JP2000103393A - 船外機における冷却装置 - Google Patents

船外機における冷却装置

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JP2000103393A JP10273881A JP27388198A JP2000103393A JP 2000103393 A JP2000103393 A JP 2000103393A JP 10273881 A JP10273881 A JP 10273881A JP 27388198 A JP27388198 A JP 27388198A JP 2000103393 A JP2000103393 A JP 2000103393A
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裕之 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エクステンションケース内で駆動軸及び排気
管を支持する支持部材を,エンジンの排気圧力を利用し
て汲み上げた外水により冷却し得るようにする。 【解決手段】 エクステンションケース4内を,駆動軸
25及び排気管31を支持する支持部材35により,大
気に連通する上部室361 と,外水Wを導入する下部室
362 とに区画し,排気管 からの排ガスを下部室3
2 に排出させるようにすると共に,両室361 ,36
2 間を連通管46により連通し,エンジン3の運転中,
両室361 ,362 間の圧力差により,下部室362
ら連通管46を通して上部室361 に押し上げられた外
水Wをもって前記支持部材35及び垂下体25,31を
冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,エンジンを支持す
るエンジン支持部と,プロペラ軸を支持すると共に,そ
れを駆動するギヤ装置を収容するギヤケースとを相互に
連結するエクステンションケースに,エンジンからエク
ステンションケース内に垂下する駆動軸や排気管等の垂
下体の振れを抑える支持部材を設けた船外機に関し,特
に,エクステンションケース周りの外水により前記垂下
体及び支持部材間を冷却するようにした,船外機におけ
る冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機において,エンジンを支持するエ
ンジン支持部と,プロペラ軸を支持すると共に,それを
駆動するギヤ装置を収容するギヤケースとを相互に連結
するエクステンションケースに,エンジンからエクステ
ンションケース内に垂下する駆動軸や排気管等の垂下体
の振れを抑える支持部材を設けたものは,例えば実開昭
62−22200号公報に開示されているように,公知
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来,かゝる船外機に
おいて,外水により前記垂下体及び支持部材間を冷却す
るために,ウォータポンプにより汲み上げた外水を支持
部材及び垂下体にかけるようにしている。こうしたもの
では,高価なウォータポンプが不可欠であるから,コス
ト増を免れない。本発明は,かゝる事情に鑑みてなされ
たもので,特別なウォータポンプを用いず,エンジンの
排気圧力を利用して外水を汲み上げ,支持部材及び垂下
体を冷却し得るようにした,前記船外機における冷却装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,エンジンを支持するエンジン支持部と,
プロペラ軸を支持すると共に,それを駆動するギヤ装置
を収容するギヤケースとを相互に連結するエクステンシ
ョンケースに,エンジンからエクステンションケース内
に垂下する垂下体の振れを抑える支持部材を設けた船外
機において,エクステンションケース内を前記支持部材
により,上部が大気に連通する上部室と,内部にエクス
テンションケース周りの外水を導入するようにした下部
室とに区画し,これら上部室及び下部室間に,下端が下
部室に導入した外水の水面近傍もしくは水面下に開口す
ると共に,他端が上部室に開口する連通管を設ける一
方,下部室に,エンジンの排気圧力を導入する排気圧力
導入手段を接続し,エンジンの運転中,両室間の圧力差
により,下部室から連通管を通して上部室に押し上げら
