JP3660269B2 - 複合筆記具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばシャープペンシルの芯部材やボールペンのレフィールのようにもともと長さが異なる複数の筆記部材を収容した複合筆記具に関し、とくに、長尺であるシャープペンシル筆記部材などの外周面に、押出部材が作用する係止部を、その位置が短尺のボールペン筆記部材などの後端部に対応するかたちで設け、これにより全長が短くなるようにしたコンパクトで携帯に便利な複合筆記具に関する。
【0002】
なお、本明細書では複合筆記具の書記側を「前または先」、これとは反対側を「後」という。
【0003】
また、筆記部材の収容本数は任意であるが、説明の都合上、シャープペンシル,ボールペン(黒),ボールペン(赤)の機能を兼ね備えた複合筆記具について説明する。
【0004】
【従来の技術】
図4は、従来の複合筆記具を示している。
【0005】
図4において、20はシャープペンシル, ボールペン(黒),ボールペン(赤)の各書記機能を持つ複合筆記具、21は先金、21aは先金の開口部、22は前軸筒、23は後軸筒、23aは後軸筒に取り付けた、衣服等に携帯するためのクリップ、24は後軸筒と前軸筒を螺子結合する軸継手、25は操作部材、26はシャープペンシル部材、26aはシャープペンシル部材の芯ケース、26bはシャープペンシル部材のペン先、26cは芯ケースに取り付けた平頭状尾栓、26dは繰り出し用の芯、26eは替芯、26fはシャープペンシル部材26を後方に付勢する、シャープペンシル部材復帰用スプリング、26gは芯繰り出し用のスプリング、26hはチャック継手、27はボールペン部材(黒)、27aはボールペンのレフィル、27bはペン先、27cはボールペン部材(黒)27を保持し、伸長するためのホルダー、27dはホルダーに取り付けた尾栓、28はシャープペンシル部材26,ボールペン部材(黒)27,ボールペン部材(赤)をそれぞれ分離した状態で保持し、三者の移動をガイドする仕切筒、28aはシャープペンシル部材26やボールペン部材27の復帰用スプリングの係止部、29は内筒、30はシャープペンシル部材26やボールペン部材(黒)27を前進させるための押出部材、30aは押出部材30の後端部、30bは押出部材30の先端部、31は操作部材25に嵌合し、内筒30内を慴動する作動部材、31aは押出部材30を揺動自在なかたちで保持する作動部材31の保持部、32は作動部材31を後方に付勢する作動部材復帰用スプリング、33は作動部材31の前進状態を解除する解除釦、をそれぞれ示している。
なお、ボールペン部材(赤)の構成、機能はボールペン部材(黒)27と同様であり、図示省略する。
【0006】
図4に示すように、複合筆記具20の仕切筒28内には、シャープペンシル部材26, ボールペン部材(黒)27, ボールペン部材(赤)とがそれぞれ独立した状態で並存しており、三者を選択して書記することができる。
【0007】
シャープペンシル部材26のチャック継手部分26hには、通常、繰り出し用の芯26d一本が収容され、替芯26eはシャープペンシル用芯ケース26に収容されているので、シャープペンシル部材26はボールペンのレフィル27aよりも長尺に規格化されている。
【0008】
そのため、ボールペンのレフィル27aにはホルダー27cを取り付けてその長さをシャープペンシル部材26と略同一にした状態で仕切筒28に収容している。
【0009】
したがって、複合筆記具20の全長は、シャープペンシル部材26の長さに対応したものとなっている。
【0010】
なお、シャープペンシル部材26の復帰用スプリング26fやボールペン部材27の復帰用スプリング(図示省略)はそれぞれの尾栓26c,27dとスプリング係止部28aとの間に設置され、それぞれを後方に付勢している。
【0011】
例えばシャープペンシルの使用モードでは、
▲1▼シャープペンシル部材26が下側(図示右側)に位置するように複合筆記具20を持ち、
▲2▼操作部材25を押圧する。
【0012】
これらの操作により、
・押出部材30は、その自重で作動部材31の保持部31aを支点として図示右側に傾いて、先端部30bがシャープペンシル部材26の平頭状尾栓26cの後端部に対向し、
・作動部材31は、復帰用スプリング32の付勢に抗して開口部21a側に前進し、
