JP2000106681A - 画像印刷装置及び画像印刷方法 - Google Patents

画像印刷装置及び画像印刷方法

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JP2000106681A JP10273595A JP27359598A JP2000106681A JP 2000106681 A JP2000106681 A JP 2000106681A JP 10273595 A JP10273595 A JP 10273595A JP 27359598 A JP27359598 A JP 27359598A JP 2000106681 A JP2000106681 A JP 2000106681A
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明 白倉
Nobuhiro Kihara
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Hikari Ishimoto
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    • G03H2210/54For individualisation of product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視差画像列を構成する画像間の形状変化を補
間して得られた視差画像列に基づく3次元像を再現する
印刷物を作成する。 【解決手段】 画像印刷装置1は、撮影部30により撮
影して得られた被写体の複数組の視差画像列を構成する
画像に、モーフィング処理を施し、得られたモーフィン
グ処理後の視差画像列に基づいて3次元像を再現する印
刷物を印刷部50により作成する。また、画像印刷装置
1は、異なる視差画像列のうちのある画像に、操作部1
00の操作に応じてモーフィングの変化率を変化させた
処理を施し、その画像を表示部40により表示する。さ
らに、画像印刷装置1は、撮影部30により撮影された
被写体の画像と、外部記憶部80に記憶されている画像
とのモーフィング処理も行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の視差画像を
記録媒体に記録して3次元像を再現する画像印刷装置及
び画像印刷方法に関し、特に視差画像間の形状変化を補
間して記録する画像印刷装置及び画像印刷方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像印刷装置には、撮影した被写体の画
像情報と文字や図形等の情報とを合成して得られる2次
元画像情報を、モニタにより視認し、所望とする構図が
定まったときの2次元画像情報を印刷物に印刷するもの
がある。このような画像印刷装置としては、例えば登録
実用新案第3014733号公報に記載の映像プリント
供給装置がある。
【0003】このような画像印刷装置は、例えば図30
に示すような構成からなり、筐体306の内部に、被写
体を撮影する撮影装置301と、撮影装置301によっ
て撮影された画像を記録して印刷する印刷装置302
と、撮影装置301によって撮影された画像をハーフミ
ラー303を介して表示する表示装置304と、撮影装
置301によって撮影された画像に合成するタイトル等
の情報を記憶する記憶部305等を備えている。
【0004】この画像印刷装置300は、撮影装置30
1によって撮影した被写体の2次元画像を、1枚のシー
ル又は例えば16枚の同じ絵柄に分割した複数枚のシー
ルとして、1枚のシートに印刷して出力することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の画像印刷装置300においては、撮影装置301に
よって1回又は連続撮影した2次元画像を、印刷装置3
02によってそのまま印刷することから、出力されたシ
ールが同じ絵柄ばかりになってしまうといった問題があ
り、娯楽性を低下させる要因となっていた。
【0006】また、従来の画像印刷装置300において
は、撮影装置301によって複数回の連続撮影を行うこ
とで、複数の絵柄の2次元画像が得られるように構成さ
れているものもあるが、画像間の相関性が少なく、例え
ば時系列に並べても娯楽性が少なかった。
【0007】さらに、従来の画像印刷装置300におい
ては、印刷の待ち時間の間、出力される画像が表示装置
304に映し出され、使用者がシールの出来上がりを予
想することができる。しかしながら、画像印刷装置30
0においては、この表示される画像が同一の静止画であ
ることから、使用者に対して、印刷の待ち時間中の娯楽
を十分に提供することができなかった。
【0008】さらにまた、従来の画像印刷装置300
は、2次元画像を、シール等に2次元情報として印刷す
るものであり、この画像印刷装置300のように手軽に
利用することができるシステムとして、3次元情報を記
録するようなものは存在していなかった。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、従来の画像印刷装置300の娯楽性を低
下させる要因を解決して、より娯楽性の高い画像印刷装
置及び画像印刷方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる画像印刷装置は、物体を互いに異なる複
数の視点から捉えた複数枚の視差画像からなる視差画像
列から、3次元像が再現される印刷物を作成する画像印
刷装置である。本発明にかかる画像印刷装置は、複数組
の視差画像列を構成する画像間の形状変化を補間して補
間画像を生成し、これらの補間画像を含みかつ視差情報
を有する補間視差画像列を生成する補間手段と、この補
間手段により生成された補間視差画像列を構成する各画
像を記録媒体に記録することにより、3次元像が再現さ
れる印刷物を作成する印刷手段とを備えることを特徴と
している。
【0011】以上のように構成された本発明にかかる画
像印刷装置は、複数組の視差画像列を構成する画像間の
形状変化を補間して、得られた補間視差画像列に基づく
3次元像が再現される印刷物を作成する。
【0012】また、本発明にかかる画像印刷装置は、物
体の互いに異なる複数の視点からの撮影を複数回行っ
て、物体を互いに異なる複数の視点から撮影した複数枚
の視差画像からなる視差画像列を複数組生成する撮影手
段を備えることを特徴としている。
【0013】以上のように構成された本発明にかかる画
像印刷装置は、物体を複数回撮影して、得られた複数組
の視差画像列を構成する画像間の形状変化を補間する。
【0014】さらに、本発明にかかる画像印刷装置は、
補間手段による補間に必要な情報を入力するための入力
手段と、画像を表示する表示手段とを備え、入力手段
は、アナログ量が入力可能であり、補間手段は、補間の
度合いを変化させた複数組の補間視差画像列を生成可能
であり、表示手段は、入力手段により入力された情報に
応じて視差画像列を構成する画像間の形状変化の補間の
度合いを変化させて得られた補間画像を表示することを
特徴としている。
【0015】以上のように構成された本発明にかかる画
像印刷装置は、入力された情報に応じて補間の度合いを
変化させた補間画像を表示することができる。
【0016】さらにまた、本発明にかかる画像印刷装置
は、物体を撮影する撮影手段と、視差画像列が記憶され
た記憶手段とを備え、補間手段は、補間視差画像列のも
ととなる複数組の視差画像列として、撮影手段により物
体を互いに異なる複数の視点から撮影することによって
得られた複数枚の視差画像からなる視差画像列と、記憶
手段に記憶されている視差画像列とを用いることを特徴
としている。
【0017】以上のように構成された本発明にかかる画
像印刷装置は、物体を撮影して得られた視差画像列ばか
りでなく、記憶された視差画像列に対しても形状変化を
補間する。
【0018】また、本発明にかかる画像印刷装置は、画
像を記憶する記憶手段と、物体を異なる複数の視点から
捉えた複数枚の視差画像からなる視差画像列と、記憶手
段に記憶されている画像とを合成して合成視差画像列を
生成する合成手段とを備え、補間手段は、補間視差画像
列のもととなる複数組の視差画像列のうちの少なくとも
1つとして、合成手段により生成された合成視差画像列
を用いることを特徴としている。
【0019】以上のように構成された本発明にかかる画
像印刷装置は、撮影した視差画像列と記憶されている画
像とを合成して得られた合成視差画像列に基づいて3次
元像を再現する印刷物を作成する。
【0020】さらに、本発明にかかる画像印刷装置は、
物体を撮影する撮影手段と、画像を表示する表示手段と
を備え、補間手段による補間の対象となる視差画像列の
うちの少なくとも1つは、撮影手段により物体を互いに
異なる複数の視点から撮影することによって得られた複
数枚の視差画像からなる視差画像列であり、表示手段
は、撮影手段による物体の撮影に先立って、物体を配す
べき位置を案内する撮影目安画像を表示することを特徴
としている。
【0021】以上のように構成された本発明にかかる画
像印刷装置は、撮影目安画像を表示することによって、
画像間の物体の位置や、各画像に映る物体の大きさをそ
ろえることができる。
【0022】本発明にかかる画像印刷方法は、物体を互
いに異なる複数の視点から捉えた複数枚の視差画像から
なる視差画像列から、3次元像が再現される印刷物を作
成する画像印刷方法である。本発明にかかる画像印刷方
法は、複数組の視差画像列を構成する画像間の形状変化
を補間して補間画像を生成し、これらの補間画像を含み
かつ視差情報を有する補間視差画像列を生成し、この補
間視差画像列を構成する各画像を記録媒体に記録するこ
とにより、3次元像が再現される印刷物を作成すること
を特徴としている。
【0023】以上のような本発明にかかる画像印刷方法
は、複数組の視差画像列を構成する画像間の形状変化を
補間して、得られた補間視差画像列に基づいて3次元像
を再現する印刷物を作成する。
【0024】また、本発明にかかる画像印刷方法は、物
体の互いに異なる複数の視点からの撮影を複数回行い、
物体を互いに異なる複数の視点から撮影した複数枚の視
差画像からなる視差画像列を複数組生成することを特徴
としている。
【0025】以上のような本発明にかかる画像印刷方法
は、物体を複数回撮影し、得られた複数組の視差画像列
を構成する画像間の形状変化を補間する。
【0026】さらに、本発明にかかる画像印刷方法は、
補間の度合いを変化させた複数組の補間視差画像列を生
成し、外部から入力された情報に応じて視差画像列を構
成する画像間の形状変化の補間の度合いを変化させて得
られた補間画像を表示手段に表示することを特徴として
いる。
【0027】以上のような本発明にかかる画像印刷方法
は、外部から入力された情報に応じて補間の度合いを変
化させた補間画像を表示手段に表示することができる。
【0028】さらにまた、本発明にかかる画像印刷方法
は、補間視差画像列のもととなる複数組の視差画像列と
して、物体を互いに異なる複数の視点から撮影すること
によって得られた複数枚の視差画像からなる視差画像列
と、記憶手段に記憶されている視差画像列とを用いるこ
とを特徴としている。
【0029】以上のような本発明にかかる画像印刷方法
は、物体を撮影して得られた視差画像列同士のみではな
く、記憶手段に記憶された視差画像列に対しても形状変
化を補間する。
【0030】また、本発明にかかる画像印刷方法は、物
体を異なる複数の視点から捉えた複数枚の視差画像から
なる視差画像列と、記憶手段に記憶されている画像とを
合成して合成視差画像列を生成し、補間視差画像列のも
ととなる複数組の視差画像列のうちの少なくとも1つと
して、この合成視差画像列を用いることを特徴としてい
る。
【0031】以上のような本発明にかかる画像印刷方法
は、撮影して得られた視差画像列と記憶手段に記憶され
ている画像とを合成して得られた合成視差画像列に基づ
く3次元像が再現される印刷物を作成する。
【0032】さらに、本発明にかかる画像印刷方法は、
補間の対象となる視差画像列のうちの少なくとも1つ
は、物体を互いに異なる複数の視点から撮影することに
