JP2001100306A5 - - Google Patents
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Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】 写真自販機
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体の写真を撮影して販売する写真自販機であって、被写体を撮影するカメラと、上記カメラで撮影された撮影画像を被写体自身で確認できるディスプレイと、撮影画像に対して文字や図形等の手描き入力画像を入力するタッチペンと、カメラで撮影された被写体の撮影画像と上記タッチペンによる手書き入力画像とをリアルタイムに合成する画像合成手段と、上記撮影画像の所望の瞬間を固定して静止画像とする手段と、上記静止画像を含む合成画像を印刷する印刷手段とを備え、上記ディスプレイは画像合成手段でリアルタイムに合成された合成画像をリアルタイムに表示するように構成されていることを特徴とする写真自販機。
【請求項2】 被写体の前景や背景等の画像を記憶する画像記憶手段を備え、上記画像合成装置は、カメラで撮影された被写体の撮影画像と上記画像記憶手段の記憶画像とを合成するようになっている請求項1記載の写真自販機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等が投入されて被写体を撮影し、シール,カード,紙類,フィルム等にプリントアウトする写真自販機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする写真自販機が数多く設置されている。このような写真自販機としては、一般に、図5に示すようなものが用いられている。このものは、本体52の内部に、略45°の角度をもってハーフミラー53が設けられている。このハーフミラー53の奥に、被写体を撮影するカメラ55が設けられ、ハーフミラー53の下方には、上記カメラ55で撮影された画像を表示するモニタ56が設けられている。図において51はコントローラ、57は写真プリント58を印刷するプリンタである。
【0003】
上記写真自販機では、ハーフミラー53を透してカメラ55で撮影された画像がモニタ56に表示され、このモニタ56に表示された画像がハーフミラー53に反射して被写体54によって確認できるようになっている。そして、被写体は、モニタ56に映った自分の姿を確認しながら所望のポーズをとり、好みのところでコントローラ51を操作して静止画を撮影することが行われる。そして、この静止画は、適当なフレームや前景の画像と合成されて写真プリント58として印刷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の写真自販機では、被写体の顔写真やせいぜいバストアップ程度の写真しか撮ることができない。特に最近は、写真自販機利用者の増加とともにそのニーズも多様化し、被写体の画像に合成されるフレームや前景として各種の趣向を凝らしたものも数多く提供されているが、単に顔写真等を撮影するだけの画一的なものではもう満足されなくなってきている。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、利用者自身の手書き入力画像を合成してリアルタイム表示し、印刷することができる写真自販機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の写真自販機は、被写体の写真を撮影して販売する写真自販機であって、被写体を撮影するカメラと、上記カメラで撮影された撮影画像を被写体自身で確認できるディスプレイと、撮影画像に対して文字や図形等の手描き入力画像を入力するタッチペンと、カメラで撮影された被写体の撮影画像と上記タッチペンによる手書き入力画像とをリアルタイムに合成する画像合成手段と、上記撮影画像の所望の瞬間を固定して静止画像とする手段と、上記静止画像を含む合成画像を印刷する印刷手段とを備え、上記ディスプレイは画像合成手段でリアルタイムに合成された合成画像をリアルタイムに表示するように構成されていることを要旨とする。
【0007】
すなわち、本発明の写真自販機は、タッチペンによって手書き入力された文字や図形等の画像を、カメラで撮影された被写体の撮影画像に合成し、ディスプレイにリアルタイム表示して所望の瞬間を固定して印刷することができるため、さまざまなカメラアングルから撮影された画像と背景・前景等の記憶画像との合成画像に、さらに、利用者自身の手書き入力画像を合成してリアルタイム表示し、印刷することができる。また、上記カメラで撮影された画像を被写体自身で確認できるため、被写体は、画像表示手段に映る自分の画像を見ながら好みのポーズをとることができる。このように、上記プリント自販機は、利用者自身で操作して好みの画像を作り上げることができ、利用者に非常に大きな楽しみを与えることができる。
【0008】
本発明の写真自販機において、被写体の前景や背景等の画像を記憶する画像記憶手段を備え、上記画像合成装置は、カメラで撮影された被写体の撮影画像と上記画像記憶手段の記憶画像とを合成するようになっている場合には、撮影画像に、利用者が好みの記憶画像を合成して表示し、印刷することができる。
【0009】
本発明の写真自販機において、上記カメラが被写体の全身を撮影するものである場合には、全身を使ったさまざまなポーズの被写体を多様なカメラアングルで撮影することができ、一層バラエティに富んだ写真を撮影することができるようになる。特に、被写体を斜め下から見上げるように撮影することもできることから、足が長く見栄えのよい全身写真を撮影できる。