・これにともない、押出部材30も前進して、復帰用のスプリング26fの付勢に抗してシャープペンシル部材26の平頭状尾栓26cを開口部21a方向に押し出し、
・シャープペンシル部材26は仕切筒28にガイドされながら前進し、
・シャープペンシルのペン先26bが開口部21aから突出する。
【0013】
このとき、解除釦33の段部(図示省略)と作動部材31との係止作用により作動部材31が前進した状態、すなわちシャープペンシルのペン先26bが突出した状態が維持される。
【0014】
なお、この状態でさらに操作部材25を押圧すると、芯繰り出し機構(図示省略)によって芯26dがペン先26bから突出し、書記することができる。
【0015】
そして、解除釦33を押圧すると突出したペン先26bを非使用モードの位置に戻すことができる。
【0016】
それは、
・前述の解除釦33の段部と作動部材31との係止が解除され、
・作動部材31は復帰用スプリング32の付勢によって後退し、
・これにともなって押出部材30も後退し、
・シャープペンシル部材26は押出部材30の押圧から開放されるので、スプリング26fの付勢により後退する、
からである。
【0017】
なお、ボールペン(黒)を使用するときには、ボールペン部材(黒)27が下側に位置するように複合筆記具20を持ち、操作部材25を押圧すればよい。
【0018】
このときには押出部材30が選択的にボールペンホルダーの尾栓27dを押圧するので、ボールペン部材(黒)のペン先27bを開口部21aから突出させることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の複合筆記具は、短尺筆記部材を伸長して長尺の筆記部材の長さに合わせ、両者の後端部が略同位置になるように調製している。したがって、複合筆記具全体の長さは長尺筆記部材の全長に依存して長くなり、例えば洋服のポケットに入れて携帯するときなどに嵩張るといった問題点があった。
【0020】
そこで、本発明では、長尺筆記部材に押出部材が係止する係止部を設け、この部分が短尺筆記部材の後端部に対応するようにして全長を短くした、コンパクトで携帯に便利な複合筆記具を提供すること目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明では次の構成からなる複合筆記具を用いている。
(1)長尺筆記部材および短尺筆記部材(例えば後述のシャープペンシル部材10, ボールペン部材(黒)11,ボールペン部材(赤)11' )を選択的に保持して当該筆記部材を個々にガイドする保持部材(例えば後述の仕切筒12)を有し、操作部材(例えば後述の操作部材 25 )の側を支点として傾動可能な押出部材(例えば後述の押出部材 30 )を任意の一つの筆記部材の側に傾けてからの当該操作部材の押圧操作により、当該押出部材が、当該筆記部材を択一的に前進させる複合筆記具において、長尺筆記部材(例えば後述のシャープペンシル部材10)の外周面で、短尺筆記部材(例えば後述のボールペン部材(黒)11,ボールペン部材(赤)11' )の後端部(例えば後述の尾栓11b) に対応した部分に係止部(例えば後述の突出部10b)を設け、前記長尺筆記部材の前進作動時には前記押出部材が前記係止部に係止するようにする。
(2)上記(1)において、前記保持部材に、前記係止部が移動するための空間部分(例えば後述の通路部分12e)を設ける。
(3)上記(1)または(2)において、前記長尺筆記部材の前記外周面の後端側部分(例えば後述の尾栓10aの後端部10c)に、テーパ面(例えば後述のテーパ面10d)を、前記押出部材の先端部(例えば押出部材30の先端部30b)が当該筆記部材の後端(例えば後述の尾栓10aの後端部10c)に当接したときにはこれを前記係止部の方に案内するような態様で形成する。
【0022】
本発明によれば、(1)のように、長尺筆記部材は、その係止部が短尺筆記部材の後端部に対応する位置まで後退したかたちで収容されるので、筆記部材の全長は長尺筆記部材が後退した分だけ短くなる。
【0023】
また、上記(2)のように、保持部材には長尺筆記部材の係止部が移動するためのは空間部分を設けたので、操作部材の操作により長尺筆記部材は円滑に前進する。
【0024】