れた外水をもって前記支持部材及び垂下体を冷却するよ
うにしたことを第1の特徴とする。
【0005】この第1の特徴によれば,エンジンの運転
中,エンジンからの垂下体の振れを,それを支持する支
持部材によって抑制することができる。しかも,エンジ
ンの排気圧力がエクステンションケースの下部室に導入
されるため,その下部室と,大気圧の上部室との間に生
ずる圧力差によって,下部室内の水,もしくは水及び排
ガスの混合物が連通管を通して上部室に押し上げられ,
その水によって支持部材及び垂下体を冷却することがで
きる。このように,下部室から上部室への水の押し上げ
にエンジンの排気圧力を利用するので,特別な水ポンプ
は不要となる。
【0006】また本発明は,上記特徴に加えて,前記垂
下体が,エンジンの動力を前記ギヤ装置に伝達する駆動
軸であり,この駆動軸の中間部を回転自在に支承すべく
前記支持部材に付設される軸受ブッシュの内周面に上部
及び下部室間を連通する冷却溝を設けたことを第2の特
徴とする。
【0007】この第2の特徴によれば,下部室から上部
室へ押し上げられた水が軸受ブッシュ内周面の冷却溝を
通過して下部室に落下していくことにより,この軸受ブ
ッシュ及びこれに支承されて回転する駆動軸を効果的に
冷却することができ,同時に支持部材上に溜まる水量の
増加を適当に抑えることができる。
【0008】さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前
記垂下体が,エンジンの排気管であり,この排気管の出
口を下部室に開口させたことを第3の特徴とする。
【0009】この第3の特徴によれば,支持部材を貫通
する排気管により下部室への排気圧力の導入を簡単に行
うことができると共に,その排気管の振れ及び冷却を行
うことができる。
【0010】さらにまた本発明は,第1〜第3の特徴の
何れかに加えて,エクステンションケースに,下部室を
エクステンションケース周りの外水の水面下に開放する
排気出口と,外水を下部室に導入する取水孔とを設けた
ことを第4の特徴とする。
【0011】この第4の特徴によれば,排気圧力による
下部室から排気出口への排水と,取水孔から下部室への
外水の導入との釣り合いにより,下部室内の水面を安定
させて,連通管を通しての上部室への水の押し上げを安
定させることができる。
【0012】さらにまた本発明は,第4の特徴に加え
て,取水孔をエクステンションケースの左右方向の側壁
に穿設すると共に,船の航走中,外水の動圧をその取水
孔に誘導する誘導凸壁を形成したことを第5の特徴とす
る。
【0013】この第5の特徴によれば,船の航走中,外
水の流れを利用して,下部室への外水の導入を確実に行
うことができる。
【0014】さらにまた本発明は,第1〜第5の特徴の
何れかに加えて,エクステンションケースを,エンジン
支持部に連なるエクステンションケース本体と,このエ
クステンションケース本体及び前記ギヤケース間に着脱
可能に介裝される追加ケースとから構成し,エクステン
ションケース本体の下部に前記支持部材を設けたことを
第6の特徴とする。
【0015】この第6の特徴によれば,追加ケースを取
り外して,エクステンションケース本体にギヤケースを
直接接合した場合でも,エクステンションケース本体に
残った支持部材により,垂下体,即ち駆動軸及び排気管
の振れを抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0017】図1は本発明の冷却装置を備えた船外機を
船の比較的背丈の高いトランサムに取付け状態を示す側
面図,図2は上記船外機の上半部の拡大縦断面図,図3
は同船外機の下半部の拡大縦断面図,図4は図3の4−
4線断面図,図5は図3の5−5線断面図,図6は図5
の6−6線断面図,図7は図3の7−7線断面図,図8
は図3の8−8線断面図である。
【0018】先ず図1〜図3において,船外機1の推進
ユニット2は,クランク軸23を鉛直方向に向けたバー
チカル型の空冷エンジン3と,このエンジン3を支持す
るエンジン支持部5を上端に有して,下方に延びるエク
ステンションケース4と,このエクステンションケース
4の下端に結合されるギヤケース6とを備える。
【0019】エクステンションケース4は,エンジン支
持部5に連なるエクステンションケース本体41 と,こ
