JP2001100302A

JP2001100302A - 写真自販機

Info

Publication number: JP2001100302A
Application number: JP27635999A
Authority: JP
Inventors: Teruhiro Akamatsu; 彰宏赤松
Original assignee: Make Software Co Ltd
Current assignee: Make Software Co Ltd
Priority date: 1999-09-29
Filing date: 1999-09-29
Publication date: 2001-04-13

Abstract

(57)【要約】【課題】変化に富んだ撮影を可能とする写真自販機を提
供する。【解決手段】被写体２の写真を撮影して販売する写真自
販機であって、被写体２を撮影するカメラ３と、複数の
フットスイッチ１０とを有し、被写体２がいずれか１つ
または２つ以上のフットスイッチ１０を操作したときの
写真を撮影することにより、上記複数のフットスイッチ
１０を操作する瞬間の被写体２を撮影することにより、
動きのあるダイナミックな写真を撮影することができる
ようになり、利用者の多様なニーズに応えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゲームセンター等
に設置され、硬貨等が投入されて被写体を撮影し、シー
ル，カード，紙類，フィルム等にプリントアウトする写
真自販機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、ゲームセンター等において、写真
を撮影してシールプリント等にする写真自販機が数多く
設置されている。このような写真自販機としては、一般
に、図４に示すようなものが用いられている。このもの
は、本体５２の内部に、略４５°の角度をもってハーフ
ミラー５３が設けられている。このハーフミラー５３の
奥に、被写体を撮影するカメラ５５が設けられ、ハーフ
ミラー５３の下方には、上記カメラ５５で撮影された画
像を表示するモニタ５６が設けられている。図において
５１はコントローラ、５７は写真プリント５８を印刷す
るプリンタである。

【０００３】上記写真自販機では、ハーフミラー５３を
透してカメラ５５で撮影された画像がモニタ５６に表示
され、このモニタ５６に表示された画像がハーフミラー
５３に反射して被写体５４によって確認できるようにな
っている。そして、被写体は、モニタ５６に映った自分
の姿を確認しながら所望のポーズをとり、好みのところ
でコントローラ５１を操作して静止画を撮影することが
行われる。そして、この静止画は、適当なフレームや前
景の画像と合成されて写真プリント５８として印刷され
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
写真自販機では、被写体５４の顔写真やせいぜいバスト
アップ程度の写真しか撮ることができない。特に最近
は、写真自販機利用者の増加とともにそのニーズも多様
化し、被写体の画像に合成されるフレームや前景として
各種の趣向を凝らしたものも数多く提供されているが、
単に顔写真等を撮影するだけの画一的なものではもう満
足されなくなってきている。

【０００５】そこで、被写体５４の顔写真だけでなく、
全身を撮影できるものとして、図５に示すような写真自
販機が発明され実施されている。このものは、基本的に
は図７に示すものと同様であるが、カメラ５５がハーフ
ミラー５３の奥上方に取り付けられている。このように
することにより、被写体５４を斜め上から見下ろすよう
に、その全身を撮影することができるようになってい
る。

【０００６】しかしながら、上記写真自販機でも、単に
静止してポーズをとった被写体５４を撮影するにすぎな
いという点では図４のものと変わるところはない。した
がって、依然として静的で画一的な写真しか撮ることが
できず、動的でダイナミックな写真を被写体５４自身が
楽しみながら撮影することはできず、多様な写真をとり
たいというニーズには十分に応えられていないのが実情
である。

【０００７】また、上記各従来例の写真自販機では、被
写体を照射する照明装置として、一般の蛍光灯やタング
ステンランプが用いられるが、単に被写体を照明する以
外の機能は持たず、この点でも変化に富んだ多様な写真
をとりたいというニーズには応えられていない。

【０００８】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、変化に富んだ撮影を可能とする写真自販機の提
供を目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の写真自販機は、被写体の写真を撮影して販
売する写真自販機であって、被写体を撮影するカメラ
と、複数のフットスイッチとを有し、被写体がいずれか
１つまたは２つ以上のフットスイッチを操作したときの
写真を撮影するようになっていることを要旨とする。

