JP2004207780A - 写真撮影装置 - Google Patents

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Shigeki Toyama
茂樹 遠山
Akio Onda
明生 恩田
Tadashi Saito
正 齊藤
Yusuke Matsuzaki
祐介 松崎
Yuta Fujishige
雄太 藤重
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Namco Ltd
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Abstract

【課題】立体視を有効利用して、実在感のある写真撮影画像を出力できる写真撮影装置を提供すること。
【解決手段】写真撮影装置は、被写体OBを左目用視点位置、右目用視点位置から撮影するカメラ10、11と、撮影された被写体画像に基づき立体視用画像を生成する立体視用画像生成部122を含む。立体視用画像生成部122は、撮影された左目用画像IL1、右目用画像IR1の基準面画像のパースペクティブを無くすための補正処理をIL1、IR1に施して、左目用画像IL2、右目用画像IR2を生成し、IL2、IR2に基づき立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成する。被写体画像に付加表示物(背景)の画像を合成し、合成後の画像に立体視処理を施して、被写体と付加表示物とが共に立体視処理された立体視用画像を生成する。2次元画像と立体視用画像とを切り替えて表示する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は写真撮影装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、被写体の写真を撮影し、撮影画像をシールなどの印刷媒体に印刷して出力する写真撮影装置(写真自販装置、シール印刷装置)が知られている。
【0003】
また従来より、左目に相当するカメラで撮った左目用の画像と、右目に相当するカメラで撮った右目用の画像とを用意し、これらの画像をアナグリフ(anaglyph)処理などにより合成し、立体視用画像を生成する技術も知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−149111号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2000−56411号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これまでの写真撮影装置では、出力される写真プリント(印刷シール)には2次元画像が印刷されていた。このため出力される写真プリントの画像が平面的であり、奥行き感や実在感がある写真撮影画像を提供することができなかった。
【0007】
また従来の立体視方式には次のような課題があった。
【0008】
即ち、人間が物体の立体感を感じるのは、(1)左右の目が空間的に離れていることに起因して網膜の結像がずれる両眼視差(視線角度のずれ)、(2)左右の目が内側に向く機能である輻輳(ふくそう)、(3)水晶体の厚さが物体までの距離に応答するピント調整(焦点距離)という3つの生理的機能に起因する。そして人間は、これらの3つの生理的機能である両眼視差、輻輳、ピント調整を脳内で処理して立体感を感じている。
【0009】
そして、これらの3つの生理的機能の関係は、通常、脳内において関連づけられている。従って、この関係に誤差や矛盾が生じると、脳が無理に立体と関連づけようとして、不自然さを感じたり、或いは立体として認知できなかったりする事態が生じる。
【0010】
ところが、従来の立体視方式では、両眼視差や輻輳だけを利用して、立体視を表現していた。このため、ピント(焦点距離)は、立体視用画像(表示画面、印刷面)の面内においてほぼ一定なのに対し、両眼視差や輻輳のずれは、立体視用画像のほとんどの場所において生じており、人間の脳に無理の無い立体視を実現できなかった。
【0011】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、立体視を有効利用した写真撮影装置を提供することにある。
【0012】
また本発明の他の目的は、実在感のある写真撮影画像を出力できる写真撮影装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、立体視用写真のための写真撮影装置であって、被写体を左目用視点位置、右目用視点位置から撮影する少なくとも1つのカメラと、カメラにより撮影された被写体の画像に基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成する立体視用画像生成部とを含み、前記立体視用画像生成部が、カメラにより撮影された第1の左目用画像の基準面での画像のパースペクティブを無くすための補正処理を、第1の左目用画像に対して施して、第2の左目用画像を生成し、カメラにより撮影された第1の右目用画像の基準面での画像のパースペクティブを無くすための補正処理を、第1の右目用画像に対して施して、第2の右目用画像を生成し、第2の左目用画像と第2の右目用画像とに基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成する写真撮影装置に関係する。
【0014】
本発明によれば、少なくとも1つのカメラにより、被写体を左目用視点位置、右目用視点位置から撮影することで、第1の左目用画像と第1の右目用画像が得られる。そして本発明では、基準面での画像(例えば基準面自体の画像や、基準面に接する部分での物体の画像等)のパースペクティブを無くすための補正処理を行うことで、第1の左目用画像から第2の左目用画像が生成され、第1の右目用画像から第2の右目用画像が生成される。そしてこれらの第2の左目用画像、第2の右目用画像に基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像が生成される。これにより、ピント調整や奥行き感の矛盾が少なく、実在感のある立体視用写真を提供できるようになる。
【0015】
また本発明では、前記立体視用画像生成部が、第2の左目用画像、第2の右目用画像に対して、被写体以外の付加表示物の左目用画像、右目用画像を合成し、合成後の第2の左目用画像、第2の右目用画像に基づいて、立体視用画像を生成するようにしてもよい。また本発明では、前記立体視用画像生成部が、第1の左目用画像、第1の右目用画像に対して、被写体以外の付加表示物の左目用画像、右目用画像を合成し、合成後の第1の左目用画像、第1の右目用画像に対して、基準面での画像のパースペクティブを無くすための補正処理を施して、第2の左目用画像、第2の右目用画像を生成し、生成された第2の左目用画像、第2の右目用画像に基づいて、立体視用画像を生成するようにしてもよい。
【0016】
このようにすれば、被写体画像に対して付加表示物画像が合成され、付加表示物画像が合成された後の画像に立体視処理が施されるようになる。これにより被写体画像と付加表示物画像とが共に立体視処理された立体視用写真を提供できるようになる。
【0017】
また本発明では、前記立体視用画像生成部が、第1の左目用画像のテクスチャを、長方形のポリゴンにマッピングすることで、第2の左目用画像を生成し、第1の右目用画像のテクスチャを、長方形のポリゴンにマッピングすることで、第2の右目用画像を生成するようにしてもよい。
【0018】
このようにすれば、長方形のポリゴンにテクスチャにマッピングするという簡素な処理で、基準面での画像のパースペクティブを無くす補正処理を実現できる。
【0019】
また本発明では、基準面が、第1の基準面と、第1の基準面に対して所定の角度をなす第2の基準面を含み、前記立体視用画像生成部が、第1の左目用画像の第1の基準面での画像のパースペクティブを無くすための第1の補正処理を、第1の左目用画像の第1の基準面に対応する領域に対して施すと共に、第1の左目用画像の第2の基準面での画像のパースペクティブを無くすための第2の補正処理を、第1の左目用画像の第2の基準面に対応する領域に対して施して、第2の左目用画像を生成し、第1の右目用画像の第1の基準面での画像のパースペクティブを無くすための第1の補正処理を、第1の右目用画像の第1の基準面に対応する領域に対して施すと共に、第1の右目用画像の第2の基準面での画像のパースペクティブを無くすための第2の補正処理を、第1の右目用画像の第2の基準面に対応する領域に対して施して、第2の右目用画像を生成するようにしてもよい。
【0020】
このようにすることで、1つの基準面を設定しただけでは、奥行き感等に不自然さが生じるような場合にも、これを解消できる。なお、3つ以上の基準面を設定するようにしてもよい。また複数の基準面(第1、第2の基準面)は連結させることができる。
【0021】
