JP3051933U - 電子写真自販機 - Google Patents

電子写真自販機

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JP3051933U JP1998001074U JP107498U JP3051933U JP 3051933 U JP3051933 U JP 3051933U JP 1998001074 U JP1998001074 U JP 1998001074U JP 107498 U JP107498 U JP 107498U JP 3051933 U JP3051933 U JP 3051933U
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彰宏 赤松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真自販機の提供者が提供する画像を、
記憶装置に記憶でき、且つ記憶画像として利用できる電
子写真自販機を提供する。 【解決手段】 本考案の電子写真自販機は、撮影により
生成された撮影画像と、記憶装置500から読み出した記
憶画像80とを合成する画像合成手段と、合成した画像を
プリント出力するプリンタ65とを具える電子写真自販機
に於て、撮影画像を記憶画像80として記憶装置500に記
憶する画像記憶手段を具え、画像合成手段は、記憶画像
80において所定色若しくは所定輝度を有する領域に、撮
影画像をハメコミ合成する手段、若しくは、撮影画像の
画像信号と記憶画像80の画像信号を所定の比率で線形結
合することにより画像を合成する手段、又はこれらを組
み合わせた手段を具えることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、撮影された被写体の画像をディスプレイに表示すると共に、該画像 情報をデジタルデータとしてメモリ等の記憶装置に記憶し、記憶した画像をプリ ンタにてプリント出力する電子写真自販機に関するものである。具体的には、本 考案は、撮影された被写体の画像と、該被写体の画像とは別の画像とを合成し、 合成した画像をディスプレイに表示し、合成した画像情報を記憶装置に記憶し、 且つ、記憶した合成画像をプリント出力する電子写真自販機に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
電子写真自販機は、上記のような特徴から、写真フィルムを用いて撮影し、こ れを現像する従来の写真自販機に比べ、撮直しが容易である、他の画像との合成 が容易である、所望の枚数印刷できる、等の利点を有しており、写真自販機は、 電子写真自販機へと移行しつつある。電子写真自販機の中では、被写体の画像を 、別の所望画像にハメコミ合成し、合成した画像を剥離紙にプリント出力する、 いわゆる「プリントシール自販機」が近時広く使用されている。 一般的なプリントシール自販機は、筐体内に配備されたメモリ等の記憶装置に 、複数のデジタル画像データを記憶している。該記憶画像には、予めハメコミ合 成される範囲が指定されている。使用者が複数の記憶画像の中から所望の記憶画 像を選択することによって、図8(a)のように、選択した記憶画像(80)の所定 範囲(80a)に、ビデオカメラによって撮影された被写体の画像である第1画像(71 )がハメコミ合成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように、従来のプリントシール自販機では、記憶画像と、該記憶画像に おいてハメコミ合成される範囲とを記憶装置に記憶する必要がある。このため、 プリントシール自販機によるサービスを使用者に提供する者(以下「提供者」と いう)が、記憶画像の画像データおよびハメコミ合成される範囲のデータを記憶 装置に記憶することは困難であり、これらのデータは、製造元にて記憶装置に記 憶されていた。
【0004】
【考案の目的】
