JP2000102095A - 圧電発音体及びその製造方法 - Google Patents

圧電発音体及びその製造方法

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JP2000102095A
JP2000102095A JP10265984A JP26598498A JP2000102095A JP 2000102095 A JP2000102095 A JP 2000102095A JP 10265984 A JP10265984 A JP 10265984A JP 26598498 A JP26598498 A JP 26598498A JP 2000102095 A JP2000102095 A JP 2000102095A
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electrode
sounding body
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Mamoru Sakamoto
守 坂本
Nobuo Mamada
信雄 侭田
Yukihiro Matsui
幸弘 松井
Fumihisa Ito
文久 伊藤
Mitsuo Nakajima
光雄 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振周波数の低周波数化を図るとともに、温
度変化に伴う破損を低減し、製造工程の簡略化を図る。 【解決手段】 圧電材を円板状に形成し、圧電駆動板1
0を得る。圧電駆動板10の上面側には、上面電極12
が形成される。圧電材を前記圧電駆動板10よりも大き
な径の円板状に形成して、圧電振動板20を得る。この
圧電振動板20の上面側には、下面電極22が略中央付
近に形成される。この下面電極22は、一部が圧電振動
板20の端部に引き出されて引出部24となっている。
圧電駆動板10は、圧電振動板20の下面電極22に対
面するように重ね合わせ、矢印F1,F2で示すように
圧着するとともに、一体焼成を行う。焼成後、圧電駆動
板10の分極が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子音響機器,通
信機器,電子機器などに使用される圧電発音体及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】圧電発音体は、簡易な電気音響変換手段と
して広く利用されており、特に近年は携帯電話などの分
野で多用されている。図9を参照して一般的な製造方法
を説明すると、圧電材としては、例えば、圧電性セラミ
ックス(ジルコン酸チタン酸鉛(略してPZT),チタ
ン酸バリウム,ジルコン酸鉛,チタン酸鉛などを主成分
とするセラミックス)が用いられる。このような圧電材
は、図9(A)に示すように、円板状に成形され、更に
焼成される。その後、図9(B)に示すように、圧電駆
動板100の両面に電極102,104が設けられる。
そして、これら電極102,104に直流電圧106を
印加し、図中に矢印FAで示すように圧電材100の分
極が行われる。
【0003】一方、以上のような分極された圧電駆動板
100の他に、金属による振動円板110を用意する。
金属としては、例えばFe−Ni系ステンレス材料が用
いられる。金属振動板110の表面には、引出部を備え
た電極112が形成される。そして、前記分極された圧
電駆動板100を金属振動板110の電極112上に導
電性接着剤を用いて貼り合わせ、圧電発音体ないしは圧
電ブザー120を得る。図10(A)には、貼り合わせ
後の断面が示されている。
【0004】このようにして得られた圧電発音体120
には、例えば図10(A)に示すように駆動信号が供給
される。すなわち、信号を増幅回路122で増幅して駆
動回路124に供給し、この駆動回路124によって圧
電駆動板100の電極102に駆動信号が印加される。
圧電駆動板100の他方の電極104側は、導電性接着
剤126,金属振動板110側の電極112を通じてア
ースされる。このようにして、圧電駆動板100の表面
と金属振動板110の間に電気変位を与えると、圧電駆
動板100は、同図に矢印FBで示すように、円周方向
に伸縮する。ところが、金属振動板110があるため、
全体が図10(B)に示すように湾曲することになる。
結果として圧電発音体120は、同図に矢印FCで示す
ように上下方向に振動し、音を発生させる。
【0005】圧電発音体120から発生する音は、用途
