JP2000106367A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000106367A
JP2000106367A JP10274093A JP27409398A JP2000106367A JP 2000106367 A JP2000106367 A JP 2000106367A JP 10274093 A JP10274093 A JP 10274093A JP 27409398 A JP27409398 A JP 27409398A JP 2000106367 A JP2000106367 A JP 2000106367A
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Nobuhiro Yamaguchi
宜洋 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多層配線の微細加工を高精度に行い、かつ、簡
略化されたプロセスで上層配線を形成することが可能で
ある半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】半導体基板1上に、導電体からなる第1の
配線層2を形成する工程と、全面に層間絶縁膜3を形成
する工程と、その上層にメタルマスク層13(8’)を
形成する工程と、メタルマスク層13をマスクとして、
層間絶縁膜3にエッチングを行い、コンタクトホール5
を設ける工程と、前記開口部を含む全面に密着層6およ
び高融点金属層を形成する工程と、コンタクトホール内
にタングステンプラグ7を残して前記高融点金属層およ
び密着層6を除去し、さらに、メタルマスク層13の表
面を除去して全面を平坦化する工程と、全面に導電体か
らなる第2の配線層11を形成する工程とを有する半導
体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線を有する
半導体装置の製造方法に関し、特に、高精度に微細配線
加工を行い、簡略化されたプロセスで上層配線を形成す
ることが可能である半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化に伴い、配線技術
の微細化や多層化が進んでおり、半導体集積回路の製造
プロセスにおける多層配線形成技術の重要性が増大して
いる。例えば、トランジスタのサイズが縮小されると、
トランジスタに接続される第1配線層の幅も縮小され、
同時に配線間ピッチも狭くなる。さらに、第1配線層と
その上層の第2配線層は、層間絶縁膜に設けられたコン
タクトホール(Viaホール)により接続されるが、ト
ランジスタの微細化に伴い、コンタクトホール径も縮小
される。このような微細コンタクトホールを第1配線層
上に、高精度なパターン合わせを行って開口する必要が
ある。また、第2配線層は通常、コンタクトホールにメ
タルプラグを埋め込み、それを被覆するように形成する
が、第2配線層の形成にも高精度な配線パターン合わせ
技術(位置合わせ技術)が要求される。
【0003】上記のように、第1配線層の幅の縮小によ
り、第1配線層と第2配線層とを接続するコンタクトホ
ール径も縮小された結果、従来に比較して接触面積が小
さくなった。これにより、コンタクトホールのコンタク
ト抵抗が増加して、接続不良となる場合がある。また、
コンタクトホール内に埋め込まれたメタルプラグと、第
2配線層とのパターン合わせずれによって、メタルプラ
グの露出が起こりやすくなるという問題もある。メタル
プラグの一部が露出すると、半導体装置の製造過程にお
いて、露出部のメタルプラグと第2配線層が損傷を受け
やすくなる。
【0004】例えば、第2配線層はレジストをマスクと
してドライエッチングによりパターニングされるが、エ
ッチング後、レジストを剥離する際にアルカリまたは有
機溶剤系の剥離液がメタルプラグ露出部近傍の第2配線
層を浸食する。これにより、接触面積が減少して接続不
良が起こり、半導体装置製造の歩留りが低下したり、半
導体装置の信頼性が低下したりする。これらの問題を避
けるため、パターン線幅やパターン合わせ等が高精度に
制御され、配線パターン設計寸法からのずれが少ない配
線やコンタクトホールを形成できる微細配線加工技術が
望まれている。
【0005】従来の微細配線およびコンタクトホールの
形成方法について、図9〜図14を参照して説明する。
この従来方法は、0.35μm世代以降に用いられる。
まず、図9に示すように、不純物拡散領域が適宜形成さ
れている半導体基板1上に、第1配線層2を形成する。
第1配線層2は、スパッタリング等の方法により全面に
金属層を堆積させてから、例えばドライエッチング等の
方法によりパターニングして形成する。その上層に、例
えば減圧CVD(chemical vapor de
position)法によりシリコン酸化膜等からなる
層間絶縁膜3を堆積させ、第1配線層2が形成された半
