JP2000099012A - 演奏情報編集方法および演奏情報編集プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

演奏情報編集方法および演奏情報編集プログラムを記録した記録媒体

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JP2000099012A JP10267602A JP26760298A JP2000099012A JP 2000099012 A JP2000099012 A JP 2000099012A JP 10267602 A JP10267602 A JP 10267602A JP 26760298 A JP26760298 A JP 26760298A JP 2000099012 A JP2000099012 A JP 2000099012A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽譜に記譜された楽譜記号の意味を知らなく
ても、記譜された楽譜記号に合った演奏情報を容易に作
成する。 【解決手段】 編集対象とする演奏データを指定し、編
集モードとする。この際に表示される編集画面60の楽
譜記号のドロップダウンリストボックス62を開いて、
所望のカッコ書きの楽譜記号が付記された楽譜記号名を
選択する。これにより、楽譜記号に対応したテンプレー
トが選択され編集対象の音高・音長に応じた変更がテン
プレートに施されて、そのピッチ変化カーブがピッチ変
化表示領域61に表示される。テキストボックス63a
〜63cの表示値を設定変更することにより多彩な音高
変化態様になるよう編集することができる。OKボタン
65をクリックすることにより、音高編集データに基づ
いて指定された演奏データが編集され、楽譜記号に合っ
た演奏データが作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、演奏情報を楽譜記
号に沿って編集を行う演奏情報編集方法および演奏情報
編集プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコンに外部音源を接続したり、音源
をソフトウェアで仮想的に作り出す機能を有するシーケ
ンサ・ソフトウェアをパソコン上で走らせることによ
り、パソコンにより演奏情報の記録、編集、再生が行わ
れている。この際の演奏情報はMIDI(Musical Inst
rument Digital Interface)形式のシーケンスデータと
されているのが一般的である。このような演奏情報を記
録するには、1つ1つのデータをマウス等を操作しなが
ら打ち込んでいくステップ入力方法や、MIDIキーボ
ードやMIDI楽器等のMIDI機器をパソコンに接続
して、MIDI機器を演奏することによりリアルタイム
で記録するリアルタイムレコーディング方法等がある。
このように演奏情報を記録することにより演奏情報を作
成することができる。そして、記録された演奏情報を再
生することにより演奏が行われ、よりよい演奏となるよ
うに演奏情報の編集を行うことができる。
【0003】演奏情報の編集を行う際には、演奏情報を
ピアノロール譜で表示したり楽譜で表示させたりし、表
示されている演奏情報の内の編集したい音符を指定して
音高や音長の編集を行ったり、音符の削除・挿入を行う
ことにより演奏情報を編集している。また、楽器には種
々の奏法があり、その奏法に合わせた演奏情報をステッ
プ入力したり、編集により奏法に合わせた演奏情報とし
たりすることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】奏法の例としてギター
の奏法と奏法に対応する楽譜記号を図14に示す楽譜を
参照しながら説明する。図14にアとして示す奏法はハ
ンマリングあるいはハンマリング・オンという奏法であ
り、ある弦である音をピッキングし、同じ弦のそれより
上のフレットの音を左手の指で強く押弦してピッキング
せずに音を出す奏法である。図14アの前半の記譜は、
2音でハンマリング・オンを行う場合の記譜であり、2
つの音符を結ぶ円弧の上に「H」あるいは「h.」の楽
譜記号を付した記譜とされる。また、図14アの後半の
記譜は、装飾音符とのハンマリング・オンを行う場合の
記譜である。
【0005】図14にイとして示す奏法はプリングある
いはプリング・オフという奏法であり、ある弦である音
を押さえてピッキングし、次いで押さえた指を引っかけ
るようにして離すことにより、同じ弦のそれより下のフ
レットの音をピッキングせずに出す奏法である。図14
イの前半に示す記譜は、2音でプリング・オフを行う場
合の記譜であり、2つの音符を結ぶ円弧の上に「P」あ
るいは「p.」の楽譜記号を付した記譜とされる。ま
た、図14イの後半の記譜は、装飾音符とのプリング・
オフを行う場合の記譜である。
【0006】図14にウとして示す奏法はトリルという
奏法であり、ピッキング後にハンマリング・オンとプリ
ング・オフを素早く繰り返すことにより、音を持続させ
る奏法である。トリルを行うときは、図14ウの前半に
示すように「tr.」あるいは「tr.」の後ろに波形
を付した楽譜記号を記譜する。また、図14ウの後半に
示す記譜は、装飾音符とのトリルを行う場合の記譜であ
る。図14にエとして示す奏法はスライドという奏法で
あり、ピッキングせずに、指を滑らせて次の音に音程を
変化させる奏法である。音の到達点は明確とされてい
る。スライドの記譜は、複数の音符を結ぶ円弧の上に
「S」の楽譜記号を付して表している。また、図14エ
の第1小節の後半に示す記譜は、装飾音符からのスライ
ドを行う場合の記譜であり、図14エの第2小節に示す
記譜は、始点の音程が明確にされないスライド・アップ
およびスライド・ダウンを行う場合の記譜である。
【0007】図14にオとして示す奏法はグリッサンド
という奏法であり、スライドと同様にピッキングせず
に、指を滑らせて次の音に音程を変化させる奏法であ
る。ただし、音の到達点が不明確とされている。グリッ
サンドを行う場合は、「g.」の楽譜記号が記譜され、
音符の後ろにアップあるいはダウンの波形や円弧が付さ
れる。また、図14オの第2小節に示す記譜は、ピック
で弦をこすり上げたりこすり下げたりするピック・スク
ラッチ奏法でグリッサンドを行う場合の記譜である。図
14にカとして示す奏法はチョーキングおよびチョーキ
ングダウンという奏法であり、ピッキング後に、押さえ
ている弦を垂直方向に指で押し上げ(下げ)て音程を変
化させる奏法である。また、チョーキングした状態から
弦を元に戻すことにより音程を変化させる奏法がチョー
キングダウンである。表記は、複数の音符を結ぶ円弧の
上に「C」の楽譜記号を付してチョーキングを表し、
「D」の楽譜記号を付してチョーキングダウンを表して
いる。また、図14カの後半に示す記譜は装飾音符から
のチョーキングおよびチョーキング・ダウンを行う場合
の記譜である。
【0008】チョーキングおよびチョーキング・ダウン
は、全音の音程を変化させるが、この他に音程の変化が
全音とされない次のような種々の種類がある。図14キ
に示す記譜は、半音の音程変化を与えるハーフ・チョー
キング(楽譜記号:H.C)およびハーフ・チョーキン
グ・ダウン(楽譜記号:H.D)であり、図14クに示
す記譜は、全音半の音程変化を与えるワン・ハーフ・チ
ョーキング(楽譜記号:1H.C)およびワン・ハーフ
・チョーキング・ダウン(楽譜記号:1H.D)であ
り、図14ケに示す記譜は、2全音の音程変化を与える
ツゥー・ハーフ・チョーキング(楽譜記号:2C)およ
びツゥー・ハーフ・チョーキング・ダウン(楽譜記号:
2D)である。さらに、図14コに示す記譜は、2本の
弦を同時にピッキングし、低い音をチョーキングさせて
音程をユニゾンするユニゾン・チョーキング(楽譜記
号:C)であり、図14サに示す記譜は、ユニゾン・チ
ョーキングと同じだが、ユニゾン以外の音程を得るハー
モナイズド・チョーキング(楽譜記号:C)であり、図
14シに示す記譜は、2本の弦を同時にピッキングし、
同時にチョーキングするダブル・チョーキング(楽譜記
号:W.C)であり、図14スに示す記譜は、1/4音
程のチョーキングだが、必ずしも正確に1/4音程の必
要はないクオーター・チョーキング(楽譜記号:Q.