よって得られた複数枚の視差画像からなる視差画像列で
あり、物体の撮影に先立って、物体を配すべき位置を案
内する撮影目安画像を表示手段に表示することを特徴と
している。
【0033】以上のような本発明にかかる画像印刷方法
は、撮影目安画像を表示手段に表示することによって、
画像間の物体の位置や、各画像に映る物体の大きさをそ
ろえることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0035】本発明を適用した実施の形態は、複数の画
像間の形状変化を補間する技術として、画像の加工技術
の1つであるモーフィング技術を利用するものである。
そこで、このモーフィング技術について説明する。
【0036】モーフィング(morphing)は、あ
る画像が別の画像へと変化する際に、これらの画像間の
空白を埋めることによって、画像が徐々に変化するよう
に見せる技術である。すなわち、モーフィングは、例え
ば、図1(A)に示すように、六角形を表す画像が三角
形を表す画像に変化する場合において、図1(B)に示
すように、六角形と三角形との間の形状を補間して、形
状の変化が少しずつ進行するように見せるものである。
【0037】また、このモーフィングに類似した技術と
して、トウィーニング技術がある。このトウィーニング
(tweening)は、ある画像の一部又は全部が回
転・並進移動して画像が変化する際に、これらの画像間
の空白を埋めることによって、徐々に移動しているよう
に見せる技術である。すなわち、トウィーニングは、例
えば、図2(A)に示すように、三角形が時計方向に9
0゜回転する場合において、図2(B)に示すように、
回転途中の三角形を補間して、移動が少しずつ進行する
ように見せるものである。このトウィーニングを、上述
したモーフィングに含めて、モーフィングと称すること
もある。
【0038】つぎに、モーフィング技術のより具体的な
説明として、カメラ等により撮影して得られた2枚のラ
スタ画像に対するモーフィング技術について説明する。
【0039】2枚のラスタ画像に対するモーフィング処
理は、2枚の画像を、要素となる複数の領域に分割して
行われる。このモーフィング処理においては、ワープ
(warping)と呼ばれる、対応する領域間での幾
何形状変換と、ディゾルブ(dissolve)と呼ば
れる、重み付け加算による画像の演算とを行うことで、
複数の画像が融合したように見える中間の画像を生成す
ることができる。
【0040】この例として、2枚の画像からのモーフィ
ング処理について、図3乃至図6を用いて説明する。
【0041】モーフィング処理は、例えば、図3(A)
及び図3(B)に示すような2枚の画像を対象として行
う。まず、モーフィング処理においては、この対象とな
る2枚の画像の間で、対応する特徴点を与え、この特徴
点をモーフィング処理における幾何形状変換や重み付け
加算等の変化の起点及び終点とする。この特徴点のデー
タの表示方法としては、コントロール線(制御線)と呼
ばれる特徴点を線分で結ぶ方法、特徴点を結んで生成さ
れる三角形や四角形等の多角形からなる領域として示す
方法等がある。
【0042】また、対象となる画像からの特徴点の抽出
方法としては、使用者が画像を見ながら指示する方法、
予め固定されたコントロール線や領域を用意しておく方
法、対象となる画像に画像処理を行って特徴点を抽出す
る方法等がある。画像処理を行って特徴点を抽出する方
法の例としては、対象となる画像に微分処理や輪郭抽出
処理、テンプレートとの相関処理、ハフ変換処理、重心
計算処理等の画像処理を組み合わせることがある。さら
に、対象画像が人間の顔面であるといった限定を与える
ことにより、眉、目、鼻、口、耳、髪型、顔型等を基本
要素として、特徴点を抽出することができる。
【0043】図3に示した2枚の画像の特徴点のデータ
を、多角形からなる領域として表示した例として、図4
を示す。特徴点は、図4(B)及び図4(D)に示すよ
うに、例えば三角形からなる複数の領域として表示され
るとともに、図4(A)及び図4(C)に示すように、
目や口等の画像における特徴を表す点を抽出したものに
なっている。
【0044】そして、モーフィング処理においては、図
4に示すような2枚の画像のそれぞれに与えられた対応
する特徴点を、起点及び終点として、幾何形状変換と画
像データの重み付け加算を行うことで、2枚の画像の中
間となる画像が得られる。このとき、2枚の画像の起点
と終点の状態を、変化率における0状態と1状態とし
て、この変化率を幾何形状変換と画像データの重み付け
加算における重み付けとすることで、2枚の画像の混合
比率を与えることができる。
【0045】すなわち、モーフィング処理においては、
例えば、図5に示すように、三角形の頂点となっている
特徴点について、図5(A)及び図5(C)に示す2枚
の画像間での移動ベクトルに変化率を掛けることによっ
て、幾何形状変換への重み付けを行い、中間の画像を得
ることができる。また同様に、モーフィング処理におい
ては、図5(A)及び図5(C)に示す2枚の画像間で
の画像データの重み付け加算を行うことによって、図5
(B)に示す変化率0.5の画像を得ることができる。
【0046】このように、モーフィング処理において
は、2枚の画像の中間画像を生成することができる。
【0047】また、モーフィング処理においては、変化
率を変化させることによって、複数の変化率を有する画
像列を得ることができる。例えば、図6に示すように、
2枚の平面画像である原画像Aと原画像Bとのモーフィ
ング処理において、変化率を0乃至1の間で変化させる
ことによって、複数枚の画像からなる画像列Pを生成す
ることができる。ここで、画像P1及びP2は、それぞれ
変化率が0の場合と1の場合とに等しく、原画像A及び
Bと同一のものであるとする。この画像列Pの諸画像
を、例えば、後述するホログラフィックステレオグラム
を作成する要領で、記録媒体に記録することにより、見
る方向によってモーフィングが変化する平面画像を観察
することができ、この平面画像は、例えば、左から観察
すると、原画像Aが観察され、右へ移動していくにつれ
形状が変化していき、右から観察すると、原画像Bが観
察される。
【0048】このようにして、モーフィング処理におい
ては、2枚の画像から複数の中間画像からなる画像列を
生成することができる。
【0049】つぎに、3次元像の場合のモーフィング処
理について、図7乃至図9を参照して説明する。この場
合のモーフィング処理については、視差画像列である原
画像列を構成する原画像の数と、処理結果となる画像の
数とに応じて、3種類の処理方法が考えられる。
【0050】まず、図7に示すように、原画像列が2組
ある場合について説明する。これらの原画像列A及びB
は、3次元像を再現するためのもととなる視差画像列で
あり、水平視差又は垂直視差を与えるものである。この
場合は、2組の原画像列A及びBの、対応する画像毎に
変化率を変化させながらモーフィング処理を行うことに
より、モーフィング処理を加えられた視差画像列Pが生
成される。例えば、n枚の視差画像A1,A2,・・・,
n、B1,B2,・・・,Bnからなる2組の原画像列A
及びBの各視差画像1対毎に、0乃至1のいずれかの変
化率を順次割り当てて、n枚の視差画像列Pを生成す
る。そして、この視差画像列Pをもとに3次元像を再現
することにより、例えば、左から観察すると原画像列A
から再現される3次元像が観察され、右から観察すと原
画像列Bから再現される3次元像が観察されるように、
観察する方向によってモーフィングが変化する3次元像
を観察することができる。
【0051】続いて、図8に示すように、視差画像列で
ある原画像列が2組あり、それらの原画像列が水平視差
又は垂直視差を与えるものであり、それらをもとにして
再現した3次元像が水平視差及び垂直視差の両方を有す
るものである場合について説明する。この場合も、2組
の原画像列A及びBの、対応する画像毎に変化率を変化
させながらモーフィング処理を行うことにより、モーフ
ィング処理を加えられた視差画像列Pが生成される。例
えば、n枚の視差画像A1,A2,・・・,An、B1,B
2,・・・,Bnからなる2組の原画像列A及びBの各視
差画像1対毎に、0乃至1の変化率をm枚分だけ割り当
てて、m×n枚の視差画像列Pを生成する。そして、こ
の視差画像列Pをもとに3次元像を再現することによ
り、例えば、水平方向に動くと単なる3次元像が観察さ
れるが、上下方向に動くと原画像列Aと原画像列Bとの
モーフィングされた3次元像が観察されるといったよう
に、観察する方向によってモーフィングが変化する3次
元像を観察することができる。
【0052】第3の処理方法として、図9に示すよう
に、水平視差及び垂直視差の両方を有する原画像列が2
組あり、それらをもとに再現した3次元像が水平視差及
び垂直視差の両方を再現可能な場合について説明する。
この場合も上述した2つの方法の場合と同様に、2組の
原画像列A及びBの、対応する画像毎に変化率を変化さ
せながらモーフィング処理を行うことにより、モーフィ
ング処理を加えられた視差画像列Pが生成される。例え
ば、m×n枚の視差画像A11,A12,・・・,Amn、B
11,B12,・・・,Bmnからなる2組の原画像列A及び
Bの各視差画像1対毎に、0乃至1の変化率を水平又は
垂直又は斜め方向に順次割り当てて、m×n枚の視差画
像列Pを生成する。そして、この視差画像列Pをもとに
3次元像を再現することにより、例えば、左上から観察
すると原画像列Aの3次元像が観察され、右下から観察
すると原画像列Bの3次元像が観察されるといった具合
に、観察する方向によってモーフィングが変化するよう
な3次元像を観察することができる。
【0053】以上のような処理を行うことによって、モ
ーフィング処理においては、3次元像の形状変化をも補
間することができる。
【0054】また、モーフィング処理は、2枚の画像間
だけでなく、3枚以上の画像で連続して変化するような
中間画像を生成することもできる。すなわち、モーフィ
ング処理は、例えば、図10に示すように、A,B,
C,Dの4枚の画像から、連続して変化する中間画像A
B,BC,CDを生成することができる。このような連
続モーフィング処理においては、順序づけられた4枚の
画像間で順番に変化率を0から1に変化させることによ
って、中間画像を生成する。
【0055】以上に説明したようなモーフィング技術を
利用した第1の実施の形態として図11に示す画像印刷
装置1は、装置の制御全般を行う制御部10と、被写体
を撮影する撮影部30と、画像を表示する表示部40
と、画像を記録媒体に記録して印刷物を作成する印刷部
50と、被写体を照明する照明部60と、支払われた対
価を受収する料金受収部70と、画像データを記憶する
外部記憶部80と、外部機器との通信を行う通信部90
と、装置の操作を行う操作部100等を備える。これら
のうち制御部10と、撮影部30と、表示部40と、印
刷部50と、料金受収部70とは、筐体110の内部に
収納されており、外部記憶部80は、制御部10とユニ
ット化されている。
【0056】制御部10は、図示しない装置制御部と画
像処理部とを備える。装置制御部は、画像印刷装置1に
おける他の部分との間で制御信号を入出力して、画像印
刷装置1全体の制御を行う。一方、画像処理部は、後述
する撮影部30によって撮影して得た画像データや、画
像処理部内に備えられるメモリ等の記憶部又は後述する
外部記憶部80に保存されている画像データや、プログ
ラム等の描画手続きにより描画された画像データ等に、
合成処理やモーフィング処理を施す。また、画像処理部
は、上述した各画像データが視差画像列データを構成す
る場合には、後述するように、この視差画像列データか
ら3次元像を再現するのに適した画像データに変換する
ためのいわゆる視点変換処理を行う。画像処理部は、こ
れらの画像データを後述する撮影部30、表示部40、
印刷部50、通信部90等との間で入出力する。
【0057】撮影部30は、ハーフミラー等によって構
成される表示撮影光学系部111を介して、撮影窓11
2に臨む被写体の画像を撮影する。この撮影部30は、
カメラ等を移動させる送り台等により構成される視差撮
