JP2000103646A - ガラス等の無機材料の透明着色用組成物 - Google Patents
ガラス等の無機材料の透明着色用組成物Info
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Abstract
有する透明着色膜が得られる組成物を提供すること。 【解決手段】 金化合物、珪素化合物、チタン化合物、
ビスマス化合物、樹脂及び有機溶剤を含有することを特
徴とするガラス透明着色用組成物。
Description
とができ、ガラス等の無機材料(以下単に「ガラス」又
は「ガラス基材」という)表面に優れた耐久性を有する
透明着色膜を得るための組成物に関する。
来よりイオン交換法、スパッターリング法、樹脂フイル
ム法、基材ガラス着色法、ラスターによる着色法等が知
られている。
は、ガラス基材とイオン交換する銀や銅等の金属を含む
ペーストをガラス基材に塗布し、焼成して金属のコロイ
ド発色により着色ガラスを得る方法であるが、この方法
では、パターン形成はできるが、イオン交換する金属が
銀や銅等に限られるため、得られる色調が制限されると
いう問題がある。
ターリング法は、パターン形成と色調に制限を受け、装
置が高価で製造コストが高いという問題がある。又、ガ
ラス面に着色した樹脂を貼る樹脂フイルム法は、合わせ
ガラスの中間膜にする場合は、種々の色調を採用でき、
耐久性も得られるが、パターン形成に制限があり、製造
コストが高いという問題がある。
は、パターン形成と色調に制限はないが、耐久性が劣る
という問題がある。又、ガラス原料に着色剤を添加する
基材ガラス着色法はパターン形成ができないという問題
がある。ラスターによる着色法は、ラスターが液状であ
るためパターン形成が困難で、ガラス質膜形成用に鉛等
の有害成分を含んでいる場合があるという問題がある。
て、貴金属の超微粒子、卑金属の金属有機化合物、樹脂
及び有機溶剤を含んでなるペースト状の組成物をガラス
基板上に塗布する方法が提案された(特開平8−259
260号公報、特開平8−283040号公報、特開平
9−268030号公報、特開平10−25134号公
報等)。
貴金属の超微粒子を含むペースト組成物は、該ペースト
組成物を得るために、貴金属の超微粒子を前処理する必
要がある。即ち、真空蒸着法により、先ず、ガラス等の
基板上にナイロン、ポリカーボナート等の高分子層を蒸
着させ、更に真空蒸着法により、前記高分子層に貴金属
を蒸着させる。次いで、貴金属層が付着した高分子層を
加熱し、高分子層内に貴金属を分散させる。次に、これ
を有機溶剤に混合し溶解させて貴金属の超微粒子を均一
に分散させた超微粒子分散ペーストを得る。そして、こ
の超微粒子分散ペーストと他の成分とを混合してペース
ト組成物を得る。
ースト組成物はコストが高いという問題を有している。
従って本発明の目的は、安価に製造することができ、優
れた耐久性を有する透明着色膜が得られる組成物を提供
することにある。
に、本発明は、金化合物、珪素化合物、チタン化合物、
ビスマス化合物、樹脂及び有機溶剤を含有することを特
徴とするガラス透明着色用組成物を提供する。上記組成
物は、更に銀化合物、パラジウム化合物及び白金化合物
から選ばれる少なくとも1種を含有することができる。
又、上記の化合物は少なくとも1種、更には全てが有機
化合物であることが好ましい。
ス表面にパターン形成に優れ、焼成後、多様な色調に着
色でき、優れた耐久性を有する透明着色膜を形成するこ
とができる。
本発明を更に詳細に説明する。本発明で使用する金(A
u)化合物は、後述する有機溶剤中に溶解若しくは微分
散可能な材料であれば金有機化合物でも金無機化合物で
もよい。より好ましい金化合物は金有機化合物である。
金化合物は、本発明により得られる透明着色膜の主要な
発色成分であり、焼成により金コロイド粒子が生成し、
該粒子のプラズモン共鳴吸収により発色してガラス基材
を着色する。
化合物としては、酸素又は硫黄が介在した金有機化合物
であり、例えば、有機酸塩類や樹脂酸塩類が挙げられ