さらに、上記(3)のように、例えば長尺筆記部材を強制的に前進させ、その後端に押出部材の先端部が当接したときには、当該先端部はテーパ面によって係止部の方に案内されるので、この前進操作を止めると長尺筆記部材は押出部材の先端部に引っ掛かるということがなく、円滑に後退する。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
図1はシャープペンシル,ボールペン(黒),ボールペン(赤)の機能を兼ね備えた複合筆記具の非使用モードを示す説明図、図2は複合筆記具のシャープペンシル使用モードを示す説明図、図3は仕切筒を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A’断面図、(c)は仕切筒の他の断面形状をそれぞれ示している。
【0026】
これらの図において、
1はシャープペンシル, ボールペン(黒),ボールペン(赤)の書記機能を持つ複合筆記具、
10はシャープペンシル部材、10aは芯ケース26aの後端部に取り付けた尾栓、10bは尾栓の外周面に設けた突出部、10cは尾栓の後端部、10dはテーパ面、10eは替芯26eが収容可能なチャック継手
11はボールペン部材(黒)、11' はボールペン部材(赤)、11aはボールペンのレフィル27aを保持するホルダー、11bはホルダーの尾栓、
12はシャープペンシル部材10とボールペン部材11を分離した状態で保持し、突出部10bの移動用通路部分12eを形成した仕切筒、12aは仕切筒12のシャープペンシル部材10の収容部、12bは仕切筒12のボールペン部材(黒)11の収容部、12cは仕切筒12のボールペン部材(赤)11' の収容部、12dは仕切部、12eは突出部10bの移動用通路部分、12fは前述のシャープペンシル部材10の突出部10bやボールペンホルダー11aの尾栓11bを係止する段部、12gはシャープペンシル部材10やボールペン部材11,11'の復帰用スプリングの係止部、
をそれぞれ示している。
なお、他の構成要素は図4で示した従来例と同様のものであり、同じ参照番号を用いて説明する。また、ボールペン部材(赤)11' の構成、機能はボールペン部材(黒)11の説明に準ずる。
【0027】
図1に示すように、複合筆記具1は、従来例(図4参照)で示した複合筆記具20と同様、シャープペンシル,ボールペン(黒)またはボールペン(赤)を選択して書記できる機能を有するものである。
【0028】
従来例との相違点は、
・シャープペンシルの芯ケース26aの後端部に、突出部10bを設けた尾栓10aを取り付け、
・突出部10bが移動するための通路部分12eを形成した仕切筒12を設け、
・ボールペンホルダー11aを短いものとし、ボールペンレフィル27aに取り付けたときのボールペン部材11の長さが、シャープペンシル部材10のペン先26bから突出部10bまでの長さと略同一にした、
という点である。
【0029】
これらの構成により、シャープペンシル部材10の突出部10bは押出部材30の先端部30bに対向し、尾栓10aが作動部材復帰用スプリング32の内部に入り込んだ態様となる。また、ボールペン部材(黒)11は、ホルダー11aの尾栓11bが押出部材30の先端部30bに対向するので、複合筆記具1の全長は、従来例に比べて尾栓10aに相当する長さ分だけ短くなっている。
【0030】
なお、シャープペンシル部材復帰用スプリング26fは、尾栓10aの突出部10bとスプリング係止部12gとの間に設置し、ボールペン部材11復帰用スプリング(図示省略)はホルダー11aの尾栓12bとスプリング係止部12gとの間に設置されている。
【0031】
図3に示すように、仕切筒12には、シャープペンシル部材10、ボールペン部材(黒)11、ボールペン部材(赤)11’の各収容部12a,12b,12cが形成され、これら三部材は仕切部12dによって独立した状態で保持されている。
【0032】
そして、中心部分にはシャープペンシル部材10の尾栓10aの突出部10bが移動するための通路部分12eを形成している。
【0033】
図1に示すように、非使用モードでは、従来例と同様、復帰用スプリング32の付勢により作動部材31は後退し、これにともなって押出部材30も後退している。
【0034】
また、シャープペンシル部材10は復帰用スプリング26fの付勢により尾栓10aの突出部10bが段部12fに当接するまで後退し、ボールペン部材(黒)11はホルダー11aの尾栓11bが段部12fに当接するまで後退している。
