。
【0031】遊技領域3内には、さらに風車19、通常
の入賞口7,11,15、および、遊技領域3内に打込
まれた打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置にも入
賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト口1
6が設けられている。さらに、遊技盤には、飾り図柄表
示用のサイドランプ18が設けられている。
【0032】始動口9、可変入賞球装置12、通常の入
賞口7,11,15などの各種入賞領域に打玉が入賞す
ると、その入賞口に応じた所定個数の景品玉が上皿29
に払出される。上皿29の下方には、上皿玉抜きレバー
26を操作することにより上皿29から排出される打玉
を貯留しておくための下皿31が設けられている。下皿
31に貯留された打玉は、下皿玉抜きレバー30を操作
することにより排出できる。
【0033】遊技領域3の上部の左右には、ステレオ音
の音声などの効果音を発生するためのスピーカ81,8
1が設けられている。また、図中27は、パチンコ遊技
機1の前面側の枠である前面枠を開閉できないようにす
るための鍵である。
【0034】次に、パチンコ遊技機1の遊技制御に用い
られる制御回路について説明する。図2および図3は、
パチンコ遊技機1の遊技制御に用いられる各種制御回路
の構成を示すブロック図である。それらの各種制御回路
は、パチンコ遊技機1の裏面側に取付けられた遊技制御
基板に設けられている。
【0035】図2および図3を参照して、制御回路は、
基本回路45、アドレスデコード回路41、入力回路3
5、LED回路46、情報出力回路37、初期リセット
回路38、定期リセット回路39、電飾信号回路40、
ソレノイド回路48、CRT回路54、ランプ回路5
5、音声合成回路56、音量増幅回路57、および、電
源回路58を含む。
【0036】基本回路45は、遊技制御用プログラムに
従ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回
路45は、マイクロコンピュータ(マイコン)68によ
り構成されている。マイクロコンピュータ68には、遊
技制御用プログラムを記憶しているROM(Read Only
Memory)69、遊技制御用プログラムに従って制御動作
を行なうためのCPU(Central Processing Unit )7
1、CPUのワーク用メモリとして機能するRAM(Ra
ndom Access Memory)70、図示を省略したI/O(In
put/Output)ポート、および、図示を省略したクロック
発生回路などが含まれている。
【0037】入力回路35は、始動口9に始動入賞した
打玉を検出するための始動玉検出器34と、可変入賞球
装置12の特定入賞領域に入賞した打玉を検出するため
の特定球検出スイッチ32と、可変入賞球装置12の大
入賞口に入賞した打玉を検出するための球数検出スイッ
チ33と、普通図柄始動ゲート8を通過した打玉を検出
するための通過球検出器13とそれぞれ接続される。入
力回路35は、特定球検出スイッチ32、球数検出スイ
ッチ33および通過球検出器13の各検出器から出力さ
れる検出信号を基本回路45へ送信する。
【0038】LED回路46は、個数表示器25のLE
D、始動記憶表示器6のLED、普通図柄表示器20の
普通図柄を表示するためのLED、通過記憶表示器21
のLED、および、LED24を含むその他のLED4
7と接続される。LED回路46は、基本回路45から
出力される制御信号に応じて、上記各LEDの点灯状態
を制御する。
【0039】初期リセット回路38は、電源投入時に基
本回路45をリセットするための回路である。初期リセ
ット回路38から送られてきた初期リセットパルスに応
答して、基本回路45はパチンコ遊技機1を初期化す
る。
【0040】定期リセット回路39は、基本回路45に
対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセットパ
ルスを与え、基本回路45のROMに記憶されている遊
技制御用プログラムを先頭から繰返し実行させるための
回路である。
【0041】この種のパチンコ遊技機1では、大当りを
発生させるか否かの判定が基本回路45のRAM70内
に構成された大当り決定用カウンタのカウンタ値を大当
り決定値と比較照合することにより行なわれる。基本回
路45は、入力回路35から始動入賞信号が入力されて
きたタイミングで大当り決定用カウンタのカウンタ値を
抽出してそのカウンタ値が予め定められている大当り決
定値であるか否かを判定し、大当り決定値である場合に
は、大当りを発生させることを事前決定する。
【0042】ソレノイド回路48は、始動口9の可動片
14を駆動するためのソレノイド50、および可変入賞
球装置12の開閉板22を駆動するためのソレノイド4
9を制御するための回路である。ソレノイド回路48
は、基本回路45から出力される制御信号に応答して、
所定のタイミングでソレノイド50およびソレノイド4
9を作動させる。
【0043】アドレスデコード回路41は、基本回路4
5から送られてきたアドレス信号をデコードし、基本回
路45に含まれるROM69およびRAM70などのい
ずれか1つを選択するための信号を出力する回路であ
る。
【0044】情報出力回路37は、基本回路45から与
えられるデータ信号に基づいて、大当り情報や図柄確定
情報、確率変動情報などの各種遊技情報をホストコンピ
ュータであるホール用管理コンピュータなどに対して出
力する。ここで、大当り情報とは、大当りの発生を示す
ための情報であり、図柄確定情報とは、始動口9に入賞
した打玉の入賞個数のうち実際に可変表示装置4におけ
る図柄の可変表示の始動に使用された個数を示すための
情報であり、確率変動情報とは、確率変動状態の発生に
関する情報である。
【0045】電飾信号回路40は、パチンコ遊技機1に
設けられた複数種類の電飾(図示省略)の点灯状態を制
御する電飾基板(図示省略)へランプ制御データD0〜
D3を送信する。ランプ制御データD0〜D3は、電飾
の点灯状態を制御するためのデータであり、大当り時、
あるいは確率変動状態などにおける電飾の点灯状態を指
定する。なお、ランプ制御データコモンは共通線信号で
ある。
【0046】CRT回路54は、基本回路45から出力
される表示制御データに従って、CRT表示機53を駆
動制御するための回路である。CRT回路54からCR
T表示機53に送信される表示制御データの中には、コ
マンド信号としてのCD0〜CD7と、表示制御通信ト
リガ信号(割込信号)であるINTとが含まれる。さら
に、CRT回路54とCRT表示機53とを接続する信
号線には、電源供給のための+5V線と、+12V線
と、グランド信号線であるGND線とがある。基本回路
45は、定期リセット回路39からの定期リセット信号
が入力されたタイミングでCRT回路54を介して画像
表示制御基板(サブ基板)216へ、割込信号(IN
T)と画像表示制御信号(コマンド信号CD0〜CD
7)とを出力する。
【0047】ランプ回路55は、サイドランプ18等の
各種ランプと接続される。ランプ回路55は、基本回路
45から出力される制御信号に応じて、上記各種ランプ
の点灯状態を制御する。
【0048】電源回路58は、AC24Vの交流電源に
接続され、+30V、+21V、+12V、+5Vの複
数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、電源回路58から発生される+30Vの直流
電圧はCRT表示機53へ出力される。
【0049】音声合成回路56は、基本回路45から出
力される音声発生指令信号に応じて効果音データを合成
し、合成した効果音データを音量増幅回路57に与え
る。音量増幅回路57は、効果音を増幅して電飾基板へ
出力する。
【0050】図4は、画像表示制御基板(サブ基板)2
16に形成された回路の構成を示すブロック図である。
画像表示制御基板216は、遊技制御基板(コントロー
ル基板)112からの制御信号に応じて可変表示装置4
の表示状態を制御する。
【0051】画像表示制御基板216には、CRTコン
トロール回路67、VDP(Video Displa
y Processor)59、リセット回路64、発
振回路65、VRAM60、キャラクタROM61、D
A変換回路62が設けられている。
【0052】CRTコントロール回路67は、図2、図
3に示した回路が形成されている遊技制御基板112と
接続されている。CRTコントロール回路67は、遊技
制御基板112から画像表示のためのコマンドデータC
D0〜CD7、INT信号を定期的に受ける。さらに、
CRTコントロール回路67は、+12Vおよび+5V
の2種類の電源電圧の供給を受ける。また、画像表示制
御基板216は、遊技制御基板112から延びるGND
線により接地されている。
【0053】CRTコントロール回路67は、受信した
コマンドデータCD0〜CD7に応答して、画像表示制
御基板216に形成された回路全体を制御する。CRT
コントロール回路67は、VDP59にアドレス信号、
データ信号および制御信号を送り、VDP59とCRT
コントロール回路67との間で、データ信号の送受信を
行なう。そして、CRTコントロール回路67は、受信
したデータに基づいて、画像表示制御基板216に形成
された回路全体の制御を行なう。
【0054】VDP59は、発振回路65から供給され
るクロック信号を受けて動作し、リセット回路64から
供給されるリセット信号を受けて動作がリセットされ
る。このVDP59は、CRTコントロール回路67か
らの制御信号に応答して、画像データを生成する。VD
P59は、VRAMアドレス信号、VRAMデータ信
号、およびVRAM制御信号などの信号をVRAM60
へ送信する。VRAM60からVDP59へは、VRA
Mデータ信号などの信号が返信される。VDP59は、
キャラクタROMアドレス信号、キャラクタROMデー
タ信号およびキャラクタROM制御信号をキャラクタR
OM61へ送信する。キャラクタROM61からVDP
59へは、キャラクタROMデータ信号などの信号が返
信される。
【0055】VDP59は、CRTコントロール回路6
7から出力される制御信号に応答して、画像表示部5に
表示される画像を構成するための画像データを生成す
る。VRAM60は、VDP59が生成した画像データ
