JP2000115890A - 圧電発音体及びその製造方法 - Google Patents

圧電発音体及びその製造方法

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JP2000115890A
JP2000115890A JP10285158A JP28515898A JP2000115890A JP 2000115890 A JP2000115890 A JP 2000115890A JP 10285158 A JP10285158 A JP 10285158A JP 28515898 A JP28515898 A JP 28515898A JP 2000115890 A JP2000115890 A JP 2000115890A
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piezoelectric material
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material sheet
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Yoshiyuki Watabe
嘉幸 渡部
Yukihiro Matsui
幸弘 松井
Hiroaki Uenishi
広明 植西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音量を増加させるとともに、量産性にも優れ
た圧電発音体を提供する。 【解決手段】 積層圧電素子10の圧電材部分は、矢印
F1,F2で示す方向(もしくはその逆の方向)に分極
する。この状態で、外部より信号30を印加すると、そ
の極性に応じて積層圧電素子10が伸縮し、振動板16
が矢印F3,F4方向に撓んで信号30に対応する音が
発せられる。圧電材の伸縮方向は、分極方向と一致して
いる。このため、変位量は縦方向圧電定数に比例する。
縦方向と横方向の圧電定数を比較すると、横方向圧電定
数<縦方向圧電定数であるので、より大きな音量を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子音響機器,通
信機器,電子機器などに使用される圧電発音体及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】圧電発音体は、簡易な電気音響変換手段と
して広く利用されており、特に近年は携帯電話などの分
野で多用されている。一般的には、図10(A)に断面を
示すように、圧電駆動板100を金属振動板110に貼
り合わせた構成となっている。圧電材としては、例え
ば、圧電性セラミックス{ジルコン酸チタン酸鉛(略し
てPZT),チタン酸バリウム,ジルコン酸鉛,チタン
酸鉛などを主成分とするセラミックス}が用いられる。
このような圧電材を円板状に成形するとともに、焼成,
分極を行って圧電駆動板100を得る。圧電駆動板10
0の上面には、駆動用の電極102が設けられている。
一方,金属振動板110を形成する金属としては、例え
ばFe−Ni系ステンレス材料が用いられる。前記圧電
駆動板100を金属振動板110上に導電性接着剤を用
いて貼り合わせることで、圧電発音体ないしは圧電ブザ
ー120を得る。
【0003】このようにして得られた圧電発音体120
には、電極102と、金属振動板110との間に、別言
すれば圧電駆動板100の表裏面に駆動信号122が印
加される。金属振動板110側は、通常アースされる。
このようにして、圧電駆動板100に電気変位を与える
と、圧電駆動板100は、図10(B)に矢印FAで示す
ように、円周方向に伸縮する。ところが、金属振動板1
10があるために全体が湾曲するようになり、結果とし
て矢印FBで示すように上下方向に振動し、音が発生す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発音体の音
量を増加させるためには、一般的に、金属振動板のたわ
み変位を増加させる必要がある。このたわみ変位量を増
加させる手法としては、従来、 圧電定数d31の増加を図る。 圧電駆動板を薄くし、電極間に印加される電界の向上
を図る。の2つの方法がある。
【0005】しかしながら、圧電定数d31は材料そのも
のの物性として定まるものであり、新規な圧電材料でも
見出されない限りその増大を図ることは困難である。仮
に従来の材料に改良を加えるとしても、相当の時間や労