導体基板1の表面を平坦化する。さらに、層間絶縁膜3
の上層にレジスト4を塗布し、コンタクトホール形成領
域のレジスト4に公知のフォトリソグラフィ技術により
開口を設ける。
【0006】次に、図10に示すように、エッチング装
置を用いて層間絶縁膜3にコンタクトホール5を開口す
る。図11に示すように、コンタクトホール5内を含む
全面に、例えば窒化チタン(TiN)からなる薄膜を形
成し、メタルプラグ密着層6とする。メタルプラグ密着
層6の形成は、例えば、スパッタリングあるいはメタル
CVD法により行う。メタルプラグ密着層6の上層にコ
ンタクトホール5を埋め込むように、例えば、メタルC
VD法によりメタルプラグ7を形成する。一般には、メ
タルプラグ7としてタングステン(ブランケットタング
ステン)が用いられることが多い。
【0007】次に、図12に示すように、層間絶縁膜3
上の不要なブランケットタングステン7をメタルエッチ
ング装置を用いたエッチバック、あるいは、化学的機械
研磨(CMP;chemical mechanica
l polishing)により除去する。全面にエッ
チバックあるいはCMPを行い、コンタクトホール5内
のみメタルプラグ7を残す。
【0008】続いて、図13に示すように、バリアメタ
ル層8、アルミニウム(Al)合金配線層9および反射
防止層10からなる上層配線(第2配線層)11を、例
えばスパッタリングにより連続的に成膜する。バリアメ
タル層8としては例えばチタン(Ti)やTiN、Al
合金配線層9としては例えばAl−Si、Al−Cuま
たはAl−Si−Cu、反射防止層10としては例えば
TiやTiNを成膜する。
【0009】さらに、第2配線層11をパターニングす
るため、第2配線層パターンを有するレジスト12を公
知のフォトリソグラフィ技術により形成する。図14に
示すように、レジスト12をマスクとしてメタルエッチ
ング装置を用いて第2配線層11のエッチングを行うこ
とにより、コンタクトホール5および多層配線が形成さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の多層配線形成方
法は、層間絶縁膜3にドライエッチングを行いコンタク
トホール5を形成する工程において、以下に示すような
問題が発生する。コンタクトホール開口のためのドライ
エッチング工程では、図15(A)に示すように、コン
タクト径φ1 の設計寸法に対して、図15(B)に示す
ように、コンタクト径φ1 よりも大きい径φ2 のコンタ
クトホールが開口される。これは、異方性のリアクティ
ブイオンエッチング(RIE)を行う過程で、レジスト
4の側壁部がエッチングされることによる。
【0011】レジスト側壁がエッチングされるとコンタ
クトホール径が大きくなり、図16(A)に示すよう
に、第2配線層11とコンタクトとの合わせ余裕dが確
保できなくなる。デバイスの微細化が進み、第2配線層
11の線幅が縮小されてもコンタクトホール径の増大
(φ2 −φ1 )は変わらないため、合わせ余裕dは不足
することになる。
【0012】さらに、図16(B)に示すように、コン
タクトホール5と第2配線層11の合わせずれが合わせ
余裕dよりも大きくなると、メタルプラグ7の一部が露
出してコンタクトホール5と第2配線層11の接触面積
が減少する。これにより、コンタクト抵抗が増大するだ
けでなく、前述したように、第2配線層11のエッチン
グ後、レジストを剥離する際にアルカリまたは有機溶剤
系の剥離液がメタルプラグ7の露出部近傍の第2配線層
11を浸食する場合がある。これらの要因による接続不
良から、半導体装置製造の歩留りが低下したり、半導体
装置の信頼性が低下したりする。
【0013】コンタクトホール形成のエッチング過程
で、レジストが浸食され開口が拡張される結果、コンタ
クトホール径が設計寸法よりも増大する問題に対し、メ
タルマスクを用いる方法が提案されている。例えば、特
開平7−94490号公報には、基板上に下地配線、層
間絶縁膜およびメタル薄膜を順に積層させ、フォトレジ
ストをマスクとしてメタル薄膜をドライエッチングした
後、メタル薄膜をマスクとして層間絶縁膜にコンタクト
ホールを形成する方法が開示されている。
【0014】メタル薄膜としては、WSiN4 等のタン
グステン(W)系材料やTi等が用いられる。メタル薄
膜をマスクとして層間絶縁膜のドライエッチング、具体
的にはRIEを行う際に、O2 ガスのみを用いると、コ
ンタクトホール底部にメタル薄膜材料がエッチング残渣
として付着する。これは、コンタクトホールの接続不良
の要因となるため、特開平7−94490号公報のエッ
チング方法においては、エッチングガスであるO2 ガス
に、不活性ガスとして例えばヘリウムを混入させること
により、コンタクトホール底部のエッチング残渣を飛散
させ、除去する。
【0015】上記の特開平7−94490号公報記載の
エッチング方法によれば、層間絶縁膜にコンタクトホー