のエクステンションケース本体41 とギヤケース6との
間に着脱可能に介裝される追加ケース42 とから構成さ
れる。即ち,エクステンションケース本体41 及び追加
ケース42 は,相対向する端部に形成された膨出部4
a,4bをボルト20で締結することにより,相互に分
離可能に結合され,また追加ケース42 及びギヤケース
6は,相対向する端部に形成された膨出部4c,6aを
ボルト21で締結することにより,相互に分離可能に結
合される。
【0020】エクステンションケース4の上部には,エ
ンジン3の下部を収容するアンダケース7が固着され,
このアンダケース7に,エンジン3の上部を覆うエンジ
ンフード8が着脱可能に取付けられる。
【0021】さらにエクステンションケース4の外周に
は,アンダケース7の直下に位置する上部ジャーナル9
aと,その下方に位置する下部ジャーナル9bとが形成
され,その上部ジャーナル9aを軸受ブッシュ10を介
して回転自在に支承するスイベルケース11が,左右一
対のスターンブラケット13,13に水平方向の枢軸1
2により連結される。各スターンブラケット13,13
は,これを船BのトランサムBtに締結するクランプ1
4を上部に備え,その下部には,前記下部ジャーナル9
bの前面を離間可能に支承する推力受け15がピン調節
式トリム装置16を介して連結される。
【0022】エンジン3あるいはエクステンションケー
ス7の一側面に操舵用のバーハンドル17が水平の枢軸
18を介して取付けられ,該バーハンドル17は後述の
プロペラ22と反対側に倒される前進操作位置と,該プ
ロペラ22と同側に倒される後進操作位置とに回動し得
るようになっている。
【0023】エンジン3のクランク軸23には,遠心ク
ラッチ24を介して駆動軸25が連結され,この駆動軸
25はエクステンションケース4及びギヤケース6の内
部に鉛直に配設される。ギヤケース6には,プロペラ2
2を後端に装着したプロペラ軸34が水平に支承される
と共に,前記駆動軸25をこのプロペラ軸34に連結す
るベベルギヤ装置26が収容される。
【0024】駆動軸25は,エンジン3のクランクケー
ス27に固着されて遠心クラッチ24を収容するクラッ
チケース28にベアリング29を介して上端部が支承さ
れ,またギヤケース6に軸受ブッシュ30を介して下端
部が支承される。
【0025】またエクステンションケース4内には,エ
ンジン3の排気ポートに接続された排気管31が配設さ
れ,その出口端はエクステンションケース4内に開口す
る。排気管31の上部には,エンジン3のアイドリング
時,背圧上昇を防ぐアイドルリリーフポート32が設け
られ,それから出た排ガスはアンダケース7後部の換気
孔33から外部に排出するようになっている。
【0026】図3〜図6に示すように,前記エクステン
ションケース本体41 の下部には,前記駆動軸25及び
排気管31の振れを抑えるための,ゴム等の弾性材料か
らなる支持部材35が圧入により取付けられ,この支持
部材35によって,エクステンションケース4内は,エ
ンジン3側の上部室361 と,ギヤケース6側の下部室
362 とに仕切られる。
【0027】上部室361 は,エクステンションケース
本体41 の上部壁に設けられた通気孔37を介して大気
に開放され,下部室362 は,追加ケース42 及びギヤ
ケース6の膨出部4c,6a間の後部に形成された排気
出口38と,追加ケース42下部の左右方向一側壁に穿
設された,上下に並ぶ複数の取水孔39とを介してエク
ステンションケース4周りの外水Wの水面下に連通する
ようになっており,追加ケース42 の外側面には,各取
水孔39を挟んで両端を前方に向けるU字状の誘導凸壁
50が形成される。
【0028】尚,追加ケース42 は,ギヤケース6内部
とは,ギヤケース6に装着されたシール部材40により
隔絶されている。
【0029】支持部材35には,駆動軸25の中間部を
回転自在に支承する合成樹脂製の軸受ブッシュ41が埋
設されており,その内周面に,軸方向に延びて上部及び
下部室361 ,362 間を連通する複数条の冷却溝42
が形成されている。
【0030】また支持部材35の,排気管31が貫通す
る透孔43には,排気管31の下端部外周面に弾力的に
密接する複数条の環状ビード44が形成されている。こ