C)であり、図14セに示す記譜は、チョーク・アップ
(楽譜記号:U)、図14ソに示すチョーキング・アッ
プとダウンを繰り返すビブラート(楽譜記号:Vib)
である。
【0009】このようにギターの奏法には種々の奏法が
あり、図14に示す楽譜をみても初心者には記譜された
楽譜記号がどのような奏法を示しているのか見当がつか
ず、楽譜に記譜された楽譜記号が示す演奏情報を1つ1
つ打ち込むことは困難である。また、楽譜記号と奏法と
の対応がついても、その楽譜記号に応じた演奏を行うに
は多くのデータを打ち込む必要があり、ステップ入力に
よる演奏情報の作成では多くの時間を費やさなければな
らないと共に、その作成が煩わしいものであった。とこ
ろで、複数種類のピッチ変化テンプレートをあらかじめ
用意しておき、このピッチ変化テンプレートのいずれか
一つを選択することにより、選択テンプレートに対応し
たピッチ変化が付与された演奏情報を作成する方法が提
案されている。しかしながら、この方法では楽譜記号と
用意されたピッチ変化テンプレートとの対応が理解でき
なければ、ピッチ変化テンプレートから楽譜記号に合っ
たテンプレートを選択することはできない。すなわち、
初心者ではピッチ変化テンプレートが用意されていても
容易に演奏情報を作成することができないという問題点
があった。
【0010】そこで、本発明は、楽譜に記譜された楽譜
記号の意味を知らなくても、記譜された楽譜記号に合っ
た演奏情報を容易に作成することのできる演奏情報編集
方法および演奏情報編集プログラムが記録された記憶媒
体を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の演奏情報編集方法は、演奏情報の内の指定
された編集対象を楽譜記号に対応する演奏情報となるよ
うに編集する演奏編集方法であって、編集時に表示され
る編集画面に複数の楽譜記号名または楽譜記号が表示可
能とされ、表示された楽譜記号名または楽譜記号を選択
した際に、選択された楽譜記号名または楽譜記号に対応
するテンプレートが予め用意された演奏情報編集テンプ
レート群の中から読み出され、前記編集対象の音高と音
長に応じて読み出されたテンプレートが変更されて前記
編集画面上に表示され、編集が指示された際に前記変更
されたテンプレートの編集データに基づいて、前記編集
対象とされた演奏情報が前記選択された楽譜記号名また
は楽譜記号に対応するように編集されるものである。ま
た、上記演奏情報編集方法において、前記変更されたテ
ンプレートにおける編集データの各種値が、前記編集画
面上で任意に設定変更可能とされ、編集データの各種値
が設定変更された場合には,編集が指示された際に設定
変更された編集データに基づいて、編集対象とされた演
奏情報が前記選択された楽譜記号名または楽譜記号に対
応するように編集されるようにしてもよい。
【0012】さらに、上記目的を達成することのできる
本発明の演奏情報編集プログラムを記録した記録媒体
は、コンピュータによって演奏情報の内の指定された編
集対象を楽譜記号に対応する演奏情報となるように編集
するための演奏情報編集プログラムを記録した記録媒体
であって、演奏情報編集プログラムは、演奏情報の内の
編集対象が指定された際に、楽譜記号名または楽譜記号
を複数表示可能とさせる表示ステップと、該表示ステッ
プで表示された楽譜記号名または楽譜記号の内の選択さ
れた楽譜記号名または楽譜記号に対応するテンプレート
を、あらかじめ用意された演奏情報編集テンプレート群
の中から読み出し、前記指定された編集対象の音高と音
長に応じて読み出されたテンプレートの内容を変更する
テンプレート読出ステップと、該テンプレート読出ステ
ップで変更されたテンプレートの内容に基づく編集画面
を表示させる編集画面表示ステップと、編集が指示され
た際に、前記テンプレート読出ステップで変更された演
奏情報編集テンプレートの編集データに基づいて、前記
編集対象とされた演奏情報を前記選択された楽譜記号名
または楽譜記号に対応するように編集する編集ステップ
とからなっている。さらにまた、上記演奏情報編集プロ
グラムにおける前記編集画面上において、前記テンプレ
ートの各種値を設定変更する設定変更ステップをさらに
備え、前記編集ステップにおいて、前記設定変更ステッ
プで変更された前記テンプレートの編集データに基づ
き、前記編集対象の演奏情報が編集されるようにしても
よい。
【0013】このような本発明によれば、複数の楽譜記
号名または楽譜記号が表示されて、表示された複数の楽
譜記号名または楽譜記号の内の所望の楽譜記号名または
楽譜記号を選択することにより、楽譜記号に対応する適
切な演奏情報編集テンプレートを選択することができる
ため、楽譜に記譜された楽譜記号の意味が分からなくと
も記譜された楽譜記号に相当する演奏情報を容易に作成
することができる。従って、初心者でも容易に楽譜に記
譜された楽譜記号の演奏情報を作成することができる。
また、あらかじめ用意された演奏情報編集テンプレート
の内の選択されたテンプレートにおける音程変化パラメ
ータの各種値を所望の値に設定変更することができるの
で、楽譜に記譜された楽譜記号に対応させて、ユーザな
りに変更を施した多彩な演奏情報を容易に作成すること
ができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の演奏情報編集方法の実施
の形態である演奏情報編集プログラムが実行されるハー
ドウェア構成の一例を図1に示す。図1において、1は
ハードウェア構成の全体の動作を制御する中央処理装置
(Central Processing Unit:CPU)であり、2はC
PU1が実行する本発明にかかる演奏情報編集プログラ
ム等のプログラムや、演奏情報編集テンプレート群等の
各種データ等が格納されているROM(Read Only Memo
ry)である。3は変更された演奏情報編集テンプレート
や編集後の各種データの格納エリアや、CPU1のワー
クエリア等が設定されるRAM(Random Access Memor
y)、4は動作時の経過時間を示したり、特定の間隔で
タイマ割込を発生するタイマであり、自動伴奏等の時間
管理およびエンベロープ制御や効果制御等に使用され
る。
【0015】5はイーサネット(ethernet)等のLAN
(Local Area Network)やインターネット等に電話回線
等の通信ネットワーク6を介して他のコンピュータに接
続するための通信インターフェースであり、通信ネット
ワーク6を通じて他のコンピュータと本発明の演奏情報
編集プログラム等のアプリケーションソフトや各種デー
タの受け渡しをすることができる。7は多数のキーが配
列されているパソコン用のキーボードであり、キーボー
ド7のキーを操作した際のキー情報は検出回路9により
検出されてバス17に送出される。8は表示装置11の
画面に表示されるポインタを操作するポインタデバイス
であるマウスであり、このマウス8を移動あるいはクリ
ック操作した際のデータは検出回路9により検出されて
バス17に送出される。
【0016】10は表示装置11に所定の表示を行うよ
うディジタル表示データをアナログ信号に変換して表示
装置11に送っている表示回路であり、11は本発明の
演奏情報編集プログラムが起動された際に、演奏情報編
集テンプレートの内容の表示や各種値の設定を行えるウ
ィンドウが表示される表示装置である。12は演奏情報
編集プログラム等の各種アプリケーションプログラムや
各種のデータを記憶可能な外部記憶装置であり、HDD
(Hard Disk Drive)、FDD(Floppy Disk Drive)、
CD(Compact Disk)−ROMドライブ、MO(Magnet
o Optical Disk)ドライブ、DVD(Digital Versatil
e Disk)ドライブ等により構成することができる。
【0017】13は音源回路14との間でMIDI信号
の受け渡しを行うIN/OUTインターフェースであ
り、14は音源レジスタに格納されている複数の発音チ