また本発明は、立体視用写真のための写真撮影装置であって、被写体を左目用視点位置、右目用視点位置から撮影する少なくとも1つのカメラと、カメラにより撮影された被写体の画像に基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成する立体視用画像生成部とを含み、前記立体視用画像生成部が、左目用画像と右目用画像の合成により生成される立体視用画像であって、左目用画像の被写体画像と右目用画像の被写体画像とが基準面位置において一致しており、且つ、基準面から離れるほど左目用画像の被写体画像と右目用画像の被写体画像のずれが大きくなる立体視用画像を生成する写真撮影装置に関係する。
【0022】
本発明によれば、左目用画像の被写体画像と右目用画像の被写体画像とが基準面位置において一致する。例えば、基準面位置において印刷位置が一致する。そして基準面から離れるほど(基準面から所定の方向に離れるほど)、左目用画像の被写体画像と右目用画像の被写体画像のずれ(例えば印刷位置のずれ)が大きくなる。これにより、これまでの立体視では得ることが難しかった、自然で実在感のある立体視用写真を提供できる。
【0023】
また本発明では、前記立体視用画像生成部が、被写体の画像に対して、被写体以外の付加表示物の画像を合成し、合成後の画像に立体視処理を施して、被写体の画像と付加表示物の画像とが共に立体視処理された立体視用画像を生成するようにしてもよい。
【0024】
また本発明は、立体視用写真のための写真撮影装置であって、被写体を左目用視点位置、右目用視点位置から撮影する少なくとも1つのカメラと、カメラにより撮影された被写体の画像に基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成する立体視用画像生成部とを含み、前記立体視用画像生成部が、被写体の画像に対して、被写体以外の付加表示物の画像を合成し、合成後の画像に立体視処理を施して、被写体の画像と付加表示物の画像とが共に立体視処理された立体視用画像を生成する写真撮影装置に関係する。
【0025】
本発明によれば、付加表示物の画像が合成された後の画像に対して立体視処理が施されることで、被写体画像と付加表示物画像とが共に立体視処理された立体視用画像が生成されるようになる。従って、被写体画像のみならず、例えば背景などを構成する付加表示物画像も立体的に見えるようになり、これまでにない立体視用写真を提供できる。
【0026】
また本発明では、立体視用画像を印刷媒体に印刷する印刷部、及び立体視用画像のデータをネットワークを介して送信する通信部の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
【0027】
また本発明では、カメラの位置を移動するための移動機構を含み、1つのカメラを用いて、左目用視点位置と右目用視点位置の両方での被写体画像を撮影するようにしてもよい。
【0028】
なお、この場合に、この1つのカメラを用いて、被写体を正面方向から見た画像を更に撮影するようにしてもよい。
【0029】
また本発明では、被写体の画像を表示するディスプレイを含み、前記ディスプレイが、被写体を正面方向から撮影した2次元画像を表示するようにしてもよい。
【0030】
このようにすれば、ディスプレイには、被写体を左目用視点位置や右目用視点位置から撮影した画像ではなく、被写体を正面方向から撮影した画像が表示されるようになる。これにより写真撮影装置を使用するユーザの利便性を高めることができる。
【0031】
また本発明では、被写体の画像を表示するディスプレイを含み、前記ディスプレイが、2次元画像と、生成された立体視用画像とを切り替えて表示するようにしてもよい。
【0032】
このようにすれば、ユーザは、種々の画像を確認したり、鑑賞できるようになり、写真撮影装置の演出効果や商品価値を高めることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本実施形態について説明する。
【0034】
なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0035】
1.写真撮影装置の構成
図1、図2に本実施形態の写真撮影装置(狭義には写真自販装置、写真印刷装置)の例を示す。なお図1、図2等において、X、Y軸は水平面に平行な軸であり、Z軸は鉛直面に平行な軸である。例えば被写体(ユーザ、プレーヤ)を基準にすると、X軸、Y軸、Z軸は、各々、左右方向、前後方向、上下方向に沿った軸になる。
【0036】
この写真撮影装置はカメラ10、11、12(撮像デバイス)を含む。これらのカメラ10、11、12は、例えばCCDカメラ、C−MOSカメラ、又はビデオカメラなどにより実現できる。なお、カメラを、複数ではなく1つだけ設ける構成としてもよい。
【0037】
ここでカメラ10は、被写体OBを左目視点位置(左目の視点位置として想定される位置)から撮影する。またカメラ11は、被写体OBを右目視点位置(右目の視点位置として想定される位置)から撮影する。またカメラ12は、被写体を正面方向から撮影する。そして被写体の全身が視野内に入るように、カメラ10、11、12には例えば広角レンズが取り付けられる。またカメラ10、11、12は、写真撮影装置の筺体50の例えば上側位置(Z軸の負方向側)に取り付けられる。
【0038】
カメラ10で撮影された左目用画像(第1の左目用画像)とカメラ11で撮影された右目用画像(第1の右目用画像)は、立体視用画像の生成に使用される。そして生成された立体視用画像を用いて立体視用写真が作成される。なお立体視用画像の生成処理は後述する本実施形態の立体視方式により行うことが望ましい。
【0039】
カメラ12(ダミーカメラ)で撮影された2次元画像(立体視処理が施されない画像)は例えばディスプレイ20に表示される。そして被写体OB(ユーザ、操作者)は、このディスプレイ20に表示された2次元画像を見て、自身のポーズが適当か否かを確認する。またこのカメラ12は、カメラ10、11による撮影時に被写体OBが注視すべき目印としても機能する。
【0040】
写真撮影装置はディスプレイ20を含む。このディスプレイ20は、被写体OBの視点の高さで、被写体OBに対してその表示画面がほぼ正対するように、筺体50に取り付けられている。そしてディスプレイ20は、例えばカメラ12で撮影された被写体の2次元画像を表示する。更にディスプレイ20が、カメラ10、11の撮影画像に基づき生成された立体視用画像を表示するようにしてもよい。なおディスプレイ20としてタッチパネル方式のディスプレイを用いてもよい。
【0041】
また、後述するアナグリフ処理により得られる立体視用画像をディスプレイ20に表示する場合には、赤フィルタ、青フィルタを備える図示しない立体視用眼鏡を、筺体50に取り付けておくことが望ましい。或いは被写体OBの視点を立体視に好適な場所に固定するための視点固定部(覗き窓)を更に設けて、この視点固定部に上述の立体視用眼鏡を取り付けてもよい。或いは、ディスプレイ20に、例えばレンチキュラーレンズなどの特殊なレンズを取り付けておけば、眼鏡無しの立体視を実現できる。
【0042】
写真撮影装置は操作部30を含む。この操作部30は写真撮影の際に被写体OBが種々の選択入力(意思選択)を行うためのものである。この操作部30の機能は例えばレバーやボタンなどにより実現できる。なお音声認識により操作部30の操作機能を実現してもよい。また操作部30として図示しないコイン(広義には対価)の投入口を設けることができる。
【0043】
写真撮影装置は、写真の受け取り口40を含む。この受け取り口40には、カメラ10、11による撮影の後に、立体視用画像が印刷された立体視用写真(立体視用印刷物)が出力される。なおアナグリフ処理により立体視用写真を作成する場合には、例えば左目、右目位置に赤フィルタ、青フィルタを備えた立体視用眼鏡を、立体視用写真と一緒に受け取り口40に出力することが望ましい。一方、レンチキュラーレンズなどの特殊なレンズを備える立体視用写真の場合には、このような立体視用眼鏡は不要となる。
【0044】
図2に示すように写真撮影装置の筺体50には、基台52、背面板54が設けられている。基台52は、撮影時に被写体OBがその上に立つための台である。この基台52には、被写体OBが立ち位置を決めるための目印を付けておくことが望ましい。この場合の目印は、例えば足の裏の形をした目印であってもよいし、被写体OBがカメラ10〜12に近づきすぎないようにするための線であってもよい。
【0045】
背面板54(背面部材)は撮影時に外部からの光を遮断するためのものである。この背面板54には、後述するように、付加表示物(背景又は文字等)の合成にクロマキー合成を用いる場合には、ブルーバックとしての機能を持たせることもできる。
【0046】
なお、基台52、背面板54は、後述する第1、第2の基準面(BS1、BS2)としての役割も持つ。また背面板としてカーテンなどを用いてもよい。
【0047】
