JP2000100034A - ディスクチャッキング機構 - Google Patents

ディスクチャッキング機構

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JP2000100034A JP10271979A JP27197998A JP2000100034A JP 2000100034 A JP2000100034 A JP 2000100034A JP 10271979 A JP10271979 A JP 10271979A JP 27197998 A JP27197998 A JP 27197998A JP 2000100034 A JP2000100034 A JP 2000100034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は磁気ディスクに配設されているハブ
をマグネットにより吸着させチャッキングするディスク
チャッキング機構に関し、上位及び下位のFDを装着駆
動しても良好なクランプ状態を実現することを課題とす
る。 【解決手段】下位ディスク100Aと上位ディスク100Bをタ
ーンテーブル15上に選択的にチャッキングするディスク
チャッキング機構において、ターンテーブル15の内周部
に、第1及び第2のハブ102A,102B を共に吸着するよう
構成された第1のマグネット40を配設する。かつ、ター
ンテーブル15の外周部に、第1のマグネット40の吸着面
40a よりも低い位置に吸着面41a を有するよう構成され
ると共に、上位ディスク100Bに形成された環状凸部106
のみを吸着する第2のマグネット41を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクチャッキン
グ機構に係り、特に磁気ディスクに配設されているハブ
をマグネットにより吸着させチャッキングするディスク
チャッキング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフロッピーディスク(以下、下位
FDという)のディスクチャッキング機構は、磁気ディ
スク(記録媒体)の中心に配設された金属製のハブを介
して行なわれる。図6は、下位FD100Aのハブ10
2Aの近傍を拡大して示している。
【0003】同図に示すように、磁気ディスク103A
の中央には磁性金属(即ち、磁石に吸着される金属)よ
りなるハブ102Aが配設されている。このハブ102
Aは、その底部107の中央部に角孔状のチャッキング
ホール104Aが形成されると共に、このチャッキング
ホール104Aから偏心した位置に同じく角孔状の位置
決めホール105が形成されている。
【0004】また図8(A)は、下位FD100Aが装
着される従来の磁気ディスク装置(以下、下位FDDと
いう)に設けられていたディスクチャッキング機構11
0を示す概略構成図である。同図に示すように、ディス
クチャッキング機構110は、ターンテーブル111,
スピンドル軸112,チャックマグネット114,及び
駆動ピン115を有した構成とされている。
【0005】ターンテーブル111は、保持部113に
よりスピンドル軸112に保持されている。また、スピ
ンドル軸112は、図示しないディスクモータにより回
転駆動される構成とされている。また、ターンテーブル
111の上部には、保持部113を囲繞するように環状
のチャックマグネット114が配設されている。駆動ピ
ン115は、前記した位置決めホール105の形成位置
に対応して配設されている。この駆動ピン115は、そ
の下部に配設されている板バネ116により、図中矢印
Z1,Z2方向に変位可能な構成とされている。
【0006】図8(B)は、下位FD100Aをディス
クチャッキング機構110に装着した状態を示してい
る。装着時には、先ず下位FD100Aのハブ102A
がチャックマグネット114に吸着され、ターンテーブ
ル111上にセットされる。この状態では、スピンドル
軸112はチャッキングホール104Aに挿入するが、
駆動ピン115は位置決めホール105に嵌入しない場
合がある。尚、この未嵌入状態では、駆動ピン115は
板バネ116が弾性変形することにより矢印Z2方向に