にもよるが、通常は人間の可聴帯域である20Hz〜2
0KHzであることが必要がある。また、発生する音も
大きいと好都合である。このような条件を満たすよう
に、圧電発音体120自体の振動が最も大きくなる共振
周波数帯が使用周波数帯となるように設定される。この
ような振動周波数の調整は、圧電駆動板100の厚さや
径を変更することで行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような背景技術には次のような不都合がある。 (1)電子機器などの小型化に伴い、圧電駆動板100
の径も小さくなる。このため、共振周波数が高くなって
低音域の音が小さくなってしまう。また、圧電発音体1
20の振動の変位量も小さくなり、結果的に全音域で音
が小さくなってしまう。このような不都合を解決するた
め、従来では、圧電駆動板100の厚さを薄くするとと
もに、金属振動板110に印加される電界強度を大きく
することによってその変位量を大きくしている。
【0007】ところが、圧電駆動板100を薄くする
と、発音体の製造工程中における圧電駆動板100の取
扱時に破損が生じたり、焼成時にクラックが発生するよ
うになる。 (2)圧電駆動板100と金属振動板110の熱による
線膨張率が異なるため、圧電駆動板100が温度変化に
よって破損する可能性がある。 (3)圧電駆動板100と金属振動板110とを導電性
接着剤126によって接着しているが、このような接着
工程は、生産工程上コストアップの一原因となる。
【0008】本発明は、以上の点に着目したもので、そ
の目的は、共振周波数の低周波数化を図ることである。
他の目的は、温度変化に伴う破損を低減することであ
る。更に他の目的は、製造工程の簡略化を図ることであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の圧電発音体は、駆動板及び振動板を積層し
た圧電発音体において、前記振動板を圧電材で形成した
ことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記駆動板を
複数の圧電材板による多層構造としたことを特徴とす
る。他の形態は、前記駆動板を、前記振動板の表裏にそ
れぞれ設けたことを特徴とする。更に他の形態は、前記
駆動板に駆動電圧を印加する駆動電極を、前記駆動板の
みを挟むように形成したことを特徴とする。更に他の形
態は、前記多層構造の駆動板の圧電材板間に中間電極を
形成したことを特徴とする。
【0010】本発明の圧電発音体の製造方法は、前記駆
動板と前記振動板を、圧着の後に一体焼成したことを特
徴とする。主要な形態の一つは、前記駆動板のみに分極
電圧を印加することを特徴とする。
【0011】本発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。最初に、図1〜図3を参照しながら
実施形態1について説明する。図1には、本形態におけ
る圧電発音体の主要製造工程が示されている。まず、図
1(A)に示すように、適宜の方法で圧電材を円板状に
形成し、圧電駆動板10を得る。圧電材の円板形成は、
例えば、図2(A)に示すような凸状及び凹状の成型用
治具30,32を用いた成形や、図2(B)に示すよう
な圧電材シート34からの打ち抜きなどの方法で行われ
る。この圧電駆動板10の上面側には、図1(B)に示
すように、上面電極12が適宜の手法で形成される。な
お、この上面電極12の形成は、後述する焼成工程の後
に行ってもよい。また、図示の例では、上面電極12の
周囲において圧電駆動板10の表面が露出しているが、
もちろん、圧電駆動板10の表面全体に上面電極を形成
してもよい。
【0013】一方、本形態では、同様に圧電材を使用し
て圧電振動板20が形成される。すなわち、図1(C)
に示すように、圧電材を前記圧電駆動板10よりも大き
な径の円板状に形成して、圧電振動板20を得る。この
圧電振動板20の上面側には、図1(D)に示すよう
に、下面電極22が略中央付近に形成される。この下面
電極22は、一部が圧電振動板20の端部に引き出され
て引出部24となっている。
【0014】次に、図1(E)に示すように、圧電駆動
板10を圧電振動板20の下面電極22に対面するよう
に重ね合わせ、矢印F1,F2で示すように圧着すると
ともに、一体焼成を行う。図1(F)には、圧着後の径
方向断面が示されている。焼成後、圧電駆動板10の分
極が行われる。この分極は、例えば図2(C)に示すよ
うに、上面電極12及び下面電極22の引出部24にコ
