JP2003133891A - 積層圧電振動子 - Google Patents

積層圧電振動子

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JP2003133891A
JP2003133891A JP2001328912A JP2001328912A JP2003133891A JP 2003133891 A JP2003133891 A JP 2003133891A JP 2001328912 A JP2001328912 A JP 2001328912A JP 2001328912 A JP2001328912 A JP 2001328912A JP 2003133891 A JP2003133891 A JP 2003133891A
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piezoelectric
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electrode
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Osamu Kobayashi
修 小林
Kozo Kusaka
孝三 草加
Hiroyuki Mibana
浩之 巳鼻
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Tayca Corp
Original Assignee
Tayca Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の圧電材料で同一の厚みであっても、従
来の圧電振動子の基本波の共振周波数より高いところに
共振周波数が存在し、かつ波形の大きい共振インピーダ
ンス特性を有する積層圧電振動子を提供する。 【解決手段】 分極された圧電体が接合層を介して2層
積層された積層体と、上記積層体の上面に設けられた上
面電極と、上記積層体の下面に設けられ且つ上記上面電
極とは独立した下面電極とを有し、接合層を介して隣り
合う2層の圧電体の分極方向を互いに逆向きになるよう
にして、積層圧電振動子を構成するか、または分極され
た圧電体が接合層を介して3層積層された積層体と、上
記積層体の上面に設けられた上面電極と、上記積層体の
下面に設けられ且つ上記上面電極とは独立した下面電極
とを有し、接合層を介して隣り合う2層の圧電体の分極
方向を互いに逆向きになるようにして、積層圧電振動子
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層圧電振動子に
関し、さらに詳しくは、積層圧電振動子の厚み方向の共
振(縦振動の共振)を利用する高周波共振器、レゾネー
ター、送受波器などに好適に用いられる積層圧電振動子
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電振動子は、図4に示すよう
に、基本的には使用周波数に相当する厚みに調整した1
層の圧電体1の上面および下面にそれぞれ上面電極4お
よび下面電極5を配設した構造になっていた。
【0003】この圧電体が1層の圧電振動子(以下、
「単層構造の圧電振動子」という)の縦振動の共振周波
数は、圧電体材料特有の周波数定数とその厚みによって
決まり、下記の関係式が成り立つ。
【0004】fr=Nt/T fr:基本波の共振周波数(kHz) Nt:周波数定数(kHz・mm) T :圧電体の厚み(mm)
【0005】従って、この圧電振動子を用いて、より高
い共振周波数を得たい場合には、圧電体の厚みをより薄
くする必要がある。従来の圧電振動子は、その総厚みに
相当する周波数で縦振動の共振インピーダンス特性を示
し、通常、基本波(1倍波:1/2波長)のところが利
用されている。
【0006】基本波より3倍高い周波数に共振インピー
ダンス特性を持つ3倍波(3/2波長)、基本波より5
倍高い周波数に共振インピーダンス特性を持つ5倍波
(5/2波長)、基本波よりm倍(ただし、mは7以上
の奇数)高い周波数に共振インピーダンス特性を持つm
倍波(m/2波長)も存在するものの、3倍波、5倍
波、m倍波と高周波になるほど波形が小さくなる(その
結果、共振周波数と反共振周波数の差や共振インピーダ
ンスと反共振インピーダンスの差が小さくなる)ため、
電気機械結合係数kt が小さくなり、圧電振動子として
の機能が低下するという問題があった。
【0007】そして、上記の関係およびその特性は、圧
