JP2000103193A - ノック式筆記具 - Google Patents

ノック式筆記具

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JP2000103193A
JP2000103193A JP11190931A JP19093199A JP2000103193A JP 2000103193 A JP2000103193 A JP 2000103193A JP 11190931 A JP11190931 A JP 11190931A JP 19093199 A JP19093199 A JP 19093199A JP 2000103193 A JP2000103193 A JP 2000103193A
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秀平 陰山
Yoshio Noguchi
芳男 野口
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Kotobuki and Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K23/00Holders or connectors for writing implements; Means for protecting the writing-points
    • B43K23/08Protecting means, e.g. caps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K25/00Attaching writing implements to wearing apparel or objects involving constructional changes of the implements
    • B43K25/02Clips
    • B43K25/028Clips combined with means for propelling, projecting or retracting the writing unit

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Clips For Writing Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノックの操作性が良く、且つ、クリップを使
用する際には自動的に筆記媒体を退没位置に戻すことが
できるノック式筆記具を提供する。 【解決手段】 外筒12内でレフィール20と共に移動
する係合体26に係止突起26aが形成され、外筒12
に基端が固定されたクリップ28の反基端部の裏面に
は、前端側に係止受部を備えた係止受け突部28bが形
成されている。係止受け突部28bに対応して外筒12
には案内孔12aが形成されている。ノック体24と一
体のノックバー25には係止突起26aに当接可能なカ
ム部25aが形成されている。カム部25aは、係止突
起26aを、係止受け突部28bよりも後方から係止受
け突部28bを越えさせて係止受部まで移動させ、また
は、係止突起26aを、係止受部から係止受け突部28
bを回避させて横方向片側を通り係止受け突部28bよ
りも後方まで移動させるように誘導する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペン、シャ
ープペンシル、マーカー等の筆記媒体をノックによっ
て、筆記媒体の先端が外筒の先端より突出した前進位置
まで移動させるノック式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のノック式筆記具は、外筒
と、外筒内において軸線方向に移動可能に挿入収納され
た筆記媒体と、筆記媒体を後方に付勢する弾性体と、外
筒に基端が固定されたクリップと、ノック操作されるた
めに外筒より外方へ露出したノック体と、を備えてお
り、ノック体の操作によって、筆記媒体が外筒内へ退没
した退没位置から、筆記媒体の先端が外筒の先端より突
出した前進位置まで、移動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のノック式筆記具では、筆記媒体を退没させる
のを忘れて、洋服のポケットの縁にクリップを差し込ん
でポケットに収納すると、筆記媒体によってポケットを
汚したり、孔をあけたりすることがあるという課題があ
る。
【0004】かかる課題が解消されたノック式筆記具と
しては、本出願人の出願による実公平5−25915号
公報または実公平6−15735号公報に記載されたも
のがある。これら公報に開示されたノック式筆記具で
は、クリップが外筒の後端から突出したノック体と一体
となっており、クリップの先端の裏面に係止突起が設け
られており、この係止突起が外筒に形成された係止受部
に係合することで、筆記媒体が前進位置に保持されるよ
うになっている。このノック式筆記具では、クリップを
ポケットに差し込むためクリップの先端を外筒から離そ
うとすると、係止突起と係止受部との係合が外れるため
に、自動的に筆記媒体が退没し、ポケットの汚れや損傷
を防止することができる。しかしながら、ノック体をノ
ックするのと一緒にクリップが移動するため、クリップ
を握っていてはノックすることができず、ノックがしに
くいという課題を有しており、さらに、退没位置に戻す
ためにはクリップの両端を上下に揺動させなければなら
ず、ノック体のノックでは収納位置に戻すことができな
いため、前進のための操作と退没のための操作が異な
り、操作しにくいという課題がある。
【0005】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、請求項1ないし請求項6記載の発明は、ノックの操
作性が良く、且つ、クリップを使用する際には自動的に