力を費やすことになる。このような理由から、圧電定数
d31の大幅な向上は望めない状況にある。一方、圧電駆
動板を薄くする方法の場合は、焼成時に圧電板の反りや
割れなどが生ずるようになり、量産性に劣るという不都
合がある。
【0006】本発明は、以上の点に着目したもので、そ
の音量を増加させるとともに、量産性にも優れた圧電発
音体を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、圧電材に電極が形成された駆動板を振動
板に張り合わせた圧電発音体において、前記圧電材を前
記振動板の振動面に沿って分極するとともに、前記電極
を前記分極方向に圧電材を挟む配置としたことを特徴と
する。
【0008】主要な形態の一つは、前記分極方向に積層
された圧電材シート;この圧電材シートとともに積層さ
れて、積層体の対峙する端面に交互に引き出された内部
電極;これら引き出された内部電極に、前記積層体の各
端面で接続された外部電極;を備えたことを特徴とす
る。
【0009】他の形態は、前記分極方向に直交する方向
に積層された圧電材シート;この圧電材シート面上に分
極方向に所定間隔で複数形成されており、交互に積層体
の対峙する端面に引き出された内部電極;これら引き出
された内部電極に、前記積層体の各端面で接続された外
部電極;を備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の圧電発音体の製造方法は、圧電材
シート上に、その一端で露出するように内部電極を形成
するステップ;この圧電材シートを、対峙する端面に交
互に内部電極が引き出されるように積層して圧着し、焼
成するステップ;この積層体を積層方向に切断するステ
ップ;この切断された積層体の端面に、前記引き出され
た内部電極に接続される外部電極を形成するステップ;
この外部電極が形成された積層体を振動板に張り合わせ
るステップ;前記外部電極に電圧を印加して、前記圧電
材シートを前記振動体の振動面に沿った方向に分極する
ステップ;を含むことを特徴とする。
【0011】他の発明は、圧電材シート上に、対峙する
端部に交互に露出するように、所定間隔で複数の内部電
極を形成するステップ;この圧電材シートを、対峙する
端面に交互に内部電極が引き出されるように積層して圧
着し、焼成するステップ;この積層体の端面に、前記引
き出された内部電極に接続される外部電極を形成するス
テップ;この外部電極が形成された積層体を振動板に張
り合わせるステップ;前記外部電極に電圧を印加して、
前記圧電材シートを前記振動体の振動面に沿った方向に
分極するステップ;を含むことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、振動板の振動面に沿った
方向に分極が行われて、圧電材の主伸縮が縦方向圧電定
数に依存するようになる。縦方向圧電定数は横方向圧電
定数よりも大きいため、振幅が増大するようになる。す
なわち、圧電材の分極方向の変位が発音体のたわみ量に
変換され、音響的に効率よく変位量が取り出される。本
発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な
説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。最初に、図1〜図5を参照しながら
実施形態1について説明する。図1には、本形態にかか
る圧電発音体が示されている。同図において、駆動側と
して作用する圧電駆動素子10は、いわゆる積層コンデ
ンサ型の内部電極構造を有しており、各内部電極は対峙
する端面に交互に露出している。すなわち、積層圧電素
子10の内部には、内部電極12A,12Bが交互に設
けられている。そして、内部電極12Aは端面10A側
に露出しており、内部電極12Bは端面10B側に露出
している。更に、圧電駆動素子10の端面10A,10
Bには、それぞれ外部電極14A,14B(14Bは図
示せず)が形成されている。そして、内部電極12Aは
いずれも外部電極14Aに接続しており、内部電極12
Bはいずれも外部電極14Bに接続されている。このよ
うな構成の積層圧電素子10を振動板16上に貼り付け
ることで、圧電発音体が得られる。
【0014】次に、図2及び図3を参照して、積層圧電
素子10の製造方法を説明する。最初に、図2に示すよ
うに、例えば厚み10μm,幅5mm,長さ15mmの
チタン酸ジルコン酸鉛のグリーンシート20を用意す
る。次に、このグリーンシート20の片面に、例えばA
g/Pdペーストによる電極層22をスクリーン印刷に