電体を積層した従来の積層圧電振動子についても同様で
あり、上記関係式で言えば、圧電体の厚みTが積層圧電
振動子の総厚みに相当する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような圧電振動
子を用いるにあたり、より高い共振周波数を利用しよう
とする場合には、同一圧電材料で同一厚みであっても、
より高いところに基本波の共振周波数を持つ圧電振動子
が望まれるが、従来の圧電振動子にはそのようなものが
なかったため、従来の圧電振動子で、より高い周波数を
利用しようとすると、波形の小さい3倍波、5倍波の共
振周波数を利用しなければならず、その結果、電気機械
結合係数が小さくなるという問題があった。
【0009】本発明は、上記のような従来技術における
問題点を解決し、同一の圧電材料で同一の厚みであって
も、従来の圧電振動子の基本波の共振周波数より高いと
ころに共振周波数が存在し、かつ波形の大きい共振イン
ピーダンス特性を有する積層圧電振動子を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、下記の3つの態様の
積層圧電振動子からなるものである。
【0011】本発明の第1の態様の積層圧電振動子は、
分極された圧電体が接合層を介して2層積層された積層
体と、上記積層体の上面に設けられた上面電極と、上記
積層体の下面に設けられ且つ上記上面電極とは独立した
下面電極とを有する積層圧電振動子であって、接合層を
介して隣り合う2層の圧電体の分極方向が互いに逆向き
になっていることを特徴とする積層圧電振動子である。
【0012】そして、この第1の態様の積層圧電振動子
では、その上面電極と下面電極との間に電圧をかけたと
きに、接合層と介して隣り合う2層の圧電体のうちの一
方の圧電体が伸び、他方の圧電体が縮む動作をする。こ
の一方の圧電体が伸び、他方の圧電体が縮む動作は、同
時に生じる。そして、本発明の積層圧電振動子において
は、この一方の圧電体が伸び、他方の圧電体が縮む動作
は、この第1の態様のもののみならず、以下に説明する
第2の態様のもの、第3の態様のもののいずれにおいて
も、同時に生じる。
【0013】本発明の第2の態様の積層圧電振動子は、
分極された圧電体が接合層を介して3層積層された積層
体と、上記積層体の上面に設けられた上面電極と、上記
積層体の下面に設けられ且つ上記上面電極とは独立した
下面電極とを有する積層圧電振動子であって、接合層を
介して隣り合う2層の圧電体の分極方向が互いに逆向き
になっていることを特徴とする積層圧電振動子である。
【0014】そして、この第2の態様の積層圧電振動子
でも、その上面電極と下面電極との間に電圧を印加しと
きに、接合層を介して隣り合う2層の圧電体のうちの一
方の圧電体が伸び、他方の圧電体が縮む動作をする。
【0015】本発明の第3の態様の積層圧電振動子は、
分極された圧電体が接合層を介してn(ただし、nは4
以上の整数)積層された積層体と、上記積層体の上面に
設けられた上面電極と、上記積層体の下面に設けられ且
つ上記上面電極とは独立した下面電極とを有する積層圧
電振動子であって、接合層を介して隣り合う2層の圧電
体の分極方向が互いに逆向きになっていることを特徴と
する積層圧電振動子である。
【0016】そして、この第3の態様の積層圧電振動子
でも、その上面電極と下面電極との間に電圧を印加した
ときに、接合層を介して隣り合う2層の圧電体のうちの
一方の圧電体が伸び、他方の圧電体が縮む動作をする。
【0017】本発明の積層圧電振動子は、上記のように
構成されていることにより、圧電体が第1の態様のよう
に2層積層されている場合、その基本波の共振周波数
は、同一圧電材料で同一厚みの従来の圧電振動子の基本
波の共振周波数に比べて、2倍高い周波数に存在し、圧
電体が第2の態様のように3層積層されている場合、そ
の基本波の共振周波数は、同一圧電材料で同一厚みの従
来の圧電振動子の基本波の共振周波数に比べて、3倍高
い周波数に存在し、圧電体が第3の態様のようにn層積
層されている場合、その基本波の共振周波数は、同一圧
電材料で同一厚みの従来の圧電振動子の基本波の共振周
波数に比べて、n倍高い周波数に存在し、かつそれらの
波形はいずれの場合も従来の圧電振動子の基本波と同様
に大きいものとなる。
【0018】本発明の積層圧電振動子がなぜ上記のよう
な特性を有するようになるのかは、現在のところ必ずし
も明確ではないが、以下のように推測される。
【0019】まず、図4に示すように圧電体1が1層の
