JP2000175298A - 音響機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステム - Google Patents
音響機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステムInfo
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- JP2000175298A JP2000175298A JP10351384A JP35138498A JP2000175298A JP 2000175298 A JP2000175298 A JP 2000175298A JP 10351384 A JP10351384 A JP 10351384A JP 35138498 A JP35138498 A JP 35138498A JP 2000175298 A JP2000175298 A JP 2000175298A
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- piezoelectric speaker
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧電素子を用いた広帯域再生を実現する音響
機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステムを提供す
る。 【構成】 音響機器用圧電スピーカ20は、振動板1に
圧電素子2を固着した圧電振動体10と、前記振動板1
の外縁1aを囲うように貼着した弾性材12と、圧電素
子2の表面中央に配設された重り13と、前記弾性材1
2の周辺部を張着固定する開口端16と共鳴音放射孔1
7を配設した筒状の1/4波長共鳴管15と、を備え、
1/4波長共鳴管の長さHと重り13の重量を調整する
ことで音響特性が改善され、また、長さの異なる1/4
波長共鳴管を備えた上記音響機器用圧電スピーカを複数
本並列接続して組み合わせた圧電スピーカシステムは、
低消費電力で、広帯域に亙って音響機器用として用いる
ことができる良好な音響特性が得られる。
機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステムを提供す
る。 【構成】 音響機器用圧電スピーカ20は、振動板1に
圧電素子2を固着した圧電振動体10と、前記振動板1
の外縁1aを囲うように貼着した弾性材12と、圧電素
子2の表面中央に配設された重り13と、前記弾性材1
2の周辺部を張着固定する開口端16と共鳴音放射孔1
7を配設した筒状の1/4波長共鳴管15と、を備え、
1/4波長共鳴管の長さHと重り13の重量を調整する
ことで音響特性が改善され、また、長さの異なる1/4
波長共鳴管を備えた上記音響機器用圧電スピーカを複数
本並列接続して組み合わせた圧電スピーカシステムは、
低消費電力で、広帯域に亙って音響機器用として用いる
ことができる良好な音響特性が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響機器用スピー
カ及びスピーカシステムに関し、特に、振動源として圧
電素子のみを用いた低消費電力の音響機器用圧電スピー
カ及び圧電スピーカを複数組み合わせた圧電スピーカシ
ステムに関する。
カ及びスピーカシステムに関し、特に、振動源として圧
電素子のみを用いた低消費電力の音響機器用圧電スピー
カ及び圧電スピーカを複数組み合わせた圧電スピーカシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在の音響機器用の代表的なスピーカ
は、電磁気力によって振動板を駆動するダイナミックス
ピーカ(動電形スピーカ)であり、特にムービングコイ
ル形が主流であるが、フルレンジタイプ(全帯域用)に
限っていえばダイナミックコーンスピーカが殆どであ
る。
は、電磁気力によって振動板を駆動するダイナミックス
ピーカ(動電形スピーカ)であり、特にムービングコイ
ル形が主流であるが、フルレンジタイプ(全帯域用)に
限っていえばダイナミックコーンスピーカが殆どであ
る。
【0003】ダイナミックコーンスピーカの基本構造
は、駆動力を発生するボイスコイルと磁気回路、ボイス
コイルの先端に連結された振動板としてのコーン紙、ボ
イスコイルを磁気回路のギャップに対して一定の位置に
保つダンパ、さらにコーンの周辺を支持するエッジ、こ
れら部材を連結するフレームと、から成る。このダイナ
ミックコーンスピーカは可聴域のほぼ全域で大きな音圧
を得ることができ、インピーダンスが4Ω〜8Ωと低い