写真撮影装置は立体視用画像生成部122を含む。この立体視用画像生成部122は、カメラ10、11により撮影された被写体の画像に基づいて、立体視用画像を生成する処理を行う。より具体的には、カメラ10、11により撮影された第1の左目用画像、第1の右目用画像の基準面での画像(基台52、背面板54の画像)のパースペクティブを無くすための補正処理を、第1の左目用画像、第1の右目用画像に対して施して、第2の左目用画像、第2の右目用画像を生成する。この場合の第2の左目用画像、第2の右目用画像の生成(パースペクティブを無くす補正処理)は、例えば、第1の左目用画像、第1の右目用画像のテクスチャを、長方形(正方形も含む広義の意味の長方形)のポリゴンにマッピングすることで実現できる。そして立体視用画像生成部122は、生成された第2の左目用画像と第2の右目用画像とに基づいて、立体視用写真に用いる立体視用画像を生成する。このようにすることで、左目用画像(第2の左目用画像)と右目用画像(第2の右目用画像)の合成により生成される立体視用画像であって、左目用画像の被写体画像と右目用画像の被写体画像とが基準面位置において一致しており、且つ、基準面(基台、背面板)から離れるほど左目用画像の被写体画像と右目用画像の被写体画像のずれが大きくなる立体視用画像を生成できるようになる。この立体視用画像生成部122の機能は、例えば、CPU(プロセッサ)やASICなどのハードウェアや、立体視用画像生成のためのプログラム(ソフトウェア)により実現できる。
【0048】
写真撮影装置は印刷部195を含む。この印刷部195は印刷媒体(シール紙、印画紙、プラスチック板又は記録層)に画像を印刷する処理を行う。より具体的には、立体視用画像生成部122により生成された立体視用画像を印刷媒体に印刷して、立体視用写真(立体視用印刷物)を作成する。そして作成された立体視用写真(印刷シール)を受け取り口40に出力する。この印刷部195は、例えばインクジェットプリンタやレーザプリンタなどのハードウェアや、印刷プログラムにより実現できる。
【0049】
写真撮影装置は通信部196を含む。この通信部196は、インターネットなどのネットワークを介してデータを送信又は受信する処理を行う。より具体的には、通信部196は、カメラの撮影画像により生成された立体視用画像のデータを、ネットワークを介して外部のサーバなどに送信する。このようにすればユーザ(被写体)は、自身が被写体となっている立体視用画像のデータを、自分の家のパーソナルコンピュータにサーバからダウンロードすることが可能になる。そしてダウンロードした立体視用画像データに基づいて、自分の家のプリンタを用いて、紙やシールに立体視用画像を印刷して出力することが可能になる。この通信部196の機能は、例えば通信用のデバイス(IC)などのハードウェアや、通信用のプログラムなどにより実現できる。なお印刷部195、通信部196のいずれか一方を設けない構成としてもよい。
【0050】
以上のように本実施形態では、カメラ10、11により撮影された被写体画像に基づいて立体視用画像が生成される。そして生成された立体視用画像に基づいて立体視用写真を作成できる。従って、平面的ではなく、奥行き感があり立体的に見える写真をユーザに提供できるようになり、これまでにないタイプの写真撮影装置を実現できる。
【0051】
また立体視用画像を、後述する本実施形態の立体視方式により生成すれば、従来は提供できなかった実在感のある立体視用写真をユーザに提供できるようになる。従って、写真撮影を行うことの効果的な動機づけをユーザに与えることができ、写真撮影装置の商品価値を高めることができる。
【0052】
なお本実施形態の写真撮影装置は、図2のように被写体を全身撮影するものには限定されず、被写体の上半身だけを撮影するものであってもよい。
【0053】
また本実施形態の写真撮影装置で撮影される被写体は人間には限定されない。例えばオークションなどに出品する商品の写真を撮影する装置にも本実施形態は適用できる。この場合には、通信部196を用いて行うインターネットを介した立体視用画像データの送信と、オークションの出品とを連動させれば、出品者に便宜な写真撮影装置を提供できる。
【0054】
また本実施形態の写真撮影装置を、プレーヤの写真画像をゲームに使用するようなタイプのゲーム装置に利用することも可能である。即ち本実施形態の写真撮影装置を、ゲーム装置の画像取り込み装置として機能させることも可能である。
【0055】
2.カメラの移動機構
さて図1では、左目視点用、右目視点用、正面撮影用の3つのカメラ10、11、12を設けているが、1つのカメラ10だけを設けるようにしてもよい。この場合には例えば図3(A)(B)(C)に示すように、カメラ10を移動するための移動機構16を写真撮影装置に設ける。即ち図1の筺体50の例えば上側位置に移動機構16を取り付ける。この移動機構16は、例えば、移動ベルトや移動レールなどの移動部材と、ロータリエンコーダやリニアエンコーダなどの、カメラ移動位置を検知するセンサなどにより実現できる。
【0056】
そして1つのカメラ10を用いて、左目用視点位置と右目用視点位置の両方での被写体画像を撮影する。更に被写体を正面方向から撮影する場合も、この1つのカメラ10で行うようにする。
【0057】
より具体的には、被写体が自身のポーズを確認するモードの時には、図3(A)に示すように、カメラ10を、正面撮影に最適な真ん中の位置に移動させる。そしてカメラ10により撮影した2次元画像(被写体を正面から撮影した画像)をディスプレイ20に表示する。
【0058】
そして被写体が自分のポーズを決定し、操作部30などを用いて撮影の選択を行うと、図3(B)に示すように、カメラ10は移動機構16に駆動されて、左目用視点位置に移動する。そしてこの左目用視点位置に移動したカメラ10により、左目用画像(第1の左目用画像)を撮影する。
【0059】
次に図3(C)に示すように、カメラ10を移動機構16により例えば右目用視点位置に移動させる。そしてこの右目用視点位置に移動したカメラ10により、右目用画像(第1の右目用画像)を撮影する。そして撮影された左目用画像、右目用画像(第1の左目用画像、第1の右目用画像)に基づいて、立体視用画像生成部122が立体視用画像を生成する。
【0060】
このように1つのカメラ10を用いて、左目用画像、右目用画像、或いは正面用画像を撮影するようにすれば、カメラの個数を減らすことができ、写真撮影装置の低コスト化を図れる。
【0061】
なお図3(B)(C)とは逆に、右目用画像を撮影した後に、左目用画像を撮影するようにしてもよい。また図3(A)の正面用画像は撮影しないようにしてもよい。
【0062】
3.2次元画像と立体視用画像の切り替え表示
本実施形態では、2次元画像(立体視処理が施されていない画像)と、立体視用画像生成部122により生成された立体視用画像とを、ディスプレイ20に切り替えて表示するようにしてもよい。
【0063】
例えば図4、図5の構成では、写真撮影装置の筺体50の内部に、ハーフミラー22と、このハーフミラー22の回転機構24とが設けられている。
【0064】
そして2次元画像の表示モードの際には、図4に示すように、ディスプレイ20に表示された2次元画像の像光は、ハーフミラー22により反射されて、被写体OBの視点に入射される。これにより被写体OBは、立体視表示されていない2次元の画像を見ることができる。例えば図3(A)等で説明したような被写体のポーズ確認用の2次元画像をディスプレイ20に表示する場合には、この2次元画像表示モードを利用する。
【0065】
一方、立体視用画像の表示モードの際には、図5に示すように、ディスプレイ20が立体視用画像を表示する。また回転機構24によりハーフミラー22を回転移動させて、ハーフミラー22を筺体50の上部に格納する。
【0066】
このようにすると、ディスプレイ20を俯瞰視点で見る被写体OBには、ディスプレイ20の表示画面側の空間に、立体視表示物SOBが仮想表示されるようになる。即ち立体視表示物SOBが、被写体OBの視点から見て、あたかも本物の立体のように浮き上がって見える。この立体視表示物SOBは、ディスプレイ20の表示画面上の表示物(立体視処理された表示物)に対応するものである。例えば立体視処理が施された被写体の画像等を見る際には、この立体視用画像表示モードを利用する。
【0067】
なお俯瞰視点とは、その視線方向がディスプレイ20の表示画面に対して斜めに方向になる視点である。より具体的には、視点からの直線LN(視線方向)と表示画面とのなす角度θが、0度<θ<90度となるような視点である。
【0068】
図4、図5のように2次元画像と立体視用画像とを切り替えて表示するようにすれば、被写体であるユーザは、種々の画像を確認したり、鑑賞できるようになり、写真撮影装置の演出効果や商品価値を高めることができる。
【0069】
なおディスプレイ20に加えて第2のディスプレイを更に設けてもよい。この場合に第2のディスプレイは、その表示画面が鉛直面に平行になるように設定配置することができる。例えば図4、図5のA1に示す位置に、この第2のディスプレイを設けることができる。即ちディスプレイ20の表示画面と第2のディスプレイの表示画面とがL字形になるように、ディスプレイ20と第2のディスプレイを配置設定する。この場合に、例えばディスプレイ20には、後述する第1の基準面(BS1、基台52)の画像を表示し、第2のディスプレイには第2の基準面(BS2、背面板54)の画像を表示することができる。
【0070】
4.立体視方式の詳細
次に本実施形態の立体視方式の詳細について説明する。本実施形態では以下に説明する2つの方式で立体視を実現している。
【0071】
4.1 第1の立体視方式
図6に本実施形態の第1の立体視方式のフローチャートを示す。
【0072】