を一時的に記憶する。VDP59が生成し、VRAM6
0に記憶される画像データは、所定数のドットの集合を
単位としたキャラクタの識別番号である。
【0056】画像データには、複数のキャラクタの識別
番号が、表示される配置関係に従って含まれている。こ
れをマップデータという。個々のキャラクタの識別番号
は、CRTコントロール回路67内に予め記憶されてい
る。画像表示部5に表示される画面を構成するために必
要なキャラクタの識別番号がCRTコントロール回路6
7から読出され、VDP59により、表示画面における
キャラクタの配置関係を示すためのマップデータとし
て、VRAM60に記憶される。
【0057】キャラクタROM61は、キャラクタの識
別番号に対応するドットデータを予め記憶している。V
DP59は、所定のタイミングでVRAM60からマッ
プデータを読出し、マップデータに含まれる各キャラク
タの識別番号に基づいて、各キャラクタのドットデータ
を読出す。VDP59は、読出したドットデータに基づ
いて、画像表示信号を生成する。生成された信号は、D
A変換回路62によりアナログのRGB(RED,GR
EEN,BLUE)信号に変換されて画像表示用の表示
装置63に入力される。さらにVDP59は、複合同期
信号SYNCを表示装置63へ供給する。表示装置63
は、送信されてきたRGB信号、複合同期信号SYNC
に基づいて、画像表示部5に画像を表示する。なお、表
示装置63は、遊技制御基板112から延びるGND線
により接地されている。
【0058】図5は、パチンコ遊技機1に用いられる主
なランダムカウンタやバンク、フラグを説明するための
説明図である。以下に図5を参照して、各種ランダムカ
ウンタやバンク、フラグの内容について説明する。な
お、図5に示したラベル名により識別される各種ランダ
ムカウンタ等のデータはCPU71のワーク用メモリと
して機能するRAM70内に記憶されている。
【0059】BANK0〜BANK3は、始動入賞に関
連する各種情報を始動入賞別に記憶するためのバンクで
ある。BANK0〜BANK3により、始動入賞を最大
4つ記憶することが可能になる。各バンクBANK0〜
BANK3には、始動入賞毎に、C_HITおよびC_
KHITなどの抽出値を記憶するための複数の記憶領域
に分割されている。
【0060】始動入賞が発生した時点で始動記憶が無い
場合には、BANK0にC_HITおよびC_KHIT
等の各種情報が記憶される。一方、始動入賞が発生した
時点で始動記憶が存在する場合には、記憶のなされてい
ないバンクのうち、最も若いバンク番号のバンクに始動
入賞関連の各種情報が記憶される。なお、4つのバンク
すべてに記憶がなされている場合には、新たな始動入賞
に関連する各種情報は記憶されることはない。このた
め、その始動入賞は無効になる。
【0061】PRO_Fは、特別図柄プロセスフラグで
ある。この特別図柄プロセスフラグのフラグ状態によ
り、複数種類のサブルーチンプログラムからなる遊技制
御プログラムのうち、いずれのサブルーチンプログラム
を実行すべきであるかが指定される。特別図柄プロセス
フラグが「00H」に設定されている場合には、特別図
柄変動待ち処理が指定される。特別図柄プロセスフラグ
が「01H」の場合には、大当り判定処理が指定され
る。特別図柄プロセスフラグが「02H」の場合には、
停止図柄設定処理が指定される。特別図柄プロセスフラ
グが「03H」に設定されている場合には、全図柄変動
処理が指定される。特別図柄プロセスフラグが「04
H」の場合には、第1第2図柄停止処理が指定される。
特別図柄プロセスフラグが「05H」の場合には、全図
柄停止処理が指定される。特別図柄プロセスフラグが
「06H」の場合には、大当り開始処理が指定される。
特別図柄プロセスフラグが「07H」の場合には、大入
賞口開放中処理が指定される。特別図柄プロセスフラグ
が「08H」の場合には、大入賞口閉鎖中処理が指定さ
れる。特別図柄プロセスフラグが「09H」の場合に
は、大当り終了処理が指定される。
【0062】次にランダムカウンタについて説明する。
ランダムカウンタとは、大当りの決定および可変表示装
置4の特別図柄の可変表示制御等の各種制御に用いられ
る乱数をカウントするカウンタである。ここでは、ラン
ダムカウンタの代表例として、C_HIT、C_KHI
T、および、C_TZUの3種類のランダムカウンタが
示されている。これらのランダムカウンタの値がパチン
コ遊技中の所定のタイミングで抽出され、その値に基づ
いて各種制御が行なわれる。ランダムカウンタのカウン
タ値の抽出処理は、基本回路45の内部に設けられたC
PU71がROM69に格納された遊技制御用プログラ
ムに従って実行する。
【0063】C_HITは、可変表示装置4における特
別図柄の可変表示の結果、大当りを発生させるか否かを
決定するための大当り決定用のランダムカウンタであ
る。C_HITは、0〜255のカウント範囲におい
て、カウンタ値が所定タイミングごとに1ずつカウント
アップ(加算)される。C_HITは、その上限までカ
ウントアップされると、再度0からカウントをし直すよ
うに構成されている。
【0064】C_HITの抽出値が予め定められた大当
り判定値と一致した場合には、大当りを発生させること
が事前に決定される。大当り判定値は、確率変動時と、
それ以外の通常時とで異なっている。通常時における大
当り判定値は、「7」に設定されている。一方、確率変
動時における大当り判定値は、「7」,「37」,「6
7」,「97」,「127」に設定されている。したが
って、確率変動時には、大当り発生確率が通常時の5倍
に向上される。
【0065】C_KHITは、C_HITの抽出値によ
って大当りを発生させることが決定されている場合に、
その大当りに基づいて確変に突入するようにするか否か
を事前に決定するための確変決定用のランダムカウンタ
である。C_KHITは、0〜7のカウント範囲におい
て、カウンタ値が所定タイミングごとに1ずつカウント
アップ(加算)される。C_KHITは、その上限まで
カウントアップされると、再度0からカウントをし直す
ように構成されている。
【0066】C_KHITの抽出値が、「1」,
「3」,「5」,「7」,のうちのいずれかである場合
には、確変に突入することが決定される。確変に突入す
ることが決定された場合には、次の3パターンのうちの
いずれかで遊技者に確変に突入することが示される。1
つ目は、可変表示装置4の表示結果が「777」となる
パターンである。2つ目は、可変表示装置4の表示結果
が「777」以外の大当り態様(たとえば「111」、
「222」等)となった後に全画面切換制御が実行され
てその導出表示結果が「777」となるパターンであ
る。3つ目は、可変表示装置4の表示結果が「777」
以外の大当り態様となった後に全画面切換制御が実行さ
れてその導出表示結果が「777」以外の大当り図柄の
ゾロ目(たとえば「111」、「222」等)となり、
その後、大当り状態中の所定ラウンドで前述した演出画
面表示制御が実行されることによって表示されたルーレ
ットで当りのゲーム結果となるパターンである。
【0067】一方、C_KHITの抽出値が、「0」,
「2」,「4」,「6」のうちのいずれかである場合に
は、確変に突入しないことが決定される。確変に突入し
ないことが決定されることにより、たとえば、可変表示
装置4の表示結果が「777」以外の大当り態様となっ
た後に全画面切換制御が実行されてその導出表示結果が
「777」以外の大当り図柄のゾロ目となり、その後、
大当り状態中の所定ラウンドで前述した演出画面表示制
御が実行されることによって表示されたルーレットでハ
ズレのゲーム結果が表示される。
【0068】C_TZUは、可変表示装置4の表示結果
を大当りとすることが決定された場合に可変表示結果と
して表示される大当り図柄の種類を決定するためのラン
ダムカウンタである。C_TZUは、0〜26のカウン
ト範囲において、カウンタ値が所定タイミングごとに1
ずつカウントアップ(加算)される。C_TZUは、そ
の上限までカウントアップされると、再度0からカウン
トをし直すように構成されている。
【0069】基本回路45のROM69には、C_TZ
Uの抽出値に基づいて大当り図柄の種類を決定するため
に参照される図柄決定用テーブルが2種類記憶されてい
る。1つは、確変に突入することが決定されている場合
に参照される確変大当り時図柄決定用テーブルである。
もう1つは、確変に突入しないことが決定されている場
合に参照される非確変大当り時図柄決定用テーブルであ
る。
【0070】基本回路45のCPU71はC_HITお
よびC_KHITを所定のタイミングで事前に抽出した
後、その抽出値を記憶しておき、大当り図柄の種類を決
定する際に先に記憶した抽出値を参照する。そして、確
変に突入することが決定されている場合には確変時判定
値を設定し、確変に突入しないことが決定されている場
合には非確変時判定値を設定する。その後、確変時判定
値が設定されている場合には確変大当り時図柄決定用テ
ーブルを、非確変時判定値が設定されている場合には非
確変大当り時図柄決定用テーブルを、それぞれ参照して
可変表示装置4の表示結果として導出表示される大当り
図柄の種類(全画面切換制御が実行される前に表示され
る図柄)を決定する。
【0071】図6は、C_TZUの抽出値に基づいて定
められる大当り図柄の種類と、各大当り図柄の種類別に
設定されている確変期待度(確変突入率)とを大当り時
判定値別(大当り時図柄決定用テーブル別)に示す図で
ある。
【0072】大当りの発生に基づいて確変に突入するこ
と(以下、確変大当りという)が決定されている場合に
は、図示する「確変大当り判定値」の欄に示すように、
C_TZUの抽出値が大当り図柄(図示する「特別図
柄」)と対応づけられている。このため、C_HITお
よびC_KHITの抽出値に基づいて可変表示結果を確
変大当りとすることが決定されている場合において、C
_TZUの抽出値がたとえば「0」の場合には大当り図
柄が「1」に決定され、「1または2」の場合には大当
り図柄が「2」に決定され、「3〜5」の場合には大当
り図柄が「3」に決定される。また、「23〜26」の
場合には大当り図柄が「7」に決定される。
【0073】一方、大当りの発生に基づいて確変に突入
しないこと(以下、非確変大当りという)が決定されて
いる場合には、図示する「非確変大当り判定値」の欄に
示すように、C_TZUの抽出値がたとえば「0〜7」
の場合には大当り図柄が「1」に決定され、「8〜1