単層構造の圧電振動子の場合、当然ながら、印加する電
圧極性は、分極処理を行った方向に対して同一方向か逆
方向かのどちらかとなり、印加する電圧に対して伸びる
か縮むかのどちらかの動作をする。従って、単層構造の
圧電振動子の厚み方向の振動の基本波は1倍波(1/2
波長)の共振周波数となる。
【0020】また、図5〜図6に示すような従来構成の
積層圧電振動子の場合は、印加する電圧極性に対して、
圧電体11の分極方向はすべて同じ方向になるため、積
層圧電振動子における各圧電体は、すべて印加される電
圧に対して伸びるかまたは縮むかのどちらかの動作をす
る。従って、従来構成の積層圧電振動子の厚み振動の基
本波についても、単層構造の圧電振動子と同様に、総厚
みに相当する1倍波(1/2波長)になる。
【0021】これに対して、本発明の積層圧電振動子
は、例えば、図3に示すように、分極された圧電体1が
接合層2を介してn層積層された積層体3と、上記積層
体3の上面に設けられた上面電極4と、上記積層体3の
下面に設けられ且つ上記上面電極4とは独立した下面電
極5とを有していて、接合層2を介して隣り合う圧電体
1の分極方向が互いに逆方向になっているので、上記上
面電極4と下面電極5との間に電圧を印加すると、接合
層2を介して隣り合う2層の圧電体1のうちの一方の圧
電体1が伸び、他方の圧電体1が縮む動作をする。すな
わち、積層された圧電体1が1層ごとに交互に伸縮を示
すことになる。
【0022】その結果、本発明の積層圧電振動子では、
接合層で仕切られた各圧電体のそれぞれの厚みに相当す
る基本波(1/2波長)の振動が強調されて、総和のn
倍波の共振周波数特性を示すものと考えられる。従っ
て、本発明の積層圧電振動子の基本波の共振周波数は、
従来の圧電振動子の基本波の共振周波数に比べて、同一
圧電材料で同一厚みであっても、n倍高い周波数に存在
し、その共振波形は従来の圧電振動子の基本波の共振波
形と同様に大きくなるものと考えられる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1の態様の積層
圧電振動子を模式的に示し、図2に本発明の第2の態様
の積層圧電振動子を模式的に示し、図3に本発明の第3
の態様の積層圧電振動子を模式的に示す。
【0024】まず、図1に示す本発明の第1の態様の積
層圧電振動子について説明すると、この図1に示す積層
圧電振動子は、圧電体を2層積層した構造の2層積層型
の積層圧電振動子であって、分極された圧電体1が接合
層2を介して2層積層された積層体3と、上記積層体3
の上面に設けられた上面電極4と、上記積層体3の下面
に設けられ且つ上記上面電極4とは独立した下面電極5
とを有し、接合層2を介して隣り合う2層の圧電体1の
分極方向が互いに逆向きになっている。なお、この図1
では、上面電極4や下面電極5などの電極を形成した部
分の境界線は電極の種類にかかわらず太線で示し、圧電
体1の電極が形成されていない部分の稜線は細線で示し
ている。そして、電極が形成されている面にはドットを
付し、圧電体1の分極方向は圧電体1中に太い矢印で示
している。この太線、細線、ドット、太い矢印などによ
る図示の内容は積層構造、単層構造のいかんにかかわら
ず、圧電振動子を示す他の図でも同様である。なお、接
合層2についても太線で図示しているが、接合層を示す
太線の場合には参照符号の2が付されているので、電極
を形成した部分の境界線を示す太線とは識別することが
できる。また、上面電極4と下面電極5は、両者が接触
しなければ、積層体3の側面に一部はみ出て形成されて
いてもよい。
【0025】この図1に示す本発明の2層積層型の積層
圧電振動子では、その上面電極4と下面電極5との間に
電圧をかけたときに、接合層2を介して隣り合う2層の
圧電体1のうちの一方の圧電体1が伸び、他方の圧電体
1が縮む動作をする。
【0026】従って、この図1に示す本発明の2層積層
型の積層圧電振動子では、その基本波の共振周波数は、
同一圧電材料で同一厚みの従来の2層積層型の積層圧電
振動子の基本波の共振周波数より2倍高く、共振波形の
大きさは上記従来の2層積層型の積層圧電振動子と同様
に大きい。
【0027】つぎに、図2に示す本発明の第2の態様の
積層圧電振動子について説明する。この図2に示す積層
圧電振動子は、圧電体を3層積層した3層積層型の積層
圧電振動子であって、分極された圧電体が接合層を介し
て3層積層された積層体と、上記積層体の上面に設けら
れた上面電極と、上記積層体の下面に設けられ且つ上記