影機構32を備えており、被写体の視差画像を撮影する
ことができる。撮影部30によって撮影された画像は、
上述した画像処理部又は後述する表示部40へと送信さ
れる。
【0058】表示部40は、撮影部30によって撮影し
た画像や、上述した画像処理部によって合成処理又は描
画処理された画像を表示する。使用者は、表示部40に
より表示された画像を、表示撮影光学系部111を介し
て、若しくは、表示部40に備えられる後述するCRT
モニタ42の表示面から直接見ることができる。また、
表示部40は、制御部10より出力される音声信号を音
として発生する機能を備えている。したがって、画像印
刷装置1においては、使用者が表示部40により表示さ
れる画像以外にも、音声により情報を得ることができ
る。
【0059】印刷部50は、画像処理部によって、合成
処理や描画処理、モーフィング処理された画像を視点変
換処理して得られた画像を、記録媒体に記録する。画像
印刷装置1においては、この印刷部50より排出された
印刷物を、使用者が受け取ることができる。
【0060】照明部60は、被写体の画像を撮影するた
めに必要となる被写体の照明を行う機能を備える。
【0061】料金受収部70は、画像印刷装置1を使用
するために支払われた対価を受収するものである。この
料金受収部70は、装置制御部の制御のもとに、紙幣や
硬貨等の貨幣や、貨幣に代わるコイン、キャッシュカー
ド又はクレジットカード、プリペイドカード、通信ネッ
トワークを介した電子マネー等の信用貨幣を受け付け
て、料金の受収を行い、釣り銭やカードの返却を行う。
また、料金受収部70は、貨幣を回収するまでの保管機
能も備えている。
【0062】外部記憶部80は、例えばハードディスク
等の記憶装置から構成され、画像データを保存する機能
を備える。外部記憶部80は、画像処理部によって処理
される又は処理された画像データを保存する。
【0063】通信部90は、制御部10との間で信号を
入出力して、外部機器との通信を行う。
【0064】操作部100は、画像印刷装置1を使用す
るために操作する部分であり、各種の操作装置を備えて
いる。
【0065】上述した機能を備える画像印刷装置1につ
いて、図12を用いてより詳細に説明する。
【0066】画像印刷装置1においては、図12に示す
ように、上述した各部が構成されている。
【0067】制御部10において、CPU11は、汎用
コンピュータに搭載されているものと同様な機能を有す
るものである。CPU11は、装置全体の制御とモーフ
ィング処理や視点変換処理を含む画像データの演算処理
を行う。画像印刷装置1においては、このようにCPU
11を備えることによって、上述した装置制御部と画像
処理部との機能を、1つの制御部10に備えることがで
きる。
【0068】メモリ12は、CPU11若しくは後述す
るシステムコントローラ14の指示により、情報の書き
込み・読み出しを行う記憶部分であって、例えばDRA
M(Dynamic Random Access M
emory)等を用いる。そして、メモリ12は、シス
テムコントローラ14を通じてCPU11や、後述する
ホストバス15やPCIバス16等のコンピュータバス
上の各種資源に接続されて、情報を記憶することができ
る。勿論、メモリ12は、画像データを記憶することも
可能である。
【0069】キャッシュ13は、CPU11が頻繁にア
クセスするメモリ12内の情報を記憶する高速の記憶部
であり、ホストバス15を介してCPU11と直接情報
を授受することにより、システムの高速化を図ることが
できるものである。
【0070】システムコントローラ14は、CPU11
と、メモリ12、キャッシュ13、ホストバス15やP
CIバス16等のコンピュータバスのタイミング調整等
を行うものである。
【0071】ホストバス15は、CPU11に直接接続
された情報の伝達手段であって、キャッシュ13、シス
テムコントローラ14等と高速に情報授受ができるよう
になっている。
【0072】PCIバス16は、ホストバス15と分離
された情報の伝達手段であって、システムコントローラ
14に接続されている。CPU11は、このシステムコ
ントローラ14を介して、PCIバス16に接続された
各種資源にアクセスできるようになっている。
【0073】画像取込制御部17は、PCIバス16と
撮影部30との間に接続される。画像取込制御部17
は、撮影部30によって撮影した視差画像を制御部10
で処理可能とするために、CPU11等の指示に基づい
て、画像データとして取り込む。この画像取込制御部1
7は、例えば撮影部30から出力されたNTSC信号を
Y/C分離した後、RGB信号に変換し、このRGB信
号をA/D変換することにより画像データとして取り込
む。また、画像取込制御部17は、撮影部30において
デジタル信号化された画像データを、例えば、RS−2
32Cやセントロニクス準拠のパラレル信号、SCSI
等のインターフェースを介して取り込む。
【0074】撮影部制御部18は、PCIバス16と撮
影部30との間に接続される。撮影部制御部18は、C
PU11等の指示に基づいて、撮影開始や視差画像撮影
のためのカメラの移動等の撮影部30への動作指示の制
御信号を送るとともに、カメラの絞りや移動量等の撮影
部30からの動作状況の制御信号を受け取る。
【0075】ビデオコントローラ19は、PCIバス1
6と表示部40との間に接続され、CPU11等の指示
に基づいて、画像、図形、文字等の情報を、内部の図示
しないビデオメモリ上に描画し、その内容を表示部40
へ出力する。勿論、ビデオコントローラ19は、内部の
ビデオメモリに画像データを記憶することも可能であ
る。また、ビデオコントローラ19は、表示部40のC
RTモニタ42との間で、例えばVESA DDC(D
isplay Data Channel)規格のよう
に信号線の一部を用いて、CRTモニタ42が記憶して
いるデバイスの特性情報等を授受することができる。
【0076】表示部制御部20は、PCIバス16と表
示部40との間に接続され、CPU11等の指示に基づ
いて、表示開始や入力切り換え等の表示部40への動作
指示の制御信号を送るとともに、CRTモニタ42のデ
バイスの特性情報等の表示部40からの動作状況の制御
信号を受け取る。
【0077】音声出力制御部21は、PCIバス16と
表示部40との間に接続され、CPU11等の指示に基
づいて、音声の情報を発音可能な音声信号として表示部
40に出力する。音声出力制御部21は、例えば32k
Hzでサンプリングされた8ビットの音声データを、D
/A変換してアナログ信号として出力する。
【0078】画像出力制御部22は、PCIバス16と
印刷部50との間に接続され、CPU11等の指示に基
づいて、撮影部30によって撮影して得た視差画像列デ
ータや、制御部10においてモーフィング処理や視点変
換処理がなされた視差画像列データを、3次元像を再現
するための画像データに変換して印刷部50に出力す
る。画像出力制御部22は、例えば、後述するように、
ホログラフィックステレオグラムとして画像データをホ
ログラム用の記録媒体151に記録するときには、視点
変換処理された画像データを、D/A変換することによ
りRGB信号に変換し、このRGB信号を、印刷部50
の入力切換器51を介して、ホログラフィックステレオ
グラムを作成する装置に出力する。また、画像出力制御
部22は、例えば、レンチキュラレンズによるステレオ
グラムや、フライアイレンズによるインテグラルフォト
グラフィに用いる画像を記録する場合には、画像データ
を、例えば、セントロニクス準拠のパラレル信号、SC
SI等のインターフェースを介してデジタル信号として
印刷部50に出力する。
【0079】印刷部制御部23は、PCIバス16と印
刷部50との間に接続され、CPU11等の指示に基づ
いて、記録開始や入力切り換え、印刷の各ステップ開始
等の印刷部50への動作指示の制御信号を送るととも
に、記録の各ステップの動作状況や印刷完了等の印刷部
50からの動作状況の制御信号を受け取る。
【0080】照明部制御部24は、PCIバス16と照
明部60との間に接続され、CPU11等の指示に基づ
いて、照明開始等の照明部60への動作指示の制御信号
を送るとともに、照明器具の電流・電圧・電力量や、照
明の明るさ・色合い等の照明部60からの動作状況の制
御信号を受け取る。
【0081】料金受収部制御部25は、PCIバス16
と料金受収部70との間に接続され、PCIバス16を
介した双方の情報アクセス要求に基づいて、料金受け入
れ開始や信用貨幣カードの読み取り開始等の料金受収部
70への動作指示の制御信号を送るとともに、受け入れ
た額面や信用貨幣カード内の情報、貨幣保管量等の料金
受収部70からの動作状況の制御信号を受け取る。
【0082】外部記憶部制御部26は、PCIバス16
と外部記憶部80との間に接続され、CPU11等の指
示に基づいて、例えばハードディスクや磁気テープ等の
媒体内の所定の領域に対する情報の書き込み・読み出し
の制御を行う。外部記憶部制御部26は、例えば、SC
SIや、IEEE1394等により外部記憶部80と接
続される。
【0083】通信部制御部27は、PCIバス16と通
信部90との間に接続され、装置内の各部からの情報ア
クセス要求や、通信相手の情報アクセス要求に基づい
て、情報の送信、受信の制御を行う。勿論、通信部制御
部27は、画像データ等のデータを送受信することが可
能である。
【0084】操作部制御部28は、PCIバス16と操
作部100との間に接続され、CPU11等の指示に基
づいて、例えば、使用者が操作した後述する押しボタン
101、テンキー102、レバー103、ジョイスティ
ック104、回転ボリウム105等の操作部100の状
態を制御信号として受け取る。また、操作部制御部28
は、操作部100が、例えば使用者に対して反発力等の
感覚を体感させる機能を有する場合には、操作部100
への動作指示の制御信号を送る。さらに、操作部制御部
28には、操作部100が例えば押しボタン101のよ
うにON−OFF等のデジタル量しか入力できないもの
であった場合に、その押しボタン101を押した回数や
押している時間等の操作状態の情報が送られる。CPU
11は、操作部制御部28より送信されたこの操作状態
の情報に基づいて、アナログ量への変換のための演算を
行う。なお、このアナログ量への変換のための演算は、
操作部100によって行うようにしてもよい。
【0085】以上のような機能を備える制御部10は、
画像処理の演算や、以後説明する各部の制御等を行う。
【0086】撮影部30は、CCD(Charge C
oupled Device)撮像素子とそれによって
撮影された画像を信号化する回路とを含むCCDカメラ
31と、視差画像を撮影するためにCCDカメラ31を
移動させる機構である視差撮影機構32とによって構成
される。CCDカメラ31は、NTSC信号等のアナロ
グ信号や、デジタル信号化された画像データを、例え
ば、RS−232Cやセントロニクス準拠のパラレル信
号、SCSI等のインターフェースを介して出力する。
また、視差撮影機構32は、例えば、図示しないステッ
ピングモータ等により駆動される送り台等により構成さ
れ、この送り台に載置又は接続されたCCDカメラ31
を移動させる。
【0087】表示部40は、例えば、撮影部30によっ
て得た画像をそのまま表示したり、装置内で生成された
画像を表示したりする等、表示する画像の入力信号を切
り換える入力切換器41と、入力された画像信号を表示
面に表示するCRTモニタ42と、入力された音声信号
を発音するスピーカ43とを備える。ここで、表示部4
0に入力される画像信号は、NTSC信号やRGB信号
等のアナログ信号、GVIFやVESAのFPDI等の
デジタル信号化されたものであってもよい。また、画像
信号を表示する装置をCRTモニタ42として説明した
が、例えば、直視型TFT液晶表示素子(Thin−F
ilm Transistor−Liquid Cry
stal Display、TFT−LCD)やプラズ
マ映像表示素子(Plasma Display Pa
nel、PDP)、LCDやDMD(Digital
Micro−mirror Device)等を用いた