2」の場合には大当り図柄が「2」に決定され、「13
〜17」の場合には大当り図柄が「3」に決定される。
なお、大当り図柄が「7」に決定されることはない。
【0074】また、確変期待度は、図示のように大当り
図柄「1」が10%、大当り図柄「2」が20%、大当
り図柄「3」が30%と、順に高くなり、大当り図柄
「7」が100%とされている。このため、可変表示装
置4の表示結果が「333」となれば、遊技者は、その
後に全画面切換制御が実行されることによって確変に突
入する旨を示す導出表示結果「777」が導出表示され
ることを30%の期待度で期待できる。
【0075】なお、この実施形態では、前述した演出画
面表示制御が実行されることにより表示されるルーレッ
トのゲーム結果が当りとなる確率(期待度)は、前述し
た全画面切換制御が実行されることにより導出された導
出表示結果の種類に応じて予め定められている。この場
合の期待度は、図6に示す期待度と同一である。
【0076】たとえば、可変表示装置4の表示結果が
「222」となった後に全画面切換制御が実行されてそ
の導出表示結果が「333」となった場合には、可変表
示装置4の表示結果が「222」となった時点での期待
度は20%であり、全画面切換制御が実行されてその導
出表示結果が「333」となった時点での期待度、すな
わち、その後に表示されるルーレットゲームで当りとな
る確率は30%である。
【0077】さらに、本実施形態では、可変表示装置4
の表示結果が「777」以外の大当り図柄のゾロ目とな
った後に全画面切換制御が実行される場合には、可変表
示装置4の表示結果に基づいて特定された確変期待度よ
りも高い確変期待度の図柄が導出されるように構成され
ている。たとえば、可変表示装置4の表示結果が「55
5」となれば、全画面切換制御が実行された場合の導出
表示結果は「666」または「777」となるように構
成されており、可変表示装置4の表示結果が「444」
となれば、全画面切換制御が実行された場合の導出表示
結果は「555」、「666」または「777」となる
ように構成されている。これにより、遊技者の期待感を
段階的に高めることができる。
【0078】さらに、このように構成することによっ
て、前述した演出用画像表示制御が実行される際には、
遊技者は可変表示装置4の表示結果に基づいて特定され
た確変期待度よりも高い期待度でルーレットのゲームを
楽しむことができる。ルーレットゲームで当りとなる確
率は、前述したように全画面切換制御が実行された場合
に導出表示された図柄の種類に基づいて定められている
からである。
【0079】次に、基本回路45が実行する遊技制御の
内容を説明する。図7は、遊技制御のメインプログラム
の内容を示すフローチャートである。まず、ステップS
(以下、単にSという)1によりクロックモニタ制御レ
ジスタをクロックモニタイネーブルに設定する処理がな
される。次に、S2により、スタックポインタのアドレ
ス(00FFH)を設定する処理がなされる。
【0080】次に、S3により、システムチェック処理
が実行される。このシステムチェック処理においては、
遊技制御の実行に用いられる基本回路45のRAM70
の作業領域の初期化が行なわれる。次に、S4により、
表示制御データ設定処理が実行される。この表示制御デ
ータ設定処理においては、表示制御データを書込むRA
M70のアドレスが設定される。次に、S5により、表
示制御データ伝送処理が実行される。この表示制御デー
タ伝送処理においては、表示制御データを画像表示制御
基板216のCRTコントロール回路67に向けて伝送
する処理が行なわれる。
【0081】次に、S6により、データ出力処理が実行
される。このデータ出力処理においては、各種機器の制
御を行なうための制御データおよびパチンコ遊技機1の
外部に所定の情報を出力するための情報データを出力す
る処理が行なわれる。次に、S7により、ランプタイマ
処理が実行される。このランプタイマ処理においては、
タイマを用いて各種ランプを動作させるための処理が行
なわれる。
【0082】次に、S8により、出力データ設定処理が
実行される。このデータ設定処理においては、S6によ
り出力するデータを設定するための処理が行なわれる。
次に、S9により、エラー処理が実行される。このエラ
ー処理においては、エラー状態が発生した場合にエラー
状態を設定してその旨の報知を行なう処理と、所定条件
下でエラー状態を解除する処理とが行なわれる。次に、
S10により、判定用乱数更新処理が実行される。この
判定用乱数更新処理においては、前述した大当り決定用
のランダムカウンタC_HIT等を更新する処理が行な
われる。
【0083】次に、S11により、特別図柄プロセス処
理が実行される。この特別図柄プロセス処理において
は、複数のプロセスに分けられた特別図柄を表示するた
めのプロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分
岐実行させるための処理が行なわれる。次に、S12に
より、普通図柄プロセス処理が実行される。この普通図
柄プロセス処理においては、複数のプロセスに分けられ
た普通図柄を表示するためのプロセスを、プロセスを選
択するフラグに応じて分岐実行させるための処理が行な
われる。
【0084】次に、S13により、スイッチ処理が実行
される。このスイッチ処理においては、特定球検出スイ
ッチ32および球数検出スイッチ33等の各種スイッチ
のスイッチ別の出力信号の論理判定を実行させるための
処理が行なわれる。次に、S14により、音声処理が実
行される。この音声処理においては、効果音等に用いら
れる音声を出力するための処理が行なわれる。
【0085】次に、S15により、表示用乱数更新処理
が実行される。この表示用乱数更新処理においては、可
変表示のために用いる各種ランダムカウンタを更新する
処理がなされる。次に、S16により、入賞球信号処理
がなされる。この入賞球信号処理においては、入賞球の
検出に応じた景品玉の払出しを実行させるための処理が
行なわれる。次に、S17により、S14と同様の表示
用乱数更新処理が繰返し実行される。
【0086】次に、前述したS11の特別図柄プロセス
処理の内容を詳細に説明する。図8は、特別図柄プロセ
ス処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0087】まず、図示を省略しているが、遊技の状態
を示すプロセスフラグがどのような値にセットされてい
るかの判別が行なわれる。このプロセスフラグは、所定
の制御時間を保ちながらパチンコ遊技機を順序正しく制
御するために必要となるものであり、遊技状態の進行状
況に応じてその値が更新される。このようなプロセスフ
ラグの値に応じて図8に示されるように、実行されるプ
ログラムが選択される。
【0088】プロセスフラグが「0」の場合には、S1
8による特別図柄変動待ち処理が行なわれる。特別図柄
変動待ち処理の内容については、図9を用いて後述す
る。プロセスフラグが「1」の場合には、S19による
大当り判定処理が行なわれる。大当り判定処理の内容に
ついては、図10を用いて後述する。プロセスフラグが
「2」の場合には、S20による停止図柄設定処理が行
なわれる。停止図柄設定処理の内容については、図11
を用いて後述する。プロセスフラグが「3」の場合に
は、S21による全図柄変動処理が行なわれる。全図柄
変動処理の内容については、図12を用いて後述する。
プロセスフラグが「4」の場合には、S22による第1
第2図柄停止処理が行なわれる。第1第2図柄停止処理
の内容については、図13を用いて後述する。プロセス
フラグが「5」の場合には、S23による全図柄停止処
理が行なわれる。全図柄停止処理の内容については図1
4を用いて後述する。プロセスフラグが「6」の場合に
は、S24による大当り開始処理が行なわれる。大当り
開始処理の内容については、図15を用いて後述する。
プロセスフラグが「7」の場合には、S25による大入
賞口開放中処理が行なわれる。大入賞口開放中処理の内
容については、図16を用いて後述する。プロセスフラ
グが「8」の場合には、大入賞口閉鎖中処理が行なわれ
る。大入賞口閉鎖中処理の内容については、図17を用
いて後述する。プロセスフラグが「9」の場合には、S
27より大当り終了処理が行なわれる。大当り終了処理
の内容については、図18を用いて後述する。
【0089】次に、前述したS18の特別図柄変動待ち
処理の内容を説明する。図9は、特別図柄変動待ち処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【0090】まず、ステップSA(以下、単にSAとい
う)1により、所定のデモンストレーション画像を表示
させるためのプロセスデータを設定する処理がなされ
る。次に、SA2に進み、SA1で選択されたプロセス
データに基づいてデモンストレーション画像を可変表示
装置4に表示させる処理が実行される。次に、SA3に
進み、始動入賞があったか否かの判断がなされる。SA
3により始動入賞があったと判断された場合にはSA4
に進み、プロセスフラグのデータが「1」だけ加算され
た後、特別図柄変動待ち処理が終了する。プロセスフラ
グのデータが「1」加算されたことにより、次回の特別
図柄プロセス処理の実行時に大当り判定処理が実行され
る。一方、SA3により始動入賞がなかったと判断され
た場合には、そのままこの特別図柄変動処理が終了す
る。このようにプロセスフラグが加算されない場合は、
次回の特別図柄プロセス処理の実行時に再びこの特別図
柄変動待ち処理が実行される。
【0091】次に、前述したS19の大当り判定処理の
内容を説明する。図10は、大当り判定処理の処理内容
を示すフローチャートである。
【0092】まず、ステップSB(以下、単にSBとい
う)1により、確率変動(確変)中であるか否かの判断
がなされる。SB1により確率変動中であると判断され
た場合にはSB2に進み、大当り判定値として高確率判
定値を設定する処理がなされる。これにより、確率変動
時の大当り判定値が設定される。その後、後述するSB
4に進む。一方、SB1により確率変動中でないと判断
された場合はSB3に進み、大当り判定値として低確率
判定値を設定する処理がなされる。これにより、通常時
の大当り判定値が設定される。その後、SB4に進む。
【0093】SB4では、大当りを発生させるか否かの
判断がなされる。具体的には、入賞記憶用バンクのバン