上面電極とは独立した下面電極とを有し、接合層を介し
て隣り合う2層の圧電体の分極方向が互いに逆向きにな
っている。
【0028】この図2に示す本発明の3層積層型の積層
圧電振動子では、その上面電極4と下面電極5との間に
電圧をかけたときに、接合層2を介して隣り合う2層の
圧電体1のうちの一方の圧電体1が伸び、他方の圧電体
1が縮む動作をする。
【0029】従って、この図2に示す本発明の3層積層
型の積層圧電振動子では、その基本波の共振周波数は、
同一圧電材料で同一厚みの従来品(従来の3層積層型の
積層圧電振動子)の基本波の共振周波数より3倍高く、
共振波形の大きさは上記従来の3層積層型の積層圧電振
動子と同様に大きい。
【0030】つぎに、図3に示す本発明の第3の態様の
積層圧電振動子について説明する。この図3に示す本発
明の第3の態様の積層圧電振動子は、圧電体をn(ただ
し、nは4以上の整数)層積層したn層積層型の積層圧
電振動子であって、この図3にn層積層型の積層圧電振
動子も、基本的には前記の2層積層型や3層積層型の積
層圧電振動子と同様であって、分極された圧電体1が接
合層2を介してn層積層された積層体3と、上記積層体
3の上面に設けられた上面電極4と、上記積層体3の下
面に設けられ且つ上記上面電極4とは独立した下面電極
5とを有し、接合層2を介して隣り合う2層の圧電体1
の分極方向が互いに逆向きになっている。
【0031】この図3に示す本発明のn層積層型の積層
圧電振動子でも、その上面電極4と下面電極5との間に
電圧をかけると、接合層2を介して隣り合う2層の圧電
体1のうちの一方の圧電体1が伸び、他方の圧電体1が
縮む動作をする。
【0032】従って、この図3に示す本発明のn層積層
型の積層圧電振動子では、その基本波の共振周波数は、
従来品(従来のn層積層型の積層圧電振動子)に比べ
て、同一圧電材料で同一厚みであっても、n倍高い周波
数になり、その共振波形は従来のn層積層型の積層圧電
振動子の基本波の共振波形と同様に大きい。
【0033】なお、図2や図3では、接合層2が積層体
3の側面まで露出した構造を例示しているが、図1のよ
うに、接合層2が部分的に積層体3の側面にまで露出し
ていなくても、上記特性にはほとんど影響しない。
【0034】また、図示した積層圧電振動子は、いずれ
も四角形状のものであるが、本発明の積層圧電振動子の
形状は、平面体であればよく、例えば、円盤状、六角
形、多角形、台形など、他の形状であってもよい。
【0035】本発明において、圧電体としては、例え
ば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系、チタン酸バリ
ウム(BT)系、チタン酸鉛(PT)系、チタン酸ビス
マス(BIT)系などの圧電セラミックスや、ニオブ酸
亜鉛酸チタン酸鉛(PZNT)系やニオブ酸マグネシウ
ム酸チタン酸鉛(PMNT)系などの圧電単結晶や有機
系圧電材料などで構成したものが用いられる。
【0036】上面電極や下面電極などの電極は、例え
ば、Ni、Cr、Ti、Au、Pt、Pd、Ag、C
u、Alなどの導電性を有する金属を用いて形成され
る。電極の形成にあたっては、使用する金属を圧電体の
種類、電極形成方法、圧電体の積層方法などによって使
い分ければよい。
【0037】電極の形成方法は、常法でよく、焼付法、
スパッタ法、メッキ法などを採用することができる。電
極の形成時に熱を極端にかけることができない有機系材
料で構成した圧電体や圧電単結晶を用いて作製した圧電
体などに対しては、熱があまりかからないスパッタ法や
メッキ法などを採用するのが好ましい。
【0038】接合層は、例えば、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂などの有機結合材などを用いて構成される。ま
た、上記した電極に使用される金属、あるいはそれらの
混合物であっても、各圧電体の有する特性に影響を生じ
なければ接合層の構成材料として適用することができ
る。
【0039】これら接合層の構成材料は、圧電振動子の
積層方法などに応じて使い分ければよく、各圧電体が物
理的に強固に接合するように使い分けられる。
【0040】本発明の積層圧電振動子を作製するための
積層方法としては、それぞれの圧電体ごとに所定の電極
を形成した後、樹脂接着、金属加熱溶着接合などによ
り、複数の圧電体を接合し、圧電体が上記材料からなる
接合層を介して積層されるようにすればよい。また、圧
電体がセラミックスの場合は、圧電セラミックス粉体の
グリーンシート上に電極形成用金属をスクリーン印刷法