プロジェクタ型表示装置、虚像型表示装置であってもよ
い。
【0088】印刷部50は、印刷する画像の入力信号を
切り換える入力切換器51と、入力された画像を記録媒
体に記録する立体画像プリンタ52とを備える。印刷物
50は、RGB信号等のアナログ信号、デジタル信号化
された画像データを、例えば、セントロニクス準拠のパ
ラレル信号、SCSI、IEEE1394、USB等の
インターフェースを介して入力して記録媒体への記録を
行う。ここで、立体画像プリンタ52としては、例え
ば、ホログラフィックステレオグラムを作成する場合に
は、図13及び図14に示すホログラフィックステレオ
グラム作成装置150が用いられる。ホログラフィック
ステレオグラム作成装置150には、視点変換処理され
た画像データがRGB信号として入力され、このRGB
信号に基づく物体光をホログラム用の記録媒体151に
要素ホログラムとして記録する。また、立体画像プリン
タ52は、例えば、レンチキュラレンズによるステレオ
グラムや、フライアイレンズによるインテグラルフォト
グラフィに用いる画像を記録する場合には、デジタル信
号化された画像データを例えばセントロニクス準拠のパ
ラレル信号によって入力し、昇華熱転写方式、熱バブル
やピエゾ素子を用いたインクジェット方式、トナーを用
いた電子写真方式等により印刷物を作成するものとな
る。この場合、作成された印刷物には、レンチキュラレ
ンズシートやフライアイレンズシートが貼り付けられ
る。
【0089】照明部60は、被写体の照明に必要な蛍光
灯61、白熱灯62等の照明器具と、必要に応じて、こ
れら照明器具の発光状態(明るさ、色度等)を検知する
ための光センサ63とを備える。この照明部60におい
て例えば蛍光灯61により被写体を照明する際に、蛍光
灯61は、その駆動電源の駆動周波数が、上述したCC
Dカメラ31のシャッタスピードに同期したものになる
か、若しくはインバータ等により高周波駆動される。ま
た、照明部60は、必ずしも照明器具の発光状態を検知
するための光センサ63を独立して備えなくてもよい。
この場合、画像印刷装置1においては、光センサ63に
代わる機能として、例えばCCDカメラ31によって撮
影した画像の明るさが、照明器具の点灯指示信号の前後
で変化するか否かをCCDカメラ31によって判別させ
るようにしてもよい。
【0090】料金受収部70は、貨幣受入排出器71と
貨幣選別器72と貨幣保管部73とを備え、その他、信
用貨幣受入排出器74と信用貨幣選別器75とを備え
る。貨幣受入排出器71は、紙幣や硬貨等の貨幣又は貨
幣に代わるコインが投入され、貨幣の投入を貨幣選別器
72及び/又は料金受収部制御部25へ通知する。ま
た、貨幣受入排出器71は、貨幣の返却及び釣り銭の返
却も行う。貨幣選別器72は、受け入れた貨幣の額面を
検知して、受け入れた額面等を料金受収部制御部25へ
通知する。信用貨幣受入排出器74は、キャッシュカー
ドやクレジットカード、プリペイドカード等の信用貨幣
の受け入れ、排出を行う。信用貨幣受入排出器74は、
信用貨幣の投入を信用貨幣選別器75及び/又は料金受
収部制御部25へ通知する。また、信用貨幣受入排出器
74は、信用貨幣の返却も行う。信用貨幣選別器75
は、受け入れた信用貨幣の種別や信用貨幣に記録されて
いるカード番号、残額等の記録情報を読み取り、料金受
収部制御部25へ通知する。また、信用貨幣選別器75
は、必要に応じて料金受収部制御部25からの信号によ
り、信用貨幣に記録されている残額等の記録情報を書き
換える。貨幣保管部73は、投入されて受け入れられた
貨幣等を保管するものであり、保管された貨幣は、後で
回収することができるように構成されている。
【0091】外部記憶部80は、フロッピーディスクド
ライブ81やハードディスクドライブ82、CD−RO
Mドライブ83、光磁気ディスクドライブ84、磁気テ
ープドライブ85等を備える。なお、この外部記憶部8
0は、画像印刷装置1に固定されて取り付けられるだけ
でなく、取り外し可能な媒体を用いるものであってもよ
い。このように取り外し可能な媒体を使用することによ
り、画像印刷装置1においては、画像データやプログラ
ム等の装置の動作に必要なデータとして、装置内に記憶
されたデータや、通信部90を介して受信したデータの
みを使用するのではなく、媒体に格納されて可搬性が向
上したデータを使用することができる。
【0092】通信部90は、有線電話91、無線電話9
2、イーサネット93やFDDI(Fiber Dis
tributed Data Interface、光
ファイバ分散データ・インターフェース)、ATM(A
synchronous Transfer Mod
e、非同期転送モード)、IEEE1394等のネット
ワーク機器94、衛星又は地上波を用いた受信機95、
衛星又は地上波を用いた送受信機96のいずれか、若し
くは複数を備える。通信部90は、例えば有線電話91
と図示しないモデムとによって、図示しない専用サーバ
や他の同様の装置等の外部機器に記憶されている画像デ
ータの送信又は受信、装置を動作させるためのプログラ
ムの受信、信用貨幣のカード番号等の情報の送信と信用
貨幣の認証情報等の受信とを行う。
【0093】操作部100は、押しボタン101やテン
キー102、レバー103、ジョイスティック104、
回転ボリウム105、スライドボリウム106、トラッ
クボール107、マウス108、タブレット109等を
備える。また、操作部100は、必要に応じて、例えば
使用者に対して反発力等の感覚を体感させる機能を備え
る。さらに、操作部100は、例えば回転ボリウム10
5のようにアナログ量を入力できる操作機器を備える。
また、操作部100は、押しボタン101のようにON
−OFF等のデジタル量しか入力できない操作機器であ
っても、その押しボタン101を押した回数や押してい
る時間といった操作状態に基づいて、アナログ量への変
換を行う機能を備える。操作部100は、例えば上下左
右の4方向に指示可能なジョイスティック104と時間
を計時する回路とを備え、ジョイスティック104が倒
された方向とその状態が何秒持続しているかを操作部制
御部28へ通知する。
【0094】以上のように構成される画像印刷装置1
は、制御部10をはじめとする各部が、CPU11のプ
ログラム・ソフトウェアによって協調しながら動作す
る。
【0095】つぎに、画像印刷装置1が、3次元像を再
現する印刷物としてホログラフィックステレオグラムを
作成する際に、上述した立体画像プリンタ52として、
用いられるホログラフィックステレオグラム作成装置1
50について、図13及び図14を参照して説明する。
【0096】図13に示すホログラフィックステレオグ
ラム作成装置150は、上述した印刷部制御部23の制
御に基づいて各機構が駆動し、後述するように、画像出
力制御部22から出力された要素ホログラム画像データ
D1に基づく物体光L2と、参照光L3とを露光記録部
P1に入射し、その干渉縞を短冊状又はドット状の多数
個の要素ホログラムとしてホログラム用の記録媒体15
1にそのまま露光記録してホログラフィックステレオグ
ラムを作成する装置である。記録媒体151は、例えば
感光フィルムからなり、図示しないフィルムカートリッ
ジ等に装填されている。
【0097】ホログラフィックステレオグラム作成装置
150は、ホログラフィックステレオグラム作成用の光
学系160と、記録媒体151を間欠的に走行駆動する
記録媒体送り機構180とを備える。
【0098】光学系160は、図14に示すように、入
射光学系160A、物体光学系160B及び参照光学系
160Cとからなる。この物体光学系160Bと参照光
学系160Cとは、物体光L2と参照光L3の干渉性を
高めるために、物体光L2と参照光L3の露光記録部P
1までのそれぞれの光路長がほぼ同一となるように構成
されている。
【0099】入射光学系160Aは、レーザ光L1を出
射するレーザ光源161と、このレーザ光L1を透過又
は遮断することによってレーザ光L1の出射、遮断を切
り換えるシャッタ機構162と、レーザ光L1を物体光
L2と参照光L3とに分割するハーフミラー163とか
ら構成されている。
【0100】レーザ光源161は、例えば、単一波長で
かつ干渉性のよいレーザ光L1を出射する、半導体励起
YAGレーザ装置や、空冷アルゴンイオンレーザ装置、
空冷クリプトンレーザ装置等のレーザ装置によって構成
される。
【0101】シャッタ機構162は、要素ホログラム画
像データD1が画像出力制御部22から出力されるタイ
ミングに対応して、印刷部制御部23から出力された制
御出力S1により開閉動作され、レーザ光L1を後段の
光学系を介して露光記録部P1に位置する記録媒体15
1に入射させ、若しくはレーザ光L1の記録媒体151
への入射を遮断する。
【0102】ハーフミラー163は、入射されたレーザ
光L1を、透過光と反射光とに分割する。レーザ光L1
は、透過光が上述した物体光L2として用いられ、一
方、反射光が参照光L3として用いられる。これらの物
体光L2と参照光L3とは、それぞれ後段に設けられた
物体光学系160Bと参照光学系160Cとに入射され
る。
【0103】物体光学系160Bは、具体的には、全反
射ミラー164と、第1のシリンドリカルレンズ165
と、コリメータレンズ166と、投影レンズ167及び
第2のシリンドリカルレンズ168等の光学部品によっ
て構成される。これらの各光学部品は、物体光L2の光
軸に沿って、上述した順序で配列される。
【0104】第1のシリンドリカルレンズ165は、凸
レンズとピンホールとが組み合わされてなり、ハーフミ
ラー163を透過して全反射ミラー164によって反射
された物体光L2を後述する透過型液晶表示器169の
表示面幅に対応して一次元方向に拡散させる。
【0105】コリメータレンズ166は、第1のシリン
ドリカルレンズ165によって拡散された物体光L2
を、平行光にして透過型液晶表示器169へと導く。
【0106】投影レンズ167は、物体光L2を第2の
シリンドリカルレンズ168へと投影する。
【0107】第2のシリンドリカルレンズ168は、平
行光にされた物体光L2を、露光記録部P1において横
方向に対して集光する。
【0108】物体光学系160Bには、コリメータレン
ズ166と投影レンズ167との間に位置して透過型液
晶表示器169が配設されている。透過型液晶表示器1
69には、画像出力制御部22から出力された要素ホロ
グラム画像データD1に基づいて要素ホログラム画像が
順次表示される。
【0109】以上のように構成される物体光学系160
Bにおいては、入射光学系160Aから分割されて入射
される点光源状態の物体光L2が、第1のシリンドリカ
ルレンズ165によって拡散されるとともに、コリメー
タレンズ166に入射することで平行光にされる。物体
光学系160Bにおいては、コリメータレンズ166を
介して透過型液晶表示器169に入射された物体光L2
が、この透過型液晶表示器169に表示された要素ホロ
グラム画像に応じて変調されるとともに、投影レンズ1
67を介して第2のシリンドリカルレンズ168へと入
射される。物体光学系160Bは、シャッタ機構162
が開放動作されている間、変調された物体光L2を露光
記録部P1の記録媒体151に入射させる。
【0110】参照光学系160Cは、具体的には、シリ
ンドリカルレンズ170と、コリメータレンズ171
と、全反射ミラー172とから構成される。これらの各
光学部品は、参照光L3の光軸に沿って、上述した順序
で配列される。
【0111】シリンドリカルレンズ170は、上述した
物体光学系160Bの第1のシリンドリカルレンズ16
5と同様に、凸レンズとピンホールとが組み合わされて
なり、ハーフミラー163によって反射分割された参照
光L3を所定幅、すなわち透過型液晶表示器169の表
示面幅に対応して一次元方向に拡散させる。
【0112】コリメータレンズ171は、シリンドリカ
ルレンズ170によって拡散された参照光L3を平行光
にする。
【0113】全反射ミラー172は、参照光L3を反射
させて、参照光L3を露光記録部P1の記録媒体151
に対して後方から入射させる。
【0114】一方、記録媒体送り機構180は、図示し
ないローラを備え、図14に示すように、記録媒体15