ク0に格納されたC_HITの抽出値が、SB2または
SB3により設定された大当り判定値と一致するか否か
を判断し、一致する場合には大当りを発生させることを
事前決定するのである。
【0094】SB4により大当りを発生させないと判断
された場合には後述する大当りSB6に進む。SB4に
より大当りを発生させると判断された場合にはSB5に
進み、大当りフラグを設定する処理がなされる。ここ
で、大当りフラグとは、大当り状態に移行させる必要の
あること、または大当り状態にあることを示すために用
いられるフラグである。
【0095】SB5の後、SB6に進み、プロセスフラ
グのデータが「1」だけ加算され、その後、大当り判定
処理が終了する。このようにプロセスフラグのデータが
「1」加算されたことにより、次回の特別図柄プロセス
処理の実行時に停止図柄設定処理が実行される。
【0096】次に、前述したS20の停止図柄設定処理
の内容を説明する。図11は、停止図柄設定処理の処理
内容を示すフローチャートである。
【0097】まず、ステップSC(以下、単にSCとい
う)1により、前述した大当りフラグが設定されている
か否かをチェックすることにより大当り発生の事前決定
がなされているか否かの判断がなされる。SC1により
大当りを発生させないことが事前決定されていると判断
された場合には、SC6に進む。SC6では、可変表示
結果がハズレとなるようにハズレ図柄が設定される。そ
の後、後述するSC7に進む。
【0098】一方、SC1で大当りを発生させることが
事前決定されていると判断された場合にはSC2に進
む。SC2では、確変大当りとすること(確変に突入す
ること)が事前決定されているか否かが判断される。確
変決定用カウンタC_KHITの抽出値に基づいて確変
大当りとすることが事前決定されている場合にはSC4
に進み、確変時判定値が設定される。一方、非確変大当
りとすることが事前決定されている場合にはSC3に進
み、非確変時判定値が設定される。次にSC5に進み、
SC3またはSC4の設定に基づいて大当り図柄を設定
する処理が実行される。具体的には、SC3で非確変時
判定値が設定されている場合には、非確変大当り時図柄
決定用テーブルが参照され、SC4で確変時判定値が設
定されている場合には確変大当り時図柄決定用テーブル
が参照される。そして、図6に示した図柄決定用カウン
タC_TZUの抽出値と各テーブルとの対応関係に基づ
いて大当り図柄の種類が決定されるのである。
【0099】次に、SC7に進み、入賞バンク更新処理
が実行される。入賞バンク更新処理とは、BANK0の
バンクデータをBANK1に記憶されているデータによ
り更新した後、BANK1のバンクデータをBANK2
に記憶されているデータにより更新し、続いてBANK
2のバンクデータをBANK3に記憶されているデータ
により更新する処理である。これにより、入賞記憶用バ
ンクのバンクデータがシフトされる。次に、SC8に進
む。SC8では、プロセスフラグのデータが「1」加算
更新され、その後、停止図柄設定処理が終了する。プロ
セスフラグデータが「1」加算されたことにより、次回
の特別図柄プロセス処理の実行時に全図柄変動処理が実
行される。
【0100】次に、前述した全図柄変動処理の内容を説
明する。図12は、全図柄変動処理の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【0101】まず、ステップSP(以下、単にSPとい
う)1により、すべての可変表示部で特別図柄を一斉変
動させるための設定(全図柄変動)が行なわれる。次
に、SP1の設定に基づいてすべての可変表示部で特別
図柄を一斉変動させるための処理が実行される。次に、
SP3に進み、すべての可変表示部で特別図柄を変動状
態に保つための時間を計時するタイマがタイムアップし
たか否かが判断される。タイマがタイムアップしていな
い場合には、全図柄変動処理が終了する。一方、タイマ
がタイムアップした場合には、SP4に進み、プロセス
フラグが「1」加算される。プロセスフラグが「1」加
算されることにより、次回の特別図柄プロセス処理の実
行時に第1第2停止図柄停止処理が実行される。SP3
でNOと判断された場合、またはSP4の処理の後、全
図柄変動処理が終了する。
【0102】次に、前述したS22で実行される第1第
2停止図柄停止処理の内容を説明する。図13は、第1
第2停止図柄停止処理の処理内容を示すフローチャート
である。
【0103】まず、ステップSQ(以下、単にSQとい
う)1により、第1停止図柄(左図柄)と第2停止図柄
(右図柄)とを停止させるための設定がなされる。次
に、SQ2に進み、リーチを成立させることが事前に決
定されているか否かが判断される。リーチを成立させな
いことが事前決定されている場合にはSQ2でNOの判
断がなされ、後述するSQ5に進む。リーチを成立させ
ることか事前決定されている場合には、SQ3に進み、
リーチ画面切換制御を実行することが事前決定されてい
るか否かが判断される。リーチ画面切換制御の詳細につ
いては図19を用いて後述する。リーチ画面切換制御を
実行しないことが事前決定されている場合には後述する
SQ5に進む。一方、リーチ画面切換制御を実行するこ
とが事前決定されている場合にはSQ4に進む、SQ4
では、リーチ画面切換制御を行なうための設定がなされ
る。
【0104】次に、SQ5に進み、SQ1およびSQ4
の設定に基づいて第1停止図柄および第2停止図柄を停
止させるための処理が実行される。これにより、まず、
第1停止図柄および第2停止図柄が停止表示される。さ
らに、SQ4でリーチ画面切換制御を行なうための設定
がなされている場合には、このSQ5において、リーチ
画面切換制御が実行される。これにより、リーチ図柄が
より確変期待値の高い図柄に切換えられる。
【0105】次に、SQ6に進み、第1停止図柄および
第2停止図柄を停止させる処理が終了したか否かが判断
され、終了していない場合には第1第2停止図柄停止処
理が終了する。一方、第1停止図柄および第2停止図柄
を停止させる処理が終了している場合にはSQ7に進
み、プロセスフラグが「1」加算更新された後に第1第
2停止図柄停止処理が終了する。
【0106】次に、前述したS23で実行される全図柄
停止処理の内容を説明する。図14は、全図柄停止処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【0107】まず、ステップSR(以下、単にSRとい
う)1により、最終停止図柄(中図柄)を停止させるた
めの設定がなされる。次に、SR2に進み、全画面切換
制御を実行することが事前決定されているか否かが判断
される。なお、全画面切換制御の詳細については、図2
0を用いて後述する。全画面切換制御を実行しないこと
が事前決定されている場合には、後述するSR4に進
む。一方、全画面切換制御を実行することが事前決定さ
れている場合にはSR3に進み、全画面切換制御を実行
するための設定がなされる。これにより、全画面切換制
御を実行することが事前決定されるとともに、全画面切
換制御実行後に表示する大当り図柄の種類が設定され
る。この場合、全画面切換制御実行前に一旦停止表示さ
せる大当り図柄よりも、確変期待度の高い大当り図柄が
設定される。たとえば、全画面切換制御実行前に一旦、
停止表示させる大当り図柄が「1」の場合には、これよ
りも確変期待度の高い「2」以上の大当り図柄が設定さ
れる。このような設定がなされることにより、遊技者の
確変突入に対する期待感を段階的に向上させることがで
きる。
【0108】次に、SR4に進み、最終停止図柄を停止
させる処理が実行される。これにより、最終停止図柄
(中図柄)のスクロール速度が除々に低下してやがて所
定の中図柄が停止表示される。
【0109】次に、SR5に進み、最終停止図柄を停止
させる処理が終了したか否かが判断され、終了していな
い場合にはそのまま全図柄停止処理が終了する。一方、
処理が終了している場合にはSR6に進み、全画面切換
制御を実行すべき旨の設定がなされているか否かが判断
される。全画面切換制御を実行すべき旨の設定がなされ
ていない場合には処理が終了するが設定がなされている
場合には、SR7に進む。SR7では全画面切換制御が
実行され、すでに停止している第1〜第3停止図柄が他
の図柄に切換えられる。これにより、たとえば、可変表
示結果が「111」となって大当りが発生している場合
の表示結果が、「222」あるいは「333」等の、よ
り確変期待度の高い表示結果に切換えられる。その後、
SR8に進み、プロセスフラグのデータを特別図柄変動
待ち処理を実行するためのデータに設定する処理がなさ
れる。次に、SR9に進み、前述した大当りフラグが設
定されているか否かをチェックすることにより、大当り
を発生させることが事前決定されているか否かの判断が
なされる。大当りを発生させることが事前決定されてい
ないと判断された場合には、処理が終了する。一方、大
当りを発生させることが事前決定されていると判断され
た場合には、SR10に進み、プロセスフラグのデータ
を大当り処理を実行するためのデータに設定する処理が
なされる。SR10によるプロセスフラグのデータの設
定が行なわれた場合には、前述したSR8において設定
されたプロセスフラグは無効となる。したがって、大当
りを発生させることが事前決定されている場合には、大
当り開始処理を実行するためのプロセスフラグのデータ
が設定されたことにより、次回の特別図柄プロセス処理
の実行時に大当り開始処理が実行される。
【0110】次に、前述したS24で実行される大当り
開始処理の内容を説明する。図15は、大当り開始処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【0111】まず、ステップSS(以下、単にSSとい
う)1により、現段階で停止表示されている大当り図柄
の種類をチェックする処理が実行される。次に、SS2
に進み、停止フラグに基づいた表示データが設定され
る。次にSS3に進み、大当り表示を行なうための処理
が実行される。これにより、SS2で設定された表示デ
ータに基づいて、確変期待度が表示される。なお、確変
期待度を直接数値で表示することに代えて、確変期待度
を表わすキャラクタを登場させるようにしてもよい。
【0112】次に、SS4に進み、大当りした旨を示す
ための表示を所定時間行なうために用いられるタイマが
タイムアップしたか否かが判断される。タイマがタイム