本願出願人は、被写体を撮影した第1画像と、該第1画像とは別の第2画像と を合成する手段として、第2画像の所定色または所定輝度を有する領域に、第1 画像をハメコミ合成する手段や、第1画像の画像信号と第2画像の画像信号を所 定の比率で線形結合することにより、画像を合成する手段を提案している(実用 新案登録第3043855号、実願平10−849号)。 本願考案者は、これらの画像合成手段では、第2画像に対してハメコミ合成さ れる範囲の指定が不要であることに着目し、以下のような解決手段を案出した。 本考案は、電子写真自販機の提供者が提供する画像を記憶装置に記憶でき、且 つ記憶画像として利用できる電子写真自販機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の電子写真自販機は、撮影により生成された 撮影画像と、記憶装置から読み出した記憶画像とを合成する画像合成手段と、合 成した画像をプリント出力するプリンタとを具える電子写真自販機に於て、撮影 画像を記憶画像として記憶装置に記憶する画像記憶手段を具え、画像合成手段は 、記憶画像において所定色若しくは所定輝度を有する領域に、撮影画像をハメコ ミ合成する手段、若しくは、撮影画像の画像信号と記憶画像の画像信号を所定の 比率で線形結合することにより画像を合成する手段、又はこれらを組み合わせた 手段を具えることを特徴とする。
【0006】
【作用及び効果】
本考案によると、撮影により生成された撮影画像は、画像記憶手段により、記 憶装置に記憶されることができる。また、本考案における画像合成手段では、記 憶画像に対して予めハメコミ合成される領域を指定する必要は無い。従って、電 子写真自販機の提供者が提供する画像を撮影画像として、画像記憶手段により記 憶装置に記憶でき、該画像を記憶画像として記憶装置から読み出して、画像合成 手段により別の撮影画像と合成されることができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について図面に沿って説明する。
【0008】 実施形態1 図1は、本考案の一実施形態であるプリントシール自販機(1)を示している。 しかしながら、本考案は、プリントシール自販機(1)に限定されることなく、撮 影により生成された撮影画像と、記憶装置から読み出した記憶画像とを合成し、 合成した画像をプリント出力する他の電子写真自販機にも適用できる。 プリントシール自販機(1)は、筐体(10)の内部または表面に各種装置が配備さ れている。 説明の便宜上、筐体(10)において使用者(7)と対向する側を前側とする。すな わち、図1の筐体(10)に関して、紙面の左側が筐体(10)の前側、右側を筐体(10) の後側とする。
【0009】 プリントシール自販機(1)の筐体(10)内には、被写体を撮影するビデオカメラ (30)と、ビデオカメラから画像信号を受信し、画像を合成する制御部(5)と、制 御部(5)から送信された合成画像等の画像信号を受信して画像を表示するディス プレイ(60)と、合成画像の信号を制御部(5)から受信し合成画像をプリント出力 するプリンタ(65)とが配備される。 ビデオカメラ(30)が撮影する被写体としては、任意の物体を選択できるが、本 実施形態では、使用者(7)の胸部より上の部分、または、提供者(700)が提供す る提供物である絵、写真等の画を被写体(70)とする。 本実施形態において、使用者(7)がディスプレイ(60)から見る合成画像、およ び、プリンタ(65)からプリント出力される合成画像は、被写体(70)の鏡像と、制 御部(5)に予め記憶された記憶画像の実像とを合成したものである。これは、使 用者(7)にとって被写体(70)の鏡像を見る方が、撮影位置を決めることが容易で あり、被写体(70)の鏡像がプリント出力されても、使用者(7)にとってさほど違 和感はないからである。
【0010】 ビデオカメラ(30)が被写体(70)を撮影し、使用者(7)または提供者(700)がデ ィスプレイ(60)に表示された画像を見るために、筐体(10)の前面上部が開口して おり、該開口部には、ガラス、プラスチック等の透明板(11)が配備される。該透 明板(11)の後方にはハーフミラー(61)が配備され、ハーフミラー(61)の下方には 、ディスプレイ(60)が配備される。ディスプレイ(60)およびハーフミラー(61)は 、ディスプレイ(60)の発する光がハーフミラー(61)にて反射して使用者(7)また は提供者(700)に達するように配備される。従って、使用者(7)または提供者(70 0)は、ディスプレイ(60)に表示される画像の鏡像を見ることになり、そのため、 ディスプレイ(60)には、所定画像の鏡像が表示される必要がある。