1を矢印aの方向へと1要素ホログラム分だけ間欠送り
する。記録媒体送り機構180は、1要素ホログラム画
像分の露光記録終了毎に、印刷部制御部23から送出さ
れる駆動出力S2に基づいて、記録媒体151を間欠的
に走行駆動させ、露光記録部P1に未露光部位を対応位
置させる。ホログラフィックステレオグラム作成装置1
50においては、この記録媒体送り機構30の動作に連
動して印刷部制御部23から送出される制御出力S1に
基づいて、上述したシャッタ機構162が動作されてレ
ーザ光L1の光路を開放する。
【0115】以上のように構成されるホログラフィック
ステレオグラム作成装置150は、上述した動作が順次
行われることによって、画像出力制御部22から供給さ
れた要素ホログラム画像D1に基づく要素ホログラム画
像を、短冊状又はドット状の要素ホログラムとして記録
媒体151に露光記録し、ホログラフィックステレオグ
ラムを作成する。
【0116】上述した構成を備える画像印刷装置1は、
図15乃至図17に示すような一連の処理を行うことに
よって、3次元像が再現される印刷物を作成する。ここ
では、被写体を2回撮影して2組の視差画像列を得て、
それらの画像列に対して上述したモーフィング処理を行
い、観察する方向によって異なる変化率の3次元像を再
現する印刷物を作成するまでの一連の処理について説明
する。
【0117】まず画像印刷装置1は、図15に示すよう
に、ステップS1において、装置の初期化を行った後、
ステップS2乃至ステップS4の待機動作シーケンスを
行う。具体的には、画像印刷装置1は、ステップS2に
おいて、料金の投入があるか否かを判別する。ここで、
画像印刷装置1は、料金が投入されたと判別した場合に
は、ステップS6へと移行する。また、料金が投入され
ていないと判別した場合には、ステップS3において、
外部機器との通信要求があるか否かを判別する。画像印
刷装置1は、外部機器との通信要求があると判別した場
合には、後述するプログラム書換シーケンス、装置動作
確認シーケンス又は画像通信シーケンスへと移行する。
一方、画像印刷装置1は、外部機器との通信要求がない
と判別した場合には、ステップS4において待機動作を
終了するか否かを判別し、待機動作を終了する場合に
は、ステップS5における終了処理を行い、一連の処理
を終了する。また、待機動作を継続する場合には、ステ
ップS2からの処理を再び実行する。画像印刷装置1
は、この待機動作シーケンスにおいて、制御信号による
各部の動作確認の他、画像や音声を用いて広告や装置の
案内等を表示部40により表示・発音する等の動作を行
う。
【0118】画像印刷装置1は、ステップS2において
貨幣又は信用貨幣による料金の投入があったことを判別
した後、ステップS6において、その料金やカードの額
面等を確認する。そして、ステップS7において、料金
の額面等の装置を使用する条件を満足することを確認し
た場合には、後述する撮影シーケンスへと移行し、条件
が満たされなかった場合には、ステップS8における料
金やカードの返却処理を行う。なお、画像印刷装置1に
おいては、受け入れた額面等の貨幣の確認や信用貨幣の
認証情報の確認に時間がかかる場合は、撮影中にわたっ
て料金の確認動作を続けるようにしてもよい。
【0119】画像印刷装置1は、料金の額面等の装置を
使用する条件が満たされた場合には図16に示すよう
に、ステップS9乃至ステップS12の撮影シーケンス
を行う。画像印刷装置1は、この撮影シーケンスを開始
すると、ステップS9において、1回目の撮影のガイダ
ンスを表示部40によって表示又は発音した後、使用者
の確認を得ながら、撮影部30によってステップS10
における1回目の撮影を行う。この撮影は、撮影部制御
部18からの制御信号によって開始され、視差撮影機構
32の駆動にともない、CCDカメラ31が例えば水平
移動することによって行われる。画像印刷装置1におい
ては、この撮影により複数枚の視差画像からなる1組の
視差画像列を得る。そして、ステップS11において、
2回目の撮影のガイダンスを行った後、使用者の確認を
得ながらステップS12における2回目の撮影を行う。
この撮影により、画像印刷装置1においては、2組目の
視差画像列を得る。ここで、撮影のガイダンスは、後述
するように、使用者に対して操作部100による操作手
順の案内や、撮影した視差画像に別の画像を合成するた
めの画像合成を行うか否かの選択、撮影する際の被写体
の位置を案内するための撮影目安画像の表示を行うか否
かの選択等を、表示部40からの画像や音声による情報
提供で行うものである。画像印刷装置1においては、使
用者が、撮影ガイダンスにしたがって操作部100を操
作し、撮影する際にも操作部100を介して撮影指示を
与える。
【0120】画像印刷装置1においては、この撮影シー
ケンスとほぼ並行してステップS13乃至ステップS1
9の画像処理シーケンスが行われる。画像印刷装置1
は、ステップS10において撮影して得られた複数枚の
視差画像からなる視差画像列データを、ステップS13
において、外部記憶部80や、通信部90を介して外部
機器に記憶し、ステップS14において、各視差画像に
対する特徴点抽出のための画像処理を開始する。同様
に、ステップS12における2回目の撮影によって得ら
れた視差画像列についても、ステップS15において視
差画像列データとして記憶され、ステップS16におけ
る特徴点抽出が行われる。
【0121】このようにして視差画像列データと特徴点
データとが生成された後、ステップS17において、上
述したモーフィング処理を行う。画像印刷装置1は、後
述するように、画像処理シーケンスに続く印刷・表示シ
ーケンスの印刷物出力又は表示出力される視差画像列の
枚数に応じて、モーフィングの変化率を変化させたモー
フィング処理を行う。画像印刷装置1は、例えば、10
0枚の視差画像からなる2組の視差画像列に対して、1
対の画像毎にモーフィング処理された視差画像列を得る
場合には、モーフィングの変化率として、0/99、1
/99、2/99、・・・、98/99、99/99の
値を設定してモーフィング処理を行う。また、画像印刷
装置1は、撮影して得られた視差画像列データの他に
も、必要に応じて、ステップS18において外部記憶部
80等に記憶されている視差画像列データや画像データ
を読み出し、モーフィング処理を行う。モーフィング処
理されて得られた視差画像列データは、ステップS19
において、印刷物出力用の視差画像列データとして外部
記憶部80等に記憶される。
【0122】以上のような画像処理シーケンスによる印
刷出力用データの生成を受けて、画像印刷装置1は、ス
テップS20乃至ステップS23における印刷・表示シ
ーケンスを開始する。
【0123】この印刷・表示シーケンスでは、上述した
処理によって撮影又は処理された視差画像列データを印
刷部50により印刷対象物となる記録媒体に記録すると
ともに、画像処理と記録に時間がかかる場合には、使用
者が時間待ちとなるため、広告や記録中の視差画像列の
うちのある画像や音声を表示部40により表示又は発音
する。画像印刷装置1は、まずステップS20において
視差画像列データの記録媒体への記録及び画像表示のた
めの準備動作をした後、ステップS21において、視差
画像列データの印刷を行う装置の方式に沿った視点変換
処理を行う。そして、画像印刷装置1は、ステップS2
2において、印刷動作として、視点変換処理された視差
画像列を記録媒体に記録して、印刷物を作成するととも
に、視差画像列のうちのある画像の表示動作を行う。画
像印刷装置1は、印刷動作として、印刷対象物となる記
録媒体に、視差画像列を必要な数だけ配置して記録し、
印刷物を作成する。すなわち、上述したホログラフィッ
クステレオグラム作成装置150を用いる場合には、例
えば、ある3次元像を再現する視差画像列を記録媒体1
51上に複数組露光記録する際に、視差画像列を露光記
録するために必要な領域(コマ)を使用者の任意の要求
に応じて配置して生成した要素ホログラム画像を、透過
型液晶表示器169に表示し、この要素ホログラム画像
に基づいて、記録媒体151に露光記録することによ
り、ホログラフィックステレオグラムを作成する。画像
印刷装置1は、この印刷動作において、任意の変化率に
応じてモーフィング処理された視差画像列データによる
視差画像列を記録媒体に記録することができる。一方、
表示動作としては、広告や装置の案内等を表示・発音す
る等の動作を行うとともに、記録される視差画像列のう
ちのある画像、例えば、撮影部30により被写体を正面
から撮影した2枚の画像を表示用に処理したモーフィン
グ画像を時系列で表示する。また、画像印刷装置1は、
このモーフィング画像を一定時間の時系列で表示するだ
けでなく、使用者が操作部100により任意に入力した
内容に応じて、時系列画像データの表示速度や、表示順
を変更して表示する。すなわち、画像印刷装置1は、使
用者が例えば操作部100の回転ボリウム105やスラ
イドボリウム106等を操作することによる、移動量や
変化量等のアナログ量を検知して、そのアナログ量に応
じて、被写体のモーフィング画像や、外部記憶部80等
に記憶されている複数のモーフィング画像を時系列で表
示する。なお、この表示動作としては、予め任意の変化
率に応じた複数組のモーフィング処理された視差画像列
を生成しておき、入力操作によって選択されたモーフィ
ング画像を表示することもできる。
【0124】このことにより、画像印刷装置1において
は、モーフィング処理された3次元像を再現する印刷物
を作成することができるとともに、印刷中の待ち時間
に、使用者が画像間の絵柄の相関が高いモーフィング画
像に対して、その画像変化を止めて見たり、ゆっくりと
変化させてその変化を観察することができ、高い娯楽性
を示すことができる。
【0125】画像印刷装置1は、ステップS23におい
て、上述した印刷動作が終了したか否かを判別し、印刷
動作が終了したと判別した場合には、その直後又は終了
後の一定時間の経過後に、上述した表示動作を終了す
る。そして、画像印刷装置1は、ステップS24におい
て、印刷終了動作として、印刷物を作成した旨の案内等
を、表示部40により表示又は発音し、再び待機動作シ
ーケンスに戻る。
【0126】また、画像印刷装置1は、上述した待機動
作シーケンスにおけるステップS3において、通信部制
御部27を介した外部機器との通信要求があった場合に
は、図17に示すように、ステップS25において通信
相手と動作内容とを確認した後、プログラム書換シーケ
ンス又は装置動作確認シーケンス又は画像通信シーケン
スの動作が開始される。画像印刷装置1は、ステップS
26において、プログラムの書き換えを行う要求がある
か否かを判別する。ここで、プログラム書き換え要求が
あると判別した場合には、ステップS27におけるプロ
グラム書換処理を行う。
【0127】このプログラム書換処理は、外部からの指
示によって、装置内のプログラムの書き換えを行うもの
である。画像印刷装置1は、この処理において、例え
ば、モーフィング処理等の画像処理プログラムや、装置
各部の動作を制御するプログラム、広告や装置の案内等
の表示・発音動作を制御するプログラム等を、改良や保
守のために書き換える。画像印刷装置1は、例えば通信
部制御部27を介して受信されたプログラムデータを、
メモリ12等の記憶部や、外部記憶部80に保存した
後、CPU11の制御によって、書き換えに該当するプ
ログラムの一部若しくは全部を上書き又は追加する。こ
のことにより、画像印刷装置1は、新しいプログラム
を、CPU11によって実行する。
【0128】画像印刷装置1は、ステップS26におい
て、プログラムの書き換え要求がないと判別した場合に
は、ステップS28において、装置動作確認要求がある
か否かを判別する。この要求があると判別した場合に
は、画像印刷装置1は、ステップS29において、ある
時間周期又は外部からの指示によって、装置の動作状況
の送信を行う。すなわち、画像印刷装置1は、例えば、
受け入れた累計の金額や印刷した用紙の枚数、印刷用紙
の残り枚数等の装置各部の動作状態の他、装置各部が正
常に動作しているかどうかを通信する。
【0129】画像印刷装置1は、ステップS28におけ