変位している。
【0007】しかるに、この状態においてディスクモー
タが駆動してスピンドル軸112を介してターンテーブ
ル111が回転すると、この回転に伴い位置決めホール
105は駆動ピン115と一致し、ディスクモータの回
転力がハブ102Aに付与される。即ち、このディスク
チャッキング機構110では、ディスクモータの回転力
は駆動ピン115により下位FD100Aに付与される
と同時に、ハブ102Aのターンテーブル111上の位
置決め及びハブ102Aの保持作用をするため、チャッ
クマグネット114の吸着力は下位FD100Aを回転
させるのに寄与していない。よって、チャックマグネッ
ト114の吸着力は、ハブ102Aがターンテーブル1
11から外れることがない程度の比較的弱い吸着力でよ
かった。また、下位FDDでは、駆動ピン115の位置
に関連して回転するディスクのスタート点を決めるため
のインデックス信号を発する。
【0008】ところで、上記した下位FD100A及び
これを用い磁気記録再生処理を行なう磁気ディスク装置
に対し、更に高容量のフロッピーディスク(以下、上位
FDという)及びこれを用い磁気記録再生処理を行なう
磁気ディスク装置(以下、上位FDDという)が開発さ
れている。上位FDDでは、磁気ヘッドがディスクの回
転に加える負荷が小さく、また、ディスクカートリッジ
内にあるディスク保護用のライナーがディスクに与える
負荷が低く設定されているため、駆動ピン115による
正確な位置決めと保持を期待していない。更に、駆動ピ
ン115に関連したインデックス信号も発しない。
【0009】このため、上位FD100Bは、図7に拡
大して示すように、ハブ102Bの中央部108に円形
のチャッキングホール104Bが設けられると共に、ハ
ブ102Bの外周部が環状に突出して環状凸部106を
形成した構成となっている。このハブ102Bには、下
位FD100Aと異なりディスクの回転に対する負荷ト
ルクが小さくなるため、スピンドル軸112と駆動ピン
115りとでハブ102Bを保持することを期待できな
く、位置決めした状態をハブ102Aとターンテーブル
111との間の摩擦のみで保持することになる。
【0010】ところで、上記した下位FD100Aと上
位FD100Bを1台の磁気ディスク装置で共に磁気記
録再生処理を可能とした、いわゆるコンパチブルな磁気
ディスク装置(以下、コンパチブルディスク装置とい
う)が提案されている。このコンパチブルディスク装置
によれば、従来から用いられていた下位FD100Aを
そのまま利用できるため便利である。
【0011】従来、このコンパチブルディスク装置に設
けられるディスクチャッキング機構は、前記した下位F
DDに設けられていたディスクチャッキング機構110
(図8参照)をそのまま利用していた。図8(C)は、
上位FD100Bをディスクチャッキング機構110に
装着した状態を示している。装着時には、上位FD10
0Bに設けられたハブ102Bの中央部108がチャッ
クマグネット114に吸着され、ターンテーブル111
上にセットされる。この状態で、スピンドル軸112は
チャッキングホール104Bに挿入している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、コンパチブ
ルディスク装置のディスクチャッキング機構として下位
FDD用のディスクチャッキング機構110を用いた場
合、外部振動によりターンテーブル111上の位置が変
動する。そこで、これを解決する方法としてチャックマ
グネット114の吸着力を大きくすることが考えられる
が、吸着力を大きくすると下位FD100Aを装着した
時、ハブ102Aがターンテーブル111上に乗ったと
ころで強い吸着力により止まってしまい、ターンテーブ
ル111上でハブ102Aが回転せず、よって駆動ピン
115が位置決めホール105に嵌入しないおそれが生
じる。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、上位及び下位のFDを装着駆動しても、良好なク
ランプ状態を実現できるディスクチャッキング機構を提
供するこを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴と
