JP2000096009A - 窓貼り用積層フィルムおよびそれからなる積層体 - Google Patents

窓貼り用積層フィルムおよびそれからなる積層体

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JP2000096009A JP10264793A JP26479398A JP2000096009A JP 2000096009 A JP2000096009 A JP 2000096009A JP 10264793 A JP10264793 A JP 10264793A JP 26479398 A JP26479398 A JP 26479398A JP 2000096009 A JP2000096009 A JP 2000096009A
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film
glass plate
adhesive
pressure
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Hiroyuki Sumi
洋幸 角
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車や建物等の窓ガラスに貼り付ける際、
容易に貼り直しができ、またこの時水貼りした時も剥が
れることがない粘着剤を使用することで、施工性が良
い。また、剥がす必要がある時は粘着剤残りが生じるこ
とがない窓貼り用積層フィルムを提供する。 【解決手段】 プラスチックフィルム(A)の少なくと
も片面に粘着剤層(B)を設けた積層フィルムであっ
て、該積層フィルムの粘着剤層側の面をガラス板に貼り
合せたときの特性が下記(1)〜(4)の条件を全て満
足することを特徴とする窓貼り用積層フィルム。 (1)常態粘着力が300g/cm以上。 (2)荷重1kg、温度80℃の条件で保持力を測定し
たときのズレが1時間後で3mm以下。 (3)水噴霧後のガラス板に貼り合せた後6時間維持後
の粘着力が常態粘着力の20%以上。 (4)ガラス板と貼り合せ、温度70℃の条件で1週間
維持した後、剥離したときの、ガラス板上に付着する1
mm角サイズ以上の粘着剤残留物が100cm2当り1
個以下。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窓貼り用積層フィル
ムおよびそれからなる積層体に関し、詳しくは自動車や
建物等の窓ガラスに貼り付ける時の施工性が良く、か
つ、剥がす必要がある時は糊残りが生じない粘着剤層を
有し、更に、高透明で、かつ熱線や紫外光の透過を抑
え、また飛散防止性能に優れる窓貼り用積層フィルム、
およびそれからなる積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】窓貼り用積層フィルムは、一般的に透明
なポリエステルフィルムを基材とし、そのフィルムの片
面に粘着剤を設けた構成である。この積層フィルムは、
自動車、バス、列車、航空機、船等の乗り物の窓、住
宅、ビル等の建物の窓、その他眼鏡のレンズ等のガラス
の上に貼り付け、いろいろな効果を付与する。貼り付け
る対象は、ガラスに限定されるものではなく、ポリエチ
レン板、ポリプロピレン板やポリカーボネート板等のよ
うな透明性を有するものであれば、例えばショーケース
に使用されるようなプラスチックの板であってもよい。
【0003】ガラスやプラスチックに該積層フィルムを
貼る効果として、例えば飛散防止が挙げられる。その場
合の積層フィルムの基材としては、ポリエチレンテレフ
タレートやポリエチレンナフタレートに代表される二軸
延伸ポリエステルフィルムが、その優れた機械特性、熱
的特性、電気特性、耐薬品性のため、非常に多く使用さ
れる。具体的には、透明な二軸延伸ポリエステルフィル
ムに粘着剤を塗布し、窓ガラスの内面または外面の全面
に貼り付けて、災害等でガラスが破壊されても、その破
片の飛散を少しでも減少させる効果を付与するものであ
る。
【0004】その場合、塗布した粘着剤の粘着力が低す
ぎたり、また基材のフィルム厚みが薄すぎるとガラスが
受ける歪みを十分に緩和できず、積層フィルムがガラス
からすぐに剥がれガラスが容易に破壊され、その破片が
飛散してしまったり、またフィルムが容易に破断し、ガ
ラスもろとも飛散してしまう恐れがある。
【0005】また、基材フィルムに、アルミニウム等の
