JP3051776U - 電子写真自販機 - Google Patents

電子写真自販機

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JP3051776U
JP3051776U JP1998000849U JP84998U JP3051776U JP 3051776 U JP3051776 U JP 3051776U JP 1998000849 U JP1998000849 U JP 1998000849U JP 84998 U JP84998 U JP 84998U JP 3051776 U JP3051776 U JP 3051776U
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彰宏 赤松
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株式会社メイクソフトウェア
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 被写体を撮影した第1画像と、該第1画像と
は別の第2画像との表現の制約が緩和された合成画像を
得ることのできる電子写真自販機を提供する。 【解決手段】 電子写真自販機は、第1画像71と第2画
像82を合成する画像合成手段と、合成した画像をプリン
ト出力するプリンタとを具える電子写真自販機に於て、
前記画像合成手段は、第1画像71の画像信号と第2画像
82の画像信号を所定の比率で線形結合することにより、
画像の合成を行なうことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、撮影された被写体の画像をディスプレイに表示すると共に、該画像 情報をデジタルデータとしてメモリ等の記憶装置に記憶し、記憶した画像をプリ ンタにてプリント出力する電子写真自販機に関するものである。具体的には、本 考案は、撮影された被写体の画像と、該被写体の画像とは別の画像とを合成し、 合成した画像をディスプレイに表示し、合成した画像情報を記憶装置に記憶し、 且つ、記憶した合成画像をプリント出力する電子写真自販機に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
電子写真自販機は、上記のような特徴から、写真フィルムを用いて撮影し、こ れを現像する従来の写真自販機に比べ、撮直しが容易である、他の画像との合成 が容易である、所望の枚数印刷できる、等の利点を有しており、写真自販機は、 電子写真自販機へと移行しつつある。電子写真自販機の中では、被写体の画像を 、別の所望画像にハメコミ合成し、合成した画像を剥離紙にプリント出力する、 いわゆる「プリントシール自販機」が近時広く使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一般的なプリントシール自販機は、筐体内に配備されたメモリ等の記憶装置に 、複数のデジタル画像データを記憶している。該記憶画像には、予めハメコミ合 成される範囲が指定されている。使用者が複数の記憶画像の中から所望の記憶画 像を選択することによって、図5(a)のように、選択した記憶画像(80)の所定 範囲(80a)に、ビデオカメラによって撮影された被写体の画像である第1画像(71 )がハメコミ合成される。 また、本願出願人が以前に提案した実願平9−4474(実用新案登録第30 43855号)の電子写真自販機では、被写体と、該被写体とは別の提供物とが それぞれ撮影され、図5(b)のように、提供物画像(81)中、所定色を有する領 域(81a)に、被写体の画像である第1画像(71)がハメコミ合成される。以下では 、前記記憶画像(80)および提供物画像(81)をまとめて第2画像と総称する。 第2画像において、第1画像(71)がハメコミ合成される領域(80a)(81a)の画像 情報は、削除または単色化される必要があるから、第2画像としては、画面の周 縁部のみが描かれ、中央部が描かれていない画像が利用されており、第2画像の 表現の自由度が制限されている。また、第1画像(71)は、ハメコミ合成される領 域の画像情報のみが利用され、その他の領域の画像情報が無視されているから、 第1画像の表現の自由度が制限されることになる。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、第1画像および第2画像の表現の制約が緩和された合成画像を得る ことのできる、電子写真自販機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、被写体を撮影した第1画像と、該第1画 像とは別の第2画像とを合成する画像合成手段と、合成した画像をプリント出力 するプリンタとを具える電子写真自販機に於て、前記画像合成手段は、第1画像 の画像信号と第2画像の画像信号を所定の比率で線形結合することにより、画像 の合成を行なうことを特徴とする。以下、この合成手法をミクシング合成と呼ぶ ことにする。