【0010】
本発明において、被写体を撮影するカメラが、ロボットアームの一端に取り付けられている場合には、上記ロボットアームを操作してカメラの位置や角度を自在に変化させて被写体を撮影することにより、変化に富んださまざまなカメラアングルでの撮影が可能となり、利用者の多様なニーズに応えることができる。
【0011】
本発明において、ロボットアームを被写体自身が操作する操作部が設けられている場合には、被写体は、自らロボットアームを操作して好みのアングルの場所にカメラを移動させて撮影することができ、利用者自身の手で操作する楽しみを与えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0013】
図1は、本発明の写真自販機の一実施の形態を示す図である。このものは、本発明をプリント自販機に適用した例を示す。このプリント自販機は、略ボックス状の筐体1の上面に、ロボットアーム10が設けられている。また、上記筐体1の内部および表面に各種の装置が設けられている。ここで、説明の便宜上、筐体1において、使用者(被写体)2と対面する側を筐体1の前側とし、反対側を筐体1の後側とする。
【0014】
上記ロボットアーム10は、筐体1の上面に立設された第1アーム25と、この第1アーム25先端の間接部27から延びる第2アーム26とから構成されている。上記第1アーム25は、筐体1上面で左右に回動し、第2アーム26は、間接部27を中心に上下に回動するようになっている。上記第2アームの先端部には間接部28が設けられ、この間接部28には、カメラ6を支受する支受台21が上下左右回動可能に取り付けられている。
【0015】
上記筐体1の内部には、上記カメラ6から画像信号を受信して画像を合成する制御部7(図2参照)が設けられている。また、上記筐体1の前面左側部には、上記制御部7から送信された合成画像等の画像信号を受信して画像を表示するディスプレイ8が設けられている。さらに、上記筐体1の内部には、制御部7から送信された合成画像の信号を受信し、この合成画像を記録媒体15に印刷するプリンタ9が設けられている。このプリンタ9で印刷された記録媒体15は、筐体1前面に形成された送出口19から送出されるようになっている。
【0016】
さらに、上記筐体1の前面右側部には、操作部16が設けられている。この操作部16は、使用者2がロボットアーム10の第1および第2アーム25,26を左右および上下に回動させるアーム操作ボタン22や、支受台21を回動させてカメラ6を上下左右に回動させるカメラ移動レバー20を含む各種の操作ボタン・レバー等を有し、制御部7に操作信号を送信する。
【0017】
また、筐体1の前面には、コイン投入口14が設けられ、筐体1内部のコイン投入口に隣接した位置に、投入したコインを検出して制御部7に検出信号を送信するコイン検出部17(図2参照)が設けられる。また、筐体1前面の適所には、制御部7からサウンド信号を受信してサウンド出力するスピーカ18が設けられて、上記筐体1の上部には、被写体2を照射する複数のライト13が取り付けられている。
【0018】
また、上記筐体1のディスプレイ8の近傍には、タッチペン12が備えられている。このタッチペン12の先端をディスプレイ8の表面に接触させて文字や図形等を描いて入力することにより、手書き入力された文字・図形等の画像データがディスプレイ8に表示され、記録媒体15に印刷されるようになっている。
【0019】
この例において、使用者2がディスプレイ8から見る合成画像およびプリンタ9から印刷される合成画像は、被写体2の像と、制御部7に予め記憶された記憶画像(所望のフレームや前景等)およびタッチペン12による手書き入力画像が合成されたものである。
【0020】
なお、上記被写体2の背後には、外部からの光を遮断するカーテン(図示せず)が配設されている。このカーテンは、支持フレーム等によって支持される。上記カーテンの内面には、画像の合成手法に応じた色彩が施される。例えば、クロマキー合成であれば、カーテンの内面全体に緑,青等のクロマキー合成に適当な色の着色が施される。
【0021】
つぎに、上記制御部7のシステム構成について詳しく説明する。図2に示すように、上記制御部7は、各種制御を実行するコンピュータ30を備えている。このコンピュータ30は、操作部16から使用者2の操作に基づく操作信号を受信するとともに、タッチペン12によって手書き入力された信号を受信し、コイン検出部17からの検出信号も受信する。
【0022】
また、上記コンピュータ30は、複数の画像データおよびサウンドデータを記憶する記憶装置31を有している。このコンピュータ30は、指定した画像データを記憶装置31から読み出してグラフィックI/F(インターフェース)回路32に転送するとともに、指定したサウンドデータを記憶装置31から読み出してサウンドI/F回路33に転送する。
【0023】
上記グラフィックI/F回路32は、コンピュータ30から受け取った記憶画像データを所定の記憶画像信号に変換して画像合成装置34および表示選択回路35に送信する。一方、サウンドI/F回路33は、コンピュータ30から受け取ったサウンドデータを所定のサウンド信号に変換してスピーカ18に送信し、スピーカ18からサウンド出力させる。
【0024】