ンタクトプローブ36,38を当てるとともに、これら
コンタクトプローブ36,38に直流電源40を接続し
て行われる。直流電源40の直流電圧は、コンタクトプ
ローブ36,38及び電極12,22を通じて圧電駆動
板10に印加される。図示の例では、上面電極12側が
プラス,下面電極22側がマイナスとなっている。もち
ろん、その逆の極性としてもよい。下面電極22側は、
通常アースとする。
【0015】なお、本形態では、上述したように振動板
20も圧電材によって形成されている。このため、振動
板20も分極可能であるが、仮に圧電振動板20を分極
してしまうと、駆動時に圧電振動板20が円周方向に変
位し、図10に矢印FCで示した上下方向の発音振動の
妨げとなる。従って、下面電極22を圧電振動板20の
裏面20B(図1(F)参照)側に形成し、電極12,
22で圧電駆動板10及び圧電振動板20の両方を挟ん
だ状態で分極を行うことは適切ではない。すなわち、上
述したように、下面電極22は、圧電振動板20の表面
22A側に形成し、電極12,22で圧電駆動板10の
みが挟まれた状態で分極を行うようにする。
【0016】以上のような本形態の圧電発音体の駆動
は、前記背景技術と同様である。すなわち、図10
(A)に示したように、駆動信号が増幅回路122で増
幅されて駆動回路124に供給され、この駆動回路12
4によって圧電駆動板10の上面電極12に駆動信号が
印加される。なお、下面電極22側は、引出部24から
アースされる。このようにして、圧電駆動板10に電気
変位が与えられ、圧電駆動板10が円周方向に伸縮す
る。このため、圧電振動板20を含む全体が図10
(B)に矢印FCで示したように上下方向に振動し、音
が発生する。発生する音の周波数帯域の調整は、圧電駆
動板10の厚さや径の変更によって行われる。
【0017】以上のように、本形態によれば、駆動板と
振動板の双方がいずれも圧電材で形成され、更にそれら
が圧着・一体焼成される。このため、上述した背景技術
のような駆動板と振動板を接着する接着工程が不要とな
り、製造工程が簡略化される。
【0018】次に、金属材と圧電材の線膨張率の一例を
示すと、次の表1に示すように両者で大きく異なる。こ
のため、上述したように、圧電駆動板が温度変化によっ
て破損することとなる。しかし、本形態では、駆動板及
び振動板のいずれも圧電材であるため、両者の線膨張率
も同じになる。従って、温度変化に伴う膨張収縮も両者
で同じとなり、温度変化に伴う破損が防止されるように
なる。一例を示すと、本形態及び背景技術についてそれ
ぞれ10個のサンプルを製作し、図3に示すようなヒー
トサイクル試験を行った。すなわち、−45℃〜85℃
の温度範囲,1サイクル80分とし、−45℃及び85
℃でそれぞ30分キープする。このヒートサイクルを、
合計100回繰り返した。その結果、背景技術の場合
は、10個のサンプルのうち、4個において駆動板と振
動板が剥離した。しかし、本形態では、10個のサンプ
ルのいずれも剥離しなかった。
【0019】次に、振動板のみの共振周波数f0[H
z]は、 f0∝(a・t/r)・√(E・b/ρ) の関係がある。このうち、a及びbは係数,tは振動板
の厚さ[m],rは振動板の直径[m],Eはヤング率
[N/m2],ρは振動板の密度[Kg/m3 ]であ
る。表1に示すように,密度ρは、金属材と圧電材でそ
れほど違いはない。従って、振動板の径や厚さがほぼ同
様であるとすると、共振周波数f0は、√Eに比例する
ことになる。一方、表1に示すように、金属材と圧電材
のヤング率を比較すると、圧電材の方が金属材よりも小
さい。従って、共振周波数f0は、圧電材の方が低くな
る。
【0020】
【表1】
【0021】図4(A)には、周波数特性試験の様子が
示されている。インピーダンスアナライザ50を、上面
電極12と下面電極22の引出部24に接続して、イン
ピーダンスの周波数特性を測定する。測定結果は、図4
(B)に示すようになる。測定に用いた駆動板の直径は
15mmφ,厚さは50μm、振動板の直径は20mm
φ,厚さは50μmである。図4(B)のグラフの横軸
は周波数,縦軸はインピーダンス(対数表示)である。
上述した背景技術の場合は、図4(B)にグラフGBで
示すように、共振周波数が約1400[Hz],反共振
周波数が約1540[Hz]である。これに対し、本形
態では、グラフGAで示すように、共振周波数が約80
0[Hz],反共振周波数が約980[Hz]であり、
約600[Hz]周波数が低下した。
【0022】次に、一例を示すと、駆動板用及び振動板
用の圧電材として例えばPZTを用る。それらを、厚さ