ャンネルの楽音制御データに基づいて楽音を生成すると
共に、エフェクト制御データに基づいて生成された楽音
データにリバーブ、コーラス、バリエーション等の効果
を付与する音源回路である。また、15はMIDI対応
とされたシーケンサや電子楽器等の他のMIDI機器で
あり、16は音源回路14から出力されるアナログ信号
に変換されたアナログ楽音信号を増幅して発音するサウ
ンドシステムである。さらに、17は各ブロック間の情
報の受け渡しを行うバスである。
【0018】上記したハードウェア構成は、パーソナル
コンピュータやワークステーションと同様の構成であ
る。本発明に係る演奏情報編集プログラムはシーケンサ
・ソフトウェアを実行して作成あるいは記録された演奏
情報の編集を行う際に起動されるプログラムである。図
1に示すハードウェア構成において、表示装置11に表
示されたシーケンサ・ソフトウェアにおけるメニュー中
の「編集」にポインタをあわせてマウス8をクリックす
ると、演奏情報編集プログラムが起動して演奏情報を編
集することが可能となる。この際に、表示装置11に表
示される画面は、たとえば後述する図4(c)に示す編
集画面となる。
【0019】ついで、この編集画面を見ながら、楽譜に
記譜された楽譜記号名あるいは楽譜記号に合致する楽譜
記号を選択する。この場合、表示されているデフォルト
値を所定の値に変更して、所望のピッチ変化となるよう
に設定変更することができる。編集後に「OK」ボタン
にポインタを合わせてマウス8をクリックすれば、「編
集」が終了して編集後の演奏情報編集テンプレートの内
容に応じて編集された演奏データがRAM3に格納され
るようになる。その後、シーケンサソフトウェアにおけ
るメニュー中の「再生」ボタンにポインタを合わせてマ
ウス8をクリックすれば、編集後の演奏データに基づい
て自動演奏が行われる。この再生楽音がユーザの思う通
りでない場合は、再度編集を行って所望の楽音になるよ
う編集することができる。
【0020】次に、本発明の演奏情報編集方法を図2な
いし図13を参照しながら説明する。図2は演奏情報編
集テンプレートのデータ構造を概略的に示す図であり、
演奏情報編集テンプレートは、単音指定時用テンプレー
ト群20、2音指定時用テンプレート群30および装飾
音指定時用テンプレート群40の3種類のテンプレート
群が用意されている。これらの3種類のテンプレート群
の各テンプレートは楽譜記号に対応する音高変化を演奏
データに与えるための編集データからなり、あらかじめ
奏法に対応する複数種類の楽譜記号分のテンプレート
が、単音指定時用テンプレート群20、2音指定時用テ
ンプレート群30および装飾音指定時用テンプレート群
40のそれぞれに用意されている。
【0021】たとえば、単音指定時用テンプレート群2
0には、楽譜記号名「ハンマリング・オン」と楽譜記号
「H」が付された編集データからなるハンマリング・オ
ン用テンプレート21、楽譜記号名「プリング・オフ」
と楽譜記号「P」が付された編集データからなるプリン
グ・オフ用テンプレート22、楽譜記号名「トリル」と
楽譜記号「tr」が付された編集データからなるトリル
用テンプレート23、楽譜記号名「スライド」と楽譜記
号「S」が付された編集データからなるスライド用テン
プレート24、楽譜記号名「ビブラート」と楽譜記号
「Vib」が付された編集データからなるビブラート用
テンプレート25、楽譜記号名「グリッサンド」と楽譜
記号「g」が付された編集データからなるグリッサンド
用テンプレート26、楽譜記号名「チョーキング」と楽
譜記号「C」が付された編集データからなるチョーキン
グ用テンプレート27、・・・が用意されている。ま
た、2音指定時用テンプレート群30および装飾音指定
時用テンプレート群40にも同様の楽譜記号名に対応す
る編集データからなる各種テンプレートが用意されてい
る。
【0022】次に例をあげて演奏情報の編集を説明す
る。まず、単音が指定された場合に実行される単音編集
を説明する。この場合の編集対象とされている演奏デー
タの一部を図3(b)に示す。この演奏データは、RA
M3内に記録されておりイベントの発生時刻+イベント
のデータ構造とされている。すなわち、データ「T1」
と、次のデータ「キーオン(C4)」とで、時刻T1に
おいてC4音を発音することを意味しており、データ
「T2」とデータ「キーオフ(C4)」とで、時刻T2
においてC4音の発音を停止することを意味している。
以下の演奏データも同様である。ただし、時刻を示すT
1,T2等のデータは、曲先頭からイベント発生までの
時間間隔をクロック数で表したデータとされている。ま
た、8分音符長がタイマ4から発生されるクロック信号
の48クロックに相当するテンポとされているものとす
る。
【0023】図3(a)は図3(b)に示す演奏データ
をピアノロール譜として表した図であり、横軸がクロッ
ク数で表した時間(時刻)とされ縦軸が音名で表した音
高とされている。C4音51は時刻T1で発音され時刻
T2で消音される。また、D4音52は時刻T3で発音
され時刻T4で消音される。また、D4音52は4分音
符とされ、その音符長は96クロックで表される。ここ
で、D4音52を指定した上で、メニューの「編集」に
ポインタ合わせてマウス8をクリックすると、本発明に
かかる演奏編集プログラムが起動され、ROM2から単
音指定時用テンプレート群20が選択されて、単音指定
時用テンプレート群20の内のデフォルトとされている
ハンマリング・オン用テンプレート21が読み出され
る。読み出されたハンマリング・オン用テンプレート2
1の内容は、指定された音符の音高および音長に応じて
音高変化の変化位置や変化進行状態が伸縮され、指定さ
れた音符に適応する形で表示装置11に表示される。
【0024】この際の表示装置11に表示される編集画
面60を図4(c)に示すが、ピッチ変化表示領域61
には図4(b)に示すようにピッチ変化の様子が目視で
きる態様で表示される。また、楽譜記号の下に設けられ
たドロップダウンリストボックス62にはデフォルトで
ある「ハンマリング・オン(H)」と楽譜記号名と楽譜
記号がカッコ書きで示されており、その右端の▽ボタン
にポインタを合わせてマウス8をクリックすることによ
り、カッコ書き楽譜記号が付記された楽譜記号名のドロ
ップダウンリストが表示される。このリストには図2に
示す単音指定時用テンプレート群20内に納められたテ
ンプレートに対応する楽譜記号名が全て含まれている。
表示されたドロップダウンリストから所望の楽譜記号名
を選択すると、選択された楽譜記号に対応するテンプレ
ートが自動的に読み出されてテンプレートに応じた編集
画面60が表示される。ここでは、ハンマリング・オン
が選択されたとすると、図2に示す単音指定時用テンプ
レート群20からハンマリング・オン用のテンプレート
21が自動的に読み出されて、図4(c)に示す編集画
面60が表示される。この編集画面60において、ベン
ドレンジのテキストボックス63aには「4」がデフォ
ルトとして表示され、開始ピッチのテキストボックス6
3bには「−4096」がデフォルトとして表示され、
終了ピッチのテキストボックス63cには「0」がデフ
ォルトとして表示される。また、ハンマリング・オンに
おいて音高を急激に変化させるタイミングtのテキスト
ボックス64には、指定された音符の音長に応じて変更
処理された「32」クロック数が表示される。
【0025】ピッチ変化表示領域61には図4(b)の
ハンマリング・オンのピッチ変化を示す図が表示される
が、この図は図4(a)に示す音高編集データの内容を
グラフ化した音高変化カーブとされている。なお、図4
(a)に示す音高編集データが、選択されたハンマリン
グ・オン用のテンプレート21における編集データの具
体的内容である。この音高編集データの最初のデータst
art(0)は、音高変化のスタートのタイミングとされる時
刻であり、指定された音符のキーオン位置(タイミン
グ)から音高変化がスタートされることを意味してお