筆記媒体を退没位置に戻すことができるノック式筆記具
を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の発明は、外筒と、外筒内
で軸線方向に移動可能に挿入収納された筆記媒体と、筆
記媒体を後方に付勢する弾性体と、ノック操作されるた
めに外筒より外方に露出したノック体と、を備え、ノッ
ク体の操作によって、筆記媒体が外筒内へ退没した退没
位置と筆記媒体の先端が外筒の先端より突出した前進位
置との間を遷移するノック式筆記具において、外筒内に
は筆記媒体の位置決めを行う係合体が設けられ、該係合
体に係止突起が形成されると共に、外筒に基端が固定さ
れたクリップの反基端部の裏面には、前端側に係止受部
を備えた係止受け突部が形成されており、係止受け突部
に対応して外筒には案内孔が形成されて、案内孔は係止
受け突部に対して横方向片側のみが係止受け突部よりも
幅広くなっており、この案内孔を通って係止突起が係止
受部に係合することにより筆記媒体が前進位置に保持さ
れる一方、係止突起が係止受部に非係合となり係止受け
突部よりも後方に位置することにより筆記媒体が退没位
置に保持され、外筒内にはノック体と一体のまたはノッ
ク体と共に移動するノックバーが設けられ、該ノックバ
ーには係合体と係合可能なカム部が形成されており、該
カム部が、前記係止突起を、係止受け突部よりも後方か
ら係止受け突部を越して係止受部まで誘導すると共に、
前記係止突起を、係止受部から係止受け突部を回避させ
横方向片側を通り係止受け突部よりも後方まで誘導する
ことを特徴とする。
【0007】ノック体を操作して、ノック体と一体の、
またはノック体の操作と共に前進するノックバーのカム
部を係合体に係合させて、弾性体の付勢力に抗して、係
止突起を前方へ押圧する。ノックバーのカム部が、係止
突起を、クリップの係止受け突部よりも後方から係止受
け突部を越えさせて、係止受け突部の前端側に備えられ
た係止受部まで移動させる。こうして、係止突起が係止
受部に係合し、筆記媒体は、その先端が外筒の先端より
突出した前進位置に保持される。この状態で筆記するこ
とができる。
【0008】再び、ノック体を操作して、ノックバーの
カム部を係止突起に当接させて、カム部及び弾性体の付
勢力によって、係止突起を、係止受部から係止受け突部
を回避して係止受け突部よりも後方まで移動させる。こ
うして、係止突起が係止受部と非係合となり係止受け突
部よりも後方に位置し、筆記媒体が外筒内へ退没した退
没位置に保持される。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記ノックバーのカム部は、前記係
合体の前記係止突起に係合可能となっており、前記係止
突起を、係止受け突部よりも後方から係止受け突部を越
して係止受部まで誘導する第1カム面と、前記係止突起
を、係止受部から係止受け突部を回避させ横方向片側を
通り係止受け突部よりも後方まで誘導する第2カム面
と、を有することを特徴とする。
【0010】ノックバーのカム部の第1カム面と第2カ
ム面とによって係止突起が所定のルートを確実に誘導さ
れるため、誤作動が起こることはない。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記係合体には、前記係止突起とは別に、
前記ノックバーのカム部と係合するカム受部が形成され
ることを特徴とする。
【0012】係止突起とは別にカム受部が係合体に形成
されているため、安定してノックバーのカム部による係
合体の誘導動作を行わせることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、外筒と、外筒内で
軸線方向に移動可能に挿入収納された筆記媒体と、筆記
媒体を後方に付勢する弾性体と、ノック操作されるため
に外筒側面より外方に露出したノック体と、を備え、ノ
ック体の操作によって、筆記媒体が前進して、筆記媒体
が外筒内へ退没した退没位置と筆記媒体の先端が外筒の
先端より突出した前進位置との間を遷移するノック式筆
記具において、外筒内には筆記媒体と連結されて筆記媒
体の位置決めを行う係合体が設けられ、該係合体に係止
突起が形成されると共に、外筒に基端が固定されたクリ
ップの反基端部の裏面には、前端側に係止受部を備えた
係止受け突部が形成されており、係止受け突部に対応し
て外筒には案内孔が形成されて、案内孔は係止受け突部
に対して横方向片側のみが係止受け突部よりも幅広くな
っており、案内孔には、係止受部と対向する前端部に、
前方に向かうに連れて漸次、係止受け突部の無い側に向
かう前端カム面が形成されており、この案内孔を通って
係止突起が係止受部に係合することにより筆記媒体が前
進位置に保持される一方、係止突起が係止受部に非係合
となり係止受け突部よりも後方に位置することにより筆
記媒体が退没位置に保持され、ノック体のノック操作を
行って前記退没位置にある筆記媒体を、弾性体の付勢力
に抗して前進させることにより、前記係止突起を、係止
受け突部よりも後方から係止受け突部を越して係止受部
まで移動させると共に、ノック体のノック操作を行って
前記前進位置にある筆記媒体を前進させることにより、
前記係止突起を、係止受部から前端カム面に摺接させて
係止受け突部を回避させ横方向片側を通り係止受け突部
よりも後方まで移動させることを特徴とする。
【0014】ノック体を操作して、退没位置にある筆記
媒体を、弾性体の付勢力に抗して前進させることによ
り、筆記媒体に連結された係合体の係止突起に、クリッ
プの係止受け突部よりも後方から係止受け突部を越し
て、係止受け突部の前端側に備えられた係止受部まで移
動させる。こうして、係止突起が係止受部に係合し、筆
記媒体は、その先端が外筒の先端より突出した前進位置
に保持される。この状態で筆記することができる。
【0015】ノック体を操作して、前進位置にある筆記
媒体を前進させることにより、係止受部から前端カム面