ことによる能率(電気−音響変換効率)の悪さを除けば
音響機器用として高性能が期待できるスピーカである。
は、駆動力を発生するボイスコイルと磁気回路、ボイス
コイルの先端に連結された振動板としてのコーン紙、ボ
イスコイルを磁気回路のギャップに対して一定の位置に
保つダンパ、さらにコーンの周辺を支持するエッジ、こ
れら部材を連結するフレームと、から成る。このダイナ
ミックコーンスピーカは可聴域のほぼ全域で大きな音圧
を得ることができ、インピーダンスが4Ω〜8Ωと低い
ことによる能率(電気−音響変換効率)の悪さを除けば
音響機器用として高性能が期待できるスピーカである。
【0004】ところで、上記ダイナミックスピーカ以外
では、圧電セラミック等の圧電現象を利用した圧電スピ
ーカがあるが、これは主として電子機器の報知ブザーや
携帯電話等、小型機器のスピーカとして用いられてお
り、音響機器用としてはミニコンポ等のスピーカシステ
ムにおける高音域を鳴らすツィータで僅かに用いられる
に留まっている。
では、圧電セラミック等の圧電現象を利用した圧電スピ
ーカがあるが、これは主として電子機器の報知ブザーや
携帯電話等、小型機器のスピーカとして用いられてお
り、音響機器用としてはミニコンポ等のスピーカシステ
ムにおける高音域を鳴らすツィータで僅かに用いられる
に留まっている。
【0005】蓋し、圧電スピーカは音圧が充分に取れず
再生帯域も広くないので、小音で狭帯域でもよいという
ような限られた用途しか利用できなかったのである。例
えば、図7は圧電スピーカ単体の測定距離1m、入力電
圧10V一定の条件での音響特性の例を示す片対数グラ
フであり、縦軸に音圧レベル(dB)、横軸対数に周波
数f(50Hz〜40000Hz)を採ったものであ
る。本グラフから明らかに圧電スピーカは低音域の音圧
が小さく、1kHz以上の帯域では起伏の激しい幅広の
ディップが繰り返し続いており、全体に音響機器用とし
て求められるダイナミックスピーカのような全域でのフ
ラットな音響特性は全く期待できない。元々、圧電振動
体は構造上、大きな寸法は期待できず(円形の振動板を
使用した圧電振動体で、その直径は大きいもので4cm
〜5cm程度である。)。
再生帯域も広くないので、小音で狭帯域でもよいという
ような限られた用途しか利用できなかったのである。例
えば、図7は圧電スピーカ単体の測定距離1m、入力電
圧10V一定の条件での音響特性の例を示す片対数グラ
フであり、縦軸に音圧レベル(dB)、横軸対数に周波
数f(50Hz〜40000Hz)を採ったものであ
る。本グラフから明らかに圧電スピーカは低音域の音圧
が小さく、1kHz以上の帯域では起伏の激しい幅広の
ディップが繰り返し続いており、全体に音響機器用とし
て求められるダイナミックスピーカのような全域でのフ
ラットな音響特性は全く期待できない。元々、圧電振動
体は構造上、大きな寸法は期待できず(円形の振動板を
使用した圧電振動体で、その直径は大きいもので4cm
〜5cm程度である。)。
【0006】さりとて、圧電スピーカは上記のような欠
点はあるものの、(イ)薄くて構造が簡単、(ロ)低電
圧で駆動できる、(ハ)電気−音響変換効率が良好であ
る、といった従来のダイナミックスピーカに比して優れ
た特長を有している。
点はあるものの、(イ)薄くて構造が簡単、(ロ)低電
圧で駆動できる、(ハ)電気−音響変換効率が良好であ
る、といった従来のダイナミックスピーカに比して優れ
た特長を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現在のところ、一般的
な音響機器用のダイナミックスピーカの能率(電気−音
響変換効率)は、せいぜい3〜5%程度と言われてい
る。即ち、スピーカの入力端子に加えられた電気エネル
ギーのうち、どれだけ音響エネルギーに変換されたかを
表すスピーカの能率は極めて低く、ボイスコイルの電気
抵抗を通しての熱エネルギー、振動部材の運動エネルギ
ー、支持系の変形エネルギー、機械抵抗を通しての熱エ
ネルギー等で無駄に消費されているのである。
な音響機器用のダイナミックスピーカの能率(電気−音
響変換効率)は、せいぜい3〜5%程度と言われてい
る。即ち、スピーカの入力端子に加えられた電気エネル
ギーのうち、どれだけ音響エネルギーに変換されたかを
表すスピーカの能率は極めて低く、ボイスコイルの電気
抵抗を通しての熱エネルギー、振動部材の運動エネルギ
ー、支持系の変形エネルギー、機械抵抗を通しての熱エ
ネルギー等で無駄に消費されているのである。
【0008】この点、電気製品の省エネルギーがオーデ
ィオ業界を含む電気業界に強く求められていることは周
知のとおりであり、プレーヤ、アンプ等の音響機器にお