【0006】
【作用及び効果】
本考案によると、第1画像の画像信号と第2画像の画像信号を所定の比率で線 形結合することにより、第1画像と第2画像の合成が行なわれるから、図5(c )のように、合成された画像(90)には、第1画像(71)および第2画像(82)におけ る全領域の画像情報が利用されることになる。従って、第1画像および第2画像 の表現の自由度が従来よりも上昇することになる。
【0007】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施形態について図面に沿って説明する。
【0008】 実施形態1 図1は、本考案の一実施形態であるプリントシール自販機(1)を示している。 しかしながら、本考案は、プリントシール自販機(1)に限定されることなく、被 写体を撮影した第1画像と、該第1画像とは別の第2画像とを合成し、合成した 画像をプリント出力する他の電子写真自販機にも適用できる。 プリントシール自販機(1)は、筐体(10)の内部または表面に各種装置が配備さ れている。なお、被写体(70)には、任意の物体を選択できるが、本実施形態では 、使用者(7)の胸部より上の部分を被写体(70)とする。 説明の便宜上、筐体(10)において使用者(7)と対向する側を前側とする。すな わち、図1の筐体(10)に関して、紙面の左側が筐体(10)の前側、右側を筐体(10) の後側とする。
【0009】 プリントシール自販機(1)の筐体(10)内には、被写体(70)を撮影する第1ビデ オカメラ(30)と、使用者(7)が提供する提供物(8)を撮影する第2ビデオカメラ (40)と、第1ビデオカメラ(30)および第2ビデオカメラ(40)から各画像信号を受 信し、画像を合成する制御部(5)と、制御部(5)から送信された合成画像等の画 像信号を受信して画像を表示するディスプレイ(60)と、合成画像の信号を制御部 (5)から受信し合成画像をプリント出力するプリンタ(65)とが配備される。 本実施形態において、使用者(7)がディスプレイ(60)から見る合成画像、およ び、プリンタ(65)からプリント出力される合成画像は、被写体(70)の鏡像と、提 供物(8)の画像または制御部(5)に予め記憶された画像の実像とを合成したもの である。これは、使用者(7)にとって被写体(70)の鏡像を見る方が、撮影位置を 決めることが容易であり、被写体(70)の鏡像がプリント出力されても、使用者( 7)にとってさほど違和感はないからである。
【0010】 第1ビデオカメラ(30)が被写体(70)を撮影し、使用者(7)がディスプレイ(60) に表示された画像を見るために、筐体(10)の前面上部が開口しており、該開口部 には、ガラス、プラスチック等の透明板(11)が配備される。該透明板(11)の後方 にはハーフミラー(61)が配備され、ハーフミラー(61)の下方には、ディスプレイ (60)が配備される。ディスプレイ(60)およびハーフミラー(61)は、ディスプレイ (60)の発する光がハーフミラー(61)にて反射して使用者(7)に達するように配備 される。従って、使用者(7)は、ディスプレイ(60)に表示される画像の鏡像を見 ることになり、そのため、ディスプレイ(60)には、所定画像の鏡像が表示される 必要がある。それには、制御部(5)が所定画像の鏡像の信号をディスプレイ(60) に送信するか、或いは、ディスプレイ(60)として、受信した画像の鏡像を表示す るミラー反転型ディスプレイを使用すればよい。本実施形態では、後者のミラー 反転型ディスプレイを使用する。 さらに、ハーフミラー(61)の後方にはミラー(31)が配備され、ミラー(31)の下 方には、第1ビデオカメラ(30)が配備される。第1ビデオカメラ(30)およびミラ ー(31)は、被写体(70)からの光が、ハーフミラー(61)を通過し、ミラー(31)にて 反射して、第1ビデオカメラ(30)に達するように配備される。従って、第1ビデ オカメラ(30)は、被写体(70)の鏡像を撮影し、制御部(5)に画像信号を送信する 。