などにより印刷し、それらを積層し一体化のためのプレ
ス成形をした後、一体焼成し、その焼成後、分極処理し
て作製した従来構造の積層圧電振動子を、内部電極が外
部電極に接している部分をカットすることによっても本
発明の積層圧電振動子を得ることができる。
【0041】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0042】実施例1 以下に示すようにして3層積層型の積層圧電振動子を作
製した。まず、チタン酸ジルコン酸鉛系粉体とバインダ
ー、可塑剤、溶剤、分散剤を混合し、押出成形機にて押
出成形して、厚み0.25mmのグリーンシートを得
た。このグリーンシートを所定の大きさにカットした
後、脱脂し、1200℃で2時間焼成して、PZT系セ
ラミックス焼成体を得た。上記セラミックス焼成体の表
面を両面研磨機にて2000#の砥粒でラップしたの
ち、ダイシングマシーンにて所定のサイズに切断して、
厚さ0.198mmのセラミックスを得た。
【0043】得られたセラミックスの上面および下面
に、Cuの無電解メッキにてCu層を形成し、その表面
にNiの無電解メッキにてNi層を形成し、さらにその
表面にAuの無電解メッキにてAu層を形成した。その
後、ダイシングマシーンを用いて上記圧電体の周囲を切
断除去して、上面および下面の電極面積が10mm×3
0mmで、Cu層およびNi層の厚みがそれぞれ0.4
μmであって、Au層の厚みが0.2μmであり、全体
のサイズが10mm×30mm×0.20mm(厚み)
の電極付きセラミックスを得た。
【0044】上記のようにして得られた電極付きセラミ
ックスの電極間に直流電圧300Vdcをシリコンオイ
ル中100℃にて印加して、分極処理を行って、圧電体
を得た。
【0045】上記分極処理によって得られた圧電体を常
温硬化のエポキシ系の接着材を用いて3層積層して接合
することにより、図2に示す構造の3層積層型の積層圧
電振動子を作製した。
【0046】ここで図2に基づき、この実施例1の3層
積層型の積層圧電振動子について説明すると、この実施
例1の積層圧電振動子は、分極処理された圧電体1が接
合層2を介して3層積層された積層体3と、上記積層体
3の上面に設けられた上面電極4と、上記積層体4の下
面に設けられ且つ上記上面電極4とは独立した下面電極
5とを有し、接合層2を介して隣り合う2層の圧電体1
は分極方向が互いに逆向きになっている。
【0047】そして、この実施例1の積層圧電振動子に
おける上面電極および下面電極の有効電極面積は10m
m×30mmであって、あらかじめ分極処理しておいた
圧電体の厚みはいずれも0.20mmで、総厚みは0.
60mmである。
【0048】この実施例1の3層積層型の積層圧電振動
子について、HP(ヒューレットパッカード)社製のイ
ンピーダンスアナライザー4192Aを用い、上記積層
圧電振動子の上面電極4と下面電極5との間で、周波数
−インピーダンス特性を測定した。その測定により得ら
れた基本波の厚み方向の共振周波数(fr)と反共振周
波数(fa)および共振インピーダンス(Zr)と反共
振インピーダンス(Za)を後記の表1に示す。
【0049】また、上記(fr)と(fa)から、厚み
方向のk定数(kt)を、日本電子材料工業会の「圧電
セラミックス振動子の試験方法」に準じて、算出した。
その結果についても表1に示す。
【0050】実施例2 以下に示すようにして2層積層型の積層圧電振動子を作
製した。なお、この実施例2では、積層圧電振動子の作
製にあたり、圧電体に形成したAgPd層は、最初「内
部電極層」として扱い、分極処理後は「接合層」として
の役割を果たさせるようにした。
【0051】まず、チタン酸ジルコン酸鉛系粉体とバイ
ンダー、可塑剤、溶剤、および分散剤を混合・混練し、
押出成形機にて押出成形して、厚さ0.25mmのグリ
ーンシートを得た。このグリーンシートにAgPd混合
ペーストを所定の形状でスクリーン印刷した後、AgP
dペーストを印刷したグリーンシートとAgPdペース
トを印刷していないグリーンシートとを金型内で積層
し、加熱圧着して、中間に内部電極層としてAgPd層
が1層入った成形体を得た。
【0052】この成形体を脱脂したのち、1200℃で
2時間焼成した。得られたセラミックス焼成体をダイシ
ングマシーンにて、一方の面には内部電極層が露出する
ようにしながら、他方の面には内部電極層がない箇所で
切断し、2層の圧電体の間に面積10mm×31mmの
内部電極層が配置したサイズ10mm×32mm×0.