ける低消費電力化は著しく進歩したが、最も電力を消費
するスピーカでは遅々として進んでいないのが現状であ
る。ダイナミックコーンスピーカでは、磁気回路の磁束
を大きくする手段、磁気ギャップ内に可及的にボイスコ
イルを多く巻く手段、振動板面積を大きくする手段等の
工夫が採られているが、最早限界に近い。而して、能率
の良い音響機器用スピーカの開発が切に望まれる状況に
ある訳である。
ィオ業界を含む電気業界に強く求められていることは周
知のとおりであり、プレーヤ、アンプ等の音響機器にお
ける低消費電力化は著しく進歩したが、最も電力を消費
するスピーカでは遅々として進んでいないのが現状であ
る。ダイナミックコーンスピーカでは、磁気回路の磁束
を大きくする手段、磁気ギャップ内に可及的にボイスコ
イルを多く巻く手段、振動板面積を大きくする手段等の
工夫が採られているが、最早限界に近い。而して、能率
の良い音響機器用スピーカの開発が切に望まれる状況に
ある訳である。
【0009】この点、前述の圧電スピーカは、一般にイ
ンピーダンスが大きくて電気−音響変換効率が高く、該
圧電スピーカを音響機器用スピーカとして全面的に採用
することが出来れば低消費電力化の要請に充分答えるこ
とができるであろう。
ンピーダンスが大きくて電気−音響変換効率が高く、該
圧電スピーカを音響機器用スピーカとして全面的に採用
することが出来れば低消費電力化の要請に充分答えるこ
とができるであろう。
【0010】この際、解決しなければならない圧電スピ
ーカの問題点は、(a)音響特性の改善と、(b)音圧
の向上である。
ーカの問題点は、(a)音響特性の改善と、(b)音圧
の向上である。
【0011】本発明は上記事情を考察してなされたもの
であり、圧電スピーカでありながら、音響特性が良好
で、組み合わせることによりフルレンジ対応可能な全く
新規な構造の音響機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカ
システムを提供するものである。
であり、圧電スピーカでありながら、音響特性が良好
で、組み合わせることによりフルレンジ対応可能な全く
新規な構造の音響機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカ
システムを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1) 振動板1の両面ないし片面に圧電素子2を固着
するとともに前記圧電素子2の対向する2つの主面2
a、2bに形成した電極3a、3bから導線4、4を引
き出した構造の圧電振動体10と、該圧電振動体10に
おける振動板1の外縁1aを囲うように貼着した弾性材
12と、前記圧電素子2の表面中央近傍に配設された3
g〜50gの重り13と、前記弾性材12の周辺部を張
着固定する開口端16を一方に配設するとともに該開口
端16と離間して他方に共鳴音放射孔17を配設した筒
状の1/4波長共鳴管15と、を備える構造を特徴とす
る音響機器用圧電スピーカ20を提供することにより上
記課題を解決する。
するとともに前記圧電素子2の対向する2つの主面2
a、2bに形成した電極3a、3bから導線4、4を引
き出した構造の圧電振動体10と、該圧電振動体10に
おける振動板1の外縁1aを囲うように貼着した弾性材
12と、前記圧電素子2の表面中央近傍に配設された3
g〜50gの重り13と、前記弾性材12の周辺部を張
着固定する開口端16を一方に配設するとともに該開口
端16と離間して他方に共鳴音放射孔17を配設した筒
状の1/4波長共鳴管15と、を備える構造を特徴とす
る音響機器用圧電スピーカ20を提供することにより上
記課題を解決する。
【0013】(2) また、前記弾性材12がウレタン
樹脂、シリコン樹脂、天然ゴム、セーム皮の何れかであ
ることを特徴とする上記(1)に記載の音響機器用圧電
スピーカ20を提供することにより上記課題を解決す
る。
樹脂、シリコン樹脂、天然ゴム、セーム皮の何れかであ
ることを特徴とする上記(1)に記載の音響機器用圧電
スピーカ20を提供することにより上記課題を解決す
る。
【0014】(3) また、前記筒状の1/4波長共鳴
管15の長さHが70cm〜150cmの範囲であるこ
とを特徴とする上記(1)または(2)に記載の音響機
器用圧電スピーカ20を提供することにより上記課題を
解決する。
管15の長さHが70cm〜150cmの範囲であるこ
とを特徴とする上記(1)または(2)に記載の音響機
器用圧電スピーカ20を提供することにより上記課題を
解決する。
【0015】(4) 長さの異なる1/4波長共鳴管1
5を有する上記(3)に記載の音響機器用圧電スピーカ