ルを形成後、コンタクトホール内およびコンタクトホー
ル周囲のメタル薄膜上に、上層配線を形成する。上層配
線材料としては、通常、低抵抗金属であるAlまたはA
l合金が用いられるが、これらの材料は、シリコン酸化
膜からなる層間絶縁膜との親和性が低いため、微細コン
タクトホール内に良好な被覆性で埋め込むことが難し
い。また、下地のシリコンとAlの相溶を防止する必要
もある。このため、コンタクトホール内の層間絶縁膜と
の界面には、通常Ti、TiNまたはこれらの積層膜か
らなる薄膜が密着層として形成される。
【0016】したがって、特開平7−94490号公報
記載の方法によりコンタクトホールを開口した後、従来
の半導体装置の製造方法に従って上層配線を形成する
と、コンタクトホール以外の領域では、マスクとして用
いられたメタル薄膜上に、さらに、密着層が積層される
ことになる。メタル薄膜と密着層とは、同様な組成の膜
が用いられる場合が多く、必ずしも2層積層する必要は
ないが、製法上の理由により2層構造となっていた。こ
れらの層は、上層配線のパターニングを行う際に、上層
配線と同一のパターンでエッチングされるため、膜厚は
最小限で形成することが好ましい。また、特に多層配線
構造を形成する場合には、簡略なプロセスで各層を薄層
化することができれば、半導体装置の集積度を向上させ
るという観点からも有利である。
【0017】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、したがって本発明は、高精度に微細配線加工
を行い、かつ、簡略化されたプロセスで上層配線を形成
することが可能となる半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
に、導電体からなる第1の配線層を形成する工程と、全
面に、層間絶縁膜を形成する工程と、該層間絶縁膜の上
層にメタルマスク層を形成する工程と、該メタルマスク
層をマスクとして、前記層間絶縁膜にエッチングを行
い、前記第1の配線層に接続する開口部を設ける工程
と、前記開口部内を含む全面に、密着層を形成する工程
と、前記開口部を埋め込むように、全面に高融点金属層
を形成する工程と、前記開口部の内部を除く前記高融点
金属層および前記密着層を除去し、全面を平坦化する工
程と、前記メタルマスク層の表面を除去し、全面を平坦
化する工程と、全面に、導電体からなる第2の配線層を
形成する工程とを有することを特徴とする。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記高融点金属層、前記密着層および前記メタルマ
スク層を除去する工程は、全面に化学的機械研磨(CM
P;chemical mechanical pol
ishing)を行う工程であることを特徴とする。
【0020】本発明の半導体装置の製造方法は、好適に
は、前記メタルマスク層は、チタン(Ti)からなるこ
とを特徴とする。あるいは、本発明の半導体装置の製造
方法は、好適には、前記メタルマスク層は、窒化チタン
(TiN)からなることを特徴とする。本発明の半導体
装置の製造方法は、好適には、前記密着層は、チタンお
よび窒化チタンの積層膜からなることを特徴とする。本
発明の半導体装置の製造方法は、好適には、前記開口部
内に埋め込まれる高融点金属層は、タングステンからな
ることを特徴とする。
【0021】これにより、コンタクトホール形成のエッ
チング過程で、エッチングマスクが浸食されて口径が拡
張し、コンタクトホール径が設計寸法よりも大きくなる
問題が解消される。したがって、下層配線とコンタクト
ホール、あるいは、コンタクトホールと上層配線とのパ
ターン合わせ精度が向上し、良好な電気的接続が得られ
る。また、本発明の半導体装置の製造方法によれば、コ
ンタクトホール形成用のメタルマスクの上部を均一にエ
ッチングし、上層配線とのバリアメタルとして利用す
る。これにより、プロセスが簡略化され、また、従来の
半導体装置の製造方法に比較して、上層配線を薄層化す
ることができるため、多層配線を形成して高集積化を図
る上で有利となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の半導体装置の製
造方法の実施の形態について、図面を参照して説明す
る。図1は、本実施形態の半導体装置の製造方法により
製造される半導体装置の断面図である。不純物拡散領域
(不図示)が適宜形成されている半導体基板1上に、第
1配線層2が形成され、その上層に、例えばシリコン酸
化膜等からなる層間絶縁膜3が形成されている。層間絶
縁膜3上には第2配線層11が形成され、層間絶縁膜3
に形成されたコンタクトホール5により、第1配線層2
と第2配線層11が電気的に接続されている。
【0023】コンタクトホール内にはメタルプラグ密着
層6を介して、メタルプラグ7が埋め込まれている。ま
た、第2配線層11はバリアメタル層8’、Al合金配
線層9および反射防止層10の3層からなり、バリアメ
