JP2000104093A - 天然のココアアロマ/フレ―バ組成物およびその製造方法 - Google Patents

天然のココアアロマ/フレ―バ組成物およびその製造方法

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JP2000104093A
JP2000104093A JP11267523A JP26752399A JP2000104093A JP 2000104093 A JP2000104093 A JP 2000104093A JP 11267523 A JP11267523 A JP 11267523A JP 26752399 A JP26752399 A JP 26752399A JP 2000104093 A JP2000104093 A JP 2000104093A
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テムペリニ マリア
Robert John Mazurek
ジョン マザレク ロバート
David Barfuss
エル.バーファス デビッド
Dean Frederick Rushmore
フレデリック ラッシュモア ディーン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ココアアロマやココア抽出物を製造する多く
の方法は各種溶媒を必要とするが、フレーズやアロマに
悪影響を及ぼす。実質的に有機溶媒を含まない方法を考
究する。 【解決手段】 水および有機酸を含むアロマ含有気体を
冷却して水および実質的にすべての有機酸の部分を凝縮
し、該気体から凝縮した水および有機酸を除去して、ア
ロマ含有気体をアロマ/フレーバ成分として回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品に有用な天然の
ココアアロマおよびフレーバ、およびココア豆からこれ
らの回収方法に関する。更に詳述すると、本発明はココ
アの加工中に発生する気体分から揮発性アロマ成分を低
温凝縮および回収することに関する。
【0002】
【従来の技術】揮発性アロマ成分を含有する気体はコー
ヒー、茶およびココアのような飲料の加工工程中に放出
される。これらの揮発性アロマガスは回収し、各種食品
に使用できる。米国特許第5,030,473号、米国
特許第5,182,926号、米国特許第5,222,
364号および米国特許第5,323,623号明細書
はそれぞれ特にコーヒー、茶およびココアからアロマガ
スの極低温回収方法を開示する。
【0003】ココアアロマガスの集取には各種方法があ
る。例えば、DD第265,073号および第265,
074号はココア脱臭時の蒸気からカカオ脂アロマ濃縮
物の回収方法を開示する。蒸気は水または冷却表面によ
り凝縮し、アロマ化合物は脂質または脂質/溶媒混合物
により抽出される。次に抽出液は濃縮したココアアロマ
濃縮物を得る。
【0004】日本特許出願第6,133,726号A明
細書は液状または超臨界状態の二酸化炭素を使用して固
体食品材料のフレーバ成分を回収する方法を報告する。
【0005】日本特許出願第61,108,351号A
明細書はココアニブおよび殻の混合物を集め、これを蒸
気ガス流で220℃未満で焙煎し、気化フレーバ成分を
5℃未満で凝縮する方法を報告する。
【0006】日本特許出願第1,112,965号A明
細書はエタノール水性溶液を超臨界二酸化炭素と併用し
てココアフレーバを抽出する方法を開示する。
【0007】ドイツ特許出願DE第2,055,030
号A2明細書は非極性有機溶媒を使用してココア粉末ま
たは圧搾ケーキからココアアロマを抽出し、次に極性有
機溶媒を使用して残留物からアロマ産生成分を溶解する
ココアアロマ抽出法を開示する。
【0008】米国特許第3,418,134号明細書は
コーヒー、茶またはココアから濃縮物の製造中活性炭素
を使用して揮発物を回収することによる食品濃縮物のア
ロマ付与方法を開示する。次に吸収揮発物は非常に低沸
点の溶媒により抽出することが開示される。
【0009】米国特許第5,389,394号明細書は
ココアを水で抽出することおよび水性抽出物と抽出ココ
アの分離を含むココア抽出物の製造方法を開示する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ココアアロマおよびコ
コア抽出物を製造する多くの方法は各種溶媒、特に有機
溶媒の使用を必要とする。有機溶媒はしばしばココア抽
出物のフレーバまたはアロマに悪影響を及ぼす。多くの
場合、最終製品がこれら溶媒の残留量を全く含有させな
いようにするのは困難である。さらに、これらの方法に
おいてこれらの溶媒を使用すると最終製品の望ましいコ
コア成分は減少し、または排除される。従って、実質的
に有機溶媒を含まず、望ましいアロマおよびフレーバ特