40mm(厚み)の積層体を得た。
【0053】この積層体の上面および下面に外部電極と
しての上面電極および下面電極形成用のAgペーストを
所定のパターン形状にスクリーン印刷し、AgPd層が
露出した側面とその対向する側面にAgペーストをディ
ップすることにより塗布し、乾燥した後、700℃で焼
き付けて、上面電極および下面電極を形成した。この上
面電極および下面電極の有効電極面積はそれぞれ10m
m×30mmであった。
【0054】つぎに、上記電極付きのセラミックス積層
体をシリコンオイル中100℃で上記電極間に300V
dcの直流電圧を10分間印加して、分極処理を行っ
た。このようにして得られた積層体は、内部電極が並列
に連結した従来構造の2層積層圧電振動子に相当し、こ
の積層体では2層の圧電体の分極方向が互いに逆向きに
なるように配置されている。
【0055】つぎに、上記のように分極処理を行った上
記積層体について、Agペーストをディップして形成さ
れた余分な電極部分を下記に示すようにして取り除い
た。すなわち、AgPd層が露出した側面にディップし
た側の電極は、圧電体側面に平行に1mm分切断し、対
向する内部電極が露出していない側面の電極は研磨によ
り削り落とした。得られた積層圧電振動子は、図1に示
す構造の2層積層型の積層圧電振動子であって、その上
面電極および下面電極の電極面積は10mm×30mm
で、各圧電体の厚みはいずれも0.2mmであり、積層
圧電振動子の総厚みは0.40mmであった。この積層
圧電振動子では、当初内部電極層としての役割を持たせ
たAgPd層が接合層としての役割を果たし、そのAg
Pd層からなる接合層を介して2層の圧電体が積層され
た状態になっている。
【0056】ここで図1に基づき、この実施例2の2層
積層型の積層圧電振動子について説明すると、この実施
例2の積層圧電振動子は、分極処理された圧電体1が接
合層2を介して2層積層された積層体3と、上記積層体
3の上面に設けられた上面電極4と、上記積層体4の下
面に設けられ且つ上記上面電極4とは独立した下面電極
5とを有し、接合層2を介して隣り合う2層の圧電体1
は分極方向が互いに逆向きになっている。
【0057】この実施例2の積層型の積層圧電振動子に
ついて、実施例1の場合と同様に周波数−インピーダン
ス特性を測定した。得られた基本波の厚み方向の共振周
波数(fr)と反共振周波数(fa)および共振インピ
ーダンス(Zr)と反共振インピーダンス(Za)を厚
み方向のk定数(kt)とともに後記の表2に示す。
【0058】実施例3 この実施例3では、前記実施例2と同様の操作を経て、
3層積層型の積層圧電振動子を作製した。まず、実施例
2と同様のチタン酸ジルコン酸鉛系粉体を用い、実施例
2と同様の手順でグリーンシートを作製した。得られた
グリーンシート上にAgPd混合ペーストを所定の形状
でスクリーン印刷し、以後、実施例2と同様の操作を行
って、圧電体が内部電極を介して3層積層された従来構
造の3層積層型のセラミックス積層体を作製した。
【0059】この3層積層型のセラミックス積層体で
は、電極面積が10mm×31mmの内部電極を2層有
しており、その全体サイズは10mm×32mm×0.