うして支持部材35に支持される排気管31は,その出
口端を下部室362 に開口させる。
【0031】さらに支持部材35には,上記透孔43よ
り小径の透孔45が設けられており,これに上部及び下
部室362 間を連通する連通管46が密に嵌挿される。
その際,連通管46の,斜めの切り口を持つ下端46b
は前記取水孔39と略同レベル位置で開口するように配
置され,またその上端46aは,上部室361 の略最下
部に開口するように配置される。
【0032】図3,図7及び図8に示すように,連通管
46には,その中間部にブラケット板47が溶接されて
おり,このブラケット板47が追加ケース42 内壁に突
設されたボス48にボルト49で固着される。こうして
連通管46は追加ケース42に取付けられる。
【0033】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0034】エンジン3の運転停止状態では,エクステ
ンションケース4周りの外水は,排気出口38及び取水
孔39からエクステンションケース4内部に浸入して,
その水面は外部と同レベルとなっている。
【0035】エンジン3を始動して,そのクランク軸2
3の回転数をアイドル回転数より少し高い所定値以上に
上げると,遠心クラッチ24が自動的に接続して,クラ
ンク軸23の回転トルクが駆動軸25に伝達し,さらに
べべルギヤ装置26を介してプロペラ軸34に伝達し
て,プロペラ22を回転させるので,船Bを航走させる
ことができる。その際,長尺の駆動軸25の中間部及び
排気管31の下端部は,エクステンションケース4に取
付けた支持部材35に支持され,振れを抑制されるの
で,それらの振動及び騒音の発生を防ぐことができる。
【0036】ところで,エンジン3の排ガスは,排気管
31を通してエクステンションケース4の下部室362
の水面上方に排出されるため,下部室362 内に水面を
押し下げながら,その水と共に排気出口から外部の水中
に排出していく。一方,船Bの航走に伴い,エクステン
ションケース4の外側面に生ずる水流の一部が,その外
側面のU字状誘導凸壁50に誘導され,動圧により取水
孔39から下部室36 2 に導入されるので,下部室36
2 内の水面は,取水孔39及び排気出口38間の中間レ
ベルで略安定する。このようなエクステンションケース
4内の水面近傍,もしくは水面下に,連通管46の斜め
の切り口を持つ下端46bは配置されるので,大気圧の
上部室361 と,排気圧力で昇圧した下部室362 との
間の圧力差によって,下部室362 内の水,もしくは水
及び排ガスの混合物が連通管46を通して上部室361
に押し上げられ,その水は支持部材35上に溜まり,支
持部材35及び,それに支持される駆動軸25及び排気
管31を冷却する。
【0037】特に,その水は,支持部材35に埋設され
た軸受ブッシュ41内周面の冷却溝42を通過して下部
室362 に落下していくので,この軸受ブッシュ41及
びこれに支承されて回転する駆動軸25を効果的に冷却
することができ,同時に支持部材35上に溜まる水量の
増加を適当に抑えることができる。
【0038】尤も,連通管46の上端46aが水没する
程に支持部材35上に水が溜まった場合には,連通管4
6の上下両端の圧力がバランスしたところで,下部室3
2から上部室361 への水の移動は止まるから,支持
部材35上に溜まる水量が無制限に増加することはな
い。
【0039】上部室361 に移った排ガスは,上部の通
気孔37から大気中に排出されるので,上部室361
依然大気圧に保たれる。
【0040】図9及び図10は,上記船外機1の構成の
一部を改変して,船Bの標準高さのトランサムBtに取
付け得るようにしたものを示す側面図及び,その下部の
拡大縦断面図である。
【0041】これらから明らかなように,船Bの標準高
さのトランサムBtに上記船外機1を取付ける場合に
は,追加ケース42 及び連通管46を取り外し,駆動軸
25を短いものと交換し,エクステンションケース本体
1 の膨出部4aにギヤケース6の膨出部6aを直接接
合して,両膨出部4a,6a間に排気出口38を形成す
る。
【0042】こうした場合でも,支持部材35は,エク
ステンションケース本体41 に残って,駆動軸25及び
排気管31を支持するので,それらの振れを抑えること
ができる。また,この支持部材35は,排気出口38に