アップしていない場合には処理が終了する。一方、タイ
マがタイムアップすればプロセスフラグが「1」加算更
新され、大当り開始処理が終了する。プロセスフラグが
「1」加算更新されることにより、次回、特別図柄プロ
セス処理が実行された場合には、大入賞口開放処理が実
行される。
【0113】次に、前述したS25で実行される大入賞
口開放中処理の内容を説明する。図16は、大入賞口開
放中処理の処理内容を示すフローチャートである。ま
ず、ステップST(以下、単にSTという)1により、
開閉板22を駆動するためのソレノイド49を駆動する
ための設定がなされる。次に、ST3に進み、特定領域
が有効化される。これにより、特定球検出スイッチ32
の検出出力が有効化される。次に、ST4に進み、可変
入賞球装置に入賞した入賞玉の個数が最大値に達したか
否かが判断される。最大値に達した場合には大入賞口閉
鎖中処理を実行するためにST10においてプロセスフ
ラグが「1」加算更新される。一方、入賞個数が最大値
に達していない場合にはST4に進み、入賞個数とラウ
ンド数とに対応した大当り中表示データが設定される。
この表示データに基づいた表示処理が実行されることに
よって画像表示部5にはラウンド数や入賞個数等が表示
される。
【0114】次に、ST5に進み、大当り状態のラウン
ド数が演出用画像表示制御(抽選演出制御)を実行すべ
き所定ラウンド数に達したか否かが判断される。ラウン
ド数が所定ラウンド数に達していない場合には、後述す
るST8に進む。一方、所定ラウンド数に達している場
合にはST6に進み、演出用画像表示制御を実行する必
要があるか否かが判断される。大当り状態となる前に停
止表示された大当り図柄が「7」以外の場合には、ST
6でYESの判断がなされてST7に進む。一方、大当
り状態となる前に停止表示された大当り図柄が「7」の
場合には、ST6でNOの判断がなされてST8に進
む。
【0115】ST7では、大当り図柄に対応した演出用
画像データが設定される。たとえば、大当り図柄が
「1」の場合には、当り位置が1ヵ所に限定されたルー
レットを可変表示装置4に表示させるための表示データ
等が設定され、大当り図柄が「2」の場合には、当り位
置が2ヵ所に限定されたルーレットを可変表示装置4に
表示させるための表示データ等が設定される。
【0116】なお、大当り図柄が「7」の場合には、S
T6でNOの判断がなされるために可変表示装置4にル
ーレットを表示させる設定は行なわれない。可変表示装
置4の表示結果が導出表示された時点での表示結果が
「777」となって大当り制御が開始された場合、ある
いは可変表示装置4の表示結果が導出表示された時点で
は「7」以外の大当り図柄で大当りとなったがその後に
前述した全画面切換え制御が実行された時点でその再導
出表示結果が「777」となって大当り制御が開始され
た場合には、大当り制御が開始される時点ですでに確変
に突入することが明らかにされているからである。な
お、このような場合についても、すべての位置が当りと
なるようなルーレットを可変表示装置4に表示するよう
にして演出用画像表示制御(抽選演出制御)が実行され
るようにしてもよい。
【0117】ST7の後、ST8に進み、ST4,ST
7での設定に基づいた表示処理が実行される。特に、S
T7での設定に基づいた表示処理が実行されることによ
り、確変に突入するか否かを表示するための演出用画像
表示制御(抽選演出制御)が実行される。これにより、
停止表示された大当り図柄の種類に応じた確変期待度
(図6参照)別の演出用画像が表示された後、その演出
用画像の表示結果が導出表示される。具体的には、確変
期待度に対応する数の当り位置が設けられたルーレット
500が表示された後、その確変期待度に応じた割合で
確変に突入することを示すゲーム結果が表示される。演
出用画像表示制御(抽選演出制御)の詳細については、
図21を用いて後述する。
【0118】次に、ST9に進み、処理を所定時間継続
させるためのタイマがタイムアップしたか否かが判断さ
れる。タイマがタイムアップしていない場合には大入賞
口開放中処理は終了する。一方、タイマがタイムアップ
した場合にはST10に進み、プロセスフラグが「1」
加算更新される。次に、ST11に進み、継続回数(ラ
ウンド数)が「1」加算更新され、大入賞口開放中処理
が終了する。
【0119】次に、前述したS26で実行される大入賞
口閉鎖中処理の内容を説明する。図17は、大入賞口閉
鎖中処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0120】まず、ステップSU(以下、単にSUとい
う)1により、継続回数(ラウンド数)に応じた表示デ
ータが設定される。次に、SU2に進み、SU1で設定
された表示データに基づいて可変表示装置4にラウンド
数等の表示を行なうための処理が実行される。次にSU
3に進み、SU1の設定に基づく表示処理を所定時間継
続させるためのタイマがタイムアップしたか否かが判断
され、タイムアップしていない場合には大入賞口閉鎖中
処理が終了する。一方、タイマがタイムアップした場合
にはSU4に進み、大当り状態を終了させるための設定
がなされる。次にSU5に進み、継続回数(ラウンド
数)が15回に達しているか否かが判断される。継続回
数が15回に達している場合にはSU8に進み、プロセ
スフラグが「1」加算更新され、大入賞口閉鎖処理が終
了する。これにより、次回の特別図柄プロセス処理の実
行時に図18を用いて後述する大当り終了処理が実行さ
れる。
【0121】継続回数が15回に達していない場合には
SU6に進み、特定領域への打玉の通過がなかったか否
かが判断される。特定領域への打玉の通過がなかった場
合には、SU8に進み、プロセスフラグが「1」加算更
新され、大入賞口閉鎖処理が終了する。一方、SU6で
特定領域への打玉の通過が検出された場合にはSU7に
進み、再度、可変入賞球装置12を開放させるための大
入賞口開放開始設定がなされ、その後、大入賞口閉鎖中
処理が終了する。
【0122】次に、前述したS27で実行される大当り
終了処理の内容を説明する。図18は、大当り終了処理
の処理内容を示すフローチャートである。
【0123】まず、ステップSV(以下、単にSVとい
う)1により、大当り終了時表示データが設定される。
次にSV2に進み、SV1で設定された大当り終了時表
示データに基づいた画像を可変表示装置4に表示させる
処理が実行される。これにより、大当りの終了画面が表
示されるとともに、確変に突入する場合にはその旨が
“確変突入”等の表示態様で報知される。次にSV3に
進み、前記処理を所定時間継続させるためのタイマがタ
イムアップしたか否かが判断され、タイムアップしてい
ない場合には大当り終了処理が終了する。一方、タイマ
がタイムアップしている場合にはSV4に進み、プロセ
スフラグが特別図柄変動待ち処理を実行するための値に
設定され、大当り終了処理が終了する。
【0124】次に、図19〜図21を参照して、図13
のSQ5で実行されるリーチ画面切換制御、図14のS
R6で実行される全画面切換制御、図16のST6で実
行される演出用画像表示制御により画像表示部5に表示
される内容について順に説明する。
【0125】まず、図19は、リーチ画面切換制御が実
行された場合に画像表示部5に表示される画像例を示す
図である。図19(a)には、左図柄(第1停止図柄)
および右図柄(第2停止図柄)として「4」が停止表示
され、中図柄(第3停止図柄)で図柄変動がなされてい
る状態が示されている。この表示状態は、中図柄として
「4」が停止表示されると大当りの発生するリーチ表示
状態である。特別図柄「4」は、図6に示すように確変
期待度が40%とされている。
【0126】図19(a)に示す表示状態となってから
所定時間が経過すれば左、中、右可変表示部を含む表示
画面全体が画像表示部5の下方にスライドし、確変期待
度が100%とされている特別図柄「7」によるリーチ
画面に切換わる(図19(b)、図19(c)参照)。
このようにして画面が切換わることにより、遊技者の確
変突入に対する期待感を向上させることができる。
【0127】なお、図19では、確変期待度が100%
とされている特別図柄「7」によるリーチ画面に切換わ
る場合を例示したが、リーチ画面切換制御が実行される
ことにより確変期待度が100%に満たない特別図柄に
よるリーチ画面に切換わるような場合もあり得る。
【0128】図20は、全画面切換制御が実行された場
合に画像表示部5に表示される画像例を示す図である。
全画面切換制御が実行されることにより、画像表示部5
では以下のような画像が表示される。まず、図20
(a)に示すように、比較的確変期待度の低い大当り図
柄による大当り表示がなされる。図20(a)には、確
変期待度が20%とされている大当り図柄「2」による
大当り状態が示されている。このような大当り状態とな
った後、所定時間が経過すれば、図20(b)に示すよ
うに、左、中、右可変表示部を含む表示画面全体が画像
表示部5の下方へスライドし、たとえば、図20(c)
に示すように、大当り図柄「7」のゾロ目が表示され
る。これにより、確変に突入することが明らかにされ
る。
【0129】このように、確変期待度が100%に満た
ない大当り図柄が一旦表示されることで大当り発生時点
では遊技者に大当りに対する満足感を与えつつも、確変
に対する期待感を維持させることができる。しかも、確
変期待度が100%に満たない大当り図柄が一旦表示さ
れた後、確変に突入することを特定可能な情報(「77
7」)が表示されるために、遊技者に苛立ちを与えるこ
とがない。
【0130】なお、ここでは、確変期待度が100%と
されている特別図柄「7」による大当り状態に変化する
場合を例に挙げて説明したが、100%に満たない確変
期待度の特別図柄による大当り状態へ変化するパターン
も存在する。たとえば、大当り図柄「2」から大当り図
柄「3」ないし「6」に変化する場合がある。このよう
な場合には、大当りに基づいた繰返し継続制御のラウン
ド数が所定ラウンド数に達した時点で図21を用いて後
述する演出用画像が画像表示部5に表示され、確変に突
入するか否かが表示される。
【0131】図21は、演出用画像表示制御(確変抽選
制御)が実行された場合に画像表示部5に表示される画
像例を示す図である。演出用画面表示制御は、前述した
全画面切換制御が実行されており、かつ、全画面切換制
御の結果として表示された大当り図柄の組合せが「77