て形成する。そして、電極層22が、上下のシート間で
交互に前後に露出するように、グリーンシート20を約
1400層積層して圧着する。その後、脱バインダ処理
を行うとともに、約1100℃で焼成し、図3(A)に示
す積層圧電焼成体24を得る。
【0015】続いて、この積層圧電焼成体24を、図3
(B)に点線LAで示すように積層方向に切断し、図3(C)
に示すように、厚み50μm,約14mm四方の積層圧
電体26を得る。更に、この積層圧電体26の内部電極
露出面26A,26Bに、例えばAgペーストによって
外部電極14A,14Bをそれぞれ形成する。これによ
って、図1に示した積層圧電素子10を得ることができ
る。
【0016】一方、厚み50μm,18mm四方のアル
ミ板を振動板16として用意する。この振動板16の中
央部に、前記積層圧電素子10を接着剤によって張り合
わせることで、図1の圧電発音体を得る。
【0017】次に、図4を参照して、本形態にかかる圧
電発音体の作用を説明する。図4には、駆動時における
圧電発音体の断面が示されている。積層圧電素子10の
圧電材部分の分極は、外部電極14A,14Bに直流電
圧を印加することで行われる。外部電極14A,14B
は、上述したように内部電極12A,12Bにそれぞれ
接続されており、内部電極12A,12Bは交互の配置
となっている。このため、積層圧電素子10の圧電材部
分は、図4に矢印F1,F2で示す方向(もしくはそれ
らの逆の方向)に分極することになる。
【0018】この状態で、外部より信号30を印加する
と、その極性に応じて図4(A),(B)のように振動するよ
うになる。まず、信号30の極性が、外部電極14A
(すなわち内部電極12A)がプラス+,外部電極14
B(すなわち内部電極12B)がマイナス−の場合は、
図4(A)に示すように、分極方向と電界方向が一致し、
圧電材部分は伸びるようになる。従って、振動板16
は、矢印F3方向に湾曲する。これに対し、信号30の
極性が、外部電極14A(すなわち内部電極12A)が
マイナス−,外部電極14B(すなわち内部電極12
B)がプラス+の場合は、図4(B)に示すように、分極
方向と電界方向が逆となり、圧電材部分は縮むようにな
る。従って、振動板16は、矢印F4方向に湾曲する。
このようにして、積層圧電素子10の伸縮が振動板16
の撓み変位に変換され、音響的に有効な変位が取り出さ
れて信号30に対応する音が発せられることになる。
【0019】このように、本形態によれば、積層圧電素
子10の圧電材が振動板16の振動面に沿って分極され
ており、内部電極12A,12Bが前記分極方向に圧電
材シート20を挟む配置となっている。そして、圧電材
の主伸縮方向が分極方向と一致しているため、変位量は
縦方向圧電定数d33に比例する。一方、上述した背景技
術では、分極方向と主伸縮方向とが直交しており、変位
量は横方向圧電定数d31に比例する。ここで、圧電定数
を比較すると、d31<d33であり、本形態にかかるd33
の方が大きい。例えば、以下に示す音圧測定用に試作し
たチタン酸ジルコン酸鉛の場合、d31,d33の値は、そ
れぞれd31=−108×10-12[m/V],d33=260×
10-12[m/V]である。従って、本形態によれば、前記
背景技術よりも大きな音量を得ることができる。
【0020】次に、以上のような本形態にかかる圧電発
音体の音圧特性を測定したところ、図5に示すような結
果が得られた。同図中、縦軸は音圧(dB),横軸は周波数
(Hz,対数表示)である。実験条件としては、1Vrms
(実効値)のサインカーブの信号を印加し、圧電発音体
から1m離れた地点での音圧を測定している。また、実
線のグラフGAは本形態の音圧特性,破線のグラフGB
は背景技術の音圧特性である。なお、背景技術の圧電発
音体は、本形態と同一の寸法で構成したものである。両
者を比較すれば明らかなように、広い周波数領域で、本
形態にかかるグラフGAのほうが背景技術であるグラフ
GBよりも高く、音圧が増大していることがわかる。
【0021】次に、図6〜図8を参照しながら本発明の
実施形態2について説明する。上述した形態1では、内
部電極を形成した積層圧電焼成体を切断することで積層
圧電素子を得ている。これに対し、本形態2では、積層
圧電焼成体を切断することなくそのまま使用して積層圧
電素子を得ている。
【0022】最初に、図6(A)に平面を示すように、厚
み4μm,四方が14mmのグリーンシート50を用意
し、櫛形状に内部電極52をスクリーン印刷する。内部