まず、立体視のための第1の左目用画像IL1と第1の右目用画像IR1を生成する(ステップS1、S2)。具体的には、左目用視点位置VPLから見える左目用画像IL1と、右目用視点位置VPRから見える右目用画像IR1を生成する。
【0073】
ここで左目用、右目用視点位置VPL、VPRは、図7に示すように、観者(viewer)の左目、右目の位置として想定される位置である。例えば、カメラ(デジタルカメラ)による実写により左目用、右目用画像IL1、IR1を生成する場合には、これらのVPL、VPRの位置にカメラを配置して、左目用、右目用画像IL1、IR1を撮影する。この場合、2台のカメラをVPL、VPRに配置して同時に撮影してもよいし、1台のカメラの位置を変えて撮影してもよい。
【0074】
一方、CG(コンピュータグラフィックス)画像やゲーム画像(リアルタイム動画像)を生成するシステムにより左目用、右目用画像IL1、IR1を生成する場合には、これらのVPL、VPRの位置に仮想カメラを配置して左目用、右目用画像IL1、IR1を生成する。即ち、オブジェクト空間においてVPL、VPRから見える画像を生成する。
【0075】
図8、図9に左目用画像IL1、右目用画像IR1の一例を示す。これらは、カメラ(デジタルカメラ)による実写によりIL1、IR1を生成した場合の例である。基準面(景品などの物体が置かれる載置面)の上には、ミカン、箱、ボールペン、ステープラーなどの種々の物体(狭義には被写体又はオブジェクト。以下の説明でも同様)が配置されている。そして左目用画像IL1は、左目用視点位置VPLにカメラを配置して、物体(注視点、物体の代表点)の方にカメラの視線(方向)を向けて撮影したものである。また右目用画像IR1は、右目用視点位置VPRにカメラを配置して、物体の方にカメラの視線を向けて撮影したものである。そして図8、図9に示すように、これらの左目用、右目用画像IL1、IR1では視線角度(見え方)がずれており、この視線角度のずれによる両眼視差を利用して、立体視が実現される。
【0076】
なお本実施形態では、立体視用画像が表示されるディスプレイの表示画面や印刷物の印刷面に対応する位置の面を、基準面として設定できる。
【0077】
また、CGやゲームの場合には、オブジェクト空間内に設定された基準面の上に、オブジェクト(ミカン、箱、ボールペン、ステープラー等をモデル化したオブジェクト)を配置し、VPL、VPRに仮想カメラを配置する。そして、仮想カメラの視線(方向)をオブジェクト(注視点、オブジェクトの代表点)の方に向けて、仮想カメラから見える画像を生成することで、図8、図9と同様な画像を生成できる。
【0078】
次に図6のステップS3に示すように、基準面BSでの画像のパースペクティブ(perspective)を無くすための補正処理を、ステップS1で得られた第1の左目用画像IL1に施し、第2の左目用画像IL2を生成する。またステップS4に示すように、基準面BSでの画像のパースペクティブ(遠近感)を無くすための補正処理を、ステップS2で得られた第1の右目用画像IR1に施し、第2の右目用画像IR2を生成する。
【0079】
図10、図11に、補正処理により得られた左目用画像IL2、右目用画像IR2の一例を示す。例えば図8、図9では、基準面BSに描かれている長方形RTG(正方形も含む広義の意味の長方形。以下の説明でも同様)にパースペクティブがついている。これに対して図10、図11では、長方形RTGのパースペクティブが無くなっている。
【0080】
ここで、本実施形態におけるパースペクティブを無くす補正処理とは、図13(A)に示すように、基準面BS自体の画像や、基準面に描かれている画像IM1や、物体OB(オブジェクト)の画像のうち基準面BSに接する部分の画像のパースペクティブ(奥行き感)を無くす処理である。即ち図13(A)のB1では、視点から奥側に行くほど、頂点間の距離が狭まるが、図13(A)のB2では、視点から奥側に行っても、頂点間の距離が変わらない。このような補正処理を行うことで、基準面BSの画像については、あたかも真上から見たような画像が生成されるようになる。なお、この補正処理により、パースペクティブが完全に厳密に無くなる必要はなく、立体視に違和感が生じない程度にパースペクティブが無くなればよい。
【0081】
次に図6のステップS5に示すように、第2の左目用画像IL2と第2の右目用画像IR2に基づき、立体視用画像(画像データ)を生成する。より具体的には、IL2とIR2とに基づきアナグリフ処理などを行って立体視用画像を生成する。
【0082】
そして、この立体視用画像(実写画像又はCG画像)を、インクジェット方式やレーザプリンタ方式などのプリンタを用いて、印刷媒体(紙、レンズシート)に印刷することで、立体視用印刷物を作成できる。なお、プリンタにより印刷された原盤となる立体視用印刷物を複製することで、立体視用印刷物を作成してもよい。このようにすれば、立体視用印刷物を短期間で大量に作成できるという利点がある。
【0083】
また立体視用画像を、ディスプレイに表示すれば、画像(動画像)のリアルタイム生成が可能になる。なお、この場合に、アナグリフ処理等により得られた立体視用画像を直接にディスプレイに表示し、これを色フィルタ(赤、青)が設けられた眼鏡(広義には器具)を用いて見るようにしてもよい。或いは、左目用、右目用画像IL2、IR2を異なるフレームで交互にディスプレイに表示し、これを液晶シャッタ等が設けられた眼鏡を用いて見るようにしてもよい。
【0084】
図12に、図10、図11の左目用、右目用画像IL2、IR2に基づきアナグリフ処理を行うことで得られた立体視用画像の一例を示す。
【0085】
この図12の立体視用画像では、左目用画像IL2(IL)と右目用画像IR2(IR)とが合成されている。そして左目用画像IL2と右目用画像IR2は、各々、基準面BSに配置された物体OBの画像を含む。また基準面BSの画像も含む。
【0086】
そして図14のA1に示すように、左目用画像IL2の物体画像と右目用画像IR2の物体画像は、基準面BSの位置において一致している(但し必ずしも完全に一致している必要はない)。即ち、左目用画像IL2の物体画像の印刷位置(表示位置)と右目用画像の物体画像IR2の印刷位置(表示位置)が、基準面BSにおいて一致している。
【0087】
一方、図14のA2に示すように、基準面BSから離れるほど左目用画像IL2の物体画像と、右目用画像IR2の物体画像のずれが大きくなっている。より具体的には、物体OBの部分のうち基準面BSから上方に位置する部分の画像ほど、左目用画像IL2での印刷位置(表示位置)と、右目用画像IR2での印刷位置(表示位置)とがずれている。
【0088】
さて、これまでの立体視では図13(B)に示すように、立体視用印刷物PM(或いはディスプレイの表示画面。以下の説明でも同様)を、その面が鉛直面に対して平行になるように配置し、観者が、立体視用印刷物PMを正対して見ることが想定されていた。このため、例えば図8、図9のような左目用、右目用画像IL1、IR1に対してそのままアナグリフ処理を施して、立体視用印刷物PMを作成していた。そして、図8、図9の画像ではパースペクティブが残っているため、図13(B)のように立体視用印刷物PMを正対して見た場合に、遠近感に関する限りは、正しい画像になる。
【0089】
しかしながら図13(B)のように観者が立体視用印刷物PMを正対して見た場合に、ピント(焦点距離)については、PMの全面において同一になってしまう。従って、人間の脳内において、ピント調整と、両眼視差、輻輳との関係に矛盾や誤差が生じてしまう。従って、脳が無理に立体と関連づけようとして、不自然さを感じたり、立体として認知できなくなってしまう。また、従来の方式で作成された立体視用印刷物PMを、水平面に平行になるように机に配置して見てしまうと、奥行き感に矛盾が生じ、不自然な立体視になってしまう。即ち図8、図9の長方形RTGは、高さが零の平面であり、この長方形RTGが立体に見えてはいけないからである。
【0090】
そこで本実施形態では、図13(C)に示すように、立体視用印刷物PM(表示画面)を、観者が机(水平面に平行な基準面BS)の上に配置して見ることを想定するようにしている。即ち、このような配置が本方式のデフォルトの配置となる。そして、このように水平面に平行に立体視用印刷物PMを配置した場合に、図8、図9の画像をそのままアナグリフ処理して立体視用印刷物PMを作成すると、遠近感に矛盾が生じる。
【0091】
そこで本実施形態では図10、図11、図13(A)で説明したように、基準面の画像のパースペクティブを無くす補正処理を行う。そして基準面でのパースペクティブを無くした補正後の図10、図11の画像に基づいて、アナグリフ処理を行い、立体視用印刷物PMを作成し、作成された立体視用印刷物PMを図13(C)のように水平面に平行に配置すれば、基準面の画像(長方形RTG)には適正なパースペクティブがつくようになる。また、図13(C)のように配置すれば、立体視用印刷物PMの面上の各点の焦点距離が同一ではなく異なるようになる。このため、ピント調整についても現実世界のピント調整と近いものになる。従って、ピント調整と、両眼視差や輻輳との間の関係のずれも軽減され、より自然で、実在感のある立体視を実現できる。
【0092】