に摺接させて係止受け突部を回避して係止受け突部より
も後方まで移動させる。こうして、係止突起が係止受部
と非係合となり係止受け突部よりも後方に位置し、筆記
媒体が外筒内へ退没した退没位置に保持される。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか1項に記載のものにおいて、前記係合体に
は、係止突起を内径方向に撓ませるためのスリットが形
成されていることを特徴とする。
【0017】係止突起が、クリップの係止受け突起に干
渉したときに、係止突起が内径方向に撓んで係止受け突
起をくぐり抜けることで、係止受け突起の前側に移動す
ることができる。また、このときの抵抗を操作者がノッ
ク体を通じて感じることで、節度感を得ることができ、
操作性を向上させることができる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載のも
のにおいて、係止受け突部の後部には、後方に向かうに
連れて漸次高さが低くなるよう傾斜した傾斜面(28
c)が形成され、係止突起の頂部には、前方に向かうに
連れて漸次高さが低くなるよう傾斜した傾斜面(26
c)が形成されることを特徴とする。係止突起が、クリ
ップの係止受け突起に干渉したときに、係止受け突部の
傾斜面と係止突起の傾斜面とが摺接することで、係止突
起が円滑に係止受け突部を越えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1及び図2は、本発明に係るノッ
ク式筆記具の第1実施形態を表す縦断面図である。図示
のものは、筆記具としてボールペンに適用した例であ
り、筆記媒体はインキを収容したレフィールとなってい
る。
【0020】このノック式筆記具10は、後筒14、後
筒14の先端に螺着される先筒16及び先筒16の先端
に螺着される先具18とからなる外筒12を備えてお
り、外筒12内には、筆記媒体としてのレフィール20
が軸線方向に移動可能に挿入収納されている。先具18
の内部に形成された段部18aとレフィール20に形成
されたバネ受け20aとの間に弾性体であるバネ22が
介挿されており、バネ22はレフィール20を常時、後
方へ付勢している。
【0021】レフィール20の後端は係合体26に挿入
されており、レフィール20と共に係合体26が外筒1
2内を移動するようになっている。係合体26の周面に
は、図3に示すように外径方向に突出した係止突起26
aが形成されると共に、係止突起26aの3方を取り囲
むようにしてスリットであるU字状孔26bが形成され
ている。このU字状孔26bによって係止突起26a
は、径方向内方に撓むことができるようになっている。
また、係止突起26aの頂部は、前方に向かうに連れて
漸次高さが低くなるよう形成された傾斜面26cとなっ
ている。
【0022】係合体26の後端は、ノックバー25の中
に摺動可能に挿入される。ノックバー25には、その先
端に前記係合体26の係止突起26aに当接可能なカム
部25aが形成されている。カム部25aは、先端に向
かって鋭利な形状となっており、その両側面は第1カム
面25bと第2カム面25cとなっている。また、ノッ
クバー25の外周面には、軸線方向に伸びる縦溝25d
が複数形成されており、対応する後筒14の内周面に
は、縦リブ14aが形成されており、縦溝25dと縦リ
ブ14aとが嵌合することで、ノックバー25は外筒1
2に対して相対回転不能となっている。ノックバー25
の後端部は一体的にノック体24となり、ノック体24
は後筒14より後方に突出して外方に露出している。但
し、ノック体24とノックバー25は、別体としてもよ
い。
【0023】外筒12の外周後部には、クリップ28の
基端28aが嵌着されている。クリップ28の反基端部
の裏面には、外筒12の方へ突出する係止受け突部28
bが形成されている。係止受け突部28bの後部には、
図4(a)に示すように、後方に向かうに連れて漸次高
さが低くなるよう傾斜した傾斜面28cが形成される。
また、係止受け突部28bの前端側には、図4(b)に
示したように、前方に向かうに連れて漸次幅が狭くなる
よう傾斜したカム面28dが形成されると共に、前方に
向けて開口し前記係止突起26aを収容可能な係止受部
28eがカム面28dの後端に連設されている。
【0024】外筒12(後筒14)の外周面には、係止
受け突部28bに対応して案内孔12aが形成されてい
る。図5に示すように、案内孔12aは、係止受け突部
28b(仮想線で示す)に対して横方向片側だけが係止
受け突部28bよりも幅広くなっている。案内孔12a
の後端には、後方に向かうに連れて漸次、係止受け突部
28bの在る側に向かうカム面12bが形成されてい
る。
【0025】この案内孔12aを係合体26の係止突起
26aが貫通している。また、前記ノックバー25のカ
ム部25aの先端は、係止受部28eとカム面28dと
の境目付近を通過する軸線方向線上にくるように設定さ
れており(図6参照)、その境目よりカム面28d側に
第1カム面25bが、係止受部28e側に第2カム面2
5cが配置されている。
【0026】以上のように構成されるノック式筆記具の
作用を図6を参照しながら以下に説明する。
【0027】非使用時、レフィール20は、バネ22に
よって後方へ付勢されて、外筒12内に完全に収納され
た退没位置にある。このとき、係合体26の係止突起2
6aは案内孔12aのカム面12bの最後端で案内孔1
2aに当接しており(図6(a))、係合体26及びレ
フィール20がこれ以上後方へ後退するのを阻止してい
る。
【0028】次に、レフィール20を使用するため、使
用者がノック体24を前方に向けてノックすると、ノッ
クバー25のカム部25aの第1カム面25bが係止突
起26aに当接して係止突起26aを前方へ押し出す
(図6(b))。係止突起26aはクリップ28の係止
受け突部28bに干渉するが、係止受け突部28bの傾