金属を蒸着したもの、あるいは着色剤を塗布またはフィ
ルムに練り込んだものを用いることで、遮光性あるいは
熱線遮蔽性を示すフィルムも知られている。特に、金属
蒸着層を有するフィルムにおいて、例えば、金、銀、銅
等からなる金属薄膜層を高屈折率の透明誘電体層で挟ん
だ構造のものは、可視光線は通すが、近赤外部から赤外
部にかけての光線を良く反射する特性を有し、更に、金
属層が低抵抗で導電性を持つことから、電磁波または電
界波のシールド特性も有し、また電気を導通させれば、
面発熱体となり、曇り防止特性も有することからさまざ
まな用途に使用されている。しかし、このフィルムに粘
着剤層を設けた積層フィルムをガラス等に固定する際、
粘着剤の耐熱性が劣ったり、また、熱による劣化がある
場合、容易に粘着力が低下し、積層フィルムのハガレが
発生することが懸念される。
【0006】また、広い面積のガラス板に積層フィルム
を貼り付ける際、特に積層フィルムがガラス板に合わせ
た形状の場合、貼り合せ作業時に貼り合せ位置がずれる
と剥離して再度貼り合せる必要が生じる。その場合、粘
着剤にジッピング等の痕がついたり、フィルムにカール
癖がついたりし、外観上好ましくなく、また作業性も低
下する。この問題を改善するために、積層フィルムを貼
り合せる前にガラス板を水で濡らす方法が一般的に行わ
れている。この方法は、貼り合せ位置がずれても水のた
めに接着力が低く貼合せ直しが容易である利点がある。
また、理想的には、貼り合せ後、時間と共に水が蒸発
し、そのまま維持することにより飛散防止効果に必要な
粘着力が発現することが好ましい。しかし、従来の積層
フィルムは、粘着剤が水と親和性がないものが多く、粘
着力が不足して、剥離してしまう問題がある。
【0007】さらに、窓貼り用積層フィルムには、通常
最表面にハードコート層ないしは、それと同等の効果の
あるフィルムまたはコート層を積層することが多いが、
なんらかの外的要因により傷がついたとき、一度貼った
ものを剥がして、再度積層フィルムを貼り付ける場合が
ある。剥離の際、粘着剤と基材フィルムの密着力が低す
ぎたり、また粘着剤の凝集力が小さすぎたりすると、粘
着剤が基材フィルムから剥離し、ガラス板に残ってしま
う問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術の問題を解消し、自動車や建物等の窓ガラス
に貼り付ける際の施工性が良く、かつ剥離の際糊残りが
生じず、さらには高透明で、熱線や紫外光の透過を押さ
え、また飛散防止性能に優れる窓貼り用積層フィルムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の物性を有する粘
着剤を用い、プラスチックフィルム、特に付加性能を持
たせたポリエステルフィルムと組合せることで、改善さ
れた窓貼り用積層フィルムが得られることを見出し、本
発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、プラスチックフィル
ム(A)の少なくとも片面に粘着剤層(B)を設けた積
層フィルムであって、該積層フィルムの粘着剤層側の面
をガラス板に貼り合せたときの特性が下記(1)〜
(4)の条件を全て満足することを特徴とする窓貼り用
積層フィルムである。 (1)常態粘着力が300g/cm以上。 (2)荷重1kg、温度80℃の条件で保持力を測定し
たときのズレが1時間後で3mm以下。 (3)水噴霧後のガラス板に貼り合せた後6時間維持後
の粘着力が常態粘着力の20%以上。 (4)ガラス板と貼り合せ、温度70℃の条件で1週間
維持した後、剥離したときの、ガラス板上に付着する1
mm角サイズ以上の粘着剤残留物が100cm2当り1
個以下。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
積層フィルムは、少なくとも、基材となるプラスチック
フィルム(A)と粘着剤層(B)からなる。さらには、
そのプラスチックフィルム(A)の少なくとも片面に、
金属および/または金属化合物層(C)を設けることも
できる。なお、粘着層(B)はこの層(C)の上、また
は反対面に設けることができる。
【0012】[プラスチックフィルム(A)]本発明に
おけるプラスチックフィルムとしては、特に制限はない
が、好ましい例としてポリエステルフィルム、ポリエチ
レンやポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム、ポ