なお、本実施形態の立体視方式では、物体の高さが高い場合に奥行き感等にずれが生じる可能性がある。このような場合には例えば図15に示すように、2つの基準面BS1、BS2(広義には複数の基準面)を設ければよい。
【0093】
ここで基準面BS1は例えば水平面に平行な面である。一方、基準面BS2は、基準面BS1と所定の角度(例えば直角)をなす面である。そして、基準面BS1、BS2は境界BDにおいて連結されている。
【0094】
物体OB(オブジェクト)は、基準面BS1の上方で且つ基準面BS2の手前側(VPL、VPR側)に配置する。そして図6の代わりに図16に示す処理を行う。
【0095】
図16のステップS11、S12は、図6のステップS1、S2と同様である。そしてステップS13では、基準面BS1でのパースペクティブを無くすための補正処理を、左目用画像IL1の基準面BS1に対応する領域(IL1のうち境界BDを基準にしてBS1側の第1の領域)に対して施す。また、基準面BS2でのパースペクティブを無くすための補正処理を、IL1の基準面BS2に対応する領域(IL1のうち境界BDを基準にしてBS2側の第2の領域)に対して施す。そして、これらの補正処理により生成された画像を繋げた画像である左目用画像IL2を生成する。
【0096】
またステップS14では、基準面BS1でのパースペクティブを無くすための補正処理を、右目用画像IR1の基準面BS1に対応する領域(IR1のうち境界BDを基準にしてBS1側の第1の領域)に対して施す。また、基準面BS2でのパースペクティブを無くすための補正処理を、IR1の基準面BS2に対応する領域(IR1のうち境界BDを基準にしてBS2側の第2の領域)に対して施す。そして、これらの補正処理により生成された画像を繋げた画像である右目用画像IR2を生成する。
【0097】
そして最後にステップS15のように、IL2、IR2に基づき、例えばアナグリフ処理等を行って、立体視用画像を生成する。そして、得られた立体視用画像を、印刷媒体に印刷して立体視用印刷物を製造したり、ディスプレイに表示する。
【0098】
このようにすることで図17に示すように、OBが、基準面BS1からの高さが高い物体である場合にも、より自然で、実在感のある立体視を実現できる。即ち、物体OBの足下付近の領域(境界BSの下側の第1の領域)では、基準面BS1を利用した立体視の処理により、奥行き感やピント調整に無理の無い立体視を実現できる。一方、それ以外の領域(境界BSの上側の第2の領域)では、基準面BS2を利用した立体視の処理により、奥行き感に無理の無い立体視を実現できる。なお、基準面は2つに限定されず、3つ以上の基準面(連結された複数の基準面)を用いてもよい。
【0099】
図18、図19に、図16のステップS11、S12で得られる左目用画像IL1、右目用画像IR1の例を示す。これらのIL1、IR1は、図1、図2においてカメラ10、11により撮影した画像に相当する。
【0100】
図20、図21に、図16のステップS13の補正処理により得られる左目用画像IL2の例を示す。図20は、パースペクティブを無くす補正処理を、IL1の基準面BS1に対応する領域に施すことで得られるIL2の例である。一方、図21は、パースペクティブを無くす補正処理を、IL1の基準面BS2に対応する領域に施すことで得られるIL2の例である。
【0101】
図22、図23に、図16のステップS14の補正処理により得られる右目用画像IR2の例を示す。図22は、パースペクティブを無くす補正処理を、IR1の基準面BS1に対応する領域に施すことで得られるIR2の例である。一方、図23は、パースペクティブを無くす補正処理を、IR1の基準面BS2に対応する領域に施すことで得られるIR2の例である。
【0102】
図24に、図16のステップS15のアナグリフ処理により得られる立体視用画像の例を示す。図24の立体視用画像を印刷媒体に印刷することで、立体視用写真を作成できる。そしてこの立体視用写真を見る場合には、図24の線FLNで写真を折り曲げる。そして基準面BS1の部分を水平面に置き、基準面BS2の部分を鉛直面に平行にして、赤フィルタ、青フィルタを備える立体視用眼鏡で図24の立体視用写真を見る。すると、被写体の人間があたかもそこに実存するかのようにリアルに見える立体視を実現できる。
【0103】
4.2 第2の立体視方式
図25に本実施形態の第2の立体視方式のフローチャートを示す。前述の図6の方式は、カメラにより実写した画像を用いて立体視用印刷物を作成するのに最適な方式であるのに対して、図25の方式は、CG画像を用いて立体視用印刷物を作成するのに最適な方式である。
【0104】
まず、左目用視点位置VPLとオブジェクトOBの各点を結ぶ投影方向で、基準面BS(BS1又はBS2)にOBの各点を投影して基準面BSにレンダリングし、左目用画像ILを生成する(ステップS21)。
【0105】
次に、右目用視点位置VPRとオブジェクトOBの各点を結ぶ投影方向で、基準面BS(BS1又はBS2)にOBの各点を投影して基準面BSにレンダリングし、右目用画像IRを生成する(ステップS22)。なお、基準面BSは、例えば視線方向(視点位置と注視点を結ぶ方向)に直交しない面である。即ち、基準面BSは、視線方向に常に直交する透視投影スクリーンとは異なる面である。
【0106】
ステップS21、S22の処理では、VPL(或いはVPR)からオブジェクトOBの方に向かって仮想的な光を投射し、その光を用いて、OBの画像を基準面BS(BS1又はBS2)である仮想紙に焼き付けるようにして、仮想紙にレンダリングする。これにより、図26(A)に示すように、オブジェクトOBの点P1、P2、P3、P4の画像(色等のプロパティ)が、基準面BS上の投影点P1’、P2’、P3’、P4’にレンダリングされる。なお、基準面BS上の点P5、P6の画像については、そのまま、その点P5、P6の位置にレンダリングされる。そして例えば図26(B)に示すように、基準面BS(仮想紙)の全面をラスタスキャンするようにレンダリングすることで、図10、図11のIL2、IR2と同様の左目用画像IL、右目用画像IRを生成できる。即ち、基準面の画像のパースペクティブが無くなった左目用、右目用画像IL、IRを生成できる。
【0107】
そして、これらの左目用、右目用画像IL、IRに基づき、例えばアナグリフ処理等を行って、立体視用画像を生成する(ステップS23)。これにより、図12に示すような立体視用画像を得ることができる。そして、得られた立体視用画像を、印刷媒体に印刷して立体視用印刷物を製造したり、ディスプレイに表示する。
【0108】
そして例えば図26(C)に示すように立体視用印刷物PM(或いは表示画面)を水平面(基準面)に平行になるように配置して見ることで、より自然で実在感のある立体視を実現できる。
【0109】
例えば図27(A)では、オブジェクトOBを透視投影スクリーンSCR(視線方向に直交する面)に透視投影して左目用画像、右目用画像を生成している。そして、得られた左目用画像、右目用画像を合成して立体視用印刷物PMを生成する。そして図27(B)に示すように、観者は、立体視用印刷物PMに正対してPMを見ることになる。
【0110】
この図27(A)の方式では、オブジェクトOBの点P2、P3は、投影投影スクリーンSCR上の点P2”、P3”に投影される。そして、立体視用印刷物PMは図27(B)のように正対して見ることになるため、P2”、P3”の焦点距離差L2が0になってしまう。即ち、実際の点P2、P3の焦点距離差L1は0ではないのに、L2が0となるため、ピント調整が実際のものと異なってしまう。従って、ピント調整と両眼視差の関係に矛盾が生じ、人間の脳に混乱が生じ、違和感のある立体視になってしまう。
【0111】
これに対して本実施形態では、立体視用印刷物PM(表示画面)を図26(C)に示すように机(水平面)に置いて見ることになるため、図26(A)に示すように、点P2’、P3’の焦点距離差L2は、実際の点P1、P2の焦点距離差L1と同様に、0ではない。従って手前の部分(点P2)は手前に見え、奥にある部分(点P3)は奥に見えるようになるため、ピント調整と両眼視差の関係に矛盾が生じず、人間の脳に混乱が生じないため、より自然な立体視を実現できる。
【0112】
即ち本実施形態は、立体視用印刷物PMを机に置いて斜めから見る方式であるため、机の面と、立体視の対象となるオブジェクトOBが載っている基準面BS(零面)とは、同一面となり、現実的であり、立体視に無理が生じない。そして、オブジェクトOBが、基準面BS(零面)に対して、数センチメートルだけ浮き上がって見える様子を表現できればよいため、奥行き方向についての矛盾はほとんど生じない。しかも、基準面BSが机の面であるため、あたかも机の上に本当に立体の物体が配置されているかのように見え、物体の実在感が向上する。即ち従来の図27(A)、(B)の方式では、基準面があやふやであるため、立体感は確かにあるが、物体の実在感が幻のようにしかならなかったのである。
【0113】
なお、図25の方式においても、図15で説明したように、複数の基準面を設定して立体視用画像を生成してもよい。この場合には、図25のステップS21、S22において、基準面BS1に投影される点については基準面BS1にレンダリングし、基準面BS2に投影される点については基準面BS2にレンダリングすればよい。
【0114】