【００１０】すなわち、本発明の写真自販機は、被写体
を撮影するカメラと、複数のフットスイッチとを有し、
被写体がいずれか１つまたは２つ以上のフットスイッチ
を操作したときの写真を撮影するようになっている。こ
のため、上記複数のフットスイッチを操作する瞬間の被
写体を撮影することにより、動きのあるダイナミックな
写真を撮影することができるようになり、利用者の多様
なニーズに応えることができる。

【００１１】本発明の写真自販機において、フットスイ
ッチを操作するタイミングを指示するタイミング支持手
段が設けられている場合には、被写体が、指示されたタ
イミングに合わせてフットスイッチを操作するようにな
り、うまくタイミングを合わせて撮影するゲーム性等を
楽しむことができるようになる。

【００１２】本発明の写真自販機において、フットスイ
ッチを操作する順序を指示する順序支持手段が設けられ
ている場合には、被写体が、指示された順序に合わせて
フットスイッチを操作するようになり、うまく順序を合
わせて撮影するゲーム性等を楽しむことができるように
なる。

【００１３】本発明の写真自販機において、フットスイ
ッチを操作するタイミングもしくは順序に合わせた音楽
を再生する音楽再生手段を備えている場合には、被写体
は、再生される音楽に合わせて、指示された順序もしく
はタイミングでフットスイッチを操作するようになり、
音楽に合わせてフットスイッチを操作しながら撮影する
ことを楽しめるようになる。

【００１４】本発明の写真自販機において、異なる色の
光を照射する複数の光源が設けられ、各フットスイッチ
の操作に対応して上記光源のうち所定の光源を選択して
照射させる光源選択手段が設けられている場合には、異
なる色の光源のなかから任意の光源が選択されて被写体
が撮影されることにより、さまざまな色彩がかった変化
に富んだ撮影が可能となり、利用者の多様なニーズに応
えることができる。

【００１５】本発明の写真自販機において、被写体の前
景や背景等の画像を記憶する画像記憶手段と、カメラで
撮影された被写体の撮影画像と上記画像記憶手段の記憶
画像とを合成する画像合成手段と、上記画像合成手段で
合成された合成画像を表示する画像表示手段と、上記合
成画像を印刷する印刷手段とを備えている場合には、さ
まざまな動きのある画像やさまざまな色彩がかった画像
に、利用者が好みの記憶画像を合成して表示し、印刷す
ることができ、一層多様なニーズに応えることができ
る。

【００１６】本発明の写真自販機において、被写体の前
景や背景等の画像を入力する画像入力手段と、カメラで
撮影された被写体の撮影画像と上記画像入力手段の入力
画像とを合成する画像合成手段と、上記画像合成手段で
合成された合成画像を表示する画像表示手段と、上記合
成画像を印刷する印刷手段とを備えている場合には、さ
まざまな動きのある画像やさまざまな色彩がかった画像
に、利用者が好みの入力画像を合成して表示し、印刷す
ることができる。

【００１７】本発明の写真自販機において、上記カメラ
が被写体の全身を撮影するものである場合には、全身を
使ったさまざまなポーズの被写体を撮影することがで
き、一層バラエティに富んだ写真を撮影することができ
るようになる。

【００１８】本発明の写真自販機において、画像表示手
段が、カメラで撮影した画像を被写体自身で確認できる
ようになっている場合には、被写体は、画像表示手段に
映る自分の画像を見ながら好みのポーズをとることがで
きる。

【００１９】

【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。

【００２０】図１は、本発明の写真自販機の一実施の形
態を示す図である。このものは、本発明をプリント自販
機に適用した例を示す。このプリント自販機は、内部お
よび表面に各種の装置が設けられた筐体１と、この筐体
１の前部に取り付けられた操作台２０とを備えている。
ここで、説明の便宜上、筐体１において、使用者(被写
体)２と対面する側を筐体１の前側とし、反対側を筐体
１の後側とする。

【００２１】上記筐体１内部の前面中央部には、被写体
２の全身を撮影するカメラ６が設けられている。また、
上記筐体１の内部には、上記カメラ６から画像信号を受
信して画像を合成する制御部７（図２参照）が設けられ
ている。また、上記筐体１の前面左側部には、上記制御
部７から送信された合成画像等の画像信号を受信して画
像を表示するディスプレイ８が設けられている。

【００２２】さらに、上記筐体１の内部には、制御部７
から送信された合成画像の信号を受信し、この合成画像
を記録媒体１５に印刷するプリンタ９が設けられてい
る。このプリンタ９で印刷された記録媒体１５は、筐体
１前面に形成された送出口１９から送出されるようにな
っている。