するものである。請求項1記載の発明は、スピンドル軸
が挿通される第1のチャッキングホールと、駆動ピンが
挿通される位置決めホールとを第1のハブに形成してな
る第1のディスクと、スピンドル軸が挿通する第2のチ
ャッキングホールと、外周に環状に突出した凸部とをハ
ブに形成してなる第2のディスクとを、ターンテーブル
上に選択的にチャッキングするディスクチャッキング機
構であって、前記ターンテーブルの内周部に、第1及び
第2のハブを共に吸着するよう構成された第1の磁石を
配設し、かつ、前記ターンテーブルの外周部に、前記第
1の磁石の吸着面よりも前記ターンテーブルの外側に前
記凸部と対向する位置に吸着面を有するよう構成された
第2の磁石を配設したことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のディスクチャッキング機構において、前記第1
の磁石をネオジウムマグネットとし、かつ前記第2の磁
石をフェライトマグネットとしたことを特徴とするもの
である。上記下各手段は、次のように作用する。
【0016】請求項1記載の発明によれば、ターンテー
ブルの内周部に、第1及び第2のハブを共に吸着するよ
う構成された第1の磁石を配設したことにより、第1の
ディスクを装着した時、及び第2のディスクを装着した
時の双方において、第1の磁石は第1及び第2のハブを
吸着する。
【0017】また、ターンテーブルの外周部に、第1の
磁石の吸着面よりもターンテーブルの外側に凸部に対向
する位置に吸着面を有するよう構成された第2の磁石を
配設し、この第2の磁石が第2のディスクに設けられた
凸部のみを吸着する構成としたことにより、第1のディ
スクを装着した時には第2の磁石は第1のハブを吸着し
ない。
【0018】しかるに、第2のディスクを装着した時に
は第2の磁石は第2のハブを吸着する。即ち、第2のデ
ィスクを装着した時には、第1及び第2の磁石が共に第
2のハブを吸着する構成となる。よって、第1のディス
クの装着時には、第1の磁石のみの吸着になるため第1
のハブに対する吸着力は弱く、ディスクモータ駆動時に
第1のハブはターンテーブルに対して回転し、駆動ピン
を位置決めホールに嵌入させることができる。また、第
2のディスクの装着時には、第1及び第2の磁石が共に
第2のハブを吸着するためその吸着力は強くなり、ター
ンテーブルとの摩擦力によってポジショニング(位置決
め)状態を保持することができる。
【0019】また、請求項2記載の発明のように、第1
の磁石を磁力(吸着力)を大きく設定できるネオジウム
マグネットとし、かつ第2の磁石をフェライトマグネッ
トとすることにより、上記した作用をより確実に実現す
ることができる。また、マグネットの厚みを薄くしてデ
ィスク装置の薄型化を可能とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1乃至図3は、本発明の一実
施例であるディスクチャッキング機構10を示す図であ
る。図1はディスクチャッキング機構10の平面図であ
り、図2はディスクチャッキング機構10の断面図であ
り、更に図3はディスクチャッキング機構10の動作を
説明するための図である。
【0021】尚、図1乃至図3において、先に図6及び
図7を用いて説明した下位FD100A及び上位FD1
00Bについては、同一符号を付してその説明を省略す
るものとする。本実施例に係るディスクチャッキング機
構10は、下位FD100Aと上位FD100Bを1台
の磁気ディスク装置で共に磁気記録再生処理を可能とし
たコンパチブルディスク装置11に設けられるものであ
る。図5は、ディスクチャッキング機構10が取り付け
られるコンパチブルディスク装置11の一例を示してい
る。ここで、ディスクチャッキング機構10の説明に先
立ち、コンパチブルディスク装置11の構成について簡
単に説明しておく。
【0022】図5に示されるように、コンパチブルディ
スク装置11は、ディスクカートリッジ(図示せず)が
挿入されるディスクホルダ12と、前後方向に摺動して
ディスクホルダ12を昇降させるスライダ(摺動部材)
13とが重ね合わせた状態でフレーム14上に取り付け