る要求がないと判別した場合には、ステップS30にお
いて、画像通信要求があるか否かを判別する。ここで、
要求があると判別した場合には、画像印刷装置1は、ス
テップS31において、撮影シーケンス時の画像通信指
示や、外部からの指示によって、使用する画像データの
送受信を行う。すなわち、画像印刷装置1は、例えば外
部の画像データサーバに通信接続し、画像データサーバ
内にある画像データを検索或いは直接指定によって呼び
出して、視差画像列データを含む画像データの受信を行
う。そして、画像印刷装置1は、その画像データをメモ
リ12等の記憶部又は外部記憶部80に保存し、この画
像データを、画像処理及び印刷物作成に用いる視差画像
列データや、広告、装置の案内等の表示動作に用いる画
像データ等として利用する。また、画像印刷装置1は、
例えば、モーフィング処理を行い生成した視差画像列デ
ータを外部機器へと送信し、外部機器にこの視差画像列
データを利用させることもできる。さらに、画像印刷装
置1においては、撮影して得られた視差画像列データを
外部の画像データサーバに送信して登録しておくことも
できる。
【0130】画像印刷装置1は、ステップS31におけ
る処理の終了後及びステップS30において画像通信要
求がないと判別した場合には、再び待機動作シーケンス
へと移行する。
【0131】このように、画像印刷装置1においては、
通信機能を備えることによって、装置のメインテナンス
性が向上する。また、画像印刷装置1においては、撮影
部30によって撮影して得られた視差画像列データのみ
ではなく、通信回線を介して受信した視差画像列データ
を含む画像データとのモーフィング処理を行うことがで
きるため、異なる被写体が同時に同じ場所に存在してい
ない場合においても、それらの画像データのモーフィン
グ処理を行い、印刷物を得ることができ、使用者の利便
性が向上する。また、例えば有名人やアニメーションの
キャラクタの視差画像列データとのモーフィング画像を
提供することもでき、娯楽性を向上させることができ
る。
【0132】つぎに、上述した撮影ガイダンスにおける
処理について、より具体的に説明する。
【0133】画像印刷装置1は、撮影ガイダンスにおけ
る使用者の操作によって、処理内容が変更される。例え
ば、画像印刷装置1は、使用者が、被写体をそのまま処
理するように、撮影のガイダンスにおいて何もしないこ
とを選択した場合には、図18に示すように、被写体の
撮影のみを行う。また、画像印刷装置1は、例えば、使
用者が、視差を考慮して生成された画枠等を選択して画
像合成することを選択した場合には、図19に示すよう
に、撮影した被写体に対して、選択された画枠が重ね合
わされ、合成された画像を生成する。この合成画像は、
画枠のように被写体を覆い隠す状態となるものであって
もよく、背景のように被写体によって覆い隠される状態
となるものであってもよい。また、合成画像は、外部記
憶部80等に予め記憶されている画像を合成して生成す
るだけではなく、操作部100により使用者が操作入力
して描画された画像を合成したものであってもよい。こ
の場合、例えば、テンキー102等からの文字や数字の
入力を行うことで、合成画像を生成してもよく、マウス
108やタブレット109等により、直接使用者が画像
の描画指示を与えて合成画像を生成するようにしてもよ
い。
【0134】このように、画像印刷装置1においては、
撮影した画像と、画枠等の画像とを合成することがで
き、高い娯楽性を使用者に提供することができる。
【0135】また、画像印刷装置1においては、被写体
の位置を案内してモーフィング処理をよりよく行うため
の撮影目安画像を表示部40により表示することができ
る。画像印刷装置1は、撮影ガイダンス中に、使用者が
撮影目安画像の表示を行うように選択した場合には、図
20に示すように、撮影しようとする被写体に合わせて
選択された撮影目安画像をCRTモニタ42に表示す
る。
【0136】このことにより、画像印刷装置1において
は、被写体がその撮影目安画像に合わせて位置して撮影
することで、例えば画像中の被写体の頭の位置や大きさ
といった、画像中の被写体の位置や大きさができるだけ
そろった状態で撮影された画像を得ることができる。こ
のようにして画像中の被写体の位置をできるだけ限定す
ることで、画像印刷装置1においては、モーフィング処
理における特徴点抽出の処理を行いやすくすることがで
きる。すなわち、画像印刷装置1においては、特徴点の
探索範囲の限定、抽出精度の向上、より簡便な抽出方法
の使用、抽出処理の高速化等を行いやすくすることがで
きる。また、画像印刷装置1においては、撮影目安画像
に合わせた固定位置の特徴点のデータを予め記憶してお
くことができ、その特徴点を使用することによって、撮
影した被写体の画像からの特徴点抽出処理を省略するこ
とができる。
【0137】さらに、画像印刷装置1においては、例え
ば画枠等を合成して得られる合成画像を生成する処理と
撮影目安画像を表示して画像を生成する処理とを両方選
択して行うこともできる。この場合、画像印刷装置1
は、図21に示すように、使用者が、撮影ガイダンス中
に撮影目安画像と画枠とを選択した後、撮影目安画像に
合わせて撮影を行うことで、画像中の被写体の位置や大
きさがそろった状態で画枠が重ね合わされ、合成画像を
生成する。
【0138】さらにまた、画像印刷装置1においては、
撮影目安画像が1つの画像だけではなく、複数の画像が
用意されており、これらの画像を選択することもでき
る。すなわち、画像印刷装置1においては、例えば、図
20に示すように、被写体となる人間が1人写るような
撮影目安画像だけではなく、図22に示すように、例え
ば、人間が2人写るような撮影目安画像を表示する。画
像印刷装置1においては、これらの撮影目安画像を使用
者が選択するだけではなく、撮影ガイダンス中に被写体
を仮撮影し、複数の撮影目安画像の中から自動的に選択
されるようにすることもでき、例えば、仮撮影によっ
て、被写体となる人間が3人横並びの状態である画像を
得た場合には、人間が3人横並びの状態に対応する撮影
目安画像を自動的に選択することができる。
【0139】また、画像印刷装置1においては、例え
ば、図23に示すように、1回目の撮影における撮影目
安画像及び/又は画枠等の合成する画像と、2回目の撮
影における撮影目安画像及び/又は画枠等の合成する画
像とを異なるものにすることもできる。このように1回
目と2回目とで画像を変えることで、モーフィング処理
された画像に動き感が出て、より娯楽性の高い画像が得
られる。
【0140】さらに、画像印刷装置1においては、撮影
ガイダンス中に使用者が入力操作することによって、撮
影シーケンスにおいて撮影を行う代わりに、上述したよ
うに、外部記憶部80に記憶されている視差画像列デー
タや、通信部90を介して専用サーバや他の同様の装置
等の外部機器に記憶されている視差画像列データを選択
して、それらの視差画像列データをモーフィング処理す
ることができる。例えば、有名人やアニメーションのキ
ャラクタの顔画像データを記憶しておき、その顔画像デ
ータの選択を1回目の撮影に対応させ、2回目の撮影の
みを撮影部30により被写体を撮影するようにしたり、
1回目の撮影と2回目の撮影との両方を記憶されている
視差画像列データの選択として、モーフィング処理を行
うこともできる。
【0141】画像印刷装置1は、上述した一連の工程に
より、使用者の所望とする内容の印刷物を作成する。画
像印刷装置1は、例えば、図24に示すように、1つの
記録領域を作成し、この1コマにモーフィング処理を行
った結果のみを記録した印刷物を作成する。また、図2
5に示すように、3コマ以上の複数コマであれば、モー
フィング処理前のもとの視差画像列から再現される3次
元像と、2組の視差画像列からモーフィング処理されて
生成した視差画像列から再現される3次元像との両方を
再現可能な印刷物を作成することもできる。この印刷物
の内容は、上述した撮影ガイダンス中に使用者が入力操
作することによって、任意に決定することができる。ま
た、モーフィング処理された視差画像列を記録したもの
を、モーフィング処理前のもとの視差画像列の組数に比
べて枚数を多くして記録することにより、2名以上の使
用者が存在する場合にも、印刷結果を使用者の人数でわ
けることができる。
【0142】つぎに、上述した画像印刷装置1の他の構
成を図26乃至図29を参照して説明する。
【0143】第2の実施の形態として図26及び図27
に示す画像印刷装置200は、基本構成を図11及び図
12に示した画像印刷装置1と同様とし、背景部210
と被写体保持部220とを設けたことに特徴を有してい
る。したがって、先に図11及び図12に示した画像印
刷装置1と同様の構成については同一符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0144】画像印刷装置200は、図26に示すよう
に、上述した各部を備えるとともに、被写体の背景とな
る画像を表示する背景部210と、被写体を安定に保持
する被写体保持部220とを備える。
【0145】背景部210は、撮影窓112と対向して
被写体が位置する背後に配置されており、背景を表示す
る。この背景部210により表示された画像は、撮影部
30により被写体とともに撮影される。
【0146】被写体保持部220は、被写体を安定に保
持できるような、例えば椅子等により構成され、その高
さや位置等を任意に調整できる。画像印刷装置200に
おいては、この被写体保持部220に被写体を保持する
ことで、被写体に対する2回以上の撮影にわたり、画像
中の被写体の位置や大きさをそろえることができる。
【0147】上述した機能を備える画像印刷装置200
は、図27に示すように、先に図12に示した画像印刷
装置1に、背景部210と背景部を制御する背景制御部
29とを追加してブロック図が構成される。
【0148】背景部制御部29は、PCIバス16と背
景部210との間に接続され、CPU10等の指示に基
づいて、背景の表示開始や背景切り換えといった背景部
210への動作指示の制御信号を送る。
【0149】背景部210は、例えば、灰色等の無彩色
で一様な背景や、青色等の特定の色での一様な背景、ア
ニメーションのキャラクタ等の特定の図案等を表示す
る。また、背景部210は、後述するように、回転式表
示器211により複数の図案・画像の中から選択された
背景や、平面型表示装置212や投射型表示装置213
等の画像表示装置により表示された背景等を表示する。
このように、背景部210は、固定又は可変の背景を表
示する。画像印刷装置200においては、この背景部2
10として、青色等の特定の色の一様な背景を用いるこ
とで、クロマキー処理や輝度合成等により撮影画像に画
像合成を行い、任意の画像を背景とすることができる。
【0150】つぎに、背景部210として、例えば青色
等の特定の色で一様な背景を用いてクロマキー処理や輝
度合成等を行うことにより、被写体を撮影した画像と背
景となる画像とを合成する一連の処理を図28を用いて
説明する。なお、画像印刷装置200においては、この
処理を上述した撮影シーケンスから画像処理シーケンス
へ移行する段階で行うため、他の動作シーケンスについ
ては説明を省略する。また、ここでは上述した第1の実
施の形態と同様に、被写体を2回撮影して2組の視差画
像列を得て、それらの画像列に対して上述したモーフィ
ング処理を行い、観察する方向によって異なる変化率の
3次元像を再現する印刷物を作成する場合について説明
する。
【0151】画像印刷装置200は、図28に示すよう
に、ステップS41において、1回目の撮影のガイダン
スを表示部40によって表示又は発音した後、使用者の
確認を得ながら、撮影部30によってステップS42に
おける1回目の撮影を行う。この撮影によって得られた
視差画像列には、背景部210により表示された例えば
青色が被写体とともに映し出される。そして、画像印刷
装置200は、背景部210により表示された画像の色
や輝度を判別して、撮影によって得られた視差画像のう
ち背景と判断された部分に、予め選択された画像を視差
を考慮しながら合成する。画像印刷装置200において
は、撮影部30から背景部210までの距離によって、