また、上記制御部7には、上記ロボットアーム10およびカメラ6(支受台21)の回動を制御するコントローラ40が設けられている。このコントローラ40によるロボットアーム10およびカメラ6の回動は、使用者2が操作部16のアーム操作ボタン22およびカメラ移動レバー20等を操作することにより行われ、ロボットアーム10の操作により使用者2が所望する任意の位置にカメラ6を移動させ、カメラを上下左右に回動させて所望の角度に設定するようになっている。そして、このロボットアーム10およびカメラ6の回動により、被写体2を撮影するカメラアングルが自在に変化するようになっている。
【0025】
さらに、上記制御部7には、タッチペン12で手書き入力された文字・図形等の信号を受信して、描かれた文字・図形等の画像データを生成する画像生成装置39が設けられている。
【0026】
上記カメラ6で撮影された被写体2の画像信号と、画像生成装置39で生成された画像データは、画像合成装置34に送信される。画像合成装置34は、カメラ6からの被写体2の画像信号を第1画像信号として受信し、グラフィックI/F回路32からの記憶画像の画像信号を第2画像信号として受信し、第1画像と第2画像を合成する。さらに、上記画像合成装置34は、画像生成装置39からのタッチペン12での入力画像を第3画像信号として受信し、上記第1画像と第2画像の合成画像に合成する。
【0027】
合成画像信号は、表示選択回路35およびプリンタ9に送信される。表示選択回路35は、画像合成装置34からの合成画像信号と、グラフィックI/F回路32からの記憶画像信号を受信し、コンピュータ30からの制御信号に基づいて一方の画像信号を選択して、ディスプレイ8に送信することにより、ディスプレイ8上に画像が表示される。
【0028】
また、制御部7は、コンピュータ30からの制御信号に基づいて、プリンタ9を制御するプリンタコントローラ36を備えている。プリンタ9は、プリンタコントローラ36の制御により、画像合成装置34から合成画像信号を受信し、プリンタ9に内蔵の記憶装置37において合成画像のデータを記憶し、合成画像データに基づいて印刷画像を生成し、この印刷画像を所定寸法の記録媒体15に印刷する。また、制御部7には、コイン投入数等をカウント表示する各種のカウンタ38を備えている。
【0029】
つぎに、上記プリント自販機の動作について、図3に示すフローチャートをもとに説明する。なお、図において「S」は、ステップを意味する。
【0030】
まず、使用者2がコインを投入するまでは、コンピュータ30からの指示により、表示選択回路35は、グラフィックI/F回路32側を選択しており、コンピュータ30は、記憶装置31に予め記憶されたデモンストレーション画像(以下、「デモ画像」という)のデータを読み出してグラフィックI/F回路32に転送する。これにより、デモ画面がディスプレイ8に表示される。また、記憶装置31にあらかじめ記憶されたBGM(バックグラウンドミュージック)データを読み出してサウンドI/F回路33に転送することにより、スピーカ18からBGMが流される。
【0031】
ついで、使用者2がコインを投入して、コイン検出部17からの検出信号をコンピュータ30が受信すると、コンピュータ30は、適当なタイミングで、記憶装置31に予め記憶された画像データおよびサウンドデータを読み出し、読み出した画像データを、グラフィックI/F回路32および表示選択回路35を介してディスプレイ8に送信するとともに、読み出したサウンドデータを、サウンドI/F回路33を介してスピーカ18に送信して、ディスプレイ8上の画像およびスピーカ18からの音声により使用者2に適宜指示を与える。
【0032】
つぎに、記憶装置31に記憶された複数の記憶画像データを順次読み出し、グラフィックI/F回路32および表示選択回路35を介してディスプレイ8に表示させ、操作部16を操作して所望の記憶画像を選択するよう使用者2に指示する(S1)。それから、使用者2が選択した記憶画像データをグラフィックI/F回路32に転送し続ける。
【0033】
ついで、コンピュータ30は、画像合成装置34において、カメラ6で撮影された被写体2の画像と記憶画像とをリアルタイムに合成するように指示すると共に、表示選択回路35を画像合成装置34側に切り替えて、画像合成装置34からの合成画像をディスプレイ8にリアルタイムに表示させる(S2)。
【0034】
そして、使用者2が操作部16を操作することにより、上記ロボットアーム10の第1および第2アーム25,26を回動させるとともに、カメラ6を第2アーム先端で上下左右に回動させることにより、被写体2を撮影するカメラアングルを無段階に変化させる。そして、ディスプレイ8には、カメラアングルが刻々と変化しつづける被写体2の画像が、リアルタイムに表示されている。
【0035】
つぎに、使用者2は、ディスプレイ8に表示されたカメラアングルが変化する自分の画像を見ながら、好みのアングルのところでロボットアーム10およびカメラ6の回動を止めて所望のカメラ位置を決定する(S3)。
【0036】
さらに、使用者2は、タッチペン12の先端をディスプレイ8の表面に接触させて所望の文字や図形等の画像を入力する(S4)。ここで入力された信号は、画像生成装置39に送られて描かれた文字や図形等の画像データに変換され、フレーム等の記憶画像とカメラ6での撮影画像との合成画像にリアルタイムで合成され、リアルタイムでディスプレイ8に表示される。
【0037】
そして、使用者2が、ディスプレイ8の表示画像を見ながら被写体2の位置調整を完了した後に、操作部16の調整完了ボタンを押すと(S5)、コンピュータ30は、使用者2にポーズをとるように指示し、それから画像合成装置34に画像合成の停止を指示する(S6)。このとき、ディスプレイ8には、そのときの合成画像が静止画像として表示される。
【0038】