られる。スライダ13はディスクホルダ12上をA,B
方向に摺動自在に設けられ、ディスクカートリッジの挿
入操作によりA方向に摺動してディスクホルダ12をカ
ートリッジ挿入・イジェクト位置からカートリッジ装着
位置へ降下させる。
【0023】ディスクホルダ12は、天板12aと、天
板12aの両側からディスクカートリッジを抱え込むよ
うに折曲されたカートリッジガイド部12b,12cと
からなる。従って、天板12aと両側のカートリッジガ
イド部12b,12cに囲まれた空間がカートリッジ挿
入部となる。スライダ13は、ディスクホルダ12の上
方で摺動する平板13aと、平板13aの両側より下方
に折曲された側面13b,13cと、側面13b,13
cに設けられディスクホルダ12の係合ピン12eが嵌
合する傾斜溝13dと、フレーム14の両側面14e,
14fの上端に当接する当接部13eと、イジェクト状
態のときディスクホルダ12の中央部に設けられた孔1
2gに係合する係合部13fとを有する。
【0024】そして、スライダ13の平板13aには、
スライダ13をA方向に付勢するコイルバネ(図示せ
ず)が装架される開口13g,13hが設けられてい
る。このため、スライダ13は、コイルバネのバネ力に
よりA方向に付勢されている。フレーム14の平面14
a上には、ディスクをクランプするターンテーブル15
が挿入される円形の開口14bと、磁気ヘッド16,1
7を支持するヘッドキャリッジ18がA,B方向に摺動
可能に取り付けられるキャリッジ取付部14cとが設け
られている。また、フレーム14の後部には、ヘッドキ
ャリッジ18を駆動するモータ25が取り付けられるモ
ータ取付部14dが設けられている。
【0025】また、フレーム14の両側面14e,14
fの内壁の中間位置には、ディスクホルダ12の昇降動
作をガイドするガイド溝14g,14hが設けられてい
る。更に、フレーム14の下面側には、本発明の要部と
なるディスクチャッキング機構10が配設されている。
このディスクチャッキング機構10は、ターンテーブル
15,このターンテーブル15を回転駆動するディスク
モータ19,及びこれらを搭載する回路基板20等を有
している。尚、ディスクチャッキング機構10の詳細に
ついては、後述するものとする。
【0026】ヘッドキャリッジ18は、先端上面に下側
磁気ヘッド16を支持するキャリッジ本体21と、先端
下面に上側磁気ヘッド17を支持しキャリッジ本体21
に対し回動可能に取り付けられたヘッドアーム22とを
有する。また、ヘッドキャリッジ18は、前後方向
(A,B方向)に延在するガイドシャフト23及びリー
ドスクリュウ24にガイドされながらリードスクリュウ
24の回転方向に応じた方向へリードスクリュウ24の
回転量に応じた距離だけ移動する。また、リードスクリ
ュウ24は、キャリッジ本体21の反対側の左側面に設
けられた螺合部(図示せず)に螺合されている。
【0027】そして、リードスクリュウ24を回転駆動
するモータ25は、フレーム14の後部に設けられたモ
ータ取付部14dの下面に取り付けられる。そのため、
ヘッドキャリッジ18は、リードスクリュウ24を回転
駆動するモータ25の回転駆動力によりガイドシャフト
21及びガイドシャフト24にガイドされてA,B方向
に移動する。これにより、ヘッドキャリッジ18に支持
された磁気ヘッド16,17は、ディスクカートリッジ
内に収納された磁気ディスク(図示せず)の所望とする
トラックに摺接させて磁気記録・再生を行うことができ
る。
【0028】また、スライダ13の上方には、フレーム
14の上部を覆うように取り付けられるカバー25が設
けられている。このカバー25は、フレーム14に両側
面をネジ止めされ、スライダ13の上方への浮き上がり
を防止し、更にスライダ13の前後方向(A,B方向)
の移動をもガイドする。続いて、上記構成とされたコン
パチブルディスク装置11に設けられるディスクチャッ
キング機構10について説明する。
【0029】図1乃至図3に示されるように、コンパチ
ブルディスク装置11は、大略するとターンテーブル1
5,ディスクモータ19,回路基板20,スピンドル軸
30,駆動ピン34,第1のマグネット40,及び第2
のマグネット41等により構成されている。ターンテー