近接するので,排気出口38を通して下部室362 に浸
入した外水に下面を直接接触させることになり,連通管
46が無くても,この支持部材35を確実に冷却するこ
とができる。
【0043】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,エクステンションケース内を支持部材により,大気
に連通する上部室と,内部にエクステンションケース周
りの外水を導入するようにした下部室とに区画し,これ
ら上部室及び下部室間に,下端が下部室に導入した外水
の水面近傍もしくは水面下に開口すると共に,上端が上
部室に開口する連通管を設ける一方,下部室に,エンジ
ンの排気圧力を導入する排気圧力導入手段を接続し,エ
ンジンの運転中,両室間の圧力差により,下部室から連
通管を通して上部室に押し上げられた外水をもって支持
部材及び垂下体を冷却するようにしたので,エンジンの
運転中,特別な水ポンプに頼ることなく,排気圧力の利
用により,下部室から上部室へ外水を押し上げて,支持
部材及び垂下体を冷却することができ,冷却装置による
コスト増は軽微である。
【0045】また本発明の第2の特徴によれば,垂下体
が,エンジンの動力をギヤ装置に伝達する駆動軸であ
り,この駆動軸の中間部を回転自在に支承すべく支持部
材に付設される軸受ブッシュの内周面に上部及び下部室
間を連通する冷却溝を設けたので,下部室から上部室へ
押し上げられた水が軸受ブッシュ内周面の冷却溝を通過
して下部室に落下していくことにより,この軸受ブッシ
ュ及び駆動軸を効果的に冷却することができると共に,
支持部材上に溜まる水量の増加を適当に抑えることがで
きる。
【0046】さらに本発明の第3の特徴によれば,垂下
体が,エンジンの排気管であり,この排気管の出口を下
部室に開口させたので,排気管により下部室への排気圧
力の導入を簡単に行うことができると共に,その排気管
の振れ及び冷却を行うことができる。
【0047】さらにまた本発明の第4の特徴によれば,
エクステンションケースに,下部室をエクステンション
ケース周りの外水の水面下に開放する排気出口と,上記
外水を下部室に導入する取水孔とを設けたので,排気圧
力による下部室から排気出口への排水と,取水孔から下
部室への外水の導入との釣り合いにより,下部室内の水
面を安定させて,連通管を通しての上部室への水の押し
上げを安定させることができる。
【0048】さらにまた本発明の第5の特徴によれば,
取水孔をエクステンションケースの左右方向の側壁に穿
設すると共に,船の航走中,その取水孔に外水を誘導す
る誘導凸壁を形成したので,船の航走中,外水の流れを
利用して,下部室への外水の導入を確実に行うことがで
きる。
【0049】さらにまた本発明の第6の特徴によれば,
エクステンションケースを,エンジン支持部に連なるエ
クステンションケース本体と,このエクステンションケ
ース本体及びギヤケース間に着脱可能に介裝される追加
ケースとから構成し,エクステンションケース本体の下
部に支持部材を設けたので,追加ケースを取り外して,
エクステンションケース本体にギヤケースを直接接合し
た場合でも,エクステンションケース本体に残ったによ
り,垂下体,即ち駆動軸及び排気管の振れを依然抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却装置を備えた船外機を船の比較的
背丈の高いトランサムに取付け状態を示す側面図。
【図2】上記船外機の上半部の拡大縦断面図。
【図3】同船外機の下半部の拡大縦断面図。
【図4】図3の4−4線断面図。
【図5】図3の5−5線断面図。
【図6】図5の6−6線断面図。
【図7】図3の7−7線断面図。
【図8】図3の8−8線断面図。
【図9】上記船外機の構成の一部を改変して,船の標準
高さのトランサムに取付け得るようにしたものを示す側
面図。
【図10】同船外機の下部拡大縦断面図。
【符号の説明】
1・・・・船外機 3・・・・エンジン 4・・・・エクステンションケース 41 ・・・エクステンションケース本体 42 ・・・追加ケース 6・・・・ギヤケース 25・・・駆動軸(垂下体) 26・・・ギヤケース 31・・・排気管(垂下体) 34・・・プロペラ軸 35・・・支持部材 361 ・・上部室 362 ・・下部室 37・・・通気孔 38・・・排気出口 39・・・取水孔 41・・・軸受ブッシュ 42・・・冷却溝 46・・・連通管 50・・・誘導凸壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(3)を支持するエンジン支持