【0011】 筐体(10)の前面の適所には、使用者(7)が提供する提供物(8)の受入口(42)が 形成され、受入口(42)に隣接して、該提供物(8)を載せる支持台(41)が筐体(10) 内に配備される。支持台(41)および受入口(42)は、使用者(7)が提供物(8)を容 易に載置でき、且つ載置する位置を調整できるように配備される。本実施形態で は、提供物(8)として、絵、写真等の画を使用する。支持台(41)の上方には、提 供物(8)を撮影する第2ビデオカメラ(40)が配備される。第2ビデオカメラ(40) は、制御部(5)に画像信号を送信し、且つ、制御部(5)によって、提供物(8)の ズームイン・ズームアウトが行なわれる。 また、筐体(10)内部の前面近くには、制御部(5)から画像信号を受信して、画 像を剥離紙(67)に印字するプリンタ(65)が配備され、筐体(10)前面のプリンタ(6 5)に隣接する位置には、プリンタ(65)からプリント出力された剥離紙(67)を筐体 (10)外部に送り出す取出口(66)が形成される。
【0012】 筐体(10)の前面で、且つ使用者(7)が操作し易い位置に、操作部(20)が配備さ れる。操作部(20)は、使用者(7)が各種操作を行なうボタン、レバー等を有し、 制御部(5)に操作信号を送信する。 また、筐体(10)の前面で、且つ使用者(7)がコインを投入しやすい位置に、コ イン投入口(図示せず)が設けられ、筐体(10)内部のコイン投入口に隣接した位 置に、投入したコインを検出するコイン検出部(25)(図2参照)が配備される。 コイン検出部(25)は、制御部(5)に検出信号を送信する。 また、筐体(10)前面の適所には、制御部(5)からサウンド信号を受信して、サ ウンド出力するスピーカ(63)(図2参照)が配備される。
【0013】 図2は、制御部(5)の主な構成を示すブロック図である。制御部(5)は、各種 制御を実行するパーソナルコンピュータ(50)(以下、「パソコン(50)」という) を具える。パソコン(50)は、操作部(20)から使用者(7)の操作に基づく操作信号 を受信し、コイン検出部(25)から検出信号を受信する。また、パソコン(50)は、 複数の画像データおよびサウンドデータを記憶する記憶装置(500)を具える。パ ソコン(50)は、指定した画像データを記憶装置(500)から読み出してグラフィッ クI/F(インターフェース)回路(51)に転送し、指定したサウンドデータを記 憶装置(500)から読み出してサウンドI/F(インターフェース)回路(52)に転 送する。グラフィックI/F回路(51)は、パソコン(50)から受け取った記憶画像 データを所定の記憶画像信号に変換して第1選択回路(53)に送信する。サウンド I/F回路(52)は、パソコン(50)から受け取ったサウンドデータを所定のサウン ド信号に変換してスピーカ(63)に送信することにより、スピーカ(63)からサウン ド出力される。
【0014】 第1選択回路(53)は、第2ビデオカメラ(40)からの提供物(8)の画像信号と、 グラフィックI/F回路(51)からの記憶画像信号を受信し、パソコン(50)からの 制御信号に基づいて一方の画像信号を選択して、画像合成装置(54)および第2選 択回路(55)に送信する。 画像合成装置(54)は、第1ビデオカメラ(30)からの被写体(70)の画像信号を第 1画像信号として受信し、第1選択回路(53)からの画像信号を第2画像信号とし て受信して、本考案に従って、第1画像信号と第2画像信号をミクシング合成す る。図3は、画像合成装置(54)における画像の合成手順を示している。第1画像 信号S1は、第1乗算回路(540)によって係数a(0≦a≦1)が乗算され、第2 画像信号S2は、第2乗算回路(541)によって係数(1−a)が乗算され、各乗算 回路(540)(541)にて乗算された画像信号は、加算回路(542)にてそれぞれが加算 されて、合成画像信号が生成される。従って、合成画像信号は、第1画像信号S 1 と第2画像信号S2を比率a:(1−a)で線形結合した画像信号aS1+(1 −a)S2となる。合成画像信号は、第2選択回路(55)およびプリンタ(65)に送 信される。本実施形態に使用される画像合成装置(54)としては、例えば、ローラ ンド社製の型番DVD-525AT等が用いられる。また、本実施形態では、使用者(7) が操作部(20)を操作することにより、操作信号がパソコン(50)に送信され、該操 作信号に基づいてパソコン(50)が前記係数aの値を設定して画像合成装置(54)に 送信する。 第2選択回路(55)は、画像合成装置(54)からの合成画像信号と、第1選択回路 (53)からの画像信号を受信し、パソコン(50)からの制御信号に基づいて一方の画 像信号を選択して、ディスプレイ(60)に送信されることにより、ディスプレイ(6 0)上に画像が表示される。