次に、使用者2は、前記静止画像を印刷するか否かを判断し(S7)、印刷せずに撮り直す場合には、操作部16の撮直しボタンを押し、印刷する場合には、操作部16の印刷ボタンを押す。撮直しボタンが押されると、コンピュータ30は、ステップ2に戻って上記動作を繰り返す。印刷ボタンが押されると、コンピュータ30は、印刷画像を生成し、この印刷画像を記録媒体15に印刷するように、プリンタコントローラ36に指示する(S8)。そして、次にコインが投入されるまで、上記のコイン投入前と同様に、BGMを流して、デモ画像を表示する。
【0039】
このように、上記プリント自販機によれば、変化に富んださまざまなカメラアングルでの撮影が可能となり、利用者の多様なニーズに応えることができる。また、被写体2自身が、カメラ6で撮影された画像を確認しながらロボットアーム10を操作し、カメラ6の位置や角度を自在に変化させて被写体2を撮影することができ、被写体2は、自らロボットアーム10を操作して好みのアングルの場所にカメラ6を移動させて撮影でき、利用者自身の手で操作する楽しみを与えることができる。
【0040】
また、上記プリント自販機は、全身を使ったさまざまなポーズの被写体2を多様なカメラアングルで撮影することができ、一層バラエティに富んだ写真を撮影することができるようになる。特に、被写体2を斜め下から見上げるように撮影することもできることから、足が長く見栄えのよい全身写真を撮影できる。
【0041】
さらに、上記プリント自販機は、記憶装置31に記憶されている被写体2の前景や背景等の画像と、カメラ6で撮影された被写体2の撮影画像とを画像合成装置34で合成し、ディスプレイ8にリアルタイム表示し、所望の瞬間を固定して印刷できるため、さまざまなカメラアングルから撮影された画像に、好みの前景や背景を合成できる。
【0042】
また、上記プリント自販機は、タッチペン12によって手書き入力された文字や図形等の画像を、カメラ2で撮影された被写体2の撮影画像と背景・前景等の記憶画像との合成画像に合成し、ディスプレイ8にリアルタイム表示して所望の瞬間を固定して印刷することができるため、さまざまなカメラアングルから撮影された画像と背景・前景等の記憶画像との合成画像に、さらに、利用者自身の手書き入力画像を合成してリアルタイム表示し、印刷することができる。このように、上記プリント自販機は、利用者自身で操作して好みの画像を作り上げることができ、利用者に非常に大きな楽しみを与えることができる。
【0043】
図4は、本発明の写真自販機の第2の実施の形態を示す。この写真自販機は、ディスプレイ8や操作部16が設けられた筐体1と、ロボットアーム10とが別体となっている。すなわち、ロボットアーム10は、円盤状のアーム台23上に設けられ、上記アーム台23上に立設された第1アーム42と、この第1アーム先端に設けられた間接部45から延びる第2アーム43と、この第2アーム43先端に設けられた間接部46から延びる第3アーム44とから構成されている。また、上記第3アーム44の先端にカメラ6を支受する支受台が設けられている。
【0044】
そして、上記第1アーム42がアーム台23上で左右に回動し、第2アームが間接部45を中心に上下に回動し、第3アーム44が間接部46を中心に上下に回動するようになっている。図において24は筐体1内の制御部7と、ロボットアーム10ならびにカメラ6等とを接続する接続コードである。それ以外は図1に示すものと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この写真自販機でも図1に示すものと同様の作用効果を奏する。
【0045】
なお、上記各実施の形態では、本発明を、撮影された被写体の画像を含む原画像に基づいて印刷画像を生成し、この印刷画像を所定寸法の印刷用紙に印刷するプリント自販機に適用した例を示したが、これに限定するものではなく、銀塩写真の撮影装置にも適用することができる。
【0046】
また、上記カメラ6としては、デジタルカメラを用いることもできるし、ビデオカメラを用いることもでき、特に限定するものではない。また、上記各実施の形態において、記録媒体15としては、特に限定するものではなく、例えば、紙類,シール,プラスチックフィルム,カード類,布,不織布,ガラス板,樹脂板等各種のものを用いることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明の写真自販機によれば、タッチペンによって手書き入力された文字や図形等の画像を、カメラで撮影された被写体の撮影画像に合成し、ディスプレイにリアルタイム表示して所望の瞬間を固定して印刷することができるため、さまざまなカメラアングルから撮影された画像と背景・前景等の記憶画像との合成画像に、さらに、利用者自身の手書き入力画像を合成してリアルタイム表示し、印刷することができる。また、上記カメラで撮影された画像を被写体自身で確認できるため、被写体は、画像表示手段に映る自分の画像を見ながら好みのポーズをとることができる。このように、上記プリント自販機は、利用者自身で操作して好みの画像を作り上げることができ、利用者に非常に大きな楽しみを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の写真自販機の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】
上記写真自販機の制御部を示すシステム構成図である。
【図3】
上記写真自販機の動作を説明するフローチャート図である。
【図4】
本発明の写真自販機の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】
従来の写真自販機を示す説明図である。
【符号の説明】
2 被写体