4.3 アナグリフ処理
次に図6のステップS5等で行われるアナグリフ処理について説明する。
【0115】
アナグリフ処理では、1枚の印刷媒体に、左目用画像と右目用画像を色を変えて印刷して、立体視用印刷物を作成する。そしてこの立体視用印刷物を、左右の目で異なる色フィルタ(例えば左目が赤、右目が青)を介して見る。この時に、左目では左目用画像だけが見え、右目では右目用画像だけが見えるようになり、立体視が実現される。
【0116】
例えばモノクロのアナグリフ処理では、左目用画像(IL2、IL)をグレースケールに変換する。そして変換後の画像データをアナグリフ画像(RGB)のRチャンネルにコピーする。次に、右目用画像(IR2、IR)をグレースケールに変換する。そして変換後の画像データを、アナグリフ画像(RGB)のGチャンネルとBチャンネルにコピーする。これにより、モノクロのアナグリフ画像が生成される。なお、右目用画像をBチャンネルだけにコピーするようにしてもよい。
【0117】
またカラーのアナグリフ処理では、左目用画像(IL2、IL)のRチャンネルを、アナグリフ画像(RGB)のRチャンネルにコピーする。また右目用画像(IR2、IR)のGチャンネルを、アナグリフ画像(RGB)のGチャンネルにコピーする。また右目用画像のBチャンネルをアナグリフ画像(RGB)のBチャンネルにコピーする。これにより、カラー(疑似カラー)のアナグリフ画像を生成できる。
【0118】
なお、立体視の実現手法は、少なくとも、左目用画像(IL2、IL)と右目用画像(IR2、IR)を用いて実現されるものであればよく、アナグリフ処理に限定されない。
【0119】
例えば図28に示すように、レンチキュラーレンズ(lenticular lens)と呼ばれる特殊なレンズを使って、観者の左目ELには左目用画像の像光だけが入り、右目ERには右目用画像の像光だけが入るようにして、立体視を実現していもよい。なおレンチキュラーレンズは、半円筒形レンズ(蒲鉾型レンズ)を所定ピッチで所定方向(例えばX軸方向)に配列したアレイ、或いはこれと光学的に等価なレンズアレイである。
【0120】
例えば図28において、レンズ(狭義にはレンチキュラーレンズ。以下の説明でも同様)の焦平面となる印刷面には、ストライプ状(縦又は横ストライプ状)の左目用画像(L)、右目用画像(R)が印刷される。即ち左目用画像のピクセル列画像と右目用画像のピクセル列画像が交互に短冊状に配列されて印刷される。この場合のピクセル列画像間のピッチ幅は、レンズ20を構成する半円筒形レンズ(蒲鉾型レンズ)間のピッチ幅の1/2倍(広義には1/(2×N)倍)になる。そして図28に示すように、レンズは、これらの左目用画像の像光(光束)と、右目用画像の像光とを分離し、異なる場所(EL、ER)に導光する。
【0121】
より具体的には、印刷物に印刷される左目用画像(L)からの像光は、レンズにより屈折されて、観者の左目視点EL(左目視点として想定される位置)に導光される。また印刷物に印刷される右目用画像(R)からの像光は、レンズにより屈折されて、観者の右目視点ER(右目視点として想定される位置)に導光される。これにより観者の左目、右目に対して、視差のついた左目用画像、右目用画像の像光が入力されるようになり、立体視が実現される。
【0122】
図29に左目用画像LVと右目用画像RVにより生成される立体視用画像の例を示す。例えば左目用画像LVの第1のピクセル(サブピクセル)列画像L1の隣には、右目用画像RVの第1のピクセル列画像R1が配置される。また、R1の隣には、左目用画像LVの第2のピクセル列画像L2が配置され、L2の隣には、右目用画像RVの第2のピクセル列画像R2が配置される。このように左目用画像LV、右目用画像RVのピクセル列画像を交互にストライプ状(短冊状)に所定ピッチで配列することで、立体視用画像が生成される。なおこの場合に2眼式のみならず、3眼式、4眼式などの多眼式方式で立体視表示を行う場合も本発明の範囲に含まれる。
【0123】
また、左目用画像、右目用画像の前に偏光板を配置し、左目用画像の前に置かれた偏光板と右目用画像の前に置かれた偏光板とで、偏向方向を異ならせておく。そして、それに応じた偏向方向を持つ偏光板をレンズ部分に取り付けた眼鏡を観者がかけることで、立体視を実現してもよい。
【0124】
また左目用画像と右目用画像を、例えばフレームを異ならせて交互に表示する。そして左目用画像の表示に同期して開く左目用のシャッター(例えば液晶シャッター)と、右目用画像の表示に同期して開く右目用のシャッターが設けられた眼鏡を観者がかけることで、立体視を実現してもよい。
【0125】
4.4 視点位置の設定
次に視点位置の設定手法について説明する。
【0126】
図7、図15の左目用、右目用視点位置VPL、VPRは、立体視用印刷物や立体視用表示画面を観者が実際に見る時の観者の左目、右目の想定位置に基づいて配置することが望ましい。例えば図7、図15において、物体OB(オブジェクト、被写体)と観者の目との間の距離DVB(例えば40cm)、視線角度θ(視線方向SL)、両眼間の距離DLR(例えば7cm)に基づいて、左目用、右目用視点位置VPL、VPRを設定する。
【0127】
但し、縮小表示や拡大表示を行う場合には、縮小率や拡大率に応じてVPL、VPRの位置を移動させる。この場合には図30に示すような手法で視点位置を移動させることが望ましい。
【0128】
例えば物体OB(被写体、オブジェクト)と視点位置(VPLとVPRの中点CP)と間の距離DVBを長くした場合には、その長さの変化(比)に応じて、左目用視点位置VPLと右目用視点位置VPRとの間の距離DLRを長くする。即ち例えばDVBの長さの変化に比例してDLRを長くする。
【0129】
また物体OB(被写体、オブジェクト)と視点位置(VPLとVPRの中点CP)との間の距離DVBを変化させる場合に、基準面BSに対して所定の角度θをなす直線LN(視線方向)に沿って移動するように、視点位置(中点CP、VPL、VPR)を移動させる。
【0130】
このようにすることで、VPL、VPRを移動させた場合にも、距離DVBや距離DLRが等倍比で変化するようになるため、立体感に破綻が生じる事態を防止できる。これにより、適正な立体感を維持しながら縮小表示や拡大表示を実現できるようになる。
【0131】
4.5 付加表示物の合成
さて写真撮影装置では、文字、背景、或いは飾りなどの付加表示物(被写体以外の表示物であり、立体視用写真に付加されて印刷される表示物)の画像を、被写体の画像に合成して写真を印刷することが望ましい。
【0132】
そこで本実施形態では図31に示すように、被写体OBの画像IOBに対して、付加表示物AOB1、AOB2、AOB3(例えば風船)の画像IAOBを合成する。そして合成後の画像に立体視処理を施して、被写体OBの画像と付加表示物AOB1〜AOB3の画像とが共に立体視処理された立体視用画像ISCを生成している。
【0133】
より具体的には図31において、被写体画像IOBはカメラの撮影により得られる画像であり、立体視処理(アナグリフ処理)が未だ施されていない画像である。また付加表示物画像IAOBは、例えばCGにより生成されたり、カメラの実写により生成される画像であり、立体視処理(アナグリフ処理)が未だ施されていない画像である。なおCGにより付加表示物画像IAOBを生成する場合には、オブジェクト空間内に付加表示物AOB1、AOB2、AOB3を配置し、これらのAOB1、AOB2、AOB3を仮想カメラ(左目用仮想カメラ、右目用仮想カメラ)から見た時の画像を生成すればよい。
【0134】
そして本実施形態では、これらの立体視処理が施される前の被写体画像IOBと付加表示物画像IAOBを合成し、合成により得られた画像に立体視処理(左目用画像と右目用画像をレンズや色フィルタなどで分離できるようにするための処理)を施して、立体視用画像ISCを生成する。
【0135】
このようにすれば、被写体OBのみならず、付加表示物AOB1〜AOB3についても、あたかも本物の立体のように見える立体視用画像を生成できるようになり、これまでにない立体視用写真を提供できる。
【0136】
なお被写体画像IOBと付加表示物画像IAOBの合成は、公知のクロマキー合成などにより実現できる。例えば図2の背面板54の色を青にして、ブルーバックを設定する。そして図31の被写体画像IOBのうち青の背景の部分に、付加表示物画像IAOBを合成するようにする。更に被写体画像IOBの被写体OBや、付加表示物画像IAOBの付加表示物AOB1〜AOB3に対して、仮想的な奥行き値を持たせる。そして、クロマキー合成を行うと共に仮想的な奥行き値に基づく隠面消去処理を行うことで、図31に示すような立体視用画像ISCを生成できる。
【0137】
図32、図33に、付加表示物画像の合成処理の具体的なフローチャート例を示す。
【0138】
図32のステップS31〜S35の処理内容は、図6のステップS1〜S5と同様である。図32が図6と異なるのは、ステップS34とステップS35の間にステップS34-2の処理が挿入されている点である。
【0139】
即ち図32では、ステップS34の後に、ステップS33、S34で得られたIL2、IR2(第2の左目用画像、第2の右目用画像)に対して、各々、付加表示物の左目用画像AIL、右目用画像AIRをクロマキー合成等により合成する(ステップS34-2)。そしてAIL、AIRが合成された後のIL2、IR2に基づいて、アナグリフ処理(立体視処理)を行って、立体視用画像を生成する(ステップS35)。