リ塩化ビニルフィルム、ポリカーボネートフィルム等を
挙げることができる。これらのプラスチックフィルムの
うち、飛散防止性能を高めるためには優れた機械特性や
耐熱性に優れるポリエステルフィルムが特に好ましい。
【0013】上記のポリエステルフィルムとしては、透
明性が要求される用途には透明性の良好なポリエステル
フィルムを用いることが好ましく、二軸延伸ポリエステ
ルフィルム、あるいは二軸延伸ポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレートフィルムが特に好まし
い。また、その構成においては、共押出しによる任意の
層数の多層構造をとってもよい。
【0014】また、遮光性が要求される用途には無機顔
料を配合したポリエステルフィルムを用いることが好ま
しく、TiO2、SiO2等の如き顔料を配合した二軸延
伸ポリエステルフィルムが特に好ましい。
【0015】かかるポリエステルフィルムを構成するポ
リエステルは、芳香族二塩基酸成分とジオール成分とか
らなる結晶性の線状飽和ポリエステルであることが好ま
しく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート等
を挙げることができる。また、これらの一部が他成分に
置換された共重合体や、ポリアルキレングリコール或い
は他の樹脂との混合物であっても良い。
【0016】上記のポリエステルフィルムは二軸延伸フ
ィルムであることが好ましいが、この二軸延伸フィルム
は、逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法等の従来から知ら
れている方法で製造することができる。例えば、逐次二
軸延伸法は以下の方法で行うことができる。
【0017】上記ポリエステルポリマーを十分に乾燥し
てから、溶融押出し法にて、ダイ(例えばT−ダイ、I
−ダイ等)から冷却ドラム上に押出し、急冷して未延伸
フィルム、または共押出し未延伸フィルムを製造し、続
いて該未延伸フィルムを60〜140℃の温度で縦方向
に2〜5倍の範囲で延伸し、次いで80〜150℃の温
度で横方向に2〜5倍の範囲で延伸を行ない、更に16
0〜260℃の温度で1〜100秒間で熱固定すること
により製造することができる。なお、熱固定は制限収縮
下に行なってもよい。また、溶融押出しの際、静電密着
法を使用することが好ましい。
【0018】また、ポリエステルフィルムの等方性は破
断を特定方向に起こさせないためにも、できるだけ良好
であった方が良く、例えば、前述の縦方向および横方向
の延伸倍率を同じにすることが好ましい。
【0019】フィルムの厚みは特に制限はないが、5〜
500μmが好ましい。さらに好ましくは、飛散防止効
果の向上を図るために、10〜500μmが好ましい。
【0020】かかるプラスチックフィルム、特に二軸延
伸ポリエステルフィルムには、フィルムの巻取り時の滑
り性、また、金属の蒸着加工や粘着剤塗工等の加工時の
ハンドリングを良好なものとするため、滑剤、例えば炭
酸カルシウム、アルミナ、カオリン、シリカ、酸化チタ
ン、硫酸バリウム、ゼオライト等のような無機微粒子
や、シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン、アクリル樹脂
等の有機微粒子を含有させることができ、また他の添加
剤、例えば安定剤、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防止剤
等を含有させることもできる。
【0021】微粒子や添加剤等の添加時期は、ポリエス
テルフィルムを製膜する迄の段階であれば特に制限はな
く、例えば重合段階で添加してもよく、また製膜の際に
添加してもよい。
【0022】[粘着剤層(B)]プラスチックフィルム
(A)を窓ガラスに固定するために、プラスチックフィ
ルム(A)の少なくとも片面に粘着剤を積層する。
【0023】この粘着剤は、外からの様々な光線に耐え
るため、特に紫外線に耐えることが必要なため、アクリ
ル系あるいはシリコーン系の粘着剤が好ましい。また、
コストや、積層フィルムを剥がす必要がある場合を考慮
するとアクリル系粘着剤が特に好ましい。
【0024】該積層フィルムは、窓ガラスに貼り付けた
後、容易に剥がれないため、ガラスに対する常態粘着力
において300g/cm以上必要である。常態粘着力が
300g/cm未満であると、端捲れが発生したり、ま