6 カメラ
10 ロボットアーム
【発明の名称】 写真自販機
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体の写真を撮影して販売する写真自販機であって、被写体を撮影するカメラと、上記カメラで撮影された撮影画像を被写体自身で確認できるディスプレイと、撮影画像に対して文字や図形等の手描き入力画像を入力するタッチペンと、カメラで撮影された被写体の撮影画像と上記タッチペンによる手書き入力画像とをリアルタイムに合成する画像合成手段と、上記撮影画像の所望の瞬間を固定して静止画像とする手段と、上記静止画像を含む合成画像を印刷する印刷手段とを備え、上記ディスプレイは画像合成手段でリアルタイムに合成された合成画像をリアルタイムに表示するように構成されていることを特徴とする写真自販機。
【請求項2】 被写体の前景や背景等の画像を記憶する画像記憶手段を備え、上記画像合成装置は、カメラで撮影された被写体の撮影画像と上記画像記憶手段の記憶画像とを合成するようになっている請求項1記載の写真自販機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等が投入されて被写体を撮影し、シール,カード,紙類,フィルム等にプリントアウトする写真自販機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする写真自販機が数多く設置されている。このような写真自販機としては、一般に、図5に示すようなものが用いられている。このものは、本体52の内部に、略45°の角度をもってハーフミラー53が設けられている。このハーフミラー53の奥に、被写体を撮影するカメラ55が設けられ、ハーフミラー53の下方には、上記カメラ55で撮影された画像を表示するモニタ56が設けられている。図において51はコントローラ、57は写真プリント58を印刷するプリンタである。
【0003】
上記写真自販機では、ハーフミラー53を透してカメラ55で撮影された画像がモニタ56に表示され、このモニタ56に表示された画像がハーフミラー53に反射して被写体54によって確認できるようになっている。そして、被写体は、モニタ56に映った自分の姿を確認しながら所望のポーズをとり、好みのところでコントローラ51を操作して静止画を撮影することが行われる。そして、この静止画は、適当なフレームや前景の画像と合成されて写真プリント58として印刷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の写真自販機では、被写体の顔写真やせいぜいバストアップ程度の写真しか撮ることができない。特に最近は、写真自販機利用者の増加とともにそのニーズも多様化し、被写体の画像に合成されるフレームや前景として各種の趣向を凝らしたものも数多く提供されているが、単に顔写真等を撮影するだけの画一的なものではもう満足されなくなってきている。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、利用者自身の手書き入力画像を合成してリアルタイム表示し、印刷することができる写真自販機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の写真自販機は、被写体の写真を撮影して販売する写真自販機であって、被写体を撮影するカメラと、上記カメラで撮影された撮影画像を被写体自身で確認できるディスプレイと、撮影画像に対して文字や図形等の手描き入力画像を入力するタッチペンと、カメラで撮影された被写体の撮影画像と上記タッチペンによる手書き入力画像とをリアルタイムに合成する画像合成手段と、上記撮影画像の所望の瞬間を固定して静止画像とする手段と、上記静止画像を含む合成画像を印刷する印刷手段とを備え、上記ディスプレイは画像合成手段でリアルタイムに合成された合成画像をリアルタイムに表示するように構成されていることを要旨とする。
【0007】
すなわち、本発明の写真自販機は、タッチペンによって手書き入力された文字や図形等の画像を、カメラで撮影された被写体の撮影画像に合成し、ディスプレイにリアルタイム表示して所望の瞬間を固定して印刷することができるため、さまざまなカメラアングルから撮影された画像と背景・前景等の記憶画像との合成画像に、さらに、利用者自身の手書き入力画像を合成してリアルタイム表示し、印刷することができる。また、上記カメラで撮影された画像を被写体自身で確認できるため、被写体は、画像表示手段に映る自分の画像を見ながら好みのポーズをとることができる。このように、上記プリント自販機は、利用者自身で操作して好みの画像を作り上げることができ、利用者に非常に大きな楽しみを与えることができる。
【0008】
本発明の写真自販機において、被写体の前景や背景等の画像を記憶する画像記憶手段を備え、上記画像合成装置は、カメラで撮影された被写体の撮影画像と上記画像記憶手段の記憶画像とを合成するようになっている場合には、撮影画像に、利用者が好みの記憶画像を合成して表示し、印刷することができる。
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本発明の写真自販機において、上記カメラが被写体の全身を撮影するものである場合には、全身を使ったさまざまなポーズの被写体を多様なカメラアングルで撮影することができ、一層バラエティに富んだ写真を撮影することができるようになる。特に、被写体を斜め下から見上げるように撮影することもできることから、足が長く見栄えのよい全身写真を撮影できる。
【0010】