斜面28cと係止突起26aの傾斜面26cとが摺接
し、係止突起26aはその撓み性を利用して、傾斜面2
8cに沿って外筒12内へと潜り込むので、係止受け突
部28bを通過することができる。第1カム面25bに
より係止突起26aは、横方向にそれて係止受け突部2
8bから逃げるようなことがなく、軸線方向まっすぐに
前進し、係止受け突部28bを通過する。
【0029】係止突起26aは係止受け突部28bを通
過した後、案内孔12aの前端まで到達する(図6
(c))。
【0030】次いで、使用者がノック体24への力の付
加を緩めると、バネ22によりレフィール20及び係合
体26が後方へ移動する。係止突起26aは、ノックバ
ー25のカム部25aの第1カム面25bに誘導され
て、横方向にそれることなく、軸線方向にまっすぐに後
退し、係止受け突部28bのカム面28dに当接した
後、これを摺接し、係止受部28eへと到達して、係止
受部28eと係合する(図6(d))。これにより、レ
フィール20はその後退移動が禁止され、レフィール2
0の先端が外筒12の先端より突出した前進位置に保持
されるので、使用に供されることになる。
【0031】使用が終了し、再び使用者がノック体24
をノックすると、ノックバー25のカム部25aの第2
カム面25cが係止突起26aに当接して、係止突起2
6aを前方へ押し出す。これにより、係止突起26a
は、係止受部28eから離脱し、ノックバー25のカム
部25aの第2カム面25cを摺接し、係止受け突部2
8bの在る側と横方向反対側へと移動する(図6
(e))。そして、使用者がノック体24への力の付加
を止めると、係止突起26aは係止受け突部28bの傍
らを通って後退し、カム面12bに当接した後、カム面
12bを摺接してその最後端の位置に戻る。これにより
レフィール20は退没位置に戻り外筒12内に収納され
る(図6(f))。
【0032】クリップ28の基端28aは外筒12に固
定されているため、ノック体24のノックと共にクリッ
プ28が移動することはなく、クリップ28を握ってい
てもノック体24のノック操作はできるため、操作性の
良いものとなっている。また、レフィール20を退没位
置に戻すときも、ノック体24のノックで行うことがで
き、即ち、前進位置と退没位置との切換をノック体24
のノックだけで行うことができるため、操作性が良い。
【0033】また、ノック体24に力を加える前進時に
は、係合体26の係止突起26aに強制的にクリップ2
8の係止受け突部28bの下をくぐらせているため、そ
の際の抵抗が操作者に節度感を与えることになる。その
一方で、後退時のノック体24に力を加えない時には、
係止突起26aにクリップ28の係止受け突部28bの
傍らを移動させるようにしたので、係止突起26aが途
中で引っかかることなく動作が円滑に行われることとな
る。
【0034】使用者がレフィール20を収納し忘れてレ
フィール20が前進位置にある状態で、筆記具をポケッ
ト等に入れようとして、クリップ28の反基端部を外筒
12から遠ざかる方向に動かすと、係止受部28eと係
止突起26aとの係合が解除されるので、レフィール2
0は、自動的にバネ22の付勢力で後方へ移動し退没位
置に戻る。従って、インキでポケットを汚すことを防止
することができる。
【0035】外筒12の案内孔12aから外径方向に突
出する係止突起26aは、径方向内方に撓むことができ
るため、組み立てる際も、この撓み性を利用して、後筒
14の前方から係合体26を押し入れることで、後筒1
4内に組み付けることができる。
【0036】次に、図7ないし図12は、本発明の第2
実施形態を表す図である。
【0037】このノック式筆記具30は、後筒34、後
筒34の先端に螺着される先筒36及び先筒36の先端
に螺着される先具38とからなる外筒32を備えてお
り、外筒32内には、筆記媒体としてのレフィール40
が軸線方向に移動可能に挿入収納されている。先具38
の内部に形成された段部38aとレフィール40に形成
されたバネ受け40aとの間に弾性体であるバネ42が
介挿されており、バネ42はレフィール40を常時、後
方へ付勢している。
【0038】レフィール40の後端は係合体46に挿入
されており、レフィール40と共に係合体46が外筒3
2内を移動するようになっている。係合体46の周面に
は、図9に示すように外径方向に突出した係止突起46
aが形成されると共に、係止突起46aの3方を取り囲
むようにしてスリットであるU字状孔46bが形成され
ている。このU字状孔46bによって係止突起46a
は、径方向内方に撓むことができるようになっている。
また、係合体46の係止突起46aよりも後方で、且つ
周方向から見て係止突起46aから略±90度離れた位
置に、後述のノックバー45のカム部45aに係合する
カム受部46dが形成されている。カム受部46dは、
それぞれ傾斜面となった第1カム面46d1及び第2カ
ム面46d2と、これらの第1カム面46d1と第2カ
ム面46d2の交差点に形成された凹部46d3とを有
している。
【0039】係合体46の後端は、ノックバー45の中
に摺動可能に挿入される。ノックバー45には、図10
に詳細に示したように、その先端に前記係合体46のカ
ム受部46dに係合するカム部45aが形成されてい
る。カム部45aは、それぞれ傾斜面となった第1カム
面45a1と第2カム面45a2と、第1カム面45a
1と第2カム面45a2の交差点にあって、先端に向か
って鋭利な形状となった頂部45a3と、を有してい
る。また、ノックバー45の外周面には、軸線方向に伸
びる縦リブ45dが複数形成されており、対応する後筒
34の内周面には、縦溝34aが形成されており、縦リ
ブ45dと縦溝34aとが嵌合することで、ノックバー
45は外筒32に対して相対回転不能となっている。
【0040】ノックバー45の後端はノック体44内に
圧入されて、ノックバー45とノック体44とが一体的