た、災害時等に窓ガラスに及ぶ応力を吸収しきれずに窓
ガラスが容易に割れたり、また窓ガラスが破壊した時に
ガラス片を十分に保持できず、ガラスが飛散してしまう
ので好ましくない。
【0025】また、該積層フィルムを窓ガラスに貼り付
ける施工時において、水を噴霧し積層フィルムを貼り付
けた後6時間後のガラスに対する粘着力は、上記常態粘
着力の20%以上が必要である。20%未満であると、
粘着剤層の水による膨潤や、積層フィルムのカール癖、
また、端からの空気の侵入、更には窓ガラスに対し上下
に貼り付けた時自重により上側より剥がれるので好まし
くない。
【0026】さらに、積層フィルムを窓ガラスに貼り付
けた後、経時によって積層フィルムがずれないために
も、保持力測定において荷重1kg、温度80℃の条件
で、1時間後のズレが3mm以下であることが必要であ
る。好ましくは1mm以下である。ズレが3mmより大
きいと、積層フィルムは窓ガラスに貼り付けられた後経
時により容易にずれてしまい、外観上好ましくない。
【0027】また、積層フィルムを窓ガラスに貼り付け
た後、なんらかの要因で積層フィルムが汚れたり傷がつ
いたりして外観上見苦しくなり、積層フィルムを交換す
る場合、今までの積層フィルムを剥がす必要がある。そ
の際粘着剤が剥がれずに残っていると、後から貼る時外
観上の欠点となってしまう。そのため、ガラスに積層フ
ィルムを貼り合せ、70℃で1週間維持した後、剥離し
たときのガラス板上に付着する1mm角サイズ以上の粘
着剤残留物が100cm2当り1個以下であることが必
要である。さらに、粘着剤残留物は0個、すなわち存在
しないことが好ましい。粘着剤残留物が2個以上である
と外観上見苦しく、また窓ガラスを溶剤等で清掃するな
ど手間がかかるので好ましくない。
【0028】なお、上記4つの特性は、以下の方法で測
定、評価する。 (1)常態粘着力 洗浄されたガラス板の上に、積層フィルムを直接貼りつ
け、幅25mmの短冊状に切り取り、これを引張試験機
にて測定する。 (2)保持力(ズレ) 積層フィルムを20mm幅×100mm長さに切り取
り、洗浄されたガラス板の上に貼りつけ、貼付け面積が
20mm×20mmになるようにカットし、これを自動
検知保持力試験機にて、荷重1kg、温度80℃の条件
で1時間後のズレを測定する。 (3)水噴霧後の粘着力 10cm×20cmの洗浄されたガラス板の上に、2m
lの水を噴霧し、すぐに積層フィルムを貼りつけ、6時
間後の粘着力を測定する。 (4)粘着剤残留物 常態粘着力測定と同様に作成したサンプルを、温度70
℃、1週間維持後、10m/分の速度で積層フィルムを
引き剥がし、ガラス板上の粘着剤の残り具合を観察す
る。
【0029】使用する粘着剤は上記4つの条件を全て満
足するものであれば特に限定されないが、水を使用して
の貼り付け後すぐに必要な粘着力を得るため、また貼り
付け後経時での粘着力を維持するため、更には窓ガラス
から積層フィルムを剥がす際粘着剤が窓ガラスに残らな
い様にするため、例えば以下に説明する粘着剤が好まし
い。
【0030】アクリル系粘着剤では、溶剤系、エマルジ
ョン系等があるが、上記粘着物性を容易に得るには、溶
剤系粘着剤が特に好ましい。
【0031】アクリル溶剤系粘着剤としては、各種特性
を満たすために、溶液重合で得られたものを使用する。
原料としては、アクリル粘着剤の溶液重合用の公知のも
のを使用できる。例えば、骨格としての主モノマーとし
ては、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、オクリルアクリレート等
のアクリル酸エステル、凝集力を向上させるためのコモ
ノマーとしては、酢酸ビニル、アクリルニトリル、スチ
レン、メチルメタクリレート等、さらに架橋を促進し、
安定した粘着力を付与させ、また水の存在下でもある程
度の粘着力を保持するために官能基含有モノマーとし
て、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、ヒドロキ
シエチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート等
が挙げられる。該積層フィルムの粘着剤層には、主ポリ
マーとして、特に高タック性を要するため、ブチルアク
リレート等のような低いガラス転移温度(Tg)を有す
るものが特に有用である。
【0032】粘着剤の合成においては、公知の方法で行