    部(5)と,プロペラ軸(34)を支持すると共に,そ
    れを駆動するギヤ装置(26)を収容するギヤケース
    (6)とを相互に連結するエクステンションケース
    (4)に,エンジン(3)からエクステンションケース
    (4)内に垂下する垂下体(25,31)の振れを抑え
    る支持部材(35)を設けた船外機において,エクステ
    ンションケース(4)内を前記支持部材(35)によ
    り,大気に連通する上部室(361 )と,内部にエクス
    テンションケース(4)周りの外水(W)を導入するよ
    うにした下部室(362 )とに区画し,これら上部室
    (361 )及び下部室(362 )間に,下端が下部室
    (362 )に導入した外水の水面近傍もしくは水面下に
    開口すると共に,他端が上部室(361 )に開口する連
    通管(46)を設ける一方,下部室(362 )に,エン
    ジン(3)の排気圧力を導入する排気圧力導入手段(3
    1)を接続し,エンジン(3)の運転中,両室(3
    1,362 )間の圧力差により,下部室(362 )か
    ら連通管(46)を通して上部室(361 )に押し上げ
    られた外水をもって前記支持部材(35)及び垂下体
    (25,31)を冷却するようにしたことを特徴とす
    る,船外機における冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の船外機における冷却装置
    において,前記垂下体が,エンジン(3)の動力を前記
    ギヤ装置(26)に伝達する駆動軸(25)であり,こ
    の駆動軸(25)の中間部を回転自在に支承すべく前記
    支持部材(35)に付設される軸受ブッシュ(41)の
    内周面に上部及び下部室(361 ,362 )間を連通す
    る冷却溝(42)を設けたことを特徴とする,船外機に
    おける冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の船外機における冷却装置
    において,前記垂下体が,エンジン(3)の排気管(3
    1)であり,この排気管(31)の出口を下部室(36
    2 )に開口させたことを特徴とする,船外機における冷
    却装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載の船外
    機における冷却装置において,エクステンションケース
    (4)に,下部室(362 )をエクステンションケース
    (4)周りの外水(W)の水面下に開放する排気出口
    (38)と,上記外水(W)を下部室(362 )に導入
    する取水孔(39)とを設けたことを特徴とする,船外
    機における冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の船外機における冷却装置
    において,取水孔(39)をエクステンションケース
    (4)の左右方向の側壁に穿設すると共に,船(B)の
    航走中,その取水孔(39)に外水(W)を誘導する誘
    導凸壁(50)を形成したことを特徴とする,船外機に
    おける冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一つに記載船外機
    における冷却装置において,エクステンションケース
    (4)を,エンジン支持部(5)に連なるエクステンシ
    ョンケース本体(41 )と,このエクステンションケー
    ス本体(41 )及び前記ギヤケース(6)間に着脱可能
    に介裝される追加ケース(22 )とから構成し,エクス
    テンションケース本体(41 )の下部に前記支持部材
    (35)を設けたことを特徴とする,船外機における冷
    却装置。
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