徴を有するココア抽出物を単離すること、およびココア
豆からこのような抽出物を回収する方法を得ることが望
ましい。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は水および有機酸
を含むアロマ含有気体を冷却して水および実質的にすべ
ての有機酸の部分を凝縮させ、該気体から濃縮した水お
よび有機酸を除去して実質的に有機酸を含まないアロマ
含有気体を得、アロマ含有気体をアロマ/フレーバ成分
として回収することによるアロマ/フレーバ組成物の回
収方法に関する。好ましい態様では、本方法はさらにア
ロマ含有気体からフロスト粒子を凝縮させかつ液体窒素
を揮発させるのに十分な温度で液体窒素をアロマ含有気
体中に注入し、それによりフロスト粒子の窒素ガスサス
ペンジョンを形成し、ついでフロスト粒子をアロマ/フ
レーバ組成物として回収することを含む。
【0012】ある態様では、液体窒素をアロマ含有気体
中に噴霧して約−80℃未満の温度にアロマ含有気体を
冷却する。好ましい態様では、該気体は約−100℃〜
−160℃の温度に冷却する。別の態様では、十分量の
窒素ガスをアロマ含有気体中に注入してアロマフロスト
を粒子形に保持する。尚別の態様では、アロマ含有気体
は複数の連続濾過帯を通し、そこでは各連続濾過帯はそ
の前の濾過帯より低温であり、凝縮フロスト粒子を分画
する。好ましい態様では、アロマ含有気体はココアの製
造中に放出するアロマガスである。
【0013】本発明は上記方法により製造したアロマ/
フレーバ組成物にも関する。更に言えば、本発明は水お
よび有機酸を含むココアアロマ含有気体を冷却して水お
よび実質的にすべての有機酸の一部を凝縮させ、凝縮し
た水および有機酸を気体から除去して実質的に有機酸を
含まないココアアロマガスを得、次いでココアアロマ含
有気体をココアアロマ/フレーバ組成物として回収する
ことにより製造するココアアロマ/ココアフレーバ組成
物に関する。
【0014】一態様では、フロスト粒子は少なくとも1
種のアルデヒドまたはエステルを含み、かつ実質的に酢
酸を含まない。好ましい態様では、少なくとも1種のア
ルデヒドは少なくとも1つのプロパナール、2−メチル
プロパナール、ブタナール、3−メチルブタナール、2
−メチルブタナール、ペンタナール、ヘキサナールおよ
びベンズアルデヒドを含む。別の好ましい態様では、少
なくとも1種のエステルは少なくとも1つの酢酸メチ
ル、酢酸エチル、2−メチルプロピルアセテート、酢酸
ブチル、2−ペンチルアセテート、エチル3−メチルブ
チレート、3−メチル−1−ブチルアセテート、および
2−メチル−1−ブチルアセテートを含む。
【0015】本発明はココアアロマ含有気体から凝縮
し、実質的に酢酸を含まないココアフロスト粒子を含む
ココアアロマ/フレーバ組成物にも関する。好ましい態
様では、ココアアロマ/フレーバ組成物は油脂キャリア
から組成物の分離を抑止しかつ微生物の発育を阻害する
のに十分な低量の水分、および少なくとも1種のアルデ
ヒドまたはエステルをココアまたはチョコレートフレー
バまたはアロマを付与する十分量で含み、組成物は実質
的に酢酸を含まない。
【0016】一態様では、水は組成物の約80〜90重
量%を含む。別の態様では、組成物は少なくとも1種の
アルデヒド、プロパナール、2−メチルプロパナール、
ブタナール、3−メチルブタナール、2−メチルブタナ
ール、ペンタナール、ヘキサナールおよびベンズアルデ
ヒドを含む。別の態様では、組成物は少なくとも1種の
エステル、酢酸メチル、酢酸エチル、2−メチルプロピ
ルアセテート、酢酸ブチル、2−ペンチルアセテート、
エチル3−メチルブチレート、3−メチル−1−ブチル
アセテートおよび2−メチル−1−ブチルアセテートを
含む。好ましい態様では、含まれるアルデヒドは2−メ
チル−プロパナール、3−メチルブタナール、および2
−メチルブタナールである。一層好ましい態様では、ア
ルデヒドは組成物の少なくとも約75重量%の量で含ま
れる。
【0017】本発明は上記アロマ/フレーバ組成物のう
ちの1種のフレーバ有効量を含有する食品にも関する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は図面を引用することによ
り一層良く理解できる。これらは決して本発明を限定す
るものではない。
【0019】図1は本発明の一態様により記載した、コ
ンデンサーを含む全体のアロマフロスト回収ユニットの
概略図である。
【0020】図2は本発明の一態様によるアロマフロス
ト回収ユニットの垂直断面図である。
【0021】
【発明の詳細な記載】ココアアロマは望ましくない成
分、主として酢酸を含有することが測定されている。こ
れは食品に使用する場合、フレーバ付与組成物またはア
ロマ組成物を製造する前に除去すべきである。本発明は
ココア製造中放出するココアアロマ気体の回収に関す