60であった。この3層積層型のセラミックス積層体に
ついて、実施例2と同様の手順で上面電極および下面電
極を形成し、分極処理することにより、有効電極面積が
10mm×30mmの上面電極および下面電極を有し、
圧電体1層当たりの厚みが0.2mmである従来構造の
3層積層型の積層圧電振動子を得た。
【0060】そして、上記従来構造の3層積層型の積層
圧電振動子の両側面の電極部分を研磨して削り落とすこ
とにより、本発明の3層積層型の積層圧電振動子を得
た。
【0061】上記のように得られた実施例3の3層積層
型の積層圧電振動子について、実施例1の場合と同様に
周波数−インピーダンス特性を測定した。その結果を表
1に示す。
【0062】比較例1 実施例1と同様のチタン酸ジルコン酸鉛系粉体を用い、
実施例1と同様の手順で厚みが0.60mmのグリーン
シートを作製し、以後、実施例1と同様に焼成して、厚
みが0.60mmの単層構造のPZT系セラミックス焼
成体を得た。得られた焼成体に対し、上面および下面に
実施例1と同様の方法で電極を形成した後、印加電圧を
900Vdcに設定して、実施例1と同様に分極処理を
行い、図4に示すような単層構造の圧電振動子を得た。
この比較例1の圧電振動子の上面電極および下面電極の
電極面積は10mm×30mmであり、総厚は実施例1
や実施例3の3層積層型の積層圧電振動子と同様に0.
60mmであった。
【0063】このようにして得られた比較例1の圧電振
動子について実施例1の場合と同様に周波数−インピー
ダンス特性を測定した。その結果を表1に示す。
【0064】比較例2 厚みを0.4mmとした以外は、比較例1と同様に単層
構造の圧電振動子を作製した。得られた比較例2の圧電
振動子について、実施例1の場合と同様に周波数−イン
ピーダンス特性を測定した。その結果を表2に示す。
【0065】比較例3 上記実施例3の3層積層型の積層圧電振動子の製造工程
中において、シリコンオイル中で分極処理を行った後、
外部電極を削ったり切断したりする前の状態のもの(従
来の3層積層型の積層圧電振動子に相当するもの)を比
較例3の3層積層型の積層圧電振動子とした。
【0066】この比較例3の3層積層型の積層圧電振動
子は、図6に示す構造をしており、3層の圧電体11が
2層の内部電極12と交互に積層されて積層体13が構
成され、その積層体13の外面には、2層の内部電極1
2のうち積層圧電振動子の上面から数えて1層目の内部
電極12と連結した一方の外部電極14と、2層の内部
電極12のうち積層圧電振動子の上面から数えて2層目
の内部電極12と連結した他方の外部電極15とが形成
されている。
【0067】そして、この比較例3の3層積層型の積層
圧電振動子について、その一方の外部電極14と他方の
外部電極15との間で、実施例1と同様に周波数−イン
ピーダンス特性を3倍波まで測定した。その結果を表1
に示す。
【0068】比較例4 上記実施例2の2層積層型の積層圧電振動子の製造工程
中において、シリコンオイル中で分極処理を行った後、
外部電極を削ったり切断したりする前の状態のもの(従
来の2層積層型の積層圧電振動子に相当するもの)を比
較例4の2層積層型の積層圧電振動子とした。
【0069】この比較例4の2層積層型の積層圧電振動
子は、図5に示す構造をしており、2層の圧電体11が
1層の内部電極12と交互に積層されてて積層体13が
構成され、その積層体13の外面には内部電極12と連
結した一方の外部電極14と、内部電極12と連結して
いない他方の外部電極15とが形成されている。
【0070】そして、この比較例4の積層圧電振動子に
ついて、比較例3と同様に周波数−インピーダンス特性
を3倍波まで測定した。その結果を表2に示す。
【0071】上記実施例1〜3および比較例1〜4の圧
電振動子の周波数−インピーダンスの測定結果を、総厚
が0.60mmのもの(すなわち、実施例1の3層積層
型の積層圧電振動子、実施例3の3層積層型の積層圧電
振動子、比較例1の単層構造の圧電振動子および比較例
3の3層積層型の積層圧電振動子)については表1に示
し、総厚が0.40mmのもの(実施例2の2層積層型
の積層圧電振動子、比較例2の単層構造の圧電振動子お
よび比較例4の2層積層型の積層圧電振動子)について
は表2に示す。
【0072】
【表1】
【0073】表1に示すように、実施例1の3層積層型
の積層圧電振動子や実施例3の3層積層型の積層圧電振
動子は、比較例1の単層構造の圧電振動子や従来構成の
比較例3の3層積層型の積層圧電振動子に比べて、同一
圧電材料で同一厚みであるにもかかわらず、約3倍高い