それには、制 御部(5)が所定画像の鏡像の信号をディスプレイ(60)に送信するか、或いは、デ ィスプレイ(60)として、受信した画像の鏡像を表示するミラー反転型ディスプレ イを使用すればよい。本実施例では、後者のミラー反転型ディスプレイを使用す る。 さらに、ハーフミラー(61)の後方にはミラー(31)が配備され、ミラー(31)の下 方には、ビデオカメラ(30)が配備される。ビデオカメラ(30)およびミラー(31)は 、被写体(70)からの光が、ハーフミラー(61)を通過し、ミラー(31)にて反射して 、ビデオカメラ(30)に達するように配備される。従って、ビデオカメラ(30)は、 被写体(70)の鏡像を撮影し、制御部(5)に画像信号を送信する。
【0011】 また、筐体(10)内部の前面近くには、制御部(5)から画像信号を受信して、画 像を剥離紙(67)に印字するプリンタ(65)が配備され、筐体(10)前面のプリンタ(6 5)に隣接する位置には、プリンタ(65)からプリント出力された剥離紙(67)を筐体 (10)外部に送り出す取出口(66)が形成される。 筐体(10)の前面で、且つ使用者(7)または提供者(700)が操作し易い位置に、 操作部(20)が配備される。操作部(20)は、使用者(7)または提供者(700)が各種 操作を行なうボタン、レバー等を有し、制御部(5)に操作信号を送信する。また 、筐体(10)の内部には、提供者(700)が操作する別の操作部(22)(図2参照)が 配備される。 また、筐体(10)の前面で、且つ使用者(7)がコインを投入しやすい位置に、コ イン投入口(図示せず)が設けられ、筐体(10)内部のコイン投入口に隣接した位 置に、投入したコインを検出するコイン検出部(25)(図2参照)が配備される。 コイン検出部(25)は、制御部(5)に検出信号を送信する。 また、筐体(10)前面の適所には、制御部(5)からサウンド信号を受信して、サ ウンド出力するスピーカ(63)(図2参照)が配備される。
【0012】 図2は、制御部(5)の主な構成を示すブロック図である。制御部(5)は、各種 制御を実行するパーソナルコンピュータ(50)(以下、「パソコン(50)」という) を具える。パソコン(50)は、操作部(20)から使用者(7)または提供者(700)の操 作に基づく操作信号と、操作部(22)から提供者(700)の操作に基づく操作信号と を受信し、コイン検出部(25)から検出信号を受信する。また、パソコン(50)は、 複数の画像データおよびサウンドデータを記憶する記憶装置(500)を具える。パ ソコン(50)は、指定した画像データを記憶装置(500)から読み出してグラフィッ クI/F(インターフェース)回路(51)に転送し、指定したサウンドデータを記 憶装置(500)から読み出してサウンドI/F(インターフェース)回路(52)に転 送する。グラフィックI/F回路(51)は、パソコン(50)から受け取った記憶画像 データを所定の記憶画像信号に変換して画像合成装置(54)および表示選択回路(5 5)に送信する。また、グラフィックI/F回路(51)は、ビデオカメラ(30)から被 写体(70)の画像信号を受信し、所定の記憶画像データに変換してパソコン(50)に 転送する。サウンドI/F回路(52)は、パソコン(50)から受け取ったサウンドデ ータを所定のサウンド信号に変換してスピーカ(63)に送信することにより、スピ ーカ(63)からサウンド出力される。
【0013】 ビデオカメラ(30)からの被写体(70)の画像信号は、グラフィックI/F回路(5 1)および画像合成装置(54)に送信される。画像合成装置(54)は、ビデオカメラ(3 0)からの被写体(70)の画像信号を第1画像信号として受信し、グラフィックI/ F回路(51)からの記憶画像の画像信号を第2画像信号として受信して、第1画像 と第2画像を合成する。本考案では、画像の合成手法として、図8(b)のよう に、第2画像(82)において所定色若しくは所定輝度を有する領域(82a)に、第1 画像(71)をハメコミ合成する手法、若しくは、図8(c)のように、第1画像(7 1)の画像信号と第2画像(82)の画像信号を所定の比率で線形結合することにより 合成する手法、又はこれらを組み合わせた手法が利用される。なお、これらの合 成手法は、実用新案登録第3043855号、実願平10−849号に詳述され ているので、本願ではその詳細な説明を省略する。合成画像信号は、表示選択回 路(55)およびプリンタ(65)に送信される。本実施形態に使用される画像合成装置 (54)としては、例えば、ローランド社製の型番DVD-525AT等が用いられる。 表示選択回路(55)は、画像合成装置(54)からの合成画像信号と、グラフィック I/F回路(51)からの記憶画像信号を受信し、パソコン(50)からの制御信号に基 づいて一方の画像信号を選択して、ディスプレイ(60)に送信することにより、デ ィスプレイ(60)上に画像が表示される。