【００２３】上記操作台２０の上面には、複数のフット
スイッチ１０（この例では前後左右と中央の５個）が設
けられている。また、上記筐体１の上部には、被写体２
を照射する複数のライト１３（この例では５個）が取り
付けられている。上記ライト１３は、例えば、白，赤，
青，黄，緑等、異なる色彩のものが複数種類設けられて
いる。上記５つのライト１３は、５つのフットスイッチ
１０のそれぞれに対応して点灯するようになっている。

【００２４】さらに、上記筐体１の前面右側部には、操
作部１６が設けられている。この操作部１６は、各種の
操作ボタン等を有し、制御部７に操作信号を送信する。

【００２５】また、筐体１の前面には、コイン投入口１
４が設けられ、筐体１内部のコイン投入口に隣接した位
置に、投入したコインを検出して制御部７に検出信号を
送信するコイン検出部１７（図２参照）が設けられる。
また、筐体１前面の適所には、制御部７からサウンド信
号を受信してサウンド出力するスピーカ１８が設けられ
ている。

【００２６】また、上記筐体１のディスプレイ８の近傍
には、タッチペン１２が備えられている。このタッチペ
ン１２の先端をディスプレイ８の表面に接触させて文字
や図形等を描いて入力することにより、手書き入力され
た文字・図形等の画像データがディスプレイ８に表示さ
れ、記録媒体１５に印刷されるようになっている。

【００２７】上記被写体２の背後には、外部からの光を
遮断するカーテン（図示せず）が配設されている。この
カーテンは、支持フレームによって支持される。上記カ
ーテンの内面には、画像の合成手法に応じた色彩が施さ
れる。例えば、クロマキー合成であれば、カーテンの内
面全体に緑，青等のクロマキー合成に適当な色の着色が
施される。

【００２８】この例において、使用者２がディスプレイ
８から見る合成画像は、制御部７に予め記憶された記憶
画像（所望のフレームや前景等）に、カメラ６による被
写体２の撮影像がリアルタイムに合成されたものであ
る。そして、上記フットスイッチ１０のうちいずれか１
つもしくは２つ以上を操作した瞬間に、合成画像を停止
し、この停止画像をプリンタ９で印刷するようになって
いる。また、合成画像の停止後、タッチペン１２による
手書き入力がされると、上記合成画像に手書き入力画像
が合成された画像が表示され印刷されるようになってい
る。

【００２９】つぎに、上記制御部７のシステム構成につ
いて詳しく説明する。図２に示すように、上記制御部７
は、各種制御を実行するコンピュータ３０を備えてい
る。このコンピュータ３０は、操作部１６から使用者２
の操作に基づく操作信号を受信し、タッチペン１２によ
って入力された信号を受信し、さらに、コイン検出部１
７から検出信号を受信する。

【００３０】また、上記コンピュータ３０は、複数の画
像データおよびサウンドデータ等を記憶する記憶装置３
１を有している。このコンピュータ３０は、指定した画
像データを記憶装置３１から読み出してグラフィックＩ
／Ｆ（インターフェース）回路３２に転送するととも
に、指定したサウンドデータを記憶装置３１から読み出
してサウンドＩ／Ｆ回路３３に転送する。

【００３１】上記グラフィックＩ／Ｆ回路３２は、コン
ピュータ３０から受け取った記憶画像データを所定の記
憶画像信号に変換して画像合成装置３４および表示選択
回路３５に送信する。一方、サウンドＩ／Ｆ回路３３
は、コンピュータ３０から受け取ったサウンドデータを
所定のサウンド信号に変換してスピーカ１８に送信し、
スピーカ１８からサウンド出力させる。

【００３２】また、上記制御部７には、被写体２にフッ
トスイッチ１０を操作させるタイミングと順序を指示す
るタイミング・順序指示手段４０が設けられている。こ
のタイミング・順序指示手段４０により、ディスプレイ
８に、被写体２がフットスイッチ１０を操作するタイミ
ングと順序が表示されるとともに、スピーカ１８から上
記タイミングと順序に合わせたサウンドが出力される。