タル層8’はコンタクトホール5の周囲の層間絶縁膜3
上に、メタルプラグ密着層6に連続するように形成され
ている。メタルプラグ7の上面は、バリアメタル層8’
の上層にあるAl合金配線層9と接触している。
【0024】次に、上記の本実施形態の半導体装置の製
造方法について説明する。まず、図2に示すように、不
純物拡散領域(不図示)が適宜形成されている半導体基
板1上に、第1配線層2を形成する。第1配線層2は、
スパッタリング等の方法により全面に金属層を堆積させ
てから、例えばドライエッチング等の方法によりパター
ニングして形成する。その上層に、例えば減圧CVD法
によりシリコン酸化膜等からなる層間絶縁膜3を堆積さ
せ、第1配線層2が形成された半導体基板1の表面を平
坦化する。さらに、層間絶縁膜3の上層に、例えばスパ
ッタリング等の方法によりメタルマスク13を形成す
る。メタルマスク13は、例えば膜厚300nmのTi
N膜とし、TiターゲットをN2 雰囲気でスパッタする
通常のスパッタ法により成膜する。
【0025】次に、図3に示すように、メタルマスク1
3の上層にレジスト4を塗布し、コンタクトホール形成
領域のレジスト4に公知のフォトリソグラフィ技術によ
り開口を設ける。レジスト4の膜厚は例えば1.03μ
mとし、i線ステッパーを用いて露光、現像を行い、口
径0.45μmの開口部をレジスト4に形成する。
【0026】次に、図4に示すように、レジスト4をマ
スクとして、TiNからなるメタルマスク13のエッチ
ングを行う。エッチングは、例えば、アルゴンを添加し
た塩素系ガスをメタルエッチング装置に供給することに
より行う。これにより、メタルマスク13にコンタクト
パターンの開口が形成される。その後、有機溶剤を用い
てレジスト4を除去する。
【0027】次に、図5に示すように、メタルマスク1
3を用いて層間絶縁膜3にエッチングを行い、コンタク
トホール5を開口する。シリコン酸化膜からなる層間絶
縁膜3のエッチングは、例えばフロロカーボン系のガス
を用いて行う。続いて、図6に示すように、メタルマス
ク13の上層に、メタルプラグ密着層6としてTi/T
iN:30/70nmの積層膜を、例えばスパッタリン
グにより形成する。さらに、メタルプラグ密着層6の上
層に、例えばメタルCVD法によりメタルプラグ7を形
成する。メタルプラグ7は、コンタクトホール5を完全
に埋め込むような膜厚で形成し、膜厚は例えば500n
mとする。メタルプラグ7の材料としては、一般に、タ
ングステン(ブランケットタングステン)が用いられる
ことが多い。
【0028】次に、図7に示すように、全面にメタルC
MP技術による平坦化を行い、コンタクトホール5以外
の部分に形成された不要なブランケットタングステン、
およびその下層のメタルマスク13の一部を除去する。
メタルマスク13のエッチバックは、層間絶縁膜3上に
TiN膜が膜厚100nm程度、残った状態で停止す
る。残ったメタルマスク13(TiN膜)は、層間絶縁
膜3と上層配線との間のバリアメタル8’として機能す
る。
【0029】次に、図8に示すように、全面に、アルミ
ニウム(Al)合金配線層9および反射防止層10を、
例えばスパッタリングにより連続的に成膜する。これら
の層は、メタルマスク13から転用されるバリアメタル
層8’と合わせて、上層配線(第2配線層)11を構成
する。Al合金配線層9としては、例えば膜厚500n
mのAl−Cu層を、反射防止層10としては、例えば
膜厚100nmのTiN層を形成する。その他、Al合
金配線層9には例えばAl−SiまたはAl−Si−C
u、反射防止層10には例えばTiを用いることもでき
る。
【0030】その後、第2配線層パターンを有するレジ
スト(不図示)を公知のリソグラフィ技術により形成
し、図1に示すように、メタルエッチング装置を用いて
第2配線層11のエッチングを行う。これにより、コン
タクトホール5および多層配線が形成される。
【0031】上記の本実施形態の半導体装置の製造方法
によれば、層間絶縁膜3にコンタクトホールを形成する
際にメタルマスクを用いるため、マスク開口径の拡がり
が起こらず、設計寸法からのずれが低減された微細コン
タクトホールを形成することができる。これにより、配
線層とコンタクトホールとのパターン合わせも、より高
精度となり、接続不良を防止することができる。
【0032】また、上記の本実施形態の半導体装置の製
造方法によれば、メタルマスク13をコンタクトホール
周辺部の層間絶縁膜3と、上層のAl合金配線層9との
バリアメタルとして用いる。したがって、従来の半導体
装置の製造方法に比較して、上層配線を薄層化すること
ができ、多層配線を形成して高集積化を図る上で有利と
なる。
【0033】本発明の半導体装置の製造方法は、上記の
実施の形態に限定されない。例えば、不要なブランケッ
トタングステンおよびメタルマスク13の表面をエッチ
バックする工程は、上記のメタルCMP以外に、エッチ