り、次のデータBR(4)はベンドレンジを4に設定す
ることを意味している。MIDIにおけるピッチベンド
は、設定されたベンドレンジを16384均等割りして
−8192〜8192までの値で示される。すなわち、
ベンドレンジ=4に設定すると音高(ピッチ)の軸の目
盛となる(図4(b)参照)−8192〜8192の範
囲において2全音(上下全音)分の音高変化が可能とな
る。次のデータ「PB(−4096)」は、ピッチベン
ド値が−4096とされていることを意味しており、半
音下にピッチベンドされた音高からスタートされること
になる。次のデータ「t(32)」は、さらに次のデー
タ「PB(0)」で示されるピッチベンドが読み出され
て設定されるタイミングであり、ピッチベンドが0(リ
セット)とされて元の音高となるタイミングがスタート
から32クロック目であることを意味している。次のデ
ータ「end(96)」はピッチ変化の終了タイミング
(消音される)がスタートから96クロック数であるこ
とを意味しており、さらに、次のデータ「BR(1
2)」はベンドレンジをデフォルト値(ここでは、「1
2」)に設定(リセット)することを意味している。
【0026】このような音高編集データをグラフ化する
と、図4(b)に示す音高変化カーブとなる。この図に
おいて、横軸はクロック数で表された時間であり、縦軸
は−8192〜0〜8192で表された音高(ピッチ)
である。そして、図示するピッチ変化は、時刻0でピッ
チベンド=−4096の音高でスタートし、t=32ク
ロックの時刻で0のピッチベンドの音高とされ終了時刻
(end=96クロック数)まで持続するピッチ変化と
なる。なお、読み出されたテンプレートでは96クロッ
ク長のピッチ変化データ長とされており、指定された音
符の音長が96クロック長と異なる場合は、指定された
音符の音長に合致するようテンプレートのデータ長が自
動的に伸縮変更されて表示される。
【0027】そして、図4(c)に示す編集画面60に
表示されるテキストボックス63a〜63cおよびテキ
ストボックス64に示されている値がそのままでよけれ
ば、OKボタン65にポインタを合わせてマウス8をク
リックし、これらの値を変更したい場合は、当該テキス
トボックスにポインタを合わせてマウス8をクリックす
ることにより値を変更する。さらに、誤った音符を指定
した等の理由で編集を行わない場合は、キャンセルボタ
ン66にポインタを合わせてマウス8をクリックすれ
ば、演奏情報編集プログラムが終了する。なお、OKボ
タン65にポインタを合わせてマウス8をクリックする
と、図4(a)に示される音高編集データに基づいて指
定された音符に対応する演奏データが編集されるように
なる。
【0028】この編集後の演奏データを図5(b)に示
し、この演奏データにおけるピッチ変化の態様を図5
(a)に示す。図5(b)に示すように編集後の演奏デ
ータには、編集前の図3(b)に示す演奏データと比較
してa,b,cで示す範囲のデータが付加されている。
すなわち、データ「T3」の後にベンドレンジを示すデ
ータ「BR1(4)」とピッチベンド量を示すデータ
「PB1(−4096)」が付加され、データ「キーオ
ン(D4)」の後にハンマリング・オンの特徴を表すピ
ッチを変化させるタイミングデータ「t1(T3+3
2)」とピッチベンド量を示すデータ「PB2(0)」
が付加され、さらに、データ「キーオフ(D4)」の後
にベンドレンジをデフォルトにリセットするデータ「B
R2(リセット)」とピッチベンドをリセットするデー
タ「PB3(リセット)」とが付加されている。このよ
うに、ベンドレンジおよびピッチベンドの両データをリ
セットするのは、両データは1チャンネルに1種しか使
用できず、編集時にベンドレンジおよびピッチベンドの
データが付加されると、付加された両データにより編集
音の前後に影響を与えるようになる。そこで、編集時に
付加された両データにより編集音の前後に影響を与えな
いように、両データをリセットしているのである。
【0029】この編集後の演奏データを再生すると、図
5(a)に示すように指定されたD4音52は時刻T3
からD4音より半音低いC#4音で発音され、時刻(T
3+32)クロックの時点でD4音にピッチ変化する。
このピッチ変化は、ハンマリング・オンに特徴的であ
り、64クロック数経過した時刻T4において消音され
る。このように、指定されたD4音はハンマリング・オ
ンが行われて発音されるようになる。以上説明したよう
に、楽譜記号がどのような奏法を意味し、ピッチ変化が
どのようになるのかがわからなくても、表示装置11に
表示される編集画面60において、記譜された楽譜記号
に一致する楽譜記号を選択することにより、楽譜記号に
合ったピッチ変化の演奏データになるよう編集すること
ができる。
【0030】次に、2音の音符を指定した場合に実行さ
れる2音編集を説明する。この場合のシーケンスデータ
とされている演奏データの一部を図6(b)に示すが、
図3(b)に示す演奏データと同様とされている。ま
た、8分音符長がタイマ4から発生されるクロック信号
の48クロックに相当するテンポとされているものとす
る。図6(a)は図6(b)に示す演奏データをピアノ
ロール譜として表した図であり、図3(a)と同様とさ
れている。ここで、C4音51およびD4音52を指定
した上で、メニューの「編集」にポインタ合わせてマウ
ス8をクリックすると、本発明にかかる演奏編集プログ
ラムが起動され、ROM2から2音指定時用テンプレー
ト群30が選択されて、2音指定時用テンプレート群3
0の内のデフォルトとされている図示しないハンマリン
グ・オン用テンプレートが読み出される。読み出された
ハンマリング・オン用テンプレートの内容は、ハンマリ
ング・オンが適切に行えるように指定された2つの音符
の音高および音長に応じた音高変化カーブに変更処理さ
れて、表示装置11に表示される。
【0031】この際の表示装置11に表示される編集画
面60を図7(c)に示すが、ピッチ変化表示領域61
には図7(b)に示すピッチ変化の様子が目視できる態
様で表示される。また、楽譜記号の下に設けられたドロ
ップダウンリストボックス62にはデフォルトである
「ハンマリング・オン(H)」と楽譜記号名と楽譜記号
がカッコ書きで示されており、その右端の▽ボタンにポ
インタを合わせてマウス8をクリックすることにより、
カッコ書き楽譜記号が付記された楽譜記号名のドロップ
ダウンリストが表示される。このリストには図2に示す
2音指定時用テンプレート群30内に納められた楽譜記
号に対応するテンプレートが全て含まれている。表示さ
れたドロップダウンリストから所望の楽譜記号名を選択
すると、選択された楽譜記号に対応するテンプレートが
自動的に読み出されてテンプレートに応じた編集画面6
0が表示される。ここでは、ハンマリング・オンが選択
されたとすると、図2に示す2音指定時用テンプレート
群30からハンマリング・オン用のテンプレートが自動
的に読み出されて、図7(c)に示す編集画面60が表
示される。この編集画面60において、ハンマリング・
オンにおいて音高を急激に変化させるタイミングtのテ
キストボックス64には、指定された音符の音長に応じ
て変更処理されたT3に相当するクロック数が表示され
ている。
【0032】ピッチ変化表示領域61には図7(b)の
ハンマリング・オンのピッチ変化を示す図が表示される
が、この図は図7(a)に示す音高編集データの内容を
グラフ化した音高変化カーブとされている。なお、図7
(a)に示す音高編集データが、選択されたハンマリン
グ・オン用のテンプレートにおける編集データの具体的
内容である。この音高編集データの最初のデータstart
(T1)は、指定範囲先頭のタイミングを音高変化のスター
トタイミングとして決定している。すなわち、時刻T1
でスタートされることを意味しており、次のデータBR
(12)はベンドレンジを12に設定することを意味し
ている。次のデータ「PB(C4相当)」は、指定され