【0035】
このとき、押出部材30は作動部材31の復帰により充分に後退しているので、シャープペンシル部材10の尾栓10aの突出部10bを押圧したり、ボールペン部材(黒)11の尾栓11bを押圧して開口部21aからペン先26b,27bを突出させることはない。
【0036】
図2に示すように、例えばシャープペンシルの使用モードでは、従来例と同様に、
▲1▼シャープペンシル部材10が下側(図示右側)に位置するように複合筆記具1を持ち、
▲2▼操作部材25を押圧する。
【0037】
この操作により、
・押出部材30はその自重で作動部材31の保持部31aを支点として図示右側に傾き、
・押出部材30の先端部30bはシャープペンシル部材10の尾栓10aの突出部10bに当接し、
・作動部材31は、復帰用スプリング32の付勢に抗して前進し、
・これにともない、押出部材30も前進してシャープペンシル部材復帰用スプリング26fの付勢に抗して尾栓10aの突出部10bを押圧し、
・シャープペンシル部材10は仕切部12dにガイドされながら前進し、
・シャープペンシル部材10のペン先26bが開口部21aから突出する。
【0038】
前述のように仕切筒12には通路部分12eが形成されているので、尾栓10aに設けた突出部10bは支障なく仕切筒12の内部を移動することができる。
【0039】
そして解除釦33の突出部(図示省略)と作動部材31との係止作用により、作動部材31が前進した状態、すなわちシャープペンシル部材10のペン先26bが突出した状態が維持される。
【0040】
なお、この状態でさらに操作部材25を押圧すると、芯繰り出し機構(図示省略)によってペン先26bから芯26dが突出し、書記することができる。
【0041】
解除釦33を押圧すると、作動部材復帰用スプリング32やシャープペンシル部材復帰用スプリング26fの付勢によりシャープペンシル部材10を非使用モードの位置に復帰させることができる。
【0042】
このときにも、仕切筒12に形成した通路部分12eにより、尾栓10aに設けた突出部10bは支障なく仕切筒12の内部を移動することができる。また、尾栓10aの後端部10cは先細になっているので、作動部材復帰用スプリング32内に円滑に入り込むことができる。
【0043】
そして、シャープペンシル部材10はその尾栓10aの突出部10bが段部12fに当接するまで後退する。
【0044】
なお、ボールペン(黒)を使用するときには、ボールペン部材(黒)11が下側に位置するように複合筆記具1を持ち、操作部材25を押圧すればよい。
【0045】
このときには、押出部材30の先端部30bがボールペンのホルダー11aの尾栓11bに当接してこれを押圧するので、ボールペン部材(黒)のペン先27bを開口部21aから突出させることができる。
【0046】
また、芯ケース26aに替芯26eを入れるときには、軸継手24と後軸筒23との螺子結合を解除して前軸筒22を外し、チャック継手10e部分を露出させ、これをシャープペンシル部材復帰用のスプリング26fに抗して強制的に引っ張って芯ケース26aから取り外す。
【0047】
このとき、シャープペンシル部材26は前進するので、図1の非使用モードでシャープペンシル部材26が下側に位置した状態のまま取り外し作業を行うと、押出部材30の先端部30bがそれまでの突出部10bに対向した状態から尾栓10aの後端部10cに当接する状態へと変化する。
【0048】
しかしながら、尾栓10aにはテーパ面10dが形成されているので、スプリング26fの復帰にともない押出部材30の先端部30bは尾栓10aのテーパ面10dに慴動し、シャープペンシル部材26は押出部材30の先端部30bに引っ掛かることなく円滑に非使用モードの位置に戻る。
【0049】
さらに、複合筆記具1そのもののが大きな場合には図3(c)に示すように、通路部分12eを、シャープペンシル部材10の尾栓10aの突出部10bが移動する部分にだけ形成してもよい。また、図3(b),(c)における通路部分12eのそれぞれを仕切筒12の先端部まで貫通するように形成してもよい。
【0050】
また、複合筆記具1の全長をさらに短くするために、チャック継手10e部分の内径を大きくしてこの中に繰り出し用の芯26dの他に替芯26eを収容できるようにしてもよい。