うことができる。例えば、酢酸エチルやトルエン等の有
機溶剤の存在下で、反応窯内に必要な原料を投入し、ベ
ンゾイルパーオキサイド等のパーオキサイド系やアゾビ
スイソブチロニトリル等のアゾビス系を触媒として、加
熱下で重合できる。分子量を上げるためには、例えば、
初期にモノマーを一括投入する方法や、また、使用する
有機溶剤種では、トルエンは連鎖移動係数が大きいため
ポリマー成長を抑制するので酢酸エチルを使用すると良
い。この時、重量平均分子量(Mw)は40万以上が好
ましく、50万以上が更に好ましい。分子量が40万未
満では、イソシアネート硬化剤で架橋されても、凝集力
が十分なものが得られず、荷重をかけての保持力評価で
もすぐに落下したり、またガラス板に貼り合せた後経時
後に剥がした時、粘着剤がガラス板に残ることがある。
【0033】分子量の向上には、重合段階での制御が重
要であるが、一般に溶剤系では十分な粘着力は得られて
も分子量は高くならないため、使用時の硬化剤の添加量
により分子量の向上ないしは架橋率の向上をはかる必要
がある。
【0034】粘着剤の硬化剤としては、特にアクリル溶
剤系では一般的なイソシアネート系硬化剤やエポキシ系
硬化剤が使用できるが、均一な皮膜を得るためには経時
による粘着剤の流動性と架橋が必要なため、イソシアネ
ート系硬化剤が好ましい。
【0035】この粘着剤には、添加剤として、例えば安
定剤、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防止剤等を含有させ
ることもできる。特に窓貼り用として使用する場合、紫
外線による該積層フィルムの劣化を抑制するためにも、
紫外線吸収剤の添加は有効である。
【0036】粘着剤溶液のプラスチックフィルムへの塗
布は、任意の段階で行うことができる。また、その塗液
をプラスチックフィルムに塗布する際には、必要に応じ
て、密着性、塗工性を向上させるための予備処理とし
て、プラスチックフィルム表面に火炎処理、コロナ放電
処理、プラズマ放電処理などの物理的表面処理を施す
か、あるいは、製膜中または製膜後において、有機樹脂
系や無機樹脂系の塗料を塗布する化学的表面処理を施す
ことにより、粘着剤とプラスチックフィルムの密着性を
強固にすることができる。
【0037】かかる粘着剤層の厚みは、1〜500μm
の範囲が好ましく、5〜50μmの範囲がさらに好まし
い。粘着力は粘着剤の厚みに依存するため、粘着層の厚
みはある程度必要であり、1μm未満であると、プラス
チックフィルムの厚み斑とあいまって、部分的に、例え
ば窓ガラスとの接触が不十分となり、必要な粘着力が得
られにくい。また、粘着剤の厚みが500μmより大き
い場合、コストが高くなり、また、加工上十分な硬化が
行われず、窓ガラスに貼り付けた後剥がした時に粘着剤
層間で凝集破壊が生じ、粘着剤が残ってしまう。
【0038】粘着剤の塗工方法としては、任意の公知の
方法が使用でき、例えばダイコーター法、グラビアロー
ルコーター法、ブレードコーター法、スプレーコーター
法、エアーナイフコート法、デップコート法等が好まし
く挙げられ、単独または組合せて用いることができる。
【0039】プラスチックフィルムへの粘着剤の塗布
は、先の塗工方式にて、直接フィルムに塗布しても良
く、また、一度剥離紙に塗工して乾燥させた後、プラス
チックフィルムを貼り合せて粘着剤を転写させても良
い。この時の乾燥温度は、残留溶剤ができるだけ少なく
なることが好ましく、そのためには乾燥温度や時間は特
定されないが、好ましくは50〜150℃の温度で、1
0秒〜5分の乾燥時間を設けることが良い。
【0040】粘着剤は流動性があるため、加熱乾燥直後
はまだ反応が完結しておらず、その反応を完了させ、安
定した粘着力を得るためにも養生が必要である。一般的
には、室温で約1週間以上、加熱した場合、例えば50
℃位であると3日以上が好ましい。加熱の場合、温度を
上げすぎるとプラスチックフィルムの平面性が悪化する
おそれがあるため、あまり上げすぎない方が良い。
【0041】[金属および/または金属化合物層
(C)]本発明の窓貼り用積層フィルムには、プラスチ
ックフィルムの少なくとも片面に、赤外線等の熱線を反
射する等の目的として、金属および/または金属化合物
層(C)を設けることができる。金属層を構成する金属
物質として、SbをドープしたSnO2やSnをドープ
したIn23(ITO)等の光学バンドギャップと高い
自由電子密度を有する半導体薄膜、またはAu、Ag、