7」以外の組合せとなっていることを条件として実行さ
れる。たとえば、可変表示結果として特別図柄「1」に
よる大当り状態となった後に全画面切換制御が実行され
た結果、その表示状態が大当り図柄「2」による大当り
状態に変化した場合などにおいては、演出用画像表示制
御が実行されることによって以下のような画像が表示さ
れる。
【0132】図21では、3ラウンド目に演出用画像表
示制御が実行される場合を例に挙げて説明する。まず、
大当りが発生したことに基づいた繰返し継続制御が実行
された後、演出用画像表示制御を実行するラウンド数と
して予め定められたラウンド数(ここでは、3ラウンド
目)となれば、画像表示部5の表示画面が図21に示す
ような表示画面に切換わる。図21の表示画面上部に
は、ラウンド数と、そのラウンドで発生した入賞数(カ
ウント数)とが表示されている。また、画像表示部5の
左下方には、前述した全画面切換制御が実行された結
果、表示された大当り図柄の種類504が表示されてい
る。ここでは、大当り図柄として「2」が表示されてい
るために、全画面切換制御が実行された結果、大当り図
柄が「1」から「2」に変化したことがわかる。大当り
図柄「2」に対応する確変期待度は、図6に示すように
20%である。さらに、画像表示部5の中央には、大当
り図柄「2」の確変期待度に対応して当り位置が2つ
(502および503)付されたルーレット500が表
示されている。この種の演出用画像が表示された後に所
定のキャラクタ505が所定の動作を行なうことによっ
てルーレット500が図示矢印方向に回転する表示がな
される。その後、所定時間が経過すればルーレット50
0が停止し、当り位置502,503のうちのいずれか
一方が目印501に停止表示されると、当りとなって確
変に突入する旨の表示がなされる。
【0133】このように、停止表示された大当り図柄の
種類に応じた確変期待度(図6参照)に対応する数の当
り位置を持つルーレット500が表示されるために、遊
技者の期待の大きさに応じた演出効果を発揮でき、これ
により興趣向上を図ることができる。また、可変表示装
置4の表示結果が「777」以外の大当り態様となった
後に全画面切換制御が実行されたものの、その導出表示
結果が「777」以外の大当り図柄のゾロ目となった場
合であっても、可変表示装置4で所定の演出用画像(ル
ーレット)の表示結果が導出表示され、その表示結果が
当りとなった場合には確変に突入するために、遊技者の
期待感をより一層、長く維持させることができる。
【0134】図22および図23は、全画面切換制御の
変形例となる図柄衝突変動制御の内容を説明するための
図である。特に、図22は、図柄衝突変動制御が実行さ
れる全図柄停止処理の内容を説明するためのフローチャ
ートであり、図23は、図柄衝突変動制御が実行された
場合に画像表示部5に表示される画像例を示す図であ
る。
【0135】まず、図22を参照して、図柄衝突変動制
御が実行される全図柄停止処理の内容を説明する。ここ
で、ステップSX(以下、単にSXという)1、SX8
〜SX10の内容については、それぞれ、図14に示し
たSR1、SR8〜SR10の各処理と同一であるので
処理の説明を省略する。
【0136】SX2では、図柄衝突変動制御を実行する
ことが事前に決定されているか否かが判断される。その
ような決定がなされていない場合には、SX4に進む。
一方、そのような決定がなされている場合には、SX3
に進み、図柄衝突変動制御を実行するための設定がなさ
れる。次に、SX4に進み、最終停止図柄の停止処理が
実行される。最終停止図柄の停止処理が実行されること
により、SX1の設定に基づいて最終停止図柄が停止表
示される。最終停止図柄の停止処理が終了した後(SX
5でYES)、図柄衝突変動制御を実行する旨の設定が
されている場合には(SX6でYES)、SX3の設定
に基づいて図柄衝突変動制御が実行される。なお、図柄
衝突変動制御が実行されることに伴う画像表示部の表示
例については図23を用いて後述する。その後、処理が
SX8に移行する。
【0137】次に、図23を用いて、図柄衝突変動制御
が実行されることに伴って表示される画像例を説明す
る。図23には、複数種類の特別図柄が可変表示される
可変表示部が7つ表示された画像表示部5が示されてい
る。なお、当りラインは、上下の横ライン2本と、対角
の2ライン、計4ラインである。図23(a)には、右
上がりの対角ラインで特別図柄「5」によるリーチの成
立した状態が表示されている。なお、各特別図柄によっ
て示される確変期待度は、図6に示したものと同一であ
る。
【0138】次に、図23(b)に示すように、リーチ
が成立したことに伴って画像表示部5の四隅に位置して
いた可変表示部が画像表示部5の中央付近へ移動する表
示がなされる。このような表示がなされることにより、
いずれのラインでリーチが成立しているのかが遊技者に
一目瞭然となる。
【0139】次に、図23(c)に示すように、中央の
可変表示部に大当り図柄「5」が一旦停止表示し、確変
期待度が50%の大当り状態となる。その後、中央の可
変表示部で大当り図柄「5」がゆっくりとしたスクロー
ルを開始し、確変期待度が100%の大当り図柄「7」
に変化する。
【0140】次に、図23(e)に示すように、大当り
図柄「7」が停止表示された可変表示部が、図柄「4」
の停止表示された可変表示部に衝突するような表示がな
される。続いて、図23(f)に示すように、衝突され
た可変表示部の図柄が「7」に変化する。その後、図2
3(f)、図23(g)に示すように、中央の可変表示
部が他のすべての可変表示部に対して順次衝突する表示
がなされる。各可変表示部は中央の可変表示部が衝突す
ることによって図柄が「7」に変化する。
【0141】以上のような可変表示部の衝突は、各種数
字の付されたビリヤード球が7の数字の付されたビリヤ
ード球から衝突されることに伴ってその数字が7に変化
するような態様で行なわれる。そして、最終的に図23
(h)に示すように、すべての可変表示部の図柄が
「7」となり、“オールセブン”の表示状態となる。こ
れにより、確変に突入することが明らかにされる。
【0142】図24および図25は、画像表示部5で行
なわれる特別図柄の変動に関し、その他の変形例を説明
するための図である。まず、図24には、図24(a)
に示すようなハズレの表示状態から表示画面全体が図2
4(b)に示すように切換わり、図24(c)に示すよ
うに大当りの表示状態に変化することが示されている。
このように、全くのハズレの状態から表示画面が切換わ
って大当り状態に変化し得るように構成することによっ
て、意外性のある遊技を提供可能となる。
【0143】次に、図25には、一旦、ハズレの表示状
態となった後、各リールが揃って回転して大当りの表示
状態に変化する具体例が示されている。より具体的に
は、まず、図25(a)に示すように、一旦、可変表示
結果が「343」となり、ハズレの表示状態となる。し
かしながら、リールの構成上、各図柄が揃ってさらにス
クロール表示することにより図25(a)の上段に示す
ように「777」の大当り状態となる。換言すれば、図
25(a)の表示状態は、可変表示部5に表示されない
部分で大当り状態が形成されている。この場合には、一
旦、図25(a)に示すハズレの状態となった後、各リ
ールが揃って変動を開始し、図25(b)に示すように
「777」の大当り状態となる。
【0144】次に、以上説明した実施の形態の変形例や
特徴点を以下に列挙する。 (1) パチンコ遊技機1により、複数種類の識別情報
を可変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置
を有し、前記複数の可変表示部の表示結果が予め複数種
類定められた特定の識別情報の組合わせのいずれかとな
った場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可
能となる遊技機が構成されている。可変表示装置4によ
り、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示部を
複数有する可変表示装置が構成されている。特別図柄に
より、前記識別情報が構成されている。大当りの表示結
果(111、222、333、777等)により、予め
複数種類定められた特定の識別情報の組合わせが構成さ
れている。
【0145】特別図柄により、複数種類の識別情報を可
変表示可能な可変表示部を複数有する可変表示装置の前
記可変表示部で可変表示される識別情報が構成されてい
る。特別図柄により、前記特別遊技状態に制御される割
合(確率)を特定可能な情報が構成されている。図13
のSQ4,SQ5により、所定の識別情報が前記可変表
示部に導出表示されてリーチ表示状態となっている場合
に、該リーチ表示状態を構成する前記識別情報をより前
記特別遊技状態に制御される割合(確率)の高い識別情
報に切換制御可能なリーチ状態切換制御手段が構成され
ている。
【0146】図13のSQ4に示したリーチ画面切換制
御は、右図柄と左図柄とが停止した際にリーチが成立し
ていない場合にも実行されるように構成してもよい。た
とえば、画像表示部5の表示状態が「4↓3」の表示状
態となった後に画面切換制御が実行されることにより、
画像表示部5の表示状態が「6↓6」や「7↓7」のよ
うに変化するように構成してもよい。なお、「↓」は、
特別図柄が変動中であることを意味するものとする。
【0147】(2) 図14のSR7に示した全画面切
換制御が実行されることにより、「111」や「22
2」などの非確変大当り表示状態が「777」の確変大
当り表示状態となり、あるいは、確変期待度の低い大当
り表示状態から確変期待度の高い大当り表示状態とな
る。なお、確変期待度の低い大当り状態から確変期待度
の高い大当り表示状態となった場合には、大当り状態中
に図21に示したような演出用画像が表示され、確変に
突入するか否かが表示される。
【0148】(3) 図16に示した大入賞口開放中処
理では、所定ラウンド数に達した場合に演出用画面表示
制御が実行されるように構成したが、大当り制御が開始
された後、可変入賞球装置12に所定数の入賞が発生し
た場合に演出用画像表示制御が実行されるように構成し
てもよい。
【0149】(4) 図19および図20では、表示画
面が上下方向で切換わることによって確変期待度の低い
大当り表示状態から確変突入率100%の大当り表示状