になっており、ノック体44は後筒34より後方に突出
して外方に露出している。ノック体44と係合体46と
の間には、両者を軸方向に離間する方向に付勢するバネ
47が介挿されている。
【0041】外筒32の外周後部には、クリップ48の
基端48aが嵌着されている。クリップ48は、第1実
施形態のように一体品であっても良いが、この実施形態
では、金属製のクリップ本体49と、クリップ本体49
の反基端部に取り付けられたプラスチック製のクリップ
飾り50とからなっている。クリップ飾り50の裏面に
は、外筒32の方へ突出する係止受け突部48bが形成
されている。係止受け突部48bの後部には、後方に向
かうに連れて漸次高さが低くなるよう傾斜した傾斜面4
8c(図8)が形成される。また、係止受け突部48bの
前端側には、図11に示したように、前方に向かうに連
れて漸次幅が狭くなるよう傾斜したカム面48dが形成
されると共に、前方に向けて開口し前記係止突起46a
を収容可能な係止受部48eがカム面48dの後端に連
設されている。また、クリップ飾り50の裏面の両側部
には、図11に示したように、クリップ本体49の突部
49aを受けるための凹部50aが形成される。
【0042】外筒32(後筒34)の外周面には、係止
受け突部48bに対応して案内孔32aが形成されてい
る。図7の点線で示すように、案内孔32aは、係止受
け突部48b(仮想線で示す)に対して横方向片側だけ
が係止受け突部48bよりも幅広くなっている。案内孔
32aの後端には、後方に向かうに連れて漸次、係止受
け突部48bの在る側に向かうカム面32bが形成され
ている。
【0043】この案内孔32aを係合体46の係止突起
46aが貫通している。また、前記ノックバー45のカ
ム部45aの頂部45a3は、図8に示したように、レ
フィール40が外筒32内の退没位置にあるときに、凹
部46d3と軸線方向同一線上になるように設定されて
いる。
【0044】以上のように構成されるノック式筆記具の
作用を図12を参照しながら以下に説明する。
【0045】非使用時、レフィール40は、バネ42に
よって後方へ付勢されて、外筒32内に完全に収納され
た退没位置にある。このとき、係合体46の係止突起4
6aは案内孔32aのカム面32bの最後端で案内孔3
2aに当接しており(図12(a))、係合体46及び
レフィール40がこれ以上後方へ後退するのを阻止して
いる。
【0046】次に、レフィール40を使用するため、使
用者がノック体44を前方に向けてノックすると、ノッ
クバー45のカム部45aの頂部45a3が、係合体4
6のカム受部46dの凹部46d3に係合して、係合体
46を前方へ押し出す(図12(b))。係合体46の
係止突起46aはクリップ48の係止受け突部48bに
干渉するが、係止受け突部48bの傾斜面48cに摺接
し、係止突起46aはその撓み性を利用して、傾斜面4
8cに沿って外筒32内へと潜り込むので、係止受け突
部48bを通過することができる。カム部45aの頂部
45a3がカム受部46dの凹部46d3に係合してい
るので、係止突起46aは、横方向にそれて係止受け突
部48bから逃げるようなことがなく、軸線方向にまっ
すぐに前進し、係止受け突部48bを通過する。
【0047】係止突起46aは係止受け突部48bを通
過した後、案内孔32aの前端まで到達する(図12
(c))。
【0048】次いで、使用者がノック体44への力の付
加を緩めると、バネ42によりレフィール40及び係合
体46が後方へ移動する。係止突起46aは、ノックバ
ー45のカム部45aの頂部45a3が凹部46d3に
係合したままで、横方向にそれることなく、軸線方向に
まっすぐに後退し、係止受け突部48bのカム面48d
に当接する。さらにノック体44の力の付加を緩める
と、係合体46の凹部46d3とカム部45aの頂部4
5a3との係合が外れ、係止突起46aは、カム面48
dを摺接し、係止受部48eへと到達して、係止受部4
8eと係合する(図12(d))。これにより、レフィ
ール40はその後退移動が禁止され、レフィール40の
先端が外筒32の先端より突出した前進位置に保持され
るので、使用に供されることになる。ノック体44はバ
ネ47の付勢力によって後方位置に戻る。
【0049】使用が終了し、再び使用者がノック体44
をノックすると、ノックバー45のカム部45aの第1
カム面45a1が係合体46のカム受部46dの第1カ
ム面46d1に当接して、係合体46を前方へ押し出
す。これにより、係合体46の係止突起46aは、係止
受部48eから離脱し、係止受け突部48bの在る側と
横方向反対側へと移動する(図12(e))。そして、
使用者がノック体44への力の付加を止めると、係止突
起46aは係止受け突部48bの傍らを通って後退し、
カム面32bに当接した後、カム面32bを摺接してそ
の最後端の位置に戻る(図12(f))。これによりレ
フィール40は退没位置に戻り外筒32内に収納され
る。
【0050】以上により、第1実施形態と同様の効果が
得られる。また、この実施形態では、係止突起46aと
は別にカム受部46dが形成されているため、安定して
ノックバー45のカム部45aによる係合体46の誘導
動作を行わせることができる。
【0051】次に、図13及び図14は、本発明の第3
実施形態を表す図である。
【0052】上記第1及び第2実施形態では、ノック体
24、44が外筒12、32の後端から突出する後端ノ
ック式の筆記具について説明したが、本実施形態では、
外筒の側部にノック体(径方向にノックするものでも、
軸線方向にスライドノックするものでもよい)を備える
所謂、サイドノック式の筆記具となっている点で前実施
形態と異なっている。
【0053】このサイドノック式筆記具60は、後筒3
4の先端に螺着される先筒66及び先筒66の先端に螺
着される先具68とからなる外筒62を備えており、外
筒62内には、筆記媒体としてのレフィール70が軸線
方向に移動可能に挿入収納されている。先筒66の内部