Cu、Al等の金属または合金が例示される。これらの
中、Au、Ag、及びCuから選ばれた1種以上の金属
または合金が好ましく、可視光線の吸収がほとんどない
Agが特に好ましい。なお、必要に応じて金属物質を2
種以上併用してもよい。かかる金属層の形成方法として
は気相成長法が好ましく、さらに真空蒸着法、スパッタ
ー法またはプラズマCVD法が特に好ましい。かかる金
属層の厚みは、本発明の積層体の波長400〜750n
mにおける積分可視光透過率が55%以上及び波長75
0〜2100nmの積分近赤外線透過率が50%以下の
範囲を満足するように設定することが好ましい。金属層
の厚みは5〜1000nmの範囲が好ましい。厚みが5
nm未満であると十分な熱線反射効果が発揮されず、赤
外線透過率が高くなり、他方1000nmを超えると可
視光透過率が低下し透明性が悪くなる。
【0042】さらに、可視光線の反射を抑制し透明性を
高めるために、透明で高屈折率である誘電体層を設ける
ことが好ましい。このような誘電体としては、Ti
2、Zr02、SnO2、In23等の少なくとも一種
以上選択されたものが挙げられる。特にアルキルチタネ
ートまたはアルキルジルコニウムの加水分解により得ら
れる有機化合物由来のTiO2またはZrO2が加工性に
優れるためさらに好ましい。加えて誘電体層として酸化
インジウムや酸化錫も単一層または多層にして適用でき
る。かかる誘電体層の形成方法としては気層成長法が好
ましく、さらに真空蒸着法、スパッター法、又はプラズ
マCVD法が特に好ましい。また誘電体層は、前述の金
属層をサンドイッチ状に挟む積層構成をとることによ
り、透明性の改良が増すのでより好ましい。かかる誘電
体層の厚みは、積層体の光学特性範囲を満足するように
前述の金属層と併せて設定することが必要である。この
誘電体層の厚みは、5〜750nmの範囲が好ましい。
【0043】また、特に金属層を設けた場合は、その金
属及び誘電体よりなる層を保護したり、表面にキズがつ
かないようにするために保護層を設けても良い。保護層
の形成方法は、公知のアクリル系またはシリコーン系の
ハードコート剤を塗布することにより形成できる。これ
らの塗布方法としては、バーコート法、ドクターブレー
ドコート法、リバースロールコート法、グラビアロール
コート法等の公知の塗布方法を用いることができ、塗膜
厚みは1〜50μmが好ましい。
【0044】保護層は、プラスチックフィルム表面に直
接塗布して形成させる他に、ポリエチレンやポリプロピ
レンなどのポリオレフィンフィルムやポリエステルフィ
ルムを貼り合せても良く、更にはハードコート処理した
ポリエステルフィルム等を貼り合せても良い。また、貼
り合せる際に、アクリル系やウレタン系等の接着剤によ
りラミネートすることにより形成させても良い。
【0045】[積層フィルム]本発明の窓貼り用積層フ
ィルムは、高い透明性が要求される。具体的には、可視
光線透過率が50%以上、さらに65%以上であること
が好ましい。
【0046】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、実施例、比較例における各物性値は次のよ
うに測定した。
【0047】(1)常態粘着力 洗浄されたガラス板の上に、積層フィルムを直接ゴムロ
ーラー(軽荷重)で貼りつけ、その上から2kgゴムロ
ーラーにて1往復し、密着させる。そのまま温度23
℃、湿度55±5%RHの条件下で1日放置し、その後
25mm幅の短冊状に切り取る。これを引張試験機(東
洋精機(株)製ストログラフ)に取り付けガラス板を固
定し、積層フィルムの方を、300mm/分で180°
にて引張り、その強度をもって常態粘着力とする。
【0048】(2)保持力 積層フィルムを20mm幅×100mm長さに切り取
り、洗浄されたガラス板の上に、常態粘着力測定方法と
同様に貼り付ける。この時、積層フィルムとガラス板の
貼付け面積が20mm×20mmになるようにする。こ
れを自動検知保持力試験機(ユニ工業(株)製)にガラ
ス板の方を固定し取り付ける。この時、雰囲気温度を8
0℃にし、また積層フィルムの方に1kgのおもりをぶ
ら下げ、1時間後のズレを読み取り、保持力とする。
【0049】(3)水噴霧後のガラス粘着力 10cm×20cmの洗浄されたガラス板の上に、2m
lの水を噴霧する。その後すぐに積層フィルムを貼り合
せ、スキージで中心部から外に向かって余分な水を掃い
て除去した後、ローラーにて密着させる。そして6時間