撮影により得られた視差画像列に対応する視差量を求め
ることができる。背景が合成された視差画像列は、ステ
ップS46において、視差画像列データとして外部記憶
部80等に記憶され、ステップS47における特徴点抽
出のための画像処理が開始される。
【0152】また、画像印刷装置200は、ステップS
43の2回目のガイダンスを行った後、使用者の確認を
得ながらステップS44における2回目の撮影を行う。
そして、画像印刷装置200は、1回目の撮影後と同様
に、ステップS48において、背景となる画像を合成処
理し、得られた視差画像列データをステップS49にお
いて記憶するとともに、ステップS50における特徴点
抽出を行う。
【0153】画像印刷装置200は、このようにして得
られた背景が合成された視差画像列データに対して、必
要に応じて、ステップS52において外部記憶部80等
に記憶されている視差画像列データや画像データを読み
出しながら、ステップS51において、モーフィング処
理を施し、得られた視差画像列データをステップS53
において記憶する。
【0154】以上のように、画像印刷装置200におい
ては、背景となる画像を合成して、得られた視差画像列
にモーフィング処理を施すことができる。
【0155】つぎに、背景部210として、回転表示器
211や、平面型表示装置212、投射型表示装置21
3等の表示装置により表示される複数の背景となる画像
の中から選択して背景画像を設定する一連の処理を図2
9を用いて説明する。なお、この処理は、上述した撮影
シーケンス中で行うため、他の動作シーケンスについて
は説明を省略する。
【0156】画像印刷装置200は、図29に示すよう
に、ステップS61において、1回目の撮影のガイダン
スを表示部40によって表示又は発音した後、ステップ
S62において、ガイダンス中に予め選択された画像に
したがって、背景部210が表示する画像を設定する。
そして、使用者の確認を得ながら、撮影部30によって
ステップS63における1回目の撮影を行う。このよう
にして背景部210により表示されている画像とともに
被写体が撮影されて得られた視差画像列データは、画像
処理シーケンスにおいて、特徴点抽出等の処理がなされ
る。
【0157】また、画像印刷装置200は、ステップS
64において、2回目の撮影ガイダンスを行った後、1
回目の撮影と同様に、ステップS65において、予め選
択された画像にしたがって、背景部210により表示す
る画像を設定する。画像印刷装置200は、使用者の確
認を得ながら、ステップS66において、2回目の撮影
を行う。この得られた視差画像列データは、画像処理シ
ーケンスにおいて、所定の画像処理がなされる。
【0158】このようにして、画像印刷装置200にお
いては、背景となる画像を任意に設定して被写体を撮影
することができる。
【0159】以上説明してきたように、本発明の実施の
形態として示す画像印刷装置は、モーフィング処理が施
された視差画像列からの3次元像を再現する印刷物を作
成することができ、本発明は、非常に娯楽性に富む装置
を提供するものである。
【0160】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、上述した2つの実施の
形態を組み合わせてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で適宜変更が可能であることは勿論である。
【0161】また、上述した画像印刷装置においては、
被写体を2回撮影して、その2組の視差画像列に対して
上述したモーフィング処理を行う場合について説明した
が、3回以上の複数回の撮影を行ってもよく、また、上
述したように、撮影は一度も行わず、予め記憶された視
差画像列といった複数の視差画像列間でのモーフィング
処理を行うことも可能である。
【0162】さらに、画像印刷装置においては、例え
ば、画像処理シーケンスが撮影シーケンスとほぼ並行し
て行われるが、このように処理が進行するのは処理の高
速化のためであり、処理が十分に高速であれば、全ての
撮影シーケンスが終了した後、特徴点抽出処理等の画像
処理シーケンスを開始するようにしてもよい。
【0163】さらにまた、画像印刷装置においては、プ
ログラム書換シーケンス、装置動作確認シーケンス、画
像通信シーケンスを、他の動作シーケンスと同時並行し
て行うようにしてもよい。また、これらの動作シーケン
スは、ある時間周期や他の動作シーケンスの処理での要
求をきっかけとして外部機器との通信を行う場合に、使
用することもできる。
【0164】また、画像印刷装置においては、画枠や背
景となる画像等を合成し、得られた視差画像列にモーフ
ィング処理を施すようにしたが、モーフィング処理され
た視差画像列に別の画像を合成するようにしてもよい。
【0165】さらに、画像印刷装置においては、視差の
ある画像を撮影するために視差撮影機構32を設けて、
CCDカメラ31を移動させるように構成したが、CC
Dカメラ31を移動させるのではなく、複数のCCDカ
メラ31を設置し、並行同時に又は順次切り換えして画
像信号を出力するようにしてもよい。
【0166】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる画像印刷装置は、複数組の視差画像列を構成する画
像間の形状変化を補間して、得られた補間視差画像列に
基づく3次元像が再現される印刷物を作成することがで
きる。したがって、本発明にかかる画像印刷装置は、高
い娯楽性を備えた印刷物を作成することができる。
【0167】また、本発明にかかる画像印刷装置は、物
体を複数回撮影して、得られた複数組の視差画像列を構
成する画像間の形状変化を補間する。したがって、本発
明にかかる画像印刷装置は、使用者に高い娯楽性を与え
ることができ、同時に多人数の使用者を撮影する場合に
も、各使用者に対して娯楽を与えることができる。
【0168】さらに、本発明にかかる画像印刷装置は、
入力された情報に応じて視差画像列を構成する画像間の
形状変化の補間の度合いを変化させた補間画像を表示す
るため、印刷中にも使用者が娯楽を楽しむことができ
る。
【0169】さらにまた、本発明にかかる画像印刷装置
は、物体を撮影して得られた視差画像列ばかりでなく、
記憶された視差画像列に対しても形状変化を補間するこ
とができ、物体を同時に同じ場所で撮影する必要がな
く、使用者にとっての利便性・娯楽性が向上する。ま
た、様々な画像との補間画像を作成でき、高い娯楽性を
提供することができる。
【0170】また、本発明にかかる画像印刷装置は、撮
影した視差画像列と記憶されている画像とを合成して得
られた合成視差画像列に基づいて3次元像を再現する印
刷物を作成することができる。したがって、本発明にか
かる画像印刷装置は、使用者の娯楽性を高めることがで
きる。
【0171】さらに、本発明にかかる画像印刷装置は、
物体を配すべき位置を案内する撮影目安画像を表示する
ことによって、画像間の物体の位置や、各画像に映る物
体の大きさをそろえることができ、補間処理における特
徴点抽出が行いやすく、特徴点抽出の精度、抽出処理の
速度が向上するため、高品質の補間視差画像列を得るこ
とができる。また、撮影毎に撮影目安画像を変化させる
ことで、補間して生成した画像に動き感を与えることが
でき、娯楽性の高い画像を得ることができる。
【0172】本発明にかかる画像印刷方法は、複数組の
視差画像列を構成する画像間の形状変化を補間して、得
られた補間視差画像列に基づいて3次元像を再現する印
刷物を作成することができるため、娯楽性を向上させる
ことができる。
【0173】また、本発明にかかる画像印刷方法は、物
体を複数回撮影し、得られた複数組の視差画像列を構成
する画像間の形状変化を補間することによって、使用者
に高い娯楽性を与えることができ、同時に多人数の使用
者を撮影する場合にも、各使用者に対して娯楽を提供す
ることができる。
【0174】さらに、本発明にかかる画像印刷方法は、
入力に応じて補間の度合いを変化させた補間画像を表示
手段に表示することで、使用者に対して印刷待ち時間の
娯楽を与えることができる。
【0175】さらにまた、本発明にかかる画像印刷方法
は、物体を撮影して得られた視差画像列同士のみではな
く、記憶手段に記憶された視差画像列に対しても形状変
化を補間することにより、物体を同時に同じ場所で撮影
する必要がなく、使用者にとっての利便性・娯楽性が向
上する。また、様々な画像との補間画像を作成できるこ
とから、高い娯楽性を提供することができる。
【0176】また、本発明にかかる画像印刷方法は、撮
影して得られた視差画像列と記憶手段に記憶されている
画像とを合成して得られた合成視差画像列に基づく3次
元像が再現される印刷物を作成することができる。した
がって、本発明にかかる画像印刷方法は、使用者により
高い娯楽性を与えることができる。
【0177】さらに、本発明にかかる画像印刷方法は、
物体を配すべき位置を案内する撮影目安画像を表示手段
に表示することによって、画像間の物体の位置や、各画
像に映る物体の大きさをそろえることができるため、補
間処理における特徴点抽出が行いやすく、特徴点抽出の
精度を向上させるとともに、抽出処理の高速化を図るこ
とができる。また、撮影毎に撮影目安画像を変化させる
ことによって、補間により生成した画像に動き感が生
じ、娯楽性の高い画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モーフィング技術を概念的に説明する図であ
る。
【図2】トウィーニング技術を概念的に説明する図であ
る。
【図3】モーフィング処理の対象となる2枚の画像例を
示す図である。
【図4】モーフィング処理における特徴点を説明する図
である。
【図5】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
モーフィング処理が施されるもとの画像とモーフィング
処理された画像とを示す図である。
【図6】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
2枚の原画像間のモーフィングの変化率を変化させるこ
とで、n枚のモーフィング処理された画像列を得る様子
を説明する図である。
【図7】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
n枚の画像からなる2組の原画像列間のモーフィングの
変化率を変化させることで、n枚の画像からなるモーフ
ィング処理された視差画像列を得る様子を説明する図で
ある。
【図8】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
n枚の画像からなる2組の原画像列間のモーフィングの
変化率を変化させることで、m×n枚の画像からなるモ
ーフィング処理された視差画像列を得る様子を説明する
図である。
【図9】モーフィング処理の具体例を示す図であって、
m×n枚の画像からなる2組の原画像列間のモーフィン
グの変化率を変化させることで、m×n枚の画像からな
るモーフィング処理された視差画像列を得る様子を説明
する図である。
【図10】3枚以上の画像に対するモーフィング処理を
説明する図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態として示す画像印
刷装置の外観を説明する斜視図である。
【図12】同画像印刷装置の構成を説明するブロック図
である。
【図13】同画像印刷装置の立体画像プリンタの一例で
あるホログラフィックステレオグラム作成装置の全体構
成を模式的に説明した図である。
【図14】同ホログラフィックステレオグラム作成装置
の光学系を模式的に説明した図である。
【図15】同画像印刷装置において、動作初期から待機
動作シーケンス、及び料金を受収して撮影シーケンスへ
と移行するまでの一連の工程とを説明する図である。
【図16】同画像印刷装置において、撮影シーケンス、
画像処理シーケンス、印刷・表示シーケンスを経て待機
動作シーケンスへと戻るまでの一連の工程を説明する図
である。
【図17】同画像印刷装置において、プログラム書換シ
ーケンス、装置動作確認シーケンス、画像通信シーケン