る。有機酸塩類としては、ネオデカン酸金、オクチル酸
金、ナフテン酸金が挙げられ、樹脂酸塩類としては、金
樹脂酸硫化バルサムが挙げられる。又、金メルカプチド
を用いることもできる。本発明の組成物中の金化合物の
含有量は、所望する膜の着色濃度に応じて適宜選択する
ことができるが、組成物全体を100(重量)とした場
合、金属Auとしてその0.1〜7重量%、更に好まし
くは0.3〜4重量%を占める量であることが好まし
い。
後述する有機溶剤中に溶解若しくは微分散可能な材料で
あれば、珪素有機化合物でも珪素無機化合物でもよい。
後述する有機溶剤中への溶解性を考慮すると、より好ま
しい珪素化合物は珪素有機化合物である。珪素化合物
は、焼成後、酸化珪素となり着色膜を構成するガラス成
分の1種となる。酸化珪素は、金の吸収ピークに大きな
影響を与えることなく着色膜を赤色の色調に発色させ
る。又、珪素化合物は着色膜の耐酸性や耐摩耗性等を改
善する効果がある。
機化合物としては、例えば、オルガノポリシロキサン
類、テトラアルコキシシラン化合物類が挙げられる。オ
ルガノポリシロキサン類としては、ポリジメチルシロキ
サン、ポリフェニルメチルシロキサン等が挙げられ、テ
トラアルコキシシラン化合物類としては、テトラメトキ
シシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシ
ラン、テトラブトキシシラン等が挙げられる。又、珪素
樹脂酸塩や珪素メルカプチド等を用いることもできる。
本発明の組成物中の珪素化合物の含有量は、所望する着
色膜の色調に応じて適宜選択することができるが、組成
物全体を100(重量)とした場合、金属Siとしてそ
の0.1〜7重量%、更に好ましくは0.5〜4重量%
を占める量であることが好ましい。
は、後述する有機溶剤中に溶解若しくは微分散可能な材
料であれば、チタン有機化合物でもチタン無機化合物で
もよい。後述する有機溶剤中への溶解性を考慮すると、
より好ましいチタン化合物はチタン有機化合物である。
本発明において使用するチタン化合物は、焼成後、酸化
チタンとなり着色膜を構成するガラス成分の1種とな
る。酸化チタンは金の吸収ピークを長波長側へシフトさ
せ、着色膜を青色系の色調に発色させる。又、チタン化
合物は着色膜の耐アルカリ性を改善する効果がある。
有機化合物としては、例えば、テトラアルコキシチタン
化合物類、チタンキレート化合物類が挙げられる。テト
ラアルコキシチタン化合物類としては、テトラプロポキ
シチタン、テトラブトキシチタン、チタンエチルアセト
アセテート等が挙げられ、チタンキレート化合物類とし
ては、チタンアセチルアセトネート、オクチレングリコ
ールチタネート等が挙げられる。又、チタン樹脂酸塩や
チタンメルカプチド等を用いることもできる。本発明の
組成物中のチタン化合物の含有量は、所望する着色膜の
色調に応じて適宜選択することができるが、組成物全体
を100(重量)とした場合、金属Tiとしてその0.
1〜7重量%、更に好ましくは0.2〜4重量%を占め
る量であることが好ましい。
は、後述する有機溶剤中に溶解若しくは微分散可能な材
料であれば、ビスマス有機化合物でもビスマス無機化合
物でもよい。後述する有機溶剤中への溶解性を考慮する
と、より好ましいビスマス化合物はビスマス有機化合物
である。ビスマス化合物は、焼成時においてビスマスが
他の卑金属と合金化し易く、合金化した着色膜の融点を
低下させる作用がある。このため、焼成温度が低くても
良質の着色膜が得られ、又、発色成分である貴金属を着
色膜中に高度に分散させる効果がある。酸化ビスマス
は、酸化チタンと同様に金の吸収ピークを長波長側へシ
フトさせ、着色膜を青色系の色調に発色させる。
ス有機化合物としては、例えば、ナフテン酸ビスマス、
オクチル酸ビスマス等の有機酸塩類、ビスマス樹脂酸
塩、ビスマスメルカプチド等が挙げられる。本発明の組
成物中のビスマス化合物の含有量は、所望する着色膜の
色調に応じて適宜選択することができるが、組成物全体
を100(重量)とした場合、金属Biとしてその0.