ブル15は磁性体金属よりなる円盤状の部材であり、ホ
ルダ31を介してスピンドル軸30に固定されている。
従って、ターンテーブル15はスピンドル軸30と一体
的に回転する構成となっている。
【0030】また、回路基板20は、前記したフレーム
14(図5参照)に固定された構成とされている。この
回路基板20にはベアリング33を保持するホルダ32
が設けられており、前記したスピンドル軸30はこのベ
アリング33に回転自在に軸承されている。ディスクモ
ータ19は、回路基板20上に配設された複数(図では
1個のみ示す)のコア36及びコイル37と、ターンテ
ーブル15に配設されたモータマグネット38により構
成されている。コイル37はコア36に巻回されてお
り、またモータマグネット38はコア36と対向するよ
う配設されている。よって、各コイル37に所定のタイ
ミングで電流を流すことにより、モータマグネット38
は移動付勢されこれによりターンテーブル15は回転す
る構成となっている。
【0031】尚、本実施例ではコンパチブルディスク装
置11に搭載するディスクチャッキング機構10である
ため、下位FD100Aの装着時と上位FD100Bの
装着時でディスクモータ19の回転数を変える構成とな
っている。具体的には、下位FD100Aの装着時には
ディスクモータ19の回転数を遅く、上位FD100B
の装着時にはディスクモータ19の回転数を速くする構
成としている。
【0032】駆動ピン34はターンテーブル15上に配
設されており、その配設位置は下位FD100Aのハブ
102Aに形成されている位置決めホール105の形成
位置に対応するよう構成されている。この駆動ピン34
は、その下部に配設されている板バネ35により、図中
矢印Z1,Z2方向に変位可能な構成とされている。第
1のマグネット40は、図1に示すように、ターンテー
ブル15上の内周部にスピンドル軸30を略囲繞するよ
う配設されている。この第1のマグネット40としては
吸着力が大きいネオジウムマグネットが用いられてお
り、後に述べるように下位FD100A及び上位FD1
00Bに設けられた各ハブ102A,102Bを共に吸
着するよう構成されている。
【0033】一方、第2のマグネット41は、ターンテ
ーブル15上の外周部に第1のマグネット40を略囲繞
するよう配設されている。この第2のマグネット41
は、ネオジウムマグネットよりも吸着力が弱いフェライ
トマグネットにより形成されている。また、第2のマグ
ネット41の吸着面41aは、第1のマグネット40の
吸着面40aよりもターンテーブル15の上面に近い位
置となるよう構成されている。従って、第1のマグネッ
ト40の吸着面40aと第2のマグネット41の吸着面
41aとの間には、図中矢印ΔHで示す段差を有した状
態となっている。このように、第2のマグネット41の
吸着面41aを低く設定しているのは、ターンテーブル
15の外周位置は他の構成要素の関係もあり、その許容
高さが低いことによる。
【0034】図4は、薄型化に対応した第1のマグネッ
ト40の材料であるネオジウムマグネットと、第2のマ
グネット41の材料であるフェライトマグネットの着磁
電圧と吸着力との関係を示している。図中、矢印Aで示
すのがネオジウムマグネットの特性であり、矢印Bで示
すのがフェライトマグネットの特性である。同図に示す
ように、ネオジウムマグネットは着磁電圧を高くするに
連れて吸着力も増大するが、フェライトマグネットは約
200Vの着磁電圧で飽和し、それ以上着磁電圧を高め
ても約20gの吸着力以上とはならない。
【0035】即ち、同図より、ネオジウムマグネットよ
りなる第1のマグネット40は吸着力を高くできるが、
フェライトマグネットよりなる第2のマグネット41で
は吸着力を高くすることができないことが判る。本実施
例では、第1のマグネット40は吸着力が、第2のマグ
ネット41の吸着力より強くなるよう設定している。次
に、上記構成とされたディスクチャッキング機構10の
動作について、図3を用いて説明する。図3(A)は、
図1及び図2を用いて説明したディスクチャッキング機
構10の要部構成図である。また、図3(B)は下位F
D100Aをディスクチャッキング機構10に装着した