ング装置を用いたエッチングによっても行うことができ
る。この場合、タングステンプラグ部分とメタルマスク
13とのエッチング選択比を適宜調節し、コンタクトホ
ール内のタングステンプラグのオーバーエッチを防止す
る。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
変更が可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、エッチングマスクが浸食されて、コンタクトホール
径が設計寸法よりも大きくなる問題が解消される。した
がって、コンタクトホールのパターン合わせ精度が向上
し、良好な電気的接続が得られる。また、本発明の半導
体装置の製造方法によれば、メタルマスクの一部をバリ
アメタルとして利用するため、プロセスが簡略化され
る。これにより、上層配線が薄層化され、多層配線を形
成して高集積化を図る上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法により形成され
る配線部分の断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図7】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図8】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図9】従来の半導体装置の製造方法の製造工程を示す
断面図である。
【図10】従来の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図11】従来の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図12】従来の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図13】従来の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図14】従来の半導体装置の製造方法により形成され
る配線部分の断面図である。
【図15】(A)および(B)は、従来の半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図16】(A)および(B)は、従来の半導体装置の
製造方法により形成される配線部分の断面図である。
【符号の説明】 1…半導体基板、2…第1配線層、3…層間絶縁膜、
4、12…レジスト、5…コンタクトホール、6…メタ
ルプラグ密着層、7…メタルプラグ(タングステン)、
8、8’…バリアメタル層、9…Al合金配線層、10
…反射防止層、11…第2配線層、13…メタルマス
ク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に、導電体からなる第1の配
    線層を形成する工程と、 全面に、層間絶縁膜を形成する工程と、 該層間絶縁膜の上層にメタルマスク層を形成する工程
    と、 該メタルマスク層をマスクとして、前記層間絶縁膜にエ
    ッチングを行い、前記第1の配線層に接続する開口部を
    設ける工程と、 前記開口部内を含む全面に、密着層を形成する工程と、 前記開口部を埋め込むように、全面に高融点金属層を形
    成する工程と、 前記開口部の内部を除く前記高融点金属層および前記密
    着層を除去し、全面を平坦化する工程と、 前記メタルマスク層の表面を除去し、全面を平坦化する
    工程と、 全面に、導電体からなる第2の配線層を形成する工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記高融点金属層、前記密着層および前記
    メタルマスク層を除去する工程は、全面に化学的機械研
    磨(CMP;chemical mechanical
    polishing)を行う工程である請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記メタルマスク層は、チタン(Ti)か
    らなる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記メタルマスク層は、窒化チタン(Ti
    N)からなる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記密着層は、チタンおよび窒化チタンの
    積層膜からなる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記開口部内に埋め込まれる高融点金属層
    は、タングステンからなる請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
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