2本〜10本を、並列接続して組み合わせてなることを
特徴とする音響機器用圧電スピーカシステム30を提供
することにより上記課題を解決する。
5を有する上記(3)に記載の音響機器用圧電スピーカ
2本〜10本を、並列接続して組み合わせてなることを
特徴とする音響機器用圧電スピーカシステム30を提供
することにより上記課題を解決する。
【0016】ここに、上記弾性材12は圧電振動体10
の機械的保持と吸収材となって歪みを減らす作用と低音
域の音圧を高める作用を与え、重り13は適当にその重
量を変えることで1kHz以上の音圧特性を安定させる
作用と、音響特性の微妙な変化を生む作用を有する。
の機械的保持と吸収材となって歪みを減らす作用と低音
域の音圧を高める作用を与え、重り13は適当にその重
量を変えることで1kHz以上の音圧特性を安定させる
作用と、音響特性の微妙な変化を生む作用を有する。
【0017】また、上記長さHが70cm〜150cm
の1/4波長共鳴管15は、一方の開口端16から他方
の共鳴音放射孔17までの長さが近似的にλ/4、3λ
/4、5λ/4、・・・に等しくなる周波数の波長で共
鳴管が共鳴して音圧が盛り上がる作用がある。そして、
λ/4が70cm〜150cmに相当する周波数は概ね
120Hz〜55Hzである。したがって、上記(4)
の圧電スピーカシステム30の場合は、意識的に共鳴周
波数をずらした長さの異なる1/4波長共鳴管をもつ複
数本の圧電スピーカを組み合わせることで、音圧が大き
くなり、かつ相互の音圧特性の重畳によって互いのディ
ップが埋まりシステムとしての音響特性がよりフラット
になる効果が得られる。
の1/4波長共鳴管15は、一方の開口端16から他方
の共鳴音放射孔17までの長さが近似的にλ/4、3λ
/4、5λ/4、・・・に等しくなる周波数の波長で共
鳴管が共鳴して音圧が盛り上がる作用がある。そして、
λ/4が70cm〜150cmに相当する周波数は概ね
120Hz〜55Hzである。したがって、上記(4)
の圧電スピーカシステム30の場合は、意識的に共鳴周
波数をずらした長さの異なる1/4波長共鳴管をもつ複
数本の圧電スピーカを組み合わせることで、音圧が大き
くなり、かつ相互の音圧特性の重畳によって互いのディ
ップが埋まりシステムとしての音響特性がよりフラット
になる効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。
き説明する。
【0019】図1は本発明に係る音響機器用圧電スピー
カの構造を説明するための正面図(a)とそのM−M線
での縦断面図(b)である。図2は前記音響機器用圧電
スピーカの圧電振動体の構造を詳細に示す部分拡大正面
図(a)とそのN−N線縦断面図(b)である。
カの構造を説明するための正面図(a)とそのM−M線
での縦断面図(b)である。図2は前記音響機器用圧電
スピーカの圧電振動体の構造を詳細に示す部分拡大正面
図(a)とそのN−N線縦断面図(b)である。
【0020】先ず、音響機器用圧電スピーカ20は、図
2に示されるように、振動板1の片面(ないし両面)に
圧電素子2を固着するとともに前記圧電素子2の対向す
る2つの主面2a、2bに形成した電極3a、3bから
導線4、4を引き出した構造の圧電振動体10と、該圧
電振動体10における振動板1の外縁1aを囲うように
貼着した弾性材12と、前記圧電素子2の表面中央近傍
に配設された3g〜50gの重り13と、図1に示され
るように前記弾性材12の周辺部を接着剤等で張着固定
する開口端16を一方に配設するとともに該開口端16
と離間して他方に共鳴音放射孔17を配設した筒状の1
/4波長共鳴管15と、を備える構造を特徴とする。
2に示されるように、振動板1の片面(ないし両面)に
圧電素子2を固着するとともに前記圧電素子2の対向す
る2つの主面2a、2bに形成した電極3a、3bから
導線4、4を引き出した構造の圧電振動体10と、該圧
電振動体10における振動板1の外縁1aを囲うように
貼着した弾性材12と、前記圧電素子2の表面中央近傍
に配設された3g〜50gの重り13と、図1に示され
るように前記弾性材12の周辺部を接着剤等で張着固定
する開口端16を一方に配設するとともに該開口端16
と離間して他方に共鳴音放射孔17を配設した筒状の1
/4波長共鳴管15と、を備える構造を特徴とする。
【0021】上記各部材について以下説明すると、先ず
上記圧電振動体10は、圧電素子2の圧電現象(電界を
印加すると変形ひずみを生ずる電歪現象)を利用した発
音体であり、圧電素子2としては、主として強誘電体セ
ラミックであるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)やチタ