状態を示しており、図3(C)は上位FD100Bをデ
ィスクチャッキング機構10に装着した状態を示してい
る。
【0036】図3(B)に示すように、下位FD100
Aをディスクチャッキング機構10に装着した状態で
は、下位FD100Aのハブ102Aは第1のマグネッ
ト40に吸着されターンテーブル111上にセットされ
る。この際、第1のマグネット40のみがハブ102A
の底部107を吸着している。しかるに、第2のマグネ
ット41は低背の構成とされているため、第2のマグネ
ット41とハブ102Aとの離間距離が大きく、よって
第2のマグネット41はハブ102Aを吸着していな
い。
【0037】この装着直後の状態で、スピンドル軸30
はチャッキングホール104Aに挿入するが、駆動ピン
34と位置決めホール105とが位置ずれしている時に
は駆動ピン34が位置決めホール105に嵌入しない場
合がある。しかるに、ディスクモータ19によりターン
テーブル15が回転すると、この回転に伴い位置決めホ
ール105は駆動ピン34と一致し両者34,105は
係合する。
【0038】この際、ハブ102Aは第1のマグネット
40のみにより吸着された構成であるためその吸着力は
弱いので、ハブ10A駆動ピン34による位置決め力
(ポジショニング力)で位置決めし、よってハブ102
Aに対しターンテーブル15を回転させることができ
る。このように位置決めホール105と駆動ピン34と
が係合することにより、ディスクモータ19の回転力は
ハブ102Aに伝達され、下位FD100Aは所定の回
転数で回転する。
【0039】図3(C)は、上位FD100Bをディス
クチャッキング機構10に下位FD100Aと同様の回
転数で廻し込みをして装着した状態を示している。この
装着状態で、スピンドル軸30はチャッキングホール1
04Bに挿入し、また駆動ピン34はハブ穴117に係
合した状態となっている。また、上位FD100Bに設
けられたハブ102Bの中央部108は第1のマグネッ
ト40に吸着され、またハブ102Bの外周部に形成さ
れた環状凸部106は第2のマグネット41に吸着さ
れ、これにより上位FD100Bはターンテーブル15
上にセットされた構成となっている。
【0040】この際、第2のマグネット41の吸着面4
1aはターンテーブル15に対し低い位置となっている
が、上位FD100Bのハブ102Bには環状凸部10
6が形成されているため、装着状態において環状凸部1
06は第2のマグネット41の吸着面41aと近接す
る。よって、確実にハブ102Bを第2のマグネット4
1に吸着させることができる。
【0041】上記のように本実施例に係るディスクチャ
ッキング機構10では、ターンテーブル15の内周部に
下位FD100A及び上位FD100Bのハブ102
A,102Bを共に吸着するよう構成された第1のマグ
ネット40を配設したことにより、下位FD100Aの
装着時及び上位FD100Bの装着時の双方において、
第1のマグネット40はハブ102A,102Bを吸着
する。
【0042】また、本実施例に係るディスクチャッキン
グ機構10は、ターンテーブルの外周部に第2のマグネ
ット41を配設し、この第2のマグネット41が上位F
D100Bに設けられた環状凸部106のみを吸着する
構成としたことにより、上位FD100Bを装着した時
のみ、第1及び第2のマグネット40,41が共にハブ
102Bを吸着する構成となる。
【0043】よって、上記のように下位FD100Aの
装着時には、第1のマグネット40のみの吸着になるた
めハブ102Aに対する吸着力は弱く、ディスクモータ
19の駆動時にハブ102Aは相対的にターンテーブル
15に対して回転し、駆動ピン34を位置決めホール1
05に嵌入させることができ、駆動ピン34によるポジ
ショニング力(位置決め力)によりハブ102Aの位置
決めをすることができる。
【0044】また、上位FD100Bの装着時には、第
1及び第2のマグネット40,41が共にハブ102B
を吸着するためその吸着力は強くなり、よってディスク
モータ19を駆動(高密度記録に対応するため、高速,
高トルクで駆動)した際に、ハブ102Bをスピンドル
軸30とチャッキングホール104Bの間隙の範囲で位
置決めし、ターンテーブル15の回転に追随して確実に