本発明において、被写体を撮影するカメラが、ロボットアームの一端に取り付けられている場合には、上記ロボットアームを操作してカメラの位置や角度を自在に変化させて被写体を撮影することにより、変化に富んださまざまなカメラアングルでの撮影が可能となり、利用者の多様なニーズに応えることができる。
【0011】
本発明において、ロボットアームを被写体自身が操作する操作部が設けられている場合には、被写体は、自らロボットアームを操作して好みのアングルの場所にカメラを移動させて撮影することができ、利用者自身の手で操作する楽しみを与えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0013】
図1は、本発明の写真自販機の一実施の形態を示す図である。このものは、本発明をプリント自販機に適用した例を示す。このプリント自販機は、略ボックス状の筐体1の上面に、ロボットアーム10が設けられている。また、上記筐体1の内部および表面に各種の装置が設けられている。ここで、説明の便宜上、筐体1において、使用者(被写体)2と対面する側を筐体1の前側とし、反対側を筐体1の後側とする。
【0014】
上記ロボットアーム10は、筐体1の上面に立設された第1アーム25と、この第1アーム25先端の間接部27から延びる第2アーム26とから構成されている。上記第1アーム25は、筐体1上面で左右に回動し、第2アーム26は、間接部27を中心に上下に回動するようになっている。上記第2アームの先端部には間接部28が設けられ、この間接部28には、カメラ6を支受する支受台21が上下左右回動可能に取り付けられている。
【0015】
上記筐体1の内部には、上記カメラ6から画像信号を受信して画像を合成する制御部7(図2参照)が設けられている。また、上記筐体1の前面左側部には、上記制御部7から送信された合成画像等の画像信号を受信して画像を表示するディスプレイ8が設けられている。さらに、上記筐体1の内部には、制御部7から送信された合成画像の信号を受信し、この合成画像を記録媒体15に印刷するプリンタ9が設けられている。このプリンタ9で印刷された記録媒体15は、筐体1前面に形成された送出口19から送出されるようになっている。
【0016】
さらに、上記筐体1の前面右側部には、操作部16が設けられている。この操作部16は、使用者2がロボットアーム10の第1および第2アーム25,26を左右および上下に回動させるアーム操作ボタン22や、支受台21を回動させてカメラ6を上下左右に回動させるカメラ移動レバー20を含む各種の操作ボタン・レバー等を有し、制御部7に操作信号を送信する。
【0017】
また、筐体1の前面には、コイン投入口14が設けられ、筐体1内部のコイン投入口に隣接した位置に、投入したコインを検出して制御部7に検出信号を送信するコイン検出部17(図2参照)が設けられる。また、筐体1前面の適所には、制御部7からサウンド信号を受信してサウンド出力するスピーカ18が設けられて、上記筐体1の上部には、被写体2を照射する複数のライト13が取り付けられている。
【0018】
また、上記筐体1のディスプレイ8の近傍には、タッチペン12が備えられている。このタッチペン12の先端をディスプレイ8の表面に接触させて文字や図形等を描いて入力することにより、手書き入力された文字・図形等の画像データがディスプレイ8に表示され、記録媒体15に印刷されるようになっている。
【0019】
この例において、使用者2がディスプレイ8から見る合成画像およびプリンタ9から印刷される合成画像は、被写体2の像と、制御部7に予め記憶された記憶画像(所望のフレームや前景等)およびタッチペン12による手書き入力画像が合成されたものである。
【0020】
なお、上記被写体2の背後には、外部からの光を遮断するカーテン(図示せず)が配設されている。このカーテンは、支持フレーム等によって支持される。上記カーテンの内面には、画像の合成手法に応じた色彩が施される。例えば、クロマキー合成であれば、カーテンの内面全体に緑,青等のクロマキー合成に適当な色の着色が施される。
【0021】
つぎに、上記制御部7のシステム構成について詳しく説明する。図2に示すように、上記制御部7は、各種制御を実行するコンピュータ30を備えている。このコンピュータ30は、操作部16から使用者2の操作に基づく操作信号を受信するとともに、タッチペン12によって手書き入力された信号を受信し、コイン検出部17からの検出信号も受信する。
【0022】
また、上記コンピュータ30は、複数の画像データおよびサウンドデータを記憶する記憶装置31を有している。このコンピュータ30は、指定した画像データを記憶装置31から読み出してグラフィックI/F(インターフェース)回路32に転送するとともに、指定したサウンドデータを記憶装置31から読み出してサウンドI/F回路33に転送する。
【0023】
上記グラフィックI/F回路32は、コンピュータ30から受け取った記憶画像データを所定の記憶画像信号に変換して画像合成装置34および表示選択回路35に送信する。一方、サウンドI/F回路33は、コンピュータ30から受け取ったサウンドデータを所定のサウンド信号に変換してスピーカ18に送信し、スピーカ18からサウンド出力させる。
【0024】
また、上記制御部7には、上記ロボットアーム10およびカメラ6(支受台21)の回動を制御するコントローラ40が設けられている。このコントローラ40によるロボットアーム10およびカメラ6の回動は、使用者2が操作部16のアーム操作ボタン22およびカメラ移動レバー20等を操作することにより行われ、ロボットアーム10の操作により使用者2が所望する任意の位置にカメラ6を移動させ、カメラを上下左右に回動させて所望の角度に設定するようになっている。そして、このロボットアーム10およびカメラ6の回動により、被写体2を撮影するカメラアングルが自在に変化するようになっている。