スを経て待機動作シーケンスへと戻るまでの一連の工程
を説明する図である。
【図18】同画像印刷装置により撮影した被写体を説明
する図である。
【図19】同画像印刷装置により合成した画像を説明す
る図である。
【図20】同画像印刷装置における撮影目安画像を説明
する図である。
【図21】同画像印刷装置において、撮影目安画像を表
示して、合成した画像を生成する様子を説明する図であ
る。
【図22】同画像印刷装置において、2人の人間を被写
体とする場合に、撮影目安画像を表示して、合成した画
像を生成する様子を説明する図である。
【図23】同画像印刷装置における撮影目安画像を説明
する図であって、1回目と2回目の撮影において、撮影
目安画像を変化させる様子を説明する図である。
【図24】同画像印刷装置において作成された印刷物の
例を示す図であって、1コマにモーフィング処理が施さ
れた結果のみを出力した様子を示す図である。
【図25】同画像印刷装置において作成された印刷物の
例を示す図であって、4コマにモーフィング処理前のも
との視差画像列に基づく像と処理結果とを出力した様子
を示す図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態として示す画像印
刷装置の外観を説明する斜視図である。
【図27】同画像印刷装置の構成を説明するブロック図
である。
【図28】同画像印刷装置において、画像処理シーケン
スで背景となる画像を合成して、印刷・表示シーケンス
へと移行するまでの一連の工程を説明する図である。
【図29】同画像印刷装置において、撮影シーケンスで
背景となる画像を設定して、画像処理シーケンスへと移
行するまでの一連の工程を説明する図である。
【図30】従来の画像印刷装置の外観を説明する斜視図
である。
【符号の説明】
1 画像印刷装置、 10 制御部、 30 撮影部、
40 表示部、 50 印刷部、 80 外部記憶
部、 90 通信部、 100 操作部、 150 ホ
ログラフィックステレオグラム作成装置、 200 画
像印刷装置、 210 背景部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 G06F 15/62 350A H04N 5/76 415 (72)発明者 白倉 明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 木原 信宏 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 石本 光 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H059 AA02 AA34 AC04 5B050 BA10 EA13 EA17 EA19 FA02 FA03 FA06 FA12 FA13 5B057 AA11 BA02 CD11 CE08 CE20 CF05 5C052 AA05 AB02 AC10 CC20 DD10 EE03 EE10 5C061 AA29 AB04 AB08 AB12 AB16 AB17 AB21 AB24

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を互いに異なる複数の視点から捉え
    た複数枚の視差画像からなる視差画像列から、3次元像
    が再現される印刷物を作成する画像印刷装置において、 複数組の視差画像列を構成する画像間の形状変化を補間
    して補間画像を生成し、これらの補間画像を含みかつ視
    差情報を有する補間視差画像列を生成する補間手段と、 上記補間手段により生成された補間視差画像列を構成す
    る各画像を記録媒体に記録することにより、3次元像が
    再現される印刷物を作成する印刷手段とを備えることを
    特徴とする画像印刷装置。
  2. 【請求項2】 上記物体の互いに異なる複数の視点から
    の撮影を複数回行い、上記物体を互いに異なる複数の視
    点から撮影した複数枚の視差画像からなる視差画像列を
    複数組生成する撮影手段を備えることを特徴とする請求
    項1記載の画像印刷装置。
  3. 【請求項3】 上記補間手段による補間に必要な情報を
    入力するための入力手段と、 画像を表示する表示手段とを備え、 上記入力手段は、アナログ量が入力可能であり、 上記補間手段は、補間の度合いを変化させた複数組の補
    間視差画像列を生成可能であり、 上記表示手段は、上記入力手段により入力された情報に
    応じて上記視差画像列を構成する画像間の形状変化の補
    間の度合いを変化させて得られた補間画像を表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像印刷装置。
  4. 【請求項4】 物体を撮影する撮影手段と、 視差画像列が記憶された記憶手段とを備え、 上記補間手段は、上記補間視差画像列のもととなる複数
    組の視差画像列として、上記撮影手段により上記物体を
    互いに異なる複数の視点から撮影することによって得ら
    れた複数枚の視差画像からなる視差画像列と、上記記憶
    手段に記憶されている視差画像列とを用いることを特徴
    とする請求項1記載の画像印刷装置。
  5. 【請求項5】 画像を表示する表示手段を備え、 上記表示手段は、上記撮影手段により上記物体を互いに
    異なる複数の視点から撮影することによって得られた視
    差画像列を構成する画像と、上記記憶手段に記憶されて
    いる視差画像列を構成する画像との間の形状変化を補間
    して得られた補間画像を表示することを特徴とする請求
    項4記載の画像印刷装置。
  6. 【請求項6】 外部機器との通信を行う通信手段を備
    え、 上記通信手段は、上記補間手段による補間の対象となる
    視差画像列又は上記補間視差画像列の外部機器からの受
    信、及び/又は、上記視差画像列又は上記補間手段によ
    り生成された補間視差画像列の外部機器への送信を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の画像印刷装置。
  7. 【請求項7】 画像を記憶する記憶手段と、 上記物体を異なる複数の視点から捉えた複数枚の視差画
    像からなる視差画像列と、上記記憶手段に記憶されてい
    る画像とを合成して合成視差画像列を生成する合成手段
    とを備え、 上記補間手段は、上記補間視差画像列のもととなる複数
    組の視差画像列のうちの少なくとも1つとして、上記合
    成手段により生成された合成視差画像列を用いることを
    特徴とする請求項1記載の画像印刷装置。
  8. 【請求項8】 外部から入力された情報に基づいて画像
    を生成する画像生成手段を備え、 上記画像生成手段によって生成された画像を上記記憶手
    段に記憶することを特徴とする請求項7記載の画像印刷
    装置。
  9. 【請求項9】 上記合成手段は、画像合成を色相又は輝
    度に基づいて行うことを特徴とする請求項7記載の画像
    印刷装置。
  10. 【請求項10】 物体を撮影する撮影手段と、 画像を表示する表示手段とを備え、 上記補間手段による補間の対象となる視差画像列のうち
    の少なくとも1つは、上記撮影手段により上記物体を互
    いに異なる複数の視点から撮影することによって得られ
    た複数枚の視差画像からなる視差画像列であり、 上記表示手段は、上記撮影手段による上記物体の撮影に
    先立って、上記物体を配すべき位置を案内する撮影目安
    画像を表示することを特徴とする請求項1記載の画像印
    刷装置。
  11. 【請求項11】 上記物体の背景となる画像を表示する
    背景画像表示手段を備え、 上記背景画像表示手段は、外部から入力された情報に応
    じて、表示する画像を変化させることを特徴とする請求
    項1記載の画像印刷装置。
  12. 【請求項12】 物体を互いに異なる複数の視点から捉
    えた複数枚の視差画像からなる視差画像列から、3次元
    像が再現される印刷物を作成する画像印刷方法におい
    て、 複数組の視差画像列を構成する画像間の形状変化を補間
    して補間画像を生成し、 これらの補間画像を含みかつ視差情報を有する補間視差
    画像列を生成し、 この補間視差画像列を構成する各画像を記録媒体に記録
    することにより、3次元像が再現される印刷物を作成す
    ることを特徴とする画像印刷方法。
  13. 【請求項13】 上記物体の互いに異なる複数の視点か
    らの撮影を複数回行い、 上記物体を互いに異なる複数の視点から撮影した複数枚
    の視差画像からなる視差画像列を複数組生成することを
    特徴とする請求項12記載の画像印刷方法。
  14. 【請求項14】 補間の度合いを変化させた複数組の補
    間視差画像列を生成し、 外部から入力された情報に応じて上記視差画像列を構成
    する画像間の形状変化の補間の度合いを変化させて得ら
    れた補間画像を表示手段に表示することを特徴とする請
    求項12記載の画像印刷方法。
  15. 【請求項15】 上記補間視差画像列のもととなる複数
    組の視差画像列として、上記物体を互いに異なる複数の
    視点から撮影することによって得られた複数枚の視差画
    像からなる視差画像列と、記憶手段に記憶されている視
    差画像列とを用いることを特徴とする請求項12記載の
    画像印刷方法。
  16. 【請求項16】 上記物体を互いに異なる複数の視点か
    ら撮影することによって得られた視差画像列を構成する
    画像と、上記記憶手段に記憶されている視差画像列を構
    成する画像との間の形状変化を補間して得られた補間画
    像を表示することを特徴とする請求項15記載の画像印
    刷方法。
  17. 【請求項17】 外部機器から補間の対象となる視差画
    像列又は上記補間視差画像列を受信し、及び/又は、上
    記視差画像列又は上記補間視差画像列を外部機器へと送
    信することを特徴とする請求項12記載の画像印刷方
    法。
  18. 【請求項18】 上記物体を異なる複数の視点から捉え
    た複数枚の視差画像からなる視差画像列と、記憶手段に
    記憶されている画像とを合成して合成視差画像列を生成
    し、 上記補間視差画像列のもととなる複数組の視差画像列の
    うちの少なくとも1つとして、上記合成視差画像列を用
    いることを特徴とする請求項12記載の画像印刷方法。
  19. 【請求項19】 外部から入力された情報に基づいて生
    成した画像を上記記憶手段に記憶することを特徴とする
    請求項18記載の画像印刷方法。
  20. 【請求項20】 画像合成を色相又は輝度に基づいて行
    うことを特徴とする請求項18記載の画像印刷方法。
  21. 【請求項21】 補間の対象となる視差画像列のうちの
    少なくとも1つは、上記物体を互いに異なる複数の視点
    から撮影することによって得られた複数枚の視差画像か
    らなる視差画像列であり、 上記物体の撮影に先立って、上記物体を配すべき位置を
    案内する撮影目安画像を表示手段に表示することを特徴
    とする請求項12記載の画像印刷方法。
  22. 【請求項22】 上記物体の背景となる画像を背景画像
    表示手段に表示し、 外部から入力された情報に応じて、上記背景画像表示手
    段に表示する画像を変化させることを特徴とする請求項
    12記載の画像印刷方法。
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JP2018060133A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 株式会社アーティエンス・ラボ 画像表示媒体作成方法、画像表示媒体、画像表示媒体作成装置、情報認識方法、および、情報表示方法

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