た1音目51の音高を、2音目52の音高に対するピッ
チベンドデータとして決定するデータであり、この場合
はC4音51のD4音52に対する音高差のデータとさ
れている。次のデータ「t(T3)」は、さらに次のデ
ータ「PB(0)」で示されるピッチベンドとされるタ
イミングであり、ピッチベンドが0とされて2音目(D
4)の音高となるタイミングがスタートからT3クロッ
ク目、すなわち、指定音における後側の音の発音タイミ
ングであることを意味している。次のデータ「end
(T4)」は音高変化の終了タイミングを指定範囲にお
ける最終タイミングに決定するデータであり、この場合
は終了タイミングがT4クロック数であることを意味し
ており、さらに、次のデータ「BR(12)」はベンド
レンジをデフォルト値(ここでは、「12」)に設定
(リセット)することを意味している。
【0033】このような音高編集データをグラフ化する
と、図7(b)に示す音高変化カーブとなる。この図に
おいて、横軸はクロック数で表された時間であり、縦軸
は音名表記の音高である。そして、図示するピッチ変化
は、時刻T1でC4の音高でスタートして時刻T3まで
持続し、時刻T3で急激にピッチ変化してD4の音高と
され時刻T4まで持続するピッチ変化となる。
【0034】そして、図7(c)に示す編集画面60に
表示されるテキストボックス64に示されている値がそ
のままでよければ、OKボタン65にポインタを合わせ
てマウス8をクリックし、これらの値を変更したい場合
は、テキストボックス64にポインタを合わせてマウス
8をクリックすることにより急激にピッチ変化するタイ
ミング値を変更する。さらに、誤った音符を指定した等
の理由で2音指定編集を行わない場合は、キャンセルボ
タン66にポインタを合わせてマウス8をクリックすれ
ば、演奏情報編集プログラムが終了する。なお、OKボ
タン65にポインタを合わせてマウス8をクリックする
と、図7(a)に示す音高編集データに基づいて指定さ
れた音符に対応する演奏データが編集されるようにな
る。
【0035】この編集後の演奏データを図8(b)に示
し、この演奏データにおけるピッチ変化の態様を図8
(a)に示す。図8(b)に示すように編集後の演奏デ
ータには、編集前の図6(b)に示す演奏データにおけ
るデータ「キーオン(C4)」,「T2」,「キーオフ
(C4)」が削除されていると共に、a,b,cで示す
範囲のデータが付加されている。すなわち、データ「T
1」の後にベンドレンジを示すデータ「BR1(1
2)」とピッチベンド量を示すデータ「PB1(−13
65)」が付加され、さらにデータ「キーオン(D
4)」の記録位置が移動され、データ「T3」の後にピ
ッチベンド量を示すデータ「PB2(0)」が付加さ
れ、さらに、データ「キーオフ(D4)」の後にベンド
レンジをデフォルトにリセットするデータ「BR2(リ
セット)」が付加されている。なお、データ「PB1
(−1365)」における「−1365」は、ベンドレ
ンジが12とされており、D4とC4との差である音程
は全音とされていることから、PB=(16384/1
2)×(−1)=−1365として求められる。
【0036】このように、編集後の演奏データでは発音
される音が指定された範囲の第2の音符に対応するD4
音52だけが発音される演奏データとされ、D4音52
にハンマリング・オンが行われた演奏データとされてい
ることがわかる。従って、編集後の演奏データを再生す
ると、図8(a)に示すように、指定された範囲の第2
の音符に対応するD4音52が時刻T1からD4音より
全音低いC4音で発音され、時刻T3の時点でD4音に
なるよう急激にピッチ変化され、時刻T4において消音
される。このように、2音が指定されてハンマリング・
オンが行われる場合は、指定された第2音に第2音と第
1音との差のピッチ変化を与えるハンマリング・オンが
行われて発音されるようになる。以上説明したように、
楽譜記号がどのような奏法を意味し、ピッチ変化がどの
ようになるのかがわからなくても、表示装置11に表示
される編集画面60において、記譜された楽譜記号に一
致する楽譜記号を選択することにより、楽譜記号に合っ
たピッチ変化の演奏データになるよう編集することがで
きる。
【0037】次に、本発明の演奏情報編集方法における
編集方法の異なる態様を説明する。図9(b)はチョー
キングを行うよう編集する場合の編集画面60を示す図
であり、図9(a)は編集画面60のピッチ変化表示領
域61に表示されるピッチ変化の態様を示す音高変化カ
ーブである。この編集画面60は、楽譜記号の下に設け
られたドロップダウンリストボックス62を開いて表示
される「チョーキング(C)」にポインタを合わせてマ
ウス8をクリックしてチョーキングを行うよう選択した
編集画面60である。この編集画面60では、ベンドレ
ンジのテキストボックス63a,開始ピッチのテキスト
ボックス63b,終了ピッチのテキストボックス63
c、および、伸縮率のテキストボックス63dが用意さ
れている。さらに、伸縮する範囲のタイミングを定める
時刻aと時刻bのテキストボックス64a、64bが用
意されている。さらにまた、時刻aと時刻bで定められ
た範囲にさらに他の楽譜記号に対応する演奏データを追
加する追加ボタン67と、追加用楽譜記号名ドロップダ
ウンリストボックス68と、設定された伸縮率を確定す
るための伸縮率ボタン70が用意されている。
【0038】図9(a)はチョーキングを行うよう編集
する場合のピッチ変化の態様を示す音高変化カーブであ
り、startの時刻で発音された音のピッチが徐々に
上昇しそのままendの時刻まで持続することが表され
ている。図示する場合は、時刻aがt1クロック数とさ
れ、時刻bがt2クロック数として示されているが、破
線で示される垂直の補助線にポインタをあわせてドラッ
グすることにより時刻aおよび時刻bを任意の時刻にな
るよう設定することができる。このように設定すること
により、編集画面60における時刻aおよび時刻bのテ
キストボックス64a,64bに表示される値と、伸縮
率のテキストボックス63dに表示される伸縮率の値が
設定に応じて変化するようになる。なお、これらのテキ
ストボックス63d、64a、64bの値を直接変更す
ることによっても時刻aおよび時刻bを任意の時刻にな
るよう設定することができる。そして、伸縮率ボタン7
0にポインタをあわせてマウス8をクリックすることに
より、伸縮率が設定された値とされる。
【0039】一例として、伸縮率のテキストボックス6
3dに表示される値を「200」%に設定して伸縮率ボ
タン70にポインタを合わせてマウス8をクリックする
ことにより、伸縮率を200%に確定させた場合のピッ
チ変化の態様を示す音高変化カーブを図10(a)に示
す。この図に示すように、時刻aと時刻bとは倍に伸張
されて、時刻bはt3クロック数とされる。なお、伸縮
完了後は、編集画面60における伸縮率のテキストボッ
クス63dには「100」%が表示され、時刻bのテキ
ストボックス64bには「t3」クロック数が表示され
る。また、追加用楽譜記号名ドロップダウンリストボッ
クス68にドロップダウンリストを開いて記号名「ビブ
ラート(Vib)」を選択する。ついで、追加ボタン6
7にポインタをあわせてマウス8をクリックすると、時
刻aと時刻bとの範囲にビブラートに対応する音高変化
が追加される。この場合のピッチ変化の態様を示す音高
変化カーブを図10(b)に示す。この図に示すよう
に、時刻aと時刻bとの間にビブラートが行われている
ことがわかる。
【0040】次に、本発明の演奏情報編集方法における
装飾音の付いた音符の編集方法を図11を参照しながら
説明する。図11(a)は装飾音の付いた音符を作成す
る場合のピッチの変化の態様を示す音高変化カーブであ
り、図11(b)はその場合に表示装置11に表示され
る編集画面60を示す図である。なお、図11(a)は
編集画面60のピッチ変化表示領域61に表示されるピ
ッチ変化の態様を示す音高変化カーブである。ここで、