電極52は、グリーンシート50の端面50A側に露出
している。同様に、図6(B)に平面を示すように、厚み
4μm,四方が14mmのグリーンシート51を用意
し、櫛形状に内部電極53をスクリーン印刷する。内部
電極53は、グリーンシート51の端面51B側に露出
している。更に、内部電極52,53は、矢印F10,
F12で示すように、一方が他方の間に入るような交互
の位置となるように、グリーンシート50,51上にそ
れぞれ形成されている。
【0023】このようなグリーンシートを、図6(A)の
ものと(B)のものを交互に6層ずつ合計12層積層して
圧着・焼成し、図7(A)のような厚み約50μmの積層
圧電焼成体54を得る。内部電極52,53は、厚み方
向で連続していない。また、厚み方向と直交する矢印F
14方向には、内部電極52,53は交互の配置となっ
ている。そして、内部電極52は、積層圧電焼成体54
の一方の端面54A側に露出しており、内部電極53
は、積層圧電焼成体54の他方の端面54B側に露出し
ている(図示せず)。すなわち、内部電極52,53
は、厚み方向で連続していないものの、積層圧電焼成体
54の端面54A,54Bに交互に露出している点で、
ほぼ図1と同様の構造となっている。
【0024】次に、前記形態1と同様に、積層圧電焼成
体54の端面54A,54Bに、例えばAgによる外部
電極56を図7(B)に示すように設け、積層圧電素子5
8を得る。更に、前記形態1と同様に、厚み50μm,
18mm四方のアルミ板を振動板として用意し、その中
央部に、前記積層圧電素子58を接着剤によって張り付
けることで、圧電発音体を得る。
【0025】このように、本形態によれば、所定間隔で
内部電極が形成された圧電材シートが積層されており、
内部電極は積層体の対峙する端面に交互に引き出されて
いる。そして、これら内部電極は、各端面で外部電極に
接続されている。前記形態1が分極方向に圧電材シート
を積層した構成になっているのに対し、本形態2は分極
方向と直交する方向に圧電材シートを積層した構成とな
っている。しかし、このような構成の圧電発音体でも、
前記形態1と同様の効果を得ることができ、図7(B)に
矢印F16で示すような変位を得ることができる。
【0026】本形態にかかる圧電発音体の音圧特性を測
定したところ、図8に示すような結果が得られた。同図
中、縦軸,横軸は前記図5と同様であり、実験条件も同
様である。また、実線のグラフGCは本形態の音圧特
性,破線のグラフGBは背景技術の音圧特性である。両
者を比較すれば明らかなように、広い周波数領域で、本
形態にかかるグラフGCのほうが背景技術であるグラフ
GBよりも高く、音圧が増大していることがわかる。
【0027】本発明には数多くの実施形態があり、以上
の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例
えば、前記形態に示した材料や形状・寸法は一例であ
り、必要に応じて適宜変更してよい。シートの積層数,
内部電極のパターンなども同様である。振動板の変位量
は、圧電材シートの積層枚数の増減によって調整するこ
とができ、積層枚数を増やすことで容易に変位量の増大
を図ることができる。図9には、前記形態2における内
部電極の他の例が示されている。この例は、グリーンシ
ート60上に、図6(A)に示した内部電極52と、(B)に
示した内部電極53を、交互に形成したものである。こ
のようなグリーンシートを積層することでも、前記形態
2とほぼ同様の圧電発音体を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 圧電材を積層構造として振動板の振動面に沿った方向
に分極し、縦方向圧電定数に依存して主伸縮が生ずるよ
うにしたので、積層圧電材の縦方向の変位が振動板の撓
みに効率的に変換され、音量が増大する。 圧電材を積層することとしたので、焼成時における反
りや割れなどが防止され、量産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】前記形態1の製造過程におけるシートの積層の
様子を示す斜視図である。
【図3】前記形態1の製造方法を示す斜視図である。
【図4】前記形態1の作用を示す主要断面図である。
【図5】前記形態1の音圧特性を示すグラフである。
【図6】本発明の実施形態2におけるシートの様子を示
す平面図である。
【図7】前記形態2におけるシート積層後の様子を示す
斜視図である。
【図8】前記形態2の音圧特性を示すグラフである。