【0025】
さらに、上記制御部7には、タッチペン12で手書き入力された文字・図形等の信号を受信して、描かれた文字・図形等の画像データを生成する画像生成装置39が設けられている。
【0026】
上記カメラ6で撮影された被写体2の画像信号と、画像生成装置39で生成された画像データは、画像合成装置34に送信される。画像合成装置34は、カメラ6からの被写体2の画像信号を第1画像信号として受信し、グラフィックI/F回路32からの記憶画像の画像信号を第2画像信号として受信し、第1画像と第2画像を合成する。さらに、上記画像合成装置34は、画像生成装置39からのタッチペン12での入力画像を第3画像信号として受信し、上記第1画像と第2画像の合成画像に合成する。
【0027】
合成画像信号は、表示選択回路35およびプリンタ9に送信される。表示選択回路35は、画像合成装置34からの合成画像信号と、グラフィックI/F回路32からの記憶画像信号を受信し、コンピュータ30からの制御信号に基づいて一方の画像信号を選択して、ディスプレイ8に送信することにより、ディスプレイ8上に画像が表示される。
【0028】
また、制御部7は、コンピュータ30からの制御信号に基づいて、プリンタ9を制御するプリンタコントローラ36を備えている。プリンタ9は、プリンタコントローラ36の制御により、画像合成装置34から合成画像信号を受信し、プリンタ9に内蔵の記憶装置37において合成画像のデータを記憶し、合成画像データに基づいて印刷画像を生成し、この印刷画像を所定寸法の記録媒体15に印刷する。また、制御部7には、コイン投入数等をカウント表示する各種のカウンタ38を備えている。
【0029】
つぎに、上記プリント自販機の動作について、図3に示すフローチャートをもとに説明する。なお、図において「S」は、ステップを意味する。
【0030】
まず、使用者2がコインを投入するまでは、コンピュータ30からの指示により、表示選択回路35は、グラフィックI/F回路32側を選択しており、コンピュータ30は、記憶装置31に予め記憶されたデモンストレーション画像(以下、「デモ画像」という)のデータを読み出してグラフィックI/F回路32に転送する。これにより、デモ画面がディスプレイ8に表示される。また、記憶装置31にあらかじめ記憶されたBGM(バックグラウンドミュージック)データを読み出してサウンドI/F回路33に転送することにより、スピーカ18からBGMが流される。
【0031】
ついで、使用者2がコインを投入して、コイン検出部17からの検出信号をコンピュータ30が受信すると、コンピュータ30は、適当なタイミングで、記憶装置31に予め記憶された画像データおよびサウンドデータを読み出し、読み出した画像データを、グラフィックI/F回路32および表示選択回路35を介してディスプレイ8に送信するとともに、読み出したサウンドデータを、サウンドI/F回路33を介してスピーカ18に送信して、ディスプレイ8上の画像およびスピーカ18からの音声により使用者2に適宜指示を与える。
【0032】
つぎに、記憶装置31に記憶された複数の記憶画像データを順次読み出し、グラフィックI/F回路32および表示選択回路35を介してディスプレイ8に表示させ、操作部16を操作して所望の記憶画像を選択するよう使用者2に指示する(S1)。それから、使用者2が選択した記憶画像データをグラフィックI/F回路32に転送し続ける。
【0033】
ついで、コンピュータ30は、画像合成装置34において、カメラ6で撮影された被写体2の画像と記憶画像とをリアルタイムに合成するように指示すると共に、表示選択回路35を画像合成装置34側に切り替えて、画像合成装置34からの合成画像をディスプレイ8にリアルタイムに表示させる(S2)。
【0034】
そして、使用者2が操作部16を操作することにより、上記ロボットアーム10の第1および第2アーム25,26を回動させるとともに、カメラ6を第2アーム先端で上下左右に回動させることにより、被写体2を撮影するカメラアングルを無段階に変化させる。そして、ディスプレイ8には、カメラアングルが刻々と変化しつづける被写体2の画像が、リアルタイムに表示されている。
【0035】
つぎに、使用者2は、ディスプレイ8に表示されたカメラアングルが変化する自分の画像を見ながら、好みのアングルのところでロボットアーム10およびカメラ6の回動を止めて所望のカメラ位置を決定する(S3)。
【0036】
さらに、使用者2は、タッチペン12の先端をディスプレイ8の表面に接触させて所望の文字や図形等の画像を入力する(S4)。ここで入力された信号は、画像生成装置39に送られて描かれた文字や図形等の画像データに変換され、フレーム等の記憶画像とカメラ6での撮影画像との合成画像にリアルタイムで合成され、リアルタイムでディスプレイ8に表示される。
【0037】
そして、使用者2が、ディスプレイ8の表示画像を見ながら被写体2の位置調整を完了した後に、操作部16の調整完了ボタンを押すと(S5)、コンピュータ30は、使用者2にポーズをとるように指示し、それから画像合成装置34に画像合成の停止を指示する(S6)。このとき、ディスプレイ8には、そのときの合成画像が静止画像として表示される。
【0038】