タイミングT1〜T4の間で発音される音符D(4)を
指定した上で、メニューの「編集」にポインタ合わせて
マウス8をクリックすると、本発明にかかる演奏編集プ
ログラムが起動され、ROM2から装飾音指定時用テン
プレート群40が選択されて、装飾音指定時用テンプレ
ート群40の内の、例えばスライド用テンプレートが読
み出される。読み出されたスライド用テンプレートの内
容は、指定された音符の音高および音長で装飾音付きの
スライドが行えるように変更処理されて、表示装置11
に表示される。
【0041】この際の表示装置11に表示される編集画
面60を図11(b)に示すが、ピッチ変化表示領域6
1には図11(a)に示すピッチ変化の様子が目視でき
る態様で表示される。また、楽譜記号の下に設けられた
ドロップダウンリストボックス62には「スライド
(S)」と楽譜記号名と楽譜記号がカッコ書きで示され
ており、その右端の▽ボタンにポインタを合わせてマウ
ス8をクリックすることにより、カッコ書き楽譜記号が
付記された楽譜記号名のドロップダウンリストが表示さ
れる。このリストには図2に示す装飾音指定時用テンプ
レート群40内に納められた楽譜記号に対応するテンプ
レートが全て含まれている。表示されたドロップダウン
リストから所望の楽譜記号名を選択すると、選択された
楽譜記号に対応するテンプレートが自動的に読み出され
てテンプレートに応じた編集画面60が表示される。こ
こで、装飾音付きのスライドが選択されたとすると、図
2に示す装飾音指定時用テンプレート群40から装飾音
付きのスライド用のテンプレートが読み出されて、図1
1(b)に示す編集画面60が表示される。この編集画
面60では、装飾音の音程のテキストボックス69a
と、装飾音の音長のテキストボックス69bが用意され
ており、装飾音程としてテキストボックス69aに「C
4」と、装飾音長としてテキストボックス69bに
「t」と表示されている。ただし、装飾音程および装飾
音長は任意の値に設定変更することができる。
【0042】編集画面60のピッチ変化表示領域61に
は図11(a)の装飾音からのスライドのピッチ変化を
示す図が表示される。この図において、横軸はクロック
数で表された時間であり、縦軸は音名表記の音高であ
る。そして、図示するピッチ変化は、時刻T1で装飾音
の音程であるC4の音高でスタートして時刻tまで持続
し、時刻tから徐々にピッチ変化してD4の音高とされ
時刻T4まで持続するピッチ変化となる。そして、編集
画面60に表示されるテキストボックス69a、69b
に示されている値がそのままでよければ、OKボタン6
5にポインタを合わせてマウス8をクリックし、これら
の値を変更したい場合は、所望のテキストボックス69
a、69bにポインタを合わせてマウス8をクリックす
ることにより装飾音程あるいは装飾音長を変更する。さ
らに、誤った音符を指定した等の理由で装飾音指定編集
を行わない場合は、キャンセルボタン66にポインタを
合わせてマウス8をクリックすれば、演奏情報編集プロ
グラムが終了する。なお、OKボタン65にポインタを
合わせてマウス8をクリックすると、編集画面60に表
示されているテンプレートの内容に基づいて演奏データ
が編集されるようになる。
【0043】上記した各編集画面60のピッチ変化表示
領域61に表示される音高変化カーブにおいて、時間軸
上に補助線を表示して、この補助線をドラッグすること
により音高変化カーブにおける音高変化のタイミングや
その時間長を設定するようにしてもよい。また、音高軸
上に補助線を表示して、この補助線をドラッグすること
により音高変化カーブにおける音高変化量を設定するよ
うにしてもよい。また、編集したテンプレートを新たな
テンプレートとして、対応するテンプレート群に追加す
るようにしてもよい。
【0044】次に、本発明の演奏編集方法の実施の形態
である演奏情報編集プログラムを含むシーケンサ・ソフ
トウェアを図1に示すハードウェア構成が実行する際の
メインルーチンのフローチャートを図12に示す。シー
ケンサ・ソフトウェアが起動されると、メイン処理が開
始されステップS10にて初期設定処理が行われる。こ
の初期設定処理では、表示装置11に表示される初期表
示画面の設定処理や、各種フラグやRAM3上に確保し
た記録領域の初期化等の初期設定が行われる。次いで、
ステップS11にて外部記憶装置12等に記録されてい
る演奏データ(楽曲)を選択して読み出す処理や、新規
に演奏データの作成処理が行われる。そして、ステップ
S12にて表示装置11に表示されている演奏データの
内の編集対象を選択する。この選択は、表示された編集
対象とする音符にポインタを合わせてマウス8をクリッ
クすることにより選択する。
【0045】次いで、ステップS13にて前述してきた
楽譜記号に対応する編集の開始が指示されたか否かが判
定される。この際に、メニューのドロップダウンリスト
中の「編集」にポインタを合わせてマウス8をクリック
すると、編集開始が指示されたと判定されてステップS
14に進み編集処理が実行される。ステップS14にお
ける編集処理が終了した場合、および、編集開始が指示
されない場合は分岐してステップS15に進みその他処
理が行われる。その他処理では、録音または編集処理に
て編集された演奏データの再生(自動演奏)や演奏編集
テンプレートの追加処理等が行われる。次いで、シーケ
ンサ・ソフトウェアの終了が指示されたか否かが判定さ
れ、終了が指示されていない場合は、ステップS11に
戻り再度ステップS11ないしステップS15の処理が
実行され、終了が指示されている場合はシーケンサ・ソ
フトウェアのメインルーチンが終了される。
【0046】次に、メインルーチンのステップS14に
て実行される本発明に係る演奏情報編集処理プログラム
からなる編集処理のフローチャートを図13に示す。図
13に示す編集処理のフローチャートにおいて、編集開
始が指示されると、本発明に係る演奏情報編集処理プロ
グラムが起動され、ステップS20にて選択対象に応じ
た編集画面が表示される。すなわち、編集対象として単
音が指定されている場合は、単音指定時用テンプレート
群20に基づく編集画面60が表示され、2音が編集対
象として指定されている場合は、2音指定時用テンプレ
ート群30に基づく編集画面60が表示され、編集対象
に装飾音を付加したい場合は、装飾音指定時用テンプレ
ート群40に基づく編集画面60が表示される。なお、
編集対象に装飾音を付加することを指示するメニューが
用意されている。次いで、ステップS21にて所望の楽
譜記号に対応したテンプレートが選択されるが、このテ
ンプレートの選択は、編集画面60に用意された楽譜記
号のドロップダウンリストボックスを開いて、表示され
るドロップダウンリスト中から所望の楽譜記号がカッコ
書きされた楽譜記号名を選択することにより行われる。
従って、楽譜記号名あるいは楽譜記号だけわかれば所望
のテンプレートを選択することができることになる。
【0047】次いで、ステップS22にて選択されたテ
ンプレートの内容が、演奏データ中の選択対象として指
定された音符の音高および音長に対応させて変更処理さ
れる。この際に、単音が指定されている場合は、音高変
化の変化位置や変化進行状態も伸縮処理され、2音が指
定されている場合は、選択されたテンプレートに記録さ
れている音高変化の情報と選択対象との値を用いて、音
高変化カーブが作成される。そして、ステップS23に
て変更後のテンプレート内容および選択対象に基づいて
変更された編集画面60が表示装置11に表示され、変
更後のテンプレート内容がRAM3の所定領域に記録さ
れる。さらに、ステップS24にて、編集画面60に表
示されている各種テキストボックス内の値を設定する処
理が行われ、この設定に基づく音高編集データはステッ
プS25にてRAM3の所定領域に記録される。ステッ
プS24の設定処理では音高の変化量や変更位置等をユ
ーザの所望する値に変更する処理を行うことができるの
で、簡単な操作で各種楽譜記号に対応した音高変化を多
彩なものに編集することができる。