維持後の粘着力を常態粘着力と同じ方法で測定する。
【0050】(4)粘着剤残り評価 常態粘着力測定と同様に作成したサンプルを、貼付け後
70℃の温度下で、1週間放置する。その後、10m/
分の速度で積層フィルムを引き剥がし、ガラス板上の粘
着剤の残り具合を観察し、下記の基準で評価する。 ○:粘着剤の残りが全くない △:粘着剤の残りが1mm角以上の大きさのものが1個
/100cm2 ×:粘着剤の残りが。1mm角以上の大きさのものが1
個/100cm2より多い
【0051】(5)紫外線、赤外線、可視光線透過率 可視光線透過率は450〜700nmの波長において、
透過率を測定(島津製作所、UV−310PC型)す
る。50nm毎に太陽エネルギー強度と透過率の積を計
算する。その総和を450〜700nmでの太陽エネル
ギー強度の総和で割ることにより規格化して求める。そ
して以下の基準で評価する。 ○:可視光線透過率が65%以上 △:可視光線透過率が50%以上 ×:可視光線透過率が50%未満
【0052】紫外線として450nm以下の波長、赤外
線として700nm以上の波長の透過率を可視光線と同
様に測定し、以下の基準で評価する。 ○:紫外線、赤外線とも50%未満 ×:紫外線、赤外線いずれかが50%以上
【0053】(6)飛散防止性 30cm×30cm、厚み3mmのガラス板に、水噴霧
後の粘着力測定時のサンプル作成と同じ方法で、積層フ
ィルムを貼付ける。このガラス板の真ん中をフィルムの
貼っていない側から金属ハンマーでたたき、ガラスの飛
散の状況を確認する。 ○:飛散したガラスの総量が70g以下で、一片の質量
が30g以下 △:飛散したガラスの総量が100g以下で、一片の質
量が50g以下 ×:飛散したガラスの総量が100gより重く、一片の
質量が50gより重い
【0054】[実施例1]アクリル系粘着剤として、主
モノマーとして、ブチルアクリレート、コモノマーとし
てメチルアクリレートを3:1の比で、酢酸エチルの溶
剤下で反応触媒としてアゾビスイソブチロニトリルを用
い溶液重合し、重量平均分子量約65万の粘着剤用ポリ
マーを調製した。この粘着剤用ポリマーにイソシアネー
ト系架橋剤を添加し、厚さ50μmの二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムのコロナ処理を行った面
に、乾燥後の厚みが20μmに成るよう塗布した。この
積層フィルムの特性を表1に示す。
【0055】[実施例2]厚さ50μmの二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルムの片面に、厚さ30n
mの酸化インジウム層(金属酸化物層:第1層)を設け
た。この第1層の表面に、第2層として厚さ15nmの
銀薄膜層を設け、次にその表面に第3層として厚さ30
nmの酸化インジウム層を設けた。なお、第1層〜第3
層の形成は、いずれも真空下(5×10-5Torr)で
のスパッタリング法で実施し作成した。次に、上記金属
層を設けた面と反対面にコロナ処理を行った後、実施例
1と同様に粘着剤を作成し、さらにUV吸収剤(チヌビ
ン328(チバガイギー製))を添加し、この粘着剤組
成物をフィルムのコロナ処理面に塗布した。この積層フ
ィルムの特性を表1に示す。
【0056】[比較例1]アクリル系粘着剤として、主
モノマーとして、ブチルアクリレートのみを、酢酸エチ
ル/トルエン(混合比1/1)の溶剤下で反応触媒とし
てアゾビスイソブチロニトリルを用い溶液重合し、重量
平均分子量約35万のものを調製した。この粘着剤にイ
ソシアネート系架橋剤を添加し、厚さ50μmの二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルムのコロナ処理を
行った面に、乾燥後の厚みが20μmに成るよう塗布し
た。この積層フィルムの特性を表1に示す。
【0057】
【表1】 -------------------------------------------------------------- 実施例1 実施例2 比較例1 -------------------------------------------------------------- ガラス常態粘着力(g/cm) 550 550 400 保持力(mm) 0 0 5 噴霧後のガラス粘着力(g/cm) 150 140 65 フィルム浮き・ハガレ なし なし 初期にハガレ 粘着剤残り ○ ○ △ 可視光線透過率 ○ ○ ○ 紫外線・赤外線透過性 × ○ × 飛散防止性能 ○ ○ △ --------------------------------------------------------------