ン酸バリウム等の機械的強度に優れる圧電セラミックを
典型とするが、ロッシェル塩結晶や有機圧電物質の二フ
ッ化ポリビニル(PVDF)などでもよい。圧電素子2
は上記圧電素材を数十μmの厚さの薄い円形にしたもの
に銀ペースト等を塗着して電極3a、3bを形成して振
動板1の中央に接着剤で貼着される。また、上記振動板
1としては、厚さ50〜100μm程度の薄い真鍮或い
は鉄−ニッケル合金材からなる金属振動板を典型とし、
通常は直径数センチの円形形状または一辺数センチの四
角形状である。勿論、機械的強度が確保されるのであれ
ば金属振動板以外の合成樹脂製振動板でもよい。なお、
本発明で使用される上記圧電振動体10は公知技術であ
る。
上記圧電振動体10は、圧電素子2の圧電現象(電界を
印加すると変形ひずみを生ずる電歪現象)を利用した発
音体であり、圧電素子2としては、主として強誘電体セ
ラミックであるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)やチタ
ン酸バリウム等の機械的強度に優れる圧電セラミックを
典型とするが、ロッシェル塩結晶や有機圧電物質の二フ
ッ化ポリビニル(PVDF)などでもよい。圧電素子2
は上記圧電素材を数十μmの厚さの薄い円形にしたもの
に銀ペースト等を塗着して電極3a、3bを形成して振
動板1の中央に接着剤で貼着される。また、上記振動板
1としては、厚さ50〜100μm程度の薄い真鍮或い
は鉄−ニッケル合金材からなる金属振動板を典型とし、
通常は直径数センチの円形形状または一辺数センチの四
角形状である。勿論、機械的強度が確保されるのであれ
ば金属振動板以外の合成樹脂製振動板でもよい。なお、
本発明で使用される上記圧電振動体10は公知技術であ
る。
【0022】次に、弾性材12は上記圧電振動体10の
機械的保持の役目と吸収材となって圧電スピーカの問題
点である歪みを減らす作用を与えるもので、薄く延ばし
たウレタン樹脂、シリコン樹脂、天然ゴムやセーム皮の
何れかであることが望ましい。蓋し、これらは特に圧電
振動体10の振動に伴って自身が振動しつつ機械的保持
を担うに適した吸収材としての機能を兼ね備える素材な
のである。
機械的保持の役目と吸収材となって圧電スピーカの問題
点である歪みを減らす作用を与えるもので、薄く延ばし
たウレタン樹脂、シリコン樹脂、天然ゴムやセーム皮の
何れかであることが望ましい。蓋し、これらは特に圧電
振動体10の振動に伴って自身が振動しつつ機械的保持
を担うに適した吸収材としての機能を兼ね備える素材な
のである。
【0023】次に、重り13は、重さ3g〜50g、好
ましくは8g〜15gの金属片(鉛等)であり、接着剤
等の手段で圧電素子2の表面中央に固定される。
ましくは8g〜15gの金属片(鉛等)であり、接着剤
等の手段で圧電素子2の表面中央に固定される。
【0024】次に、前記1/4波長共鳴管15は、概ね
内径φが10cm、長さHが70cm〜150cmのプ
ラスチック製または紙製または金属製の円筒管であり、
図1に示されるように圧電振動体10の張られた弾性材
12が張着された開口端16と共鳴音放射孔17が同一
方向に向いている略真っすぐな管であるのを通常とする
が、環状ないし螺旋状や渦巻き状等に曲折してもよいで
あろう。唯、内径φは弾性材12が張られた開口端16
の内径と同等以上として音圧が減衰しないようにするこ
とが肝要である。なお、1/4波長共鳴管15は図1の
ように土台部19を設けて縦置きとしてもよいし、壁に
掛ける手段等で横置きとしてもよい。
内径φが10cm、長さHが70cm〜150cmのプ
ラスチック製または紙製または金属製の円筒管であり、
図1に示されるように圧電振動体10の張られた弾性材
12が張着された開口端16と共鳴音放射孔17が同一
方向に向いている略真っすぐな管であるのを通常とする
が、環状ないし螺旋状や渦巻き状等に曲折してもよいで
あろう。唯、内径φは弾性材12が張られた開口端16
の内径と同等以上として音圧が減衰しないようにするこ
とが肝要である。なお、1/4波長共鳴管15は図1の
ように土台部19を設けて縦置きとしてもよいし、壁に
掛ける手段等で横置きとしてもよい。
【0025】以上、詳述した構造の音響機器用圧電スピ
ーカ20の測定距離1m、入力電圧5V一定の条件での
音響特性を図3に示す。本図は上記1/4波長共鳴管1
5を備えた音響機器用圧電スピーカ20における重り1
3の重量変化による音響特性の違いを示す音響特性グラ
フである。グラフの一点鎖線(符号A)は重り無し、実
線(符号B)は4.5gの重り、破線(符号C)は9g
の重りの場合である。グラフより、先ず1/4波長共鳴