に形成された段部66aとレフィール受け71の前端と
の間に弾性体であるバネ72が介挿されている。レフィ
ール受け71内にはレフィール70の後端が挿入されて
おり、レフィール受け71とレフィール70は一体的に
なっている。そして、バネ72はレフィール70及びレ
フィール受け71を常時、後方へ付勢している。
【0054】レフィール受け71の前部には、拡径され
ると共にその後端面がカム面となったノック受部71a
が形成されている。また、先筒66には、先筒66の周
面に揺動可能となったノック体74が取り付けられてい
る。ノック体74がサイドノックされ、先筒66内部へ
と揺動されると、ノック受部71aのカム面が前方へと
押し出されるようになっている。
【0055】レフィール受け71の後端部には、係合体
76が当接しており、係合体76の位置によってレフィ
ール受け71及びレフィール70の位置決めを行うこと
ができるようになっている。係合体76の周面には、図
14に拡大して示すように、第2実施形態の係止突起4
6a、U字状孔46b及びカム受部46dと同じ係止突
起76a、U字状孔76b及びカム受部76dが形成さ
れており、係止突起76aは、径方向内方に撓むことが
できるようになっている。カム受部76dが、それぞれ
傾斜面となった第1カム面76d1及び第2カム面76
d2と、これらの第1カム面76d1と第2カム面76
d2の交差点に形成された凹部76d3とを有している
のも第2実施形態と同じである。
【0056】レフィール受け71の後端は、ノックバー
75に連結される。ノックバー75には、第2実施形態
のノックバー45のカム部45aと同じように前記係合
体76のカム受部76dに係合するカム部75aが形成
されており、カム部75aは、それぞれ傾斜面となった
第1カム面75a1と第2カム面75a2と、第1カム
面75a1と第2カム面75a2の交差点にあって、先
端に向かって鋭利な形状となった頂部75a3と、を有
している。また、ノックバー75の外周面には、軸線方
向に伸びる縦リブ75dが複数形成されており、対応す
る後筒34の縦溝34aに縦リブ75dが嵌合すること
で、ノックバー75は外筒62に対して相対回転不能と
なっている。
【0057】係合体76の内周面側には、バネ77が設
けられており、このバネ77は係合体76とレフィール
受け71との間に介挿されて、係合体76をレフィール
受け71に対して後方に付勢して、言い換えれば、ノッ
クバー75の方に向かって付勢しており、さらに言い換
えれば、係合体76のカム受部76dをカム部75aに
向かって当接させるように付勢する役割をするものであ
る。バネ77は、バネ72よりはバネ力の弱いものが選
定される。
【0058】外筒62の後端には、後端キャップ78が
取り付けられる。また、外筒62の外周後部には、クリ
ップ48が嵌着される。クリップ48は、第2実施形態
と同じものであるので、詳細説明を省略する。また、外
筒62の外周面の案内孔62aも第2実施形態と同じで
ある。
【0059】以上のように構成されるサイドノック式筆
記具の作用は、第2実施形態と同様に行われる。すなわ
ち、レフィール70を前進させるため、使用者がノック
体74をノックすると、ノック体74がレフィール受け
71を前進させ、レフィール受け71に連結されたノッ
クバー75が前進し、ノックバー75のカム部75a
と、係合体76のカム受部76dとが図12(a)〜図
12(d)と同じ動作を行う。こうして、係合体76の
係止突起76aが、係止受部48eと係合し、係合体7
6によってレフィール70はその後退移動が禁止され、
レフィール70の先端が外筒62の先端より突出した前
進位置に保持される。
【0060】使用が終了し、再び使用者がノック体74
をノックすると、ノック体74がレフィール受け71を
前進させ、レフィール受け71に連結されたノックバー
75が前進し、ノックバー75のカム部75aと、係合
体76のカム受部76dとが図12(e)〜図12
(f)と同じ動作を行う。こうして、レフィール70の
先端が外筒62の先端より退没位置に戻り、外筒62内
に収納される。以上により、前実施形態と同様の効果が
得られる。
【0061】次に、図15ないし図17は、本発明の第
4実施形態を表す図である。図において、前実施形態と
同一の部材は同一の符号を付し、その詳細説明を省略す
る。この実施形態では、サイドノック式の筆記具であ
り、第3実施形態に比べて部品点数を削減している点で
異なっている。
【0062】すなわち、この実施形態のノック式筆記具
80の係合体86は、図17に示したように、係止突起
86a及びU字状孔86bを有しており、係止突起86
aと周方向に180度離れたところは、スリット86c
となっている。そして、この係合体86は、スリット8
6cを利用してレフィール受け81の後端にはめ合わさ
れており、レフィール70の後端を支持するレフィール
受け81と一体的に外筒82内を移動することができる
ようになっている。ノックバー75やバネ77は省略す
ることができる。
【0063】また、外筒82の案内孔82aは、図16
に示したように、係止受け突部48b(仮想線で示す)
に対して横方向片側だけが係止受け突部48bよりも幅
広くなっている。案内孔82aの後端には、後方に向か
うに連れて漸次、係止受け突部48bの在る側に向かう
後端カム面82bが形成されている。また、案内孔82
aの前端には、前方に向かうに連れて漸次、係止受け突
部48bの無い側に向かう前端第1カム面82c及び前
端第1カム面82cと連設される前端第2カム面82d
が形成されている。
【0064】以上のように構成されるサイドノック式筆
記具において、レフィール70を前進させるため、使用
者がノック体74をノックすると、ノック体74がレフ
ィール受け81を前進させ、レフィール受け81の後端
に連結された係合体86が前進する。これにより、図1
2(a)〜図12(d)の左半分で示したものと同様