【0058】表1より明らかなように、実施例に示した
本発明の窓貼り用積層フィルムは、施工時の水貼り後も
容易に剥がれることなく、すぐに粘着力が発現し、ま
た、剥がした後も粘着剤の残りがなく、更に高い粘着力
を有することで飛散防止性能に優れるものである。さら
に、フィルム上に設けた金属層、及び粘着剤に添加した
UV吸収剤の組み合わせを行えば、該積層フィルムの付
加価値として、紫外線や赤外線のカットができ、車内や
室内には可視光のみを取り入れることが可能となる。
【0059】
【発明の効果】本発明の窓貼り用積層フィルムは、自動
車や建物等の窓ガラスに貼り付ける際、容易に貼り直し
ができ、またこの時水貼りした時も剥がれることがない
粘着剤を使用することで、施工性が良い。また、剥がす
必要がある時は粘着剤残りが生じることがなく、さら
に、特殊な金属蒸着層を設けることで、高透明で、かつ
熱線や紫外光の透過を押さえ、その上、飛散防止性能に
優れる窓貼り用積層フィルムとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 17/10 B32B 17/10 27/36 27/36 C03C 17/32 C03C 17/32 C Fターム(参考) 4F100 AA17C AB01C AB24C AK01A AK25B AK41A BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C CA16B EJ38A EJ55A GB08 JL13 JL13B JN01 YY00 4G059 AA01 FA19 FA27 FA28 FA29 FB03 GA02 GA04 GA17 4J004 AA10 AA11 AB01 CA04 CA05 CA06 CC02 EA01 FA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルム(A)の少なくと
    も片面に粘着剤層(B)を設けた積層フィルムであっ
    て、該積層フィルムの粘着剤層側の面をガラス板に貼り
    合せたときの特性が下記(1)〜(4)の条件を全て満
    足することを特徴とする窓貼り用積層フィルム。 (1)常態粘着力が300g/cm以上。 (2)荷重1kg、温度80℃の条件で保持力を測定し
    たときのズレが1時間後で3mm以下。 (3)水噴霧後のガラス板に貼り合せた後6時間維持後
    の粘着力が常態粘着力の20%以上。 (4)ガラス板と貼り合せ、温度70℃の条件で1週間
    維持した後、剥離したときの、ガラス板上に付着する1
    mm角サイズ以上の粘着剤残留物が100cm2当り1
    個以下。
  2. 【請求項2】 プラスチックフィルム(A)の表面に請
    求項1記載の粘着剤層(B)、さらに金属および/また
    は金属化合物層(C)を設けてなる積層フィルムであっ
    て、層構成がA/C/BまたはB/A/Cである窓貼り
    用積層フィルム。
  3. 【請求項3】 荷重1kg、温度80℃の条件で保持力
    を測定したときのズレが1時間後で1mm以下である請
    求項1または2記載の窓貼り用積層フィルム。
  4. 【請求項4】 ガラス板と貼り合せ、温度70℃の条件
    で1週間維持した後、剥離したときの、ガラス板上に付
    着する1mm角サイズ以上の粘着剤残留物が100cm
    2当りに存在しない請求項1または2記載の窓貼り用積
    層フィルム。
  5. 【請求項5】 プラスチックフィルム(A)が二軸配向
    ポリエステルフィルムである請求項1または2記載の窓
    貼り用積層フィルム。
  6. 【請求項6】 可視光線透過率が50%以上である請求
    項1または2記載の窓貼り用積層フィルム。
  7. 【請求項7】 可視光線透過率が65%以上である請求
    項1または2記載の窓貼り用積層フィルム。
  8. 【請求項8】 請求項1または2記載の窓貼り用積層フ
    ィルムの粘着剤層(B)の上に剥離紙を積層してなる積
    層体。
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