【0014】 また、制御部(5)は、パソコン(50)からの制御信号に基づいて、プリンタ(65) を制御するプリンタコントローラ(56)を具える。プリンタ(65)は、プリンタコン トローラ(56)の制御により、画像合成装置(54)から合成画像信号を受信し、プリ ンタ(65)に内蔵の記憶装置(650)において合成画像のデータを記憶し、合成画像 を所定寸法の剥離紙(67)に印刷する。プリントシール自販機の場合、プリンタ(6 5)は、使用者(7)の選択によって、記憶装置(650)に記憶された合成画像データ を読み出して、画像寸法を縮小するように合成画像データを圧縮し、圧縮した合 成画像データを多数コピーして、画像寸法の縮小された合成画像を1枚の剥離紙 (67)に多数印刷できることが望ましい。このようなプリンタとしては、例えば、 三菱電機株式会社製の型番CP710Aが挙げられる。 また、制御部(5)は、コイン投入数等をカウント表示する各種のカウンタ(58) を具える。
【0015】 次に、プリントシール自販機(1)の動作について説明する。 使用者(7)がプリントシール自販機(1)を使用する前に、提供者(700)が筐体( 10)内の操作部(22)を操作して、画像記憶モードを起動すると、パソコン(50)は 、適当なタイミングで、記憶装置(500)に予め記憶された画像データおよびサウ ンドデータを読み出し、読み出した画像データを、グラフィックI/F回路(51) および表示選択回路(55)を介してディスプレイ(60)に送信すると共に、読み出し たサウンドデータを、サウンドI/F回路(52)を介してスピーカ(63)に送信して 、ディスプレイ(60)上の画像およびスピーカ(63)からの音声により提供者(700) に指示を与え、図3に示す動作を行なう。
【0016】 まず、提供者(700)に提供物を所定位置に配備するように指示する(S10)。 本実施形態では、前記所定位置は、透明板(11)前方の適所である。次に、パソコ ン(50)は、画像合成装置(54)にビデオカメラ(30)からの第1画像信号をそのまま 表示選択回路(55)に送信するように指示すると共に、表示選択回路(55)に画像合 成装置(54)側を選択するように指示して、ビデオカメラ(30)からの被写体画像を ディスプレイ(60)にリアルタイムに表示させる(S11)。 次に、提供者(700)が、ディスプレイ(60)の表示画像を見ながら、提供物の位 置調整を完了した後に、操作部(20)の調整完了ボタンを押すと(S12)、パソコ ン(50)は、ビデオカメラ(30)からグラフィックI/F回路(51)を介して転送され る画像データを記憶装置(500)に記憶して(S13)、画像記憶モードの動作を終 了する。このとき、ビデオカメラ(30)からの被写体画像は、被写体(70)の鏡像で あるから、ミラー反転した画像データを記憶装置(500)に記憶することが望まし い。その後、提供者(700)がプリントシール自販機(1)のサービスを使用者(7) に提供する。
【0017】 使用者(7)がコインを投入するまでは、パソコン(50)からの指示により、表示 選択回路(55)は、グラフィックI/F回路(51)側を選択しており、パソコン(50) は、記憶装置(500)に予め記憶されたデモンストレーション画像(以下、「デモ 画像」という)のデータを読み出してグラフィックI/F回路(51)に転送するこ とにより、デモ画面がディスプレイ(60)に表示され、記憶装置(500)に予め記憶 されたBGM(バックグラウンドミュージック)データを読み出してサウンドI /F回路(52)に転送することにより、スピーカ(63)からBGMが流される。