【００３３】また、上記制御部７には、上記フットスイ
ッチ１０の操作に対応して、複数のライト１３のうちい
ずれかのライト１３を選択して点灯する光源選択手段４
１を備えている。この光源選択手段４１によるライト１
３の選択は、使用者２がフットスイッチ１０を操作する
ことにより、操作されたフットスイッチ１０に対応する
ライト１３が選択され点灯するように行われる。なお、
選択されるライト１３はひとつでもよいし２つ以上でも
よい。

【００３４】さらに、上記制御部７には、タッチペン１
２で入力された文字図形等の信号を受信して、描かれた
文字・図形等の画像データを生成する画像生成装置３９
が設けられている。

【００３５】上記カメラ６で撮影された被写体２の画像
信号は、画像合成装置３４に送信される。画像合成装置
３４は、カメラ６からの被写体２の画像信号を第１画像
信号として受信し、グラフィックＩ／Ｆ回路３２からの
記憶画像の画像信号を第２画像信号として受信し、第１
画像と第２画像をリアルタイムに合成する。

【００３６】そして、上記被写体２が、タイミング・順
序指示手段４０の指示にしたがって、フットスイッチ１
０を操作し、被写体２があらかじめ設定された所定のタ
イミングでフットスイッチ１０を操作したときに、その
操作の瞬間の画像を固定するようになっている。

【００３７】また、上記タッチペン１２で入力され、画
像生成装置３９で生成された手書き画像データは、画像
合成装置３４に送信される。そして、上記画像合成装置
３４は、画像生成装置３９からのタッチペン１２での入
力画像を第３画像信号として受信し、上記固定された第
１画像と第２画像の合成画像に合成する。

【００３８】固定された合成画像信号は、表示選択回路
３５およびプリンタ９に送信される。表示選択回路３５
は、画像合成装置３４からの合成画像信号と、グラフィ
ックＩ／Ｆ回路３２からの記憶画像信号を受信し、コン
ピュータ３０からの制御信号に基づいて一方の画像信号
を選択して、ディスプレイ８に送信することにより、デ
ィスプレイ８上に画像を表示する。

【００３９】また、制御部７は、コンピュータ３０から
の制御信号に基づいて、プリンタ９を制御するプリンタ
コントローラ３６を備えている。プリンタ９は、プリン
タコントローラ３６の制御により、画像合成装置３４か
ら固定された合成画像信号を受信し、プリンタ９に内蔵
の記憶装置３７において合成画像のデータを記憶し、合
成画像データに基づいて印刷画像を生成し、この印刷画
像を所定寸法の記録媒体１５に印刷する。また、制御部
７には、コイン投入数等をカウント表示する各種のカウ
ンタ３８を備えている。

【００４０】つぎに、上記プリント自販機の動作につい
て、図３に示すフローチャートをもとに説明する。な
お、図において「Ｓ」は、ステップを意味する。

【００４１】まず、使用者２がコインを投入するまで
は、コンピュータ３０からの指示により、表示選択回路
３５は、グラフィックＩ／Ｆ回路３２側を選択してお
り、コンピュータ３０は、記憶装置３１に予め記憶され
たデモンストレーション画像（以下、「デモ画像」とい
う）のデータを読み出してグラフィックＩ／Ｆ回路３２
に転送する。これにより、デモ画面がディスプレイ８に
表示される。また、記憶装置３１にあらかじめ記憶され
たＢＧＭ（バックグラウンドミュージック）データを読
み出してサウンドＩ／Ｆ回路３３に転送することによ
り、スピーカ１８からＢＧＭが流される。

【００４２】ついで、使用者２がコインを投入して、コ
イン検出部１７からの検出信号をコンピュータ３０が受
信すると、コンピュータ３０は、適当なタイミングで、
記憶装置３１に予め記憶された画像データおよびサウン
ドデータを読み出し、読み出した画像データを、グラフ
ィックＩ／Ｆ回路３２および表示選択回路３５を介して
ディスプレイ８に送信するとともに、読み出したサウン
ドデータを、サウンドＩ／Ｆ回路３３を介してスピーカ
１８に送信して、ディスプレイ８上の画像およびスピー
カ１８からの音声により使用者２に適宜指示を与える。

【００４３】つぎに、記憶装置３１に記憶された複数の
記憶画像データを順次読み出し、グラフィックＩ／Ｆ回
路３２および表示選択回路３５を介してディスプレイ８
に表示させ、操作部１６を操作して所望の記憶画像を選
択するよう使用者２に指示する（Ｓ１）。それから、使
用者２が選択した記憶画像データをグラフィックＩ／Ｆ
回路３２に転送し続ける。