管を備えたことによる共鳴周波数100Hz、300H
z、500Hz近辺での音圧の盛り上がりが見られるこ
とが判る。さらに、重り13を圧電素子2の中央に付加
することで周波数1kHz以上では重り無しよりもかな
り平坦な音圧特性が得られ、また、重量の変化で特に低
音域の共振周波数のピークがずれる(重いと低域へずれ
る)ことが判る。而して、重り13と1/4波長共鳴管
15を備えた音響機器用圧電スピーカ20の音響特性は
改善されて音響機器用としての利用が可能になる。因
に、重り13の重量は上記3g〜50gの範囲が現実的
な範囲であり、これ以上重いと荷重が圧電素子2に掛か
り過ぎて機械的強度が保持出来ず音響特性も良好とは言
えない。また逆に軽すぎると重りの有意な効果が得られ
ないのである。尤も、上記音響機器用圧電スピーカ20
を1本のみ鳴らすのでは未だ充分な音圧が得られず、低
音域でダイナミックスピーカに匹敵するフラットな音響
特性になったとは言えない。
ーカ20の測定距離1m、入力電圧5V一定の条件での
音響特性を図3に示す。本図は上記1/4波長共鳴管1
5を備えた音響機器用圧電スピーカ20における重り1
3の重量変化による音響特性の違いを示す音響特性グラ
フである。グラフの一点鎖線(符号A)は重り無し、実
線(符号B)は4.5gの重り、破線(符号C)は9g
の重りの場合である。グラフより、先ず1/4波長共鳴
管を備えたことによる共鳴周波数100Hz、300H
z、500Hz近辺での音圧の盛り上がりが見られるこ
とが判る。さらに、重り13を圧電素子2の中央に付加
することで周波数1kHz以上では重り無しよりもかな
り平坦な音圧特性が得られ、また、重量の変化で特に低
音域の共振周波数のピークがずれる(重いと低域へずれ
る)ことが判る。而して、重り13と1/4波長共鳴管
15を備えた音響機器用圧電スピーカ20の音響特性は
改善されて音響機器用としての利用が可能になる。因
に、重り13の重量は上記3g〜50gの範囲が現実的
な範囲であり、これ以上重いと荷重が圧電素子2に掛か
り過ぎて機械的強度が保持出来ず音響特性も良好とは言
えない。また逆に軽すぎると重りの有意な効果が得られ
ないのである。尤も、上記音響機器用圧電スピーカ20
を1本のみ鳴らすのでは未だ充分な音圧が得られず、低
音域でダイナミックスピーカに匹敵するフラットな音響
特性になったとは言えない。
【0026】図4は本発明に係る音響機器用圧電スピー
カシステムの実施の形態である。本図においては、長さ
Hが異なる3種類(H1>H2>H3)の1/4波長共
鳴管21A、21B(以上長さH1=120cm、重り
は13g)、22A、22B(以上、長さH2=100
cm、重りは8.3g)、24(長さH3=90cm、
重りは8.3g)を有する前記音響機器用圧電スピーカ
を5本並列接続して組み合わせた圧電スピーカシステム
30であり、概ね70Hz、80Hz、95Hzの周波
数で共鳴するように設計されている。実際、上記各音響
機器用圧電スピーカの単独の音響特性(測定距離1m、
入力電圧5V一定の条件)を示す図5のグラフから判る
ように、1/4波長共鳴管の長さの違いでλ/4、3λ
/4、5λ/4、・・・に相当する共鳴周波数にずれが
現れている(但し、重りの作用が付加されて低音側へシ
フトしている)。而して、本圧電スピーカシステム30
の場合は、図6に示される重畳された圧電スピーカシス
テム30全体の音響特性グラフ(測定距離1m、入力電
圧5V一定の条件)から判るように、単独の圧電スピー
カ20よりも当然音圧が大きくなり、かつ相互に意識的
にずらした音圧特性の重畳によって互いに音圧のディッ
プを埋め合うので、70Hzから20kHzに至る広い
範囲において音響特性がよりフラットになる(特に1k
Hz以上の音域では飛躍的に向上する)。また、低音域
の音圧も改善されるという効果が得られる。
カシステムの実施の形態である。本図においては、長さ
Hが異なる3種類(H1>H2>H3)の1/4波長共
鳴管21A、21B(以上長さH1=120cm、重り
は13g)、22A、22B(以上、長さH2=100
cm、重りは8.3g)、24(長さH3=90cm、
重りは8.3g)を有する前記音響機器用圧電スピーカ
を5本並列接続して組み合わせた圧電スピーカシステム
30であり、概ね70Hz、80Hz、95Hzの周波
数で共鳴するように設計されている。実際、上記各音響
機器用圧電スピーカの単独の音響特性(測定距離1m、
入力電圧5V一定の条件)を示す図5のグラフから判る
ように、1/4波長共鳴管の長さの違いでλ/4、3λ
/4、5λ/4、・・・に相当する共鳴周波数にずれが
現れている(但し、重りの作用が付加されて低音側へシ