が60μm,直径が駆動板は14.0mm,振動板は1
7.6mmの円板状にそれぞれ成形するとともに、Ag
−Pd合金などのスクリーン印刷によって上面電極や下
面電極を形成する。次に、圧電駆動板と圧電振動板を例
えば425kg/cm2,80℃の条件で圧着するとと
もに、1230℃の温度で一体焼成する。その後、直流
電圧として60Vを印加して圧電駆動板の分極を行う。
その後、上面電極及び下面電極に引出線を接続したり、
パッケージに収納するなどの作業が行われる。
【0023】次に、図5〜図8を参照しながら実施形態
2について説明する。この形態2は、圧電駆動板を複数
の圧電材板で構成したものである。まず、図5の例から
説明する。図5中(A)には分解した状態が示されてお
り、(B)には組み立てた状態が示されている。また、
(C)には、(B)の横断面が示されている。これらの
図に示すように、本形態では圧電駆動板が2層構造とな
っている。上段の第1の圧電駆動板60には上面電極6
0Aが形成されており、下段の第2の圧電駆動板62に
は中間電極62A及び側面電極62Bが形成されてい
る。一方、圧電振動板64には下面電極64A及びその
引出部64Bの他に、前記側面電極62Bに接続する引
出部64Cが設けられている。
【0024】図6の例は、前記図5の例の各部を四角形
状にしたものである。なお、対応する部分に同一の符号
を付す。このような角型形状にすると、円板形状の場合
と比較して積層時の位置決めがし易くなる。また、駆動
板や振動板を図2(B)に示したようなシートを打抜い
て成型する場合には、円板形状のものよりも取れる板の
個数が多くなるといった利点がある。
【0025】図7の例は、圧電振動板の表裏にそれぞれ
圧電駆動板を設けたバイモフル型の例である。同図に横
断面を示すように、圧電振動板70の表面72には下面
電極72A及びその引出部72Bが形成されている。ま
た、圧電振動板70の裏面74には下面電極74A及び
その引出部74Bが形成されている。そして、圧電振動
板70の表面側には上部圧電駆動板76が設けられてお
り、裏面側には下部圧電駆動板78が設けられている。
圧電駆動板76,78には、それぞれ上面電極76A,
78Aが形成されている。
【0026】駆動電圧の印加は、圧電駆動板の分極方向
を考慮し、複数の圧電駆動板が同一の駆動方向となるよ
うに留意する。図5及び図6の例において、圧電駆動板
60,62の分極方向が同一,例えば図8(A)に示す
矢印F3の場合は、上面電極60Aに駆動電圧+Vinを
印加し、下面電極64Aに駆動電圧−Vinを印加する。
中間電極62Aはそのままでもよいが、必要であればア
ースする。圧電駆動板60,62の分極方向が異なる場
合,例えば図8(B)に示す矢印F3,F4の場合は、
上面電極60A及び下面電極64Aに駆動電圧Vinを印
加し、中間電極62Aはアースする。
【0027】図7に示したバイモフル型の場合は、圧電
駆動板の一方が伸びたら他方が縮むように、駆動電圧を
印加する。例えば、図8(C)のように圧電駆動板7
6,78の分極方向が矢印F3,F4と異なる場合は、
圧電駆動板76の上面電極76Aに駆動電圧+Vinを印
加し、圧電駆動板78の上面電極78Aに駆動電圧−V
inを印加する。下面電極72A,74Aは、いずれもア
ースする。
【0028】これらの例のように、圧電駆動板を多層構
造もしくはバイモフル構造とすることで音圧の向上を図
ることができる。また、圧電駆動板の間に電極があるた
め,圧電駆動板の分極を比較的低電圧,短時間で行うこ
とができるという利点がある。更に、圧電駆動板を薄く
することができ、低電圧駆動が可能となる。
【0029】本発明には数多くの実施形態があり、以上
の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例
えば、前記形態で示した形状,寸法,材料,製造条件な
どは一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。圧電
駆動板の積層数なども同様である。また、駆動板と振動
板は、必ずしも同一の圧電材で形成する必要はないが、
熱的特性などが接近したものを使用すると好都合であ
る。前記形態を組み合わせるようにしてもよい。例え
ば、図7に示したバイモフル構造に図6に示した多層構
造を組み合わせ、振動板の表裏の駆動板をそれぞれ多層
の圧電板で構成するという具合である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 (1)駆動板のみならず、振動板も圧電材で形成し、圧