る。更に言えば,、ココアアロマ気体は通例のココアニ
ブ粉砕方法中回収される。用語「ココアアロマ」および
「ココアアロマ気体」は本明細書では相互に使用され
る。一般的には、放出されるココアアロマの組成は主と
して水蒸気および各種アルデヒド、エステルおよび酢酸
を含むココアの特徴的有機アロマ成分である。理論に限
定されることなく、本発明のフレーバ/アロマ組成物は
食品のような最終製品に添加する場合、フレーバ、アロ
マおよび好ましくはフレーバおよびアロマの双方を改変
することも考えられる。
【0022】通例的他の水分除去方法は適するが、アロ
マガスの水分量は放出ガスをコンデンサーを通して減少
させることが好ましい。コンデンサーでは水および/又
はグリコールにより約−35°〜20℃、好ましくは−
25°〜10℃の温度に冷却して実質的水分量をガス流
から除去する。酢酸はココアアロマの望ましくない成分
であり、これもコンデンサーにより除去される。窒素ま
たは二酸化炭素のような不活性ガス流を使用してココア
からの放出アロマガスを一掃し、アロマ回収操作に移
す。アロマガス流は通常使用する濾過ユニットを経る際
の圧力降下を考慮してガスが回収操作を経て移動するの
に十分な圧力、一般的には約0.1〜10psig、好
ましくは約0.5〜5psigの圧力下に維持される。
別法では、アロマガスは真空にしてアロマ発生装置から
引張り、アロマ回収操作を経て移動できる。アロマガス
の移動に対し真空を使用することにより一掃ガスの使用
は排除され、それによりガス流のアロマ成分濃度が増加
し、アロマ成分の濃縮効率が増加する。
【0023】本発明の利点は例えば、 1.ココア豆およびチョコレートの加工中に通常失われ
る望ましい揮発性アロマおよびフレーバ化合物の回収、 2.酢酸のような望まない有機成分の、例えば凝縮によ
る分離および除去、 3.集取したココアアロマガスはこれらを添加する製品
のアロマおよびフレーバを改良する、 4.ココアアロマガスの望ましい物質は一般的には有意
量で見出されない、すなわち市販のココアおよびチョコ
レートフレーバには低濃度でのみ存在する、 5.ココアアロマはココア液の組成に似た望ましい物質
を含有する組成を有する、 6.ココアアロマガスは天然である、を含む。
【0024】本発明によれば、ココアアロマガスは適当
な配管を経て1個、または複数のコンデンサーに送ら
れ、各コンデンサーは冷却水および/またはグリコール
を循環して約10℃未満、好ましくは約5℃未満に冷却
され、水分および酢酸を除去し、最終製品のこれら2成
分の存在を最少にする。実質的にすべての酢酸を除去す
ることにより実質的に酢酸を含まないアロマ含有気体が
得られる。酢酸はここに記載の組成物のフレーバおよび
/またはアロマに悪影響がある。ここに使用する「実質
的に酢酸を含まない」とは、酢酸量がココアフレーバに
有害に作用する量以下、すなわちフレーバ検出量以下で
あることを意味する。好ましくは、一般的に本発明組成
物に含まれる3−メチルブタナールに関して、酢酸は組
成物の3−メチルブタナールの約7/100部未満、好
ましくは約3/100部未満、一層好ましくは約1/1
00部未満で含む。アロマガスは代表的にはステアリン
酸、パルミチン酸およびオレイン酸を含むカカオ脂を少
量含有する。アロマフロスト組成物から、好ましくは組
成物がカカオ脂およびそこに含まれる酸を実質的に含ま
ないように、これらの酸の存在を低減または排除するこ
とも望ましい。ここに使用する「実質的にカカオ脂を含
まない」とはカカオ脂量、またはその中の成分酸がココ
アフレーバに有害に作用する量以下、すなわちフレーバ
検出量以下であることを意味する。
【0025】ココアアロマガスは極低温収集器に運ば
れ、そこでアロマガス流に液体窒素が噴霧されて微細化
アロマフロスト粒子が凝縮される温度にガスを急冷す
る。アロマフロスト粒子は、アロマガスと接触する液体
窒素を蒸発して生成する窒素ガスに懸濁させる。好まし
くは、アロマガス流に噴霧される液体窒素量は適当なバ
ルブ要素を使用して調整し、ガスを約−80℃未満、好
ましくは約−100°〜−160℃の温度に冷却する。
収集器は極低温レベルと同様の温度に維持する。このよ
うな温度はガス流由来の/アロマ成分を急速に凝集する
のを容易にし、アロマフロストを大部分の揮発性成分の
沸点より十分に以下で、かつ二酸化炭素の昇華点以下に
維持し、その間ガス流に噴霧される実質的にすべての液
体窒素は確実に蒸発するようにする。
【0026】アロマガスおよび液体窒素はガスの急冷、
実質的に均質な冷却を容易にし、その間冷却ガスとコレ
クターの壁間の接触を最小にするか、または回避するよ
うに極低温コレクター中に導入する。例えば、アロマガ
ス流はコレクターの中心にアロマガスを排出する入口管
により極低温コレクター中に導入できる。一態様では、
複数の液体窒素噴霧ノズルはアロマガス入口管の排出口