フトしている)。而して、本圧電スピーカシステム30
の場合は、図6に示される重畳された圧電スピーカシス
テム30全体の音響特性グラフ(測定距離1m、入力電
圧5V一定の条件)から判るように、単独の圧電スピー
カ20よりも当然音圧が大きくなり、かつ相互に意識的
にずらした音圧特性の重畳によって互いに音圧のディッ
プを埋め合うので、70Hzから20kHzに至る広い
範囲において音響特性がよりフラットになる(特に1k
Hz以上の音域では飛躍的に向上する)。また、低音域
の音圧も改善されるという効果が得られる。
【0027】一方、上記音響機器用圧電スピーカシステ
ム30の例では、インピーダンスが1kHzで約130
Ω、20kHzで約3Ωという結果が得られた。そして
消費電流をダイナミックコーンスピーカ(インピーダン
ス4Ω)と比較するために実際に音楽CDを同音量で鳴
らして測ったところ、約1/5に抑えられることが判明
した。換言すれば、ダイナミックコーンスピーカの能率
を5%と見積もれば、およそ25%という高能率とな
る。これは音響機器用スピーカとしては画期的な低消費
電力である。
ム30の例では、インピーダンスが1kHzで約130
Ω、20kHzで約3Ωという結果が得られた。そして
消費電流をダイナミックコーンスピーカ(インピーダン
ス4Ω)と比較するために実際に音楽CDを同音量で鳴
らして測ったところ、約1/5に抑えられることが判明
した。換言すれば、ダイナミックコーンスピーカの能率
を5%と見積もれば、およそ25%という高能率とな
る。これは音響機器用スピーカとしては画期的な低消費
電力である。
【0028】今後、より大きな圧電素子を採用すれば能
率は一層向上するものと考えられる。 以上詳述したよ
うに、本発明に係る音響機器用圧電スピーカシステム3
0は極めて斬新な外観と圧電素子のみを振動源とする低
消費電力の低音域特性にも優れるフルレンジ型圧電スピ
ーカシステムとなっている。
率は一層向上するものと考えられる。 以上詳述したよ
うに、本発明に係る音響機器用圧電スピーカシステム3
0は極めて斬新な外観と圧電素子のみを振動源とする低
消費電力の低音域特性にも優れるフルレンジ型圧電スピ
ーカシステムとなっている。
【0029】念のために付言すれば、上記弾性材12の
材質選択と寸法設計、及び重り13の重量の調整、さら
には1/4波長共鳴管15の長さを適宜調整してシステ
ムとして組み合わせることで、全体の音響特性を最適に
調整することが可能である。
材質選択と寸法設計、及び重り13の重量の調整、さら
には1/4波長共鳴管15の長さを適宜調整してシステ
ムとして組み合わせることで、全体の音響特性を最適に
調整することが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る音響
機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステムは下記の
優れた効果を有する。
機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステムは下記の
優れた効果を有する。
【0031】(1)高い能率を有しており、ダイナミッ
クスピーカに比べて数分の一の低消費電力化が実現でき
る。
クスピーカに比べて数分の一の低消費電力化が実現でき
る。
【0032】(2)低音から高音に至るまで音響機器用
として採用し得る程にフラットな音響特性が得られる。
として採用し得る程にフラットな音響特性が得られる。
【図1】本発明に係る音響機器用圧電スピーカの構造を
説明するための正面図(a)とそのM−M線での縦断面
図(b)である。
説明するための正面図(a)とそのM−M線での縦断面
図(b)である。
【図2】本発明に係る音響機器用圧電スピーカの圧電振
動体の構造を詳細に示す部分拡大正面図(a)とそのN
−N線縦断面図(b)である。
動体の構造を詳細に示す部分拡大正面図(a)とそのN
−N線縦断面図(b)である。
【図3】本発明に係る音響機器用圧電スピーカの重りの
重量変化による音響特性の違いを示す音響特性グラフで
ある。
重量変化による音響特性の違いを示す音響特性グラフで
ある。
【図4】本発明に係る音響機器用圧電スピーカシステム
の正面図である。
の正面図である。
【図5】本発明に係る音響機器用圧電スピーカシステム
の単独の音響特性を示す図である。
の単独の音響特性を示す図である。
【図6】圧電スピーカシステム全体の音響特性を表す片
対数グラフである。
対数グラフである。
【図7】圧電スピーカ単体の音響特性の例を示す片対数
グラフである。
グラフである。