着の後に一体焼成することとしたので、駆動板と振動板
の接着工程を削減することができる。 (2)駆動板及び振動板の両方を圧電材で形成すること
としたので、両者の熱的特性が接近するようになり、温
度変化による破損が防止されて信頼性が向上する。 (3)振動板を圧電材で形成することとしたので、共振
周波数が低下し、低音域の音量の増大を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の製造方法を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1の製造方法を示す図であ
る。
【図3】ヒートサイクル試験における温度変化の様子を
示すグラフである。
【図4】周波数特性試験の方法と結果の一例を示す図で
ある。
【図5】本発明の実施形態2の円板型実施例を示す図で
ある。
【図6】実施形態2の角型実施例を示す図である。
【図7】実施形態2のバイモフル型実施例を示す図であ
る。
【図8】実施形態2における駆動電圧の印加の様子を示
す図である。
【図9】背景技術の一例の製造方法を示す図である。
【図10】背景技術の駆動の様子を示す図である。
【符号の説明】
10…圧電駆動板 12…上面電極 20…圧電振動板 22A…表面 20B…裏面 22…下面電極 24…引出部 30…成型用治具 34…圧電材シート 36…コンタクトプローブ 40…直流電源 50…インピーダンスアナライザ 60…圧電駆動板 62…圧電駆動板 60A…上面電極 62A…中間電極 62B…側面電極 64…圧電振動板 64A…下面電極 64B…引出部 64C…引出部 70…圧電振動板 72…表面 72A…下面電極 72B…引出部 74…裏面 74A…下面電極 74B…引出部 76…上部圧電駆動板 76A…上面電極 78…下部圧電駆動板 78A…上面電極 Vin…駆動電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 幸弘 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 伊藤 文久 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 中島 光雄 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 5D004 AA07 AA12 BB01 CC04 CD01 CD07 DD01 GG00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動板及び振動板を積層した圧電発音体
    において、 前記振動板を圧電材で形成したことを特徴とする圧電発
    音体。
  2. 【請求項2】 前記駆動板を複数の圧電材板による多層
    構造としたことを特徴とする請求項1記載の圧電発音
    体。
  3. 【請求項3】 前記駆動板を、前記振動板の表裏にそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の圧電
    発音体。
  4. 【請求項4】 前記駆動板に駆動電圧を印加する駆動電
    極を、前記駆動板のみを挟むように形成したことを特徴
    とする請求項1,2又は3のいずれかに記載の圧電発音
    体。
  5. 【請求項5】 前記多層構造の駆動板の圧電材板間に中
    間電極を形成したことを特徴とする請求項2記載の圧電
    発音体。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4及び5のいずれか
    に記載の圧電発音体の製造方法であって、 前記駆動板と前記振動板を、圧着の後に一体焼成したこ
    とを特徴とする圧電発音体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記駆動板のみに分極電圧を印加するこ
    とを特徴とする請求項6記載の圧電発音体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010277018A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Sumitomo Chemical Co Ltd 耐久性に優れた偏光板およびその製造方法、それを用いた画像表示装置
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