態に変化する具体例を説明したが、表示画面が左右方向
に切換わるように構成してもよい。また、表示画面がめ
くれ上がるような表示がなされることによって大当り表
示状態が変化するように構成してもよい。
【0150】(5) 演出用画面表示制御が大当り制御
途中に実行されるように構成したが、大当り制御が実行
される前、あるいは大当りに基づいたすべての繰返し継
続制御が終了した後に実行されるように構成してもよ
い。また、演出用画面表示制御が実行されることによ
り、図21に示したようにルーレットが表示されるよう
に構成したが、所定のキャラクタがくじを引くような表
示がなされることによって確変に突入するか否かが表示
されるように構成してもよい。この場合には、全画面切
換制御が実行されたことによって停止表示された大当り
図柄の確変期待率に応じた回数だけキャラクタがくじを
引く表示がなされるようにしてもよい。
【0151】(6) 可変表示装置4の可変表示結果が
「7」以外の大当り図柄のゾロ目となって大当りが発生
した場合に、前記全画面切換制御が実行されない場合も
あるように構成してもよい。この場合には、大当りが発
生した後、所定のタイミング(大当り状態中の1ラウン
ド目が開始した時点、所定ラウンドに移行した時点、大
当り状態が終了した時点)で確変に突入しない旨を遊技
者に報知するように構成するとよい。
【0152】(7) 全画面切換制御が実行されると、
全画面切換制御が実行される前に停止表示されている大
当り図柄よりも確変期待値の高い図柄に常に切り換えら
れるようにしたが、確変期待値の低い図柄に切り換えら
れる場合もあるように構成してもよい。
【0153】(8) 大当り状態中の所定ラウンド(た
とえば、1ラウンド目)において、所定時間以内に所定
数の入賞が発生した場合に、確変に突入するようにして
もよい。その場合、大当り図柄の種類に応じて前記所定
時間または前記所定数を変更するようにしてもい。
【0154】(9) 図10に示すフローチャートによ
り、前記特定遊技状態に制御するか否かを決定可能な遊
技状態決定手段が構成されている。画像表示部5によ
り、前記複数の可変表示部が表示される画像表示部が構
成されている。前述した全画面切換制御の内容により、
前記可変表示制御手段は、前記複数の可変表示部の表示
結果が前記特定の識別情報の組合わせとなったことを必
要条件として、前記複数の可変表示部を含む前記画像表
示部の画像表示領域全体を一斉に切換える画面一斉切換
制御が可能であることが開示されており、その画面一斉
切換制御による切換結果によって前記特別遊技状態に制
御されるか否かを表示可能であることが開示されてい
る。
【0155】図24により、前記可変表示制御手段は、
前記複数の可変表示部を含む前記画像表示部の画像表示
領域全体を一斉に切換える画面一斉切換制御を実行する
ことによって、前記特定の識別情報の組合わせ以外の表
示結果となっている前記複数の可変表示部の表示結果を
前記特定の識別情報の組合わせに切換えることが可能で
あることが開示されている。図25により、前記可変表
示制御手段は、前記複数の可変表示部の各々に可変表示
順序(スクロール順序)が予め定められた前記識別情報
を順次スクロール表示(可変表示)可能であることが開
示されている。さらに、図25により、前記複数の可変
表示部の各々を同一のタイミングでスクロール表示(可
変表示)した後、所定時期にそのスクロール表示(可変
表示)を停止することによって前記複数の可変表示部の
表示結果を前記特定の識別情報の組合わせとすることが
可能に構成されていることが開示されている。
【0156】(10) 表示状態が変化可能な可変表示
装置の具体例として、可変表示部が3つ表示される可変
表示装置や、可変表示部が7つ表示される可変表示装置
を例に挙げて説明した。その他、表示状態が変化可能な
可変表示装置としては、可変表示部が1つしか存在しな
いような可変表示装置を例に挙げることができる。
【0157】(11) 前記特定遊技状態とは異なる遊
技者にとって有利な特別遊技状態の具体例として、確率
変動状態を例に挙げて説明した。しかしながら、前記特
別遊技状態としては、確変(特別図柄の大当りの発生
確率を向上させる大当り確率向上)制御が行なわれる確
率変動状態として定義可能である他、普通図柄の変動
が開始してから表示結果が導出表示されるまでの変動時
間を短縮する時間短縮制御が行なわれる遊技状態、普
通図柄の当りの発生確率を向上させる普通図柄当り確率
向上制御が行なわれる遊技状態、特別図柄の変動が開
始してから表示結果が導出表示されるまでの変動時間を
短縮する変動時間短縮制御が行なわれる遊技状態、始
動口9に設けられた左右1対の可動片14(電動チュー
リップ)の開放回数を増加させる開放回数増加制御が行
なわれる遊技状態、または、可動片14の開放時間を
延長させる開放時間延長制御が行なわれる遊技状態とし
て定義することもできる。
【0158】さらに、前記特別遊技状態としては、前記
〜前記のうちのいずれかの単独制御またはその〜
が組合わされた制御が行なわれる遊技状態として定義
してもよい。
【0159】(12) 今回開示された実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【0160】
【課題を解決するための手段の具体例】パチンコ遊技機
1により、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、
該可変表示装置の表示結果が予め複数種類定められた特
定の表示態様のいずれかとなった場合に遊技者にとって
有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機が構成され
ている。可変表示装置4により、表示状態が変化可能な
可変表示装置が構成されている。大当りの表示結果(1
11、222、333、777等)により、予め複数種
類定められた特定の表示態様が構成されている。大当り
の発生によって可変入賞球装置12について繰返し継続
制御が実行される状態により、前記特定遊技状態が構成
されている。基本回路45および画像表示制御基板21
6により、前記可変表示装置の表示結果を導出表示させ
るための表示制御を行なう可変表示制御手段が構成され
ている。
【0161】基本回路45および図10のSB1〜SB
3により、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表
示態様となったことを必要条件として、前記特定遊技状
態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御
可能な遊技制御手段が構成されている。図6に示す特別
図柄と確変期待度との関係により、該遊技制御手段は、
前記特定の表示態様の種類に応じて予め定められた複数
種類の割合に基づき前記特別遊技状態に制御可能である
ことが開示されている。
【0162】図14および図20に示す全画面切換制御
の内容、図16および図21に示す演出用画面表示制御
の内容、図22および図23に示す図柄衝突変動制御の
内容により、前記可変表示制御手段は、前記可変表示装
置の表示結果が前記特定の表示態様となったことを必要
条件として、前記特別遊技状態に制御されるか否かを特
定可能な情報を前記可変表示装置に表示させる制御を実
行可能であることが開示されている。図20(c)に示
した画面切換後の「777」、図21に示したルーレッ
ト500の回転結果、図23に示した「オールセブン」
の表示状態、図21に示したルーレット500により、
前記特別遊技状態に制御されるか否かを特定可能な情報
が構成されている。
【0163】図14および図20に示す全画面切換制御
の内容と、その後に実行される図16および図21に示
す演出用画面表示制御の内容とにより、前記可変表示制
御手段は、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表
示態様となった後に、前記可変表示装置を可変開始させ
た後表示結果を再度導出表示させる再導出表示制御を実
行して当該再導出表示制御による導出表示結果によって
前記特別遊技状態に制御されるか否かを表示可能であ
り、前記導出表示結果が前記特別遊技状態に制御されな
い旨を示す表示結果となったことを条件として、前記可
変表示装置で所定の演出用画像を可変開始させた後、前
記演出用画像の表示結果を導出表示することが開示され
ている。図20により、前記再導出表示制御の内容が開
示されている。また、図21により、前記演出用画像が
構成されている。
【0164】図21により、前記遊技制御手段は、前記
演出用画像の表示結果が予め定められた特定画像態様と
なった場合に前記特別遊技状態に制御可能であることが
開示されている。図21に示すルーレット500の回転
結果として、当り位置502,503のうちのいずれか
一方が目印501の位置に停止した表示態様により、前
記特定画像態様が構成されている。
【0165】図16のST7,ST8により、前記可変
表示制御手段は、前記導出表示結果の種類に応じて予め
定められた割合で前記演出用画像の表示結果を前記特定
画像態様とする制御を実行可能であることが開示されて
いる。図6により、前記予め定められた割合が開示され
ている。
【0166】図14のSR3により、前記可変表示装置
の表示結果が前記特定の表示態様となった後に前記再導
出表示制御を実行する場合において、前記再導出表示制
御以前の前記特定の表示態様の種類に基づいて特定され
る前記特別遊技状態に制御される割合よりも高い割合で
前記演出用画像の表示結果が前記特定画像態様となる前
記導出表示結果を導出表示することが開示されている。
すなわち、前述したように、全画面切換制御実行後に表
示する大当り図柄の種類がこのSR3で設定される際に
は、全画面切換制御実行前に一旦、停止表示させる大当
り図柄よりも、確変期待度の高い大当り図柄が設定され
る。
【0167】図16のST7,ST8により、前記可変
表示制御手段は、前記導出表示結果の種類に応じて予め
定められた割合で前記演出用画像の表示結果を前記特定
画像態様とする制御を実行するとともに当該割合に対応
させて前記演出用画像の表示状態を変化させることが可
能であることが開示されている。すなわち、前述したよ
うに、ST8では、停止表示された大当り図柄の確変期
待度(図6参照)に応じた数の当り位置が付されたルー
レット500を画像表示部5に表示させる処理が実行さ
れた後、停止表示された大当り図柄の確変期待度に応じ