【0018】 使用者(7)がコインを投入して、コイン検出部(25)からの検出信号をパソコン (50)が受信すると、パソコン(50)は、適当なタイミングで、記憶装置(500)に予 め記憶された画像データおよびサウンドデータを読み出し、読み出した画像デー タを、グラフィックI/F回路(51)および表示選択回路(55)を介してディスプレ イ(60)に送信すると共に、読み出したサウンドデータを、サウンドI/F回路(5 2)を介してスピーカ(63)に送信して、ディスプレイ(60)上の画像およびスピーカ (63)からの音声により使用者(7)に指示を与え、図4に示す動作を行なう。まず 、記憶装置(500)に記憶された複数の記憶画像データを順次読み出し、グラフィ ックI/F回路(51)および表示選択回路(55)を介してディスプレイ(60)に表示さ せ、操作部(20)を操作して所望の記憶画像を選択するよう使用者(7)に指示する (S20)。それから、使用者(7)が選択した記憶画像データをグラフィックI/ F回路(51)に転送し続ける。
【0019】 次に、パソコン(50)は、画像合成装置(54)において、上記の合成手法に基づい て、被写体(70)の画像と記憶画像をリアルタイムに合成するように指示すると共 に、表示選択回路(55)を画像合成装置(54)側に切り替えて、画像合成装置(54)か らの合成画像をディスプレイ(60)にリアルタイムに表示させる(S21)。 次に、使用者(7)が、ディスプレイ(60)の表示画像を見ながら、被写体(70)の 位置調整を完了した後に、操作部(20)の調整完了ボタンを押すと(S22)、パソ コン(50)は、使用者(7)にポーズをとるように指示し、それから画像合成装置(5 4)に画像合成の停止を指示する(S23)。このとき、ディスプレイ(60)には、停 止直前の合成画像が静止画像として表示される。次に、使用者(7)は、前記静止 画像をプリント出力するか否かを判断し(S24)、プリント出力せずに撮り直す 場合には、操作部(20)の撮直しボタンを押し、プリント出力する場合には、操作 部(20)のプリント出力ボタンを押す。撮直しボタンが押されると、パソコン(50) は、ステップS21に戻って上記動作を繰り返す。プリント出力ボタンが押される と、パソコン(50)は、使用者(7)にプリント方法を選択させて(S25)、プリン タ(65)から前記静止画像(合成画像)を剥離紙(67)にプリント出力する(S26) 。そして、次にコインが投入されるまで、上記のコイン投入前と同様に、BGM を流して、デモ画像を表示する。
【0020】 本実施形態が上記のように構成され動作することにより、提供者(700)の提供 物は、ビデオカメラ(30)により撮影され、撮影された画像は、パソコン(50)によ り記憶装置(500)に記憶され、記憶画像として記憶装置(500)から読み出されて、 画像合成装置(54)において使用者(7)の被写体画像と合成されることができる。 また、提供者(700)の提供物は、使用者(7)の被写体(70)を撮影するビデオカ メラ(30)によって撮影され、撮影された画像は、パソコン(50)により記憶装置(5 00)に記憶されるから、新たな撮影手段または記憶装置(500)への画像データの転 送手段を追加する必要は無い。
【0021】 実施形態2 図5は、第2実施形態のプリントシール自販機(100)を示している。本実施形 態は、第1実施形態と比べて、使用者(7)または提供者(700)が提供する提供物( 8)を撮影するためにビデオカメラ(40)とその付属物が追加配備される。第1実 施形態と同一の物は、同一の符号で示して、その詳細な説明を省略する。なお、 以下では、被写体(70)を撮影するビデオカメラ(30)を第1ビデオカメラ(30)とし 、提供物(8)を撮影するビデオカメラ(40)を第2ビデオカメラ(40)とする。
【0022】 筐体(10)の前面の適所には、使用者(7)または提供者(700)が提供する提供物( 8)の受入口(42)が形成され、受入口(42)に隣接して、該提供物(8)を載せる支 持台(41)が筐体(10)内に配備される。支持台(41)および受入口(42)は、使用者( 7)または提供者(700)が提供物(8)を容易に載置でき、且つ載置する位置を調整 できるように配備される。本実施形態では、提供物(8)として、絵、写真等の画 を使用する。提供物(8)は、名刺〜ハガキ程度の大きさのものが望ましい。支持 台(41)の上方には、提供物(8)を撮影する第2ビデオカメラ(40)が配備される。 第2ビデオカメラ(40)は、制御部(5)に画像信号を送信し、且つ、制御部(5)に よって、提供物(8)のズームイン・ズームアウトが行なわれる。