1〜7重量%、更に好ましくは0.2〜4重量%を占め
る量であることが好ましい。尚、上記ビスマス化合物
は、形成される着色膜の各種物性に優れた効果を与え、
ビスマス化合物を含まない組成物から形成された着色膜
は、耐酸性、耐アルカリ性、耐溶剤性、耐摩耗性に劣る
ことになる。
組成物に適度な粘性を付与し、スクリーン印刷を可能と
する樹脂である。用いる樹脂は有機溶剤に可溶で、前記
金属化合物の溶解性に悪影響を与えず、焼成時に膜形成
を阻害しないものであれば特に制約はない。本発明に用
いる樹脂の好ましい例としては、例えば、尿素樹脂、エ
ポキシ樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂等が挙げら
れる。組成物中の樹脂の含有量は、スクリーン印刷条件
に応じて適宜選択すればよい。一般的には組成物全量中
で約10〜80重量%を占める量である。
金属化合物及び樹脂を溶解若しくは微分散させ、組成物
を均一な液状若しくはペースト状に保持する。又、有機
溶剤の含有量を調整することによって、樹脂とともにス
クリーン印刷に適する粘性を付与する。用いる有機溶剤
は前記金属化合物及び樹脂の溶解性若しくは微分散性に
悪影響を与えないものであれば特に制約なく用いること
ができる。本発明に用いる有機溶剤の好ましい例として
は、例えば、テルピネオール、テレビン油、ジペンテン
等のテルペン系溶剤、トルエン、ブチルカルビトールア
セテート、シクロヘキサノール等が挙げられる。組成物
中の有機溶剤の含有量は、スクリーン印刷条件や印刷後
の所望する乾燥速度に応じて適宜選択すればよい。一般
的には組成物全量中で約1〜50重量%を占める量であ
る。
発明の組成物に、更に銀(Ag)化合物、パラジウム
(Pd)化合物及び/又は白金(Pt)化合物を含有さ
せることができる。上記の各化合物は、前記組成物中に
溶解若しくは微分散可能な材料であれば有機化合物でも
無機化合物でもよい。前記組成物中への溶解性を考慮す
ると、より好ましい化合物は上記元素の有機化合物であ
る。
は、それ自体はガラス基材中に分散してガラス基材を黄
色にコロイド発色する。本発明においては、青色に発色
させる前記組成物に銀化合物を含有させて緑色の発色を
得ることができる。本発明において好ましく使用される
銀有機化合物としては、例えば、ネオデカン酸銀、オク
チル酸銀、ナフテン酸銀等の有機酸塩類、銀樹脂酸塩、
銀メルカプチド等が挙げられる。上記組成物中の銀化合
物の含有量は、緑色の所望する濃淡に応じて適宜選択す
ることができるが、組成物全体を100(重量)とした
場合、金属Agとしてその0.1〜5重量%、更に好ま
しくは0.1〜4重量%を占める量であることが好まし
い。
物に含有させることによって、形成される着色膜を茶色
系の色調に発色させることができる。本発明において好
ましく使用されるパラジウム有機化合物としては、例え
ば、ネオデカン酸パラジウム、オクチル酸パラジウム、
ナフテン酸パラジウム等の有機酸塩類、パラジウム樹脂
酸塩やパラジウムメルカプチド等が挙げられる。上記組
成物中のパラジウム化合物の含有量は、茶色系の色調の
所望する濃淡に応じて適宜選択することができるが、組
成物全体を100(重量)とした場合、金属Pdとして
その0.1〜5重量%、更に好ましくは0.1〜2重量
%を占める量であることが好ましい。
によって着色膜を灰色系に発色させることができる。本
発明において好ましく用いられる白金有機化合物として
は、例えば、ネオデカン酸白金、オクチル酸白金、ナフ
テン酸白金等の有機酸塩類、白金樹脂酸塩、白金メルカ
プチド等が挙げられる。上記組成物中の白金化合物の含
有量は、灰色系の所望する濃淡に応じて適宜選択するこ
とができるが、組成物全体を100(重量)とした場
合、金属Ptとしてその0.1〜5重量%、更に好まし
くは0.1〜3重量%を占める量である。
の他にも、例えば、鉄、マンガン、コバルト、ロジウ
ム、イリジウム等の他の元素の有機又は無機化合物を組
成物に含有させて、形成される着色膜の色調を微妙に調
整することができる。これらの他の元素の含有割合は、
組成物全体を100(重量)とした場合、元素としてそ
の0〜3重量%の範囲で使用することが好ましい。
ールミルを用いて混錬し、本発明のペースト状の組成物
を得ることができる。このようにして得られた本発明の
組成物は、スクリーン印刷法や他の従来知られた塗布方
法によりガラス基材に塗布し、乾燥して有機溶剤を揮散
させた後、大気中、通常は500〜800℃、好ましく
は600〜700℃で、通常は2〜10分間、好ましく
は4〜7分間焼成し、ガラス基材に透明着色膜を形成さ
せることができる。本発明の組成物は、日除け用や美観
のため、建物の窓ガラス、自動車の窓ガラス、家具類等
の板ガラス等に適用することができる他、ガラスと同様
な無機材料、例えば、陶磁器表面等の透明着色にも使用
することが可能である。
具体的に説明する。尚、実施例及び比較例において
「%」は特に断りのない限り「重量%」を示す。先ず、
下記のそれぞれの金属有機化合物、樹脂及び有機溶剤と
してテルピネオールを用いてミキサーで混合し、次いで
3本ロールミルで混錬して表1に示す組成の本発明の実
施例及び比較例のペースト状組成物を調製した。
Au樹脂酸硫化バルサム(金属Au;25%) ・Si有機化合物:テレビン油に溶解したポリジメチル
シロキサン(金属Si;10%) ・Ti有機化合物:テトラ−n−ブトキシチタン(金属