【0051】
さらに、複合筆記具内に収容する筆記部材の本数は任意であり、シャープペンシル,ボールペンの他サインペンや蛍光ペン、消しゴムなどを収容するようにしてもよい。
【0052】
また、複合筆記部材の外周面に各筆記部材に対応の目印を付け、希望する書記部材で書記するにはどちらの方向に傾ければよいかが一目瞭然で認識できるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
本発明ではこのように、長尺筆記部材は、その係止部が短尺筆記部材の後端部に対応する位置まで後退したかたちで収容されるので、筆記部材の全長は長尺筆記部材が後退した分だけ短くなり、コンパクトで携帯に便利な複合筆記具を提供することができる。
【0054】
また、筆記部材を保持し、ガイドする保持部材には長尺筆記部材の係止部が移動するための空間部分を設けたので、操作部材の操作時には長尺筆記部材を円滑に動作することができる。
【0055】
さらに、長尺筆記部材の外周面の後端側部分にテーパ面を形成し、押出部材の先端部が長尺筆記部材の後端に当接したときに係止部の方に案内されるようにしたので、例えば長尺筆記部材を強制的に前進させ、その後端が押出部材の先端部が当接したときにもこの前進操作を止めると当該先端部はテーパ面に案内されて移動し、長尺筆記部材は円滑に後退することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、複合筆記具の非使用モードを示す説明図である。
【図2】本発明の、複合筆記具のシャープペンシル使用モードを示す説明図である。
【図3】本発明の、仕切筒を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A’断面図、(c)は仕切筒の他の断面形状をそれぞれ示している。
【図4】従来の、複合筆記具を示す説明図である。
【符号の説明】
1:複合筆記具
10:シャープペンシル部材
10a:尾栓
10b:突出部
10c:後端部
10d:テーパ面
10e:チャック継手
11:ボールペン部材(黒)
11':ボールペン部材(赤)
11a:ホルダー
11b:ホルダーの尾栓
12:仕切筒
12a:シャープペンシル部材10の収容部
12b:ボールペン部材(黒)11の収容部
12c:ボールペン部材(赤)11' の収容部
12d:仕切部
12e:突出部の移動用通路部分
12f:段部
12g:スプリング係止部
20:複合筆記具
21:先金
21a:開口部
22:前軸筒
23:後軸筒
23a:クリップ
24:軸継手
25:操作部材
26:シャープペンシル部材
26a:芯ケース
26b:ペン先
26c:平頭状尾栓
26d:繰り出し用の芯
26e:替芯
26f:シャープペンシル部材復帰用スプリング
26g:芯繰り出し用のスプリング
26h:チャック継手
27:ボールペン部材(黒)
27a:ボールペンのレフィル
27b:ペン先
27c:ホルダー
27d:尾栓
28:仕切筒
28a:スプリング係止部
29:内筒
30:押出部材
30a:押出部材30の後端部
30b:押出部材30の先端部
31:作動部材
31a:作動部材31の保持部
32:作動部材復帰用スプリング
33:解除釦

Claims (3)

  1. 長尺筆記部材および短尺筆記部材を選択的に保持して当該筆記部材を個々にガイドする保持部材を有し、操作部材の側を支点として傾動可能な押出部材を任意の一つの筆記部材の側に傾けてからの当該操作部材の押圧操作により、当該押出部材が、当該筆記部材を択一的に前進させる複合筆記具において、
    前記長尺筆記部材の外周面で、前記短尺筆記部材の後端部に対応した部分に係止部を設け、
    前記長尺筆記部材の前進作動時には前記押出部材が前記係止部に係止する、
    ことを特徴とする複合筆記具。
  2. 前記保持部材に、前記係止部が移動するための空間部分を設けたことを特徴とする請求項1記載の複合筆記具。
  3. 前記長尺筆記部材の前記外周面の後端側部分に、テーパ面を、前記押出部材の先端部が当該筆記部材の後端に当接したときにはこれを前記係止部の方に案内するような態様で、形成したことを特徴とする請求項1または2記載の複合筆記具。
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