【0015】 また、制御部(5)は、パソコン(50)からの制御信号に基づいて、プリンタ(65) を制御するプリンタコントローラ(56)を具える。プリンタ(65)は、プリンタコン トローラ(56)の制御により、画像合成装置(54)からの合成画像信号を受信し、プ リンタ(65)に内蔵の記憶装置(650)において合成画像のデータを記憶し、合成画 像を所定寸法の剥離紙(67)に印刷する。プリントシール自販機の場合、プリンタ は、使用者(7)の選択によって、記憶装置(650)に記憶された合成画像データを 読み出して、画像寸法を縮小するように合成画像データを圧縮し、圧縮した合成 画像データを多数コピーして、画像寸法の縮小された合成画像を1枚の剥離紙(6 7)に多数印刷できることが望ましい。このようなプリンタとしては、例えば、三 菱電機株式会社製の型番CP710Aが挙げられる。 また、制御部(5)は、パソコン(50)からの制御信号に基づいて、第2ビデオカ メラ(40)のズームを制御するコントローラ(57)と、コイン投入数等をカウント表 示する各種のカウンタ(58)とを具える。
【0016】 次に、プリントシール自販機(1)の動作について図2〜図4に沿って説明する 。 使用者(7)がコインを投入するまでは、パソコン(50)からの指示により、第1 選択回路(53)は、グラフィックI/F回路(51)側を選択し、第2選択回路(55)は 、第1選択回路(53)側を選択しており、パソコン(50)は、記憶装置(500)に予め 記憶されたデモンストレーション画像(以下、「デモ画像」という)のデータを 読み出してグラフィックI/F回路(51)に転送することにより、デモ画面がディ スプレイ(60)に表示され、記憶装置(500)に予め記憶されたBGM(バックグラ ウンドミュージック)データを読み出してサウンドI/F回路(52)に転送するこ とにより、スピーカ(63)からBGMが流される。
【0017】 使用者(7)がコインを投入して、コイン検出部(25)からの検出信号をパソコン (50)が受信すると、パソコン(50)は、適当なタイミングで、記憶装置(500)に予 め記憶された画像データおよびサウンドデータを読み出し、読み出した画像デー タを、グラフィックI/F回路(51)、第1選択回路(53)および第2選択回路(55) を介してディスプレイ(60)に送信すると共に、読み出したサウンドデータを、サ ウンドI/F回路(52)を介してスピーカ(63)に送信して、使用者(7)に画像およ び音声にて指示を与え、図4に示す動作を行なう。まず、第2画像として、使用 者(7)の提供物(8)を撮影した提供物画像を利用するか、或いは、パソコン(50) の記憶装置(500)に予め記憶された記憶画像を利用するかを、使用者(7)に操作 部(20)を操作して選択させる(S10)。提供物画像の方を選択した場合には、第 1選択回路(53)に第2カメラ(40)の方を選択するよう指示し、支持台(41)の適所 に提供物(8)を載置するよう使用者(7)に指示する(S11)。一方、記憶画像の 方を選択した場合には、記憶装置(500)に記憶された複数の記憶画像データを順 次読み出し、グラフィックI/F回路(51)、第1選択回路(53)および第2選択回 路(55)を介してディスプレイ(60)に表示させ、操作部(20)を操作して所望の記憶 画像を選択するよう使用者(7)に指示する(S12)。それから、使用者(7)が選 択した記憶画像データをグラフィックI/F回路(51)に転送し続ける。
【0018】 次に、パソコン(50)は、画像合成装置(54)において第1画像と第2画像をリア ルタイムに合成するように指示すると共に、第2選択回路(55)を画像合成装置(5 4)側に切り替えて、画像合成装置(54)からの合成画像をディスプレイ(60)にリア ルタイムに表示させる(S13)。この合成画像は、図5(c)のように、第1画 像(71)と第2画像(82)をミクシング合成した画像(90)となる。
【0019】 次に、使用者(7)が、ディスプレイ(60)の表示画像を見ながら、被写体(70)の 位置調整を完了し、ステップS10にて提供物画像の方を選択した場合には、提供 物(8)の位置調整および拡大率調節を完了した後に、操作部(20)の画像停止ボタ ンを押すと(S14)、パソコン(50)は、使用者(7)にポーズをとるように指示し 、それから画像合成装置(54)に画像合成の停止を指示する(S15)。このとき、 ディスプレイ(60)には、停止直前の合成画像が静止画像として表示される。次に 、使用者(7)は、前記静止画像をプリント出力するか否かを判断し(S16)、プ リント出力せずに撮り直す場合には、操作部(20)の撮直しボタンを押し、プリン ト出力する場合には、操作部(20)のプリント出力ボタンを押す。撮直しボタンが 押されると、パソコン(50)は、ステップS13に戻って上記動作を繰り返す。プリ ント出力ボタンが押されると、パソコン(50)は、使用者(7)にプリント方法を選 択させて(S17)、プリンタ(65)から前記静止画像(合成画像)を剥離紙(67)に プリント出力する(S18)。そして、次にコインが投入されるまで、上記のコイ ン投入前と同様に、BGMを流し、デモ画像を表示する。