【0140】
ここでステップS34-2で合成される付加表示物の左目用画像AIL、右目用画像AIRは、図13(A)で説明したパースペクティブを無くす補正処理を予め施しておいて、記憶部などに記憶しておいたものである。そして図32のステップS34-2では、この補正処理が施されたAIL、AIRを記憶部から読み出して、IL2、IR2に合成する。なお補正処理が施されたAIL、AIRは例えば前述の図25の方式により生成できる。
【0141】
また図33のステップS41〜S45の処理内容は、図6のステップS1〜S5と同様である。図33が図6と異なるのは、ステップS42とステップS43の間にステップS42-2の処理が挿入されている点である。
【0142】
即ち図33では、ステップS42の後に、ステップS41、S42で得られたIL1、IR1(第1の左目用画像、第1の右目用画像)に対して、各々、付加表示物の左目用画像AIL、右目用画像AIRをクロマキー合成等により合成する(ステップS42-2)。そしてAIL、AIRが合成された後のIL1、IR1に対して、パースペクティブを無くす補正処理を施して、IL2、IR2(第2の左目用画像、第2の右目用画像)を生成する(ステップS43、S44)。そしてこれらのIL2、IR2に基づいて、アナグリフ処理(立体視処理)を行って、立体視用画像を生成する(ステップS45)。
【0143】
図33の手法によれば、図32の手法とは異なり、付加表示物の左目用画像AIL、右目用画像AIRに対して、基準面画像でのパースペクティブを無くす補正処理を予め施しておく必要はない。この点において図33の手法の方が図32の手法よりも有利である。但し、このような補正処理を行うと、画像が歪むおそれがある。従って、画像の歪みが少ないという意味では、図32の手法の方が図33の手法よりも有利である。
【0144】
4.6 写真撮影装置の詳細例
図34に、写真撮影装置の詳細なブロック図の例を示す。なお、写真撮影装置は、図34の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
【0145】
操作部160(レバー、ボタン)は、ユーザ(プレーヤ、操作者)が操作データを入力するためのものである。記憶部170(RAM)は、処理部100や通信部196などのワーク領域となるものである。情報記憶媒体180(CD、DVD、HDD、ROMなどのコンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものである。この情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
【0146】
ディスプレイ190は画像を表示するものでり、音出力部192は音声、ゲーム音などの音を出力するものである。携帯型情報記憶装置194は、ユーザの個人データやゲームのセーブデータなどが記憶されるものである。
【0147】
印刷部195は、立体視用画像を印刷媒体に印刷する処理を行う。この場合の印刷方式としてはインクジェット方式、レーザプリント方式などの種々の方式がある。通信部196は、インターネットなどのネットワークを介して通信を行うための各種の制御を行うものである。この通信部196を用いることで、生成された立体視用画像データをネットワークを介して送信することができる。
【0148】
処理部100(プロセッサ)は、操作部160からの操作データやプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、或いは音生成処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部100は、記憶部170内の主記憶部172をワーク領域として使用して、各種の処理を行う。この処理部100の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)又はASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラム(ゲームプログラム)により実現できる。
【0149】
処理部100は、ゲーム処理部110、画像生成部120、音生成部130を含む。
【0150】
ここでゲーム処理部110は、操作部160(ゲームコントローラ)からの操作データに基づいて種々のゲーム処理を行う。
【0151】
画像生成部120は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて画像を生成し、ディスプレイ190に出力する。音生成部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部192に出力する。
【0152】
画像生成部120は立体視用画像生成部122を含む。立体視用画像生成部122は、左目用視点位置(左目用仮想カメラ)から見える画像である第1の左目用画像に対して、基準面での画像のパースペクティブを無くすための補正処理を施して、第2の左目用画像を生成する。また、右目用視点位置(右目用仮想カメラ)から見える画像である第1の右目用画像に対して、基準面での画像のパースペクティブを無くすための補正処理を施して、第2の右目用画像を生成する。
【0153】
この場合の補正処理は、テクスチャマッピング部124が図35に示すようなテクスチャマッピング処理を行うことで実現される。
【0154】
即ち、パースペクティブのついたテクスチャ画像TEX(第1の左目用画像、第1の右目用画像)を、長方形(正方形を含む広義の意味の長方形)のポリゴンPLG(プリミティブ面)にマッピングする。具体的には、テクスチャ画像TEXのテクスチャ座標(TX1、TY1)、(TX2、TY2)、(TX3、TY3)、(TX4、TY4)を、ポリゴンPLGの頂点VX1、VX2、VX3、VX4にコーディネートして、テクスチャ画像TEXをポリゴンPLGにマッピングする。これにより、基準面の画像のパースペクティブが無くなった画像を生成できる。そして、このようなテクスチャマッピング処理を、第1の左目用画像、第1の右目用画像のそれぞれについて行うことで、立体視用画像生成のための第2の左目用画像、第2の右目用画像を生成する。
【0155】
なお、立体視用画像生成部122は、左目用視点位置とオブジェクトの各点を結ぶ投影方向で、基準面に対してオブジェクトの各点を投影してレンダリングすることで、左目用画像を生成し、右目用視点位置とオブジェクトの各点を結ぶ投影方向で、基準面に対してオブジェクトの各点を投影してレンダリングすることで、右目用画像を生成してもよい。
【0156】
次に立体視用画像生成部122は、第2の左目用画像(左目用画像)と第2の右目用画像(右目用画像)とに基づいて立体視用画像を生成する。例えば、第2の左目用画像(左目用画像)と第2の右目用画像(右目用画像)をアナグリフ処理により合成して、立体視用画像を生成し、ディスプレイ190に出力する。この場合には、ユーザは、例えば赤の色フィルタと青の色フィルタが左目、右目に設けられた眼鏡をかけて、ゲームをプレイすることになる。
【0157】
或いは、立体視用画像生成部122が、第2の左目用画像(左目用画像)と第2の右目用画像(右目用画像)を異なるフレームでディスプレイ190に出力する処理を行い、立体視を実現してもよい。この場合には、ユーザは、フレームに同期してシャッターが開閉するシャッター付き眼鏡をかけて、ゲームをプレイすることになる。
【0158】
或いは、眼鏡無し立体視の場合には、第2の左目用画像(左目用画像)と第2の右目用画像(右目用画像)とを交互に短冊状に配置することで、立体視用画像を生成し、ディスプレイ190に出力する。この場合には、レンチキュラーレンズなどの特殊レンズをディスプレイ190に備え付けることで、立体視を実現する。
【0159】
なお本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。
【0160】
例えば、明細書又は図面中の記載において広義な用語(レンズ、器具、被写体等)として引用された用語(レンチキュラーレンズ、眼鏡、ユーザ・プレーヤ等)は、明細書又は図面中の他の記載においても広義な用語に置き換えることができる。
【0161】
また、左目用画像、右目用画像、立体視用画像の生成手法も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
【0162】
また本実施形態で説明した第1、第2の立体視方式と均等な方式で、立体視用画像を生成する場合も本発明の範囲に含まれる。
【0163】
また本発明の写真撮影装置では、第1、第2の立体視方式以外の方式で立体視用画像を生成して、印刷(表示)してもよい。
【0164】
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の写真撮影装置の例である。
【図2】本実施形態の写真撮影装置の例である。
【図3】図3(A)(B)(C)はカメラの移動機構の説明図である。
【図4】2次元画像と立体視用画像の切り替え手法の説明図である。