に隣接するコレクターに取付けられ、その噴霧パターン
はアロマガスの排出の中間点に集まりかつアロマガス流
をコレクターの中心部分に導くように配向する。別の態
様によれば、液体窒素噴霧ノズルは管の排出端に隣接す
るアロマガス入口管内に共軸で取付けられ、それにより
液体窒素は入口管のアロマガスに噴霧されて凝縮アロマ
フロスト粒子の窒素ガスサスペンジョンを生成し、これ
はコレクターに運ばれる。
【0027】アロマフロスト粒子の窒素ガスサスペンジ
ョンは極低温コレクターに取り付けられた1個以上の硬
質多孔性フィルターに送られ、実質的にすべての微細フ
ロスト粒子を窒素ガスから取り出す。好ましくは、多孔
性フィルターは底部で閉止されかつ開放上端を有する多
孔性円筒形管を含み、サスペンジョンのガス相はフィル
ターの外面または上流面から内面または下流面に管状フ
ィルターの壁を通過し、開放上端から排出される。有利
には、VENTURIノズルはフィルターの開放上端上
に固定され、窒素ガスはノズルを通して排出される。
【0028】本発明により使用できる多孔性円筒形フィ
ルターは、実質的にすべてのアロマフロスト粒子がフィ
ルターを通る窒素ガスサスペンジョンから取出されるよ
うな孔サイズ分布を有することが好ましい。フィルター
はコレクターに維持される極低温條件と熱的に適合して
いる。さらに、多孔性フィルターは、逆流の洗浄サイク
ル中増加する循環圧に耐える十分な構造強度および耐久
性を有する。多孔性セラミックまたは(例えば、多孔性
ステンレス鋼)多孔性金属例えば、焼結金網などから製
造したフィルターは本発明の使用に適する。PSSTM
孔性ステンレス鋼、Grade H,ポール・ポーラス
メタルフィルター社,コートランド,ニューヨークより
製造、販売の円筒形フィルターは約5μの絶対等級を有
し、ガスサスペンジョンから95%以上のアロマフロス
ト粒子を取出すのに有効であることが分かった。
【0029】コレクターに取り付けたフィルターの大き
さおよび数は極低温コレクターにより処理されるアロマ
ガスの流速に大きく依存するが、通常の試験により容易
に決定できる。例えば、直径6.1cmおよび長さ5
0.8cmで、約960cm2のフィルター面積および
20マイクロメーターの平均的孔サイズを有する単一の
多孔性ステンレス鋼円筒形フィルターは約200SCF
Hの流速を有するココアアロマガス流から実質的にすべ
てのフロスト粒子を除去するのに有効である。
【0030】サスペンジョンのガス相はアロマガスを加
圧下にコレクターに導入するか、または僅かな真空下に
コレクターを維持することにより、フィルターの壁を横
断する十分な差圧を維持することにより多孔性円筒形フ
ィルターの孔に押し通す。ガス相は多孔性壁を通って円
筒形フィルターの内部を通過し、そしてフィルターの開
口上端を通じて極低温コレクターから排出される。約−
140℃の温度を有するこのガス相は大気中に排気する
ことができる。好ましくは、ガス相は極低温コレクター
を囲む絶縁ハウジング中に排気される。この方法で窒素
ガス排気流を排気するのは、極低温コレクターの温度を
十分低く(すなわち、約−115℃)維持し、アロマフ
ロスト粒子を凝縮形に維持するのに有効である。
【0031】濾過中、フィルターを通過する窒素ガスサ
スペンジョンから取り出されるアロマフロスト粒子が形
成し、円筒形フィルターの外壁上に濾過ケーキが形成す
る。アロマフロスト粒子の蓄積ケーキはガス、好ましく
は窒素ガスのパルスを円筒形フィルターの開口上端にフ
ィルターの外壁上よりかなり高い圧で周期的に送ること
によりフィルターから取り出される。パルスは約0.1
〜1秒持続期間で、約1〜3分の範囲の時間間隔で反復
する。一般的には、約90psig圧力の窒素ガスが使
用されるが、他の圧力も特別のフィルターデザインによ
り使用できる。
【0032】フィルターから除かれたココアアロマフロ
スト粒子は極低温コレクターの底部に落下し、周期的に
あるいは連続基準で取り出される。例えば、回転バル
ブ、スクリューコンベヤ、およびエンドレスベルトなど
の通常の要素は連続基準で除去したアロマフロスト粒子
をコレクターから取り出すためにコレクターの底部に供
することができる。別法では、絶縁容器はフィルター下
部のコレクターの底部に可動性で設置され、排出フロス
ト粒子は容器中に落下し、容器はアロマフロスト粒子の
回収のために周期的に取り出される。
【0033】回収したココアアロマフロストでは、約7
5%以上のヘッドスペースは3種の化合物、2−メチル
プロパナール(イソブチルアルデヒド)、3−メチルブ
タナール(イソバレルアルデヒド)および2−メチルブ
タナールから成り、すなわち、アロマフロスト粒子のす
べてのココアアロマは約75重量%以上の2−メチルプ
ロパナール、3−メチルブタナールおよび2−メチルブ
タナールであった。他のヘッドスペース化合物は主とし