【0020】 本実施形態が上記のように構成され動作することにより、プリント出力される 合成画像は、図5(c)のように、第1画像(71)および第2画像(82)における全 領域の画像情報が利用されることになる。従って、第1画像および第2画像の表 現の自由度が従来よりも増えることになる。
【0021】 実施形態2 本実施形態は、第1実施形態に比べて、画像合成装置(54)における係数aの設 定方法が異なり、他は同じである。第1実施形態の場合、係数aの値は使用者( 7)により設定され、合成画像の全領域において一定である。このため、第1実 施形態の合成画像に関して、第2画像において白色に近い明るかった領域では、 合成される第1画像は、白みがかった彩度の低い画像となり、見づらい画像とな る。これを修正するために、使用者(7)が係数aの値を大きくすると、今度は反 対に、第1画像において白色に近い明るかった領域では、合成される第2画像は 、白みがかった彩度の低い画像となり、被写体画像(第1画像)を修飾する効果 が低くなる。 そこで、第2実施形態では、図6に示すように、画像合成装置(54)に第2画像 信号の輝度信号が入力され、係数aは、合成される画素毎に、第2画像における 画素の輝度に依存して変化するように設定される。具体的には、図7に示すよう に、第2画像における画素の輝度が、最低値(黒色)である場合には係数aを0 に、最高値(白色)である場合には係数aを1に、輝度が最高値(白色)に近づ くにつれて係数aが急激に増加するように設定される。 これにより、第2実施形態の合成画像の場合、第2画像において白色に近い明 るかった領域では、合成画像における第1画像の割合aが高くなり、合成される 第1画像は、第2画像の影響の少ない見やすい画像となる。また、前記領域の他 の領域では、合成画像における第2画像の割合(1−a)が高くなり、合成され る第2画像は、第1画像の影響が少なく、第1画像を修飾する効果を維持できる 。 なお、本実施形態では、第2画像信号の輝度信号に基づいて係数aを変化させ ているが、第1画像信号の輝度信号を利用でき、さらには、第1画像信号および 第2画像信号の両方の輝度信号を利用できる。 また、本実施形態では、上記のような問題点を解決するため、係数aの輝度に 対する変化率を図7に示すように設定しているが、所望の合成画像を得るために 、例えば、係数aを、本実施形態とは反対に、輝度が黒色のときに1に、白色に 近づくにつれて減少し、白色のときに0に設定するように、前記変化率を様々に 変更できることは言うまでもない。
【0022】 実施形態3 本実施形態は、第2実施形態に比べて、係数aが依存する画像の種類が異なり 、他は同じである。第3実施形態では、白色、黒色およびその中間色からなる図 形であるパターン画像をパソコン(50)の記憶装置(500)に予め記憶しておき、図 8に示すように、パソコン(50)からのパターン画像信号が画像合成装置(54)に入 力され、係数aは、合成される画素毎に、パターン画像における画素の輝度に依 存して変化するように設定される。なお、輝度に対する係数aの具体的な設定値 は、第2実施形態(図7)と同様である。 これにより合成される画像は、パターン画像の白色領域に対応する領域では第 1画像、パターン画像の黒色領域に対応する領域では第2画像、且つ、パターン 画像の中間色領域に対応する領域では、中間色の輝度に依存した比率で第1画像 と第2画像をミクシング合成した画像となる。従って、第3実施形態の合成画像 は、第1実施形態に比べて、所定の領域を第1画像のみ又は第2画像のみとする ことができ、合成画像の加工の自由度が上がることになる。 なお、前記パターン画像を、中間色の無い、白色および黒色のみの画像とする こともできる。
【0023】 上記実施形態の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録 請求の範囲に記載の考案を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない 。又、本考案の各部構成は上記実施形態に限らず、実用新案登録請求の範囲に記 載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。 例えば、上記実施形態では、提供物(8)を撮影した提供物画像、および、パソ コン(50)の記憶装置(500)に予め記憶した記憶画像の何れかを選択した第2画像 としているが、前記記憶画像のみを第2画像として画像装置に送信することもで きる。この場合、図1および図2に示す第2カメラ(40)、支持台(41)、受入口(4 2)、第1選択回路(53)およびコントローラ(57)をプリントシール自販機(1)に配 備する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態におけるプリントシール自販