た割合で確変に突入することを示すゲーム結果が表示さ
れる。
【0168】図10のSB1〜SB3により、前記特別
遊技状態とは、前記複数の可変表示部の表示結果が前記
特定の表示態様となる確率が前記特別遊技状態以外の遊
技状態に比較して高くなるように調整された確率変動状
態であることが開示されている。
【0169】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記特定の表示態様の種類に応じて予め定
められた複数種類の割合に基づき前記特別遊技状態に制
御されるために、前記可変表示装置の表示結果が導出表
示された後も遊技者の期待感を維持できる。しかも、そ
の場合には前記特別遊技状態に制御されるか否かを特定
可能な情報が前記可変表示装置に表示されるために、遊
技者に苛立ちを与えることがない。
【0170】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の
表示態様となった後に、前記再導出表示制御による導出
表示結果によって前記特別遊技状態に制御されるか否か
が表示され、さらに、その導出表示結果が前記特別遊技
状態に制御されない旨を示す表示結果となった場合であ
っても、前記可変表示装置で所定の演出用画像の表示結
果が導出表示され、その表示結果が特定画像態様となっ
た場合には前記特別遊技状態に制御されるために、遊技
者の期待感をより一層、長く維持させることができる。
【0171】請求項3に関しては、請求項2に関する効
果に加えて、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の
表示態様となった後に前記再導出表示制御が実行される
場合には、前記再導出表示制御が実行される前に導出表
示された前記特定の表示態様の種類に基づいて特定され
る前記特別遊技状態に制御される割合よりも高い割合で
前記演出用画像の表示結果が前記特定画像態様となるよ
うな前記導出表示結果が導出表示されるために、遊技者
の期待感を段階的に高めることができる。
【0172】請求項4に関しては、請求項2または請求
項3に関する効果に加えて、前記導出表示結果の種類に
応じて予め定められた割合で前記演出用画像の表示結果
が前記特定画像態様となるとともに前記演出用画像の表
示状態が当該割合に対応した表示状態となるために、前
記割合に基づく遊技者の期待度に応じた演出効果のある
演出用画像を表示することによって興趣向上を図ること
ができる。
【0173】請求項5に関しては、請求項1から請求項
4のうちのいずれかに関する効果に加えて、前記特別遊
技状態とは、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の
表示態様となる確率が前記特別遊技状態以外の遊技状態
に比較して高くなる確率変動状態であるために、遊技者
により一層大きな期待感を抱かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の遊技制御に用いられる各種制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】パチンコ遊技機の遊技制御に用いられる各種制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図4】画像表示制御基板(サブ基板)に形成された回
路の構成を示すブロック図である。
【図5】パチンコ遊技機に用いられる主なランダムカウ
ンタやバンク、フラグを説明するための説明図である。
【図6】C_TZUの抽出値に基づいて定められる大当
り図柄の種類と、各大当り図柄の種類別に設定されてい
る確変期待度とを大当り時判定値別に示す図である。
【図7】遊技制御のメインプログラムの内容を示すフロ
ーチャートである。
【図8】特別図柄プロセス処理の処理内容を示すフロー
チャートである。
【図9】特別図柄変動待ち処理の処理内容を示すフロー
チャートである。
【図10】大当り判定処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図11】停止図柄設定処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図12】全図柄変動処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図13】第1第2停止図柄停止処理の処理内容を示す
フローチャートである。
【図14】全図柄停止処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図15】大当り開始処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図16】大入賞口開放中処理の処理内容を示すフロー
チャートである。
【図17】大入賞口閉鎖中処理の処理内容を示すフロー
チャートである。
【図18】大当り終了処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図19】可変表示装置の画像表示部に表示される画像
例を示す図である(リーチ画面切換制御)。
【図20】可変表示装置の画像表示部に表示される画像
例を示す図である(全画面切換制御)。
【図21】可変表示装置の画像表示部に表示される画像
例を示す図である(演出用画像表示制御)。
【図22】全図柄停止処理の変形例(図柄衝突変動制
御)を説明するためのフローチャートである。
【図23】可変表示装置の画像表示部に表示される画像
例を示す図である(図柄衝突変動制御)。
【図24】可変表示装置の画像表示部に表示される画像
例を示す図である(ハズレから大当りに変化)。
【図25】可変表示装置の画像表示部に表示される画像
例を示す図である(ハズレから大当りに変化)。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、4は可変表示装置、5は画像表示
部、45は基本回路、67はCRTコントロール回路、
68はマイクロコンピュータ、69はROM、71はC
PU、70はRAM、216は画像表示制御基板(サブ
基板)、500はルーレット、501は目印、502お
よび503は当り位置、504は大当り図柄である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
    し、該可変表示装置の表示結果が予め複数種類定められ
    た特定の表示態様のいずれかとなった場合に遊技者にと
    って有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機であっ
    て、 前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための表
    示制御を行なう可変表示制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様とな
    ったことを必要条件として、前記特定遊技状態とは異な
    る遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能な遊技
    制御手段とを含み、 該遊技制御手段は、前記特定の表示態様の種類に応じて
    予め定められた複数種類の割合に基づき前記特別遊技状
    態に制御可能であり、 前記可変表示制御手段は、前記可変表示装置の表示結果
    が前記特定の表示態様となったことを必要条件として、
    前記特別遊技状態に制御されるか否かを特定可能な情報
    を前記可変表示装置に表示させる制御を実行可能である
    ことを特徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記可変表示制御手段は、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様とな
    った後に、前記可変表示装置を可変開始させた後表示結
    果を再度導出表示させる再導出表示制御を実行して当該
    再導出表示制御による導出表示結果によって前記特別遊
    技状態に制御されるか否かを表示可能であり、 前記導出表示結果が前記特別遊技状態に制御されない旨
    を示す表示結果となったことを条件として、前記可変表
    示装置で所定の演出用画像を可変開始させた後、前記演
    出用画像の表示結果を導出表示し、 前記遊技制御手段は、前記演出用画像の表示結果が予め
    定められた特定画像態様となった場合に前記特別遊技状
    態に制御可能であることを特徴とする、請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示制御手段は、 前記導出表示結果の種類に応じて予め定められた割合で
    前記演出用画像の表示結果を前記特定画像態様とする制
    御を実行可能であって、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様とな
    った後に前記再導出表示制御を実行する場合において、
    前記再導出表示制御以前の前記特定の表示態様の種類に
    基づいて特定される前記特別遊技状態に制御される割合
    よりも高い割合で前記演出用画像の表示結果が前記特定
    画像態様となる前記導出表示結果を導出表示することを
    特徴とする、請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記可変表示制御手段は、前記導出表示
    結果の種類に応じて予め定められた割合で前記演出用画
    像の表示結果を前記特定画像態様とする制御を実行する
    とともに当該割合に対応させて前記演出用画像の表示状
    態を変化させることが可能であることを特徴とする、請
    求項2または請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記特別遊技状態とは、前記可変表示装
    置の表示結果が前記特定の表示態様となる確率が前記特
    別遊技状態以外の遊技状態に比較して高くなるように調
    整された確率変動状態であることを特徴とする、請求項
    1から請求項4のうちのいずれかに記載の遊技機。
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