Ti;14%) ・Bi有機化合物:オクチル酸ビスマスのオクチル酸溶
液(金属Bi;26%) ・Ag有機化合物:メルカプタン銀のトルエン溶液(金
属Ag;30%) ・Pd有機化合物:オクチル酸パラジウムのオクチル酸
溶液(金属Pd;15%) ・Pt有機化合物:テレビン油に溶解したPt樹脂酸硫
化バルサム(金属Pt;12%) ・Cr有機化合物:オクチル酸クロムのオクチル酸溶液
(金属Cr;10%) ・Pb有機化合物:ナフテン酸鉛のナフテン酸溶液(金
属Pb;24%) ・樹脂:アスファルトのテルピネオール溶液にブチル化
尿素樹脂を溶解し、加熱してゲル化したもの。
合の重量%である。
〜2の組成物を、100×100×3.5mmのソーダ
ライムガラス板に、355メッシュのポリエステル製ス
クリーンを用いてスクリーン印刷し、次に、90℃で1
0分間乾燥した後、660℃で4分間焼成して表2に示
す色調を有する透明着色膜が形成されたガラス板を得
た。これらのガラス板を次の各評価試験に供した。
液に24時間浸漬した後、目視で色調の変化を調べた。
又、光度計で透過率を測定した。○:変化なし △:や
や脱色 ×:脱色耐アルカリ性試験;ガラス板を0.1
N水酸化ナトリウム水溶液に24時間浸漬した後、目視
で色調の変化を調べた。又、光度計で透過率を測定し
た。○:変化なし
時間浸漬した後、目視で色調の変化を調べた。又、光度
計で透過率を測定した。○:変化なし耐摩耗性試験 ;テーバー摩耗試験機(東洋精機製作所
製)を用いて、ガラス板の着色面に250gの荷重をか
け、回転速度60rpmで100回転させた後、目視で
着色面の状態を観察した。○:剥離なし ×:完全剥離
に供する前の透過率(初期透過率)を併せて示す。又、
耐酸性、耐アルカリ性及び耐溶剤性の各試験後の透過率
と初期透過率との差を初期透過率で除した値を百分率の
絶対値で表した透過率変化(%)で示す。
着色被膜は、耐酸性試験、耐アルカリ性試験及び耐溶剤
性試験後、いずれも色調の変化は見られなかった。一
方、ビスマスを含まず且つ従来のラスターに用いられて
きたクロム及び鉛を含有した比較例1〜2の組成物から
なる着色被膜は耐酸性試験で脱色が見られた。又、実施
例1〜6の組成物からなる着色被膜は、上記3種類の試
験後、透過率の変化は非常に少ない。これに対してビス
マスを含まない比較例1〜2の組成物からなる着色被膜
は透過率の変化が大きく、耐久性に劣る。又、耐摩耗性
試験では、ビスマスを含まない比較例1〜2の組成物か
らなる着色被膜は完全に剥離したが、実施例1〜6の組
成物からなる着色被膜は剥離がなく、密着性が高い。こ
のように、本発明の組成物からなる着色被膜は、酸、ア
ルカリ、溶剤に対して優れた耐性を有しており、更に耐
摩耗性に優れていることが分かる。
ができ、酸、アルカリ、溶剤及び摩耗に対して優れた耐
久性を有する着色被膜を形成することができる。本発明
は、実用上有用である。更に本発明の組成物は、ガラス
と同様な無機材料、例えば、陶磁器等の透明着色にも使
用することが可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】 金化合物、珪素化合物、チタン化合物、
ビスマス化合物、樹脂及び有機溶剤を含有することを特
徴とするガラス等の無機材料の透明着色用組成物。 - 【請求項2】 更に銀化合物、パラジウム化合物及び白
金化合物から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項
1に記載の透明着色用組成物。 - 【請求項3】 金化合物、珪素化合物、チタン化合物、
銀化合物、パラジウム化合物及び白金化合物の少なくと
も1種が、これらの元素の有機化合物である請求項1又
は2に記載の透明着色用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10277372A JP2000103646A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | ガラス等の無機材料の透明着色用組成物 |
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JP10277372A JP2000103646A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | ガラス等の無機材料の透明着色用組成物 |
Publications (1)
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---|---|
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Family
ID=17582616
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2000103646A (ja) |
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-
1998
- 1998-09-30 JP JP10277372A patent/JP2000103646A/ja active Pending
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