【0023】 図6は、制御部(5)の主な構成を示すブロック図である。制御部(5)は、各種 制御を実行するパソコン(50)を具える。グラフィックI/F回路(51)は、パソコ ン(50)から受け取った記憶画像データを所定の記憶画像信号に変換して画像選択 回路(53)に送信する。また、グラフィックI/F回路(51)は、第2ビデオカメラ (40)にて撮影された画像信号を受信し、所定の記憶画像データに変換してパソコ ン(50)に転送する。 画像選択回路(53)は、第2ビデオカメラ(40)からの提供物(8)の画像信号と、 グラフィックI/F回路(51)からの記憶画像信号を受信し、パソコン(50)からの 制御信号に基づいて一方の画像信号を選択して、画像合成装置(54)および表示選 択回路(55)に送信する。 表示選択回路(55)は、画像合成装置(54)からの合成画像信号と、画像選択回路 (53)からの画像信号を受信し、パソコン(50)からの制御信号に基づいて一方の画 像信号を選択して、ディスプレイ(60)に送信することにより、ディスプレイ(60) 上に画像が表示される。
【0024】 次に、プリントシール自販機(100)の動作について説明する。 使用者(7)がプリントシール自販機(100)を使用する前に、提供者(700)が筐体 (10)内の操作部(22)を操作して、画像記憶モードを起動すると、パソコン(50)は 、適当なタイミングで、記憶装置(500)に予め記憶された画像データおよびサウ ンドデータを読み出し、読み出した画像データを、グラフィックI/F回路(51) 、画像選択回路(53)および表示選択回路(55)を介してディスプレイ(60)に送信す ると共に、読み出したサウンドデータを、サウンドI/F回路(52)を介してスピ ーカ(63)に送信して、ディスプレイ(60)上の画像およびスピーカ(63)からの音声 により提供者(700)に指示を与え、図3に示す動作を行なう。
【0025】 まず、提供者(700)に提供物を所定位置に配備するように指示する(S10)。 本実施形態では、前記所定位置は、支持台(41)の適所である。次に、パソコン(5 0)は、画像選択回路(53)において第2ビデオカメラ(40)側を選択するように指示 し、表示選択回路(55)に画像選択回路(53)側を選択するように指示して、第2ビ デオカメラ(40)からの提供物画像をディスプレイ(60)にリアルタイムに表示させ る(S11)。 次に、提供者(700)が、ディスプレイ(60)の表示画像を見ながら、提供物の位 置調整および拡大率調整を完了した後に、操作部(20)の調整完了ボタンを押すと (S12)、パソコン(50)は、第2ビデオカメラ(40)からグラフィックI/F回路 (51)を介して転送される画像データを記憶装置(500)に記憶して(S13)、画像 記憶モードの動作を終了する。その後、提供者(700)がプリントシール自販機(10 0)のサービスを使用者(7)に提供する。
【0026】 使用者(7)がコインを投入するまでは、パソコン(50)からの指示により、画像 選択回路(53)は、グラフィックI/F回路(51)側を選択し、表示選択回路(55)は 、画像選択回路(53)側を選択しており、パソコン(50)は、記憶装置(500)に予め 記憶されたデモ画像のデータを読み出してグラフィックI/F回路(51)に転送す ることにより、デモ画面がディスプレイ(60)に表示され、記憶装置(500)に予め 記憶されたBGMデータを読み出してサウンドI/F回路(52)に転送することに より、スピーカ(63)からBGMが流される。