てこれらのアルデヒドに相当するアルコールおよびエス
テルであった。ココアアロマフロストの低揮発性化合物
は酢酸、イソ酢酸、イソバレリアン酸、3−ヒドロキシ
−2−ブタノン、1,3−ブタンジオール、2,3−ブ
タンジオール、2−ペンタノールおよび酢酸イソアミル
を含む。これらの成分はチョコレートに含まれ、いずれ
もココアアロマを有しないが、共同してこれらは本組成
物の全体的ココアアロマおよびフレーバに寄与すると信
じられる(理論に限定されずに)。本発明組成物に有意
量で含まれるアルデヒドはイソブチルアルデヒド、イソ
バレルアルデヒドおよび2−メチルブタナールを含む。
これらのアルデヒドおよびその対応するエステルはココ
アアロマフロストのすぐれた目印と見なされる。回収し
たココアアロマフロストは実質的に酢酸を含まないこと
を除いて、未処理ココア液に含まれる揮発性成分を各々
同じ割合で含有する。
【0034】回収したココアアロマフロストは実質的に
酢酸を含まず、各種食品に添加するのに適する新規かつ
改良された天然ココアアロマおよびフレーバ組成物を供
する。組成物は有利には最初のココア液自体に含まれる
大部分またはすべての同じ揮発性成分を含有する。フレ
ーバ改良に対するいくつかの適用は飲料(例えば、ココ
アミックス)、調理用食品(例えば、クッキードウまた
はケーキミックス)および菓子食品(例えば、チョコレ
ート配合物および被覆物)である。
【0035】図1はココアアロマフロスト回収ユニット
の概略図である。ココアアロマガスは粉砕機60からコ
ンデンサー55,58の系列に流れる。各コンデンサー
は約10℃以下、好ましくは約7℃以下に冷水および/
またはグリコールのようなアルコールにより冷却され
る。ココアアロマガス流は送風機53を最初に通ってコ
レクター50に向かう。供給タンク70からの液体窒素
はアロマフロスト回収ユニットとしても既知のコレクタ
ー50に向かう。コレクター50は時間作動バルブ68
を経てコレクター50中に窒素ガス65を通して本発明
組成物に使用するアロマフロストを回収する。方法から
の排気はコレクター50に連結した排気ライン73を経
て排気される。
【0036】図2は本発明のアロマフロスト回収ユニッ
ト、またはコレクター50の部分を示す。これは支持ブ
ラケット12により絶縁円筒形ハウジング内に中心に取
り付けられた極低温コレクター10を含む。極低温コレ
クター10は壁15により上部で閉止しかつ凝縮アロマ
フロストを取り出すことができるオリフィス17を有す
る漏斗形底部16を有する。円筒形外殻1を含む。絶縁
容器18は適当なクランピング要素19、例えばトリー
クランプ フィッティングにより底部16に可動的に取
り付けられる。容器18はハウジング11の基部の戸
(図示せず)から周期的に取り出すのに適応する。
【0037】適当な極低温濾過材料、例えば多孔性ステ
ンレス鋼の管多孔性フィルター20はその上部壁15に
隣接してコレクター10内に取り付けられる。フィルタ
ー20は溶接端部キャップ28のような底部端部で密閉
されかつ、開口上端を有し、ベンチュリノズル21が各
管フィルター20の開口上端上に固定される。各ベンチ
ュリノズル21はコレクター10の上部壁15の適当な
開口を経て延び、管状フィルターの内部から極低温コレ
クターの外へ、円筒形ハウジング11中にガスを排出
し、このガスは排出ライン27を経て排気される。ココ
ア豆加工中に放散するアロマガスを運ぶ入口管22は外
殻14の上部の開口部23によりコレクター10の内部
と連絡する。入口管22は外殻14の側壁に対し僅かに
下方角度で通常配置され、これにより管22から排出さ
れるアロマガス流を側壁から離れて外殻14の垂直中間
ライン方向に向ける。供給タンク25から液体窒素はラ
イン24でコレクター10中に運ばれ、液体窒素は入口
管22の排出端に隣接するコレクター10に取り付けた
ノズル26から噴霧される。噴霧ノズル26はその噴霧
パターンが外殻14の側壁から離れ、開口部23を経て
排出されるアロマガス流の中心方向に向くように配向さ
れる。適当な窒素通気バルブ28はライン24に供され
て噴霧ノズル26への液体窒素流を増加または減少する
ことにより極低温コレクター10内の温度を調整する。
【0038】加圧窒素ガスはライン30でパルスタンク
31に送られ、窒素ガスの周期的バック−パルスは管状
フィルター20に取り付けた各ベェンチュリノズル21
中に共軸的に延びるパルスライン32を経て管状フィル
ター20の内部に導入される。加圧バックフラッシュガ
スのパルス発生に通常使用される任意のパルス発生要素
は本発明に使用できる。
【0039】操作において、図2に示す装置は主体は二
酸化炭素で同時に少量の水蒸気およびココアアロマ成分
を含むココアガスの製造に使用される。コンデンサー5
5,58からのココアアロマガスは管22で運ばれる。
代表的には約0.1〜10psig、好ましくは約0.