次に、使用者2は、前記静止画像を印刷するか否かを判断し(S7)、印刷せずに撮り直す場合には、操作部16の撮直しボタンを押し、印刷する場合には、操作部16の印刷ボタンを押す。撮直しボタンが押されると、コンピュータ30は、ステップ2に戻って上記動作を繰り返す。印刷ボタンが押されると、コンピュータ30は、印刷画像を生成し、この印刷画像を記録媒体15に印刷するように、プリンタコントローラ36に指示する(S8)。そして、次にコインが投入されるまで、上記のコイン投入前と同様に、BGMを流して、デモ画像を表示する。
【0039】
このように、上記プリント自販機によれば、変化に富んださまざまなカメラアングルでの撮影が可能となり、利用者の多様なニーズに応えることができる。また、被写体2自身が、カメラ6で撮影された画像を確認しながらロボットアーム10を操作し、カメラ6の位置や角度を自在に変化させて被写体2を撮影することができ、被写体2は、自らロボットアーム10を操作して好みのアングルの場所にカメラ6を移動させて撮影でき、利用者自身の手で操作する楽しみを与えることができる。
【0040】
また、上記プリント自販機は、全身を使ったさまざまなポーズの被写体2を多様なカメラアングルで撮影することができ、一層バラエティに富んだ写真を撮影することができるようになる。特に、被写体2を斜め下から見上げるように撮影することもできることから、足が長く見栄えのよい全身写真を撮影できる。
【0041】
さらに、上記プリント自販機は、記憶装置31に記憶されている被写体2の前景や背景等の画像と、カメラ6で撮影された被写体2の撮影画像とを画像合成装置34で合成し、ディスプレイ8にリアルタイム表示し、所望の瞬間を固定して印刷できるため、さまざまなカメラアングルから撮影された画像に、好みの前景や背景を合成できる。
【0042】
また、上記プリント自販機は、タッチペン12によって手書き入力された文字や図形等の画像を、カメラ2で撮影された被写体2の撮影画像と背景・前景等の記憶画像との合成画像に合成し、ディスプレイ8にリアルタイム表示して所望の瞬間を固定して印刷することができるため、さまざまなカメラアングルから撮影された画像と背景・前景等の記憶画像との合成画像に、さらに、利用者自身の手書き入力画像を合成してリアルタイム表示し、印刷することができる。このように、上記プリント自販機は、利用者自身で操作して好みの画像を作り上げることができ、利用者に非常に大きな楽しみを与えることができる。
【0043】
図4は、本発明の写真自販機の第2の実施の形態を示す。この写真自販機は、ディスプレイ8や操作部16が設けられた筐体1と、ロボットアーム10とが別体となっている。すなわち、ロボットアーム10は、円盤状のアーム台23上に設けられ、上記アーム台23上に立設された第1アーム42と、この第1アーム先端に設けられた間接部45から延びる第2アーム43と、この第2アーム43先端に設けられた間接部46から延びる第3アーム44とから構成されている。また、上記第3アーム44の先端にカメラ6を支受する支受台が設けられている。
【0044】
そして、上記第1アーム42がアーム台23上で左右に回動し、第2アームが間接部45を中心に上下に回動し、第3アーム44が間接部46を中心に上下に回動するようになっている。図において24は筐体1内の制御部7と、ロボットアーム10ならびにカメラ6等とを接続する接続コードである。それ以外は図1に示すものと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この写真自販機でも図1に示すものと同様の作用効果を奏する。
【0045】
なお、上記各実施の形態では、本発明を、撮影された被写体の画像を含む原画像に基づいて印刷画像を生成し、この印刷画像を所定寸法の印刷用紙に印刷するプリント自販機に適用した例を示したが、これに限定するものではなく、銀塩写真の撮影装置にも適用することができる。
【0046】
また、上記カメラ6としては、デジタルカメラを用いることもできるし、ビデオカメラを用いることもでき、特に限定するものではない。また、上記各実施の形態において、記録媒体15としては、特に限定するものではなく、例えば、紙類,シール,プラスチックフィルム,カード類,布,不織布,ガラス板,樹脂板等各種のものを用いることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明の写真自販機によれば、タッチペンによって手書き入力された文字や図形等の画像を、カメラで撮影された被写体の撮影画像に合成し、ディスプレイにリアルタイム表示して所望の瞬間を固定して印刷することができるため、さまざまなカメラアングルから撮影された画像と背景・前景等の記憶画像との合成画像に、さらに、利用者自身の手書き入力画像を合成してリアルタイム表示し、印刷することができる。また、上記カメラで撮影された画像を被写体自身で確認できるため、被写体は、画像表示手段に映る自分の画像を見ながら好みのポーズをとることができる。このように、上記プリント自販機は、利用者自身で操作して好みの画像を作り上げることができ、利用者に非常に大きな楽しみを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の写真自販機の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】
上記写真自販機の制御部を示すシステム構成図である。
【図3】
上記写真自販機の動作を説明するフローチャート図である。
【図4】
本発明の写真自販機の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】
従来の写真自販機を示す説明図である。
【符号の説明】
2 被写体
6 カメラ
10 ロボットアーム
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