共振周波数(fr)を有し、かつその波形の大きさは比
較例1の単層構造の圧電振動子の1倍波レベルの大きさ
を有していることから、高周波の縦振動の共振を利用す
る圧電振動子として非常に有用であることがわかる。
【0074】
【表2】
【0075】表2に示すように、実施例2の2層積層型
の積層圧電振動子は、比較例2の単層構造の圧電振動子
や従来構成の比較例4の2層積層型の積層圧電振動子に
比べて、同一圧電材料で同一厚みであるにもかかわら
ず、約2倍高い共振周波数を有し、かつその波形の大き
さは比較例2の単層構造の圧電振動子の1倍波レベルの
大きさを有していることから、高周波の縦振動の共振を
利用する圧電振動子として非常に有用であることがわか
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の積層圧電
振動子は、従来の圧電振動子に比較して、同一圧電材料
で同一厚みであっても、積層数倍高い共振周波数を有
し、かつその波形の大きさは従来の同一圧電材料で同一
厚みの単層構造の圧電振動子の基本波と同様に大きかっ
た。従って、本発明の積層圧電振動子は、高周波の縦振
動の共振を利用する積層圧電振動子として非常に有用で
あることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2層積層型の積層圧電振動子を模式的
に示す図である。
【図2】本発明の3層積層型の積層圧電振動子を模式的
に示す図である。
【図3】本発明のn層積層型の積層圧電振動子を模式的
に示す図である。
【図4】従来の単層構造の圧電振動子を模式的に示す図
である。
【図5】従来の2層積層型の積層圧電振動子を模式的に
示す図である。
【図6】従来の3層積層型の積層圧電振動子を模式的に
示す図である。
【符号の説明】
1 圧電体 2 接合層 3 積層体 4 上部電極 5 下部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巳鼻 浩之 大阪市大正区船町1丁目3番47号 テイカ 株式会社内 Fターム(参考) 5J108 BB04 CC01 CC13 JJ02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分極された圧電体が接合層を介して2層
    積層された積層体と、上記積層体の上面に設けられた上
    面電極と、上記積層体の下面に設けられ且つ上記上面電
    極とは独立した下面電極とを有する積層圧電振動子であ
    って、接合層を介して隣り合う2層の圧電体の分極方向
    が互いに逆向きになっていることを特徴とする積層圧電
    振動子。
  2. 【請求項2】 分極された圧電体が接合層を介して3層
    積層された積層体と、上記積層体の上面に設けられた上
    面電極と、上記積層体の下面に設けられ且つ上記上面電
    極とは独立した下面電極とを有する積層圧電振動子であ
    って、接合層を介して隣り合う2層の圧電体の分極方向
    が互いに逆向きになっていることを特徴とする積層圧電
    振動子。
  3. 【請求項3】 分極された圧電体が接合層を介してn
    (ただし、nは4以上の整数)層積層された積層体と、
    上記積層体の上面に設けられた上面電極と、上記積層体
    の下面に設けられ且つ上記上面電極とは独立した下面電
    極とを有する積層圧電振動子であって、接合層を介して
    隣り合う2層の圧電体の分極方向が互いに逆向きになっ
    ていることを特徴とする積層圧電振動子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100386902C (zh) * 2004-04-09 2008-05-07 清华大学 多层压电复合膜结构的压电驱动器件
KR20210009977A (ko) * 2019-07-18 2021-01-27 한국세라믹기술원 다중주파수를 갖는 단일 압전소자를 적용한 초음파 센서

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CN100386902C (zh) * 2004-04-09 2008-05-07 清华大学 多层压电复合膜结构的压电驱动器件
KR20210009977A (ko) * 2019-07-18 2021-01-27 한국세라믹기술원 다중주파수를 갖는 단일 압전소자를 적용한 초음파 센서
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