【0027】 使用者(7)がコインを投入して、コイン検出部(25)からの検出信号をパソコン (50)が受信すると、パソコン(50)は、適当なタイミングで、記憶装置(500)に予 め記憶された画像データおよびサウンドデータを読み出し、読み出した画像デー タを、グラフィックI/F回路(51)、画像選択回路(53)および表示選択回路(55) を介してディスプレイ(60)に送信すると共に、読み出したサウンドデータを、サ ウンドI/F回路(52)を介してスピーカ(63)に送信して、ディスプレイ(60)上の 画像およびスピーカ(63)からの音声により使用者(7)に指示を与え、図7に示す 動作を行なう。まず、第2画像として、使用者(7)の提供物(8)を撮影した提供 物画像を利用するか、或いは、パソコン(50)の記憶装置(500)に予め記憶された 記憶画像を利用するかを、使用者(7)に操作部(20)を操作して選択させる(S30 )。提供物画像の方を選択した場合には、画像選択回路(53)に第2カメラ(40)の 方を選択するよう指示し、支持台(41)の適所に提供物(8)を載置するよう使用者 (7)に指示する(S31)。一方、記憶画像の方を選択した場合には、記憶装置(5 00)に記憶された複数の記憶画像データを順次読み出し、グラフィックI/F回 路(51)、画像選択回路(53)および表示選択回路(55)を介してディスプレイ(60)に 表示させ、操作部(20)を操作して所望の記憶画像を選択するよう使用者(7)に指 示する(S32)。それから、使用者(7)が選択した記憶画像データをグラフィッ クI/F回路(51)に転送し続ける。
【0028】 次に、パソコン(50)は、画像合成装置(54)において、上記の合成手法に基づい て、第1画像と第2画像をリアルタイムに合成するように指示すると共に、表示 選択回路(55)を画像合成装置(54)側に切り替えて、画像合成装置(54)からの合成 画像をディスプレイ(60)にリアルタイムに表示させる(S33)。 次に、使用者(7)が、ディスプレイ(60)の表示画像を見ながら、被写体(70)の 位置調整を完了し、ステップS31にて提供物画像の方を選択した場合には、提供 物(8)の位置調整および拡大率調節を完了した後に、操作部(20)の調整完了ボタ ンを押すと(S34)、パソコン(50)は、使用者(7)にポーズをとるように指示し 、それから画像合成装置(54)に画像合成の停止を指示する(S35)。このとき、 ディスプレイ(60)には、停止直前の合成画像が静止画像として表示される。次に 、使用者(7)は、前記静止画像をプリント出力するか否かを判断し(S36)、プ リント出力せずに撮り直す場合には、操作部(20)の撮直しボタンを押し、プリン ト出力する場合には、操作部(20)のプリント出力ボタンを押す。撮直しボタンが 押されると、パソコン(50)は、ステップS33に戻って上記動作を繰り返す。プリ ント出力ボタンが押されると、パソコン(50)は、使用者(7)にプリント方法を選 択させて(S37)、プリンタ(65)から前記静止画像(合成画像)を剥離紙(67)に プリント出力する(S38)。そして、次にコインが投入されるまで、上記のコイ ン投入前と同様に、BGMを流し、デモ画像を表示する。
【0029】 本実施形態が上記のように構成され動作することにより、提供者(700)の提供 物は、第2ビデオカメラ(40)により撮影され、撮影された画像は、パソコン(50) により記憶装置(500)に記憶され、記憶画像として記憶装置(500)から読み出され て、画像合成装置(54)において使用者(7)の被写体画像と合成されることができ る。 また、提供者(700)の提供物は、使用者(7)の提供物(8)を撮影する第2ビデ オカメラ(40)によって撮影され、撮影された画像は、パソコン(50)により記憶装 置(500)に記憶されるから、新たな撮影手段または記憶装置(500)への画像データ の転送手段を追加する必要は無い。さらに、提供者(700)の提供物は、第1実施 形態では、ビデオカメラ(30)による被写体(70)の領域(図1参照)程度の大きさ が必要であるが、第2実施形態では、名刺〜ハガキ程度の大きさでよく、提供者 (700)による提供物の提供は、第1実施形態によりも第2実施形態の方が容易で ある。
【0030】 上記実施形態の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録 請求の範囲に記載の考案を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない 。又、本考案の各部構成は上記実施形態に限らず、実用新案登録請求の範囲に記 載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。 例えば、上記実施形態では、プリントシール自販機(1)(100)は、撮影画像を 生成するためにビデオカメラ(30)(40)を具えているが、それに代えて、別の場所 でデジタルスチルカメラ等により撮影された画像データを、パソコン(50)の記憶 装置(500)に転送するカードスロット等のコネクタ手段を具えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態におけるプリントシール