1 振動板 1a 振動板の外縁 2 圧電素子 3a、3b 電極 4 導線 10 圧電振動体 12 弾性材 13 重り 15、21A、21B、22A、22B、24 1/
4波長共鳴管 16 開口端 17 共鳴音放射孔 20 音響機器用圧電スピーカ 30 音響機器用圧電スピーカシステム
4波長共鳴管 16 開口端 17 共鳴音放射孔 20 音響機器用圧電スピーカ 30 音響機器用圧電スピーカシステム
Claims (4)
- 【請求項1】 振動板の両面ないし片面に圧電素子を固
着するとともに前記圧電素子の対向する2つの主面に形
成した電極から導線を引き出した構造の圧電振動体と、
該圧電振動体における振動板の外縁を囲うように貼着し
た弾性材と、前記圧電素子の表面中央近傍に配設された
3g〜50gの重りと、前記弾性材の周辺部を張着固定
する開口端を一方に配設するとともに該開口端と離間し
て他方に共鳴音放射孔を配設した筒状の1/4波長共鳴
管と、を備える構造を特徴とする音響機器用圧電スピー
カ。 - 【請求項2】 前記弾性材がウレタン樹脂、シリコン樹
脂、天然ゴム、セーム皮の何れかであることを特徴とす
る請求項1に記載の音響機器用圧電スピーカ。 - 【請求項3】 前記筒状の1/4波長共鳴管の長さが7
0cm〜150cmの範囲であることを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の音響機器用圧電スピーカ。 - 【請求項4】 長さの異なる1/4波長共鳴管を有する
請求項3に記載の音響機器用圧電スピーカ2本〜10本
を、並列接続して組み合わせてなることを特徴とする音
響機器用圧電スピーカシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351384A JP2000175298A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 音響機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351384A JP2000175298A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 音響機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000175298A true JP2000175298A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18416934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10351384A Pending JP2000175298A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 音響機器用圧電スピーカ及び圧電スピーカシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000175298A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060099A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Kenwood Corp | スピーカシステム |
JP2012015765A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Nec Corp | 発振装置 |
KR101180320B1 (ko) | 2010-12-23 | 2012-09-06 | 에이알스페이서 주식회사 | 음향 액츄에이터 및 음향 액츄에이터 시스템 |
-
1998
- 1998-12-10 JP JP10351384A patent/JP2000175298A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060099A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Kenwood Corp | スピーカシステム |
JP2012015765A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Nec Corp | 発振装置 |
KR101180320B1 (ko) | 2010-12-23 | 2012-09-06 | 에이알스페이서 주식회사 | 음향 액츄에이터 및 음향 액츄에이터 시스템 |
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