【図9】前記形態2におけるシート電極形状の他の例を
示す平面図である。
【図10】背景技術の圧電発音体を示す図である。
【符号の説明】
10…積層圧電素子 10A,10B…端面 12A,12B…内部電極 14A,14B…外部電極 16…振動板 20…グリーンシート 22…電極層 24…積層圧電焼成体 26A,26B…内部電極露出面 26…積層圧電体 30…信号 50,51…グリーンシート 50A,51B…端面 52,53…内部電極 54A,54B…端面 54…積層圧電焼成体 56…外部電極 58…積層圧電素子 GA〜GC…グラフ LA…点線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植西 広明 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 5D004 AA01 BB01 CD01 DD01 FF01 FF06 GG00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材に電極が形成された駆動板を振動
    板に張り合わせた圧電発音体において、 前記圧電材を前記振動板の振動面に沿って分極するとと
    もに、前記電極を前記分極方向に圧電材を挟む配置とし
    たことを特徴とする圧電発音体。
  2. 【請求項2】 前記分極方向に積層された圧電材シー
    ト;この圧電材シートとともに積層されて、積層体の対
    峙する端面に交互に引き出された内部電極;これら引き
    出された内部電極に、前記積層体の各端面で接続された
    外部電極;を備えたことを特徴とする請求項1記載の圧
    電発音体。
  3. 【請求項3】 前記分極方向に直交する方向に積層され
    た圧電材シート;この圧電材シート面上に分極方向に所
    定間隔で複数形成されており、交互に積層体の対峙する
    端面に引き出された内部電極;これら引き出された内部
    電極に、前記積層体の各端面で接続された外部電極;を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の圧電発音体。
  4. 【請求項4】 圧電材シート上に、その一端で露出する
    ように内部電極を形成するステップ;この圧電材シート
    を、対峙する端面に交互に内部電極が引き出されるよう
    に積層して圧着し、焼成するステップ;この積層体を積
    層方向に切断するステップ;この切断された積層体の端
    面に、前記引き出された内部電極に接続される外部電極
    を形成するステップ;この外部電極が形成された積層体
    を振動板に張り合わせるステップ;前記外部電極に電圧
    を印加して、前記圧電材シートを前記振動体の振動面に
    沿った方向に分極するステップ;を含むことを特徴とす
    る圧電発音体の製造方法。
  5. 【請求項5】 圧電材シート上に、対峙する端部に交互
    に露出するように、所定間隔で複数の内部電極を形成す
    るステップ;この圧電材シートを、対峙する端面に交互
    に内部電極が引き出されるように積層して圧着し、焼成
    するステップ;この積層体の端面に、前記引き出された
    内部電極に接続される外部電極を形成するステップ;こ
    の外部電極が形成された積層体を振動板に張り合わせる
    ステップ;前記外部電極に電圧を印加して、前記圧電材
    シートを前記振動体の振動面に沿った方向に分極するス
    テップ;を含むことを特徴とする圧電発音体の製造方
    法。
JP10285158A 1998-10-07 1998-10-07 圧電発音体及びその製造方法 Withdrawn JP2000115890A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010103987A (ja) * 2008-09-25 2010-05-06 Kyocera Corp 振動体
JP2014068141A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Teijin Ltd 圧電スピーカー
JP2015091069A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 株式会社村田製作所 圧電スピーカ

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