5〜5psigの圧力下で、アロマガスは円筒形外殻1
4の下方に、外殻の中心方向に、その側壁から離れて排
出される。液体窒素は管22の排出口周辺でケーシング
14内に等距離で取り付けたノズル26を経てアロマガ
ス流中に噴霧し、液体窒素の噴霧はコレクターの中心に
向けられ、その結果管22から排出されるアロマガス流
は急速かつ均一に冷却され、冷却アロマガス流と外殻1
4の側壁との接触を回避または最少にすると共に窒素ガ
ス流に懸濁した微細フロスト粒子としてアロマガスを凝
縮する。ノズル26への液体窒素の供給はコレクター1
0の温度を約−80℃以下、好ましくは約−140°〜
−150℃以下に調整維持して大部分の揮発性成分の沸
点以下の温度にアロマフロスト粒子を維持する。その間
実質的にすべての液体窒素を確実に気化させる。3個の
硬質多孔性金属管フィルター20は上部壁に隣接してコ
レクター10に取り付け、各フィルターはフィルターの
上端に取り付けたヴエンチュリノズル21を有する。各
ノズル21はコレクター10の上部壁を通して延びる。
フィルターは5μの除去等級を有する多孔性ステンレス
鋼から製造され、管フィルターは長さ約50cmおよび
直径約6cmを有する。サスペンジョンの窒素ガス相は
フィルターの壁を横切る約25〜50cmの差圧を維持
することによりフィルターの孔を通過し、その間アロマ
フロスト粒子はフィルターの外部表面に沈着する。尚こ
こに記載の温度にある窒素ガスは各フィルターの上部の
ヴエンチュリノズルを経てフィルターの内部に多孔性フ
ィルター壁を通過し、コレクター10から外殻14周囲
の絶縁ハウジング11の内部に排出され、そこから排気
ライン27を経て大気に排出される。この方法でハウジ
ング内の温度は約−120℃以下に維持される。管フィ
ルターは約60秒毎に約0.3秒間約90psig圧の
窒素ガスによりバックパルスしてフィルターの外部に集
まるアロマフロスト粒子を落とし、容器に集取する。容
器から周期的に取り出されるアロマフロスト粒子はコー
ヒー抽出液または可溶性コーヒー粒子への添加する場合
焙煎および粉砕コーヒーアロマおよびフレーバを増加す
る。
【0040】操作の別法では、アロマガスの回収はガス
のアロマ成分を分画する方法で実施できる。すなわち、
アロマ担持ガス流は図1に示すような多数の連続する極
低温コレクターを通し、各連続コレクターはその前のも
のより低温で操作する。この方法で連続的により低凍結
点を有する一連のアロマ成分がアロマガス流から凝縮さ
れ、回収される。極低温コレクターの各系列には温度調
整要素が供されて各コレクターの温度を所定の範囲内に
維持する。適当な温度調整要素は例えば、コレクター内
の温度を測定し、セットした温度と比較するために各コ
レクターと連合する温度調整器を含む。温度調整器はコ
レクターへの液体窒素供給タンクの通気バルブと連動
し、調整する。コレクターの温度が予定の温度より低い
場合、換気バルブを開放して窒素ガスを一層多く放出で
きる。このガスの放出は液体窒素供給タンク内の圧力を
下げ、こうしてコレクターの噴霧ノズルを横切る圧力降
下を低減する。ノズルを横切る圧力降下を低減すること
により、液体窒素の流れは減少し、コレクター内の温度
は上昇する。同様に、コレクター内の温度が高いと換気
バルブを閉じ、噴霧ノズルへの液体窒素の流れを増加さ
せ、それによりコレクターの温度を下げる。
【0041】コレクター内の温度のこの正確な調整によ
り多数のコレクターを連続連結し、連続的に温度を下げ
て操作し、それによりアロマガスのアロマ成分を分画を
行なうことができる。
【0042】
【実施例】本発明は本発明方法で使用する化合物および
組成物の製造およびその有用性を詳細に記載する次例を
引用することによりさらに規定できる。例は代表的なも
のであり、発明の範囲を限定するものと解釈してはなら
ない。
【0043】例1:本発明により製造したアロマフロス
ト粒子の分析 本発明により製造したアロマフロスト粒子はパージおよ
びトラップGC/MSにより分析した。ガーナ液は高品
質の天然ココア液である。アロマフロスト粒子はラウリ
ン系脂肪混和物またはグリセロールのキャリアに懸濁
し、そしてココア粉末その他の市販のココアフレーバと
比較した。
【表1】 本発明のアロマ組成物はココアアロマ知覚を増大し、チ
ョコレートフレーバを増強する。個々の結果は使用キャ
リアおよび製品の型および味評価温度により異った。
【0044】例2〜5 ココアアロマフロストの被覆配
合物への使用 本発明により製造した1部のココアアロマフロストを1