【0048】次に、ステップS26にて編集実行が指示
されたか否かが判定されるが、編集画面60におけるO
Kボタン65にポインタを合わせてマウス8をクリック
すると編集実行と判定されてステップS27に進み、R
AM3の所定領域に記録されている音高編集データに基
づいて選択対象の演奏データが編集され、編集後の演奏
データが編集前の演奏データに置き換えられる。OKボ
タン65がクリックされるまではステップS24および
ステップS25の処理を繰り返し実行することができ
る。次いで、編集処理が終了されメインルーチンにリタ
ーンされる。また、キャンセルボタン66にポインタを
合わせてマウス8をクリックすると、図示を省略してい
るが編集処理が終了される。
【0049】ところで、本発明は演奏情報編集プログラ
ムを備えるシーケンサ・ソフトウェアの形態とすること
ができるが、これに限らず、パソコン+シーケンサ・ソ
フトウェアからなるシーケンサ(自動演奏装置)の形態
でもよい。この場合、このシーケンサ・ソフトウェアは
磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体
に記憶させて、パソコンに供給するようにしてもよい
し、ネットワークを介して供給するようにしてもよい。
また、自動演奏データは、複数のチャンネルのデータが
混在した形式であってもよいし、各チャンネルのデータ
がトラック毎に分かれているような形式であってもよ
い。さらに、上記の説明では演奏データのフォーマット
は、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対
時間で表した「イベント+絶対時間」方式とされている
が、これに限らず演奏イベントの発生時刻を1つ前のイ
ベントからの時間で表した「イベント+相対時間」方
式、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演奏デー
タを表した「音高(休符)+符長」方式、演奏の最小分
解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生す
る時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した
「ベタ方式」等の、どのような形式とされていてもよ
い。
【0050】テンプレートのデータ内容は上記の説明の
通りに限るものではない。要は、ユーザの指定した音符
に対して音高変換を施すことのできる指令が行えるもの
であればよい。例えば、関数式を記憶しておき当該関数
式により指定音符の音高変化を順次算出していくもの等
であってもよい。また、テンプレートによる編集対象パ
ラメータは音高に限らず、例えばベロシティ値等の他の
パラメータであってもよい。さらに、上記した編集処理
を行う際のテンプレートの選択方法は、楽譜記号に相当
するアイコンを表示し、当該アイコンにポインタを合わ
せてマウスをクリックすることにより使用するテンプレ
ートを指定するようにしてもよい。さらにまた、上記の
説明においては単音および2音に対する演奏データの編
集について述べたが、これに限ることはなく3音以上の
音符に対して音高変化に関する編集処理を行うようにし
てもよい。その場合、テンプレート群として3音用、4
音用、・・・等を用意するようにしてもよい。
【0051】さらに、上記説明した編集処理は、1つの
発音チャンネル(演奏データの1つのトラック)に対し
て施されるものであるが、複数の発音チャンネル(演奏
データ中のトラック)に対して同時に編集処理を施すよ
うにしてもよい。例えば、6弦のギターに対応する演奏
データを6トラックを使用して作成し、各トラックに対
してそれぞれ個別に編集処理を施すようにしてもよい。
その場合、使用するテンプレートは指定して使用した
り、また、ROM2内の各楽譜記号に対する編集データ
を予め複数トラック分を1セットとして記録しておき、
所望の楽譜記号に対するテンプレートを選択し当該テン
プレートを使用して編集するトラック数を指定すると自
動的に複数トラックに対して編集処理が施されるように
してもよい。さらにまた、上記した説明ではベンドレン
ジとピッチベンドを編集完了時に所定のデフォルト値に
リセットするようにしていたが、編集処理が起動された
際に編集される音符より前の演奏データにおけるベンド
レンジデータとピッチベンドデータを検索して記憶して
おき、編集完了後に記憶されていたベンドレンジデータ
とピッチベンドデータを用いてリセットすることによ
り、編集前のベンドレンジとピッチベンドに戻す手段を
備えるようにしてもよい。
【0052】また、外部記憶装置12を構成することの
できるHDDは演奏情報編集プログラムを備えるシーケ
ンサ・ソフトウェアや各種データを記憶しておく記憶装
置である。ROM2に演奏情報編集プログラムを備える
シーケンサ・ソフトウェアが記憶されていない場合、こ
のHDD内のハードディスクに演奏情報編集プログラム
を備えるシーケンサ・ソフトウェアを記憶させておき、
それをRAM3に読み込むことにより、ROM2に演奏
情報編集プログラムを備えるシーケンサ・ソフトウェア
を記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせるこ
とができる。このようにすると、演奏情報編集プログラ
ムを備えるシーケンサ・ソフトウェアの追加やバージョ
ンアップ等が容易に行える。さらに外部記憶装置12を
構成することのできるCD−ROMドライブは、着脱自
在なCD−ROMに記憶されている演奏情報編集プログ
ラムを備えるシーケンサ・ソフトウェアや各種データを
読み出す装置である。読み出した演奏情報編集プログラ
ムを備えるシーケンサ・ソフトウェアや各種データは、
HDD内のハードディスクにストアすることができ、こ
のため、演奏情報編集プログラムを備えるシーケンサ・
ソフトウェアの新規インストールやバージョンアップ等
が容易に行える。なお、このCD−ROMドライブ以外
にも、外部記憶装置12として、フロッピィディスク装
置、光磁気ディスク(MO)装置、DVD(デジタル多
目的ディスク)装置等、着脱自在な様々な形態のメディ
アを利用するための装置を設けるようにしてもよい。
【0053】さらに、通信インターフェース5はLAN
(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電
話回線等の通信ネットワーク6に接続されており、該通
信ネットワーク6を介して、他のコンピュータと接続さ
れる。このネットワークは、ROM2やハードディスク
装置内に演奏情報編集プログラムを備えるシーケンサ・
ソフトウェアや各種データが記憶されていない場合、他
のコンピュータからプログラムやデータをダウンロード
するために用いられる。この場合、クライアントとなる
本発明に係るハードウェア構成は、通信インターフェー
ス5及び通信ネットワーク6を介して他のコンピュータ
へとプログラムやデータのダウンロードを要求するコマ
ンドを送信する。他のコンピュータは、このコマンドを
受け、要求されたプログラムやデータを、通信ネットワ
ーク6を介して図1に示すハードウェア構成へと配信
し、このハードウェア構成が通信インターフェース5を
介して、これらプログラムやデータを受信してハードデ
ィスク装置に蓄積させることにより、ダウンロードを行
うことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、複数の楽譜記号名または楽譜記号が表示されて、表
示された複数の楽譜記号名または楽譜記号の内の所望の
楽譜記号名または楽譜記号を選択することにより、楽譜
記号に対応する適切な演奏情報編集テンプレートを選択
することができるため、楽譜に記譜された楽譜記号の意
味が分からなくとも記譜された楽譜記号に相当する演奏
情報を容易に作成することができる。従って、初心者で
も容易に楽譜に記譜された楽譜記号の演奏情報を作成す
ることができる。また、あらかじめ用意された演奏情報