【００４４】ついで、コンピュータ３０は、画像合成装
置３４において、カメラ６で撮影された被写体２の画像
と記憶画像とをリアルタイムに合成するように指示する
と共に、表示選択回路３５を画像合成装置３４側に切り
替えて、画像合成装置３４からの合成画像をディスプレ
イ８にリアルタイムに表示させる（Ｓ２）。

【００４５】そして、使用者２が操作部１６を操作する
ことにより、タイミング・順序指示手段４０により、使
用者２がフットスイッチ１０を操作するタイミングと順
序がディスプレイ８に表示されるとともに（Ｓ３）、こ
のタイミングと順序に合わせたサウンドが再生される
（Ｓ４）。このときのタイミングと順序の指示は、例え
ば、操作台２０上の前後左右と中央とに５つあるフット
スイッチ１０に表示された△マークや□マークを次々と
連続してディスプレイ８に表示することによって行われ
る。

【００４６】このタイミングと順序の指示が表示される
と、被写体２は、操作台２０上で上記指示にしたがった
タイミングと順序で各フットスイッチ１０を操作する
（Ｓ５）。このフットスイッチ１０の操作により、各フ
ットスイッチ１０に対応したランプ１３が次々と点灯し
たり消えたりする（Ｓ６）。このとき、被写体２は、い
ろいろな色のライト１３の光りを浴びながら、タイミン
グと順序に合わせたサウンドにのって、操作台２０の上
で飛び跳ねるようになり、ちょうどディスコダンスを踊
っているような状態になる。そして、ディスプレイ８に
は、各色のライト１３の光りを浴びながら操作台２０の
上で飛び跳ねる被写体２の画像が、リアルタイムに表示
されている。

【００４７】そして、被写体２が、あらかじめ設定され
た所定のフットスイッチ２を操作したときに、画像合成
装置３４に画像合成の停止を指示し、その操作の瞬間の
合成画像が固定される（Ｓ７）。このとき、ディスプレ
イ８には、そのときの合成画像が静止画像として表示さ
れる。

【００４８】さらに、使用者２は、タッチペン１２の先
端をディスプレイ８の表面に接触させて所望の文字や図
形等の画像を入力する（Ｓ８）。ここで入力された信号
は、画像生成装置３９に送られて描かれた文字や図形等
の画像データに変換され、フレーム等の記憶画像とカメ
ラ６での撮影画像との合成画像に合成され、リアルタイ
ムでディスプレイ８に表示される。

【００４９】次に、使用者２は、前記静止画像を印刷す
るか否かを判断し（Ｓ９）、印刷せずに撮り直す場合に
は、操作部１６の撮直しボタンを押し、印刷する場合に
は、操作部１６の印刷ボタンを押す。撮直しボタンが押
されると、コンピュータ３０は、ステップ２に戻って上
記動作を繰り返す。印刷ボタンが押されると、コンピュ
ータ３０は、印刷画像を生成し、この印刷画像を記録媒
体１５に印刷するように、プリンタコントローラ３６に
指示する（Ｓ１０）。そして、次にコインが投入される
まで、上記のコイン投入前と同様に、ＢＧＭを流して、
デモ画像を表示する。

【００５０】このように、上記プリント自販機によれ
ば、被写体２が、いろいろな色のライト１３の光りを浴
びながら、タイミングと順序に合わせたサウンドにのっ
て、フットスイッチ１０を操作するため、ディスコのよ
うな臨場感でダンスを踊りながら撮影でき、動きのある
ダイナミックな写真を楽しく撮影することができる。ま
た、被写体２は、ディスプレイ８に映る自分の画像をリ
アルタイムで見ながら好みのポーズをとることができ
る。さらに、固定した合成画像にタッチペン１２で手書
きの画像を合成できるため、撮影後にふきだしやコメン
ト等を入力して印刷することもできる。

【００５１】なお、上記実施の形態において、タイミン
グ・順序指示手段４０によるタイミングと順序の指示
は、ディスプレイ８への表示で行うようにしたが、スピ
ーカ１８からの音声によって行うようにしてもよいし、
これらを併用することもできる。また、フットスイッチ
１０を操作するタイミングと順序の双方を指示するので
はなく、いずれか一方だけを指示するようにすることも
できる。