【図5】2次元画像と立体視用画像の切り替え手法の説明図である。
【図6】第1の立体視方式のフローチャートである。
【図7】第1の立体視方式の説明図である。
【図8】左目用画像IL1の一例である。
【図9】右目用画像IR1の一例である。
【図10】左目用画像IL2の一例である。
【図11】右目用画像IR2の一例である。
【図12】立体視用画像(アナグリフ画像)の一例である。
【図13】図13(A)(B)(C)はパースペクティブを無くす補正処理の説明図である。
【図14】本実施形態により得られた立体視用画像の特徴の説明図である。
【図15】複数の基準面を設ける手法の説明図である。
【図16】複数の基準面を設ける手法のフローチャートである。
【図17】複数の基準面を設ける手法の説明図である。
【図18】左目用画像IL1の一例である。
【図19】右目用画像IR1の一例である。
【図20】左目用画像IL2(BS1)の一例である。
【図21】左目用画像IL2(BS2)の一例である。
【図22】右目用画像IR2(BS1)の一例である。
【図23】右目用画像IR2(BS2)の一例である。
【図24】立体視用画像(アナグリフ画像)の一例である。
【図25】第2の立体視方式の説明図である。
【図26】図26(A)(B)(C)は第2の立体視方式の説明図である。
【図27】図27(A)(B)は従来の方式の説明図である。
【図28】レンチキュラーレンズを用いる手法の説明図である。
【図29】レンチキュラーレンズを用いる手法の説明図である。
【図30】視点位置の設定手法の説明図である。
【図31】付加表示物画像の合成手法の説明図である。
【図32】付加表示物画像の合成手法のフローチャートである。
【図33】付加表示物画像の合成手法のフローチャートである。
【図34】写真撮影装置の詳細例である。
【図35】テクスチャマッピングを用いた補正処理の説明図である。
【符号の説明】
10 カメラ(左目視点用)、11 カメラ(右目視点用)、
12 カメラ(正面撮影用)、16 移動機構、20 ディスプレイ、
22 ハーフミラー、24 回転機構、30 操作部、40 受け取り口、
50 筺体、52 基台、54 背面板、
SOB 立体視表示物、VPL 左目用視点位置、VPR 右目用視点位置、
OB 物体(オブジェクト、被写体)、BS(BS1、BS2) 基準面、
IL1 第1の左目用画像、IR1 第1の右目用画像、
IL2 第2の左目用画像、IR2 第2の右目用画像、
IL 左目用画像、IR 右目用画像、
100 処理部、110 ゲーム処理部、120 画像生成部、
122 立体視用画像生成部、124 テクスチャマッピング部、
130 音生成部、160 操作部、170 記憶部、172 主記憶部、
174 描画バッファ、176 テクスチャ記憶部、
180 情報記憶媒体、190 ディスプレイ、192 音出力部、
194 携帯型情報記憶装置、195 印刷部、196 通信部

Claims (12)

  1. 立体視用写真のための写真撮影装置であって、
    被写体を左目用視点位置、右目用視点位置から撮影する少なくとも1つのカメラと、
    カメラにより撮影された被写体の画像に基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成する立体視用画像生成部とを含み、
    前記立体視用画像生成部が、
    カメラにより撮影された第1の左目用画像の基準面での画像のパースペクティブを無くすための補正処理を、第1の左目用画像に対して施して、第2の左目用画像を生成し、
    カメラにより撮影された第1の右目用画像の基準面での画像のパースペクティブを無くすための補正処理を、第1の右目用画像に対して施して、第2の右目用画像を生成し、
    第2の左目用画像と第2の右目用画像とに基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成することを特徴とする写真撮影装置。
  2. 請求項1において、
    前記立体視用画像生成部が、
    第2の左目用画像、第2の右目用画像に対して、被写体以外の付加表示物の左目用画像、右目用画像を合成し、合成後の第2の左目用画像、第2の右目用画像に基づいて、立体視用画像を生成することを特徴とする写真撮影装置。
  3. 請求項1において、
    前記立体視用画像生成部が、
    第1の左目用画像、第1の右目用画像に対して、被写体以外の付加表示物の左目用画像、右目用画像を合成し、合成後の第1の左目用画像、第1の右目用画像に対して、基準面での画像のパースペクティブを無くすための補正処理を施して、第2の左目用画像、第2の右目用画像を生成し、生成された第2の左目用画像、第2の右目用画像に基づいて、立体視用画像を生成することを特徴とする写真撮影装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記立体視用画像生成部が、
    第1の左目用画像のテクスチャを、長方形のポリゴンにマッピングすることで、第2の左目用画像を生成し、
    第1の右目用画像のテクスチャを、長方形のポリゴンにマッピングすることで、第2の右目用画像を生成することを特徴とする写真撮影装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    基準面が、第1の基準面と、第1の基準面に対して所定の角度をなす第2の基準面を含み、
    前記立体視用画像生成部が、
    第1の左目用画像の第1の基準面での画像のパースペクティブを無くすための第1の補正処理を、第1の左目用画像の第1の基準面に対応する領域に対して施すと共に、第1の左目用画像の第2の基準面での画像のパースペクティブを無くすための第2の補正処理を、第1の左目用画像の第2の基準面に対応する領域に対して施して、第2の左目用画像を生成し、
    第1の右目用画像の第1の基準面での画像のパースペクティブを無くすための第1の補正処理を、第1の右目用画像の第1の基準面に対応する領域に対して施すと共に、第1の右目用画像の第2の基準面での画像のパースペクティブを無くすための第2の補正処理を、第1の右目用画像の第2の基準面に対応する領域に対して施して、第2の右目用画像を生成することを特徴とする写真撮影装置。
  6. 立体視用写真のための写真撮影装置であって、
    被写体を左目用視点位置、右目用視点位置から撮影する少なくとも1つのカメラと、
    カメラにより撮影された被写体の画像に基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成する立体視用画像生成部とを含み、
    前記立体視用画像生成部が、
    左目用画像と右目用画像の合成により生成される立体視用画像であって、左目用画像の被写体画像と右目用画像の被写体画像とが基準面位置において一致しており、且つ、基準面から離れるほど左目用画像の被写体画像と右目用画像の被写体画像のずれが大きくなる立体視用画像を生成することを特徴とする写真撮影装置。
  7. 請求項6において、
    前記立体視用画像生成部が、
    被写体の画像に対して、被写体以外の付加表示物の画像を合成し、合成後の画像に立体視処理を施して、被写体の画像と付加表示物の画像とが共に立体視処理された立体視用画像を生成することを特徴とする写真撮影装置。
  8. 立体視用写真のための写真撮影装置であって、
    被写体を左目用視点位置、右目用視点位置から撮影する少なくとも1つのカメラと、
    カメラにより撮影された被写体の画像に基づいて、立体視用写真に用いられる立体視用画像を生成する立体視用画像生成部とを含み、
    前記立体視用画像生成部が、
    被写体の画像に対して、被写体以外の付加表示物の画像を合成し、合成後の画像に立体視処理を施して、被写体の画像と付加表示物の画像とが共に立体視処理された立体視用画像を生成することを特徴とする写真撮影装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    立体視用画像を印刷媒体に印刷する印刷部、及び立体視用画像のデータをネットワークを介して送信する通信部の少なくとも1つを含むことを特徴とする写真撮影装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    カメラの位置を移動するための移動機構を含み、
    1つのカメラを用いて、左目用視点位置と右目用視点位置の両方での被写体画像を撮影することを特徴とする写真撮影装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    被写体の画像を表示するディスプレイを含み、
    前記ディスプレイが、
    被写体を正面方向から撮影した2次元画像を表示することを特徴とする写真撮影装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    被写体の画像を表示するディスプレイを含み、
    前記ディスプレイが、
    2次元画像と、生成された立体視用画像とを切り替えて表示することを特徴とする写真撮影装置。
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