の、係合体86の係止突起86aと係止受け突部48b
の協働動作がなされて、図16の矢印で示したように、
係止突起86aが移動し、係止突起86aが係止受部4
8eと係合する。こうして、レフィール70の先端が外
筒82の先端より突出した前進位置に保持される。
【0065】使用が終了し、再び使用者がノック体74
をノックすると、ノック体74がレフィール受け71を
前進させ、レフィール受け71に連結された係合体86
が前進する。これにより、係合体86の係止突起86a
は、図16の矢印で示したように、係止受部48eを離
脱し、前端第2カム面82dに到達し、前端第2カム面
82dを摺接し、係止受け突部48bの在る側と横方向
反対側へと移動する。そして、使用者がノック体74へ
の力の付加を止めると、係止突起86aは係止受け突部
48bの傍らを通って後退し、後端カム面82bに当接
した後、後端カム面82bを摺接してその最後端の位置
に戻る。これによりレフィール70は退没位置に戻り、
外筒82内に収納される。
【0066】この後退動作が確実に行われるために、前
端第1カム面82c及び前端第2カム面82dの境目
は、係止受部48eに対向する部分よりも係止受け突部
48b側寄りになるように形成されている。
【0067】以上のように、この第4実施形態によれ
ば、上記実施形態の効果に加えて、部品点数が少なくて
構造を簡単にすることができる。
【0068】尚、上記例では、筆記具としてボールペン
に適用した例を示したが、これに限るものではなく、シ
ャープペンシルにおいても、筆記媒体として芯送り出し
機構とすれば、ノック体の操作で芯送り出し機構を退没
位置から前進位置まで移動させることができるので、同
様に適用することができる。また、マーカペンにおいて
も、筆記媒体としてインキまたはフェルト芯を含みこれ
らを保持する保持体とすれば、同様に適用することがで
きる。
【0069】さらに、上記実施形態では、係合体とレフ
ィール、レフィール受けとが別部品であったが、これに
限るものではなく、筆記媒体、係合体等を一体に形成す
ることも可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし6
記載の発明によれば、クリップの基端が外筒に固定され
ているため、ノック体のノックと共にクリップが移動す
ることはなく、クリップを握っていてもノック体のノッ
ク操作ができるので、操作性が向上する。また、通常の
ノック式筆記具と同様に、ノック体のノックだけで筆記
媒体の前進位置、退没位置との切換ができるので操作性
が良好である。その上で、筆記媒体が前進位置にある状
態で、ポケットに筆記具を収納しようとした場合には、
クリップの反基端部を動かすと同時に、係止突起と係止
受部との係合が解除されるため、筆記媒体は退没位置に
戻ることができる。従って、筆記媒体によりポケットが
汚れたり損傷したりすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノック式筆記具の第1実施形態を
表す縦断面図であり、レフィール(筆記媒体)が前進位
置にある状態を示す。
【図2】本発明に係るノック式筆記具の第1実施形態を
表す縦断面図であり、レフィール(筆記媒体)が退没位
置にある状態を示す。
【図3】第1実施形態のノック体と係合体とを表す図で
あり、(a)は断面図、(b)は平面図、(c)は側面
図である。
【図4】第1実施形態のクリップを示す図であり(a)
は側面図、(b)は底面図及び(c)は(a)の矢視図
である。
【図5】第1実施形態の外筒(後筒)の平面図である。
【図6】(a)ないし(f)は、第1実施形態の外筒の
案内孔と係止突起との動作を表す説明図である。
【図7】本発明に係るノック式筆記具の第2実施形態の
平面図である。
【図8】本発明に係るノック式筆記具の図7の8-8線
に沿ってみた図である。
【図9】第2実施形態の係合体の(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は(b)図の9c−9c線に沿
って見た断面図である。
【図10】第2実施形態のノックバーの(a)は側面
図、(b)は平面図、(c)は(b)図の10c−10
c線に沿って見た断面図である。
【図11】第2実施形態のクリップの裏面を表す図であ
る。
【図12】(a)ないし(f)は、第2実施形態の外筒
の案内孔と係止突起との動作(左側)、及びカム受部と
カム部(右側)の動作を表す説明図である。
【図13】本発明に係るノック式筆記具の第3実施形態
を表す縦断面図である。
【図14】図13の後部部分拡大図である。
【図15】本発明に係るノック式筆記具の第4実施形態
を表す縦断面図である。
【図16】第4実施形態の外筒の案内孔を表す図であ
る。
【図17】第4実施形態の係合体を表す斜視図である。
【符号の説明】
10,30,60,80 ノック式筆記具 12,32,62,82 外筒 12a,32a,62a,82a 案内孔 12b,32b カム面 20,40,70 レフィール(筆記媒体) 22,42,72 バネ(弾性体) 24,44,74 ノック体 25,45,75 ノックバー 25a,75a カム部 25b 第1カム面 25c 第2カム面 26,46,76,86 係合体 26a,46a,76a,86a 係止突起 26c 傾斜面 28,48 クリップ 28a,48a 基端 28b,48b 係止受け突部 28c,48c 傾斜面 28e,48e 係止受部 46d,76d カム受部 82d 前端カム面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月24日(1999.8.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】係止突起が、クリップの係止受け突に干
渉したときに、係止突起が内径方向に撓んで係止受け突
をくぐり抜けることで、係止受け突の前側に移動す