自販機の構成を示す模式図である。
【図2】第1実施形態における制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】第1実施形態および第2実施形態において画像
を記憶するときの動作を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態において、使用者がコインを投入
したときの動作を示すフローチャートである。
【図5】本考案の第2実施形態におけるプリントシール
自販機の構成を示す模式図である。
【図6】第2実施形態における制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図7】第2実施形態において、使用者がコインを投入
したときの動作を示すフローチャートである。
【図8】画像合成の方法を示す模式図であり、(a)は
使用者の選択した記憶画像の所定領域に第1画像をハメ
コミ合成する場合であり、(b)は第2画像において所
定色または所定輝度を有する領域に、第1画像をハメコ
ミ合成する場合であり、(c)は第1画像と第2画像を
所定の比率で線形結合することにより画像を合成する場
合である。
【符号の説明】
(1)(100) プリントシール自販機 (5) 制御部 (7) 使用者 (30) ビデオカメラ (54) 画像合成装置 (60) ディスプレイ (65) プリンタ (70) 被写体 (71) 第1画像、被写体画像 (80) 記憶画像 (81) 提供物画像 (82) 第2画像 (500) 記憶装置 (700) 提供者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/76 H04N 5/91 J 5/91

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影により生成された撮影画像と、記憶
    装置(500)から読み出した記憶画像(80)とを合成する画
    像合成手段と、合成した画像をプリント出力するプリン
    タ(65)とを具える電子写真自販機に於て、 撮影画像を記憶画像(80)として記憶装置(500)に記憶す
    る画像記憶手段を具え、 画像合成手段は、記憶画像(80)において所定色若しくは
    所定輝度を有する領域に、撮影画像をハメコミ合成する
    手段、若しくは、撮影画像の画像信号と記憶画像(80)の
    画像信号を所定の比率で線形結合することにより画像を
    合成する手段、又はこれらを組み合わせた手段を具える
    ことを特徴とする電子写真自販機。
  2. 【請求項2】 被写体(70)を撮影して、撮影画像として
    被写体画像(71)を生成する第1撮影手段を具え、 画像記憶手段は、被写体画像(71)を記憶画像(80)として
    記憶装置(500)に記憶する手段である、請求項1に記載
    の電子写真自販機。
  3. 【請求項3】 被写体(70)とは別の提供物(8)を撮影し
    て、撮影画像として提供物画像(81)を生成する第2撮影
    手段を具え、 画像記憶手段は、被写体画像(71)又は提供物画像(81)を
    記憶画像(80)として記憶装置(500)に記憶する手段であ
    る、請求項2に記載の電子写真自販機。
  4. 【請求項4】 プリンタ(65)は、合成した画像を剥離紙
    にプリント出力する、請求項1乃至請求項3の何れかに
    記載の電子写真自販機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000029118A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Omron Corp 写真撮影装置及び写真シール作製機

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