回転させることが可能となる。
【0045】尚、上記した実施例では、第1のマグネッ
ト40をネオジウムマグネットとすると共に第2のマグ
ネット41をフェライトマグネットとした構成とした
が、他の磁石を用いることも可能である。また、着磁さ
れた磁石に変えて、電磁石を用い、通電する電流を変化
させることにより発生する磁力を変化させる構成として
もよい。
【0046】また、上記した第1及び第2のマグネット
の形状は、上記実施例の系所に限定されるものではな
い。
【0047】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、第1のディ
スクの装着時には、第1の磁石のみの吸着になるため第
1のハブに対する吸着力は弱く、ディスクモータ駆動時
に第1のハブはターンテーブルに対して回転し、駆動ピ
ンを位置決めホールに嵌入させることができる。
【0048】また、第2のディスクの装着時には、第1
及び第2の磁石が共に第2のハブを吸着するためその吸
着力は強くなり、よってディスクモータを駆動した際
に、第2のハブをターンテーブルの回転に追随して確実
に回転させることが可能となる。よって、第1のディス
ク及び第2のディスクを確実にクランプすることがで
き、各ディスクを良好な状態で回転させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるディスクチャッキング
機構の平面図である。
【図2】本発明の一実施例であるディスクチャッキング
機構の断面図である。
【図3】本発明の一実施例であるディスクチャッキング
機構の動作を説明するための図である。
【図4】着磁電圧と吸着力との関係を示す図である。
【図5】本発明の一実施例であるディスクチャッキング
機構が取り付けられる磁気ディスク装置の一例を示す要
部分解斜視図である。
【図6】下位FDDのハブを説明するための図である。
【図7】上位FDDのハブを説明するための図である。
【図8】従来の一例であるディスクチャッキング機構の
構成及び動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ディスクチャッキング機構 11 コンパチブルディスク装置 12 ディスクホルダ 13 スライダ 14 フレーム 15 ターンテーブル 16,17 磁気ヘッド 18 ヘッドキャリッジ 19 ディスクモータ 20 回路基板 25 ヘッドキャリッジ駆動用モータ 30 スピンドル軸 34 駆動ピン 35 板バネ 40 第1のマグネット 41 第2のマグネット 100A 下位FD 100B 上位FD 102A,102B ハブ 103A,103B 磁気ディスク 104A,104B チャッキングホール 105 位置決めホール 106 環状凸部 107 底部 108 中央部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドル軸が挿通される第1のチャッ
    キングホールと、駆動ピンが挿通される位置決めホール
    とを第1のハブに形成してなる第1のディスクと、 スピンドル軸が挿通する第2のチャッキングホールと、
    外周に環状に突出した凸部とをハブに形成してなる第2
    のディスクとを、 ターンテーブル上に選択的にチャッキングするディスク
    チャッキング機構であって、 前記ターンテーブルの内周部に、第1及び第2のハブを
    共に吸着するよう構成された第1の磁石を配設し、 かつ、前記ターンテーブルの外周部に、前記第1の磁石
    の吸着面よりも前記ターンテーブルの外側に前記凸部に
    対向する位置に吸着面を有するよう構成された第2の磁
    石を配設したことを特徴とするディスクチャッキング機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクチャッキング機
    構において、 前記第1の磁石をネオジウムマグネットとし、かつ前記
    第2の磁石をフェライトマグネットとしたことを特徴と
    するディスクチャッキング機構。
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