0部のラウリン系脂肪混和物と混合して「アロマ付与脂
肪」を製造した。別に、脱脂粉乳、糖、ココア粉末およ
びラウリン系脂肪混和物の精製ミックスをチョコレート
代替物として製造した。1.7gのアロマ付与脂肪を3
00gの精製ミックスバッチに添加し、製造した。2つ
の追加バッチは300gの精製ミックス当たり、1.0
gおよび3.0gアロマ付与脂肪により製造した。3試
料すべての味を評価し、フレーバインパクトは有意であ
り、チョコレートフレーバおよびアロマは全く快いもの
であることが分かった。
【0045】例6 ココアアロマフロストの粉末飲料ミ
ックスへの使用 本発明により集取したアロマフロストは1:10比でコ
コア粉末に添加した。アロマ付与ココア粉末はQUIK
粉末および熱ココアミックス粉末に1:100比で添加
した。双方の製品はココアアロマの遊離が増大すること
を示した。
【0046】例7 ココアアロマフロストのアイスクリ
ーム被覆への使用 植物(水素添加大豆)油はキャリアとしてアロマ組成物
と1:10比で使用した。アロマ付与油は標準噴霧チョ
コレート被覆物に添加した。1%および0.5%アロマ
付与油により製造した試料は添加果実/スイートノート
を有する改良されたココアフレーバを示した。一対の比
較試験を行ない、2種の異るアイスクリーム被覆に対す
る1%フレーバ添加を評価した。双方の場合、フレーバ
添加試料は対照品より一層多いチョコレートフレーバを
有することが認められた。これらの例は各種食品および
飲料にチョコレートまたはココアフレーバ付与剤の代替
物としてココアアロマフロストの好結果例を説明する。
本発明はここに説明し、記載した正確な構成に限定され
ないことを認め、理解すべきである。例えば、各種の適
当な修正は本発明の詳細な記載の開示からなしうること
は明らかである。従って、ここに示す開示から通常の技
術を有する者がなしうるすべての便宜的修正は本請求の
範囲の精神および範囲内にあると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様を示す、コンデンサーを含む全
体のアロマフロスト回収ユニットの概略図。
【図2】本発明の一態様である、アロマフロスト回収ユ
ニットの垂直断面図。
【符号の説明】
図1において、 50 コレクター 53 送風機 55 コンデンサー 58 コンデンサー 60 粉砕機 65 窒素ガス 68 バルグ 70 供給タンク 73 排気ライン 図2において、 10 コレクター 11 ハウジング 12 支持グラケット 14 外殻 15 壁 16 漏斗形底部 17 オリフィス 18 絶縁容器 19 クランピング要素 20 フィルター 21 ベンチュリノズル 22 入口管 23 開口部 24 ライン 25 供給タンク 26 ノズル 28 キャップ 30 ライン 31 パルスタンク 32 パルスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド エル.バーファス アメリカ合衆国,オハイオ,ワーシント ン,パーク ブルーバード 521 (72)発明者 ディーン フレデリック ラッシュモア アメリカ合衆国,オハイオ,メアリースビ ル,ブラウン スクール ロード 17735

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水および有機酸を含むアロマ含有気体を
    冷却して、水および実質的にすべての有機酸の一部を凝
    縮し、 凝縮した水と有機酸を気体から除去して、実質的に有機
    酸を含まないアロマ含有気体を生成し、およびアロマ含
    有気体をアロマ/フレーバ組成物として回収するとから
    なる、アロマ/フレーバ組成物の回収方法。
  2. 【請求項2】 アロマ含有気体からフロスト粒子を凝縮
    するのに十分な温度で液体窒素をアロマ含有気体中に注
    入し、液体窒素を気化し、それによりフロスト粒子の液
    体窒素サスペンジョンを形成し、ついでフロスト粒子を
    アロマ/フレーバ組成物として回収することをさらに含
    む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アロマ含有気体中に液体窒素を噴霧する
    ことによりアロマ含有気体を約−80℃未満の温度に冷
    却する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 気体は約−100°〜−160℃の温度