【００５２】また、上記カメラ６としては、デジタルカ
メラを用いることもできるし、ビデオカメラを用いるこ
ともでき、特に限定するものではない。さらに、上記実
施の形態では、被写体２の前側だけにライト１３を配置
した例を示したが、これに限定するものではなく、被写
体２の背中から照射するライトを付け加える等、各種の
位置にライトを配置することができる。

【００５３】また、上記実施の形態において、記録媒体
１５としては、特に限定するものではなく、例えば、紙
類，シール，プラスチックフィルム，カード類，布，不
織布，ガラス板，樹脂板等各種のものを用いることがで
きる。また、上記実施の形態において、ライト１３とし
ては、タングステンランプ，蛍光等，ストロボ等各種の
ものを用いることができる。

【００５４】また、上記実施の形態では、本発明を、撮
影された被写体の画像を含む原画像に基づいて印刷画像
を生成し、この印刷画像を所定寸法の印刷用紙に印刷す
るプリント自販機に適用した例を示したが、これに限定
するものではなく、銀塩写真の撮影装置にも適用するこ
とができる。

【００５５】

【発明の効果】以上のように、本発明の写真自販機によ
れば、複数のフットスイッチを操作する瞬間の被写体を
撮影することにより、動きのあるダイナミックな写真を
撮影することができるようになり、利用者の多様なニー
ズに応えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の写真自販機の一実施の形態を示す斜視
図である。

【図２】上記写真自販機の制御部を示すシステム構成図
である。

【図３】上記写真自販機の動作を説明するフローチャー
ト図である。

【図４】従来の写真自販機を示す説明図である。

【図５】他の従来例を示す説明図である。

【符号の説明】

２被写体６カメラ１０フットスイッチ

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０３Ｂ 15/08 Ｇ０３Ｂ 15/08 ＺＧ０７Ｆ 17/26 Ｇ０７Ｆ 17/26 Ｈ０４Ｎ 5/76 Ｈ０４Ｎ 5/76 Ｅ 5/907 5/907 ＢＦターム(参考） 2C087 AA04 BB10 BD07 BD53 CB03 CB20 2H104 AA19 5C052 AA11 AB04 DD02 DD10 EE02 EE03 FA01 FA03 FA04 FB01 FB07 FC01 FC08 FD09 FD14

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被写体の写真を撮影して販売する写真自
販機であって、被写体を撮影するカメラと、複数のフッ
トスイッチとを有し、被写体がいずれか１つまたは２つ
以上のフットスイッチを操作したときの写真を撮影する
ようになっていることを特徴とする写真自販機。
【請求項２】フットスイッチを操作するタイミングを
指示するタイミング支持手段が設けられている請求項１
記載の写真自販機。
【請求項３】フットスイッチを操作する順序を指示す
る順序支持手段が設けられている請求項２記載の写真自
販機。
【請求項４】フットスイッチを操作するタイミングも
しくは順序に合わせた音楽を再生する音楽再生手段を備
えている請求項３記載の写真自販機。
【請求項５】異なる色の光を照射する複数の光源が設
けられ、各フットスイッチの操作に対応して上記光源の
うち所定の光源を選択して照射させる光源選択手段が設
けられている請求項１〜４のいずれか一項に記載の写真
自販機。
【請求項６】被写体の前景や背景等の画像を記憶する
画像記憶手段と、カメラで撮影された被写体の撮影画像
と上記画像記憶手段の記憶画像とを合成する画像合成手
段と、上記画像合成手段で合成された合成画像を表示す
る画像表示手段と、上記合成画像を印刷する印刷手段と
を備えている請求項１〜５のいずれか一項に記載の写真
自販機。
【請求項７】被写体の前景や背景等の画像を入力する
画像入力手段と、カメラで撮影された被写体の撮影画像
と上記画像入力手段の入力画像とを合成する画像合成手
段と、上記画像合成手段で合成された合成画像を表示す
る画像表示手段と、上記合成画像を印刷する印刷手段と
を備えている請求項１〜６のいずれか一項に記載の写真
自販機。
【請求項８】上記カメラが被写体の全身を撮影するも
のである請求項１〜７のいずれか一項に記載の写真自販
機。