編集テンプレートの内の選択されたテンプレートにおけ
る音程変化パラメータの各種値を所望の値に設定変更す
ることができるので、楽譜に記譜された楽譜記号に対応
させて、ユーザなりに変更を施した多彩な演奏情報を容
易に作成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の演奏情報編集方法における実施の形
態の情報表示プログラムが実行されるハードウェア構成
の一例を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る演奏情報編集テンプレートのデ
ータ構造を概略的に示す図である。
【図3】 本発明に係る編集対象として単音が指定され
た際の演奏データと、その演奏データをピアノロール譜
で表した図である。
【図4】 本発明の実施の形態の演奏情報編集方法にお
ける単音が指定された際の音高編集データのデータ構
造、ピッチ変化表示領域に表示されるピッチ変化カー
ブ、表示装置に表示される編集画面の一例を示すブロッ
ク図である。
【図5】 本発明の実施の形態の演奏情報編集方法にお
ける単音が指定された際の編集後の演奏データ、およ
び、編集後の演奏データにおけるピッチ変化の態様を示
す図である。
【図6】 本発明に係る編集対象として2音が指定され
た際の演奏データと、その演奏データをピアノロール譜
で表した図である。
【図7】 本発明の実施の形態の演奏情報編集方法にお
ける2音が指定された際の音高編集データのデータ構
造、ピッチ変化表示領域に表示されるピッチ変化カー
ブ、表示装置に表示される編集画面の一例を示すブロッ
ク図である。
【図8】 本発明の実施の形態の演奏情報編集方法にお
ける2音が指定された際の編集後の演奏データ、およ
び、編集後の演奏データにおけるピッチ変化の態様を示
す図である。
【図9】 本発明の実施の形態の演奏情報編集方法にお
けるピッチ変化表示領域に表示されるピッチ変化の態様
を示す音高変化カーブ、および、チョーキングを行うよ
う編集する場合の表示画像を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態の演奏情報編集方法に
おいて、チョーキングを行うよう編集する場合のピッチ
変化表示領域に表示されるピッチ変化の他の態様を示す
図である。
【図11】 本発明の演奏情報編集方法における装飾音
の付加が指定された場合のピッチ変化表示領域に表示さ
れるピッチ変化の態様を示す音高変化カーブ、および、
表示装置に表示される表示画像を示す図である。
【図12】 本発明の演奏編集方法の実施の形態である
演奏情報編集プログラムを含むシーケンサ・ソフトウェ
アのメインルーチンのフローチャートである。
【図13】 メインルーチンのステップS14にて実行
される本発明に係る演奏情報編集処理プログラムからな
る編集処理のフローチャートである。
【図14】 ギターの奏法と奏法に対応する楽譜記号を
説明するための楽譜である。
【符号の説明】
1 CPU、2 ROM、3 RAM、4 タイマ、5
通信インターフェース、6 通信ネットワーク、7
キーボード、8 マウス、9 検出回路、10表示回
路、11 表示装置、12 外部記憶装置、13 IN
/OUT インターフェース、14 音源回路、15
他のMIDI機器、16 サウンドシステム、17 バ
ス、20 単音指定時用テンプレート群、21 ハンマ
リング・オン用テンプレート、22 プリング・オフ用
テンプレート、23 トリル用テンプレート、24 ス
ライド用テンプレート、25 ビブラート用テンプレー
ト、26 グリッサンド用テンプレート、27 チョー
キング用テンプレート、30音指定時用テンプレート
群、40 装飾音指定時用テンプレート群、60 編集
画面、61 ピッチ変化表示領域、62 ドロップダウ
ンリストボックス、63a,63b,63c,63d,
64,64a,64b,69a,69b テキストボッ
クス、65 ボタン、66 キャンセルボタン、67
追加ボタン、68 追加用楽譜記号名ドロップダウンリ
ストボックス、70 伸縮率ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D378 FF12 FF13 FF14 FF17 FF19 LA75 MM06 MM18 MM29 MM42 MM47 MM68 MM70 MM92 MM93 TT04 TT13 TT14 TT16 TT19 TT23 TT24 UU42 WW13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報の内の指定された編集対象を楽
    譜記号に対応する演奏情報となるように編集する演奏編
    集方法であって、 編集時に表示される編集画面に複数の楽譜記号名または
    楽譜記号が表示可能とされ、表示された楽譜記号名また
    は楽譜記号を選択した際に、選択された楽譜記号名また
    は楽譜記号に対応するテンプレートが予め用意された演
    奏情報編集テンプレート群の中から読み出され、前記編
    集対象の音高と音長に応じて読み出されたテンプレート
    が変更されて前記編集画面上に表示され、編集が指示さ
    れた際に前記変更されたテンプレートの編集データに基
    づいて、前記編集対象とされた演奏情報が前記選択され
    た楽譜記号名または楽譜記号に対応するように編集され
    ることを特徴とする演奏情報編集方法。
  2. 【請求項2】 前記変更されたテンプレートにおける編
    集データの各種値が、前記編集画面上で任意に設定変更
    可能とされ、編集データの各種値が設定変更された場合
    には,編集が指示された際に設定変更された編集データ
    に基づいて、編集対象とされた演奏情報が前記選択され
    た楽譜記号名または楽譜記号に対応するように編集され
    ることを特徴とする請求項1記載の演奏情報編集方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータによって演奏情報の内の指
    定された編集対象を楽譜記号に対応する演奏情報となる
    ように編集するための演奏情報編集プログラムを記録し
    た記録媒体であって、 演奏情報編集プログラムは、 演奏情報の内の編集対象が指定された際に、楽譜記号名
    または楽譜記号を複数表示可能とさせる表示ステップ
    と、 該表示ステップで表示された楽譜記号名または楽譜記号
    の内の選択された楽譜記号名または楽譜記号に対応する
    テンプレートを、あらかじめ用意された演奏情報編集テ
    ンプレート群の中から読み出し、前記指定された編集対
    象の音高と音長に応じて読み出されたテンプレートの内
    容を変更するテンプレート読出ステップと、 該テンプレート読出ステップで変更されたテンプレート
    の内容に基づく編集画面を表示させる編集画面表示ステ
    ップと、 編集が指示された際に、前記テンプレート読出ステップ
    で変更された演奏情報編集テンプレートの編集データに
    基づいて、前記編集対象とされた演奏情報を前記選択さ
    れた楽譜記号名または楽譜記号に対応するように編集す
    る編集ステップと、 からなることを特徴とする演奏情報編集プログラムを記
    録した記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記編集画面上において、前記テンプレ
    ートの各種値を設定変更する設定変更ステップをさらに
    備え、前記編集ステップにおいて、前記設定変更ステッ
    プで変更された前記テンプレートの編集データに基づ
    き、前記編集対象の演奏情報が編集されることを特徴と
    する請求項3記載の演奏情報編集プログラムを記録した
    記録媒体。
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