ることができる。また、このときの抵抗を操作者がノッ
ク体を通じて感じることで、節度感を得ることができ、
操作性を向上させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載のも
のにおいて、係止受け突部の後部には、後方に向かうに
連れて漸次高さが低くなるよう傾斜した傾斜面(28
c)が形成され、係止突起の頂部には、前方に向かうに
連れて漸次高さが低くなるよう傾斜した傾斜面(26
c)が形成されることを特徴とする係止突起が、クリッ
プの係止受け突に干渉したときに、係止受け突部の傾
斜面と係止突起の傾斜面とが摺接することで、係止突起
が円滑に係止受け突部を越えることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と、外筒内で軸線方向に移動可能に
    挿入収納された筆記媒体と、筆記媒体を後方に付勢する
    弾性体と、ノック操作されるために外筒より外方に露出
    したノック体と、を備え、ノック体の操作によって、筆
    記媒体が外筒内へ退没した退没位置と筆記媒体の先端が
    外筒の先端より突出した前進位置との間を遷移するノッ
    ク式筆記具において、 外筒内には筆記媒体の位置決めを行う係合体が設けら
    れ、該係合体に係止突起が形成されると共に、外筒に基
    端が固定されたクリップの反基端部の裏面には、前端側
    に係止受部を備えた係止受け突部が形成されており、係
    止受け突部に対応して外筒には案内孔が形成されて、案
    内孔は係止受け突部に対して横方向片側のみが係止受け
    突部よりも幅広くなっており、この案内孔を通って係止
    突起が係止受部に係合することにより筆記媒体が前進位
    置に保持される一方、係止突起が係止受部に非係合とな
    り係止受け突部よりも後方に位置することにより筆記媒
    体が退没位置に保持され、 外筒内にはノック体と一体のまたはノック体の操作によ
    り前進するノックバーが設けられ、該ノックバーには係
    合体と係合可能なカム部が形成されており、該カム部
    が、前記係止突起を、係止受け突部よりも後方から係止
    受け突部を越して係止受部まで誘導すると共に、前記係
    止突起を、係止受部から係止受け突部を回避させ横方向
    片側を通り係止受け突部よりも後方まで誘導することを
    特徴とするノック式筆記具。
  2. 【請求項2】 前記ノックバーのカム部は、前記係合体
    の前記係止突起に係合可能となっており、係止突起を、
    係止受け突部よりも後方から係止受け突部を越して係止
    受部まで誘導する第1カム面と、前記係止突起を、係止
    受部から係止受け突部を回避させ横方向片側を通り係止
    受け突部よりも後方まで誘導する第2カム面と、を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のノック式筆記具。
  3. 【請求項3】 前記係合体には、前記係止突起とは別
    に、前記ノックバーのカム部と係合するカム受部が形成
    されることを特徴とする請求項1記載のノック式筆記
    具。
  4. 【請求項4】 外筒と、外筒内で軸線方向に移動可能に
    挿入収納された筆記媒体と、筆記媒体を後方に付勢する
    弾性体と、ノック操作されるために外筒側面より外方に
    露出したノック体と、を備え、ノック体の操作によっ
    て、筆記媒体が前進して、筆記媒体が外筒内へ退没した
    退没位置と筆記媒体の先端が外筒の先端より突出した前
    進位置との間を遷移するノック式筆記具において、 外筒内には筆記媒体と連結されて筆記媒体の位置決めを
    行う係合体が設けられ、該係合体に係止突起が形成され
    ると共に、外筒に基端が固定されたクリップの反基端部
    の裏面には、前端側に係止受部を備えた係止受け突部が
    形成されており、係止受け突部に対応して外筒には案内
    孔が形成されて、案内孔は係止受け突部に対して横方向
    片側のみが係止受け突部よりも幅広くなっており、案内
    孔には、係止受部と対向する前端部に、前方に向かうに
    連れて漸次、係止受け突部の無い側に向かう前端カム面
    が形成されており、 この案内孔を通って係止突起が係止受部に係合すること
    により筆記媒体が前進位置に保持される一方、係止突起
    が係止受部に非係合となり係止受け突部よりも後方に位
    置することにより筆記媒体が退没位置に保持され、 ノック体のノック操作を行って前記退没位置にある筆記
    媒体を前進させることにより、前記係止突起を、係止受
    け突部よりも後方から係止受け突部を越して係止受部ま
    で移動させると共に、ノック体のノック操作を行って前
    記前進位置にある筆記媒体を前進させることにより、前
    記係止突起を、係止受部から前端カム面に摺接させて係
    止受け突部を回避させ横方向片側を通り係止受け突部よ
    りも後方まで移動させることを特徴とするノック式筆記
    具。
  5. 【請求項5】 前記係合体には、係止突起を内径方向に
    撓ませるためのスリットが形成されていることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のノック式
    筆記具。
  6. 【請求項6】 係止受け突部の後部には、後方に向かう
    に連れて漸次高さが低くなるよう傾斜した傾斜面(28
    c)が形成され、係止突起の頂部には、前方に向かうに
    連れて漸次高さが低くなるよう傾斜した傾斜面(26
    c)が形成されることを特徴とする請求項5記載のノッ
    ク式筆記具。
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