機の構成を示す模式図である。
【図2】本考案の実施形態における制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】第1実施形態における画像合成装置の構成を示
すブロック図である。
【図4】本考案の実施形態において、使用者がコインを
投入したときの動作を示すフローチャートである。
【図5】画像合成の方法を示す模式図であり、(a)は
使用者の選択した画像に第1画像をハメコミ合成する従
来の場合であり、(b)は提供物画像に第1画像をハメ
コミ合成する従来の場合であり、(c)は第1画像と第
2画像を所定の比率でミクシング合成する本考案の第1
実施形態の場合である。
【図6】第2実施形態における画像合成装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】第2実施形態および第3実施形態において、係
数aが所定の画像における各画素の輝度に応じて変化す
る様子を示すグラフである。
【図8】第3実施形態における画像合成装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
(1) プリントシール自販機 (5) 制御部 (7) 使用者 (30) 第1ビデオカメラ (54) 画像合成装置 (60) ディスプレイ (65) プリンタ (70) 被写体 (71) 第1画像 (82) 第2画像 (500) 記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/18

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体(70)を撮影した第1画像(71)と、
    該第1画像(71)とは別の第2画像(82)とを合成する画像
    合成手段と、合成した画像をプリント出力するプリンタ
    (65)とを具える電子写真自販機に於て、 前記画像合成手段は、第1画像(71)の画像信号と第2画
    像(82)の画像信号を所定の比率で線形結合することによ
    り、画像の合成を行なうことを特徴とする、電子写真自
    販機。
  2. 【請求項2】 画像合成手段において、第1画像(71)の
    画像信号と第2画像(82)の画像信号を線形結合する比率
    は、第1画像(71)及び第2画像(82)の何れか一方の画像
    の輝度信号に応じて変化する、請求項1に記載の電子写
    真自販機。
  3. 【請求項3】 第1画像(71)の画像信号と第2画像(82)
    の画像信号を線形結合する比率は、第2画像(82)の輝度
    信号の輝度が白色に近づくにつれて、第1画像(71)の画
    像信号の方が大きくなる、請求項2に記載の電子写真自
    販機。
  4. 【請求項4】 電子写真自販機は、画像データを記憶す
    る記憶装置(500)を具えており、画像合成手段におい
    て、第1画像(71)の画像信号と第2画像(82)の画像信号
    を線形結合する比率は、該記憶装置(500)に記憶された
    1つ又は複数の画像データの中から選択された画像の輝
    度信号応じて変化する、請求項1に記載の電子写真自販
    機。
  5. 【請求項5】 選択対象となる画像データは、白色、黒
    色およびその中間色からなる図形であるパターン画像の
    データであり、第1画像(71)の画像信号と第2画像(82)
    の画像信号を線形結合する比率は、パターン画像の輝度
    信号の輝度が白色に近づくにつれて、第1画像(71)の画
    像信号の方が大きくなる、請求項4に記載の電子写真自
    販機。
  6. 【請求項6】 プリンタ(65)は、合成した画像を剥離紙
    にプリント出力することを特徴とする、請求項1乃至請
    求項5の何れかに記載の電子写真自販機。
JP1998000849U 1998-02-24 1998-02-24 電子写真自販機 Expired - Lifetime JP3051776U (ja)

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