    に冷却する、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 十分量の窒素ガスをアロマ含有気体中に
    注入してアロマフロストを粒子形に維持する、請求項2
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 アロマ含有気体は連続濾過帯が前の濾過
    帯より低温である複数の濾過帯系列を通して凝縮フロス
    ト粒子を分画する、請求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 アロマ含有気体はココアの加工中に気化
    するアロマガスである、請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の方法により製造したアロ
    マ/フレーバ組成物。
  9. 【請求項9】 水および有機酸を含むココアアロマ含有
    気体を冷却して水および実質的にすべての有機酸の一部
    を凝縮し、 凝縮した水および有機酸を気体から除去して実質的に有
    機酸を含まないココアアロマ気体を生成し、ついでココ
    アアロマ/フレーバ組成物としてココアアロマ含有気体
    を回収する、ことを含む方法により製造したココアアロ
    マ/ココアフレーバ組成物。
  10. 【請求項10】 フロスト粒子は少なくとも1種のアル
    デヒドまたはエステルを含み、実質的に酢酸を含まな
    い、請求項9記載の組成物。
  11. 【請求項11】 少なくとも1種のアルデヒドは少なく
    とも1種のプロパナール、2−メチルプロパナール、ブ
    タナール、3−メチルブタナール、2−メチルブタナー
    ル、ペンタナール、ヘキサナール、およびベンズアルデ
    ヒドを含む、請求項10記載の組成物。
  12. 【請求項12】 少なくとも1種のエステルは少なくと
    も1種の酢酸メチル、酢酸エチル、2−メチルプロピル
    アセテート、酢酸ブチル、2−ペンチルアセテート、エ
    チル3−メチルブチレート、3−メチル−1−ブチルア
    セテート、および2−メチル−1−ブチルアセテートを
    含む、請求項11記載の組成物。
  13. 【請求項13】 ココアアロマ含有気体から凝縮し、実
    質的に酢酸を含まないココアフロスト粒子を含む、ココ
    アアロマ/フレーバ組成物。
  14. 【請求項14】 油または脂肪キャリアから組成物の分
    離を抑止し、微生物の発育を阻害するのに十分な低量の
    水、およびココアまたはチョコレートフレーバまたはア
    ロマを付与するのに十分量の少なくとも1種アルデヒド
    またはエステルを含み、実質的に酢酸を含まない、請求
    項13記載のココアアロマ/フレーバ組成物。
  15. 【請求項15】 水は組成物の約80〜90重量%を含
    む、請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】 組成物は少なくとも1種のプロパナー
    ル、2−メチルプロパナール、ブタナール、3−メチル
    ブタナール、2−メチルブタナール、ペンタナール、ヘ
    キサナール、およびベンズアルデヒドを含むアルデヒド
    を含む、請求項14記載の組成物。
  17. 【請求項17】 組成物は少なくとも1種の酢酸メチ
    ル、酢酸エチル、2−メチルプロピルアセテート、酢酸
    ブチル、2−ペンチルアセテート、エチル3−メチルブ
    チレート、3−メチル−1−ブチルアセテート、および
    2−メチル−1−ブチルアセテートを含むエステルを含
    む、請求項14記載の組成物。
  18. 【請求項18】 アルデヒドは2−メチルプロパロー
    ル、3−メチルブタナール、および2−メチルブタナー
    ルを含む、請求項14記載の組成物。
  19. 【請求項19】 アルデヒドを組成物の少なくとも約7
    5重量%の量で含む、請求項18記載の組成物。
  20. 【請求項20】 請求項8記載のアロマ/フレーバ組成
    物のフレーバ有効量をそこに含有する食品。
  21. 【請求項21】 請求項9記載のココアアロマ/フレー
    バ組成物のフレーバ有効量をそこに含有する食品。
  22. 【請求項22】 請求項14記載のココアアロマ/フレ
    ーバ組成物のフレーバ有効量をそこに含有する食品。
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